JPH1039594A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH1039594A
JPH1039594A JP8209312A JP20931296A JPH1039594A JP H1039594 A JPH1039594 A JP H1039594A JP 8209312 A JP8209312 A JP 8209312A JP 20931296 A JP20931296 A JP 20931296A JP H1039594 A JPH1039594 A JP H1039594A
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JP
Japan
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developer
stirring
developing device
developing
conveying
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JP8209312A
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Inventor
Nobuo Takami
伸雄 高見
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デュアルミキサーを用いて現像剤の撹拌を行
う現像装置において、現像剤担持体軸線方向に垂直な断
面における占有断面積を大型化することなく、簡単な構
成で多くの現像剤収容量を確保して画像品質の安定化及
びメンテナンス性の向上を実現する。 【解決手段】 外側スクリュウパドル25の現像ローラ
2に隣り合わない部分における撹拌フィン部26aの外
径を、上記現像ローラ2に隣り合う部分における撹拌フ
ィン部26aの外径よりも大きく設定し、上記隣り合わ
ない部分の撹拌フィン部26aの大きさに合わせて上記
外側スクリュウパドル25を収容するケーシング1aの
一部分を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置における現像装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の現像装置としては、トナー
とキャリアとを含む現像剤を担持して潜像担持体との対
向する現像領域に搬送する現像剤担持体と、該現像剤担
持体の長手方向における一端から他端に現像剤を搬送
し、また、該他端から該一端に現像剤を搬送する横撹拌
手段とを有する現像装置が知られている。図5は、この
ような横撹拌手段を有する現像装置の一例の概略構成を
示す縦断面図である。図5の現像装置における横撹拌手
段は、撹拌部材としての撹拌フィン部と搬送スクリュウ
部を有する外側スクリューパドル25と、該外側スクリ
ューパドル25と同軸に内側スクリュウ27を配置し
た、いわゆるデュアルミキサーであり、外側スクリュウ
パドル25と内側スクリュウ27とが回転により現像剤
を互いに逆方向に搬送するように構成されている。具体
的には、上記外側スクリュウパドル25は中空円筒部2
6と、該中空円筒部の周面から放射状に延びる複数の軸
線と平行な撹拌フィン部26aと、中心軸線方向に沿い
図中左端側(以下、奥側という)から図中右端側(以
下、手前側という)に向けて現像剤を搬送する螺旋状の
スクリュウ部26bとを備え、この中空円筒部26内
に、中心軸線方向に沿って手前側から奥側に現像剤を搬
送する上記内側スクリュウ27が収容されている。上記
中空円筒部26の手前側端部にはスクリュウ部26bで
手前側端部まで搬送してきた現像剤を中空内部に進入さ
せる剤取り込み口26cが形成され、奥側端部には内側
スクリュウ27で奥側端部まで搬送してきた現像剤を外
部に排出させる剤排出口26dが形成されている。ま
た、上記外側スクリュウパドル25及び内側スクリュウ
27の手段の手前側端部は現像ローラ2よりも手前側に
