JPH1041717A - 電極取り出し部材、誘電体同軸共振器、及び該誘電体同軸共振器の共振周波数の調整方法 - Google Patents

電極取り出し部材、誘電体同軸共振器、及び該誘電体同軸共振器の共振周波数の調整方法

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JPH1041717A
JPH1041717A JP21512096A JP21512096A JPH1041717A JP H1041717 A JPH1041717 A JP H1041717A JP 21512096 A JP21512096 A JP 21512096A JP 21512096 A JP21512096 A JP 21512096A JP H1041717 A JPH1041717 A JP H1041717A
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JP
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electrode
coaxial resonator
resonance frequency
dielectric
frequency
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JP21512096A
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Naoyuki Asada
尚幸 浅田
Kazuo Okamura
和男 岡村
Mayumi Yoshino
真由美 吉野
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Nippon Antenna Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、誘電体同軸共振器の共振周波数特性
は、誘電体磁器の開放端面の研磨処理により行われてい
た。しかし、上記研磨処理による共振周波数の調整は、
共振周波数を高周波側に移動させる場合のみに可能であ
り、共振周波数を低周波側に移動させる場合には、適当
な方法がないため、研磨作業が慎重になり、時間がかか
るという課題があった。 【解決手段】 略円筒形状の胴体部11が長さ方向にわ
たり切除され、胴体部11の一端から胴体部11に対し
てほぼ垂直方向に放射状に周波数調整用部材12が延設
され、胴体部11の同一端より接続端子13が延設され
ている電極取り出し部材10を、内部電極23及び外部
電極24a、24bを有する略肉厚円筒形状の誘電体磁
器21の貫通孔22に挿入、接続し、周波数調整用部材
12を誘電体磁器21の開放端面21cより離すことに
より共振周波数を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電極取り出し部材、
誘電体同軸共振器、及び該誘電体同軸共振器の共振周波
数の調整方法に関し、より詳細には携帯電話、自動車電
話等の無線通信機器用フィルタや発振器等に用いられる
誘電体同軸共振器を構成する電極取り出し部材、誘電体
同軸共振器、及び該誘電体同軸共振器の共振周波数の調
整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体同軸共振器を使用した無線通信機
器用フィルタや発振器は、自動車電話、携帯電話等の移
動無線通信における基地局、中継局、携帯電話器等とし
て使用されており、今後も多くの需要が見込まれてい
る。
【0003】図5(a)は従来のこの種の誘電体同軸共
振器及び周辺部材を模式的に示した断面図であり、
(b)は(a)におけるA−A線断面図である。誘電体
同軸共振器40は、誘電体磁器21、内部電極23、外
部電極24a、24b、及び電極取り出し部材31によ
り構成されている。誘電体磁器21は高誘電率材料によ
り構成され、略厚肉円筒形状をなしており、この誘電体
磁器21の内部には貫通孔22が形成され、貫通孔22
の表面には内部電極23が形成されている。また、誘電
体磁器21の外周壁21aには外部電極24aが、一端
面21bには外部電極24bが形成されており、端面2
1bと対向する面(以下、開放端面と記す)21cには
電極が形成されておらず、開放されている。従って、外
部電極24aと内部電極23とは外部電極24bを介し
て接続されており、これら外部電極24a、24b及び
内部電極23はハンダ26を介して基板35上に形成さ
れた接地用電極37と接続されている。一方、誘電体磁
器21の開放端面21c近傍における貫通孔22内には
