JPH1038713A - ピン型ロードセル - Google Patents

ピン型ロードセル

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Publication number
JPH1038713A
JPH1038713A JP18770096A JP18770096A JPH1038713A JP H1038713 A JPH1038713 A JP H1038713A JP 18770096 A JP18770096 A JP 18770096A JP 18770096 A JP18770096 A JP 18770096A JP H1038713 A JPH1038713 A JP H1038713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
bearing
pin
load cell
portions
Prior art date
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Pending
Application number
JP18770096A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Tanaka
学 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
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Publication of JPH1038713A publication Critical patent/JPH1038713A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピン型ロードセルにおいてこれに荷重が掛かっ
て湾曲しても検知されt測定値に誤差を生じないような
ピン型ロードセルの新規な構造を提供すること。 【解決手段】回転自在なヒンジ構造の軸承ピンに形成さ
れるピン型ロードセルであって、中空状の円筒形に形成
された軸承ピンの本体の表面に形成されて複数個のヒン
ジ部分をそれぞれ回転自在に軸承するとともに、その接
触部分を樽型に形成した軸承部分と、これらの間に挟ま
れ、本体表面側と本体中空部分の側壁との間の厚みが前
記軸承部分よりも薄い薄肉部と、この薄肉部の該中空部
分の側壁面に貼着されたひずみゲージと、を具備し、本
体に荷重か掛かってこれが湾曲しても軸承部分の表面が
樽型に形成されているので、ヒンジ部分との接触が点接
触となり、その位置も安定するので、測定誤差が小さく
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重荷重を検出する
ピン型ロードセルの構造に関し、特に重荷重を受けるヒ
ンジの軸部分に設けられたピン型ロードセルの構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】重量のある海上コンテナを上げ降ろしす
る場合、ウインチが使用される。ウインチには複数箇所
に滑車が使用され、その滑車を吊り下げる部分にヒンジ
が使用される。吊り下げるコンテナの重量を検出した
り、或いは吊り下げ重量オーバーを検出するために、該
ヒンジの軸ピン部分に重量検出用のロードセルが使用さ
れる。図2は従来のピン型ロードセルを示す正面図であ
る。図2から分かるように従来のピン型ロードセルは、
軸状に形成された本体Aを有し、これには左右軸承部分
1、2とそれらに挟まれて中央軸承部分3が形成されて
いる。これら軸承部分は、外面が円柱状に形成されてい
る。本体Aの内部は中空に形成されており、薄肉部4、
5の裏側に当たる該中空部分の壁面には、重量を検知す
るひずみゲージ(点線にて表示)が貼着されているが、
その詳細については後に述べる。本体Aの左端には、内
部のひずみゲージから導線6が導出されるグランド7が
設けられている。
【0003】左右軸承部分1、2には、それぞれ上部ヒ
ンジ8の左右の軸承腕9、10が回転自在に軸承されて
いる。また中央軸承部分3には下部ヒンジ11が回転自
在に軸承されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のロ
ードセルの左右及び中央軸承部分1、2、3は、外面が
円柱状に形成されている。ウインチに重量が印加されて
いないときには本体Aは何等変形しないので、左右及び
中央軸承部分1、2、3と軸承腕9、10、下部ヒンジ
11との接触部とはおのおの直線的に接触しているが、
ウインチに重量物が吊り下げられて、上部ヒンジ8と下
部ヒンジ11間に拡張方向の力が加えられると、その力
で本体Aは湾曲し、このため上記接触部は直線状の接触
ではなく点接触となり、左軸承部分2、3の接触面は正
確な円筒面ではなく、多少の凹凸があるためその接触点
の位置も変化する。結果的に薄肉部4、5に及ぼすモー
メントが上部ヒンジ8と下部ヒンジ11間に働く力と比
例しなくなり、重量検知量に誤差を生じる。
【0005】本発明は、上述のような従来の欠点を改善
しようとするものであり、その目的は、ヒンジのピン部
分のような軸承ピンに形成されるピン型ロードセルにお
いてこれに荷重が掛かって湾曲しても検知された測定値
に誤差を生じないようなピン型ロードセルの新規な構造
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述のような本願発明の
目的を達成するために、本発明は、回転自在なヒンジ構
造の軸承ピンに形成されるピン型ロードセルにおいて、
中空状の円筒形に形成された軸承ピンの本体と、該本体
の表面に形成されて複数個のヒンジ部分をそれぞれ回転
自在に軸承するとともに、その接触部分を樽型に形成し
た軸承部分と、該軸承部分の間に挟まれ、本体表面側と
本体中空部分の側壁との間の厚みが前記軸承部分よりも
薄い薄肉部と、該薄肉部の該中空部分の側壁面に貼着さ
れたひずみゲージと、を具備してなるピン型ロードセル
を提供する。また、本体に設けられた3個の軸承部分と
これらに挟まれた2個の薄肉部とを有するものも提供さ
れ、更に前記本体の表面に偶数個の軸承部分と薄肉部を
が交互に形成されているものも提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るピン型ロー
ドセルの正面図である。同図において、従来例と同じ部
分には同じ符号を付し、本発明の説明に必要な場合を除
き、それらの説明は省略する。本体Aの中心部は中ぐり
されていて、点線で示すように中空部12が形成されて
いる。本体Aの両端には、中空部12を塞ぐ蓋13、1
4が設けられており、そのうち蓋14には導線6を導出
するグランド7が設けられている。中空部12の内壁の
側壁部分には、重量を検知するためのひずみゲージ15
(4個)が貼着されており、これらは外部でブリッジ状
に結線されていて、本体Aの湾曲により加えられた歪み
の量により変化する抵抗の変化量から重量を検知する
が、これらのことは周知であるので、その説明は省略す
る。
【0008】本発明のピン型ロードセルは、従来のピン
型ロードセルと同じ部分に右軸承部分16と左軸承部分
17が設けられている。右軸承部分16の表面16’
と、左軸承部分17の表面17’は、樽型に形成されて
いる。右軸承部分16と左軸承部分17の間には、薄肉
部4、5を介して中央軸承部分3が形成されている。ま
た、左右軸承部分16、17にはそれぞれ上部ヒンジ8
の左右の軸承腕9、10が回転自在に軸承されている。
また中央軸承部分3には下部ヒンジ11が回転自在に軸
承されている。Lは中心線である。
【0009】次に、本発明の作用について説明する。ウ
インチに重量物が吊り下げられて、上部ヒンジ8と下部
ヒンジ11間に拡張方向の力が加えられると、従来装置
と同様その力で本体Aが湾曲する。右軸承部分16の表
面16’と、左軸承部分17の表面17’は、樽型に形
成されているので、本体Aが上に湾曲して右軸承部分1
6と左軸承部分17とが“ハ”字状に変形したとして
も、上部ヒンジ8の右の軸承腕9と右軸承部分16の表
面16’との接触部は点接触となり、その接触点は常に
1点鎖線L1上にある。また、上部ヒンジ8の左の軸承
腕10と左軸承部分17の表面17’との接触部も点接
触となり、その接触点は常に1点鎖線L2上にある。こ
のため、ひずみゲージ15に掛かる歪みは、上部ヒンジ
8と下部ヒンジ11間に掛かる力に対して比例するの
で、従来のように、薄肉部4、5に及ぼすモーメントが
上部ヒンジ8と下部ヒンジ11間に働く力と比例するよ
うになり、ひずみゲージ15により検知される重量検知
量に誤差が生じなくなる。
【0010】なお、上記の実施形態においては、中央軸
承部分3の表面は円筒形状に形成されている。このため
ヒンジに荷重が掛かり、中央軸承部分も湾曲したとき、
これと下部ヒンジ11との接触面は2点接触となる。し
たがって、検出誤差を少なくするために中央軸承部分の
表面をも樽型に形成しておくとよい。
【0011】以上、本発明を上述の実施形態により説明
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排除
するものではない。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
本体の表面に形成されて複数個のヒンジ部分をそれぞれ
回転自在に軸承するとともに、その接触部分を樽型に形
成した軸承部分と、該軸承部分の間に挟まれ、本体表面
側と本体中空部分の側壁との間の厚みが前記軸承部分よ
りも薄い薄肉部と、該薄肉部の該中空部分の側壁面に貼
着されたひずみゲージと、を具備しているので、本体に
荷重か掛かってこれが湾曲しても軸承部分の表面が樽型
に形成されているので、ヒンジ部分との接触が点接触と
なり、その位置も安定するので、測定誤差が小さくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態を示す正面図であ
る。
【図2】図2は、従来のピン型ロードセルの正面図であ
る。
【符号の説明】
A・・・・・本体 1・・・・・右軸承部分 2・・・・・左軸承部分 3・・・・・中央軸承部分 4・・・・・薄肉部 5・・・・・薄肉部 6・・・・・導線 7・・・・・グランド 8・・・・・上部ヒンジ 9・・・・・軸承腕 10・・・・・軸承腕 11・・・・・下部ヒンジ 12・・・・・中空部 13・・・・・蓋 14・・・・・蓋 15・・・・・ひずみゲージ 16・・・・・右軸承部分 17・・・・・左軸承部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転自在なヒンジ構造の軸承ピンに形成さ
    れるピン型ロードセルにおいて、 中空状の円筒形に形成された軸承ピンの本体と、 該本体の表面に形成されて複数個のヒンジ部分をそれぞ
    れ回転自在に軸承するとともに、その接触部分を樽型に
    形成した軸承部分と、 該軸承部分の間に挟まれ、本体表面側と本体中空部分の
    側壁との間の厚みが前記軸承部分よりも薄い薄肉部と、 該薄肉部の該中空部分の側壁面に貼着されたひずみゲー
    ジと、を具備してなるピン型ロードセル。
  2. 【請求項2】本体に設けられた3個の軸承部分とこれら
    に挟まれた2個の薄肉部とを有する請求項1に記載のピ
    ン型ロードセル。
  3. 【請求項3】前記本体の表面に偶数個の軸承部分と薄肉
    部をが交互に形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載のピン型ロードセル。
JP18770096A 1996-07-17 1996-07-17 ピン型ロードセル Pending JPH1038713A (ja)

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JP18770096A JPH1038713A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 ピン型ロードセル

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JP18770096A Pending JPH1038713A (ja) 1996-07-17 1996-07-17 ピン型ロードセル

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Cited By (4)

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