JPH1040368A - 画像データのマッピング方法 - Google Patents
画像データのマッピング方法Info
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- JPH1040368A JPH1040368A JP9111433A JP11143397A JPH1040368A JP H1040368 A JPH1040368 A JP H1040368A JP 9111433 A JP9111433 A JP 9111433A JP 11143397 A JP11143397 A JP 11143397A JP H1040368 A JPH1040368 A JP H1040368A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 33
- 238000013507 mapping Methods 0.000 title claims abstract description 21
- 238000013506 data mapping Methods 0.000 claims description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 27
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 abstract description 12
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な計算でマッピング後の画像上で隙間を
生じさせることなく画像データのマッピングを行う。 【解決手段】 入力画像上の4点P1 〜P4 によって表
される領域を第1の三角形領域P1 P2 P3 と第2の三
角形領域P1 P4 P3 に分割し、上記4点P1 〜P4 の
座標に対する上記出力画像上の変換後の4点Q1 〜Q4
の座標をそれぞれ演算し、3点P1 ,P2 ,P3 の座標
と3点Q1 ,Q2 ,Q3 の座標とを線形的に対応させる
ことによって、入力画像上の第1の三角形領域P1 P2
P3 内の各画素データから、出力画像上の第1の三角形
領域Q1 Q2 Q3 内に存在する各画素位置にマッピング
すべき画素データを演算する。上記入力画像上の第2の
三角形領域P1 P4 P3 と出力画像上の第2の三角形領
域Q1 Q4 Q3 についても同様である。これらの演算処
理において演算された各画素データを、各三角形領域Q
1 Q2 Q3 内、Q1 Q4 Q3 内の各画素位置にマッピン
グしている。
生じさせることなく画像データのマッピングを行う。 【解決手段】 入力画像上の4点P1 〜P4 によって表
される領域を第1の三角形領域P1 P2 P3 と第2の三
角形領域P1 P4 P3 に分割し、上記4点P1 〜P4 の
座標に対する上記出力画像上の変換後の4点Q1 〜Q4
の座標をそれぞれ演算し、3点P1 ,P2 ,P3 の座標
と3点Q1 ,Q2 ,Q3 の座標とを線形的に対応させる
ことによって、入力画像上の第1の三角形領域P1 P2
P3 内の各画素データから、出力画像上の第1の三角形
領域Q1 Q2 Q3 内に存在する各画素位置にマッピング
すべき画素データを演算する。上記入力画像上の第2の
三角形領域P1 P4 P3 と出力画像上の第2の三角形領
域Q1 Q4 Q3 についても同様である。これらの演算処
理において演算された各画素データを、各三角形領域Q
1 Q2 Q3 内、Q1 Q4 Q3 内の各画素位置にマッピン
グしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データのマッ
ピング方法に関し、特に所謂画像メモリを用いて入力画
像の幾何学的変形を実現する画像データのマッピング方
法に関する。
ピング方法に関し、特に所謂画像メモリを用いて入力画
像の幾何学的変形を実現する画像データのマッピング方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、放送用の特殊効果装置やアニメ
ーション作成装置等においては、入力された画像に対し
て、回転、拡大、縮小や、さらに複雑な幾何学的変形を
加えて出力するような画像データのマッピング方法を用
いた画像変換装置が必要とされる。
ーション作成装置等においては、入力された画像に対し
て、回転、拡大、縮小や、さらに複雑な幾何学的変形を
加えて出力するような画像データのマッピング方法を用
いた画像変換装置が必要とされる。
【0003】このような画像変換装置の一例として、例
えば本件出願人が先に特開昭58−19975号公報に
