JPH1040631A - ディスクカートリッジ把持機構 - Google Patents

ディスクカートリッジ把持機構

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JPH1040631A
JPH1040631A JP19593096A JP19593096A JPH1040631A JP H1040631 A JPH1040631 A JP H1040631A JP 19593096 A JP19593096 A JP 19593096A JP 19593096 A JP19593096 A JP 19593096A JP H1040631 A JPH1040631 A JP H1040631A
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JP
Japan
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disk cartridge
guide groove
picker
cartridge
shaft
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JP19593096A
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English (en)
Inventor
Masanori Kataoka
雅則 片岡
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作マージンがディスクカートリッジの格納
誤差に依存することなく、ディスクカートリッジの取込
み及び掃出しの誤動作を防止し、ディスクカートリッジ
の取込み時の動作時間を短縮する。 【解決手段】 ピッカハンド1bの先端がディスクカー
トリッジの切欠きに嵌合する時にリフトスプリング前部
5dをディスクカートリッジによって上方に押し上げ、
リフトガイドシャフト5eをリフトスプリング5bで上
方に付勢する。ディスクカートリッジの掃出し時、リフ
トガイドシャフト5eはアッパリフトガイド溝7bに沿
って上方に移動し、リフタ12及びリフトシャフト10
によってピッカハンド1bを上方に移動させてディスク
カートリッジの切欠きとの係合を解除する。リフトガイ
ドシャフト5eはディスクカートリッジの掃出し後、シ
ョートカット溝7cを通ってロワーリフトガイド溝7a
に入る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクカートリッ
ジ把持機構に関し、特に装置内部に収納した複数のディ
スクカートリッジのかけ換えを自動的に行うオートチェ
ンジャ型光ディスク装置のディスクカートリッジ把持機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】オートチェンジャ型光ディスク装置は内
部に多数の媒体であるディスクカートリッジを収納する
格納庫と、媒体に対して記録再生処理を施す記録再生ド
ライブと、格納庫から記録再生ドライブに、あるいは記
録再生ドライブから格納庫にディスクカートリッジを運
搬する搬送機構とを備えており、その搬送機構にディス
クカートリッジ把持機構が組込まれている。
【0003】従来、この種のディスクカートリッジ把持
機構においては、格納庫もしくは記録再生ドライブに収
納されているディスクカートリッジを格納庫もしくは記
録再生ドライブから引き抜いて搬送機構内に取込むため
に、ディスクカートリッジの切欠きに係合するピッカハ
ンドを設けている。
【0004】このピッカハンドをディスクカートリッジ
の切欠きに係合させたまま動かすことによって、格納庫
もしくは記録再生ドライブに収納されているディスクカ
ートリッジを格納庫もしくは記録再生ドライブから引き
抜いて搬送機構内に取込んでいる。
【0005】また、搬送機構内部からディスクカートリ
ッジを格納庫もしくは記録再生ドライブに挿入するため
には、このピッカハンドをディスクカートリッジの切欠
きに係合させたまま前進させるか、あるいはプッシュ部
を設け、そのプッシュ部を動かすことによってディスク
カートリッジの挿入動作を行っている。通常、これらピ
ッカハンド及びプッシュ部はディスクカートリッジの挿