電極取り出し部材31を構成する略厚板状の接続部32
が挿入され、接続部32はハンダ26を介して内部電極
23に接続されている。電極取り出し部材31は、接続
部32、接続部32の一端面から延設され、誘電体磁器
21の開放端面21cに当接した略三角形板形状のスト
ッパ部33、ストッパ部33の一端面からさらに延設さ
れ、基板35上に載置されたコンデンサ27(電極27
a)にハンダ26を介して接続された略直方体板形状の
導出部34により構成されており、内部電極23はこの
電極取り出し部材31を介してコンデンサ27の電極2
7aに接続されている。
【0004】コンデンサ27に形成された他方の電極2
7bはハンダ26を介して基板35上の信号用電極36
に接続されており、誘電体同軸共振器40、コンデンサ
27、及び基板35上又は基板35上部に形成するイン
ダクタンスを構成する巻線コイル(図示せず)を組合せ
ることにより、フィルタや発振器が構成される。
【0005】誘電体同軸共振器40を作製する場合、ま
ず、開放端面21cに研磨処理を施して外部電極24a
及び内部電極23の長さを調整することにより、共振周
波数を微調整する。次に、開放端面21c近傍の内部電
極23内にハンダペーストを塗布し、開放端面21c側
から観察しながら電極取り出し部材31の接続部32を
内部電極23内の前記ハンダペースト部分に挿入した
後、前記ハンダペーストをリフローさせると、電極取り
出し部材31が内部電極23に接続・固定される。この
後、ハンダ26を介して外部電極24a下部を接地用電
極37に接続すると共に、ハンダ26を介して電極取り
出し部材31の導出部34を基板35上のコンデンサ2
7に接続すると、誘電体同軸共振器40が基板35上に
実装される。
【0006】この誘電体同軸共振器40を用いる際、高
周波信号が外部電極24aに入力されると、外部電極2
4a、24b、内部電極23を介して、例えば誘電体同
軸共振器40とコンデンサ27により決定される周波数
をトラップした信号が信号用電極36に出力されされ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した誘電体同軸共
振器40においては、誘電体磁器21の製造段階や内部
電極23、及び外部電極24a、24bの形成段階で完
全に共振周波数特性を目標に一致させることは難しく、
上述したように内部電極23、及び外部電極24a、2
4bを有する誘電体磁器21の開放端面21cに研磨処
理を施すことにより共振周波数を調整する。また、上記
したフィルタを構成した場合、誘電体同軸共振器40だ
けでなく、コンデンサ27の電極27a、27bの研磨
処理を行うことによっても共振周波数を調整することが
できる。
【0008】しかし、上記研磨処理による共振周波数の
調整は、共振周波数を高周波側に移動させる場合のみに
可能であり、共振周波数を低周波側に移動させる場合に
は、適当な方法がなかった。従って、通常は誘電体磁器
21を製造する際、製造時のばらつきの範囲内で共振周
波数が目標値よりも低周波の範囲内になるように製造
し、上記研磨処理を行って共振周波数を調整することに
しており、製造条件を厳格に制御するか、目標値より高
周波になるものは使用できず、歩留りが低下し、製造コ
ストが上昇するという課題があった。また、研磨処理を
行う際にも、研磨しすぎるとその後の調整方法がないた
め、研磨作業が慎重になり、時間がかかるという課題が
あった。
【0009】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、誘電体同軸共振器の共振周波数の微調整を容易に行
うことができる電極取り出し部材、該電極取り出し部材
を用いた誘電体同軸共振器、及び該誘電体同軸共振器を
用いた共振周波数の調整方法を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る電極取り出し部材(1)
は、略円筒形状をした胴体部が長さ方向にわたり切除さ
れた切欠部を有し、該胴体部の一端から該胴体部に対し
てほぼ垂直方向に放射状に1個以上の周波数調整用部材
が延設され、前記胴体部の前記一端より接続端子が長さ
方向に延設されていることを特徴としている。
【0011】上記電極取り出し部材(1)によれば、前
記電極取り出し部材を誘電体同軸共振器用の電極を有す
る誘電体磁器に取り付ければ、前記周波数調整用部材の
存在により一旦共振周波数を下げておくことができ、そ
の後周波数調整用部材を誘電体磁器の開放端面より引き
離すことにより容易に共振周波数を高周波側に移動、調
整することができる。