おいて提案したような画像変換装置が知られている。こ
の画像変換装置においては、入力画像より得られる画像
情報を画像メモリに書き込む際、この入力画像のサンプ
ル点(画素)と所定の変換関数とに応じた変換領域を上
記画像メモリ上に定め、この変換領域に含まれる上記画
像メモリのサンプル点を求め、この変換領域に上記入力
画像の対応するサンプル点より得られる画像情報を書き
込むようにしている。この場合、入力画像の各サンプル
点毎に処理を行ってもよいが、処理量を減らすために、
入力画像を複数のサンプル点より成る微小矩形領域で分
割し、この分割された微小矩形領域の代表点に所定の変
換を施して変換後の位置を求めた後、変換を代表点の近
傍で線形近似するようにして画像変換を行っている。
えば本件出願人が先に特開昭58−19975号公報に
おいて提案したような画像変換装置が知られている。こ
の画像変換装置においては、入力画像より得られる画像
情報を画像メモリに書き込む際、この入力画像のサンプ
ル点(画素)と所定の変換関数とに応じた変換領域を上
記画像メモリ上に定め、この変換領域に含まれる上記画
像メモリのサンプル点を求め、この変換領域に上記入力
画像の対応するサンプル点より得られる画像情報を書き
込むようにしている。この場合、入力画像の各サンプル
点毎に処理を行ってもよいが、処理量を減らすために、
入力画像を複数のサンプル点より成る微小矩形領域で分
割し、この分割された微小矩形領域の代表点に所定の変
換を施して変換後の位置を求めた後、変換を代表点の近
傍で線形近似するようにして画像変換を行っている。
【0004】これは、具体的には図3のAに示すよう
に、入力画像のxy直交座標上の一つの代表点(x0,y0)
を中心として他のサンプル点を含む微小矩形領域SAが
定まっており、この微小矩形領域SAに応じて、図3の
Bに示すように、出力画像のuv直交座標上で変換微小
矩形領域SBが定められる。この領域SBは、上記代表
点(x0,y0) を変換して得られた位置(u0,v0) の近傍にお
いて、画像変換を近似した線形変換により上記領域SA
を変換して得られる領域であり、平行四辺形となってい
る。この領域SBに含まれる出力画像メモリのサンプル
点の各々について、領域SA内に含まれている入力画像
のサンプル点を選択対応させるものである。
に、入力画像のxy直交座標上の一つの代表点(x0,y0)
を中心として他のサンプル点を含む微小矩形領域SAが
定まっており、この微小矩形領域SAに応じて、図3の
Bに示すように、出力画像のuv直交座標上で変換微小
矩形領域SBが定められる。この領域SBは、上記代表
点(x0,y0) を変換して得られた位置(u0,v0) の近傍にお
いて、画像変換を近似した線形変換により上記領域SA
を変換して得られる領域であり、平行四辺形となってい
る。この領域SBに含まれる出力画像メモリのサンプル
点の各々について、領域SA内に含まれている入力画像
のサンプル点を選択対応させるものである。
【0005】ところで、変換微小矩形領域SBは、上述
したように位置(u0,v0) を中心とする平行四辺形となっ
ており、隣接領域との間では、互いの境界が合致せず隙
間が生ずる虞れがあるため、特開昭58−19975号
公報記載の技術においては、上記近似された線形変換の
際に1より大きい補正係数を乗じるようにしている。ま
た本件出願人は、隣接する微小矩形領域が互いに共通部
分を持つように、入力画像を微小矩形領域によって被覆
し、微小矩形領域毎に変換関数を近似するような画像変
換装置を、特開昭60−59474号公報において提案
している。
したように位置(u0,v0) を中心とする平行四辺形となっ
ており、隣接領域との間では、互いの境界が合致せず隙
間が生ずる虞れがあるため、特開昭58−19975号
公報記載の技術においては、上記近似された線形変換の
際に1より大きい補正係数を乗じるようにしている。ま
た本件出願人は、隣接する微小矩形領域が互いに共通部
分を持つように、入力画像を微小矩形領域によって被覆
し、微小矩形領域毎に変換関数を近似するような画像変
換装置を、特開昭60−59474号公報において提案
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の方法
は、変換後の任意の矩形を平行四辺形にて近似すること
になるため、誤差が大きくなり、変換画像の画質劣化が
生じる虞れがある。
は、変換後の任意の矩形を平行四辺形にて近似すること
になるため、誤差が大きくなり、変換画像の画質劣化が
生じる虞れがある。
【0007】そこで、本件出願人は、さらに特願昭60
−187124号明細書において、入力画像を形成する
第1の微小矩形領域の4つの頂点の画像データを変換画