入方向と平行に直線移動するスライドベース上に搭載さ
れている。
【0006】上記の如く、ディスクカートリッジには把
持用の切欠きが設けられており、ピッカハンドの先端の
爪状の部分がディスクカートリッジの切欠きに係合し、
ディスクカートリッジを搬送機構内に取込めるようにな
っている。
【0007】また、ディスクカートリッジを取込むピッ
カハンドとディスクカートリッジを押込むプッシュ部と
が同一のスライドベース上に搭載されている都合上、ス
ライドベースを移動させる上でディスクカートリッジの
取込み時とディスクカートリッジの掃出し時とでピッカ
ハンドを適切に動作させないと、例えばディスクカート
リッジを格納庫に置いてくるべき時にピッカハンドがデ
ィスクカートリッジの切欠きから離れず、ディスクカー
トリッジを再度搬送機構内に取込んでしまう事故が発生
することがある。
【0008】従来のディスクカートリッジ把持機構で
は、ディスクカートリッジの取込み時及びディスクカー
トリッジの掃出し時においてスライドベースの前進位置
を変えることで、上記の問題に対処している。
【0009】すなわち、ピッカハンドはスライドベース
の前進過程の最終段で、ある一定位置よりも前進する
と、ピッカハンドに設けられたピンがフレームに係合
し、それによってピッカハンドが回動し、ピッカハンド
先端の爪状の部分がディスクカートリッジの切欠きから
外れるような構造となっている。
【0010】これによって、ディスクカートリッジの掃
出し時にはスライドベースを格納庫側にフルストローク
前進させ、ディスクカートリッジの取込み時には上記の
一定位置の手前でスライドベースの前進を止め、その後
に後退動作を行わせることでディスクカートリッジの切
欠きにピッカハンド先端の爪状の部分を引掛けてディス
クカートリッジを搬送機構内に取込んでいる。
【0011】上記の機構以外にも、ピッカハンド用の駆
動源を設け、その駆動源の駆動によってピッカハンドの
開閉を行うようにし、ピッカハンドとディスクカートリ
ッジとの係合をコントロールする方法もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
クカートリッジ把持機構では、ディスクカートリッジの
取込み時及び掃出し時におけるスライドベースの前進位
置を変えることで、ディスクカートリッジの取込み動作
及び掃出し動作を切換えている。
【0013】上記の方法では格納庫の寸法誤差とディス
クカートリッジの寸法誤差とを含めたディスクカートリ
ッジの格納誤差に、ディスクカートリッジ把持機構の動
作マージンが大きく依存している。
【0014】つまり、ディスクカートリッジの格納位置
が理想的でない場合、ディスクカートリッジを格納庫に
置ききれず、ディスクカートリッジを再度格納庫に取込
んでしまったり、ディスクカートリッジの切欠きにピッ
カハンド先端の爪状の部分を引掛けることができず、デ
ィスクカートリッジを搬送機構内に取込めなかったりす
ることがある。
【0015】また、この方法では基本的に精度のよいス
ライドベースの動作制御が必要なために、高価なモータ
や複雑な回路、あるいは膨大なファームウェアを必要と
し、極めて高価なディスクカートリッジ把持機構となっ
てしまう。
【0016】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、動作マージンがディスクカートリッジの格納誤差
に依存することなく、ディスクカートリッジの取込み及
び掃出しの誤動作を防止することができ、ディスクカー
トリッジの取込み時の動作時間を短縮することができる
安価なディスクカートリッジ把持機構を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスクカ
ートリッジ把持機構は、ディスクカートリッジを搬送す
る搬送機構内に組込まれたディスクカートリッジ把持機
構であって、前記ディスクカートリッジを挟持して収納
場所から自機構内に取込むピッカ部材と、前記自機構内
に取込んだ前記ディスクカートリッジを所定位置に掃出
すプッシュ部材と、前記ピッカ部材による前記ディスク
カートリッジの取込み時及び前記プッシュ部材による前
記ディスクカートリッジの掃出し時に前記ディスクカー
トリッジを案内する案内板と、前記ピッカ部材に連動し
