JPH1042529A - モータアクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents

モータアクチュエータ及びその製造方法

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JPH1042529A
JPH1042529A JP21305896A JP21305896A JPH1042529A JP H1042529 A JPH1042529 A JP H1042529A JP 21305896 A JP21305896 A JP 21305896A JP 21305896 A JP21305896 A JP 21305896A JP H1042529 A JPH1042529 A JP H1042529A
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Yukinobu Kujira
行伸 鯨
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増やさずに、モータから給電端子
を経て振動が伝わることを防止し、かつ、組み付けの自
動化構成も可能なモータアクチュエータ及びその製造方
法を提供すること。 【解決手段】 ハウジング10に、端子22を有するモ
ータ20を取り付ける工程と、固定部32とクリップ部
40と配線プレート38と仮連結部44とを一体的に有
する導電ユニット30をハウジング10に取り付ける工
程と、モータ20の端子22とクリップ部22とを接続
する工程と、上記全ての工程の終了後に、仮連結部44
の除去部44aを切断して除去する工程と、を含み、配
線プレート38は、モータ20からの振動を吸収できる
程度の柔軟性を有するように、細長く形成されることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータアクチュエ
ータ及びその製造方法に関し、特に、モータからの振動
を伝えにくくするモータアクチュエータ及びその製造方
法に関する。
【0002】
【発明の背景】モータアクチュエータとして、例えば特
開平3−183338号公報に記載されるように、モー
タ及び導電板をハウジングに収納するものが知られてい
る。ただし、この公報に記載されるものは、半田付けを
必要とするので、自動的な組み付けには向いていない。
【0003】また、実開平2−146966号公報に
は、モータ端子と、モータへの給電端子としての接続片
と、を上下のハウジングで挟むことで電気的接続を図る
構成が開示されている。この構成によれば、組み付けの
自動化は可能であるが、モータ内部のコンミテータとブ
ラシの接触により発生するブラシの振動が、このブラシ
と一体化したモータ端子に伝達していくため、このモー
タ端子から直接ハウジングに伝わって、これが騒音の問
題となる。
【0004】あるいは、ハウジングから立ち上げられた
プレートに、クリップ部を形成しておき、このクリップ
部にてモータ端子を挟む構成が考えられる。しかしなが
ら、この構成では、モータ端子の振動によってプレート
が共振し、モータ端子の振動を増幅することがあり得
る。そこで、プレートをゴムで押さえつけることもでき
るが、部品点数が増えて、コストが上がる。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、部品点数を増やさずに、モータから給電端子を経て
振動が伝わることを防止し、かつ、組み付けの自動化構
成も可能なモータアクチュエータ及びその製造方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ハウジングに、給電用の端
子を有するモータを取り付ける工程と、前記ハウジング
との固定部と、前記端子を挟んで電気的に接続するクリ
ップ部と、前記クリップ部から電源側に導通する導通部
と、前記固定部と前記クリップ部との間の仮連結部と、
を一体的に有する導電ユニットを、前記ハウジングに取
り付ける工程と、前記モータの端子と、前記導電ユニッ
トのクリップ部と、を接続する工程と、前記全ての工程
の終了後に、前記仮連結部の少なくとも一部を切断して
除去する工程と、を含み、前記導通部は、前記固定部か
ら前記クリップ部までを迂回させて形成されることを特
徴とする。
【0007】本発明によれば、モータと導通部とは、ク
リップ部が端子を挟むことで電気的に接続される。した
がって、半田付けを省略できるので、組み付けの自動化
が容易である。また、導通部において、モータからの振
動を吸収するので、振動による騒音を防止することがで
きる。
【0008】さらに、固定部とクリップとの間には、導
通部の他に仮連結部が設けられているので、モータの端
子とクリップ部とを接続する作業を行い易くなってい
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のモ
ータアクチュエータの製造方法において、前記導電ユニ
ットを前記ハウジングに取り付けてから、前記仮連結部
を弾性変形させて前記モータを取り付け、応力によって
前記仮連結部の元に戻しながら、前記クリップ部に前記
モータの端子を挿入することを特徴とする。
【0010】本発明によれば、仮連結部を撓ませるなど
の工程を行い、モータを取り付けると仮連結部を元に戻
すだけで、クリップ部と端子との接続を行うことができ
る。
【0011】請求項3記載の発明は、ハウジングと、端
子を有するモータと、前記端子に電力を供給する導電ユ
ニットと、を有するモータアクチュエータにおいて、前
記導電ユニットは、前記ハウジングとの固定部と、前記
端子を挟んで電気的に接続するクリップ部と、前記クリ
ップ部から電源側に導通する導通部と、を一体的に有
し、前記導通部は、前記固定部から前記クリップ部まで
を迂回させて形成されることを特徴とする。
【0012】本発明は、上述した方法で製造されるの
で、部品点数を増やさずに、モータから振動が伝わるこ
とを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図4は、本実施形態に
係るモータアクチュエータの内部を示す図である。
【0014】このモータアクチュエータは、車両のエア
コンユニットに取り付けられ、図示しないリンク機構な
どを介して、吹出口、温度コントロール又は内外気切換
等のダンパの開閉を制御するものである。
【0015】図4に示すように、このモータアクチュエ
ータは、モータ20と、減速ギア12、14、16と、
導電ユニット30と、を有し、ハウジング10及び図示
しないカバーがこれらを収納するようになっている。
【0016】モータ20は、DCモータである。モータ
20の回転軸20aには、ウォーム18が設けられて、
減速ギア12がウォームホイールとなり、減速ギア12
の回転は減速ギア14、16に伝達され、減速ギア16
に設けられた出力軸16aから回転力を出すようになっ
ている。
【0017】導電ユニット30は、固定部32が種々の
導電部材を一体化してなる。ここで、導電部材として、
ターミナルピン34、ブラシ36、配線プレート38及
びクリップ部40(図3参照)がある。固定部32は、
導電部材を樹脂にて一体化してハウジング10に固定す
るようになっている。なお、クリップ部40は、配線プ
レート38と一体化されることで、他の導電部材と一体
化されている。
【0018】ターミナルピン34は、コネクタのピンを
構成して電源等に接続されるもので、ブラシ36は、減
速ギア16の裏面に形成されたパターン基板(図示せ
ず)に摺動して、この減速ギア16の回転位置を検出す
るためのものである。
【0019】本実施形態は、配線プレート38及びクリ
ップ部40の周辺に特徴を有する。図1は、図4のI−
I線断面に対応する一部の拡大図であり、図2は、図4
の部分拡大図であり、図3は、図4のIII−III線断面に
対応する部分拡大図である。
【0020】配線プレート38及びクリップ部40は、
一対で設けられている。そして、各配線プレート38
は、各クリップ部40と一体的に構成されるとともに、
複数のターミナルピン34及びブラシ36のうちのいず
れかと電気的に接続されている。このため、固定部32
内には、配線プレート38とターミナルピン34又はブ
ラシ36とを接続するための、図示しない導電板が設け
られており、この導電板から屈曲して配線プレート38
が立ち上げ形成されている。また、配線プレート38
は、リード線程度の細さで形成されており、モータ20
からの振動を吸収できる程度の柔軟性を有する。さら
に、配線プレート38は、図3に示すように、矩形波状
に迂回して曲がって形成されているので、直線距離より
も長くなっている。したがって、配線プレート38を伝
わる振動を十分な距離で吸収できる。
【0021】クリップ部40は、図1に示すように、モ
ータ20の端子22を挟んで電気的に接続するもので、
先端が拡がって端子22を差し込みやすくなっている。
したがって、同図に二点鎖線で示す状態から元に戻すだ
けで、クリップ部40は端子22を挟むことができる。
【0022】一対のクリップ部40、40は、補強部4
2によって連結されている。詳しくは、補強部42は、
一方のクリップ部40と配線プレート38との接続部付
近から、他方のクリップ部40と配線プレート38まで
を連結している。これによって、クリップ部40、40
の間隔を一定に保つとともに、クリップ部40と配線プ
レート38との接続部の切断を防止している。また、補
強部42は、クリップ部40、40間の電気的な短絡を
防ぐために、絶縁樹脂で構成されている。
【0023】補強部42は、モータアクチュエータの製
造過程において、図3に二点鎖線で示すように、仮連結
部44によって固定部32に連結されている。詳しく
は、仮連結部44は、固定部32内の導電部材の一部を
屈曲させて立ち上げて樹脂にて覆って形成される立上部
32bと、製造工程において除去される除去部44a
と、で構成される。そして、固定部32と補強部42
と、を仮連結部44が連結している。この仮連結部44
の除去部44aは、クリップ部40とモータ20の端子
22とが接続された後に切断される。
【0024】つまり、ハウジング10に取り付けられる