像上に変換すると共に、当該変換画像上に形成された第
2の微小矩形領域内に含まれる各画素の位置を第1の微
小矩形領域の位置に相当する位置に内挿するようにした
画像変換装置を提案している。この画像変換装置によれ
ば、変換画像上に形成された第2の微小矩形領域相互間
に隙間を生じさせないようにすることができる。しかし
ながら、上記内挿処理の際には、任意形状の矩形に対す
る内挿演算が必要となるため、平行四辺形のような2つ
のベクトル成分のみで内挿演算が可能なものに比べて計
算が複雑化するという問題点がある。
−187124号明細書において、入力画像を形成する
第1の微小矩形領域の4つの頂点の画像データを変換画
像上に変換すると共に、当該変換画像上に形成された第
2の微小矩形領域内に含まれる各画素の位置を第1の微
小矩形領域の位置に相当する位置に内挿するようにした
画像変換装置を提案している。この画像変換装置によれ
ば、変換画像上に形成された第2の微小矩形領域相互間
に隙間を生じさせないようにすることができる。しかし
ながら、上記内挿処理の際には、任意形状の矩形に対す
る内挿演算が必要となるため、平行四辺形のような2つ
のベクトル成分のみで内挿演算が可能なものに比べて計
算が複雑化するという問題点がある。
【0008】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、隣接する変換微小矩形領域間に隙間が生
ずることなく、微小矩形領域内の画素についての内挿の
演算が簡単に済むような画像変換装置に用いて好適な画
像データのマッピング方法の提供を目的とする。
たものであり、隣接する変換微小矩形領域間に隙間が生
ずることなく、微小矩形領域内の画素についての内挿の
演算が簡単に済むような画像変換装置に用いて好適な画
像データのマッピング方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、入力画像上の画素データを出力画像
上にマッピングする画像データのマッピング方法におい
て、上記入力画像上において指定された少なくとも3点
の座標に対する上記出力画像上の変換後の3点の座標を
それぞれ演算し、上記入力画像上の3点の座標と上記出
力画像上の3点の座標とを、線形的かつ2次元的に対応
させることによって、上記入力画像上の3点を頂点とし
た三角形領域内の各画素データから、上記出力画像上の
3点を頂点とした三角形領域内の各画素位置にマッピン
グすべき画素データを演算し、上記演算された各画素デ
ータを、上記出力画像上の上記三角形領域内の各画素位
置にそれぞれマッピングすることを特徴とする。
を解決するために、入力画像上の画素データを出力画像
上にマッピングする画像データのマッピング方法におい
て、上記入力画像上において指定された少なくとも3点
の座標に対する上記出力画像上の変換後の3点の座標を
それぞれ演算し、上記入力画像上の3点の座標と上記出
力画像上の3点の座標とを、線形的かつ2次元的に対応
させることによって、上記入力画像上の3点を頂点とし
た三角形領域内の各画素データから、上記出力画像上の
3点を頂点とした三角形領域内の各画素位置にマッピン
グすべき画素データを演算し、上記演算された各画素デ
ータを、上記出力画像上の上記三角形領域内の各画素位
置にそれぞれマッピングすることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る画像データのマッピン
グ方法は、入力画像上の画素データを出力画像上にマッ
ピングする画像データのマッピング方法において、上記
入力画像上において指定された4点によって表される領
域を少なくとも第1の三角形領域と第2の三角形領域に
分割する第1の処理と、上記入力画像上において指定さ
れた4点の座標に対する上記出力画像上の変換後の4点
の座標をそれぞれ演算する第2の処理と、上記入力画像
上の上記第1の三角形領域の頂点となる3点の座標と、
上記出力画像上の上記第1の三角形領域の頂点となる3
点の座標とを線形的に対応させることによって、上記入
力画像上の上記第1の三角形領域内の各画素データか
ら、上記出力画像上の上記第1の三角形領域内に存在す
る各画素位置にマッピングすべき画素データを演算する
第3の処理と、上記入力画像上の上記第2の三角形領域
の頂点となる3点の座標と、上記出力画像上の上記第2
の三角形領域の頂点となる3点の座標とを線形的に対応
させることによって、上記入力画像上の上記第2の三角
形領域内の各画素データから、上記出力画像上の上記第
2の三角形領域内に存在する各画素位置にマッピングす
べき画素データを演算する第4の処理とを有し、上記第
3の処理において演算された各画素データを、上記出力
画像上の第1の三角形領域内の各画素位置にマッピング