て上下動する軸部材と、前記軸部材を案内する第1の案
内溝と、前記第1の案内溝の上方に配設されかつ前記第
1の案内溝に連結された第2の案内溝と、前記第1及び
第2の案内溝の連結部分から前記所定位置寄りに設けら
れかつ前記軸部材を前記第2の案内溝から前記第1の案
内溝に遷移するためのショートカット溝と、前記ピッカ
部材が前記ディスクカートリッジを挟持する時に前記軸
部材を上方に付勢する付勢部材とを備え、前記プッシュ
部材による前記ディスクカートリッジの掃出し時に前記
付勢部材によって上方に付勢されて前記第2の案内溝に
案内される前記軸部材で前記ピッカ部材を上方に移動さ
せるようにしている。
【0018】本発明による他のディスクカートリッジ把
持機構は、ディスクカートリッジを搬送する搬送機構内
に組込まれたディスクカートリッジ把持機構であって、
互いに対向して設けられかつ前記ディスクカートリッジ
を挟持して収納場所から自機構内に取込む第1及び第2
のピッカ部材と、前記自機構内に取込んだ前記ディスク
カートリッジを所定位置に掃出すプッシュ部材と、前記
第1及び第2のピッカ部材による前記ディスクカートリ
ッジの取込み時及び前記プッシュ部材による前記ディス
クカートリッジの掃出し時に前記ディスクカートリッジ
を案内する案内板と、前記第1及び第2のピッカ部材に
連動して上下動する軸部材と、前記軸部材を案内する第
1の案内溝と、前記第1の案内溝の上方に配設されかつ
前記第1の案内溝に連結された第2の案内溝と、前記第
1及び第2の案内溝の連結部分から前記所定位置寄りに
設けられかつ前記軸部材を前記第2の案内溝から前記第
1の案内溝に遷移するためのショートカット溝と、前記
ピッカ部材が前記ディスクカートリッジを挟持する時に
前記軸部材を上方に付勢する付勢部材とを備え、前記プ
ッシュ部材による前記ディスクカートリッジの掃出し時
に前記付勢部材によって上方に付勢されて前記第2の案
内溝に案内される前記軸部材で前記第1及び第2のピッ
カ部材を上方に移動させるようにしている。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0020】スライドベースを格納庫や記録再生ドライ
ブ側に移動させてプッシュ部材でディスクカートリッジ
を格納庫や記録再生ドライブに掃出す時に、リフトスプ
リングによって上方に押し上げられたリフトガイドシャ
フトをアッパリフトガイド溝に沿って移動させてピッカ
ハンドを上方に移動させ、ピッカハンドの先端の爪状部
分とディスクカートリッジの切欠きとの係合を解除す
る。また、ディスクカートリッジを格納庫や記録再生ド
ライブから取込む時に、リフトスプリングによって上方
に押し上げられたリフトガイドシャフトをショートカッ
ト溝を介してアッパリフトガイド溝からロワーリフトガ
イド溝に遷移させる。
【0021】これによって、ディスクカートリッジの有
無に応じてその取込み時及び掃出し時の動作に差異をつ
けることができる。よって、従来のように精度のよいス
ライドベースの動作制御、及び高価なモータや複雑な回
路、あるいは膨大なファームウェアが不要となる。
【0022】また、動作マージンがディスクカートリッ
ジの格納誤差に依存することがないので、ディスクカー
トリッジの取込み及び掃出しの誤動作を防止することが
できる。
【0023】さらに、ディスクカートリッジを格納庫や
記録再生ドライブから取込む時に、ショートカット溝を
介してリフトガイドシャフトがアッパリフトガイド溝か
らロワーリフトガイド溝に遷移するので、アッパリフト
ガイド溝とロワーリフトガイド溝との連結部分まで戻る
ことなく、ディスクカートリッジの取込み動作に移行す
ることができ、ディスクカートリッジの取込み時の動作
時間を短縮することができる。
【0024】次に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例の平面図であ
り、図2は本発明の一実施例の部分断面を含む側面図で
ある。これらの図において、本発明の一実施例によるデ
ィスクカートリッジ把持機構は図示せぬオートチェンジ
ャ型光ディスク装置内部の搬送機構(図示せず)に組込
まれ、格納庫(図示せず)から記録再生ドライブ(図示
せず)に、あるいは記録再生ドライブから格納庫にディ
スクカートリッジ(図示せず)を運搬するものである。
