JPH1036612A - 加硫可能なアクリル系ゴム組成物 - Google Patents

加硫可能なアクリル系ゴム組成物

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JPH1036612A
JPH1036612A JP9064996A JP6499697A JPH1036612A JP H1036612 A JPH1036612 A JP H1036612A JP 9064996 A JP9064996 A JP 9064996A JP 6499697 A JP6499697 A JP 6499697A JP H1036612 A JPH1036612 A JP H1036612A
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JP9064996A
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Carol Barnes
キャロル、バーンズ
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Enichem SpA
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】2,5−ジメルカプト−1,3,4−チア
ジアゾールおよびジアルキルジチオカルバミン酸金属塩
の混合物をアクリル系ガムに加え、その混合物を加熱す
る。 【効果】後硬化を必要としない組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般的には非後硬化加硫組成物
に関し、より詳しくは、非後硬化ポリアクリレート加硫
系に関する。本発明はさらに、この非後硬化加硫組成物
からエラストマーを製造する方法に関する。ポリアクリ
レート(ACM)エラストマーは、その優れた耐熱性お
よび耐油性で知られている。アクリル系ゴムは、自動車
の、伝動装置のリップシール、シャフトシール、結合ピ
ストンシール、バルブシール、およびオイルシールの様
なシール類、伝動装置、エンジンおよび可動ガスケット
の様なガスケット類、スパークプラグブッシング、空調
ホースの様なホース類、クラッチ板、O−リング、コン
ベヤベルト、パッキング、等のフード下の用途に広範囲
に使用されている。しかし、ポリアクリル系エラストマ
ーは、活性ハロゲンまたはエポキシ基の様な加硫箇所を
含んでいても加硫が困難である。一般的に、最適特性を
達成するには、成形した部品を、硬化過程を完了させる
ためにオーブン中で後硬化させなければならない。従来
の硬化剤は、製造で使用される短いサイクル時間の間に
加硫を完了させるには遅過ぎる。硬化を促進し、成形時
の硬化時間を短縮するために加工温度を高くすると、適
切な成形に好ましくないエラストマーの早期硬化(スコ
ーチ)が起こる。後硬化工程は、経費、余分な労力およ
びエネルギーコストがかかるので、好ましくない。
【0002】硬化が早ければ、部品のサイクル時間が短
縮されるので生産速度が増加する。米国特許第3,62
2,547号は、硬化速度を改良した加硫可能なアクリ
ル系組成物を開示している。活性ハロゲン基を有するア
クリル系エラストマーを含む加硫可能な組成物は、硬化
状態が改善され、エージング特性が改良されると言われ
ている。これは、アクリル系ガムおよびジチオカルバミ
ン酸誘導体およびトリチオシアヌル酸の組合せを組成物
の加硫に十分な量で含む加硫可能な組成物により達成さ
れている。米国特許第4,128,510号は、塩基性
物質および2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアゾ
ールの存在下で重合体を加熱することにより、ハロゲン
含有重合体を架橋させる方法を開示している。得られる
加硫物は、強度および有機溶剤に対する不溶性が増加す
ると記載されている。米国特許第4,399,262号
は、アクリレートゴム組成物を記載しているが、そこで
はカルボキシルおよび活性ハロゲン基の両方を含む、二
重の硬化箇所を有するアクリレートゴムを2,3−ジメ
ルカプト−1,3,4−チアジアゾールおよび硫化テト
ラアルキルチウラムのIB、IIB 、IVA 、VAまたはVIA 族
の金属化合物と反応させ、スコーチ/硬化速度のバラン
スを改良している。米国特許第4,405,758号で
は、活性ハロゲンおよびカルボキシル基の両方を含む、
二重硬化箇所を有するアクリレートエラストマーを、ス
テアリン酸ナトリウム、硫化テトラアルキルチウラムま
たはそのIB、IIB 、IVA 、VAまたはVIA 族の金属化合物
と混合し、スコーチ/硬化速度バランスを改良したアク
リレートゴムを提供している。米国特許第4,434,
274号は、活性ハロゲンおよびカルボキシル基の両方
を含む、二重硬化箇所を有するアクリレートエラストマ
ーを、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾ
ール、IVA 族の金属酸化物またはその塩および硫化テト
ラアルキルチウラムの組合せと混合し、スコーチ/硬化
速度バランスを改良したアクリレートゴムを提供してい
る。この系は、圧縮永久ひずみおよび引張特性を改良す
るために後硬化を必要としている。
【0003】しかし、上記の方法は、非後硬化系が必要
とする2つの重要な条件、すなわち高い硬化速度および
良好なスコーチ保護性、を十分に満たすことはできな
い。この分野では、スコーチ保護がエラストマー製造に
おける恐らく最も重要なファクターであることが良く知
られている。スコーチは、エラストマーを早期に硬化さ
せ、エラストマーを製造するガムの流動性を低下させ、
その結果、成形装置が詰まることになる。加工温度を下
げること、および/またはガム中の硬化剤の含有量を下
げることにより、スコーチ保護性は改良されるが、硬化
速度も許容できない程度に下がる。後硬化操作は、最終
製品のコストを引き上げるが、高い永久伸びや低い圧縮
永久ひずみの様な最適な物理特性を得るには必要である
ことが多い。後硬化操作をなくすことにより、環境問題
および製造コストが低減され、生産速度が高くなる。非
後硬化性の硬化剤系が、R.M. Montagne 「アクリル系エ
ラストマーの硬化技術における進歩」(Advances in acr
ylic elastomer cure technology) Rubber World、第1
99巻、No. 3、20(1988)、E. Lauretti ら、
「Enichem アクリル系エラストマー」、PRI Rubber Con
ference (1984)、およびL.M. Centricら、デトロ
イトゴムグループ技術会議(Detroit Rubber Group Tech
nical Meeting)、Detroit, MI (1988年10月13
日)に記載されている。
【0004】米国特許第5,196,463号は、トリ
チオシアン酸(TCY)、脂肪族有機酸の金属塩および
ジアルキルジチオカルバミン酸金属塩の混合物を加える
ことによる、活性ハロゲン基を有するアクリル系ガムの
加硫方法を記載している。得られる加硫物は、従来のオ
ーブンによる後硬化処理を必要としない。米国特許第
5,334,683号は、耐油性および耐低温性を改良
した、アクリル系エステル単位を含むアクリレート重合
体エラストマーを開示している。後硬化を必要としな
い、TCYを基剤とする高速硬化系が開発されている
が、これらの系には、従来の硫黄供与体型の系と比較し
て、スコーチ安全性が低い、貯蔵安定性が低い、湿分/
熱に対して敏感である、および価格が高い、などの欠点
がある。先行技術のアクリル系ゴム、およびそのための
組成物の硬化方法に伴う上記の欠点に関連して、この分
野では、生産速度を高め、出発コンパウンドのコストを
最小に抑え、掻取り率を下げ、製品性能(機械的特性/
エージング)を改良し、コンパウンドの貯蔵寿命(貯蔵
安定性)を改良し、加工特性(高い耐スコーチ性/良好
な混合および流動特性)を改良する加硫技術が必要とさ
れていることは明らかである。そこで、本発明の目的
は、新規な加硫可能な組成物を提供することである。本
発明のもう一つの目的は、加硫により、引張特性を改良
し、しなやかな表面構造を与え、伸びを改良し、引裂き
特性を改良し、貯蔵安定性を高め、貯蔵寿命を長くし、
離型特性を改良し、エージング特性を改良する新規な加
硫可能な製品を与える組成物を提供することである。
【0005】本発明者は、驚くべきことに、 (a)活性ハロゲン基を有するアクリル系ガム、 (b)2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾ
ールまたはその誘導体、および (c)ジアルキルジチオカルバミン酸金属塩を含んで成
り、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
ルまたはその誘導体が該アクリル系ガムの量に対して約
0.1/100部 (phr)〜約20 phrの量で存在し、ジ
アルキルジチオカルバミン酸金属塩が該アクリル系ガム
100phr対して約0.5 phr〜約20 phrの量で存在
する組成物が、これらの望ましい品質を有する加硫可能
な製品を与えることを発見した。本発明の別の目的は、
アクリル系ガムの加硫に有用な新規な組成物を提供する
ことである。その様な組成物は、(1)約0.1〜約2
0 phrの2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジア
ゾールまたはその誘導体、および(2)約0.5〜約2
0 phrのジアルキルジチオカルバミン酸金属塩を含む。
【0006】本発明のさらに別の目的は、アクリル系ガ
ムの加硫方法を提供することである。その様な方法は、 (I)アクリル系ガムを、(1)第一混合物の約0.1
〜約20 phrの2,5−ジメルカプト−1,3,4−チ
アジアゾールまたはその誘導体、および(2)第一混合
物の約0.5〜約20 phrのジアルキルジチオカルバミ
ン酸金属塩を含んで成り、2,5−ジメルカプト−1,
3,4−チアジアゾールまたはその誘導体が、アクリル
系ガムに対して約0.1〜約20 phrの量で存在する第
一混合物と混合し、第二混合物を形成する工程、および (II)第二混合物を加硫させるのに十分な時間、第二混合
物を加熱する工程を含む。本発明のさらに別の目的は、
本発明の加硫方法により製造された組成物を提供するこ
とである。本発明の上記の、および他の目的、利点およ
び特徴と共に、本発明の性質を、本発明の好ましい実施
態様の詳細な説明および請求項により、より明確に理解
することができる。
【0007】この分野で理解されている様に、成分
(b)および(c)は、硬化剤、硬化調節剤および促進
剤、またはより一般的に加硫剤と呼ばれることが多い。
本発明は広く、例えばすべてここに参考として含める米
国特許第3,201,373号、第3,312,677
号、第4,128,510号、第4,288,576
号、第4,399,262号、第4,434,274
号、第4,405,758号、第5,196,463号
および第5,334,683号に開示されているエラス
トマーを含めて、活性ハロゲン基を有するアクリル系ガ
ム(a)を含むすべての加硫可能な組成物を意図してい
る。より詳しくは、本発明は、アクリル酸アルキルおよ
びアクリル酸アルコキシアルキル、例えばアクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、アクリル酸メトキシエチル、
等を、塩素または臭素を含むコモノマー、例えばクロロ
酢酸ビニル、または塩化ビニルベンジルと重合させて製
造したアクリル系ガムの使用を意図している。アクリル
系ガムは、好ましくは少なくとも1種のアクリル系モノ
マーとクロロ酢酸ビニルビニルエーテルの共重合体であ
る。本発明の方法で有用なポリアクリレートは、好まし
くは単一の硬化箇所を含む。
【0008】本明細書における用語「アルキル」は、直
鎖ならびに分枝鎖、および環状アルキル基を含み、アル
キル基が少なくとも3個の炭素原子を含む場合は、分枝
鎖および環状のアルキル基を与える。アクリレートゴム
は、重合体の重量に対して約40〜約98重量%の、式 のアクリル酸エステルを含むことができるが、ここで、
Rは1〜18個の炭素原子を含むアルキル基、合計2〜
約12個の炭素原子を含むアルコキシアルキルまたはア
ルキルチオアルキル基、または2〜約12個の炭素原子
を含むシアノアルキル基である。アルキル構造は、環状
または非環状を含む第1級、第2級、または第3級でよ
い。その様なアクリル酸エステルの例は、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n
−ペンチル、アクリル酸イソアミル、アクリル酸n−ヘ
キシル、アクリル酸2−メチル−ペンチル、アクリル酸
n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリ
ル酸n−デシル、アクリル酸n−ドデシル、アクリル酸
n−オクタデシル、等、アクリル酸メトキシメチル、ア
クリル酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシエチル、
アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸エトキシプロピ
ル、アクリル酸メチルチオエチル、アクリル酸ヘキシル
チオエチル、等、およびアクリル酸アルファおよびベー
タ−シアノエチル、アクリル酸アルファ、ベータおよび
ガンマ−シアノプロピル、アクリル酸シアノブチル、ア
クリル酸シアノヘキシル、アクリル酸シアノオクチル、
等である。2種類以上のモノマーおよび/または各種ア
クリル酸エステルモノマーの混合物も使用できる。
【0009】好ましくは、ゴムは、約65〜約98重量
%の、Rが1〜約10個の炭素原子を含むアルキル基で
あるか、または2〜約8個の炭素原子を含むアルコキシ
アルキル基である、上記式のアクリル酸エステルを含
む。より好ましいアクリル酸エステルの例は、アクリル
酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸オクチル、等、およびアクリル酸メトキ
シエチル、アクリル酸エトキシエチル、等である。アク
リル酸アルキルおよびアクリル酸アルコキシアルキルの
両方を使用することができる。ゴムは、約0.1〜約3
0重量%の活性ハロゲン含有モノマーを含む。ハロゲン
基は、塩素、臭素またはヨウ素でよい。これらのモノマ
ーは、一般的に(1)ハロゲン含有ビニレン炭化水素お
よび(2)酸素原子から少なくとも2個の炭素原子を除
去したハロゲン基を有するハロゲン含有ビニルモノマー
である。(1)の例は、塩化ビニルベンジル、臭化ビニ
ルベンジル、2−クロロメチル−5−ノルボルネン、2
−ブロモメチル−5−ノルボルネン、2−ベータ−クロ
ロエチル−5−ノルボルネン、等であり、(2)はモノ
マー中にエーテル(−O−)、ケトン またはエステル 構造を有し、ハロゲン基は、少なくとも2個の炭素原子
〜6個までの炭素原子を酸素原子から除去されているの
が特徴である。これらのモノマーの例は、ハロゲン含有
ビニルエステル、例えばクロロ酢酸ビニル、クロロ酢酸
シクロール、ブロモ酢酸ビニル、クロロ酢酸アリル、ク
ロロプロピオン酸ビニル、4−クロロ酪酸ビニル、4−
ブロモ酪酸ビニル、等、ハロゲン含有アクリル酸エステ
ル、例えばアクリル酸2−クロロエチル、アクリル酸3
−クロロプロピル、アクリル酸4−クロロブチル、メタ
クリル酸2−クロロエチル、アクリル酸2−ブロモエチ
ル、アクリル酸2−ヨードエチル、アクリル酸4−クロ
ロ−2−ブテニル、アクリル酸2−クロロアセトキシエ
チルおよびメタクリル酸2−クロロアセトキシエチル、
等、ハロゲン含有ビニルケトン、例えばクロロメチルビ
ニルケトン、2−クロロエチルビニルケトン、等、およ
び2−クロロアセトキシメチル−5−ノルボルネン、2
−(アルファ、ベータ−ジクロロプロピオニルメチル)
−5−ノルボルネン、等である。
【0010】より好ましくは、ゴムは約0.2〜約15
重量%の活性ハロゲン含有モノマーを含む。この水準
で、ハロゲン含有量はゴムの約0.1〜約5重量%であ
る。入手可能性およびコストの点から塩素含有モノマー
が好ましい。より好ましいモノマーの例は、クロロ酢酸
ビニル、クロロ酢酸アリル、アクリル酸2−クロロエチ
ル、2−クロロエチルビニルエーテル、アクリル酸3−
クロロプロピル、クロロ酢酸シクロール、クロロメチル
ビニルケトン、塩化ビニルベンジル、2−クロロメチル
−5−ノルボルネン、アクリル酸2−クロロアセトキシ
エチルおよびメタクリル酸2−クロロアセトキシエチ
ル、および2−クロロアセトキシメチル−5−ノルボル
ネンである。好ましくは、本発明の実施には、約0.1
〜約2.0重量%の活性ハロゲン原子、最も好ましくは
塩素原子、を含むポリアクリレートガムを使用する。本
発明は、アクリル系ゴム(ACM)用硬化系の提供に加
えて、ニトリルゴム、ポリクロロプレン、クロロブチル
エチレン、プロピレンジエンモノマー(EPDM)、ス
チレンブタジエンゴム(SBR)およびブタジエンゴム
(BR)の硬化系にも関する。アクリル系ゴムは塩素化
ポリエチレンゴム(CPE)と混合することもできる。
【0011】本発明の実施に有用な成分(b)は、2,
5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾールまたは
その誘導体である。2,5−ジメルカプト−1,3,4
−チアジアゾールのモノ−およびジカルボン酸エステル
は、公知の化合物であり、文献では光安定剤(米国特許
第2,736,729号参照)、潤滑添加剤(米国特許
第2,760,933号参照)、および架橋剤(米国特
許第4,128,510号)として記載されている。
2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール
の、ある種の不飽和重合体に対する硬化剤としての使用
は、英国特許第974,915号に記載されている。し
かし、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾ
ールは、ハロゲン含有重合体を、摩砕中の様な加工中
に、またはプレス−硬化の前の貯蔵中に、早期に架橋す
る(すなわちスコーチ)傾向がある。その上、この薬剤
は、混合および硬化の際にロールおよび他の加工装置に
対する好ましくない粘着を引き起こすことがある。本発
明で使用する誘導体は、架橋させる重合体に溶解し易
く、したがってより効率的に混合することができる。飽
和および不飽和のハロゲン含有重合体は、通常の加硫工
程で、ある種の塩基性物質の存在下で、2,5−ジメル
カプト−1,3,4−チアジアゾールのある種の誘導体
を使用すると、粘着または早期の硬化(すなわちスコー
チ)なしに、容易に架橋できることが以前から分かって
いる。本発明はさらに、ジアルキルジチオカルバミン酸
金属塩を含むので、後硬化が不要であり、その製品は経