【0012】また本発明に係る電極取り出し部材(2)
は、上記電極取り出し部材(1)において、ハンダとの
親和性を有する金属材料により構成されていることを特
徴としている。
【0013】上記電極取り出し用部材(2)によれば、
該電極取り出し用部材がハンダとの親和性を有する金属
材料により構成されているので、ハンダを電極取り出し
部材の一部に付着させることにより、容易に共振周波数
を低周波側に移動、調整することができる。
【0014】また、本発明に係る誘電体同軸共振器は、
略角柱形状又は略円柱形状の誘電体磁器に、対向する端
面にわたる略円柱形状の貫通孔が形成され、前記端面の
一方を除くすべての面に電極が形成される一方、該電極
に電極取り出し部材が接続された誘電体同軸共振器にお
いて、上記電極取り出し部材(1)又は(2)の胴体部
が前記誘電体磁器の貫通孔に接するように前記一方の端
面から挿入され、前記胴体部と前記貫通孔に形成された
電極とが電気的に接続されていることを特徴としてい
る。
【0015】上記誘電体同軸共振器によれば、前記電極
取り出し部材の周波数調整部材を誘電体磁器の開放端面
から引き離すようにするか、前記電極取り出し部材にハ
ンダを付着させることにより、広範囲にかつ容易に共振
周波数を調整することができる。従って、誘電体磁器を
製造する際に、その形状を厳密に制御する必要がなくな
り、歩留りも向上するので誘電体磁器の製造コストを引
き下げることができる。
【0016】また、本発明に係る誘電体同軸共振器の共
振周波数の調整方法(1)は、上記誘電体同軸共振器
(3)の共振周波数の調整方法であって、誘電体磁器の
開放端面に対する電極取り出し部材の周波数調整用部材
のなす角度を変化させることにより共振周波数の微調整
を行なうことを特徴としている。
【0017】上記共振周波数の調整方法(1)によれ
ば、容易に共振周波数を高周波側に移動させて、共振周
波数の調整を行うことができ、高周波側に移動させすぎ
た場合にも容易に元に戻すことができ、周波数調整のた
めのコストを低減することができる。
【0018】また、本発明に係る誘電体同軸共振器の共
振周波数の調整方法(2)は、上記誘電体同軸共振器
(3)の共振周波数の調整方法であって、電極取り出し
用部材の一部にハンダを付着させることにより共振周波
数の微調整を行なうことを特徴としている。
【0019】上記共振周波数の調整方法(2)によれ
ば、容易に共振周波数を低周波側に移動させて、共振周
波数の調整を行うことができ、低周波側に移動させすぎ
た場合にもハンダを取り去るか、又は削ることにより容
易に元に戻すことができ、周波数調整のためのコストを
低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1(a)は実施の形態に係る電
極取り出し部材を模式的に示した平面図であり、(b)
はその正面図である。
【0021】実施の形態に係る電極取り出し部材10
は、胴体部11、周波数調整用部材12、及び接続端子
13により構成されている。胴体部11は略円筒形状を
なし、長さ方向にわたり切除された切欠部14を有し、
先端部11aは徐々に直径が小さくなっている。胴体部
11の先端部11aと対向する端部には、胴体部11に
対してほぼ垂直方向に放射状に4枚の周波数調整用部材
12が延設され、また胴体部11の前記端部より板形状
の接続端子13が長さ方向に延設されている。この電極
取り出し部材10の機能については、電極取り出し部材
10を用いた誘電体同軸共振器20の説明において記載
することにする。
【0022】図2(a)は電極取り出し部材10が用い
られた誘電体同軸共振器20及びその周辺機器を模式的
に示した断面図であり、(b)はその正面図である。
【0023】誘電体同軸共振器20は、誘電体磁器2
1、内部電極23、外部電極24a、24b、及び電極
取り出し部材10により構成されており、電極取り出し
用部材10を除いて他の部材は図5に示した従来の誘電
体同軸共振器31と同様に構成されているので、誘電体
磁器21、内部電極23、外部電極24a、24bにつ
いての説明をここでは省略する。
【0024】誘電体磁器21の開放端面21c近傍にお
ける貫通孔22内には電極取り出し部材10を構成する
略円筒形状の胴体部11が挿入され、切り欠け部14近
傍の胴体部11においてハンダ26を介して内部電極2
3に接続されている。また、電極取り出し部材10を構
成する周波数調整用部材12は、誘電体磁器21の開放
端面21cの一部を覆うように、開放端面21cに接し
た状態で配設されており、接続端子13はコンデンサ2
7の電極27aにハンダ26を介して接続されている。