【0025】ピッカハンド1a,1bは回転中心1c,
1dを中心としてサブベース2上に回動自在に軸支され
ており、常時ハンドスプリング4a,4bによってディ
スクカートリッジ側に付勢されている。
【0026】また、ピッカハンド1a,1bはその先端
に爪状部分が設けられており、この爪状部分をディスク
カートリッジの切欠きに引掛けることで、ディスクカー
トリッジの格納庫や記録再生ドライブからの取込み動作
を行う。
【0027】サブベース2上にはピッカハンド1a,1
bを軸支する回転中心1c,1d以外に、ハンドスプリ
ング4a,4bと、リフトシャフト10とが配設されて
いる。また、サブベース2はスプリングシャフト8を回
転中心として回動自在となっている。
【0028】スライドベース3にはリフトスプリング5
a,5bの回転中心でかつサブベース2の回転中心でも
あるスプリングシャフト8が配設され、ディスクカート
リッジを掃出すためのプッシュ部材6がディスクカート
リッジ側の端面に取付けられている。
【0029】また、スライドベース3はリニアモーショ
ンガイド(図示せず)で精度よく直線運動することが可
能となっており、モータ(図示せず)によって矢印A及
び矢印A′の方向に夫々移動可能になっている。
【0030】リフトスプリング5a,5bは板バネ材で
作製されており、その回転中心(スプリングシャフト8
の位置)からディスクカートリッジの挿入方向に伸びて
「くの字形」に曲げられた部分(リフトスプリング前部
5c,5d)と、回転中心から斜め上方に伸びてリフト
ガイドシャフト5eが取付けられる部分とからなる。
【0031】ここで、リフトガイドシャフト5eには閉
じた長輪形状を有するリフタ12が回動自在に取付けら
れており、その他端にはサブベース2上のリフトシャフ
ト10が輪の内側に通されている。
【0032】また、リフトガイドシャフト5eはリフト
ガイド7の案内溝に嵌挿されており、その案内溝に沿っ
てディスクカートリッジの挿入方向と平行に、つまり矢
印A及び矢印A′の方向に夫々移動可能となっている。
【0033】リフトガイド7の案内溝はロワーリフトガ
イド溝7aと、このロワーリフトガイド溝7aの上方に
配設されかつその一端がロワーリフトガイド溝7aに連
結されたアッパリフトガイド溝7bとから構成されてい
る。
【0034】また、リフトガイド7にはアッパリフトガ
イド溝7bとロワーリフトガイド溝7aとを結ぶ、つま
りリフトガイドシャフト5eをアッパリフトガイド溝7
bからロワーリフトガイド溝7aに遷移するためのショ
ートカット溝7cが設けられている。ショートカット溝
7cにはロワーリフトガイド溝7aからアッパリフトガ
イド溝7bへの遷移を抑止するためのストッパ(図示せ
ず)が取付けられている。尚、ショートカット溝7cは
リフトガイド7の中途、例えばロワーリフトガイド溝7
aとアッパリフトガイド溝7bとの連結部分から格納庫
や記録再生ドライブのディスクカートリッジの各挿入口
寄りに配設されている。
【0035】上記のディスクカートリッジ把持機構の骨
格はカセットガイド9とフレーム11とから形成されて
いる。カセットガイド9はディスクカートリッジの取込
み時及び掃出し時に、ガイド板9a〜9dによって上下
方向及び左右方向にぶれないようにディスクカートリッ
ジを案内している。また、フレーム11は搬送機構によ
って格納庫や記録再生ドライブのディスクカートリッジ
の各挿入口まで搬送される。
【0036】図3及び図4は本発明の一実施例によるデ
ィスクカートリッジ把持機構の動作を説明するための図
である。これら図1〜図4を用いて本発明の一実施例に
よるディスクカートリッジ把持機構の動作について説明
する。
【0037】まず、ディスクカートリッジ把持機構によ
って格納庫からディスクカートリッジを取込む場合、デ
ィスクカートリッジ把持機構は格納庫に収納されたディ
スクカートリッジのうちの所望のディスクカートリッジ
の位置まで搬送機構によって搬送される。
【0038】その位置でスライドベース3を矢印Aの方
向に移動させると、リフトガイドシャフト5eがリフト
ガイド7のロワーリフトガイド溝7aに沿って移動し、
ピッカハンド1a,1bが格納庫内のディスクカートリ
ッジに当接する。その状態でスライドベース3がさらに
移動すると、ピッカハンド1a,1bの先端の爪状部分