すると共に、上記第4の処理において演算された各画素
データを、上記出力画像上の第2の三角形領域内の各画
素位置にマッピングすることを特徴とする。
グ方法は、入力画像上の画素データを出力画像上にマッ
ピングする画像データのマッピング方法において、上記
入力画像上において指定された4点によって表される領
域を少なくとも第1の三角形領域と第2の三角形領域に
分割する第1の処理と、上記入力画像上において指定さ
れた4点の座標に対する上記出力画像上の変換後の4点
の座標をそれぞれ演算する第2の処理と、上記入力画像
上の上記第1の三角形領域の頂点となる3点の座標と、
上記出力画像上の上記第1の三角形領域の頂点となる3
点の座標とを線形的に対応させることによって、上記入
力画像上の上記第1の三角形領域内の各画素データか
ら、上記出力画像上の上記第1の三角形領域内に存在す
る各画素位置にマッピングすべき画素データを演算する
第3の処理と、上記入力画像上の上記第2の三角形領域
の頂点となる3点の座標と、上記出力画像上の上記第2
の三角形領域の頂点となる3点の座標とを線形的に対応
させることによって、上記入力画像上の上記第2の三角
形領域内の各画素データから、上記出力画像上の上記第
2の三角形領域内に存在する各画素位置にマッピングす
べき画素データを演算する第4の処理とを有し、上記第
3の処理において演算された各画素データを、上記出力
画像上の第1の三角形領域内の各画素位置にマッピング
すると共に、上記第4の処理において演算された各画素
データを、上記出力画像上の第2の三角形領域内の各画
素位置にマッピングすることを特徴とする。
【0011】出力画像上の3点を頂点とする三角形領域
内の各画素位置の画素データを線形かつ2次元的に対応
させ、入力画像上の3点を頂点とする三角形領域内の各
画素データから演算してマッピングすることができる。
内の各画素位置の画素データを線形かつ2次元的に対応
させ、入力画像上の3点を頂点とする三角形領域内の各
画素データから演算してマッピングすることができる。
【0012】また、任意の4点により表される矩形状の
変換微小領域を対角線で2分割して得られた第1、第2
の各三角形領域について、出力画像の各画素データを線
形演算により入力画像の各画素データから求めることが
でき、計算が簡略化されるとともに、隣接領域間の隙間
も生じない。
変換微小領域を対角線で2分割して得られた第1、第2
の各三角形領域について、出力画像の各画素データを線
形演算により入力画像の各画素データから求めることが
でき、計算が簡略化されるとともに、隣接領域間の隙間
も生じない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
に係る実施の形態となる画像データのマッピング方法を
説明するための図である。
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
に係る実施の形態となる画像データのマッピング方法を
説明するための図である。
【0014】すなわち、入力画像を幾何学的に変形させ
た出力画像に変換する際に、入力画像を微小矩形領域S
Aに分割し、この分割された微小矩形領域SA(図1の
A参照)の4つの頂点P1 〜P4 に対応する出力画像上
での変換先座標(図1のBの各点Q1 〜Q4 の座標)を
計算して、これらの各点Q1 〜Q4 を4頂点とする変換
微小矩形領域SBを求める。この場合の上記微小矩形領
域SAは、入力画像の画素(所謂ピクセル)sの複数個
(例えば8個×8個)を含むような領域となっている。
この領域SAを出力画像上に投影したものが領域SBで
あり、この領域SB内の各画素(ピクセル)の位置に対
応する入力画像上の座標を求めることが必要とされる。
た出力画像に変換する際に、入力画像を微小矩形領域S
Aに分割し、この分割された微小矩形領域SA(図1の
A参照)の4つの頂点P1 〜P4 に対応する出力画像上
での変換先座標(図1のBの各点Q1 〜Q4 の座標)を
計算して、これらの各点Q1 〜Q4 を4頂点とする変換
微小矩形領域SBを求める。この場合の上記微小矩形領
域SAは、入力画像の画素(所謂ピクセル)sの複数個
(例えば8個×8個)を含むような領域となっている。
この領域SAを出力画像上に投影したものが領域SBで
あり、この領域SB内の各画素(ピクセル)の位置に対
応する入力画像上の座標を求めることが必要とされる。
【0015】そこで本発明の実施の形態においては、上
記変換微小領域SBを対角線で2つの三角形領域に分割
し、それぞれの三角形領域内の各画素に対応する入力画
像上での座標を三角形の3辺のうち分割に使用した対角
線を除く他の2辺のベクトルにより内挿計算し、この内
