JPH1039015A - 車載用レーダ装置 - Google Patents

車載用レーダ装置

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JPH1039015A
JPH1039015A JP8207661A JP20766196A JPH1039015A JP H1039015 A JPH1039015 A JP H1039015A JP 8207661 A JP8207661 A JP 8207661A JP 20766196 A JP20766196 A JP 20766196A JP H1039015 A JPH1039015 A JP H1039015A
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JP
Japan
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vehicle
guide
movable part
radar module
radar
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JP8207661A
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Inventor
Takeshi Okada
毅 岡田
Masayuki Hamada
雅之 浜田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】モータ、曲折認識等を要せず、簡単な構造で車
両進行方向の目標を的確に捉えることができる車載用レ
ーダ装置を提供する。 【解決手段】目標までの相対距離及び速度を検出するた
め可動部に固定されたレーダモジュール1と、可動部を
車両の左右に移動自在に搭載し、左端または右端に向け
て移動したレーダモジュールの検出方向が車両の右また
は左前方に向くような湾曲形状とされたガイド3と、可
動部とガイドとの間に取付けられ車両の直進時にはレー
ダモジュールをガイドの中央部に可動部を保持または復
帰し、車両の曲折時には遠心力とバランスした位置に可
動部を停止するよう取付けられたばね要素4とからな
り、レーダモジュールの向きを自動的に車両進行方向に
向けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の自動運転
または安全走行などのため、周辺監視または車間制御用
のセンサの一部として使用される車載用レーダ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用レーダ装置としては、例え
ば、特開平5−134036とか特開平6−82555
に開示されているものがあった。
【0003】特開平5−134036号公報によると、
それは先行車がカーブ走路を走行していて自車は直線路
を走行している場合、あるいは先行車が直線路を走行し
ていて自車はカーブ走路を走行している場合でもレーダ
ビームを変向させて先行車を捕捉することを目的とし、
先行車を捕捉するレーダとしての送受信器10、車速セ
ンサ12、及び操舵角センサ14からの検出信号はマイ
クロコンピュータ16に入力される。また、先行車から
送信される操舵角データは通信装置15により受信さ
れ、マイクロコンピュータ16に入力される。マイクロ
コンピュータ16は先行車の操舵角と自車の操舵角の差
分値及び自車の操舵角から先行車のみがカーブ走路に入
ったと判断し、通信装置15で得られた先行車の操舵角
θHR、車間距離、相対速度、自車速からレーダの回動
角を決定する、ようにしたものである。
【0004】また、特開平6−82555号公報の記載
によると、それはカーブ走行時においても先行車を的確
に検出し得る車両用レーダ装置を提供することを目的と
し、車両の現在の位置および進行方向に基づいてCD−
ROM11から車両が次に通過する屈曲道路部を読み出
し、該屈曲道路部に向けてレーザレーダヘッド部1から
送出しようとするレーザ光の送出方向を示す線分に対し
て該屈曲道路部の中心から下ろした垂線の長さが道路幅
とレーザ光の幅とから決まる所定値以下となるようにレ
ーザレーダヘッド部1のレーザ光の送出方向を制御すべ
くモータ3によってレーザレーダヘッド部1を作動させ
ている、ようにしたものである。
【0005】更に、また、従来の車載用レーダ装置とし
ては、例えば、図6に示すようなものがあった。図6は