延出しており、該端部を覆うケーシング1aの上部に、
トナーホッパユニットからのトナーを受け入れる開口3
1aを有するトナー受け入れ口カバー31が設けられて
いる。このデュアルミキサーを有する現像装置は、現像
剤担持体としての現像ローラ軸線方向に垂直な断面内に
おいて現像剤撹拌搬送部分を効率よく配置できるため、
上記断面内における現像装置の占有面積を小さくするこ
とができる。このため、該現像装置は複数の像担持体を
水平方向に並列に配置した高速型のカラー画像形成装置
や、一つの像担持体の周囲に複数の現像装置を配置した
カラー画像形成装置などにおける現像装置として使用さ
れる場合も多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記トナー
とキャリアとを含む2成分系現像剤を用いる現像装置に
おいては、トナー消費の大きい画像を作像する場合の画
像品質の安定化という面や、経時の現像剤特性劣化が不
可避であり現像剤の交換といったメンテナンスの頻度を
減少させるという面において、現像装置内に収容する現
像剤量はより大きい方が望ましい。しかしながら、現像
装置の占有できる断面積にはコスト面あるいはユーザー
の使いやすさの面などからレイアウト上での制約がある
場合が多く、単純に現像剤容量を増やすために現像剤を
貯蔵する現像器の大きさを大きくすることができない場
合が多い。特に、上述のデュアルミキサーを用いた現像
装置においては、該デュアルミキサーを現像ローラに近
接して配置がなされていることが多く、現像ローラの軸
線に垂直な断面において円形状の現像ローラと円形状の
デュアルミキサーが配置されるので無駄なスペースが大
きい。そして、現像剤容量を増やすために上記デュアル
ミキサーの径を大きくしてその分現像装置を大きくする
と、より無駄なスペースが増加してしまうことになると
いう問題点があった。
【0004】また、デュアルミキサーにおいては、外側
スクリュウパドルが現像剤の撹拌と外側スクリュウパド
ルの長手方向搬送の機能、及び現像領域への現像剤供給
の機能を担っており、現像剤撹拌のために独立した撹拌
パドルを有する現像装置と比較すると現像剤撹拌能力が
やや劣る場合があるという不具合もあった。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第一の目的とするところは、現像剤担持体
軸線方向に垂直な断面における占有断面積を大型化する
ことなく、簡単な構成で多くの現像剤収容量を確保して
画像品質の安定化及びメンテナンス性の向上を実現でき
る現像装置を提供することである。また、第二の目的と
するところは、現像剤を良好に撹拌できる現像装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、トナーとキャリアとを含
む現像剤を収容する現像器と、該現像剤を担持して潜像
担持体と対向する現像領域に搬送する現像剤担持体と、
該現像領域を通過した現像剤を撹拌する撹拌部材を備
え、かつ、該撹拌部材により現像剤を撹拌しながら長手
方向における一端から他端に現像剤を搬送する第1搬送
部材と、該第1搬送部材内に設けられて該他端から該一
端に現像剤を搬送する第2搬送部材とを備えた、現像剤
を循環搬送するための現像剤搬送手段と、を上記現像器
内に有する現像装置において、上記現像剤搬送手段の長
手方向の長さを上記現像剤担持体の長手方向の長さより
も長く設定し、上記現像剤搬送手段の長手方向で上記現
像剤担持体に隣り合わない部分の少なくとも一部分にお
ける撹拌部材の大きさを、上記現像剤担持体に隣り合う
部分の撹拌部材の大きさよりも大きく設定し、上記一部
分の撹拌部材の大きさに合わせて上記一部分に対応する
上記現像器のケース部分の大きさを設定したことを特徴
とするものである。
【0007】この現像装置においては、上記現像剤搬送
手段の長手方向の長さが上記現像剤担持体の長手方向の
長さよりも長く、上記現像剤搬送手段の長手方向で上記
現像剤担持体に隣り合わない部分の少なくとも一部分に
おける撹拌部材の大きさが、上記現像剤担持体に隣り合