済的で、スコーチ安全性が改良され、貯蔵安定性が改良
され、湿分/熱に対する感度が低下している。塩基性物
質の存在は、本発明には不要である。
【0012】そこで、本発明は、飽和および不飽和のハ
ロゲン含有重合体を下記の式
【化31】 (式中、Xは水素、−CRR’OH、−(CH2 −CH
2 −O)n H、
【化32】 であり、mは2〜10であり、nは1〜5であり、Rお
よびR’は、水素、1〜8個の炭素原子を含むアルキル
基、または6〜8個の炭素原子を含むアリール、アルカ
リールまたはアラルキル基であり、R2 は1〜17個の
炭素原子を含むアルキル基、1または2個の環を有する
アリール基、7〜14個の炭素原子を含むアルカリール
基、7〜8個の炭素原子を含むアラルキル基またはシク
ロヘキシル基であり、R3 は1〜8個の炭素原子を含む
アルキル基であり、X’は、水素を除いて、Xと同一で
よく、Yは亜鉛、鉛、−CRR’−、−S−、
【化33】 −SO2 −、−SS−、
【化34】 であり、R4 は1〜8個の炭素原子を含むアルキレンま
たはアルケニレン基、または6〜8個の炭素原子を含む
シクロアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン基
であり、zは0または1であり、R5 は2〜8個の炭素
原子を含むアルキレン基またはフェニレンまたはメチル
フェニレンまたはメチレンジフェニレン基である)の一
つにより表される2,5−ジメルカプト−1,3,4−
チアジアゾールの誘導体で架橋させる方法に関する。無
論、上記の式における不飽和は、
【化35】 の様な2種類の異性体間の平衡状態にあると考えられ
る。
【0013】本発明の方法に使用できる2,5−ジメル
カプト−1,3,4−チアジアゾールの誘導体の代表例
は、5−メルカプト−2−S−メチロール−1,3,4
−チアジアゾール、5−メルカプト−1,3,4−チア
ジアゾリル−2−チオメチルヘミアセタール、5−メル
カプト−1,3,4−チアジアゾリル−2−チオオクチ
ルヘミアセタール、5−メルカプト−1,3,4−チア
ジアゾリル−2−チオフェニルヘミアセタール、5−メ
ルカプト−1,3,4−チアジアゾリル−2−チオフェ
ネチルヘミアセタール、5−メルカプト−1,3,4−
チアジアゾリル−2−チオ−o、m、またはp−エチル
フェニルヘミアセタール、2−ヒドロキシ−2−チオ
(5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル)プロ
パン、2−ヒドロキシ−3−メチル−2−チオ(5−メ
ルカプト−1,3,4−チアジアゾリル)ペンタン、2
−ヒドロキシ−2−チオ(5−メルカプト−1,3,4
−チアジアゾリル)デカン、1−ヒドロキシ−1−フェ
ニル−1−チオ(5−メルカプト−1,3,4−チアジ
アゾリル)エタン、1−ヒドロキシ−1−o、mまたは
p−トリル−1−チオ(5−メルカプト−1,3,4−
チアジアゾリル)エタン、9−ヒドロキシ−9−チオ
(5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル)ヘプ
タデカン、2−チオ(5−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾリル)エタノール、14−チオ(5−メルカプ
ト−1,3,4−チアジアゾリル)−3,6,9,12
−テトラオキサテトラデカノール、3−チオ(5−メル
カプト−1,3,4−チアジアゾリル)プロパン−2−
オール、15−チオ(5−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾリル)−5,8,11,14−テトラメチル−
4,7,10,13−テトラオキサペンタデカン−2−
オール、5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル
−2−チオールアセテート、5−メルカプト−1,3,
4−チアジアゾリル−2−チオールステアレート、5−
メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル−2−チオー
ルベンゾエート、5−メルカプト−1,3,4−チアジ
アゾリル−2−チオール−1−ナフトエート、5−メル
カプト−1,3,4−チアジアゾリル−2−チオール−
フェニルアセテート、5−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾリル−2−チオールシンナメート、5−メルカ
プト−1,3,4−チアジアゾリル−2−チオール−p
−トルエート、5−メルカプト−1,3,4−チアジア
ゾリル−2−チオールシクロヘキシルカルボキシレー
ト、5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル−2
−N−メチルチオカルバメート、5−メルカプト−1,
3,4−チアジアゾリル−2−N−イータ−オクチルチ
オカルバメート、5−メルカプト−1,3,4−チアジ
アゾリル−2−N−フェニルチオカルバメート、N,N
−ジメチル−2(5−メルカプト−1,3,4−チアジ
アゾリル)スルフェンアミド、N,N−ジ イータ−オ
クチル−2(5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾ
リル)スルフェンアミド、N−t−ブチル−2(5−メ
ルカプト−1,3,4−チアジアゾリル)スルフェンア
ミド、N−シクロヘキシル−2(5−メルカプト−1,
3,4−チアジアゾリル)スルフェンアミド、N−オキ
シジエチレン−2(5−メルカプト−1,3,4−チア
ジアゾリル)スルフェンアミド、5−メルカプト−1,
3,4−チアジアゾリル−2−ジスルフィド、亜鉛(I
I)、5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル−2
−メルカプチド、鉛(II)、5−メルカプト−1,3,4
−チアジアゾリル−2−メルカプチド、ビス(5−メル
カプト−1,3,4−チアジアゾリル−2−チオ)メタ
ン、1,1−ビス(5−メルカプト−1,3,4−チア
ジアゾリル−2−チオ)エタン、1,1−ビス(5−メ
ルカプト−1,3,4−チアジアゾリル−2−チオ)ノ
ナン、アルファ、アルファ−ビス(5−メルカプト−
1,3,4−チアジアゾリル−2−チオ)−トルエン、
1,1−ビス(5−メルカプト−1,3,4−チアジア
ゾリル−2−チオ)−3−フェニルプロパン、1,1−
ビス(5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル−
2−チオ)−2−フェニルエタン、2,2−ビス(5−
メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル−2−チオ)
プロパン、9,9−ビス(5−メルカプト−1,3,4
−チアジアゾリル−2−チオ)ヘプタデカン、1,1−
ビス(5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル−
2−チオ)−2−フェニルエタン、ビス(5−メルカプ
ト−1,3,4−チアジアゾリル−2)ジチオカーボネ
ート、5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル−
2−テトラスルフィド、5−メルカプト−1,3,4−
チアジアゾリル−2−トリスルフィド、ビス(5−メル
カプト−1,3,4−チアジアゾリル−2−チオ)スル
ホキシド、ビス(5−メルカプト−1,3,4−チアジ
アゾリル−2−チオ)スルホン、ビス(5−メルカプト
−1,3,4−チアジアゾリル)−2−チオールオキサ
レート、ビス(5−メルカプト−1,3,4−チアジア
ゾリル)−2−チオールマロネート、ビス(5−メルカ
プト−1,3,4−チアジアゾリル)−2−チオールセ
バセート、ビス(5−メルカプト−1,3,4−チアジ
アゾリル)−2−チオールフマレート、ビス(5−メル
カプト−1,3,4−チアジアゾリル)−2−チオール
シクロヘキシル−1,4−ジカルボキシレート、ビス
(5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル)−2
−チオールテレフタレート、N,N’−エチレン−ビス
(5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル)−2
−チオカルバメート、N,N’−1,8−オクチレン−
ビス(5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル)
−2−チオカルバメート、N,N’−フェニレン−ビス
(5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル)−2
−チオカルバメート、N,N’−トルエン−2,4−ビ
ス(5−メルカプト−1,3,4−チアジアゾリル)−
2−チオカルバメート、メチレン−p,p’−N,N’
−フェニレン−ビス(5−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾリル)チオカルバメート、2,5−ビス−S−
メチロール−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ジ
チオ−ビス(1−ヒドロキシ−1−エチル)−1,3,
4−チアジアゾール、2,5−ジチオ−ビス(1−ヒド
ロキシ−1−ノニル)−1,3,4−チアジアゾール、
2,5−ジチオ−ビス(2−ヒドロキシ−2−プロピ