レーダモジュールを機械的に移動させ得るよう車両に装
備した従来の車載用レーダ装置の一例を概略示すブロッ
ク図である。以下、図6を参照して、従来の車載用レー
ダ装置の構成について説明する。
【0006】図6において、51は電波を送信し目標ま
たは目標物で反射した戻り電波を受信して、自車と目標
物との間の距離及び目標物との間の相対速度を求めるレ
ーダモジュール、52はレーダモジュール51を取付け
自動車が曲折またはカーブ等に突入したときに自動車の
前面とタイヤの進行方向とのずれを修正するために方向
を変える可動部、53は可動部52を駆動するモータ、
54は操舵角とか前方の画像認識または地図情報等から
前方に曲折またはカーブ等があることを認識してモータ
駆動部(図示せず)に伝え、モータ53を回転させるよ
うにする曲折・カーブ認識部である。
【0007】次に、図6を参照して、上記のように構成
された従来の車載用レーダ装置の動作について説明す
る。まず、自車に取付けられたレーダモジュール51
は、送信する電波として例えばミリ波帯(30GHz〜
300GHz)の電波を用いて、自車の前方に電波を送
信する。送信された電波は目標物で反射され戻ってきた
ところを戻り電波としてレーダモジュール51に受信さ
れる。
【0008】レーダモジュール51は、送信した電波と
受信した戻り電波との時間差から、距離による時間遅延
及び自車と目標物と間の相対的な距離変化によるドップ
ラーシフト効果等を何らかの方法で検出し、自車と目標
物との間の距離及び相対速度を求める。上記、距離によ
る時間遅延及び自車と目標物と間の相対的な距離変化に
よるドップラーシフト効果の検出方法としては、例え
ば、財団法人電波システム開発センター著の自動車用レ
ーダ研究開発報告書に記載されているような、FM−C
W方式、パルス方式、2周波方式、SS方式などという
いくつかの方法がある。
【0009】ここで、問題は、自動車が直進するだけで
あるならば、直進方向を検出できるようにレーダモジュ
ール51を自動車の前面に固定すれば良いのであるが、
曲折またはカーブ等に突入するときには、自動車の前面
とタイヤの進行方向との間のずれにより、前方の目標を
検出しにくいばかりか、ガードレールのような静的障害
物からのノイズを取りやすくなる。そこで、レーダモジ
ュール51は、あらかじめ、直接自動車に固定せず、例
えば、回転台のような可動部52に固定するようにして
いる。
【0010】次に、曲折・カーブ認識部54が操舵角や
前方の状況の画像認識とか地図情報から曲折またはカー
ブ突入時であることを認識すると、モータ53を回転し
て可動部52をその方向に回動することにより、レーダ
モジュール51が前方の目標を検出できるようにする。
【0011】このように構成したことにより、曲折また
はカーブ等に突入したときでも、その曲折に応じてレー
ダモジュール51の検出方向を変えて、前方の目標を見
失わずに検出追尾することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車載用レーダ装置においては、レーダモジュール、
あるいはレーダモジュールを固定した可動部をモータの
ような駆動手段で駆動しなければいけないため、大きな
電力を消費してしまうという問題があった。
【0013】その上、操舵角とか前方の画像認識または
地図情報等から前方に曲折またはカーブ等があることを
認識する曲折・カーブ認識部とか、または他のセンサに
よる曲折認識、曲折判断による曲折またはカーブ突入を
検知する必要かあり、処理が複雑になるという問題があ
った。
【0014】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、レーダモジュールを取り付けた可動
部を自動車の前面からタイヤの移動方向、すなわち、自
動車の進行方向に自動的に向けられるように移動可能に
することにより、モータのような駆動手段及び複雑な曲
折・カーブ認識部等を必要とせず、簡単な構造で車両進
行方向の目標を効果的に捉えることができると共に、車
両の進行方向を的確に認識することができる車載用レー
ダ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による車載用レー
ダ装置は、目標までの相対距離及び速度を検出するため
可動部に固定されたレーダモジュールと、可動部を車両
の左右に移動自在に搭載し、左端または右端に向けて移