う部分の撹拌部材の大きさよりも大きい。そして、上記
一部分に対応する上記現像器のケース部分の大きさが上
記一部分の撹拌部材の大きさに合わせた大きさであるの
で、上記現像器のケース部分の大きさを上記一部分の撹
拌部座の大きさに合わせて設定しない場合に比して該ケ
ース部分において現像剤を収容する量が多くなる。そし
て、該ケース部分に収容した現像剤は上記隣り合う部分
の撹拌部材よりも大きく構成した撹拌部材により撹拌し
ながら上記現像剤搬送手段により循環搬送して現像に用
いられる。
【0008】ここで、上述のデュアルミキサーにおいて
は、外側スクリュウパドルが現像剤の撹拌と外側スクリ
ュウパドルの長手方向(以下、長手方向という)搬送の
機能、及び現像領域への現像剤供給の機能を担ってい
る。そして、上記外側スクリュウパドルの複数の機能の
どれか一つのみの能力を高めると、その他の機能を妨げ
る場合があるので、上記複数の機能をそれぞれ果たす能
力をバランスを取るように構成する必要があるという設
計上の制約があった。
【0009】そこで、請求項2の発明は、請求項1の現
像装置において、上記一部分を上記第一搬送部材による
現像剤搬送方向の最下流側に設けたことを特徴とするも
のである。
【0010】この現像装置においては、上記一部分が上
記現像剤担持体に隣り合わないので上記一部分において
は現像領域への現像剤供給の機能を果たす必要がない。
また、上記一部分が上記一部分が上記第一搬送部材によ
る現像剤搬送方向の最下流側に位置するので、この位置
において現像剤を第一搬送部材の長手方向に搬送する必
要もない。従って、上記第一搬送部材の複数の機能をそ
れぞれ果たす能力のバランスを取るように該第一搬送部
材を構成する必要がない。
【0011】また、上記第二の目的を達成するために請
求項3の発明は、トナーとキャリアとを含む現像剤を収
容する現像器と、該現像剤を担持して潜像担持体と対向
する現像領域に搬送する現像剤担持体と、該現像領域を
通過した現像剤を撹拌する撹拌部材を備え、かつ、該撹
拌部材により現像剤を撹拌しながら長手方向における一
端から他端に現像剤を搬送する第1搬送部材と、該第1
搬送部材内に設けられて該他端から該一端に現像剤を搬
送する第2搬送部材とを備えた現像剤搬送手段と、を上
記現像器内に有する現像装置において、上記現像剤搬送
手段の長手方向の長さを上記現像剤担持体の長手方向の
長さよりも長く設定し、上記第一搬送部材による現像剤
搬送方向の最下流側であって、上記現像剤搬送手段の長
手方向で上記現像剤担持体に隣り合わない部分の少なく
とも一部分における撹拌部材の撹拌能力が、上記現像剤
担持体に隣り合う部分の撹拌部材の撹拌能力よりも高く
なるように上記一部分における撹拌部材を構成したこと
を特徴とするものである。
【0012】この現像装置においては、上記現像剤搬送
手段の長手方向の長さが上記現像剤担持体の長手方向の
長さよりも長く、上記第一搬送部材による現像剤搬送方
向の最下流側、すなわち現像剤を第一搬送部材の長手方
向に搬送する必要がない部分であって、上記現像剤搬送
手段の長手方向で上記現像剤担持体に隣り合わない部
分、すなわち現像領域への現像剤供給を行う必要がない
部分の少なくとも一部分における撹拌部材の撹拌能力
を、上記現像剤担持体に隣り合う部分の撹拌部材の撹拌
能力よりも高めるので、上記複数の機能を果たす能力の
バランスを取るように上記第一搬送部材を構成する必要
がない。そして、上記隣り合う部分の撹拌能力に比して
高い撹拌能力を持つ撹拌部材により現像剤を撹拌するこ
とにより、現像装置全体としての撹拌能力が高まる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という)の現像装置に
適用した一実施形態について説明する。図1は本実施形
態に係る現像装置の内部概略構成を示す正面図である。
この現像装置においては、感光体ドラムに向けた現像ユ
ニット1の開口部から一部が露出するように、現像剤担
持体としてのマグネット内蔵の現像ローラ2が配設され
ている。このマグネットは、図1において、この現像ロ
