JPH1038464A - セメントロータリーキルンのマグネシア−クロムれんがの 施工方法 - Google Patents
セメントロータリーキルンのマグネシア−クロムれんがの 施工方法Info
- Publication number
- JPH1038464A JPH1038464A JP21297796A JP21297796A JPH1038464A JP H1038464 A JPH1038464 A JP H1038464A JP 21297796 A JP21297796 A JP 21297796A JP 21297796 A JP21297796 A JP 21297796A JP H1038464 A JPH1038464 A JP H1038464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnesia
- bricks
- iron plate
- brick
- driving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 れんがの緩み防止のための打ち込み鉄板打ち
込み時に、れんがに対して亀裂の発生の要因となる衝撃
を与えず、れんがの亀裂を防止し、運転期間中の鉄板の
溶融によるれんがへの浸透を抑制するにある。 【解決手段】 セメントロータリーキルンのマグネシア
−クロムれんが３の施工時に、打ち込み鉄板挿入部５の
れんが面２面にあらかじめマグネシア質シート２を配し
ておくことを特徴とする。 【効果】 マグネシア−クロムれんがの打ち込み鉄板挿
入部の相対する２面にマグネシア質シートを配し、鉄板
打ち込みを行なってれんがを１リング毎に固定する施工
方法により前述のような鉄板打ち込み時のれんがへの直
接的な衝撃を無くして亀裂の発生を防止できる。
込み時に、れんがに対して亀裂の発生の要因となる衝撃
を与えず、れんがの亀裂を防止し、運転期間中の鉄板の
溶融によるれんがへの浸透を抑制するにある。 【解決手段】 セメントロータリーキルンのマグネシア
−クロムれんが３の施工時に、打ち込み鉄板挿入部５の
れんが面２面にあらかじめマグネシア質シート２を配し
ておくことを特徴とする。 【効果】 マグネシア−クロムれんがの打ち込み鉄板挿
入部の相対する２面にマグネシア質シートを配し、鉄板
打ち込みを行なってれんがを１リング毎に固定する施工
方法により前述のような鉄板打ち込み時のれんがへの直
接的な衝撃を無くして亀裂の発生を防止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、れんがの耐用向上
を主目的としたセメントロータリーキルンのマグネシア
−クロムれんがの施工方法に関する。
を主目的としたセメントロータリーキルンのマグネシア
−クロムれんがの施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】セメントロータリーキルンのマグネシア
−クロムれんが施工時、リング毎にれんが脱落防止のた
めの緩み止めとして、図２の如く、セメントロータリー
キルン断面図に示す様に、セメントロータリーキルンシ
ェル１の内周に張られたマグネシア−クロムれんが３の
れんが目地部の打ち込み鉄板挿入部５の４〜６箇所に打
ち込み鉄板４を打ち込み挿入する。鉄皮の厚みはｔ＝
３．２ｍｍを通常用いる。鉄板打ち込みにより、マグネ
シア−クロムれんが３の緩みがなくなり、安全な操業が
できる。しかし、施工時、鉄板を打ち込む衝撃により、
マグネシア−クロムれんが３に亀裂を発生させる事、セ
メントロータリーキルンの運転中、溶融した鉄板がれん
が内部へ浸透する事等により、マグネシア−クロムれん
が３が構造スポールを起こすため、特に打ち込み鉄板挿
入部５のれんがの損耗により、近年の運転時間の長期化
に対して大きな問題となっている。
−クロムれんが施工時、リング毎にれんが脱落防止のた
めの緩み止めとして、図２の如く、セメントロータリー
キルン断面図に示す様に、セメントロータリーキルンシ
ェル１の内周に張られたマグネシア−クロムれんが３の
れんが目地部の打ち込み鉄板挿入部５の４〜６箇所に打
ち込み鉄板４を打ち込み挿入する。鉄皮の厚みはｔ＝
３．２ｍｍを通常用いる。鉄板打ち込みにより、マグネ
シア−クロムれんが３の緩みがなくなり、安全な操業が
できる。しかし、施工時、鉄板を打ち込む衝撃により、
マグネシア−クロムれんが３に亀裂を発生させる事、セ
メントロータリーキルンの運転中、溶融した鉄板がれん
が内部へ浸透する事等により、マグネシア−クロムれん
が３が構造スポールを起こすため、特に打ち込み鉄板挿
入部５のれんがの損耗により、近年の運転時間の長期化
に対して大きな問題となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】セメントロータリーキ
ルンのマグネシア−クロムれんが３の施工時に行なうリ
ング毎のれんがの緩みを防止するための打ち込み鉄板挿
入部５への打ち込み鉄板４、打ち込み時にれんがに対し
て亀裂の発生の要因となる衝撃を与えず、れんがの亀裂
を防止し、運転期間中の鉄板の溶融によるれんがへの浸
透を抑制することにある。
ルンのマグネシア−クロムれんが３の施工時に行なうリ
ング毎のれんがの緩みを防止するための打ち込み鉄板挿
入部５への打ち込み鉄板４、打ち込み時にれんがに対し
て亀裂の発生の要因となる衝撃を与えず、れんがの亀裂
を防止し、運転期間中の鉄板の溶融によるれんがへの浸
透を抑制することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のセメントロータ
リーキルンのマグネシア−クロムれんがの施工方法は、
マグネシア−クロムれんが３施工時に、リング毎の打ち
込み鉄板挿入部５の相対するれんが面２面にあらかじめ
マグネシア質シート２を配する事で、鉄板を打ち込む時
の衝撃をマグネシア質シート２で吸収緩和し、れんがへ
の直接的な衝撃を無くす事で、施工時の衝撃に起因する
と思われる亀裂の発生を防止する事ができた。
リーキルンのマグネシア−クロムれんがの施工方法は、
マグネシア−クロムれんが３施工時に、リング毎の打ち
込み鉄板挿入部５の相対するれんが面２面にあらかじめ
マグネシア質シート２を配する事で、鉄板を打ち込む時
の衝撃をマグネシア質シート２で吸収緩和し、れんがへ
の直接的な衝撃を無くす事で、施工時の衝撃に起因する
と思われる亀裂の発生を防止する事ができた。
【０００５】マグネシア質シート２は運転期間中の鉄板
の溶融による浸透物に対して反応抑制ができ、マグネシ
ア−クロムれんが３への浸透物の浸透に起因する構造ス
ポールの発生がなくなった。以下に本発明によるセメン
トロータリーキルンのマグネシア質シートを使用したマ
グネシア−クロムれんがの施工方法を実施例について説
明する。
の溶融による浸透物に対して反応抑制ができ、マグネシ
ア−クロムれんが３への浸透物の浸透に起因する構造ス
ポールの発生がなくなった。以下に本発明によるセメン
トロータリーキルンのマグネシア質シートを使用したマ
グネシア−クロムれんがの施工方法を実施例について説
明する。
【０００６】
【実施例】キルン径３．５ｍのＮＳＰ型セメントロータ
リーキルンのマグネシア−クロムれんが３施工部におい
て、マグネシア−クロムれんが３、１リング当り６ヶ所
の打ち込み鉄板挿入部５の相対するれんが面２面におの
おのマグネシア質シート２をあらかじめ接着したマグネ
シア−クロム質れんが３を配した。マグネシア質シート
２の成分はＭｇＯ ６８重量％、Ｉｇ ｌｏｓｓ ２８重
量％で、形状は長さ２２５ｍｍ，巾１９５ｍｍ，厚み２
ｍｍのものを使用した。れんが積みにおける、れんが固
定する方法は従来と全く変える必要はなく、一般に行な
われる鉄板打ち込み方法で実施した。本発明によるマグ
ネシア−クロムれんがの施工方法によるセメントロータ
リーキルンを実用し、休転時に打ち込み鉄板挿入部のれ
んがを抜き取り調査した結果を表１に示す。
リーキルンのマグネシア−クロムれんが３施工部におい
て、マグネシア−クロムれんが３、１リング当り６ヶ所
の打ち込み鉄板挿入部５の相対するれんが面２面におの
おのマグネシア質シート２をあらかじめ接着したマグネ
シア−クロム質れんが３を配した。マグネシア質シート
２の成分はＭｇＯ ６８重量％、Ｉｇ ｌｏｓｓ ２８重
量％で、形状は長さ２２５ｍｍ，巾１９５ｍｍ，厚み２
ｍｍのものを使用した。れんが積みにおける、れんが固
定する方法は従来と全く変える必要はなく、一般に行な
われる鉄板打ち込み方法で実施した。本発明によるマグ
ネシア−クロムれんがの施工方法によるセメントロータ
リーキルンを実用し、休転時に打ち込み鉄板挿入部のれ
んがを抜き取り調査した結果を表１に示す。
【０００７】
【表１】
【０００８】
【発明の効果】本発明はマグネシア−クロムれんがの打
ち込み鉄板挿入部の相対する２面にマグネシア質シート
を配し、鉄板打ち込みを行なって、れんがを１リング毎
に固定する施工方法により前述のような鉄板打ち込み時
のれんがへの直接的の衝撃を無くして亀裂の発生を防止
する顕著な効果を上げるものである。
ち込み鉄板挿入部の相対する２面にマグネシア質シート
を配し、鉄板打ち込みを行なって、れんがを１リング毎
に固定する施工方法により前述のような鉄板打ち込み時
のれんがへの直接的の衝撃を無くして亀裂の発生を防止
する顕著な効果を上げるものである。
【図１】本発明の施工方法の概念図である。
【図２】従来のセメントロータリーキルンのマグネシア
−クロムれんがの施工断面図である。
−クロムれんがの施工断面図である。
【図３】本発明の打ち込み鉄板挿入部のマグネシア−ク
ロムれんがの概念図である。
ロムれんがの概念図である。
１ ロータリーキルンシェル ２ マグネシア質シート ３ マグネシア−クロムれんが ４ 打ち込み鉄板 ５ 打ち込み鉄板挿入部
Claims (1)
- 【請求項１】 セメントロータリーキルンのマグネシア
−クロムれんがの施工時に、打ち込み鉄板挿入部のれん
が面２面にあらかじめマグネシア質シートを配しておく
ことを特徴とするセメントロータリーキルンのマグネシ
ア−クロムれんがの施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21297796A JPH1038464A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | セメントロータリーキルンのマグネシア−クロムれんがの 施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21297796A JPH1038464A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | セメントロータリーキルンのマグネシア−クロムれんがの 施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1038464A true JPH1038464A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16631438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21297796A Pending JPH1038464A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | セメントロータリーキルンのマグネシア−クロムれんがの 施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1038464A (ja) |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP21297796A patent/JPH1038464A/ja active Pending
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