挿計算された座標に基づいて入力画像情報を対応する出
力画像上にマッピングするようにしている。また、三角
形領域の頂点となる3点の座標を、入力画像と出力画像
とで線形的かつ2次元的に対応させることによって、入
力画像上の三角形領域内の各画素データから出力画像上
の対応する三角形領域内の各画素データを演算してマッ
ピングするようにしている。
記変換微小領域SBを対角線で2つの三角形領域に分割
し、それぞれの三角形領域内の各画素に対応する入力画
像上での座標を三角形の3辺のうち分割に使用した対角
線を除く他の2辺のベクトルにより内挿計算し、この内
挿計算された座標に基づいて入力画像情報を対応する出
力画像上にマッピングするようにしている。また、三角
形領域の頂点となる3点の座標を、入力画像と出力画像
とで線形的かつ2次元的に対応させることによって、入
力画像上の三角形領域内の各画素データから出力画像上
の対応する三角形領域内の各画素データを演算してマッ
ピングするようにしている。
【0016】例えば、点Q1 とQ3 とを結ぶ対角線で2
分された各三角形Q1 Q2 Q3 及びQ1 Q4 Q3 に対
し、前者についてはQ2 Q1 とQ2 Q3 との2辺のベク
トルを基準とする平行四辺形(図1のBの四辺形Q1 Q
2 Q3 Q5 )を想定して、単純な1次補間により三角形
Q1 Q2 Q3 内の画素に対応する入力画像上での座標を
内挿計算して求めており、後者についてはQ4 Q1 とQ
4 Q3 との2辺のベクトルを基準とする平行四辺形を想
定して三角形Q1 Q4 Q3 内の画素に対応する入力画像
上での座標を簡単な内挿計算により求めている。すなわ
ち、上記平行四辺形Q1 Q2 Q3 Q5 は、ベクトルQ2
Q1 をP2 P1 と対応させ、ベクトルQ2Q3 をP2 P3
と対応させるのみで、図1のAの矩形(正方形)P1
P2 P3 P4 との対応を容易にとることができ、これら
の対応する矩形のうちの三角形Q1Q2 Q3 内の画素
(ピクセル)についてのみ内挿計算を実行して、この内
挿計算された入力画像上の座標に基づいて入力画像情報
を対応する出力画像上の上記三角形Q1 Q2 Q3 内の各
画素位置にマッピングする。この場合、図1のBの三角
形Q1 Q2 Q3 は図1のAの三角形P1 P2 P3 に対応
し、この三角形P1 P2P3 内の各画素の画像情報を用
いて図1のBの三角形Q1 Q2 Q3 内の各画素の画像情
報を決定することができる。三角形Q1 Q4 Q3 につい
ても同様のことがいえる。
分された各三角形Q1 Q2 Q3 及びQ1 Q4 Q3 に対
し、前者についてはQ2 Q1 とQ2 Q3 との2辺のベク
トルを基準とする平行四辺形(図1のBの四辺形Q1 Q
2 Q3 Q5 )を想定して、単純な1次補間により三角形
Q1 Q2 Q3 内の画素に対応する入力画像上での座標を
内挿計算して求めており、後者についてはQ4 Q1 とQ
4 Q3 との2辺のベクトルを基準とする平行四辺形を想
定して三角形Q1 Q4 Q3 内の画素に対応する入力画像
上での座標を簡単な内挿計算により求めている。すなわ
ち、上記平行四辺形Q1 Q2 Q3 Q5 は、ベクトルQ2
Q1 をP2 P1 と対応させ、ベクトルQ2Q3 をP2 P3
と対応させるのみで、図1のAの矩形(正方形)P1
P2 P3 P4 との対応を容易にとることができ、これら
の対応する矩形のうちの三角形Q1Q2 Q3 内の画素
(ピクセル)についてのみ内挿計算を実行して、この内
挿計算された入力画像上の座標に基づいて入力画像情報
を対応する出力画像上の上記三角形Q1 Q2 Q3 内の各
画素位置にマッピングする。この場合、図1のBの三角
形Q1 Q2 Q3 は図1のAの三角形P1 P2 P3 に対応
し、この三角形P1 P2P3 内の各画素の画像情報を用
いて図1のBの三角形Q1 Q2 Q3 内の各画素の画像情
報を決定することができる。三角形Q1 Q4 Q3 につい
ても同様のことがいえる。
【0017】また、入力画像上の任意の4点P1 〜P4
によって表される領域を第1の三角形領域P1 P2 P3
と第2の三角形領域P1 P4 P3 に分割し、上記入力画
像上の4点P1 〜P4 の座標に対する上記出力画像上の
変換後の4点Q1 〜Q4 の座標をそれぞれ演算し、上記
入力画像上の上記第1の三角形領域の頂点となる3点P
1 ,P2 ,P3 の座標と、上記出力画像上の上記第1の
三角形領域の頂点となる3点Q1 ,Q2 ,Q3 の座標と
を線形的に対応させることによって、上記入力画像上の
上記第1の三角形領域P1 P2 P3 内の各画素データか
ら、上記出力画像上の上記第1の三角形領域Q1 Q2 Q
3 内に存在する各画素位置にマッピングすべき画素デー