ル)−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ジチオ−
ビス(9−ヒドロキシ−9−ヘプタデシル)−1,3,
4−チアジアゾール、2,5−ビス(15−チオ−5,
8,11,14−テトラメチル−4,7,10,13−
テトラオキサペンタデカン−2−オール)−1,3,4
−チアジアゾール、1,3,4−チアジアゾリル−2,
5−ジチオール−ステアレート、1,3,4−チアジア
ゾリル−2,5−ビス(N−メチルチオカルバメー
ト)、2,5−ビス(N,N’−t−ブチル)−1,
3,4−チアジアゾリルジスルフェンアミド、2,5−
ビス(N,N’−シクロヘキシル)−1,3,4−チア
ジアゾリルジスルフェンアミド、2,5−ビス(N,N
−ジメチル)−1,3,4−チアジアゾリルジスルフェ
ンアミド、2,5−ビス(N,N−ジオクチル)−1,
3,4−チアジアゾリルジスルフェンアミド、2,5−
ビス(N−オキシジエチレン)−1,3,4−チアジア
ゾリルジスルフェンアミド、および式
【化36】 を有する2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジア
ゾールの誘導体である。
【0014】モノベンゾエートおよびジベンゾエート誘
導体は、製造が容易で、取扱いが簡単で、刺激性が無
く、無臭で、架橋に特に有効なので、特に有利である。
ジメルカプトチアジアゾール(DMTD)の誘導体は、
塩素化ポリエチレン(CPE)、エピクロロヒドリン、
ポリクロロプレンおよびクロロブチルの様な塩素含有重
合体用の架橋剤として使用できる。この種の幾つかの硬
化剤は、塩素化合成重合体の硬化用に市販されている。
これらの硬化剤には、PB(ECHO-S)-100(66%)(Elastochem
Inc.)、ECHO MPS(35%)(Hercules Inc.)、ECHO A(100%)
(Hercules Inc.) 、Rhenocure TDD(65%)(Rhine Chime)
、Vanax 829(100%)(R.T. Vanderbilt)、Vanchem DMTD
(100%)(R.T. Vanderbilt) およびRD882-A(R.T. Vanderb
ilt)がある。本発明の実施に有用なジアルキルジチオカ
ルバミン酸金属塩(b)は、式
【化37】 の物質であるが、ここでMは2価金属イオンであり、R
1 およびR2 は、同一でも異なっていてもよく、それぞ
れ脂肪族基、脂環式基、またはアリール置換されたアル
キル基である。好ましくは、Mは、亜鉛、銅、カドミウ
ム、鉛、ビスマス、鉄およびセレンまたはテルルイオン
からなる群から選択された2価の金属イオンである。よ
り好ましくは、Mは亜鉛またはセレンイオン、最も好ま
しくは亜鉛である。好ましくは、R1 およびR2 は、同
一でも異なっていてもよく、1〜約12個の炭素原子を
有する脂肪族または非環式基、5〜約8個の炭素原子を
有する脂環式基、ベンジル基およびペンタメチレン基か
らなる群から選択される。最も好ましくは、R1 および
2 は、2〜約4個の炭素原子を有するアルキル基およ
びペンタメチレン基からなる群から選択される。
【0015】したがって、本発明の実施に有用なジアル
キルジチオカルバミン酸金属塩には、ジメチルジチオカ
ルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジ
ベンジルジチオカルバミン酸亜鉛、ペンタメチレンジチ
オカルバミン酸亜鉛、ジアミルジチオカルバミン酸亜
鉛、ジメチルジチオカルバミン酸銅、ジアミルジチオカ
ルバミン酸鉛、ジメチルジチオカルバミン酸鉛、ジメチ
ルジチオカルバミン酸ビスマス、ジアミルジチオカルバ
ミン酸カドミウム、ジエチルジチオカルバミン酸カドミ
ウム、ジエチルジチオカルバミン酸セレン、ジメチルジ
チオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミン酸
テルル、等がある。当業者には明らかな様に、ジチオカ
ルバミン酸金属塩の選択は、加硫すべき組成物に対する
特定のジチオカルバミン酸金属塩の溶解度により異な
る。所望により、脂肪族有機酸の金属塩を加硫可能な組
成物に加えることができる。本発明の実施に有用なその
様な脂肪族有機酸の塩は、有機酸のモノ、ジおよびトリ
アルミニウム塩である。これらの塩には、長鎖の酸、例
えば脂肪酸(ステアリン酸、オレイン酸、等)および短
鎖の酸(酢酸、酪酸、ヘキサン酸、等)の両方の塩が含
まれる。好ましくは、ステアリン酸の金属塩、例えばス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ス
テアリン酸アルミニウム、ステアリン酸バリウム、ステ
アリン酸ナトリウム、ステアリン酸リチウムまたはTE88
XL(Technical Processing, Inc., Patterson, NJ) また
はそれらの混合物を使用する。好ましくは、脂肪族有機
酸の塩は、ジステアリン酸マグネシウムまたはジステア
リン酸カルシウムである。脂肪族酸の金属塩は、好まし
くは0.05〜4.0 phr、より好ましくは0.5〜
1.5 phrの量で存在する。
【0016】本発明の実施には、成分(b)および
(c)を、一般的に下記の量で使用する。成分(b):
アクリル系ガム100部に対して、約0.1〜20 ph
r、より好ましくは0.5〜10 phr、最も好ましくは
1.5〜3.5 phr。成分(c):アクリル系ガム10
0部に対して、約0.5〜20 phr、より好ましくは1
〜10 phr、最も好ましくは1.5〜4 phr。本発明の
加硫可能な組成物は、カーボンブラック、充填材、酸化
防止剤、重合体結合剤、および類似の良く知られている
添加剤も含むことができる。本発明の組成物は、通常の
コンパウンド形成技術により製造することができる。例
えば、各種の成分を2本ロールミルまたはバンバリーミ
キサーで混合することができる。本発明により、所望に
より使用する充填材および他の添加剤(d)を含む、成
分(a)〜(c)を混合したコンパウンドは、室温で貯
蔵した時に非常に安定した特性を示す。さらに、加硫す
る時に、良好な硬化速度と共に優れたスコーチ保護性を
示す。最後に、加硫に続いて、製造されたエラストマー
は、様々な環境中で、優れたスコーチ、良好な貯蔵安定
性および長期間のエージングを示す。
【0017】硬化剤[成分(b〜c)]を都合良く使用
し、有効性を高めるためには、成分b〜cを予備混合し
てから、ガム(a)および充填材または他の添加剤
(d)と混合するのが好ましい。予備混合は、粉末の形
態にある各成分で行なうか、または、より有利なのは、
各成分を不活性型の「結合剤」と予備混合し、自由流動
性で無粉塵のビーズ形態またはゴム状のマスターバッチ
形態にする。結合剤または不活性添加剤は、カーボンブ
ラック、充填材、酸化防止剤、または重合体結合剤でよ
い。取扱い易さおよび健康上の観点から工業用途向け
に、粉塵を発生する粉末をビーズに結合すること、また
は他のマスターバッチ形態を製造することは、工業的に
良く知られており、ここで説明する必要は無い。組成物
はさらに、官能化したクレー、カップリング剤、または
それらの混合物を含んで成ることができる。成分(a)
〜(c)を混合した後、混合物を100〜200℃好ま
しくは約150〜200℃、より好ましくは190〜2
00℃の温度に加熱する。加熱は、約1〜20分間、好
ましくは約2〜6分間、より好ましくは約3〜4分間行
なう。以下に本発明を実施例によりさらに説明するが、
これらの実施例は、説明のためだけであり、本発明を制
限するものではない。
【0018】実施例1 PB(ECHO-S)-100は、2,5−ジメルカプト−1,3,4
−チアジアゾールのモノベンゾイル誘導体であり、担体
上に66%活性物質として含まれる。ECHO MPS(35%)
は、ECHO S系の硬化再現性を改良するためにHerculesに
より製造された水分を含まない製品である。ECHO Aは、
耐水性ではない100%活性材料である。Rhenocure TD
D(Rheichemie) は、その活性物質としてECHO Sを塩素化
ポリエチレン担体上に含む。Vanax 829 (メルカプトチ
アジアゾール、R.T. Vanderbilt)は、100%活性材料
である。RD882-A(R.T. Vanderbilt)は、塩素化重合体の
硬化に使用するもので、別の成分RD882-B(R.T. Vanderb
ilt)と共に使用しなければならない。ECHO S硬化剤のス
クリーニングを行ない、それが非後硬化型の低塩素含有
アクリル系ゴムで加硫活性を示すか、否かを確認した。
初期評価で、Europrene 1803ポリアクリレートを使用し
て、低ECHO S使用量で非常に良好な架橋活性が観察され
た。この初期試験から得たデータを表Iに示す。 表I ECHO Sのアクリル系ゴムにおける初期評価 第一バンバリー混合物および実験室試験 (A) 成分 PHR 重量(g) Europrene 1803 100 800 カーボンブラックN 550 50 400 ステアリン酸 1 8 Structol WB222 2 16 Ethyl Zimate 2.5 20 Elastosperse Pb (ECHO-S)100(66%) 2.5 20 158.0 1244.0 *硬化系比(活性物質)=2.50 phr Ethyl Zimate 1.52 1.65 phr ECHO-S 1.00 試験結果 レオメーターデータ 64時間@RT(12分@193℃) 初期 Cpd 初期 Cpd再確認 エージング後の 初期 Cpd ML、lb−in 5.6 5.96 5.95 MH、lb−in 23.6 23.8 23.8 Ts1、m:s 1:06 1:11 1:06 Ts2、m:s 1:16 1:20 1:14 T10、m:s 1:14 1:18 −−− T50、m:s 1:46 1:49 1:43 T90、m:s 4:58 5:02 4:45本来の特性 モジュラス、100% Mpa (Psi) 1.8(254) 引張、 Mpa (Psi) 9.3(1331) 伸び、% 420 これらのデータから、促進剤−硬化剤の初期比率1.5
/1が、良好な引張、硬度および伸び特性を有するアク
リル系ゴム加硫物を製造する有効な水準であることが立
証される。初期の未硬化実験コンパウンドに対するML
値(5.6lb−in)は、それが射出成形用途に適当
な柔らかい加工可能な原料であることを示している。実
験コンパウンドに対する24lb−inのMH値は、EC
HO-Sがアクリル系ゴム中に大きな架橋密度を与えられる
ことを示している。それぞれ1:06および1:16の
Ts1およびTs2の値は、ECHO-Sが迅速に硬化させ
る、非常に活性な硬化剤であることを示している。約1
00秒間のT50値は、ECHO-Sが、急速硬化が望ましい
射出成形用途に使用するのに十分に急速であることを示
している。T90値は、ECHO-Sコンパウンドが、硬化パ
ッケージの最適化または促進剤助触媒の支援なしに、そ
の硬化を5分間以下で完了することを示している。初期
コンパウンド硬化特性の再確認により、初期コンパウン
ドレオメーターにより得た結果が確認された。初期実験
コンパウンドを3日間(約64時間)エージングした
が、ML、Ts2、等は大きく変化しなかった。これら
の結果は、ECHO-S硬化パッケージが非常に良好な貯蔵安
定性を示し、EZ硬化およびTCY硬化パッケージより
も優れた貯蔵寿命を提供できることを示している。本来
の特性は、ECHO-Sにより、EZ硬化およびTCYと同等
の特性を有する加硫物が得られることを示している。モ
ジュラスは、EZ硬化と比較してECHO-Sの方が低い様で
ある。EZ硬化系から予想される代表的な値と比較し
て、ECHO-Sコンパウンドでは伸びが著しく増加すること
が観察されている。
【0019】実施例2 3種類の硬化パッケージのすべてを比較するために、よ
り詳細な試験を行なった。最初の計画は、ECHO-S硬化剤
(2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール
のモノベンゾエート誘導体)を、アクリル系ゴムの架橋
にメルカプタン官能基を使用する他の硬化系と比較する
様に設計した。これらの硬化系は、EZCURE 2X およびTC
Y-75である。両硬化パッケージ共、トリチオシアヌル酸
(これは三官能性メルカプタンである)を使用してアク
リル系ゴムを硬化させる。両硬化系共、高価であり、促
進剤および加硫遅延剤との組合せで使用しなければなら
ない。この比較試験から得たデータを表IIに示す。 表II アクリル系ゴムにおける硬化系の比較 (計画#VR40) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) 成分 PHR PHR PHR PHR PHR PHR PHR ACM 1803 100 100 100 100 100 100 100 カーボンブラック N 550 50 50 50 50 0 50 50 ステアリン酸 2 2 2 - - 2 0.5 Structol WB222 2 2 2 2 2 2 2 Maglite D(MgO) - - - - - - 4 Ethyl Zimate 1.73 - 1.73 1.73 - - - Butyl Zimate - - - - 1.73 1.73 1.73 Pb(ECHO-S)100(66%) 1.31 - - 1.31 1.31 2.60 1.31 EZCURE - 5.5 - - - - - TCY - 75 - - 1.15 - - - - 硬化温度=10分間@392°F 試験結果本来の特性 100%モジュラス、PSI 274 516 590 296 236 154 455 200%モジュラス、PSI 678 1074 1216 694 568 384 1066 引張、PSI 1430 1320 1420 1385 1303 1138 1622 伸び % 479 266 253 484 529 594 343 硬度、ショアA 70 70 70 70 65 72 72 引裂き、タイプC、PPI 199 160 167 218 206 210 206 圧縮永久ひずみ、% 70時間@150℃ 25 23 21 32 18 42 30 オーブンエージング、(空気) 70時間@150℃ 引張変化、% +3 +13 +8 -3 -2 +22 -6 伸び変化、% -15 -14 -9 -8 -9 -34 -19 硬度変化 +4 +3 +4 +3 +6 +11 +4 浸漬エージング(油#3) 体積膨潤、% +11 +10 +10 +11 +10 +11 +10 引張変化、% -2 -13 -6 +2 +5 -2 -13 伸び変化、% -16 -9 -7 -5 -22 -41 -14 硬度変化 -8 -6 -6 -7 -3 -5 -5 レオメーターデータ 12分@193℃ ML、lb-in 6.10 4.98 5.86 6.04 5.03 5.34 6.01 MH、lb-in 22.19 27.73 27.27 22.71 21.29 18.22 24.26 Ts1 、m:s 0:44 0:58 0:51 1:00 2:56 1:35 0:55 Ts2 、m:s 1:07 1:06 0:59 1:26 2:20 1:56 1:04 T10 、m:s 1:02 1:08 1:00 1:21 2:73 1:42 1:02 T50 、m:s 1:44 1:45 1:3 2:09 3:30 3:05 1:47 T90 、m:s 5:04 3:42 2:16 5:41 7:04 8:16 3:54
【0020】これらの結果は、ECHO-Sが、EZCUREと比較
して、引張特性を8〜10%改良することを示してい
る。ECHO-Sで硬化したコンパウンドは、より低いモジュ
ラスを示し、表面組織がより柔らかく、よりしなやかで
ある。ECHO-Sは80%の伸び増加を示す。ショアA硬度
特性は、すへての硬化剤で同等である。引裂き特性に関
して、ECHO-Sは、EZCUREと比較して24%の改良および
TCY-75と比較して19%の改良を示す。ECHO-Sは、アク
リル系ゴムの離型特性を著しく改良する。硬化剤として
ECHO-Sを使用した場合、アクリル系ゴムコンパウンドを
混合後にバンバリーミキサーからより容易に取り出すこ
とができる。また、ASTMスラブ(6インチx6イン
チ)を製造する場合、圧縮成形試料も圧縮プレスから取
り出し易い。圧縮永久ひずみ特性は、すべての硬化剤で
同等である。オーブンエージング特性により、引張特性
変化はECHO-Sが非常に小さく、その後にそれぞれTCY-75
およびEZCUREが続いていることが分かる。伸びの変化
は、EZCUREと同等であるが、TCY-75より僅かに劣る。硬
度の変化は、3種類の硬化系に関して同等である。油エ
ージング特性では、体積膨潤値がすべての硬化系で同等
であることを示している。引張変化は、ECHO-Sが最も低
く、TCY およびEZCUREがそれぞれ続いている。伸びの変
化は、すべての硬化系で低いが、TCY は、EZCUREおよび
ECHO-Sよりも僅かに良い油中伸び変化を示している。す
べての硬化パッケージに関して、硬度変化は低く、同等
である。コンパウンドからステアリン酸を除去すること
により、引裂きおよび圧縮永久ひずみが高くなる。ステ
アリン酸は、チアジアゾール硬化系を遅延させると考え
られるが、引裂きおよび圧縮永久ひずみの値は、これが
正しいことを示している(コンパウンド#4参照)。ス
テアリン酸を除去することの欠点は、加工性が損なわれ
ることである。コンパウンドからステアリン酸を除去す
ると、そのコンパウンドはバンバリーミキサーから取り
出すのが困難になる。促進剤をethyl zimateからbutyl
zimateに切り換えることにより、伸び特性が著しく向上
する。ショアA硬度は低下する。ASTM油#3中の伸
び変化を除いて、他のすべての特性は同等である。buty
l zimateを使用して得られる伸び変化は、ethyl zimate
の場合よりも著しく悪い(コンパウンド#5参照)。ス
テアリン酸の存在下でECHO-Sの量を増加させると、モジ
ュラスおよび引張特性が低下する。伸び特性は増加する
が、空気および油中エージング特性は大きく低下する。
ECHO-S硬化系に酸化マグネシウム(MgO)を加える
と、油および空気エージング特性が低下せずに、硬化し
た加硫物の物理特性が大きく増加する(コンパウンド#
7参照)。酸化マグネシウムは、アクリル系ゴム中でEC
HO-Sのタイル反応性を増加させる。酸化マグネシウムは
コンパウンドの塩基性を増加させ、それによって硬化モ
ノマー箇所から塩素を急速に抜き取る。このことは、コ
ンパウンド#1および#7を比較すると分かる。T90
は、5:04 m:sから3:54m:sに減少する。
これは、コンパウンドが、硬化活性剤としてMgOを使
用する場合よりも急速に最大硬化の状態に達することを
示している。比較試験から得たレオメーターデータを表
III に示す。この試験に使用したECHO-S処方に対するM
LおよびMHの値は、加工し易く、架橋密度が著しく高
くなるコンパウンドを製造できることを示している。T
s2値は、ECHO-Sコンパウンドを早く硬化させることが
でき、硬化時間が射出成形用途に適していることを示し
ている。 表III 貯蔵寿命試験 MgOを4 phr含む処方#VR40−7 初期 1日 1週間 ML、lb−in 6.01 13.77 20.58 MH、lb−in 24.26 33.41 28.16 Ts1、m:s 0:55 0:48 1:42 Ts2、m:s 1:04 0:57 1:59 T10、m:s −−− −−− −−− T50、m:s 1:47 1:38 2:28 T90、m:s 3:54 3:31 5:50
【0021】実施例3 貯蔵寿命試験 上記の様に、酸化マグネシウムの様な塩基性物質を硬化
活性剤として使用することにより、硬化系の反応性が著
しく増加する。表IVは、酸化カルシウムおよび酸化マグ
ネシウムの様な金属酸化物がECHO-SコンパウンドのpHを
増加させ、加工安全性を低下させることを立証している
(Ts2、コンパウンドAおよびB)。pHの差がECHO-S
の反応性に影響する。ステアリン酸カルシウムの様な有
機金属化合物は、加工安全性を低下させず、実際にTs
2値を改良する(コンパウンド2)。ムーニースコーチ
試験は、コンパウンドAおよびBに対して同じ一般的な
傾向を示す。24時間のエージング後、金属酸化物の存
在下でECHO-Sの反応性によりコンパウンドはスコーチを
より起こし易くなる。酸化マグネシウム、酸化カルシウ
ムおよびステアリン酸カルシウムは、同様の100およ
び200%モジュラスを与える。ステアリン酸カルシウ
ムは、酸化マグネシウムまたは酸化カルシウムよりも高
い引張強度を与え、より優れた(より高い)伸び特性、
およびより優れた永久ひずみ特性を示す。表Vは、実際
のECHO-Sコンパウンドの貯蔵安定性または貯蔵寿命が2
箇月(56日間)を超えていることを立証している。2
箇月後のTs2およびT90値は初期値と同等である。
同様な性能が、butylzimate を使用する別の試験で観察
されている(表VA)。ブロックコンパウンドも、表VAの
コンパウンドと同じ理由から、良好な貯蔵安定性を示す
(表VI)。 表IV ECHO-S硬化用の金属酸化物活性剤 PHR 成分 Europrene AR 1803 100 100 100 カーボンブラック N 550 50 50 50 Structol WB 222 2 2 2 ステアリン酸 0.5 0.5 0.5 酸化マグネシウム 0.2 −−− −−− 酸化カルシウム −−− 0.2 −−− ステアリン酸カルシウム −−− −−− 0.5 Butyl Zimate 1.7 1.7 1.7 ECHO-S 1.3 1.3 1.3レオメーターデータ(193℃) 初期 24時間 初期 24時間 初期 24時間 ML、lb-in 4.96 4.94 5.16 5.14 6.41 6.39 MH、lb-in 22.57 22.58 23.80 23.36 23.50 23.01 Ts1 、m:s 1:25 1:11 1:29 1:19 1:36 1:43 Ts2 、m:s 1:37 1:22 1:42 1:32 1:53 1:61 T10 、m:s --- --- --- --- --- --- T50 、m:s 2:29 2:08 2:41 2:21 2:54 3:10 T90 、m:s 5:14 4:20 5:37 4:41 5:55 6:50 ムーニースコーチ(121℃) 初期 24時間 初期 24時間 初期 24時間 初期、MV 57.3 57.2 59.2 53.9 67.0 66.0 最小、MV 40.3 40.3 42.1 43.3 46.0 45.0 T5 m:s 13:13 9:28 10:53 5:36 16:25 16:30 T10 m:s 16:10 11:29 13:40 7:08 22:30 23:01 T35 m:s 21:33 15:16 19:36 10:51 35:23 35:38本来の特性 100%モジュラス、PSI 356 406 362 200%モジュラス、PSI 807 891 850 引張、PSI 1321 1231 1414 伸び % 349 297 368 引裂き、タイプC、PPI 215 179 197圧縮永久ひずみ、70時間@150℃ % 永久ひずみ 31 31 27 表V Ethyl Zimate促進剤を使用する貯蔵寿命試験 成分 PHR Europrene AR 2503 50 Europrene AR 2903 50 Hi Sil 233 20 NuLock 290 52 Silane 189 2 Naugard 445 2 ステアリン酸カルシウム 0.50 Plasthall P670 4 Rudo 10 0.10 Ethyl Zimate 1.3 ECHO-S 1.7レオメーターデータ(193℃) 初期 9日 20日 35日 50日 56日 ML、lb-in 5.41 6.58 7.59 9.86 9.77 11.02 MH、lb-in 41.74 40.68 41.13 44.17 42.81 44.80 Ts1 、m:s 0:58 0:55 0:58 1:02 1:00 1:08 Ts2 、m:s 1:07 1:04 1:08 1:12 1:10 1:19 T10 、m:s 1:15 1:13 1:17 1:22 1:20 1:29 T50 、m:s 1:56 1:59 2:07 2:18 2:17 2:28 T90m、m:s 4:26 3:42 4:06 4:25 4:48 4:49 表V(続き) Ethyl Zimate促進剤を使用する貯蔵寿命試験 成分 PHR Europrene AR 2503 50 Europrene AR 2903 50 Hi Sil 233 20 NuCap 290 55 Silane A189 2 Naugard 445 2 ステアリン酸カルシウム 0.5 Plasthall P670 4 Rudo 10 0.2 Butyl Zimate 1.3 ECHO-S 1.7レオメーターデータ(200℃) 初期 2日 5日 7日 21日 35日 49日 ML 3.52 3.73 3.95 4.16 5.75 6.38 7.42 MH 35.33 35.30 34.11 33.75 36.88 35.51 37.99 T10 、m:s 1:23 1:22 1:22 1:24 1:32 1:28 1:28 T50 、m:s 2:19 2:18 2:23 2:27 2:38 2:35 2:36 T90 、m:s 6:13 6:02 6:04 6:17 6:38 6:34 6:20 Ts1 、m:s 1:04 1:02 1:02 1:03 1:11 1:07 1:07 Ts2 、m:s 1:15 1:14 1:14 1:16 1:22 1:20 1:20 表VI 貯蔵寿命試験(黒色コンパウンド) 成分 PHR Europrene AR 2503 50 Europrene AR 2903 50 Hi Sil 233 20 NuCap 290 55 Silane A189 2 Naugard 445 2 ステアリン酸カルシウム 0.5 Plasthall P670 4 Rudo 10 0.2 カーボンブラック N550 20 Butyl Zimate 1.3 ECHO-S 1.7レオメーターデータ(193℃) 初期 2日 5日 7日 14日 ML 6.07 8.47 12.55 14.40 17.39 MH 50.26 54.81 61.98 63.80 65.69 T10 、m:s 0:53 0:53 0:53 0:56 0:57 T50 、m:s 1:36 1:34 1:38 1:41 1:45 T90 、m:s 4:28 3:58 4:03 3:55 4:16 Ts1 、m:s 0:38 0:38 0:37 0:40 0:39 Ts2 、m:s 0:44 0:44 0:43 0:46 0:45 上記の説明から、当業者には明らかな様に、ここに規定
する本発明の精神または範囲から離れることなく、多く
の変形および修正を行なうことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 9/00 C08L 9/00 11/00 11/00 23/16 23/16 33/18 33/18 F16J 15/18 F16J 15/18 C //(C08L 33/16 23:28)

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)活性ハロゲン基を有するアクリル系
    ガム、 (b)式 【化1】 (式中、Xは水素、−CRR’OH、−(CH2 −CH
    2 −O)n H、 【化2】 であり、mは2〜10であり、nは1〜5であり、Rお
    よびR’は、水素、1〜8個の炭素原子を含むアルキル
    基、または6〜8個の炭素原子を含むアリール、アルカ
    リールまたはアラルキル基であり、R2 は1〜17個の
    炭素原子を含むアルキル基、1または2個の環を有する
    アリール基、7〜14個の炭素原子を含むアルカリール
    基、7〜8個の炭素原子を含むアラルキル基またはシク
    ロヘキシル基であり、R3 は1〜8個の炭素原子を含む
    アルキル基であり、X’は、水素を除いて、Xと同一で
    よく、Yは亜鉛、鉛、−CRR’−、−S−、 【化3】 −SO2 −、−SS−、 【化4】 であり、R4 は1〜8個の炭素原子を含むアルキレンま
    たはアルケニレン基、または6〜8個の炭素原子を含む
    シクロアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン基
    であり、zは0または1であり、R5 は2〜8個の炭素
    原子を含むアルキレン基またはフェニレンまたはメチル
    フェニレンまたはメチレンジフェニレン基である)を有
    する2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
    ル、および (c)ジアルキルジチオカルバミン酸金属塩を含んで成
    り、前記2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジア
    ゾールまたはその誘導体が前記アクリル系ガムの量に対
    して約0.1〜約20 phrの量で存在し、前記ジアルキ
    ルジチオカルバミン酸金属塩が前記アクリル系ガムに対
    して約0.5 phr〜約20 phrの量で存在することを特
    徴とする組成物。
  2. 【請求項2】(a)活性ハロゲン基を有するアクリル系
    ガム、 (b)式 【化5】 (式中、Xは水素、−CRR’OH、−(CH2 −CH
    2 −O)n H、 【化6】 であり、mは2〜10であり、nは1〜5であり、Rお
    よびR’は、水素、1〜8個の炭素原子を含むアルキル
    基、または6〜8個の炭素原子を含むアリール、アルカ
    リールまたはアラルキル基であり、R2 は1〜17個の
    炭素原子を含むアルキル基、1または2個の環を有する
    アリール基、7〜14個の炭素原子を含むアルカリール
    基、7〜8個の炭素原子を含むアラルキル基またはシク
    ロヘキシル基であり、R3 は1〜8個の炭素原子を含む
    アルキル基であり、X’は、水素を除いて、Xと同一で
    よく、Yは亜鉛、鉛、−CRR’−、−S−、 【化7】 −SO2 −、−SS−、 【化8】 であり、R4 は1〜8個の炭素原子を含むアルキレンま
    たはアルケニレン基、または6〜8個の炭素原子を含む
    シクロアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン基
    であり、zは0または1であり、R5 は2〜8個の炭素
    原子を含むアルキレン基またはフェニレンまたはメチル
    フェニレンまたはメチレンジフェニレン基である)を有
    する2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
    ル、および (c)ジアルキルジチオカルバミン酸金属塩を含んで成
    り、前記2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジア
    ゾールまたはその誘導体が前記アクリル系ガムの量に対
    して約0.1〜約20 phrの量で存在し、前記ジアルキ
    ルジチオカルバミン酸金属塩が前記アクリル系ガムに対
    して約0.5 phr〜約20 phrの量で存在することを特
    徴とする加硫可能な組成物。
  3. 【請求項3】ジアルキルジチオカルバミン酸金属塩が式 【化9】 (式中、Mは2価金属イオン、セレンまたはテルルであ
    り、R1 およびR2 は、それぞれ独立して脂肪族基、脂
    環式基、またはアリール置換されたアルキル基である)
    を有する、請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】Mが、亜鉛、銅、カドミウム、鉛、ビスマ
    スおよび鉄からなる群から選択された2価の金属イオン
    である、請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】R1 およびR2 が、1〜約12個の炭素原
    子を有する非環式脂肪族基、5〜約8個の炭素原子を有
    する脂環式基、ベンジル基およびペンタメチレン基から
    なる群から選択される、請求項3に記載の組成物。
  6. 【請求項6】さらに脂肪族有機酸の金属塩を含んで成
    る、請求項1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】有機酸がステアリン酸、オレイン酸、酢
    酸、酪酸またはヘキサン酸である、請求項6に記載の組
    成物。
  8. 【請求項8】アクリル系ゴムが塩素化ポリエチレンゴム
    と混合される、請求項1に記載の組成物。
  9. 【請求項9】組成物が加硫される、請求項8に記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】(a)活性ハロゲン基を有する、ニトリ
    ルゴム、ポリクロロプレン、クロロブチルエチレンプロ
    ピレンジエンモノマー(EPDM)、スチレンブタジエ
    ンゴム(SBR)またはブタジエンゴム(BR)、 (b)式 【化10】 (式中、Xは水素、−CRR’OH、−(CH2 −CH
    2 −O)n H、 【化11】 であり、mは2〜10であり、nは1〜5であり、Rお
    よびR’は、水素、1〜8個の炭素原子を含むアルキル
    基、または6〜8個の炭素原子を含むアリール、アルカ
    リールまたはアラルキル基であり、R2 は1〜17個の
    炭素原子を含むアルキル基、1または2個の環を有する
    アリール基、7〜14個の炭素原子を含むアルカリール
    基、7〜8個の炭素原子を含むアラルキル基またはシク
    ロヘキシル基であり、R3 は1〜8個の炭素原子を含む
    アルキル基であり、X’は、水素を除いて、Xと同一で
    よく、Yは亜鉛、鉛、−CRR’−、−S−、 【化12】 −SO2 −、−SS−、 【化13】 であり、R4 は1〜8個の炭素原子を含むアルキレンま
    たはアルケニレン基、または6〜8個の炭素原子を含む
    シクロアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン基
    であり、zは0または1であり、R5 は2〜8個の炭素
    原子を含むアルキレン基またはフェニレンまたはメチル
    フェニレンまたはメチレンジフェニレン基である)を有
    する2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
    ル、および (c)ジアルキルジチオカルバミン酸金属塩を含んで成
    り、前記2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジア
    ゾールまたはその誘導体が前記アクリル系ガムの量に対
    して約0.1〜約20 phrの量で存在し、前記ジアルキ
    ルジチオカルバミン酸金属塩が前記アクリル系ガムに対
    して約0.5 phr〜約20 phrの量で存在する混合物の
    加硫により得られることを特徴とする組成物。
  11. 【請求項11】(a)活性ハロゲン基を有する、ニトリ
    ルゴム、ポリクロロプレン、クロロブチルエチレンプロ
    ピレンジエンモノマー(EPDM)、スチレンブタジエ
    ンゴム(SBR)またはブタジエンゴム(BR)、 (b)式 【化14】 (式中、Xは水素、−CRR’OH、−(CH2 −CH
    2 −O)n H、 【化15】 であり、mは2〜10であり、nは1〜5であり、Rお
    よびR’は、水素、1〜8個の炭素原子を含むアルキル
    基、または6〜8個の炭素原子を含むアリール、アルカ
    リールまたはアラルキル基であり、R2 は1〜17個の
    炭素原子を含むアルキル基、1または2個の環を有する
    アリール基、7〜14個の炭素原子を含むアルカリール
    基、7〜8個の炭素原子を含むアラルキル基またはシク
    ロヘキシル基であり、R3 は1〜8個の炭素原子を含む
    アルキル基であり、X’は、水素を除いて、Xと同一で
    よく、Yは亜鉛、鉛、−CRR’−、−S−、 【化16】 −SO2 −、−SS−、 【化17】 であり、R4 は1〜8個の炭素原子を含むアルキレンま
    たはアルケニレン基、または6〜8個の炭素原子を含む
    シクロアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン基
    であり、zは0または1であり、R5 は2〜8個の炭素
    原子を含むアルキレン基またはフェニレンまたはメチル
    フェニレンまたはメチレンジフェニレン基である)を有
    する2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
    ル、および (c)ジアルキルジチオカルバミン酸金属塩を含んで成
    り、前記2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジア
    ゾールまたはその誘導体が前記アクリル系ガムの量に対
    して約0.1〜約20 phrの量で存在し、前記ジアルキ
    ルジチオカルバミン酸金属塩が前記アクリル系ガムに対
    して約0.5 phr〜約20 phrの量で存在することを特
    徴とする加硫可能な組成物。
  12. 【請求項12】活性ハロゲン基を有するアクリル系ガム
    の加硫に有用な組成物であって、 (b)前記アクリル系ガムに対して約0.1〜約20 p
    hrの、式 【化18】 (式中、Xは水素、−CRR’OH、−(CH2 −CH
    2 −O)n H、 【化19】 であり、mは2〜10であり、nは1〜5であり、Rお
    よびR’は、水素、1〜8個の炭素原子を含むアルキル
    基、または6〜8個の炭素原子を含むアリール、アルカ
    リールまたはアラルキル基であり、R2 は1〜17個の
    炭素原子を含むアルキル基、1または2個の環を有する
    アリール基、7〜14個の炭素原子を含むアルカリール
    基、7〜8個の炭素原子を含むアラルキル基またはシク
    ロヘキシル基であり、R3 は1〜8個の炭素原子を含む
    アルキル基であり、X’は、水素を除いて、Xと同一で
    よく、Yは亜鉛、鉛、−CRR’−、−S−、 【化20】 −SO2 −、−SS−、 【化21】 であり、R4 は1〜8個の炭素原子を含むアルキレンま
    たはアルケニレン基、または6〜8個の炭素原子を含む
    シクロアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン基
    であり、zは0または1であり、R5 は2〜8個の炭素
    原子を含むアルキレン基またはフェニレンまたはメチル
    フェニレンまたはメチレンジフェニレン基である)を有
    する2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
    ル、および(c)前記アクリル系ガムに対して約0.5
    phr〜約20 phrのジアルキルジチオカルバミン酸金属
    塩を含んで成ることを特徴とする組成物。
  13. 【請求項13】さらに結合剤または不活性添加剤を含ん
    で成る、請求項1に記載の組成物。
  14. 【請求項14】前記結合剤または不活性添加剤がカーボ
    ンブラック、充填材、酸化防止剤、または重合体結合剤
    である、請求項13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】活性ハロゲン基を有するアクリル系ガム
    の加硫方法であって、 (I)前記アクリル系ガムを、(1)前記アクリル系ガ
    ムに対して約0.1〜約20 phrの、式 【化22】 (式中、Xは水素、−CRR’OH、−(CH2 −CH
    2 −O)n H、 【化23】 であり、mは2〜10であり、nは1〜5であり、Rお
    よびR’は、水素、1〜8個の炭素原子を含むアルキル
    基、または6〜8個の炭素原子を含むアリール、アルカ
    リールまたはアラルキル基であり、R2 は1〜17個の
    炭素原子を含むアルキル基、1または2個の環を有する
    アリール基、7〜14個の炭素原子を含むアルカリール
    基、7〜8個の炭素原子を含むアラルキル基またはシク
    ロヘキシル基であり、R3 は1〜8個の炭素原子を含む
    アルキル基であり、X’は、水素を除いて、Xと同一で
    よく、Yは亜鉛、鉛、−CRR’−、−S−、 【化24】 −SO2 −、−SS−、 【化25】 であり、R4 は1〜8個の炭素原子を含むアルキレンま
    たはアルケニレン基、または6〜8個の炭素原子を含む
    シクロアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン基
    であり、zは0または1であり、R5 は2〜8個の炭素
    原子を含むアルキレン基またはフェニレンまたはメチル
    フェニレンまたはメチレンジフェニレン基である)を有
    する2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
    ル、および(2)前記アクリル系ガムに対して約0.5
    〜約20 phrのジアルキルジチオカルバミン酸金属塩を
    含んで成り、前記2,5−ジメルカプト−1,3,4−
    チアジアゾールまたはその誘導体が、前記アクリル系ガ
    ムの約0.1〜約20 phrの量で存在する第一混合物と
    混合し、第二混合物を形成する工程、および (II)前記第二混合物を加硫させるのに十分な時間、前記
    第二混合物を加熱する工程を含んで成ることを特徴とす
    る方法。
  16. 【請求項16】ジアルキルジチオカルバミン酸金属塩
    が、式 【化26】 (式中、Mは2価金属イオン、セレンまたはテルルであ
    り、R1 およびR2 は、それぞれ独立して脂肪族基、脂
    環式基、またはアリール置換されたアルキル基である)
    の化合物である、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】アクリル系ゴムが塩素化ポリエチレンゴ
    ムと混合される、請求項15記載の方法。
  18. 【請求項18】活性ハロゲン基を有する、ニトリルゴ
    ム、ポリクロロプレン、クロロブチルエチレンプロピレ
    ンジエンモノマー(EPDM)、スチレンブタジエンゴ
    ム(SBR)またはブタジエンゴム(BR)の加硫方法
    であって、 (I)前記ニトリルゴム、ポリクロロプレン、クロロブ
    チルエチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)、
    スチレンブタジエンゴム(SBR)またはブタジエンゴ
    ム(BR)を、(1)前記アクリル系ガムに対して約
    0.1〜約20 phrの、式 【化27】 (式中、Xは水素、−CRR’OH、−(CH2 −CH
    2 −O)n H、 【化28】 であり、mは2〜10であり、nは1〜5であり、Rお
    よびR’は、水素、1〜8個の炭素原子を含むアルキル
    基、または6〜8個の炭素原子を含むアリール、アルカ
    リールまたはアラルキル基であり、R2 は1〜17個の
    炭素原子を含むアルキル基、1または2個の環を有する
    アリール基、7〜14個の炭素原子を含むアルカリール
    基、7〜8個の炭素原子を含むアラルキル基またはシク
    ロヘキシル基であり、R3 は1〜8個の炭素原子を含む
    アルキル基であり、X’は、水素を除いて、Xと同一で
    よく、Yは亜鉛、鉛、−CRR’−、−S−、 【化29】 −SO2 −、−SS−、 【化30】 であり、R4 は1〜8個の炭素原子を含むアルキレンま
    たはアルケニレン基、または6〜8個の炭素原子を含む
    シクロアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン基
    であり、zは0または1であり、R5 は2〜8個の炭素
    原子を含むアルキレン基またはフェニレンまたはメチル
    フェニレンまたはメチレンジフェニレン基である)を有
    する2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾー
    ル、および(2)前記アクリル系ガムに対して約0.5
    〜約20 phrのジアルキルジチオカルバミン酸金属塩を
    含んで成る第一混合物と混合し、第二混合物を形成する
    工程、および (II)前記第二混合物を加硫させるのに十分な時間、前記
    第二混合物を加熱する工程を含んで成ることを特徴とす
    る方法。
  19. 【請求項19】請求項15に記載の方法により製造され
    た加硫物。
  20. 【請求項20】請求項17に記載の方法により製造され
    た加硫物。
  21. 【請求項21】請求項18に記載の方法により製造され
    た加硫物。
  22. 【請求項22】さらに官能化されたクレー、カップリン
    グ剤またはそれらの混合物を含んで成る、請求項1に記
    載の組成物。
  23. 【請求項23】さらに官能化されたクレー、カップリン
    グ剤またはそれらの混合物を含んで成る、請求項8に記
    載の組成物。
  24. 【請求項24】さらに官能化されたクレー、カップリン
    グ剤またはそれらの混合物を含んで成る、請求項10に
    記載の組成物。
  25. 【請求項25】請求項1に記載の組成物を含んで成る、
    伝動装置のリップシール、シャフトシール、結合ピスト
    ンシール、バルブシール、オイルシール、伝動装置ガス
    ケット、エンジンガスケット、可動ガスケット、スパー
    クプラグブッシング、空調ホース、クラッチ板、O−リ
    ング、コンベヤベルトまたはパッキング。
  26. 【請求項26】請求項8に記載の組成物を含んで成る、
    伝動装置のリップシール、シャフトシール、結合ピスト
    ンシール、バルブシール、オイルシール、伝動装置ガス
    ケット、エンジンガスケット、可動ガスケット、スパー
    クプラグブッシング、空調ホース、クラッチ板、O−リ
    ング、コンベヤベルトまたはパッキング。
  27. 【請求項27】請求項10に記載の組成物を含んで成
    る、伝動装置のリップシール、シャフトシール、結合ピ
    ストンシール、バルブシール、オイルシール、伝動装置
    ガスケット、エンジンガスケット、可動ガスケット、ス
    パークプラグブッシング、空調ホース、クラッチ板、O
    −リング、コンベヤベルトまたはパッキング。
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