がディスクカートリッジの溝に嵌合する。
【0039】このとき、リフトスプリング5a,5bの
リフトスプリング前部5c,5dがディスクカートリッ
ジの上面によって上方に押し上げられるので、リフトス
プリング5a,5bに時計回りの方向に回転力が付加さ
れ、リフトガイドシャフト5eがリフトスプリング5
a,5bによって上方に付勢される。
【0040】その後にスライドベース3を矢印A′の方
向に移動すると、ピッカハンド1a,1bの先端の爪状
部分によってディスクカートリッジがディスクカートリ
ッジ把持機構内に収納される。この状態で、ディスクカ
ートリッジ把持機構は搬送機構によって格納庫や記録再
生ドライブのディスクカートリッジの各挿入口のうちの
所望の位置まで搬送される。
【0041】ディスクカートリッジ把持機構が搬送機構
によって所望の位置まで搬送されると、ディスクカート
リッジを格納庫や記録再生ドライブに掃出すために、ス
ライドベース3をモータによって矢印Aの方向に移動さ
せることとなる。
【0042】この場合、スライドベース3が矢印Aの方
向に移動すると、リフトガイドシャフト5eがリフトス
プリング5a,5bによって上方に付勢されているの
で、リフトガイドシャフト5eはリフトガイド7のアッ
パリフトガイド溝7bに沿って上方に移動する。
【0043】リフトガイドシャフト5eがアッパリフト
ガイド溝7bに沿って上方に移動すると、リフタ12に
よってリフトシャフト10が上方に引上げられるので、
サブベース2はスプリングシャフト8を中心として時計
方向に回転する。
【0044】サブベース2の時計方向への回転に連動し
てピッカハンド1a,1bも上方に移動するので、ピッ
カハンド1a,1bの先端の爪状部分とディスクカート
リッジの切欠きとの係合が解除される。
【0045】一方、スライドベース3の矢印Aの方向へ
の移動によって、ディスクカートリッジはプッシュ部材
6によって矢印Aの方向に移動して格納庫や記録再生ド
ライブに掃出され、格納庫や記録再生ドライブ内に収納
される。
【0046】このプッシュ部材6によるディスクカート
リッジの格納庫や記録再生ドライブ内への収納が終了す
ると、スライドベース3はモータによって矢印A′の方
向に移動されるが、ピッカハンド1a,1bの先端の爪
状部分とディスクカートリッジの切欠きとの係合が解除
されているので、ディスクカートリッジが格納庫や記録
再生ドライブからディスクカートリッジ把持機構内に取
込まれることはない。
【0047】スライドベース3が矢印A′の方向に移動
する時、ディスクカートリッジが既に格納庫や記録再生
ドライブに掃出されているためにリフトスプリング5
a,5bによる上方への回転力がなくなるので、リフト
ガイドシャフト5eはショートカット溝7cを通ってロ
ワーリフトガイド溝7aに入る。
【0048】図5は図2のショートカット溝7cを通過
して待機状態となったディスクカートリッジ把持機構を
示す側面図であり、図6は図2のショートカット溝7c
の拡大図である。図6(a)はリフトガイドシャフト5
eがショートカット溝7cに沿って移動する前の状態を
示し、図6(b)はリフトガイドシャフト5eがショー
トカット溝7cに沿って移動中の状態を示している。
【0049】リフトガイドシャフト5eがアッパリフト
ガイド溝7bからショートカット溝7cに入る場合、リ
フトガイドシャフト5eはショートカット溝7cに設け
られたストッパ7dを押し退けながらロワーリフトガイ
ド溝7aに入る。
【0050】しかしながら、リフトガイドシャフト5e
がロワーリフトガイド溝7aからショートカット溝7c
に入る場合、リフトガイドシャフト5eはストッパ7d
によってアッパリフトガイド溝7bへの進入が抑止され
る。
【0051】よって、リフトガイドシャフト5eがアッ
パリフトガイド溝7bからショートカット溝7cを通っ
てロワーリフトガイド溝7aに入った地点で待機状態と
することで、次にディスクカートリッジを取込む際にそ
の位置からスライドベース3を矢印Aの方向に移動する
ことができるので、アッパリフトガイド溝7bとロワー
リフトガイド溝7aとの連結部分からスライドベース3
を矢印Aの方向に移動するよりもディスクカートリッジ
の取込み時の動作時間を短縮することができる。
【0052】このように、スライドベース3を格納庫や