動したレーダモジュールの検出方向が車両の右または左
前方に向くような湾曲形状とされたガイドと、可動部と
ガイドとの間に取付けられ車両の直進時にはレーダモジ
ュールをガイドの中央部に可動部を保持または復帰し、
車両の曲折時には遠心力とバランスした位置に可動部を
停止するよう取付けられたばね要素とからなるようにし
たものである。
【0016】本発明によれば、モータのような駆動手段
及び複雑な曲折・カーブ認識部等を必要とせず、車両の
曲折時にはレーダモジュールの検出方向を自動的に変え
ることにより、簡単な構造で車両進行方向の目標を効果
的に捉えることができると共に、車両の進行方向を的確
に認識することができる車載用レーダ装置が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、可動部に固定され、電波を送信し受信して目標まで
の相対距離及び速度を検出するレーダモジュールと、前
記レーダモジュールを固定した可動部を車両の前方に対
し左右に移動自在に搭載し、左端または右端に向けて移
動したレーダモジュールの検出方向が車両の右または左
前方に向くような湾曲形状とされたガイドと、前記可動
部とガイドとの間に取付けられ、遠心力のない車両の直
進時にはレーダモジュールが前記ガイドの中央部に位置
するよう前記可動部を保持し、車両の曲折時には遠心力
とバランスした位置に可動部を停止し、遠心力が取れた
ときには復元して可動部をガイドの中央部に復帰させる
よう取付けられたばね要素とからなるようにしたもので
あり、特に駆動手段を設けなくとも、また、他のセンサ
による曲折判断をしなくとも、車両の曲折時にはレーダ
モジュールの検出方向を変えることにより、車両の進行
方向における目標物を的確に捉えることができるという
作用を有する。
【0018】本発明の請求項2に記載の発明は、前記ガ
イドはそれに沿って可動部を移動させる誘導路を有し、
該誘導路は車両の曲折により前記可動部が該誘導路に沿
って移動したときに、前記レーダモジュールが車両の進
行方向に向くような湾曲形状とするようにしたものであ
り、車両の曲折時にはスムーズにレーダモジュールの検
出方向を変えることにより、車両の進行方向における目
標物を的確に捉えることができるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項3に記載の発明は、前記ガ
イドに対する可動部の位置を検出する可動部位置検出手
段と、前記可動部位置検出手段で求められた位置とガイ
ドの湾曲形状からレーダモジュールで検出した目標の方
向を求める目標方向推定手段とを備え、車両の進行方向
を推定するようにしたものであり、車両の曲折時に、自
動車の前面に対するレーダモジュールの傾き方向を検出
して車両の進行方向を的確に推定することができるとい
う作用を有する。
【0020】以下、添付図面、図1乃至図5に基づき、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における車載用レーダ装置の構成の概
略を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態におけ
る車載用レーダ装置の具体的な構成を詳細に示す模式
図、図3は本発明の実施の形態における車載用レーダ装
置を自動車に取付けた例を示す実装図、図4は図2に示
す車載用レーダ装置の動作を示す図であり、(A)は直
進時の動作を示す図、(B)は曲折時の動作を示す図、
図5は本発明の第2の実施の形態における車載用レーダ
装置の構成の概略を示すブロック図である。
【0021】(実施の形態1)まず、図1乃至図3を参
照して、本発明の第1の実施の形態における車載用レー
ダ装置の構成について説明する。まず、図1及び図2に
おいて、1は電波を送信し目標物で反射した戻り電波を
受信して、自車と他車または他の目標物との間の距離及
び他車または他の目標物との間の相対速度を求めるレー
ダモジュール、2はレーダモジュール1を取付け自動車
が曲折またはカーブ等に突入したときにレーダモジュー
ル1を自動的にタイヤの移動方向、すなわち、自動車の
進行方向に向けられるよう方向を変える可動部である。
尚、明細書中において、左方または右方は自動車の進行
方向に対するものとする。
【0022】また、3は左右両端に湾曲部を有し自動車
が曲折またはカーブ等に突入したときに可動部2をその
湾曲部に摺動して可動部2に取付けられたレーダモジュ
ール1が自動的にタイヤの移動方向、すなわち、自動車