ーラ2を時計とみなした場合に、ほぼ7時の感光体と対
向する方向に現像主極P1、ほぼ6時と4時の方向それ
ぞれに現像剤搬送用の磁極P2,P3、ほぼ2時及び1
時それぞの方向に後述する第1搬送ローラ21への現像
剤受け渡し用の磁極P4,P5(磁極P5は省略可)、
ほぼ10時の現像ドクタ8と対向する方向に現像剤規制
のための磁極P6が、それぞれ形成されてる。各磁極の
極性は、例えば、P1がN、P2がS、P3がN、P4
がS、P5がN、P6がSである。
【0014】そして、現像ローラ2上方であって、現像
ローラ2内マグネットの磁極がなく、磁力が他の方向よ
りも格段に小さい方向範囲に、剤受け部材としての上方
が開口している樋状の剤受けケース24が配設されてい
る。この剤受けケース24の幅方向の中心に位置する最
下部は、現像ローラ2の12時よりも若干11時よりの
方向にずれている。この剤受けケース24の内部に後述
する現像剤搬送手段としての横撹拌ユニットが設けられ
ている。なお、上記のように磁力が弱い箇所に剤受けケ
ース24を配設するのは、この横撹拌ユニットによる撹
拌・搬送の効率が磁力の存在によって低下するのを防止
するためである。
【0015】上記剤受けケース24の右側には、ケース
右側壁に沿って、第1〜第3搬送ローラ21,22,2
3が配設され、これらで、現像ローラ2から現像剤を除
去し、かつ、除去した現像剤を上記剤受けケース24の
上部開口の右端部まで汲み上げる汲み上げ搬送手段を構
成している。第1搬送ローラ21は、図中ほぼ2時の方
向から該現像ローラ2に対向し、この第1搬送ローラ2
1に上方から第2搬送ローラ22が対向し、更に、この
第2搬送ローラ22に上方から第3搬送ローラ23が対
向する。そして、上記第1〜第3搬送ローラ21,2
2,23は、互いに同一の構造をしており、上記剤受け
ケース24とは反対側で現像剤を搬送するように、それ
ぞれ内部に回転不能のマグネットを収容している。
【0016】上記剤受けケース24の左側には、現像ユ
ニット1のケース内面との間に間隔が設けられ、この間
隔部分が、剤受けケース24の左側壁上端縁を越えてオ
ーバーフローした現像剤の現像ローラ2表面への流下通
路40になっている。この通路の途中に位置する現像ユ
ニット1のケース内面は、傾斜面になっており、検出面
29aがこの傾斜面に面一になるようにトナー濃度セン
サ29が設けられている。このトナー濃度センサ29
は、現像剤の透磁率変化に基づいてトナー濃度を検知す
る。トナー濃度センサ29により検知されたトナー濃度
値は基準値と比較され、トナー濃度が一定値を下回って
トナー不足状態になった場合に、その不足分に対応した
大きさのトナー補給信号が図示省略のトナー補給回路に
出力されるようになっている。
【0017】なお、図中符号17は現像ユニット1の上
面部を構成する上カバー、上カバー部に設けられた符号
49は、内部部材の回転に伴う内圧上昇を防止し、隙間
や現像領域からのトナー飛散を防止するための圧抜きフ
ィルターをそれぞれ示す。
【0018】上記剤受けケース24内に収容されている
上記横撹拌ユニットは、図1に示すような、上述したデ
ュアルミキサーであり、外側スクリュウパドル25と内
側スクリュウ27とが回転により現像剤を互いに逆方向
に搬送するように構成されている。ここで、図5のデュ
アルミキサーと同様の部分には同じ符号を付し、これら
の構成についての説明は省略する。
【0019】以上の構成において、現像剤の循環搬送は
以下のように行われる。現像ローラ2に担持されて感光
体の対向部を通過した現像剤は、第1搬送ローラ21に
より現像ローラ上からほぼ100パーセント除去されて
第2搬送ローラ22に受け渡され、更に第3搬送ローラ
23に受け渡されて、遠心力などで、剤受けケース24
の右側の上端縁を越えてケース内に流下する。流下した
現像剤はケース内に溜まり、横撹拌ユニットによる横撹
拌作用を受ける。すなわち、現像剤は外側スクリュウパ
ドル25の撹拌板部26aやスクリュウ部26bでケー
ス内の底部に送り込まれ、外側スクリュウパドル25の