タを演算し、上記入力画像上の上記第2の三角形領域の
頂点となる3点P1 ,P4 ,P3 の座標と、上記出力画
像上の上記第2の三角形領域の頂点となる3点Q1 ,Q
4 ,Q3 の座標とを線形的に対応させることによって、
上記入力画像上の上記第2の三角形領域P1 P4 P3 内
の各画素データから、上記出力画像上の上記第2の三角
形領域Q1 Q4 Q3 内に存在する各画素位置にマッピン
グすべき画素データを演算する。そして、これらの演算
処理において演算された各画素データを、上記出力画像
上の第1の三角形領域Q1 Q2 Q3 内の各画素位置及び
上記第2の三角形領域Q1 Q4 Q3 内の各画素位置にマ
ッピングしている。
によって表される領域を第1の三角形領域P1 P2 P3
と第2の三角形領域P1 P4 P3 に分割し、上記入力画
像上の4点P1 〜P4 の座標に対する上記出力画像上の
変換後の4点Q1 〜Q4 の座標をそれぞれ演算し、上記
入力画像上の上記第1の三角形領域の頂点となる3点P
1 ,P2 ,P3 の座標と、上記出力画像上の上記第1の
三角形領域の頂点となる3点Q1 ,Q2 ,Q3 の座標と
を線形的に対応させることによって、上記入力画像上の
上記第1の三角形領域P1 P2 P3 内の各画素データか
ら、上記出力画像上の上記第1の三角形領域Q1 Q2 Q
3 内に存在する各画素位置にマッピングすべき画素デー
タを演算し、上記入力画像上の上記第2の三角形領域の
頂点となる3点P1 ,P4 ,P3 の座標と、上記出力画
像上の上記第2の三角形領域の頂点となる3点Q1 ,Q
4 ,Q3 の座標とを線形的に対応させることによって、
上記入力画像上の上記第2の三角形領域P1 P4 P3 内
の各画素データから、上記出力画像上の上記第2の三角
形領域Q1 Q4 Q3 内に存在する各画素位置にマッピン
グすべき画素データを演算する。そして、これらの演算
処理において演算された各画素データを、上記出力画像
上の第1の三角形領域Q1 Q2 Q3 内の各画素位置及び
上記第2の三角形領域Q1 Q4 Q3 内の各画素位置にマ
ッピングしている。
【0018】次に、上述のような入力画像から出力画像
への変換、すなわち、入力画像上の画素データの出力画
像上へのマッピングを行うための具体的構成例につい
て、図2とともに説明する。
への変換、すなわち、入力画像上の画素データの出力画
像上へのマッピングを行うための具体的構成例につい
て、図2とともに説明する。
【0019】この図2において、所謂RAM等より成る
入力用画像メモリ1は、上記入力画像の各画素(ピクセ
ル)に対応するメモリセルを有しており、これらの各メ
モリセルに入力画像情報が書き込まれる。変換処理部2
は、この入力用画像メモリ1に対応する入力画像を複数
の上記微小矩形領域SAに分割し、この微小矩形領域S
Aの4つの頂点の変換先座標(具体的には出力用画像メ
モリ3のアドレス空間内の位置に相当)を計算して上記
変換微小矩形領域SBを求める。さらに、この変換微小
領域SBを対角線で2つの三角形領域に分割し、内挿演
算回路4により上記三角形領域内の各画素(出力用画像
メモリ3のメモリセル)に対応する入力画像上での座標
を求める。この入力画像上の座標は、上記入力画像上の
3点の座標と上記出力画像上の3点の座標とを、線形的
かつ2次元的に対応させることによって、上記入力画像
上の3点を頂点とした三角形領域内の各画素データか
ら、上記出力画像上の3点を頂点とした三角形領域内の
各画素位置にマッピングすべき画素データを内挿計算す
ることにより求める。この内挿計算された入力画像座標
に基づいて、変換処理部2は入力用画像メモリ1の画像
情報を対応する出力画像上にマッピングする。ここで、
上記内挿計算された入力画像座標が入力用画像メモリ1
のメモリセルのアドレス(入力画像上の各画素の座標に
相当)に一致しない場合には、該入力画像座標に最も近
いアドレスのメモリセルの画像情報をそのまま用いれば
よい。
入力用画像メモリ1は、上記入力画像の各画素(ピクセ
ル)に対応するメモリセルを有しており、これらの各メ
モリセルに入力画像情報が書き込まれる。変換処理部2
は、この入力用画像メモリ1に対応する入力画像を複数
の上記微小矩形領域SAに分割し、この微小矩形領域S
Aの4つの頂点の変換先座標(具体的には出力用画像メ
モリ3のアドレス空間内の位置に相当)を計算して上記
変換微小矩形領域SBを求める。さらに、この変換微小
領域SBを対角線で2つの三角形領域に分割し、内挿演
算回路4により上記三角形領域内の各画素(出力用画像
メモリ3のメモリセル)に対応する入力画像上での座標
を求める。この入力画像上の座標は、上記入力画像上の