記録再生ドライブ側に移動させてプッシュ部材7でディ
スクカートリッジを格納庫や記録再生ドライブに掃出す
時に、リフトスプリング6a,6bによって上方に押し
上げられたリフトガイドシャフト6eがアッパリフトガ
イド溝8bに沿って移動することでピッカハンド1a,
1bを上方に移動させ、ピッカハンド1a,1bの先端
の爪状部分とディスクカートリッジの切欠きとの係合を
解除するとともに、リフトガイド7の中途にアッパリフ
トガイド溝7bとロワーリフトガイド溝7aとを結ぶシ
ョートカット溝7cを設けることによって、ディスクカ
ートリッジの有無に応じてその取込み時及び掃出し時の
動作に差異をつけることができる。
【0053】よって、従来のように精度のよいスライド
ベースの動作制御、及び高価なモータや複雑な回路、あ
るいは膨大なファームウェアが不要となる。また、動作
マージンがディスクカートリッジの格納誤差に依存する
ことがないので、ディスクカートリッジの取込み及び掃
出しの誤動作を防止することができる。さらに、ショー
トカット溝7cを設けることで、ディスクカートリッジ
の取込み時の動作時間を短縮することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
機構内に取込んだディスクカートリッジを所定位置に送
り出すプッシュ部材によるディスクカートリッジの送り
出し時に、ディスクカートリッジを挟持して収納場所か
ら自機構内に取込むピッカ部材を上方に移動してディス
クカートリッジの挟持を解除するとともに、リフトガイ
ドの中途にアッパリフトガイド溝とロワーリフトガイド
溝とを結ぶショートカット溝を設けることによって、動
作マージンがディスクカートリッジの格納誤差に依存す
ることなく、ディスクカートリッジの取込み及び掃出し
の誤動作を防止することができ、ディスクカートリッジ
の取込み時の動作時間を短縮することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】本発明の一実施例の部分断面を含む側面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例によるディスクカートリッジ
把持機構の動作を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施例によるディスクカートリッジ
把持機構の動作を説明するための図である。
【図5】図2のショートカット溝を通過して待機状態と
なったディスクカートリッジ把持機構を示す側面図であ
る。
【図6】(a)は図2のリフトガイドシャフトがショー
トカット溝に沿って移動する前の状態を示す図、(b)
は図2のリフトガイドシャフトがショートカット溝に沿
って移動中の状態を示す図である。
【符号の説明】
1a,1b ピッカハンド 2 サブベース 3 スライドベース 4a,4b ハンドスプリング 5a,5b リフトスプリング 5e リフトガイドシャフト 6 プッシュ部材 7 リフトガイド 7a ロワーリフトガイド溝 7b アッパリフトガイド溝 7c ショートカット溝 7d ストッパ 8 スプリングシャフト 9 カセットガイド 9a〜9d ガイド板 10 リフトシャフト 12 リフタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクカートリッジを搬送する搬送機
    構内に組込まれたディスクカートリッジ把持機構であっ
    て、前記ディスクカートリッジを挟持して収納場所から
    自機構内に取込むピッカ部材と、前記自機構内に取込ん
    だ前記ディスクカートリッジを所定位置に掃出すプッシ
    ュ部材と、前記ピッカ部材による前記ディスクカートリ
    ッジの取込み時及び前記プッシュ部材による前記ディス
    クカートリッジの掃出し時に前記ディスクカートリッジ
    を案内する案内板と、前記ピッカ部材に連動して上下動
    する軸部材と、前記軸部材を案内する第1の案内溝と、
    前記第1の案内溝の上方に配設されかつ前記第1の案内
    溝に連結された第2の案内溝と、前記第1及び第2の案
    内溝の連結部分から前記所定位置寄りに設けられかつ前
    記軸部材を前記第2の案内溝から前記第1の案内溝に遷
    移するためのショートカット溝と、前記ピッカ部材が前