前の導電ユニット30の構成は、固定部32と、仮連結
部44と、補強部42と、が連結されて一体化している
が、組み付け過程において、仮連結部44のうちの除去
部44aが取り除かれて、固定部32と補強部42とは
分離された状態となる。
【0025】こうすることで、モータ20の端子22と
固定部32との間には、配線プレート38のみが存在す
ることになる。この配線プレート38は、上述したよう
に振動を吸収するので、端子22からハウジング10へ
の振動の伝達を減少させることができる。
【0026】なお、除去部44aは、補強部42及び立
上部44bから切断されやすいように、切り目などが形
成されることが好ましい。
【0027】本実施形態は、上記のように構成されてお
り、以下その製造工程を説明する。まず、モータ20及
び減速ギア12、14、16を組み付ける前に、ハウジ
ング10に導電ユニット30を取り付ける。具体的に
は、導電ユニット30の固定部32をハウジング10に
固定する。この状態では、導電ユニット30は、固定部
32と仮連結部44と補強部42とが一体化している。
【0028】次に、図1に示すように、モータ20をハ
ウジング10に取り付ける。このとき、モータ20の端
子22に、導電ユニット30のクリップ部40が接触し
ないようにする。具体的には、仮連結部44の立上部4
4bを弾性変形させて撓ませた状態で一時的に保持し
て、その間にモータ20を組み付ける。そして、立上部
44bに対する力を弱めると、自然に立上部44bが元
の状態に戻っていき、クリップ部40に端子22が挿入
される。こうして、クリップ部40と端子22との電気
的接続がワンタッチで完了する。
【0029】続いて、図1及び図3に示すように、仮連
結部44のうち、除去部44aを切断して切り離す。そ
の後、減速ギア12、14、16を組み付ける。
【0030】以上の工程により製造されたモータアクチ
ュエータによれば、モータ20の端子22と固定部32
との間は、配線プレート38のみによって接続されてい
る。この配線プレート38は、振動を吸収できるほど、
細くて柔軟性を有しているので、モータ20から端子2
2を経て振動が伝わらないようになっている。したがっ
て、騒音の低減を図ることができる。また、上記製造方
法は、半田付けを省略できるので、組み付けの自動化が
容易である。
【0031】本発明の発明者等の実験によれば、本発明
を適用したモータアクチュエータは、ゴムブシュにより
振動を抑えた従来品とほぼ同様に騒音が低く、特に、高
周波域(8〜20kHz)では、従来品よりも優れてい
た。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】図4のI−I線断面に対応する一部の拡大図で
ある。
【図2】図4の部分拡大図である。
【図3】図4のIII−III線断面に対応する部分拡大図で
ある。
【図4】本実施形態に係るモータアクチュエータの内部
を示す図である。
【符号の説明】
10 ハウジング 20 モータ 22 端子 30 導電ユニット 32 固定部 38 配線プレート(導通部) 40 クリップ部 44 仮連結部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに、給電用の端子を有するモ
    ータを取り付ける工程と、 前記ハウジングとの固定部と、前記端子を挟んで電気的
    に接続するクリップ部と、前記クリップ部から電源側に
    導通する導通部と、前記固定部と前記クリップ部との間
    の仮連結部と、を一体的に有する導電ユニットを、前記
    ハウジングに取り付ける工程と、 前記モータの端子と、前記導電ユニットのクリップ部
    と、を接続する工程と、 前記全ての工程の終了後に、前記仮連結部の少なくとも
    一部を切断して除去する工程と、 を含み、 前記導通部は、前記固定部から前記クリップ部までを迂
    回させて形成されることを特徴とするモータアクチュエ
    ータの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモータアクチュエータの
    製造方法において、 前記導電ユニットを前記ハウジングに取り付けてから、
    前記仮連結部を弾性変形させて前記モータを取り付け、
    応力によって前記仮連結部の元に戻しながら、前記クリ
    ップ部に前記モータの端子を挿入することを特徴とする
    モータアクチュエータの製造方法。
  3. 【請求項3】 ハウジングと、端子を有するモータと、
    前記端子に電力を供給する導電ユニットと、を有するモ
    ータアクチュエータにおいて、 前記導電ユニットは、前記ハウジングとの固定部と、前
    記端子を挟んで電気的に接続するクリップ部と、前記ク
    リップ部から電源側に導通する導通部と、を一体的に有
    し、 前記導通部は、前記固定部から前記クリップ部までを迂
    回させて形成されることを特徴とするモータアクチュエ
    ータ。
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