JPH1036012A - 糸巻き用ボビン - Google Patents
糸巻き用ボビンInfo
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- JPH1036012A JPH1036012A JP18769496A JP18769496A JPH1036012A JP H1036012 A JPH1036012 A JP H1036012A JP 18769496 A JP18769496 A JP 18769496A JP 18769496 A JP18769496 A JP 18769496A JP H1036012 A JPH1036012 A JP H1036012A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 多数の透孔を穿設して通液性を有している複
数枚の円弧形状プレートを、円筒形に組合せてボビンと
なし、該ボビンの内芯部からも、チーズ又はコーンに向
けて処理液を容易に浸透せしめる。 【解決手段】 方形である板材の全面に多数の通液孔を
穿設し、さらに該板材を円弧状に湾曲形成してなる複数
枚の糸巻きプレートと、該糸巻きプレートの湾曲面内側
に設けられ、しかもその湾曲方向と直交方向に軸孔か延
びるようにして固定されている軸受けパイプと、該軸受
けパイプ内で挿通支持されると共に、その軸受けパイプ
からの支出端が、軸受けパイプの軸線に対して交叉方向
に折り曲げられており、しかも可撓弾性を有している対
のプレート支持杆と、上記複数枚の糸巻きプレートを円
筒状に配置したとき、各糸巻きプレートに軸支されてい
る各対プレート支持杆の各支出端を固着する。
数枚の円弧形状プレートを、円筒形に組合せてボビンと
なし、該ボビンの内芯部からも、チーズ又はコーンに向
けて処理液を容易に浸透せしめる。 【解決手段】 方形である板材の全面に多数の通液孔を
穿設し、さらに該板材を円弧状に湾曲形成してなる複数
枚の糸巻きプレートと、該糸巻きプレートの湾曲面内側
に設けられ、しかもその湾曲方向と直交方向に軸孔か延
びるようにして固定されている軸受けパイプと、該軸受
けパイプ内で挿通支持されると共に、その軸受けパイプ
からの支出端が、軸受けパイプの軸線に対して交叉方向
に折り曲げられており、しかも可撓弾性を有している対
のプレート支持杆と、上記複数枚の糸巻きプレートを円
筒状に配置したとき、各糸巻きプレートに軸支されてい
る各対プレート支持杆の各支出端を固着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば紡績工場で
紡がれる糸をチーズ又はコーンとなすために巻き取り、
しかもそのチーズ又はコーンを湿熱液処理するに有利で
ある糸巻き用ボビン構造に関するものである。
紡がれる糸をチーズ又はコーンとなすために巻き取り、
しかもそのチーズ又はコーンを湿熱液処理するに有利で
ある糸巻き用ボビン構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば紡績業界では、紡がれた糸を順次
巻き取って、チーズ又はコーンとなすために使用する器
具として糸巻き用ボビンが使用されている。
巻き取って、チーズ又はコーンとなすために使用する器
具として糸巻き用ボビンが使用されている。
【０００３】従来のこの種のボビン構造は、例えば木
材、樹脂材、あるいは金属等によって形成された円筒形
状のものであって、これらボビンに所定長の糸を巻回保
持せしめて、チーズ又はコーンを得ているものである。
つまり従来のこの種のボビンは、長尺の糸を巻回保持さ
せることを目的に使用されるものであって、その他の用
途は全く考慮されておらず、また糸を巻回保持する以外
の機能も一切有するものでなかった。
材、樹脂材、あるいは金属等によって形成された円筒形
状のものであって、これらボビンに所定長の糸を巻回保
持せしめて、チーズ又はコーンを得ているものである。
つまり従来のこの種のボビンは、長尺の糸を巻回保持さ
せることを目的に使用されるものであって、その他の用
途は全く考慮されておらず、また糸を巻回保持する以外
の機能も一切有するものでなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが最近では、例
えば糸をシルケット処理、あるいは染色処理を行なうに