    記ディスクカートリッジを挟持する時に前記軸部材を上
    方に付勢する付勢部材とを有し、前記プッシュ部材によ
    る前記ディスクカートリッジの掃出し時に前記付勢部材
    によって上方に付勢されて前記第2の案内溝に案内され
    る前記軸部材で前記ピッカ部材を上方に移動させるよう
    にしたことを特徴とするディスクカートリッジ把持機
    構。
  2. 【請求項2】 前記軸部材の前記第1の案内溝から前記
    第2の案内溝への遷移を抑止する抑止部材を含むことを
    特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ把持機
    構。
  3. 【請求項3】 ディスクカートリッジを搬送する搬送機
    構内に組込まれたディスクカートリッジ把持機構であっ
    て、互いに対向して設けられかつ前記ディスクカートリ
    ッジを挟持して収納場所から自機構内に取込む第1及び
    第2のピッカ部材と、前記自機構内に取込んだ前記ディ
    スクカートリッジを所定位置に掃出すプッシュ部材と、
    前記第1及び第2のピッカ部材による前記ディスクカー
    トリッジの取込み時及び前記プッシュ部材による前記デ
    ィスクカートリッジの掃出し時に前記ディスクカートリ
    ッジを案内する案内板と、前記第1及び第2のピッカ部
    材に連動して上下動する軸部材と、前記軸部材を案内す
    る第1の案内溝と、前記第1の案内溝の上方に配設され
    かつ前記第1の案内溝に連結された第2の案内溝と、前
    記第1及び第2の案内溝の連結部分から前記所定位置寄
    りに設けられかつ前記軸部材を前記第2の案内溝から前
    記第1の案内溝に遷移するためのショートカット溝と、
    前記ピッカ部材が前記ディスクカートリッジを挟持する
    時に前記軸部材を上方に付勢する付勢部材とを有し、前
    記プッシュ部材による前記ディスクカートリッジの掃出
    し時に前記付勢部材によって上方に付勢されて前記第2
    の案内溝に案内される前記軸部材で前記第1及び第2の
    ピッカ部材を上方に移動させるようにしたことを特徴と
    するディスクカートリッジ把持機構。
  4. 【請求項4】 前記軸部材の前記第1の案内溝から前記
    第2の案内溝への遷移を抑止する抑止部材を含むことを
    特徴とする請求項3記載のディスクカートリッジ把持機
    構。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のピッカ部材を夫々前
    記ディスクカートリッジ側に付勢する第1及び第2の付
    勢部材を含むことを特徴とする請求項3または請求項4
    記載のディスクカートリッジ把持機構。
JP19593096A 1996-07-25 1996-07-25 ディスクカートリッジ把持機構 Withdrawn JPH1040631A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7016144B2 (en) 2002-07-16 2006-03-21 Fujitsu Limited Robot hand for transferring an article in a housing, and a library apparatus equipped with the robot hand for transferring and article stored in a rack

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7016144B2 (en) 2002-07-16 2006-03-21 Fujitsu Limited Robot hand for transferring an article in a housing, and a library apparatus equipped with the robot hand for transferring and article stored in a rack

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