3点の座標と上記出力画像上の3点の座標とを、線形的
かつ2次元的に対応させることによって、上記入力画像
上の3点を頂点とした三角形領域内の各画素データか
ら、上記出力画像上の3点を頂点とした三角形領域内の
各画素位置にマッピングすべき画素データを内挿計算す
ることにより求める。この内挿計算された入力画像座標
に基づいて、変換処理部2は入力用画像メモリ1の画像
情報を対応する出力画像上にマッピングする。ここで、
上記内挿計算された入力画像座標が入力用画像メモリ1
のメモリセルのアドレス(入力画像上の各画素の座標に
相当)に一致しない場合には、該入力画像座標に最も近
いアドレスのメモリセルの画像情報をそのまま用いれば
よい。
【0020】なお、演算処理に余力のある場合やより高
精度の画像変換を行いたい場合等には、上記内挿計算さ
れて得られた入力画像座標近傍のいくつかのメモリセル
の画像情報に基づき補間処理を行って、出力画像上の画
素に対応する画像情報を求めるようにしてもよい。
精度の画像変換を行いたい場合等には、上記内挿計算さ
れて得られた入力画像座標近傍のいくつかのメモリセル
の画像情報に基づき補間処理を行って、出力画像上の画
素に対応する画像情報を求めるようにしてもよい。
【0021】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、例えば入力画像上の各画素に対応する
出力画像上の座標を内挿計算により求めて、この出力画
像座標に相当する画素に入力画像情報をマッピングする
ようにしてもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において種々の変更が可能である。
るものではなく、例えば入力画像上の各画素に対応する
出力画像上の座標を内挿計算により求めて、この出力画
像座標に相当する画素に入力画像情報をマッピングする
ようにしてもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲において種々の変更が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、入力画像上の3点の座標と出力画像上の3点
の座標とを、線形的かつ2次元的に対応させることによ
って、上記入力画像上の3点を頂点とした三角形領域内
の各画素データから、上記出力画像上の3点を頂点とし
た三角形領域内の各画素位置にマッピングすべき画素デ
ータを演算し、上記演算された各画素データを、上記出
力画像上の上記三角形領域内の各画素位置にそれぞれマ
ッピングしているため、簡単な計算で画像データのマッ
ピングが行える。
によれば、入力画像上の3点の座標と出力画像上の3点
の座標とを、線形的かつ2次元的に対応させることによ
って、上記入力画像上の3点を頂点とした三角形領域内
の各画素データから、上記出力画像上の3点を頂点とし
た三角形領域内の各画素位置にマッピングすべき画素デ
ータを演算し、上記演算された各画素データを、上記出
力画像上の上記三角形領域内の各画素位置にそれぞれマ
ッピングしているため、簡単な計算で画像データのマッ
ピングが行える。
【0023】また、入力画像上の任意の4点により表さ
れる微小矩形領域の4頂点を出力画像に変換しているか
ら、隣接する変換微小矩形領域間で重畳部分や隙間が生
ずることがなく、またこの4点により表される領域を第
1、第2の三角形領域に分割することにより、この三角
形領域の3点を入力画像と出力画像とで線形的に対応さ
せることによって簡単な計算で内挿処理が行える。
れる微小矩形領域の4頂点を出力画像に変換しているか
ら、隣接する変換微小矩形領域間で重畳部分や隙間が生
ずることがなく、またこの4点により表される領域を第
1、第2の三角形領域に分割することにより、この三角
形領域の3点を入力画像と出力画像とで線形的に対応さ
せることによって簡単な計算で内挿処理が行える。
【図1】本発明の実施の形態となる画像データのマッピ
ング方法を説明するための入力画像上の微小矩形領域、
出力画像上の変換微小矩形領域をそれぞれ示す略線図で
ある。
ング方法を説明するための入力画像上の微小矩形領域、
出力画像上の変換微小矩形領域をそれぞれ示す略線図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態に用いられる装置の構成を
概略的に示すブロック回路図である。
概略的に示すブロック回路図である。
【図3】入力画像、出力画像の従来例をそれぞれ示す略
線図である。
線図である。
SA 微小矩形領域、 SB 変換微小矩形領域、 1
入力用画像メモリ、2 変換処理部、 3 出力用画
像メモリ、 4 内挿演算回路
入力用画像メモリ、2 変換処理部、 3 出力用画
