JPH1042463A - 電流差動保護継電方式 - Google Patents

電流差動保護継電方式

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JPH1042463A
JPH1042463A JP8191282A JP19128296A JPH1042463A JP H1042463 A JPH1042463 A JP H1042463A JP 8191282 A JP8191282 A JP 8191282A JP 19128296 A JP19128296 A JP 19128296A JP H1042463 A JPH1042463 A JP H1042463A
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JP
Japan
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substation
circuit breaker
substations
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JP8191282A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kanayama
哲也 金山
Atsuhiko Terada
敦彦 寺田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の変電所間を保護対象区間とする電流差
動リレーにおいて、保護区間内に系統を分離する分割遮
断器が設置され、分割遮断器「切」の状態時には、系統
は2つのに分離されるが、一方の系統で事故が発生した
場合でも、全変電所の電流差動リレーが動作して遮断器
をトリップする。事故と無関係な系統まで遮断され安定
した電力供給上好ましくない。 【解決手段】 図1の休止端判定回路に、保護区間変更
回路5を設ける。保護区間変更回路5は、A変電所から
みて分割遮断器より以遠の変電所(C,B)に、分割遮
断器「切」信号が入力したとき、16C,16Dの休止
信号を他の変電所に送出する作用をなし、この信号を受
けた他の変電所は、C,D変電所を休止変電所と判定し
て送られてきた電流データを強制的に零とすることによ
り、分割遮断器以遠の事故に影響されないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の変電所間を
保護対象区間とする電流差動保護継電方式に関し、特
に、保護区間内の運用形態によって保護区間を自動的に
切り換える機能を持つようにした継電方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の変電所間を保護の対象区間とする
電流差動保護継電方式においては、各変電所に電流差動
継電装置(以下、電流差動リレーと称す)を設け、各々
の変電所で取り込まれた電流情報をメタル又は光ファイ
バーケーブル等の伝送路で相手方の変電所に送り出し、
相手側(自分側も該当)の変電所に設置されている電流
差動リレーでは、自分が取り込んだ電流情報と相手変電
所から送られてきた電流情報の総和を演算し、差電流の
有無を検出する。
【0003】通常は、保護対象区間に流入する電流と流
出する電流は等しいので、差電流は零となるが、保護対
象区間内で事故が発生している場合には差電流が発生す
るため、差電流の有無はそのまま事故の有無と関連づけ
ることができる。
【0004】図5はこの従来の電流差動保護継電方式の
系統図で、A,B,C,Dの4つの変電所間の送電線路
が保護対象区間とした例を示し、A〜Dの各変電所には
夫々電流差動リレー1A,1B,1C,1Dが設置され
ており、各電流差動リレーは、光ファイバー等の伝送路
2によって接続されている。
【0005】A〜Dの各変電所内には、電流差動リレー
によって入,切作動されるA端〜D端遮断器3A,3
B,3C,3Dが設けられており、保護対象区間内、例
えばア点で事故が起きると、電流差動リレー1A〜1D
は通常すべて動作し、全変電所の遮断器3A〜3Dがト
リップされるようになっている。
【0006】また、各電流差動リレー1A〜1D内に
は、図6に示すような休止端判定回路が設けられてい
る。この休止端判定回路は、自変電所(図6ではA変電
所)以外の各変電所の遮断器の入,切信号(情報)と伝
送不良信号(情報)とを取り込み、抑止回路11とNO
R回路13に並列に入力し、抑止回路11の出力はタイ
マ12を介してフリップフロップ回路15のセット端子
Sに、またNOR回路13の出力はタイマ14を介して
フリップフロップ回路15のリセット端子Rに入力し、
フリップフロップ回路15から、自端伝送不良および自
端遮断器「切」のときに自端休止信号を出力する。10
はこの休止信号発生部を示す。なお、各数字に付したB
〜Dの符号は、各B変電所〜D変電所用の回路を示し、
タイマ12,14に付してある数値は、オンタイムを示
している。
【0007】この休止端判定回路は、自端遮断器が
「切」の状態の時に、遮断器と自変電所の変流器CT間
で事故が起きた場合の「盲点故障」を検出するもので、
例えば、図5のA端遮断器3Aが故意に遮断されたよう
な場合には、A変電所を休止変電所として取り扱い、他
のB〜D変電所に休止信号16Aを送信する。この休止
信号を受けた他のB〜D変電所では、A端遮断器を休止
端として扱い、A変電所から送られてきた電流データを
強制的に零として取り扱うようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のような電流差動
継電方式では、保護対象区間が固定され、保護対象区間
内の事故で、全変電所の遮断器をトリップさせるため、
事故とは無関係の系統まで遮断される。特に、図7に示
すように、保護対象区間内に系統を分離するための分割
遮断器4が設置されている場合、この分割遮断器4が
「切」の状態の時には系統A,Bの変電所間と、C,D
の変電所間の2つに分離される。この分離されている状
態のときに、例えば、C変電所とD変電所間のイ部に事
故が発生した場合、従来の方式ではA〜Dの全変電所の
遮断器3A〜3Dをトリップさせてしまうので、事故と
無関係な系統(A−B変電所間)まで切ることになる。
【0009】より安定した電力供給の観点からこのよう
な事態は極力避けることが望ましい。
【0010】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、分割遮断器によって系統が分離されている場
合は、故障を生じた系統のみを遮断し、他の健全系統に
は影響をおよぼさないようにするとともに、分割遮断器
が入りの状態で故障が発生した場合は、分割遮断器を遮
断して系統を分離し、故障のある系統のみを遮断して安
定な電力供給に寄与する電流差動保護継電方式を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の課
題を解決するための手段は、複数の変電所間を保護対象
区間として各変電所間を伝送路で連絡し、各変電所は自
変電所で取り込んだ電流情報を他の変電所に送信すると
ともに、他の変電所からの電流情報を受信して、自変電
所が取り込んだ電流情報と他の変電所から送られてきた
電流情報の総和を演算して差電流によって事故を判断
し、事故時に各変電所の遮断器をトリップし、且つ、自
変電所の遮断器を「切」状態としたときは、休止信号を
他の変電所に送出し、他の変電所はこれを受け「切」状
態の変電所から送られてきた電流データを強制的に零と
する休止判定機能を備えた変電所の保護継電方式におい
て、前記保護対象区間に系統を分離するための分割遮断
器を設け、この分割遮断器の「切」情報で、保護区間が
自動的に切り換わるようにして遮断対象区間を最小限と
するものである。
【0012】そして、分割遮断器によって分離された系
統の変電所は、分割遮断器の「切」情報で他の系統内の
変電所を休止変電所と判定して保護区間から外し、自保
護区間内の事故に対してのみ動作するようにする。
【0013】また、分割遮断器「入」状態の時に事故が
発生した時は、分割遮断器を「切」状態として保護対象
区間内の系統を分離し、この「切」の情報で他の系統内
の変電所を休止変電所と判定して保護区間から外し、自
保護区間内の事故に対してのみ動作するようするもので
ある。
【0014】更に、上記の自保護区間内の事故時に、自
端遮断器トリップ信号出力部にオンタイマを設けて、演
算時間や機構の動作時間等による信号遅れに起因する誤
動作を防止するようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施の形態における
休止端判定回路で、図6の従来の休止端判定回路に保護
区間変更回路5を新たに設けたものである。図1は図6
同様、A変電所に設置された電流差動リレー1A内の休
止端判定回路を示し、図6と同一又は相当部分には、こ
れと同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0017】この保護区間変更回路5は、A変電所から
みて分割遮断器4が設置されている変電所、即ち、図7
のC変電所およびそれ以遠のD変電所用の休止信号発生
部10Cと10Dに設けられ、該休止信号発生部10
C,10Dの入力側にC端遮断器3Cおよび4Cの遮断
器操作情報(信号)と分割遮断器4の「切」信号をOR
回路16および17を介して入力し、分割遮断器4の
「切」信号DSが伝送路2を介して保護区間変更回路5
に入力されたとき、その信号DSはOR回路16−抑止
回路11C−タイマ12C−フリップフロップ回路15
Cのセット端子Sに、同様にOR回路17−抑止回路1
1D−タイマ12D−フリップフロップ回路15Dのセ
ット端子Sに入力され、フリップフロップ回路15Cお
よび15DからC端休止信号16CおよびD端休止信号
16DがA変電所とB変電所に出され、A,B各変電所
では、これを受けてC変電所およびD変電所を休止変電
所と判定し、以降C変電所およびD変電所から送られて
くる電流データは零として取り扱う。
【0018】このように保護区間変更回路5を設けるこ
とで、後述するように、図7の分割遮断器4が「切]の
状態で、同図イ部に事故が発生した場合は、C変電所と
D変電所の電流差動リレー1C,1Dが動作して、C端
とD端遮断器3C,3Dのみが遮断され、A変電所,B
変電所側には何等影響を与えることがなくなる。
【0019】図7において、分割遮断器の「切」状態の
ときに、イ部に事故が発生したとき、保護区間変更回路
5がある場合と、無い場合のA〜D各変電所の差電流の
演算結果及び電流差動リレーの応動の有無は、表1およ
び表2のようになる。表1は従来の継電方式で保護した
場合、表2は本発明を適用した場合を示している。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】以上の第1の実施の形態は、分割遮断器が
遮断している状態で事故が発生した場合に、遮断対象区
間を最小限に抑える方式であるが、第2の実施の形態は
分割遮断器が「入」の状態の時に事故が発生した場合、
分割遮断器を遮断させて故障区間を最小限に抑える方式
に関するものである。
【0023】図2は本発明の第2の実施の形態における
差動電流保護方式のシーケンス回路を示し、第1の実施
の形態に更に分割遮断器操作部20を設けたものであ
る。
【0024】図2は、図1と同様に、A変電所における
シーケンス回路を示し、分割遮断器操作部20は、AN
D回路21と抑止回路22およびオンタイマ23を有
し、AND回路21は分割遮断器の「切」信号DSと差
電流演算・リレー判定部6の出力信号bを入力し、出力
信号dはオンタイマ23を介して自端遮断器トリップ信
号eを出力する。また、抑止回路22は、差電流演算・
リレー判定部6の出力信号bと分割遮断器の「切」信号
Sを抑止端を介して入力し、分割遮断器トリップ信号
cを出力する。
【0025】図7の系統図で分割遮断器4が「入」の状
態の時にウ部で事故が発生した場合の動作について説明
すると、各変電所の電流差動リレーは次の順序で動作、
または不動作に至る。
【0026】(1)分割遮断器「入」時に図7中のウ部
に事故が発生。
【0027】(2)差動演算結果が表1に示すように、
全変電所ともIfとなり、事故を検出する。
【0028】(3)この時点では、分割遮断器「入」の
状態で、まだDS信号はないので、差電流演算・リレー
判定部6から出力された出力信号bで図2の抑止回路2
2から分割遮断器トリップ信号cが出力される。AND
回路22の自端遮断器トリップ信号は出力されない。
【0029】(4)分割遮断器トリップ信号cにより分
割遮断器4が遮断される(分割遮断器4が設置されてい
ない変電所では、この出力が無効なものとなる)。
【0030】(5)分割遮断器が「切」となり、分割遮
断器「切」信号DSが入力し(図2)、A変電所からみ
て分割遮断器以遠の変電所(C,D)が休止変電所と判
定される。
【0031】(6)休止変電所と判定された変電所から
送られてきた電流情報は強制的に「零」と書き換えられ
るため、事故が分割遮断器以遠で起きている場合には、
差動演算結果は零となり、リレー動作は出力されなくな
る。事故が分割遮断器よりも手前で起きている場合に
は、差動電流演算結果はIfとなりリレー動作は継続し
て出力される。
【0032】(7)リレー動作が継続して出力されてい
る場合には、図2の回路により、自端遮断器トリップ信
号eが出力される。リレー動作が出力されていない場合
には、自端遮断器トリップ信号は出力されないので、自
端遮断器はトリップしない。
【0033】このように、図7のウ部で事故が発生して
場合、第2の実施の形態を適用した場合には、実際にト
リップする遮断器は、分割遮断器4,A変電所のA端遮
断器3A,B変電所のB端遮断器3Bの3箇所となり、
分割遮断器「入」の状態で事故が起きた場合でも、分割
遮断器を遮断して、健全回線を切り離すので、故障分離
区間を最小限に抑えられる。
【0034】図3は自端遮断器トリップ信号にオンタイ
マ23を設けて、自端遮断器トリップの誤出力を防止す
る場合のタイムチャートを示す。
【0035】同図において、a〜eの信号は図2のa〜
e端の信号を表し、aは電流差動リレーが取り込む分割
遮断器4の情報(分割遮断器そのものが動作した後、補
助リレーや伝送路を介して電流差動リレーに情報が取り
込まれるため、この情報は分割遮断器そのものの動作
(次のb)に対して若干の時間差を持つ)。
【0036】fは分割遮断器そのものの応動,bはリレ
ー動作,cは分割遮断器トリップ指令,dは自端遮断器
トリップ,eは自端遮断器トリップ指令の各信号を示し
ている。
【0037】なお、この図3は図7のウ部で事故が発生
した場合のC変電所に設置されている電流差動リレーの
応動を示したものである。
【0038】図3に示すように、分割遮断器そのものが
動作したfから、その情報を電流差動リレーが分割遮断
器切信号aとして取り込むまでの間にはT2の如く若干
の時間差が生ずる。逆に、電流差動リレーから分割遮断
器に対して分割遮断器トリップ指令信号cが出された場
合も、その情報が分割遮断器そのものに伝わるまでには
1の如き若干の時間差がある。従って、事故発生によ
り、リレーが動作した場合(b)、分割遮断器に対して
トリップ指令が出されてから、確実にトリップした、と
いうアンサーが返ってくるまでは、トータルしてT1
2の時間差が生じることになる。
【0039】また、図2のシーケンス回路図において、
分割遮断器「切」の情報DSをもらうことにより、分割
遮断器以遠の変電所は休止変電所と判定されるが、差電
流演算・リレー判定部6の出力は判定のために若干の演
算時間を必要とするため、分割遮断器「切」の情報が取
り込まれた場合、その条件に伴ったリレー動作判定(図
2のAND回路21の出力d)が出力されるまでには、
やはりT3の如き若干の時間差が生じる。従って、分割
遮断器以遠の事故であってもAND回路21の出力dに
はT3なる時間分だけONになる時間帯が存在する。こ
のため、AND回路21の出力側にオンタイマ23を設
ける。もし、このオンタイマ23がなかった場合には、
自端遮断器トリップ信号が出力され、誤動作の原因とな
る。これを防止するために、オンタイマ23のオンタイ
ムTの値をT>T3となるように設定すれば、図3のe
の如く誤動作は完全に防止される。
【0040】図4は、図7のD変電所に本発明を適用し
た場合の例のシーケンス回路を示している。
【0041】以上のように第2の実施の形態において
は、第1の実施の形態に分割遮断器操作部20を設けた
ものであるから、分割遮断器「入」の場合には、常時の
保護は全変電所間一括で行い、分割遮断器「切」の時は
分離されている系統毎で個別に保護を行うことができ、
分割遮断器の条件によって瞬時にして一括保護か個別保
護のどちらかに切り換えることができ運用形態を変える
ことが可能となる。
【0042】なお、上記の実施の形態は、保護対象区間
内を2系統に分離した場合について説明したが、保護対
象区間が広い場合、又は遮断区間を最小とする場合等に
おいては、分割遮断器を2以上設けて分離系統を2以上
とし、分割遮断器で切り離された系統を休止変電所と判
定して取り扱い、自系統のみを保護対象区間とすれば同
様の作用効果が生ずることは明らかである。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、分割遮断器の条
件を休止端判定部に盛り込むことにより、系統が分離さ
れた時でも保護区間を必要最小限に抑え、事故に無関係
な系統まで遮断するようなことがなくなる。
【0044】また、分割遮断器「入」の場合には、保護
が全変電所間一括で行い、分割遮断器「切」の時は分離
されている系統毎で個別に保護を行う等、分割遮断器の
条件によって瞬時にして一括保護か、個別保護のどちら
かに切り換える事が可能であるから、運用形態を変える
毎に装置を設定し直す手間が一切無くなる。
【0045】更に、分割遮断器を、装置から遮断する機
能を付加したので、分割遮断器「入」の時に起きた事故
でも、遮断対象区間を全変電所間一括保護の場合よりも
狭められる。
【0046】また、自端遮断器トリップの信号の出力部
にオンタイマを設けることにより、分割遮断器「入」時
に分割遮断器以遠の事故で自端遮断器が誤動することが
防止される。
【0047】等の種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の休止端判定回路。
【図2】本発明の第1の実施の形態のシーケンス回路。
【図3】本発明の説明のためのタイムチャート。
【図4】本発明の第2の実施の形態のシーケンス回路。
【図5】従来の電流差動保護継電方式の系統図。
【図6】従来の休止端判定回路。
【図7】電流差動保護継電方式の他の系統図。
【符号の説明】
1A〜1D…電流差動保護継電装置(電流差動リレー) 2…伝送路 3A〜3D…遮断器 4…分割遮断器 5…保護区間変更回路 6…差電流演算・リレー判定部 10…休止信号発生部 20…分割遮断器操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変電所間を保護対象区間として各
    変電所間を伝送路で連絡し、各変電所は自変電所で取り
    込んだ電流情報を他の変電所に送信するとともに、他の
    変電所からの電流情報を受信して、自変電所が取り込ん
    だ電流情報と他の変電所から送られてきた電流情報の総
    和を演算して差電流によって事故を判断し、事故時に各
    変電所の遮断器をトリップし、且つ、自変電所の遮断器
    を「切」状態としたときは、休止信号を他の変電所に送
    出し、他の変電所はこれを受け「切」状態の変電所から
    送られてきた電流データを強制的に零とする休止判定機
    能を備えた変電所の保護継電方式において、 前記保護対象区間に系統を分離するための分割遮断器を
    設け、この分割遮断器の「切」情報で、保護区間が自動
    的に切り換わるようにしたことを特徴とする電流差動保
    護継電方式。
  2. 【請求項2】 分割遮断器によって分離された系統の変
    電所は、分割遮断器の「切」情報で他の系統内の変電所
    を休止変電所と判定して保護区間から外し、自保護区間
    内の事故に対してのみ動作するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の電流差動保護継電方式。
  3. 【請求項3】 分割遮断器「入」状態時に事故が発生し
    た時は、分割遮断器を「切」状態として保護対象区間内
    の系統を分離し、この「切」の情報で他の系統内の変電
    所を休止変電所と判定して保護区間から外し、自保護区
    間内の事故に対して自端遮断器トリップ信号を出力して
    自端遮断器を遮断するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の電流差動保護継電方式。
  4. 【請求項4】 自保護区間内の事故時に、自端遮断器ト
    リップ信号の出力部にオンタイマを設けて、信号遅れに
    よる誤動作を防止するようにしたことを特徴とする請求
    項2又は3記載の電流差動保護継電方式。
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