の進行方向に向けられるように構成したガイド、4は可
動部2とガイド3の右端との間及びガイド3の左端とに
間に取付けられ、可動部2がガイド3内で左右に移動し
うると共にその復元力により中央部に復帰可能にしたば
ね要素である。また、図3において、7は自動車の前部
に取付けられた本実施の形態における車載用レーダ装置
である。ここで、ばね要素4とは、金属、プラスチッ
ク、ゴム、天然、合成樹脂等を含む如何なる弾性材料で
形成されてもよく、変形しても一定の形状に復元する張
力または圧縮力のある、すなわち、弾力とか復元力のあ
る形態とされるものである。
【0023】次に、図2を参照して、本発明の第1の実
施の形態における車載用レーダ装置の具体的な構造及び
構成について詳細に説明する。まず、レーダモジュール
1を可動部2の上に固定し、その可動部2をガイド3の
中央部に配置し、可動部2の左端とガイド3の左端との
間及び可動部2の右端とガイド3の右端との間をそれぞ
れ同様なばね要素4の張力によりやや緊張ぎみに結合し
て車載用レーダ装置7を構成し、それをレーダモジュー
ル1が自動車の前方方向、すなわち、自動車の直進方向
を向くように自動車の前部に固定する。
【0024】また、ガイド3は左端または右端に近づく
ほど自動車の前方に湾曲するような形状とされ、自動車
の曲折またはカーブ等による遠心力によりガイド3上を
摺動する可動部2がガイド3の左端または右端に近づく
ほど、左方または右方に傾き、レーダモジュール1が自
動車の進行方向に向くような湾曲形状とされる。
【0025】更に、ばね要素4は直進時のように自動車
に遠心力がかからないときにはレーダモジュール1が直
進方向を検出できるようガイド3の中央部でバランス
し、また曲折時には曲折するカーブの曲率に応じてレー
ダモジュールの検出方向が自動車の進行方向に変えられ
るよう、ガイド3の湾曲形状との関係で、可動部2に対
し適当な張力を与えるよう作用する。そして、2つのば
ね要素4は、遠心力が掛からないときには、可動部2を
ガイド3の中立位置である中央部に保持あるいは復帰
し、その状態でバランスするよう可動部2に取付けられ
る。
【0026】更に、図2に示すように、ガイド3はレー
ダモジュール1が固定された可動部2を摺動方向以外の
方向、例えば、自動車の前後及び上下方向には自由に移
動できないようにガイド3上に取付ける。すなわち、例
えば、ガイド3上に可動部2を移動させる、例えば、レ
ールのような誘導路(図示せず)を設け、可動部2には
ベアリング(図2)を装備して誘導路に載せ、可動部2
をそのレール上を左右にのみ自由に摺動できるようにす
る。また、ガイド3は、上記のように、左端または右端
に近づくほど自動車の前方に湾曲するような形状とされ
るので、自動車の曲折またはカーブ等による遠心力によ
りガイド3上を摺動する可動部2がガイド3の左端また
は右端に近づくほど、左方または右方に傾くように動作
する。
【0027】次に、図3及び図4を参照して、本発明の
第1の実施の形態における車載用レーダ装置の動作につ
いて説明する。まず、図3に示すように、本実施の形態
における車載用レーダ装置7を自動車の前部に取付け
る。自車の前部に取付けられたレーダモジュール1は、
送信する電波として例えばミリ波帯(30GHz〜30
0GHz)の電波を用いて、自車の前方に電波を送信す
る。送信された電波は前方を走行する他車または他の目
標物で反射され戻ってきたところを戻り電波としてレー
ダモジュール1に受信される。
【0028】レーダモジュール1は、送信した電波と受
信した戻り電波との時間差から、距離による時間遅延及
び自車と他車または他の目標物と間の相対的な距離変化
によるドップラーシフト効果等を何らかの方法で検出
し、自車と他車または他の目標物との間の距離及び相対
速度を求める。上記、距離による時間遅延及び自車と目
標物と間の相対的な距離変化によるドップラーシフト効
果の検出方法としては、例えば、財団法人電波システム
開発センター著の自動車用レーダ研究開発報告書に記載
されているような、FM−CW方式、パルス方式、2周
波方式、SS方式などといういくつかの方法がある。
【0029】今、図4の(A)に示すように、自動車が
直進するだけであるならば、レーダモジュール1の検出
方向と自動車の進行方向とが一致するため、直進方向を
検出できるようにレーダモジュール1を自動車の前面に
固定したままで良いのであるが、曲折またはカーブ等に
突入するときには、自動車の前面とタイヤの移動方向、
すなわち、自動車の進行方向との間のずれにより、前方
の実際に検出する必要がある目標を検出しにくいばかり
か、ガードレール等のような静的障害物からのノイズを
受け易くなる。そこで、本実施の形態においては、レー
ダモジュール1を直接自動車に固定せず、左右に摺動自
在な可動部2に固定するようにした。
【0030】次に、例えば、図4の(B)に示すような
自動車の左折時において、自動車が左方向に移動しよう
とした場合、その遠心力により、可動部2はその左側に
取り付けられているばね要素4の張力に打ち勝ってガイ
ド3のレール上を右方に移動するため、可動部2に取付
けられているレーダモジュール1は自動車の前方向より
更に斜め左方の実際の車両移動方向に向けられ、その方
向にある他車または他の目標物を検出できることにな
る。
【0031】同様に、自動車が右方向に移動しようとし
た場合、その遠心力により、可動部2はその右側に取り
付けられているばね要素4の張力に打ち勝ってガイド3
のレール上を左方に移動するため、可動部2に取付けら
れているレーダモジュール1は自動車の前方向より更に
斜め右方の実際の車両移動方向に向けられ、その方向に
ある他車または他の目標物を検出できることになる。ど
ちらの場合も、自動車が直進方向に戻ると、可動部2は
右側または左側のばね要素4の復元力によりガイド3の
中央部に復帰する。
【0032】ここで、ばね要素4の張力とかガイド3の
形状(厳密にはレールの形状)の設計パラメータの決定
方法について説明する。自動車が曲折またはカーブに突
入すると、可動部2はそこに働く遠心力により、ガイド
3の左端または右端の方向に移動しようとするが、ばね
要素4の復元力と遠心力とが釣り合ったところで停止す
る。つまり、曲折進入時の各典型的な自動車の突入速度
に対し、あらかじめカーブの曲率と遠心力との関係を求
めておき、その曲率にふさわしいレーダモジュール1の
傾きが得られるように、ばね要素4のバネ定数とガイド
3レールの湾曲形状を決めればよい。
【0033】本実施の形態における車載用レーダ装置
は、以上説明したように構成したことにより、モータの
ような駆動手段を使用するとか、特に曲折判断の処理を
行う必要がなく、自動車の曲折時には可動部2に働く遠
心力によりレーダモジュール1の検出方向を自動的に変
化させることができるので、直進または曲折に係わらず
前方の目標を良好に検出することができる。
【0034】(実施の形態2)以下、図5を参照して、
本発明の第2の実施の形態における車載用レーダ装置の
構成について説明する。図5において、レーダモジュー
ル1、可動部2、ガイド3及びばね要素4は図1に示す
第2の実施の形態におけるものと同様であるから、更に
詳細な説明は省略する。
【0035】本実施の形態において追加されたものとし
て、5は可動部2に掛かる遠心力により移動した可動部
2の位置を検出する可動部位置検出手段、6はガイド3
上における可動部2の位置とガイド3のレールの湾曲形
状とからからレーダモジュール1の検出方向を推定する
目標方向推定手段である。尚、可動部位置検出手段5
は、例えば、可動部2にLED(図示せず)を配置し、
ガイド3にLEDの出力を検出する光検出器(図示せ
ず)を左右方向に並べて配置することによって実現する
ことができる。また、LEDをガイド3に、光検出器を
可動部2に配置するようにしてもよい。
【0036】次に、図5及び図4を参照して、本発明の
第2の実施の形態における車載用レーダ装置の動作につ
いて説明する。本実施の形態において、レーダモジュー
ル1、可動部2、ガイド3及びばね要素4による動作は
上記第1の実施の形態における車載用レーダ装置の動作
と同様であるから、更に詳細な説明は省略する。
【0037】今、本実施の形態における車載用レーダ装
置7を装着した自動車が曲折に突入しようとすると、可
動部2に遠心力が働き、レーダモジュール1を装着した
可動部2がガイド3の左端または右端の方向に移動す
る。そのとき、可動部位置検出手段5はガイド3に対す
る可動部2の位置を検出する。
【0038】可動部位置検出手段5で求めたガイド3に
対する可動部2の位置により、目標方向推定手段6は、
あらかじめ調べておいた、ガイド3の湾曲形状から求め
たガイド3の左右方向の位置とそのときのヘッドモジュ
ール1の検出方向との関係を用いて、ヘッドモジュール
1の検出方向を推定する。
【0039】このように構成したことにより、自動車が
直進するときまたは曲折するとき等に、遠心力の影響で
左右に移動するレーダモジュール1の検出方向を推定す
ることができ、ひいては、自動車が進行しようとする目
標方向を推定することができるので、自動運転において
安全な走行を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明による車載用レーダ装置は、以上
説明したように構成し、特に、モータのような駆動手段
の使用とか曲折を判断する手段を必要とせず、自動車の
曲折時に働く遠心力によりレーダモジュール1の検出方
向を自動車の進行方向に自動的に追従させるようにした
ことにより、簡単な構造で、自動車の直進及び曲折時に
おける進行方向の目標物を的確に検出することができ
る。
【0041】更に、本発明による車載用レーダ装置は、
以上説明したように構成し、特に、ガイドにおける可動
部の位置を検出してレーダモジュール1の検出方向を推
定するようにしたことにより、自動車が進行する目標方
向を効率よく的確に推定することができ、自動運転にお
いて安全な走行を行うことに役立てることがができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における車載用レー
ダ装置の構成の概略を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態における車載用レーダ装置
の具体的な構成を詳細に示す模式図
【図3】本発明の実施の形態における車載用レーダ装置
を自動車に取付けた例を示す実装図
【図4】図2に示す車載用レーダ装置の動作を示す図で
あり、(A)は直進時の動作を示す図 (B)は曲折時の動作を示す図
【図5】本発明の第2の実施の形態における車載用レー
ダ装置の構成の概略を示すブロック図
【図6】従来の車載用レーダ装置の一例を概略示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 レーダモジュール 2 可動部 3 ガイド 4 ばね要素 5 可動部位置検出手段 6 目標方向推定手段 7 車載用レーダ装置 51 レーダモジュール 52 可動部 53 モータ 54 曲折・カーブ認識部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動部に固定され、電波を送信し受信して
    目標までの相対距離及び速度を検出するレーダモジュー
    ルと、 前記レーダモジュールを固定した可動部を車両の前方に
    対し左右に移動自在に搭載し、左端または右端に向けて
    移動したレーダモジュールの検出方向が車両の右または
    左前方に向くような湾曲形状とされたガイドと、 前記可動部とガイドとの間に取付けられ、遠心力のない
    車両の直進時にはレーダモジュールが前記ガイドの中央
    部に位置するよう前記可動部を保持し、車両の曲折時に
    は遠心力とバランスした位置に可動部を停止し、遠心力
    が取れたときには復元して可動部をガイドの中央部に復
    帰させるよう取付けられたばね要素とからなることを特
    徴とする車載用レーダ装置。
  2. 【請求項2】前記ガイドはそれに沿って可動部を移動さ
    せる誘導路を有し、該誘導路は車両の曲折により前記可
    動部が該誘導路に沿って移動したときに、前記レーダモ
    ジュールが車両の進行方向に向くような湾曲形状とした
    ことを特徴とする請求項1記載の車載用レーダ装置。
  3. 【請求項3】前記ガイドに対する可動部の位置を検出す
    る可動部位置検出手段と、 前記可動部位置検出手段で求められた位置とガイドの湾
    曲形状からレーダモジュールで検出した目標の方向を求
    める目標方向推定手段とを備え、 車両の進行方向を推定するようにしたことを特徴とする
    請求項1または2記載の車載用レーダ装置。
JP8207661A 1996-07-19 1996-07-19 車載用レーダ装置 Pending JPH1039015A (ja)

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JP8207661A JPH1039015A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 車載用レーダ装置

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