撹拌板部26aで撹拌されるとともにスクリュウ部で装
置手前側に送られる。また、一部は外側スクリュウパド
ルの現像剤取り入れ口から中空円筒部26の中空内部に
入る。この中空内部に入った現像剤は、内側スクリュウ
27の回転で同内部を手前側から後側に向けて搬送さ
れ、後端部の剤排出部より外側に出る。外側に出た現像
剤は、回転している外側スクリュウパドル25のスクリ
ュウ部26bで後側から手前側に搬送される。このよう
に撹拌板部26aによって撹拌されるとともに、外側ス
クリュウパドル25のスクリュウ部26bおよび内側ス
クリュウ27によって横撹拌される。そして、剤受けケ
ース24の左側壁の上端縁を越えてオーバーフローした
現像剤は、この左側壁外面とユニットケース28内面と
の間を流下し、現像ドクタ8近傍に溜まり、現像ローラ
2に担持されて再び現像領域に搬送される。以上の剤循
環搬送経路上で現像剤の循環搬送が行われながら、図示
しないバイアス印加手段によって現像バイアスを印加し
た現像ローラ2によって現像動作が行われる。
【0020】そして、上記トナー濃度センサ29でトナ
ー濃度の低下が検知されると、図示しないトナー補給用
モータを駆動し、図示しないトナー搬送スクリュウを回
転させてトナーホッパユニット側から横撹拌ユニットの
前側端部にトナーを補給する。横撹拌ユニット内に補給
されたトナーは、撹拌ユニットで横撹拌作用を受けてい
る現像剤中に取り込まれ、撹拌により帯電されながら現
像剤中に均一に分散される。
【0021】そして、本実施形態においては上記外側ス
クリュウパドル25の現像ローラ2に隣り合わない部分
における撹拌フィン部26aの外径を、上記現像ローラ
2に隣り合う部分における撹拌フィン部26aの外径よ
りも大きく設定し、上記隣り合わない部分の撹拌フィン
部26aの大きさに合わせて、上記外側スクリュウパド
ル25を収容するケーシング1aの対応部分を大きく形
成している。以下この構成について、図2を用いて詳し
く説明する。図2(a)は、図1に示した現像装置の手
前側部分の縦断面図であり、図2(b)は、同現像装置
の外側スクリュウパドル25の手前側部分の斜視図であ
る。なお、トナー受け入れ口31の図示は省略してい
る。図2の例においては、現像ローラ2に隣り合う部分
よりも手前側に位置する部分の外側スクリュウパドル2
5の撹拌フィン26aの外径を、上記隣り合う部分にお
ける撹拌フィン26aの外径よりも大きくなるように設
定している。そして、上記手前側に位置する部分の撹拌
フィン26aの大きさに合わせて、上記外側スクリュウ
パドル25を収容するケーシング1aの上記手前側の部
分を大径化することにより、図5に示した現像装置の場
合に比して現像剤の収容量を多くしている。ここで、例
えば図5に示した現像装置のように、上記外側スクリュ
ウパドル25及び内側スクリュウパドル27の長手方向
の長さが現像ローラ2の長手方向の長さよりも長くなる
ように設定された現像装置の場合、上記現像ローラ2に
隣り合わない部分においての現像ローラ2の軸線に垂直
な断面における断面積は、上記現像ローラに隣り合う部
分においての上記断面積に比して小さい。このため、上
記外側スクリュウパドル25の手前側部分を多少大径化
しても、現像装置の上記現像ローラ2の軸線に垂直な断
面における占有断面積は大型化されることはない。該手
前側部分に収容された現像剤は上記大径化した撹拌フィ
ン26aにより撹拌されながら、循環搬送されて現像動
作に用いられる。このように、現像ローラ2軸線方向に
垂直な断面における占有断面積を大型化することなく、
現像装置内で現像動作に用いられる現像剤の収容量を大
きくすることができる。よって、トナー消費の大きい画
像を作像する場合の画像品質を安定化させることがで
き、経時の現像剤特性劣化による現像剤の交換といった
メンテナンスの頻度を減少させることができる。 (以下、余白)
【0022】また、外側スクリュウパドル25による現
像剤の横方向の搬送は、前述のように奥側から手前側へ
と行われる。よって、上記手前側部分は外側スクリュウ
パドル25による現像剤の搬送方向の最下流側に位置す
る。該手前側部分においては、上記奥側から搬送された
現像剤が現像剤取り入れ口26cから中空円筒部26の
中空内部に入り、横搬送が行われない。また、上記手前
側部分は現像ローラに隣り合わない部分であるので、外
側スクリュウパドル25がこの部分において該外側スク
リュウパドル25が担う機能の一つである現像領域への
現像剤供給の機能を果たす必要もない。すなわち、該手
前側部分においては他の部分とは異なり、外側スクリュ
ウパドル25が担う現像剤の撹拌と横搬送の機能、及び
現像領域への現像剤供給の機能のバランスを取る必要が
ない。また、上記手前側部分における外側スクリュウパ
ドル25の外径を大径化して上記現像剤の撹拌機能を高
めることで、該手前側部分における現像剤の流動性が高
められるので、横搬送能力を高めなくても上記現像剤取
り入れ口26cの入り口部に剤が溜まって剤のブロッキ
ングが発生することもない。従って、上記手前側部分に
おいて上記外側スクリュウパドル25の外径を大径化し
て上記現像剤の撹拌機能を高めても、この部分における
横搬送能力を高めるように該外側スクリュウパドル25
を構成する必要がなく、設計の自由度が向上する。
【0023】また、この外側スクリュウパドル25にお
いては、上記手前側部分における現像剤の撹拌能力がよ
り高くなるような形状を採用している。具体的には、図
2(b)に示すように、上記外径を大径化した手前側部
分における現像剤を回転周方向に撹拌する撹拌フィンの
枚数を16枚、上記手前側部分以外の部分における撹拌
フィンの枚数を8枚とし、上記手前側部分における撹拌
フィンの枚数を他の部分に比較して多くしている。この
ように上記外側スクリュウパドル25が担う現像剤の撹
拌と横搬送の機能、及び現像領域への現像剤供給の機能
のバランスを取る必要がない部分において現像剤の撹拌
能力を高めることにより、現像装置全体としての現像剤
撹拌能力を高め、トナー消費の大きい画像を作像した場
合、あるいはトナー補給時における現像剤のトナー濃度
の立ち上がり能力を向上させることができる。なお、上
記手前側部分における現像剤の撹拌能力がより高くなる
ような形状としては、図2に示したようなフィンの枚数
を増加させたもの以外にも、例えば、上記撹拌フィン2
6aの中空円筒部26周面に対する角度を変えたもの
や、フィンの形状を変えたものなどを用いてもよい。ま
た、上記手前側部分における外側スクリュウパドル25
の外径を大径化しない場合に、上記手前側部分における
現像剤の撹拌能力をより高くするような形状とした場合
でも、同様の効果を得ることができる。
【0024】図3は、本発明の実施例に係る現像装置を
用いるのに特に好適なカラー複写機の概略構成図であ
る。この複写機は、水平に並設した4つの感光体ドラム
50の下方に搬送ベルト51が設けられ、給紙部58か
ら送られた転写紙上に各ドラム50で形成したトナー像
を転写し、定着装置50で定着して機外にカラーコピー
として排出するものである。このように感光体ドラム5
0を水平に並設して、かつ、複写機の横方向の幅を小型
化するには、現像装置の横幅をできるだけ小さくするこ
とが有利であり、この場合、現像ローラ2に隣り合う部
分よりも、例えば手前側の部分において外側スクリュウ
パドル25の外径を大型化すると共に該外側スクリュウ
パドル25を収容するケーシング1aの上記手前側の部
分を上記外側スクリュウパドル25を収容できる程度に
大きくした上記実施形態現像装置を用いることが有効で
ある。なお、図中、感光体ドラム50の周囲には帯電装
置52やクリーニング装置53などが配設され、更に上
方には、光書込ユニット52やコンタクトガラス55が
配置されている。そして、コンタクトガラス55の下方
で移動する、ランプ56a、レンズ56b及び密着CC
Dを有する読み取りユニット56で読み取られた信号が
画像処理部57で処理され、上記光書込ユニット52の
駆動に用いられる。
【0025】なお、上記構成においては、外側スクリュ
ウパドル25と内側スクリュウ27とからなるデュアル