像メモリ、 4 内挿演算回路
Claims (2)
- 【請求項1】 入力画像上の画素データを出力画像上に
マッピングする画像データのマッピング方法において、 上記入力画像上において指定された少なくとも3点の座
標に対する上記出力画像上の変換後の3点の座標をそれ
ぞれ演算し、 上記入力画像上の3点の座標と上記出力画像上の3点の
座標とを、線形的かつ2次元的に対応させることによっ
て、上記入力画像上の3点を頂点とした三角形領域内の
各画素データから、上記出力画像上の3点を頂点とした
三角形領域内の各画素位置にマッピングすべき画素デー
タを演算し、 上記演算された各画素データを、上記出力画像上の上記
三角形領域内の各画素位置にそれぞれマッピングするこ
とを特徴とする画像データのマッピング方法。 - 【請求項2】 入力画像上の画素データを出力画像上に
マッピングする画像データのマッピング方法において、 上記入力画像上において指定された4点によって表され
る領域を少なくとも第1の三角形領域と第2の三角形領
域に分割する第1の処理と、 上記入力画像上において指定された4点の座標に対する
上記出力画像上の変換後の4点の座標をそれぞれ演算す
る第2の処理と、 上記入力画像上の上記第1の三角形領域の頂点となる3
点の座標と、上記出力画像上の上記第1の三角形領域の
頂点となる3点の座標とを線形的に対応させることによ
って、上記入力画像上の上記第1の三角形領域内の各画
素データから、上記出力画像上の上記第1の三角形領域
内に存在する各画素位置にマッピングすべき画素データ
を演算する第3の処理と、 上記入力画像上の上記第2の三角形領域の頂点となる3
点の座標と、上記出力画像上の上記第2の三角形領域の
頂点となる3点の座標とを線形的に対応させることによ
って、上記入力画像上の上記第2の三角形領域内の各画
素データから、上記出力画像上の上記第2の三角形領域
内に存在する各画素位置にマッピングすべき画素データ
を演算する第4の処理とを有し、 上記第3の処理において演算された各画素データを、上
記出力画像上の第1の三角形領域内の各画素位置にマッ
ピングすると共に、上記第4の処理において演算された
各画素データを、上記出力画像上の第2の三角形領域内
の各画素位置にマッピングすることを特徴とする画像デ
ータのマッピング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9111433A JP2998689B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 画像データのマッピング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9111433A JP2998689B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 画像データのマッピング方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62042292A Division JP2699342B2 (ja) | 1987-02-25 | 1987-02-25 | 画像変換方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1040368A true JPH1040368A (ja) | 1998-02-13 |
JP2998689B2 JP2998689B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=14561077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9111433A Expired - Lifetime JP2998689B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 画像データのマッピング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2998689B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP9111433A patent/JP2998689B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2998689B2 (ja) | 2000-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991005 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |