JPH1038506A - 磁気センサ及び磁気センサ装置 - Google Patents

磁気センサ及び磁気センサ装置

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JPH1038506A
JPH1038506A JP8195863A JP19586396A JPH1038506A JP H1038506 A JPH1038506 A JP H1038506A JP 8195863 A JP8195863 A JP 8195863A JP 19586396 A JP19586396 A JP 19586396A JP H1038506 A JPH1038506 A JP H1038506A
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JP
Japan
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magnetic sensor
cylinder
magneto
conversion elements
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JP8195863A
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English (en)
Inventor
Shuichi Honda
修一 本多
Kenji Tomaki
健治 戸蒔
Yorihisa Nakamura
順寿 中村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度良い静止位置検出が可能な磁気センサ及
び磁気センサ装置を得る。 【解決手段】 磁気センサ1は、6個の磁気抵抗効果素
子2〜7と、これらの素子2〜7にバイアス磁場を印加
する磁石8と、素子2,6、3,7のそれぞれの一端に
接続されたグランド端子9及び電源端子11と、素子3
と4の中継線に接続された出力端子12と、素子5と6
の中継線に接続された出力端子10と、前記各部品2〜
12を収容して樹脂16にて充填固定するためのケース
15とで構成されている。素子2〜7は、素子2〜4を
1組、素子5〜7を1組とし、それぞれの組の3個の素
子2〜4、5〜7は、シリンダ18の移動方向aに所定
のピッチ寸法l1で配設されると共に、前記2組の素子
2〜7の配設位置がシリンダ18の移動方向aにずれて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気センサ、例え
ば、ロボットや建設機械のシリンダの静止位置制御装置
等に組み込まれ用いられる磁気センサ及び磁気センサ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットや建設機械のシリンダの
静止位置制御装置に組み込まれている磁気センサとして
は、図5に示すものが知られている。この磁気センサ4
1は所定の間隔で並べた2個の磁気抵抗効果素子42,
43と、この磁気抵抗効果素子42,43にバイアス磁
場を印加する磁石44と、磁気抵抗効果素子42,43
のそれぞれの一端に接続された電源端子45及びグラン
ド端子47と、磁気抵抗効果素子42と43の中継線に
接続された出力端子46と、前記各部品42〜47を収
容して樹脂51にて充填固定するためのケース50とで
構成されている。
【0003】磁気抵抗効果素子42,43は、磁石44
に対向するように配置され、かつ直列に接続されてい
る。被検出体であるシリンダ55は図中矢印a方向に移
動し、このシリンダ55に設けたキー状の溝56の位置
を、この磁気抵抗効果素子42,43にて検知する。
【0004】図6は、この磁気センサ41を備えた磁気
センサ装置の電気回路図である。60は電源、61はコ
ンパレータ、62はコンパレータ61の負荷抵抗であ
る。この回路において、磁気抵抗効果素子42,43の
抵抗値をそれぞれR11,R12、電源端子45に入力され
る電源60の電圧をViとすると、出力端子46の出力
電圧Voは以下の(1)式にて表示される。 Vo={R12/(R11+R12)}×Vi ……(1)
【0005】シリンダ55の溝56が、磁気抵抗効果素
子42,43から離れた位置にあるときは、両素子4
2,43にバイアスされる磁石44の磁場は等しく集中
する。従って、両素子42,43の抵抗値はR11=R12
=R0となり、前記(1)式より、出力電圧Vo1は以下
の(2)式となる。 Vo1=[(1+K)R0/{(1+K)R0+(1+K)R0}]×Vi =Vi/2 ……(2) (ただし、Kは感度)
【0006】シリンダ55が移動し、溝56が磁気抵抗
効果素子42,43に近づくと、溝56に対向した位置
の磁気抵抗効果素子42(又は43)の磁場集中がなく
なり、その素子42(又は43)の抵抗値は小さくな
る。溝56が移動するに従って、溝56に対向する素子
42,43は順次変わるので、出力端子46の出力信号
S11は、図7に示すように、一つの谷と一つの山の連
続した信号波形となる。出力信号S11は、Vi/2よ
り高い電位にしきい値S12を設定したコンパレータ6
1によって負理論の論理信号S13に変換される。磁気
抵抗効果素子42,43が差動動作する谷と山の間に論
理の変換点を設け、この位置を静止位置(動作範囲の境
界)P1として使用していた。
【0007】また、被検出体であるシリンダの静止位置
が動作範囲の中間位置にある場合には、別の磁気センサ
として、図8に示すものが知られている。この磁気セン
サ41は、所定の間隔で並べた3個の磁気抵抗効果素子
72,73,74と、この磁気抵抗効果素子72〜74
にバイアス磁場を印加する磁石75と、磁気抵抗効果素
子73,74のそれぞれの一端に接続された電源端子7
6及びグランド端子78と、磁気抵抗効果素子72と7
3の中継線に接続された出力端子77と、前記各部品7
2〜78を収容して樹脂81にて充填固定するためのケ
ース80とで構成されている。
【0008】磁気抵抗効果素子72〜74は、磁石75
に対向するように配置され、かつ、素子73,72,7
4の順に直列に接続されている。被検出体であるシリン
ダ85は図中矢印a方向に移動し、このシリンダ85に
設けたキー状の溝86の位置を、この磁気抵抗効果素子
72〜74にて検知する。
【0009】図9は、この磁気センサ71を備えた磁気
センサ装置の電気回路図である。90は電源、91はコ
ンパレータ、92はコンパレータ91の負荷抵抗であ
る。この回路において、磁気抵抗効果素子72〜74の
抵抗値をそれぞれR13,R14,R15、電源端子76に入
力される電源90の電圧をViとすると、出力端子77
の出力電圧Voは以下の(3)式にて表示される。 Vo={(R13+R15)/(R13+R14+R15)}×Vi ……(3)
【0010】シリンダ85の溝86が、磁気抵抗効果素
子72〜74から離れた位置にあるときは、素子72〜
74の抵抗値はR13=R14=R15=R0となり、前記
(3)式より、出力電圧Vo2は以下の(4)式とな
る。 Vo2=[{(1+K)R0+(1+K)R0}/{(1+K)R0+(1+ K)R0+(1+K)R0}]×Vi=2Vi/3 ……(4)
【0011】シリンダ85が移動し、溝86が磁気抵抗
効果素子72〜74に近づくと、溝86に対向した位置
の磁気抵抗効果素子72(又は73又は74)の磁場集
中がなくなり、その素子72(又は73又は74)の抵
抗値は小さくなる。溝86が移動するに従って、溝86
に対向する素子72,73,74は順次変わるので、出
力端子77の出力信号S14は、図10に示すように、
一つの山とこの山の両側の二つの谷の連続した信号波形
となる。出力信号S14は、2Vi/3より高い電位に
しきい値S15を設定したコンパレータ91によって負
理論の論理信号S16に変換される。磁気抵抗効果素子
72〜74の差動動作する谷と山と谷の間に論理の変換
点を設け、この負理論の範囲を静止位置範囲P2として
使用していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気センサ41を備えた磁気センサ装置においては、静
止制御の際にシリンダ55がスリップして静止位置P1
を大きく越えると、出力信号S11は山を越えてしきい
値S12を下まわり、正論理に変わってしまい、制御が
効かなくなるという問題があった。
【0013】また、磁気センサ71を備えた磁気センサ
装置においては、静止位置の精度を高めるため、負論理
の範囲、すなわち静止位置範囲P2を狭くする必要があ
る。ところが、静止位置範囲P2が狭いと、静止制御の
際にシリンダ85がスリップして静止位置範囲P2を越
えるという問題がある。さらに、電源投入時にシリンダ
85が静止位置から前後にずれ、位置が判別できないと
いう問題も生じる。
【0014】従って、以上の磁気センサ41,71を用
いて、精度の高いシリンダの静止位置制御装置を構成す
るには、他にマイクロスイッチ等の補助手段を追加する
必要があり、多くのシリンダを使用する精密なロボット
を製作する際には製造コストがアップする。そこで、本
発明の目的は、精度良い静止位置検出が可能な磁気セン
サ及び磁気センサ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段と作用】以上の目的を達成
するため、本発明に係る磁気センサ及び磁気センサ装置
は、3個の磁電変換素子を1組として2組を備え、それ
ぞれの組の3個の磁電変換素子が被検出体の移動方向に
所定のピッチで配設されると共に、前記2組の磁電変換
素子の配設位置が前記被検出体の移動方向にずれている
ことを特徴とする。ここに、磁電変換素子としては、磁
気抵抗効果素子やホール効果素子等がある。
【0016】以上の構成により、静止制御の際にシリン
ダがスリップして静止位置を越えても、また、電源投入
時にシリンダが静止位置から前後にずれても、静止位置
の前後位置が検出され、静止位置への復帰が容易にな
る。さらに、それぞれの組の2個の磁電変換素子の長さ
を残りの1個の磁電変換素子の長さの1/2に設計した
り、磁電変換素子の配設ピッチ寸法l1を被検出体に設
けた溝の幅寸法l2と等しくなるように設計することに
より、静止位置検出精度がアップする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る磁気センサ及
び磁気センサ装置の一実施形態について添付図面を参照
して説明する。図1に示すように、磁気センサ1は、6
個の磁気抵抗効果素子2,3,4,5,6,7と、これ
らの磁気抵抗効果素子2〜7にバイアス磁場を印加する
磁石8と、磁気抵抗効果素子2,6、3,7のそれぞれ
の一端に接続されたグランド端子9及び電源端子11
と、磁気抵抗効果素子3と4の中継線に接続された出力
端子12と、磁気抵抗効果素子5と6の中継線に接続さ
れた出力端子10と、前記各部品2〜12を収容して樹
脂16にて充填固定するためのケース15とで構成され
ている。ケース15は樹脂等の非磁性体で製作されてい
る。被検出体であるシリンダ18は図中矢印a方向に移
動し、このシリンダ18に設けたキー状の溝19の位置
を磁気抵抗効果素子2〜7にて検知する。シリンダ18
は磁性体(好ましくは強磁性体)からなる。
【0018】磁気抵抗効果素子2〜7は、図2に示すよ
うに、素子2〜4を1組、素子5〜7を1組とし、それ
ぞれの組の3個の素子2〜4、5〜7は、シリンダ18
の移動方向aに所定のピッチ寸法l1で順に配設される
と共に、前記2組の素子2〜7の配設位置がシリンダ1
8の移動方向aにずれている。本実施形態では、静止位
置検出精度をアップさせるために、ピッチ寸法l1をシ
リンダ18の溝19の幅寸法l2と等しくなるように設
計すると共に、素子2〜4の組と素子5〜7の組のずれ
量をピッチ寸法l1と等しい寸法に設計している。素子
2〜7は、その長手方向がシリンダ18の移動方向aに
対して直交するように配設されている。さらに、素子
3,6の長さを、ピッチ寸法l1より短く(l1の1/2
〜1/4)、かつ、他の素子1,2,4,5の長さの2
倍に設計している。磁気抵抗効果素子2〜7は、その長
さに比例して抵抗値が大きくなる性質を有している。
【0019】素子2の一端は引出し電極21に接続さ
れ、素子3と4の一端は引出し電極22に接続され、素
子3の他端は引出し電極23に接続されている。素子2
と素子4は直列に電気的に接続され、素子4と素子3も
引出し電極22を介して直列に電気的に接続されてい
る。そして、引出し電極21はグランド端子9に接続さ
れ、引出し電極22は出力端子12に接続され、引出し
電極23は電源端子11に接続されている。
【0020】一方、素子5と6の一端は引出し電極24
に接続され、素子6の他端は引出し電極25に接続さ