ミキサーが現像剤担持体としての現像ローラ2の軸心に
対して上方に位置する現像装置に本発明を適用した例に
ついて示したが、上記デュアルミキサーが現像ローラ2
の軸心に対して側方又は下方に位置する現像装置に本発
明を適用してもよい。例えば、図4は、上記図1の現像
装置と異なり、剤貯留部を現像剤担持体の軸心に対して
下方に形成した現像装置の一例である。この現像装置
は、現像ローラ2の軸心の下方に、内部で現像剤を撹拌
搬送するための現像剤搬送部材としての現像パドル41
を有している。そして、この現像パドル41は図1に示
した現像装置における横撹拌ユニットと同様にデュアル
ミキサーである。そして、この現像パドルとして上述の
外側スクリュウパドルの現像ローラに隣り合わない部分
における撹拌フィン部の外径を、上記現像ローラに隣り
合う部分における撹拌フィン部の外径よりも大きく設定
し、上記隣り合わない部分の撹拌フィン部の大きさに合
わせて、上記外側スクリュウパドルを収容するケーシン
グの対応部分を大きく形成したデュアルミキサーを用い
ることにより、図1の装置に本発明を適用した場合に得
られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記現像剤搬
送手段の長手方向で上記現像剤担持体に隣り合わない部
分の少なくとも一部分に対応した現像器のケース部分に
おける現像剤を収容する量が多くなり、該ケース部分に
収容した現像剤は上記隣り合う部分の撹拌部材よりも大
きく構成した撹拌部材により撹拌しながら上記現像剤搬
送手段により循環搬送して現像に用いられる。ここで、
上記現像剤担持体に隣り合わない部分においては上記現
像剤担持体に隣り合う部分に比して、現像剤担持体軸方
向に垂直な断面の占有断面積が小さい。このため、現像
装置の現像剤担持体軸方向に垂直な断面における占有断
面積を大型化することなく現像装置内で現像動作に用い
られる現像剤の収容量を大きくすることができる。よっ
て、トナー消費の大きい画像を作像する場合の画像品質
を安定化させることができ、経時の現像剤特性劣化によ
る現像剤の交換といったメンテナンスの頻度を減少させ
ることができるという優れた効果がある。
【0027】また、請求項2の発明によれば、上記撹拌
部材を上記隣り合う部分の撹拌部材よりも大きく構成し
た部分において現像領域への現像剤供給、及び現像剤の
第一搬送部材の長手方向への搬送の必要がないので、上
記複数の機能を果たす能力のバランスを取るように上記
第一搬送部材を構成する必要がない。よって、設計上の
自由度が向上するという優れた効果がある。
【0028】また、請求項3の発明によれば、上記第一
搬送部材により現像剤を第一搬送部材の長手方向に搬送
する必要がない部分であって、現像領域への現像剤供給
を行う必要がない部分の少なくとも一部分の撹拌部材の
撹拌能力を、上記現像剤担持体に隣り合う部分の撹拌部
材の撹拌能力よりも高めるので、上記複数の機能を果た
す能力のバランスを取るように上記第一搬送部材を構成
する必要がなく、設計上の自由度が向上するという優れ
た効果がある。また、この高い撹拌能力を持つ撹拌部材
により現像剤を撹拌することにより、現像装置全体とし
ての撹拌能力が高まり、現像剤を良好に撹拌することが
できるという優れた効果がある。また、現像剤の撹拌能
力が高まることにより、現像剤濃度の立ち上がり能力が
高まり、画像品質が安定化するという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る現像装置の概略構成を示す正面
図。
【図2】(a)は、同装置の手前側部分の縦断面図。
(b)は、同装置の手前側部分の斜視図。
【図3】同装置を用いるのに特に好適なカラー複写機の
概略構成図。
【図4】実施形態に係る現像装置の他の一例の概略構成
を示す正面図。
【図5】従来例に係る現像装置の概略構成を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1 現像ユニット 2 現像ローラ 21〜23 搬送ローラ 25 外側スクリュウパドル 26 中空円筒部 26a 撹拌フィン 26b スクリュウ部 27 内側スクリュウ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーとキャリアとを含む現像剤を収容す
