JPH104000A - 超電導線形加速器 - Google Patents

超電導線形加速器

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JPH104000A
JPH104000A JP15125196A JP15125196A JPH104000A JP H104000 A JPH104000 A JP H104000A JP 15125196 A JP15125196 A JP 15125196A JP 15125196 A JP15125196 A JP 15125196A JP H104000 A JPH104000 A JP H104000A
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JP
Japan
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superconducting
frequency
linear accelerator
refrigerant
accelerating
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JP15125196A
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Tomoko Ota
智子 太田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加速器全体の長さを短縮して省スペース化を図
ることにある。 【解決手段】荷電粒子を電磁力で高エネルギ状態にして
加速する超電導線形加速器において、真空容器1の内側
に設けられた熱シールド及び磁気シールド19と、その
内側に冷媒容器6を設けてなる1台のクライオスタット
23内に液体ヘリウム16を収容すると共に、この液体
ヘリウム16に浸漬させて荷電粒子を加速する複数個の
超電導高周波加速空胴2と、ビームを収束させるための
複数個の超電導四極電磁石21とを交互に配設すると共
に、これらの間をビームパイプ31を介してそれぞれ接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は荷電粒子を加速する
超電導線形加速器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、加速器は電子、陽子、イオン等
の荷電粒子を電磁力で数十億電子ボルト(数GeV)程
度の高エネルギ状態に加速するための装置であり、もと
もとは原子核や素粒子の研究のために開発されてきたも
のである。
【0003】加速器には荷電粒子を加速するため、その
ビームラインに高周波加速空胴が設けられている。この
高周波加速空胴は共振によって内部に電磁エネルギを蓄
え、高電磁界を発生させてビームにエネルギを与えて加
速する装置である。
【0004】ところで、高周波加速空胴内が高電界にな
ると、高周波加速空胴の内表面に循環電流が流れるが、
この電流は高周波電流であるため、高周波加速空胴の内
面の材質に応じた表皮深さを流れ、ジュール損失を生じ
る。
【0005】通常、銅やアルミニウム等で作られた常電
導高周波加速空胴で、荷電粒子ビームの加速に必要な高
電界を得るには、ジュール損失が極めて大きくなり、こ
のジュール損失を補うために、大きな高周波電力を供給
できる大出力の高周波発振器が必要となるが、それを賄
えるだけの高周波発振器は現存しない。さらに、高周波
加速空胴の冷却面でも問題があり、常電導高周波加速空
胴の適用には限界がある。
【0006】そこで、最近では高周波加速空胴の内面に
電流が流れてもジュール損失が生じないように電気抵抗
がほぼ0Ωである超電導材で超電導高周波加速空胴を構
成することが考えられている。
【0007】この超電導高周波加速空胴の使用分野は多
方面に渡るが、特に最近では放射性廃棄物の消滅処理用
加速器において、限られた電力、限られた空間の範囲で
できるだけ高いエネルギを持った粒子を得るために、超
電導材で高周波加速空胴を構成した超電導線形加速器が
注目されている。
【0008】図10は、この種の従来の超電導線形加速
器の構成例の要部を破断して示す斜視図で、日本原子力
研究所のタンデム加速器に設置した超電導線形加速器の
一部を示したものである。
【0009】図10に示すように、1台の真空容器1内
に4台の同軸形の超電導高周波加速空胴2が設置されて
いる。また、真空容器1の上面部には超電導高周波加速
空胴2内を真空引きするためのターボ分子ポンプ3、ゲ
ートバルブ4、超電導高周波加速空胴2を冷却するため
の液体ヘリウム入口5、ヘリウムガス入口7、ヘリウム
ガス出口8、超電導高周波加速空胴2に高周波電力を入
力するための端子10、超電導高周波加速空胴2の周波
数を調整するための制御モータ11がそれぞれ設けら
れ、さらに真空容器1内の超電導高周波加速空胴2の上
部に冷媒(液体ヘリウム)容器6が設けられている。さ
らに、真空容器1内面には熱シールド9が施されてい
る。
【0010】このような構成の真空容器1をビーム軸1
2に沿って直線上に並べて配置すると共に、各真空容器
1相互間にビムを収束させるための四極電磁石13を設
置して超電導線形加速器を構成する。
【0011】図11は、図10に示す同軸形超電導高周
波加速空胴2を縦に切断して示す斜視図である。図11
に示すように、超電導高周波加速空胴2は超電導体であ
るニオブ(Nb)で作成したドリフトチューブ14と、
内面がニオブで外面が銅で作成された外導体15から構
成されている。この場合、外導体15は内面のニオブと
外面の銅とが爆着により接合されている。
【0012】このような超電導高周波加速空胴2におい
て、ドリフトチューブ14内に液体ヘリウム16を満た
してドリフトチューブを直接4.2[K]に冷却し、熱
伝導により外導体も冷却する。
【0013】また、超電導高周波加速空胴2の底部に有
する高周波電力入力用アンテナ17から約4[W]の高
周波電力を入力することにより、ドリフトチューブ14
の周囲に約6[MV/m]以上の強い電界を発生させる
ことができる。
【0014】このドリフトチューブ14前後の電界は1
30[MHz]の周期で反転しており、この電界に同期
して重イオンが加速される。また、同期した重イオンは
ドリフトチューブ14手前のギャップを通過するとき進
行方向の電界で加速され、ドリフトチューブ14の中を
通過している間に電界の方向が反転し、ドリフトチュー
ブ14を出てからのギャップでも再び進行方向に加速さ
れる。
【0015】また、図11に示すように外導体15のビ
ーム軸12に対して直角な位置に周波数調整器18が設
置され、これを図示しない周波数調整器駆動モータで図
の矢印の方向に動かしてビーム軸方向のギャップを伸縮
させることにより、加速空胴2の共振周波数を微調整す
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の超電導線形加速器においては、ビームを収束
させる機能を持つ四極電磁石13を真空容器1の外側に
設置する構成となっているため、線形加速器全体が長尺
化し、省スペース化を図る上で問題がある。本発明は上
記のような問題点を解消し、加速器全体の長さを短縮し
て省スペース化を図ることができる超電導線形加速器を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため次のような手段により超電導線形加速器を構
成するものである。請求項1に対応する発明は、荷電粒
子を電磁力で高エネルギ状態にして加速する超電導線形
加速器において、真空容器の内側に設けられた熱シール
ド及び磁気シールドと、その内側に冷媒容器を設けてな
る1台のクライオスタット内に低温冷媒を収容すると共
に、この低温冷媒に浸漬させて荷電粒子を加速する複数
個の超電導高周波加速空胴とビームを収束させる複数個
の超電導四極電磁石とを交互に配設する。
【0018】このような構成の超電導線形加速器にあっ
ては、複数個の超電導高周波加速空胴と複数個の超電導
四極電磁石とを1台のクライオスタット内に設けている
ので、線形加速器を構成するクライオスタットの台数を
減らすことができ、引いてはクライオスタットによるド
リフトスペースを減らすことができるため、加速器全体
の長さを短縮して省スペース化を図ることが可能とな
る。
【0019】請求項2に対応する発明にあっては、請求
項1に対応する発明の構成に加えて超電導高周波加速空
胴と超電導四極電磁石との間に磁気シールドを設ける。
このような構成の超電導線形加速器にあっては、超電導
四極電磁石のコイルに高電流を流し、高磁場を発生させ
て加速粒子を積極的に収束させて運転するような場合に
おいては超電導四極電磁石から漏れ出る磁場を磁気シー
ルドで完全に遮蔽することができるため、加速空胴が超
電導状態から常電導状態に転移することがなく、加速空
胴を安定に運転することができる。また、磁気シールド
を設置することにより、加速空胴と四極電磁石の間隔を
短縮することが可能となり、加速器全体の長さを短縮し
て省スペース化を図ることができる。
【0020】請求項3に対応する発明は、請求項1に対
応する発明において、クライオスタットを構成する冷媒
容器を磁気遮蔽効果を持つ材料で構成して冷媒容器自体
に磁気遮蔽機能を持たせる。
【0021】このような構成の超電導線形加速器にあっ
ては、冷媒容器自体に地磁気遮蔽機能をもたせてあるの
で、冷媒容器の外側に磁気シールドを設置することが不
要となり、クライオスタットが小形化され、引いては加
速器全体の長さを短縮して省ペース化を図ることができ
る。
【0022】請求項4に対応する発明は、請求項1に対
応する発明において、常温部に設けられた超電導四極電
磁石用電源と超電導四極電磁石との間を電流リードによ
り接続すると共に、この電流リードに極低温冷媒中で永
久電流モードで運転するための永久電流通電手段を設け
る。
【0023】このような構成の超電導線形加速器にあっ
ては、超電導四極電磁石を永久電流モードで運転するこ
とにより、常温部からの侵入熱を減らすことができ、引
いては加速器の運転コストを安価になし得る。
【0024】請求項5に対応する発明は、請求項1に対
応する発明において、クライオスタットを構成する冷媒
容器内の低温冷媒収容スペースの一部に冷媒節約部材を
設けて低温冷媒の使用量を冷媒節約部材の体積分だけ削
減させる。
【0025】このような構成の超電導線形加速器にあっ
ては、超電導高周波加速空胴と超電導四極電磁石を冷却
するための低温冷媒の使用量を減らすことができ、引い
ては加速器の運転コストを下げることができる。
【0026】請求項6に対応する発明は、荷電粒子を電
磁力で高エネルギ状態にして加速し、且つ加速する粒子
の速度が変化する超電導線形加速器において、真空容器
の内側に設けられた熱シールド及び磁気シールドと、そ
の内側に冷媒容器を設けてなる1台のクライオスタット
内に低温冷媒を収容すると共に、この低温冷媒に浸漬さ
せて荷電粒子を加速する複数個の超電導高周波加速空胴
と、ビームを収束させる複数個の超電導四極電磁石とを
交互に配設し、前記各超電導高周波加速空胴は低エネル
ギから高エネルギまでの広いエネルギ領域に対して、中
間のエネルギで最適化した一種類の超電導高周波加速空
胴で構成する。
【0027】このような構成の超電導線形加速器にあっ
ては、請求項1に対応する発明と同様の作用効果が得ら
れることに加えて、加速空胴に互換性を持たせることに
より、従来よりも安価に超電導線形加速器を製作でき、
また一部の加速空胴が故障した場合においても加速空胴
の交換が容易であり、その間線形加速器を長期間に渡っ
て停止させることなく運転することが可能である。
【0028】請求項7に対応する発明は、荷電粒子を電
磁力で高エネルギ状態にして加速し、且つ加速する粒子
の速度が変化する超電導線形加速器において、真空容器
の内側に設けられた熱シールド及び磁気シールドと、そ
の内側に冷媒容器を設けてなる1台のクライオスタット
内に低温冷媒を収容すると共に、この低温冷媒に浸漬さ
せて荷電粒子を加速する複数個の超電導高周波加速空胴
とビームを収束させる複数個の超電導四極電磁石とを交
互に配設してユニット化し、これと同一構成のユニット
を必要個数だけビームラインに沿って並べて線形加速器
を構成する。
【0029】このような構成の超電導線形加速器にあっ
ては、請求項1に対応する発明と同様の作用効果が得ら
れることに加えて、クライオスタットに互換性を持たせ
ることができるので、従来よりも安価に超電導線形加速
器を製作することが可能となる。また、クライオスタッ
ト内の一部のパーツが故障した場合においても、クライ
オスタットそのものを交換すればよいので容易であり、
その間線形加速器を長期間に渡って停止させることなく
運転することが可能である。
【0030】請求項8に対応する発明は、荷電粒子を電
磁力で高エネルギ状態にして加速する超電導線形加速器
において、真空容器の内側に設けられた熱シールド及び
磁気シールドと、その内側に冷媒容器を設けてなる1台
のクライオスタット内に低温冷媒を収容すると共に、こ
の低温冷媒に浸漬させて荷電粒子を加速する複数個の同
軸型超電導高周波加速空胴と、ビームを収束させる複数
個の超電導四極電磁石とを交互にそれぞれ配設し、且つ
前記同軸型超電導高周波加速空胴の上端部に有するアン
テナ挿入口より挿入された高周波電力入力用アンテナを
前記超電導高周波加速空胴に伸縮部材を介して接続する
と共に、前記クライオスタットの外側に存する前記高周
波電力入力用アンテナに前記伸縮部材を伸縮させて超電
導高周波加速空胴の体積を変化させる周波数調整器を設
ける。
【0031】このような構成の超電導線形加速器にあっ
ては、請求項1に対応する発明と同様の作用効果が得ら
れることに加えて、加速空胴の上端部に設けられた周波
数調整器により伸縮部材を伸縮させて超電導高周波加速
空胴の体積を変化させて加速空胴の共振周波数を調整す
ることが可能なので、従来の周波数調整器と比べて駆動
機構が簡単であり、容易に共振周波数の調整を行うこと
ができる。
【0032】請求項9に対応する発明は、荷電粒子を電
磁力で高エネルギ状態にして加速する超電導線形加速器
において、真空容器の内側に設けられた熱シールド及び
磁気シールドと、その内側に冷媒容器を設けてなる1台
のクライオスタット内に低温冷媒を収容すると共に、こ
の低温冷媒に浸漬させて荷電粒子を加速する複数個の同
軸型超電導高周波加速空胴と、ビームを収束させる複数
個の超電導四極電磁石とを交互にそれぞれ配設し、且つ
前記各超電導高周波加速空胴に対し、1個の加速空胴に
電圧を入力する高周波電源、この高周波電源の電圧と加
速空胴にビームが入射する際に変化する電圧との位相を
検出する位相検出器及びこの位相検出器の出力信号を前
記高周波電源にフィドバックするフィードバック回路か
ら構成される位相制御システムを備える。
【0033】このような構成の超電導線形加速器にあっ
ては、請求項1に対応する発明と同様の作用効果が得ら
れることに加えて、位相制御システムにより個々の加速
空胴においてビームの位相に合せて高周波電力を入力す
ることができるため、粒子を効率良く加速することがで
きる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明による超電導線形加
速器の第1の実施の形態を示す断面図である。図1にお
いて、23はクライオスタットで、このクライオスタッ
ト23は真空容器1の内側に熱シールド及び磁気シール
ド19を設け、さらにその内側に冷媒容器6を設けた多
重構成となっている。
【0035】また、このクライオスタット23は、その
上部中央にサービスポット20を有し、このサービスポ
ット20を挟んでその両側にそれぞれ複数個のアンテナ
挿入口が設けられている。
【0036】このような構成のクライオスタット23内
に複数個の例えば同軸型の超電導高周波加速空胴2とビ
ームを収束させるための複数個の超電導四極電磁石21
とを交互に配設すると共に、これらの間をビームパイプ
31を介してそれぞれ接続するものである。
【0037】これら各超電導高周波加速空胴2及び超電
導四極電磁石21は、冷媒容器6に収容された液体ヘリ
ウム16中に浸漬されている。また、クライオスタット
23の上部に有する複数個のアンテナ挿入口に超電導高
周波加速空胴2のドリフトチューブに高周波電力を入力
する高周波電力入力用アンテナ17をそれぞれ取付け
る。
【0038】このような構成の超電導線形加速器におい
て、冷媒容器6内に設置された複数個の超電導高周波加
速空胴2及び超電導四極電磁石21は液体ヘリウム16
により冷却されて超電導状態となる。また、ビームが超
電導高周波加速空胴2を通過する際ビーム径が大きくな
って発散するが、各超電導高周波加速空胴2相互間に配
設された超電導四極電磁石21によりビームを収束させ
ることができる。
【0039】この場合、従来のように真空容器1の外側
に超電導四極電磁石を設置する構成では、超電導高周波
加速空胴と超電導四極電磁石との間の距離が大きくな
り、ビーム径が発散し易いため、1台のクライオスタッ
ト23内に設置できる超電導高周波加速空胴2の個数に
は限界があったが、本実施の形態では超電導高周波加速
空胴2と超電導四極電磁石21を1台のクライオスタッ
ト23内に設置する構成としているので、超電導高周波
加速空胴2を通過する際に広がったビーム径は、直ぐに
超電導四極電磁石21で収束されるため、1台のクライ
オスタット23内に多数の超電導高周波加速空胴2を設
置することが可能になる。
【0040】従って、超電導線形加速器を構成するクラ
イオスタットの台数を減らすことができるため、加速器
全体の長さを短縮することが可能となり、省スペース化
を図ることができる。また、ビームを発散させることな
く、超電導高周波加速空胴2を安定に運転することがで
きる。
【0041】図2は本発明による超電導線形加速器の第
2の実施の形態を示す断面図で、図1と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分
について述べる。
【0042】第2の実施の形態では、1台のクライオス
タット23内に複数個の超電導高周波加速空胴2とビー
ムを収束させるための複数個の超電導四極電磁石21と
を交互に配設すると共に、これらの間をビームパイプ3
1を介してそれぞれ接続するようにした超電導線形加速
器において、図2に示すように超電導高周波加速空胴2
と超電導四極電磁石21との間に磁気シールド22を設
ける構成としたものである。
【0043】このような構成の超電導線形加速器とすれ
ば、超電導四極電磁石21のコイルに高電流を流し、高
磁場を発生させて加速粒子を積極的に収束させて運転す
るような場合には超電導四極電磁石21から漏れ出る磁
場を磁気シールド22で完全に遮蔽することができるた
め、超電導高周波加速空胴2が超電導状態から常電導状
態に転移することがなく、超電導高周波加速空胴2を安
定に運転することができる。また、超電導四極電磁石2
1から漏れる磁場がほぼゼロに減衰するにはかなりの距
離を必要とするが、ここで設けられる磁気シールド22
の厚さは1mm程度の薄いものでよいため、磁気シールド
22を設けることにより、超電導高周波加速空胴2と超
電導四極電磁石21の間隔を短縮することができ、加速
器全体の長さを短縮して省スペース化を図ることができ
る。
【0044】図3は本発明による超電導線形加速器の第
3の実施の形態を示す断面図で、図1と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分
について述べる。
【0045】第3の実施の形態では、1台のクライオス
タット23内に複数個の超電導高周波加速空胴2とビー
ムを収束させるための複数個の超電導四極電磁石21と
を交互に配設すると共に、これらの間をビームパイプ3
1を介してそれぞれ接続するようにした超電導線形加速
器において、図3に示すようにクライオスタット23の
最内側に地磁気遮蔽機能を持たせた冷媒容器6Aを設け
る構成としたものである。この場合、冷媒容器6Aは例
えば極低温領域においても十分な磁気遮蔽効果が保証さ
れているμメタル等を用いて製作する。
【0046】このような構成の超電導線形加速器とすれ
ば、冷媒容器6A自体に磁気遮蔽機能を持たせることが
できるため、冷媒容器6Aの外側に磁気シールドを設置
することが不要となる。従って、クライオスタット23
が小形化され、引いては加速器全体の長さを短縮して省
スペース化を図ることができる。
【0047】図4は本発明の第4の実施の形態として超
電導線形加速器における超電導四極電磁石部分を示す断
面図で、図1と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる部分について述べる。
【0048】第4の実施の形態では、1台のクライオス
タット23内に複数個の超電導高周波加速空胴2とビー
ムを収束させるための複数個の超電導四極電磁石21と
を交互に配設すると共に、これらの間をビームパイプ3
1を介して接続するようにした超電導線形加速器におい
て、図4に示すように超電導四極電磁石21を永久電流
モードで運転するため、例えば永久電流スイッチ24と
着脱式の電流リード25を設け、永久電流スイッチ24
は冷媒容器6内に設置し、着脱式の電流リード25は冷
媒容器6内に設けられている超電導四極電磁石21のコ
イル部と常温部に設けられている超電導四極電磁石用電
源26とを切離し可能に接続する構成とする。
【0049】このような構成の超電導線形加速器とすれ
ば、超電導四極電磁石21を立ち上げる時のみ超電導四
極電磁石用電源26を用いて運転し、その後は永久電流
スイッチ24を作動させることにより、超電導四極電磁
石用電源26と永久電流スイッチ24とを常温部で切離
して、永久電流モードで超電導四極電磁石21を運転す
ることがる。従って、常温部からの侵入熱を減らすこと
ができるため、超電導線形加速器の運転コストを下げる
ことができる。
【0050】図5は本発明による超電導線形加速器の第
5の実施の形態を示す断面図で、図1と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分
について述べる。
【0051】第5の実施の形態では、1台のクライオス
タット23内に複数個の超電導高周波加速空胴2とビー
ムを収束させるための複数個の超電導四極電磁石21と
を交互に配設すると共に、これらの間をビームパイプ3
1を介して接続するようにした超電導線形加速器におい
て、図5に示すように液体ヘリウム節約台27を超電導
四極電磁石21が設置されている箇所に対応する冷媒容
器6の底面と冷媒容器6の上部両側部に取付け、冷媒容
器6内の液体ヘリウム収容スペースを縮小化する構成と
するものである。この場合、液体ヘリウム節約用台27
としては、例えばステンレスやアルミニウム等で作られ
る。
【0052】このような構成の超電導線形加速器とすれ
ば、冷媒容器6内に溜める液体ヘリウム16の量を液体
ヘリウム節約用台27の体積分のみ減らすことができ
る。従って、超電導高周波加速空胴2及び超電導四極電
磁石21を冷却するための液体ヘリウム16の使用量を
減らすことができ、超電導線形加速器の運転コストを安
価にすることができる。
【0053】図6は本発明による超電導線形加速器の第
6の実施の形態を示す断面図で、図2と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分
について述べる。
【0054】第6の実施の形態では、1台のクライオス
タット23内に複数個の超電導高周波加速空胴2Aとビ
ームを収束させるための複数個の超電導四極電磁石21
とを交互に配設すると共に、これらの間をビームパイプ
31を介して接続する構成とし、且つ加速する粒子の速
度が変化していく超電導線形加速器において、図6に示
すように低エネルギから高エネルギまでの広いエネルギ
領域に対して、中間のエネルギで最適化した一種類の超
電導高周波加速空胴2Aで線形加速器を構成するもので
ある。
【0055】このような構成の超電導線形加速器とすれ
ば、従来では粒子の速度によって変化する粒子のエネル
ギに合せて加速空胴の形状を変えていたが、同一形状の
加速空胴のみで線形加速器を構成することにより、加速
空胴に互換性を持たせることができ、従来よりも安価に
超電導線形加速器を構成することができる。また、一部
の加速空胴が故障した場合において、加速空胴の交換が
容易であり、その間線形加速器を長期間に渡って停止さ
せることなく運転することができる。
【0056】図7は本発明による超電導線形加速器の第
7の実施の形態を示す断面図で、図2と同一部分には同
一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分
について述べる。
【0057】第7の実施の形態では、1台のクライオス
タット23内に複数個の超電導高周波加速空胴2とビー
ムを収束させるための複数個の超電導四極電磁石21と
を交互に配設すると共に、これらの間をビームパイプ3
1を介して接続する構成とし、且つ加速する粒子の速度
が変化していく超電導線形加速器において、図7に示す
ように1台のクライオスタット23内に4個の同一形状
の同軸型超電導高周波加速空胴2とビームを収束させる
ための4個の同一形状の超電導四極電磁石21とを交互
に配列し、同軸型超電導高周波加速空胴2と超電導四極
電磁石21との間を磁気シールド22を介してビームパ
イプ31によりそれぞれ接続してユニット化し、これを
必要な台数だけビームラインに沿って並設して超電導線
形加速器を構成するものである。
【0058】このようにユニット化されたクライオユニ
ット28を必要な台数だけ並べて超電導線形加速器を構
成することにより、クライオユニット28に互換性を持
たせることができ、従来よりも安価に製作することがで
きる。また、クライオスタット23の一部のパーツが故
障した場合においては、クライオスタット23そのもの
を交換すればよいので、その交換作業が容易であり、そ
の間線形加速器を長期間に渡って停止させることなく運
転することができる。
【0059】図8は本発明の第8の実施の形態として超
電導線形加速器における超電導高周波加速空胴を示す断
面図で、図1と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる部分について述べる。
【0060】第8の実施の形態では、1台のクライオス
タット23内に複数個の同軸型超電導高周波加速空胴2
とビームを収束させるための複数個の超電導四極電磁石
21を交互に配設すると共に、これらの間をビームパイ
プ31を介してそれぞれ接続するようにした超電導線形
加速器において、図8に示すようにクライオスタット2
3の上部に超電導高周波加速空胴2の共振周波数を調整
するための周波数調整器30を設ける構成とするもので
ある。
【0061】即ち、図8に示すように同軸型超電導高周
波加速空胴2の外導体15及び内導体29の上端部を伸
縮部材であるベローズで構成し、それぞれ外導体ベロー
ズ32、内導体ベローズ33とする。この場合、外導体
ベローズ32と内導体ベローズ33は、加速空胴2の上
端部において接している。
【0062】また、クライオスタット23に設けられた
アンテナ挿入口より高周波電力入力用アンテナ17を挿
入し、その挿入端を加速空胴2の上端部に有する外導体
ベローズ32に接続すると共に、クライオスタット23
の外側に存する高周波電力入力用アンテナ17のフラン
ジ部とアンテナ挿入口の開口端部との間に周波数調整器
30を取付ける。
【0063】このような構成の超電導線形加速器におい
て、周波数調整器30を用いて高周波電力入力用アンテ
ナ17を加速空胴2に押付けたり、引いたりすることに
より加速空胴2の上端部の外導体ベローズ32及び内導
体ベローズ33が共に伸縮し、加速空胴2の体積が微妙
に変化するので、加速空胴2の共振周波数を調整するこ
とができる。従って、従来の周波数調整器と比べて駆動
機構を簡単にして容易に周波数調整を行うことができ
る。
【0064】図9は本発明による超電導線形加速器の第
9の実施の形態を示す加速空胴の入出力系統構成図であ
り、図1の構成部品に該当する部分には同一符号を付し
て説明する。
【0065】第9の実施の形態では、図9に示すように
1台のクライオスタット23内に設置されている複数個
の超電導高周波加速空胴2に対し、1台の加速空胴2が
高周波電源34と位相検出器35とフィードバック回路
36から位相制御システムを構成するものである。
【0066】即ち、図9において、1台のクライオスタ
ット23内に4個の超電導高周波加速空胴2を設置し、
1個の加速空胴2に対して図示しない高周波電力入力用
アンテナを1個ずつ取付け、1個のアンテナに対して1
個の高周波電源34を接続する。また、高周波電源34
から加速空胴2に入力される電圧とビームが加速空胴2
に入射する際に加速空胴2において変化する電圧を位相
検出器36に入力し、この位相検出器36の出力信号を
フィドバック回路36を介して高周波電源34に入力す
る構成とするものである。
【0067】このような構成の超電導線形加速器とすれ
ば、超電導高周波加速空胴2において、ビームの位相に
合せて高周波電力を入力することができるので、粒子を
効率良く加速することができる。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、加速
器全体の長さを短縮して省スペース化を図ることができ
る超電導線形加速器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超電導線形加速器の第1の実施の
形態を示す断面図。
【図2】本発明による超電導線形加速器の第2の実施の
形態を示す断面図。
【図3】本発明による超電導線形加速器の第3の実施の
形態を示す断面図。
【図4】本発明の第4の実施の形態として超電導線形加
速器における超電導四極電磁石部分を示す断面図。
【図5】本発明による超電導線形加速器の第5の実施の
形態を示す断面図。
【図6】本発明による超電導線形加速器の第6の実施の
形態を示す断面図。
【図7】本発明による超電導線形加速器の第7の実施の
形態を示す断面図。
【図8】本発明の第8の実施の形態として超電導線形加
速器における超電導高周波加速空胴を示す断面図。
【図9】本発明による超電導線形加速器の第9の実施の
形態を示す加速空胴の入出力系統構成図。
【図10】従来の超電導線形加速器の構成例の要部を破
断して示す斜視図。
【図11】図10に示す同軸形超電導高周波加速空胴を
縦に切断して示す斜視図。
【符号の説明】
1……真空容器 2……同軸型超電導高周波加速空胴 3……ターボ分子ポンプ 4……ゲートバルブ 5……液体ヘリウム入口 6……冷媒容器 7……ヘリウムガス入口 8……ヘリウムガス出口 9……熱シールド 10……高周波電力入力端子 11……周波数調整器制御ポンプ 12……ビーム軸 13……四極電磁石 14……ドリフトチューブ 15……外導体 16……液体ヘリウム 17……高周波電力入力用アンテナ 18……周波数調整器 19……熱シールド及び磁気シールド 20……サービスポット 21……超電導四極電磁石 22……磁気シールド 23……クライオスタット 24……永久電流スイッチ 25……着脱式電流リード 26……超電導四極電磁石用電源 27……液体ヘリウム節約用台 28……クライオユニット 29……内導体 30……周波数調整器 31……ビームパイプ 32……外導体ベローズ 33……内導体ベローズ 34……高周波電源 35……位相検出器 36……フィードバック回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子を電磁力で高エネルギ状態にし
    て加速する超電導線形加速器において、 真空容器の内側に設けられた熱シールド及び磁気シール
    ドと、その内側に冷媒容器を設けてなる1台のクライオ
    スタット内に低温冷媒を収容すると共に、この低温冷媒
    に浸漬させて荷電粒子を加速する複数個の超電導高周波
    加速空胴と、ビームを収束させる複数個の超電導四極電
    磁石とを交互にそれぞれ配設したことを特徴とする超電
    導線形加速器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の超電導線形加速器におい
    て、超電導高周波加速空胴と超電導四極電磁石との間に
    磁気シールドを設けたことを特徴とする超電導線形加速
    器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の超電導線形加速器におい
    て、冷媒容器を磁気遮蔽効果を持つ材料で構成して冷媒
    容器自体に磁気遮蔽機能を持たせたことを特徴とする超
    電導線形加速器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の超電導線形加速器におい
    て、常温部に設けられた超電導四極電磁石用電源と超電
    導四極電磁石との間を電流リードにより接続すると共
    に、この電流リードに極低温冷媒中で永久電流モードで
    運転するための永久電流通電手段を設けたことを特徴と
    する超電導線形加速器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の超電導線形加速器におい
    て、冷媒容器内の低温冷媒収容スペースの一部に冷媒節
    約部材を設けて低温冷媒の使用量を冷媒節約部材の体積
    分だけ削減するようにしたことを特徴とする超電導線形
    加速器。
  6. 【請求項6】 荷電粒子を電磁力で高エネルギ状態にし
    て加速し、且つ加速する粒子の速度が変化する超電導線
    形加速器において、 真空容器の内側に設けられた熱シールド及び磁気シール
    ドと、その内側に冷媒容器を設けてなる1台のクライオ
    スタット内に低温冷媒を収容すると共に、この低温冷媒
    に浸漬させて荷電粒子を加速する複数個の超電導高周波
    加速空胴と、ビームを収束させる複数個の超電導四極電
    磁石とを交互にそれぞれ配設し、前記各超電導高周波加
    速空胴は低エネルギから高エネルギまでの広いエネルギ
    領域に対して、中間のエネルギで最適化した一種類の超
    電導高周波加速空胴で構成したことを特徴とする超電導
    線形加速器。
  7. 【請求項7】 荷電粒子を電磁力で高エネルギ状態にし
    て加速し、且つ加速する粒子の速度が変化する超電導線
    形加速器において、 真空容器の内側に設けられた熱シールド及び磁気シール
    ドと、その内側に冷媒容器を設けてなる1台のクライオ
    スタット内に低温冷媒を収容すると共に、この低温冷媒
    に浸漬させて荷電粒子を加速する複数個の超電導高周波
    加速空胴と、ビームを収束させる複数個の超電導四極電
    磁石とを交互にそれぞれ配設してユニット化し、これと
    同一構成のユニットを必要個数だけビームラインに沿っ
    て並べて線形加速器を構成することを特徴とする超電導
    線形加速器。
  8. 【請求項8】 荷電粒子を電磁力で高エネルギ状態にし
    て加速する超電導線形加速器において、 真空容器の内側に設けられた熱シールド及び磁気シール
    ドと、その内側に冷媒容器を設けてなる1台のクライオ
    スタット内に低温冷媒を収容すると共に、この低温冷媒
    に浸漬させて荷電粒子を加速する複数個の同軸型超電導
    高周波加速空胴と、ビームを収束させる超電導四極電磁
    石とを交互にそれぞれ配設し、且つ前記同軸型超電導高
    周波加速空胴の上端部に有するアンテナ挿入口より挿入
    された高周波電力入力用アンテナを前記超電導高周波加
    速空胴に伸縮部材を介して接続すると共に、前記クライ
    オスタットの外側に存する前記高周波電力入力用アンテ
    ナに前記伸縮部材を伸縮させて超電導高周波加速空胴の
    体積を変化させる周波数調整器を設けたことを特徴とす
    る超電導線形加速器。
  9. 【請求項9】 荷電粒子を電磁力で高エネルギ状態にし
    て加速する超電導線形加速器において、 真空容器の内側に設けられた熱シールド及び磁気シール
    ドと、その内側に冷媒容器を設けてなる1台のクライオ
    スタット内に低温冷媒を収容すると共に、この低温冷媒
    に浸漬させて荷電粒子を加速する複数個の同軸型超電導
    高周波加速空胴と、ビームを収束させる超電導四極電磁
    石とを交互にそれぞれ配設し、且つ前記各超電導高周波
    加速空胴に対し、1個の加速空胴に電圧を入力する高周
    波電源、この高周波電源の電圧と加速空胴にビームが入
    射する際に変化する電圧との位相を検出する位相検出器
    及びこの位相検出器の出力信号を前記高周波電源にフィ
    ドバックするフィードバック回路から構成される位相制
    御システムを備えたことを特徴とする超電導線形加速
    器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017002389A1 (ja) * 2015-06-30 2017-01-05 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 超伝導加速器

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