れ、素子7の一端は引出し電極26に接続されている。
素子5と素子7は直列に電気的に接続され、素子5と素
子6も引出し電極24を介して直列に電気的に接続され
ている。そして、引出し電極24は出力端子10に接続
され、引出し電極25はグランド端子9に接続され、引
出し電極26は電源端子11に接続されている。
【0021】図3は、この磁気センサ1を備えた磁気セ
ンサ装置の電気回路図である。30は電源、31,32
はコンパレータ、33,34はそれぞれコンパレータ3
1,32の負荷抵抗、35はOR素子である。磁気セン
サ1の出力端子12はコンパレータ31の負入力に接続
され、出力端子10はコンパレータ32の正入力に接続
され、電源端子11は電源30に接続されている。
【0022】この回路において、磁気抵抗効果素子2〜
7の抵抗値をそれぞれR2,R3,R 4,R5,R6,R7
電源端子11に入力される電源30の電圧をViとする
と、出力端子12の出力電圧V(A)及び出力端子10
の出力電圧V(B)はそれぞれ以下の(5)式、(6)
式にて表示される。 V(A)={(R2+R4)/(R2+R3+R4)}×Vi ……(5) V(B)={R6/(R5+R6+R7)}×Vi ……(6)
【0023】シリンダ18の溝19が、磁気抵抗効果素
子2〜7から離れた位置にあるときは、各素子2〜7に
バイアスされる磁石8の磁場は等しく集中する。従っ
て、素子2,4,5,7の抵抗値はR2=R4=R5=R7
=R0、素子3,6の抵抗値はR3=R6=2R0となり、
前記(5),(6)式より、出力電圧V(A)1,V
(B)1は以下の(7)式、(8)式となる。
【0024】 V(A)1={(1+K)R0+(1+K)R0)/[(1+K)R0+(1 +K)・2R0+(1+K)R0]}×Vi=Vi/2 ……(7) V(B)1={[(1+K)・2R0)]/[(1+K)R0+(1+K) ・2R0+(1+K)R0]}×Vi=Vi/2 ……(8)
【0025】シリンダ18が移動し、溝19が磁気抵抗
効果素子2〜7に近づくと、溝19に対向した位置の磁
気抵抗効果素子2〜7の磁場集中がなくなり、その素子
2〜7の抵抗値は小さくなる。溝19が移動するに従っ
て、溝19に対向する素子2〜7は順次変わるので、出
力端子12の出力信号S1は、図4に示すように、一つ
の山とこの山の両側の二つの谷の連続した信号波形とな
る。素子3は、素子2,4の長さの2倍あり、抵抗及び
抵抗変化も2倍になるため、山の振幅は谷の振幅の約2
倍になる。出力信号S1は、Vi/2より高い電位にし
きい値S3を設定したコンパレータ31のマイナス入力
端子に入力することにより、三つの素子2〜4が差動動
作する谷と山と谷の間に論理の変換点が設けられ、負論
理の論理信号S5に変換される。
【0026】一方、出力端子10の出力信号S2は、一
つの谷とこの谷の両側の二つの山の連続した信号波形と
なる。素子6は、素子5,7の長さの2倍あり、抵抗及
び抵抗変化も2倍になるため、谷の振幅は山の振幅の約
2倍となる。出力信号S2は、Vi/2より低い電位に
しきい値S4を設定したコンパレータ32のプラス入力
端子に入力することにより、三つの素子5〜7が差動動
作する山と谷と山の間に論理の変換点が設けられ、負論
理の論理信号S6に変換される。
【0027】この論理信号S5とS6は、素子2〜4の
組と素子5〜7の組の、シリンダ18の移動方向aに対
するずれ量を、ピッチ寸法l1と等しい寸法に設定して
いるので、l1分だけ位相がずれている。すなわち、素
子2〜4の組と素子5〜7の組のシリンダ18の移動方
向aに対するずれ量を、調整することで論理信号S5と
S6の位相差を調整することができる。この位相差を調
整することで後述の静止位置範囲P3の幅を狭くした
り、広くしたりして静止位置検出精度を緩くしたり厳し
くしたりする。論理信号S5とS6はOR素子35を介
して、OR論理信号S7とされ、このOR論理信号S7
の負論理の範囲を静止位置範囲P3として使用する。
【0028】以上の構成の磁気センサ装置において、電
源投入時にシリンダ18が静止位置範囲P3からずれて
も、論理信号S5,S6とOR論理信号S7とを比較
し、OR論理信号S7がOFFで論理信号S5がONで
あれば、シリンダ18は静止位置範囲P3を越えてマイ
ナス側の位置にずれていると判定され、シリンダ18を
進める制御動作を行なう。一方、OR論理信号S7がO
Nで論理信号S6がONであれば、シリンダ18は静止
位置範囲P3を越えてプラス側の位置にずれていると判
定され、シリンダ18を戻す制御動作を行なう。
【0029】以上のように、磁気センサ1を用いること
によって、静止制御の際にシリンダ18がスリップして
静止位置範囲P3を越えても、また、電源投入時にシリ
ンダ18が静止位置範囲P3からずれても、シリンダ1
8が静止位置範囲P3のプラス側にずれているかマイナ
ス側にずれているかを検出できるので、静止位置範囲P
3に戻す制御を容易に行なうことができる。
【0030】なお、本発明に係る磁気センサ及び磁気セ
ンサ装置は前記実施形態に限定するものではなく、その
要旨の範囲内で種々に変更することができる。特に、磁
石や磁電変換素子は前記実施形態に限定されるものでは
なく、仕様に合わせて種々のものが用いられる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、3個の磁電変換素子を1組として2組備え、そ
れぞれの組の3個の磁電変換素子を被検出体の移動方向
に所定のピッチで配置すると共に、前記2組の磁電変換
素子の配設位置を被検出体の移動方向にずらしたので、
静止制御の際に被検出体がスリップして静止位置を越え
ても、また、電源投入時に被検出体が静止位置からずれ
ても、被検出体が静止位置の前後いずれの側にずれてい
るかを検出することができ、静止位置に戻す制御を容易
に行なうことができる。
【0032】この結果、精度良い静止位置検出が可能な
磁気センサ及び磁気センサ装置を得ることができ、より
精度の高いシリンダやロボットを容易に、かつ、安価に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気センサの一実施形態を示す断
面図。
【図2】磁気抵抗効果素子の配設位置を示す平面図。
【図3】図1に示した磁気センサを備えた磁気センサ装
置の電気回路図。
【図4】図3に示した電気回路のタイミングチャート。
【図5】従来の磁気センサを示す断面図。
【図6】図5に示した磁気センサを備えた磁気センサ装
置の電気回路図。
【図7】図6に示した電気回路のタイミングチャート。
【図8】別の従来の磁気センサを示す断面図。
【図9】図8に示した磁気センサを備えた磁気センサ装
置の電気回路図。
【図10】図9に示した電気回路のタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1…磁気センサ 2〜7…磁気抵抗効果素子 18…シリンダ 19…溝 31,32…コンパレータ 35…OR素子 a…移動方向 l1…磁気抵抗効果素子の配設ピッチ寸法 l2…溝の幅寸法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3個の磁電変換素子を1組として2組を
    備え、それぞれの組の3個の磁電変換素子が被検出体の
    移動方向に所定のピッチで配設されると共に、前記2組
    の磁電変換素子の配設位置が前記被検出体の移動方向に
    ずれていることを特徴とする磁気センサ。
  2. 【請求項2】 それぞれの組の3個の磁電変換素子のう
    ち、2個の磁電変換素子の長さが残りの1個の磁電変換
    素子の長さの1/2であることを特徴とする請求項1記
    載の磁気センサ。
  3. 【請求項3】 それぞれの組の3個の磁電変換素子の配
    設ピッチ寸法l1が、前記被検出体に設けた溝の幅寸法
    2に等しいことを特徴とする請求項1記載の磁気セン
    サ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された磁気センサと、前
    記磁気センサの出力信号を波形成形する波形成形回路
    と、前記波形成形回路の出力信号から論理信号を得るた
    めの論理回路とを備えたことを特徴とする磁気センサ装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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