    る現像器と、該現像剤を担持して潜像担持体と対向する
    現像領域に搬送する現像剤担持体と、該現像領域を通過
    した現像剤を撹拌する撹拌部材を備え、かつ、該撹拌部
    材により現像剤を撹拌しながら長手方向における一端か
    ら他端に現像剤を搬送する第1搬送部材と、該第1搬送
    部材内に設けられて該他端から該一端に現像剤を搬送す
    る第2搬送部材とを備えた、現像剤を循環搬送するため
    の現像剤搬送手段と、を上記現像器内に有する現像装置
    において、上記現像剤搬送手段の長手方向の長さを上記
    現像剤担持体の長手方向の長さよりも長く設定し、上記
    現像剤搬送手段の長手方向で上記現像剤担持体に隣り合
    わない部分の少なくとも一部分における撹拌部材の大き
    さを、上記現像剤担持体に隣り合う部分の撹拌部材の大
    きさよりも大きく設定し、上記一部分の撹拌部材の大き
    さに合わせて上記一部分に対応する上記現像器のケース
    部分の大きさを設定したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1の現像装置において、上記一部分
    を上記第一搬送部材による現像剤搬送方向の最下流側に
    設けたことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】トナーとキャリアとを含む現像剤を収容す
    る現像器と、該現像剤を担持して潜像担持体と対向する
    現像領域に搬送する現像剤担持体と、該現像領域を通過
    した現像剤を撹拌する撹拌部材を備え、かつ、該撹拌部
    材により現像剤を撹拌しながら長手方向における一端か
    ら他端に現像剤を搬送する第1搬送部材と、該第1搬送
    部材内に設けられて該他端から該一端に現像剤を搬送す
    る第2搬送部材とを備えた現像剤搬送手段と、を上記現
    像器内に有する現像装置において、上記現像剤搬送手段
    の長手方向の長さを上記現像剤担持体の長手方向の長さ
    よりも長く設定し、上記第一搬送部材による現像剤搬送
    方向の最下流側であって、上記現像剤搬送手段の長手方
    向で上記現像剤担持体に隣り合わない部分の少なくとも
    一部分における撹拌部材の撹拌能力が、上記現像剤担持
    体に隣り合う部分の撹拌部材の撹拌能力よりも高くなる
    ように上記一部分における撹拌部材を構成したことを特
    徴とする現像装置。
JP8209312A 1996-07-18 1996-07-18 現像装置 Withdrawn JPH1039594A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203310A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Konica Minolta Business Technologies Inc カラー画像形成装置、及びそれに装着されるプロセスカートリッジ
JP2012133050A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Samsung Electronics Co Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203310A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Konica Minolta Business Technologies Inc カラー画像形成装置、及びそれに装着されるプロセスカートリッジ
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