コンデンサ27の他の電極27bは基板35上に形成さ
れた信号用電極36に接続されている。
【0025】この誘電体同軸共振器20、コンデンサ2
7、及び基板35上又は基板35上部にハンダ付けする
インダクタンスを構成する巻線コイルを組合せることに
より、送信と受信の両方を組み合わせたフィルタである
デュプレクサや発振器を構成することができる。
【0026】誘電体同軸共振器20を構成する誘電体磁
器21の材料としては、例えばBaO−TiO2 −WO
3 系、BaO−TiO2 −Nd23 −Ga23 −B
23 系の高誘電率材料等が挙げられ、内部電極23
や外部電極24a、24bの材料としては、例えばA
g、Cu等の低抵抗材料等が挙げられる。電極取り出し
部材10の形成材料としては、例えば、ハンダ26との
親和性のよい黄銅、リン青銅等が挙げられる。
【0027】誘電体同軸共振器20を作製する場合に
は、まず、開放端面21c近傍の内部電極23にハンダ
ペーストを塗布し、開放端面21c側から観察しながら
電極取り出し部材10を構成する胴体部11を内部電極
23内の前記ハンダペースト内に挿入した後、前記ハン
ダペーストをリフローさせると、電極取り出し部材10
が内部電極23に接続・固定される。胴体部11は長さ
方向にわたって切り欠け部14を有するため、貫通孔2
2の直径が多少変化しても容易に胴体部11を挿入する
ことができる。この後、ハンダ26を介して外部電極2
4a下部を接地用電極37に接続すると共に、ハンダ2
6を介して電極取り出し部材10の接続端子13を基板
35上のコンデンサ27に接続すると、誘電体同軸共振
器20が基板35上に実装される。
【0028】この誘電体同軸共振器20においては、周
波数調整用部材12の存在により共振周波数を低周波側
に変移させておくことができ、また電極取り出し部材1
0の周波数調整用部材12をピンセット等で開放端面2
1cより引き離すことにより共振周波数を高くすること
ができる。そして、周波数調整用部材12を開放端面2
1cよりどの程度引き離すかにより、共振周波数の変化
の程度を調整することができため、容易に周波数の微調
整を行うことができる。上記共振周波数の調整方法は、
共振周波数を高周波側に移動させるときに使用すること
ができる。一方、共振周波数を低周波側に移動させたい
場合には、周波数調整用部材12を利用してハンダを誘
電体同軸共振器20の開放端面21cを覆うように付着
させればよく、付着させるハンダの量により移動の程度
を調整することができる。
【0029】このように実施の形態に係る誘電体同軸共
振器20においては、共振周波数の高周波側あるいは低
周波側への移動を自在に行うことができ、その調整の範
囲も従来に比べて大きく、熟練者でなくても容易にかつ
短時間で共振周波数を調整することができ、周波数調整
のためのコストを引き下げることができる。また、フィ
ルタ等を構成した場合には、接続するコンデンサ27の
静電容量のばらつきに起因する共振周波数の変化も誘電
体同軸共振器20の共振周波数の調整により吸収するこ
とができるので、コンデンサ27の静電容量を厳格に管
理する必要がなくなり、コンデンサの製造コストも引き
下げることができる。
【0030】
【実施例】以下、実施例に係る電極取り出し部材、誘電
体同軸共振器、及び誘電体同軸共振器の調整方法につい
て説明する。
【0031】本実施例においては、図2に示した誘電体
同軸共振器20、コンデンサ27、及び基板35上にハ
ンダ付けされたコイル(図示せず)を用いて150MH
z帯で使用されるデュプレクサを構成した。
【0032】図3は前記デュプレクサの等価回路図であ
り、誘電体同軸共振器20が送信側及び受信側に3個づ
つ、合計6個使用されている。また、図4は前記デュプ
レクサの送信側及び受信側の電気的特性を示したグラフ
であり、Txが送信側、Rxが受信側の電気的特性を示
している。また、図4に示したグラフ中、6個の共振ピ
ークが6個の誘電体同軸共振器20の共振周波数に対応
している。以下、デュプレクサを構成する部材の条件に
ついて説明する。
【0033】(1) 誘電体同軸共振器20 電極取り出し部材10(図1) 材料:黄銅 胴体部11 外径(A):4.7mm、厚さ(d):0.2mm 長さ(B):20mm 周波数調整用部材12の長さ(C):3mm 接続端子の長さ(D):10mm 誘電体磁器21 材料:BaO−TiO2 −Nd23 −Ga23 −B
23 系誘電体 貫通孔22の直径:4.7mm、誘電体磁器21の外
径:17.4mm 誘電体磁器21の長さ:47〜55mm 内部電極23、及び外部電極24a、24bの材料:A
g (2)コンデンサの静電容量 C1 〜C3 :8〜15pF (3)コイルのインダクタンス L1 〜L3 :10〜20nH 次に、前記デュプレクサの共振周波数を電極取り出し部
材10の周波数調整用部材12を用いてどの程度調整で
きるか、測定を行った。その結果、周波数調整用部材1
2を動かすことにより162.3〜163.9MHzの
範囲内で共振周波数を高周波数側に容易に調整すること
ができる。また、電極取り出し部材10にハンダを接着
することにより162.3〜160.5MHzの範囲内
で共振周波数を低周波数側に容易に調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態に係る電極取り出
し部材を模式的に示した平面図であり、(b)はその正
面図である。
【図2】(a)は実施例の形態に係る誘電体同軸共振器
及び周辺部材を模式的に示した断面図であり、(b)は
その正面図である。
【図3】実施の形態に係る誘電体同軸共振器を用いたデ
ュプレクサの等価回路図である。
【図4】実施の形態に係る誘電体同軸共振器を用いたデ
ュプレクサの送信側及び受診側の電気的特性を示したグ
ラフである。
【図5】従来の誘電体同軸共振器及び周辺部材を模式的
に示した断面図であり、(b)は(a)におけるA−A
線断面図である。
【符号の説明】
10 電極取り出し部材 11 胴体部 12 周波数調整用部材 13 接続端子 14 切り欠け部 20 誘電体同軸共振器 21 誘電体磁器 21a 外周壁 21b 端面 21c 開放端面 22 貫通孔 23 内部電極 24a、24b 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 真由美 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本アン テナ株式会社蕨工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒形状をした胴体部が長さ方向にわ
    たり切除された切欠部を有し、該胴体部の一端から該胴
    体部に対してほぼ垂直方向に放射状に1個以上の周波数
    調整用部材が延設され、前記胴体部の前記一端より接続
    端子が長さ方向に延設されていることを特徴とする電極
    取り出し部材。
  2. 【請求項2】 ハンダとの親和性を有する金属材料によ
    り構成されていることを特徴とする請求項1記載の電極
    取り出し用部材。
  3. 【請求項3】 略角柱形状又は略円柱形状の誘電体磁器
    に、対向する端面にわたる略円柱形状の貫通孔が形成さ
    れ、前記端面の一方を除くすべての面に電極が形成され
    る一方、該電極に電極取り出し部材が接続された誘電体
    同軸共振器において、請求項1又は請求項2記載の電極
    取り出し部材の胴体部が前記誘電体磁器の貫通孔に接す
    るように前記一方の端面から挿入され、前記胴体部と前
    記貫通孔に形成された電極とが電気的に接続されている
    ことを特徴とする誘電体同軸共振器。
  4. 【請求項4】 誘電体磁器の開放端面に対する電極取り
    出し部材の周波数調整用部材のなす角度を変化させるこ
    とにより共振周波数の微調整を行なうことを特徴とする
    請求項3記載の誘電体同軸共振器の共振周波数の調整方
    法。
  5. 【請求項5】 電極取り出し用部材の一部にハンダを付
    着させることにより共振周波数の微調整を行なうことを
    特徴とする請求項3記載の誘電体同軸共振器の共振周波
    数の調整方法。
JP21512096A 1996-07-26 1996-07-26 電極取り出し部材、誘電体同軸共振器、及び該誘電体同軸共振器の共振周波数の調整方法 Pending JPH1041717A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306183A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Sumida Corporation アンテナ用コイル装置およびその共振周波数調整方法

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JP2007306183A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Sumida Corporation アンテナ用コイル装置およびその共振周波数調整方法

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