際し、チーズ又はコーンの状態でボビンに巻回保持され
ている長尺糸を、処理液中に浸漬して、糸の所望処理を
迅速かつ効率よく行なうことが考えられている。
えば糸をシルケット処理、あるいは染色処理を行なうに
際し、チーズ又はコーンの状態でボビンに巻回保持され
ている長尺糸を、処理液中に浸漬して、糸の所望処理を
迅速かつ効率よく行なうことが考えられている。
【０００５】例えば、従来の単なる円筒形状のボビンを
使用して長尺の糸を巻回保持しているチーズ又はコーン
を、その形態を保持させたままで、シルケット処理液又
は染色処理液等の処理液中に浸漬したとしても、そのチ
ーズ又はコーンの内芯部にまで処理液が達することは困
難であり、例えその処理液が、チーズ又はコーンの内芯
部に達したとしても、その外周部と均一に処理液が付与
されることは不可能であり、その上処理液が内芯部に達
するに要する含浸時間は長時間となり、液処理の迅速性
に欠けるものであった。
使用して長尺の糸を巻回保持しているチーズ又はコーン
を、その形態を保持させたままで、シルケット処理液又
は染色処理液等の処理液中に浸漬したとしても、そのチ
ーズ又はコーンの内芯部にまで処理液が達することは困
難であり、例えその処理液が、チーズ又はコーンの内芯
部に達したとしても、その外周部と均一に処理液が付与
されることは不可能であり、その上処理液が内芯部に達
するに要する含浸時間は長時間となり、液処理の迅速性
に欠けるものであった。
【０００６】また上記のチーズ又はコーンにおける糸
を、例えばシルケット処理するために、該チーズ又はコ
ーンを苛性液中に浸漬すると、糸には膨潤のために縮じ
ゅう作用が生じるために、ボビンに巻回保持されて収縮
が不能となっている糸には、切断力が働き、チーズ又は
コーンの内部において糸切れが生じてしまい又、張力ム
ラを生じてしまうという不具合もあった。
を、例えばシルケット処理するために、該チーズ又はコ
ーンを苛性液中に浸漬すると、糸には膨潤のために縮じ
ゅう作用が生じるために、ボビンに巻回保持されて収縮
が不能となっている糸には、切断力が働き、チーズ又は
コーンの内部において糸切れが生じてしまい又、張力ム
ラを生じてしまうという不具合もあった。
【０００７】本発明は、かかる従来の不具合に着目して
なされたもので、多数の透孔を穿設して通液性を有して
いる複数枚の円弧形状プレートを、円筒形に組合せてボ
ビンとなし、該ボビンの内芯部からも、チーズ又はコー
ンに向けて処理液を浸透せしめることができるようにし
て、チーズ又はコーンの内芯部への処理液の含浸を迅速
かつ有効に行なわしめることを第１の目的としている。
なされたもので、多数の透孔を穿設して通液性を有して
いる複数枚の円弧形状プレートを、円筒形に組合せてボ
ビンとなし、該ボビンの内芯部からも、チーズ又はコー
ンに向けて処理液を浸透せしめることができるようにし
て、チーズ又はコーンの内芯部への処理液の含浸を迅速
かつ有効に行なわしめることを第１の目的としている。
【０００８】また本発明では、チーズ又はコーンの処理
液含浸時において生じる糸の収縮力を吸収することがで
きるボビン構造となして、上記チーズ又はコーンの液処
理時における糸の張力発生に伴なう糸切れを未然に防止
することを第２の目的としている。
液含浸時において生じる糸の収縮力を吸収することがで
きるボビン構造となして、上記チーズ又はコーンの液処
理時における糸の張力発生に伴なう糸切れを未然に防止
することを第２の目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記第１及び第２の目的
を達成するために、請求項１では、方形である板材の全
面に多数の通液孔を穿設し、さらに該板材を円弧状に湾
曲形成してなる複数枚の糸巻きプレートと、該糸巻きプ
レートの湾曲面内側に設けられ、しかもその湾曲方向と
直交方向に軸孔か延びるようにして固定されている軸受
けパイプと、該軸受けパイプ内で挿通支持されると共
に、その軸受けパイプからの支出端が、軸受けパイプの
軸線に対して交叉方向に折り曲げられており、しかも可
撓弾性を有している対のプレート支持杆と、上記複数枚
の糸巻きプレートを円筒状に配置したとき、各糸巻きプ
レートに軸支されている各対プレート支持杆の各支出端
を固着して、上記の複数枚の糸巻きプレートを円筒形状
に保形する左右一対の側板とからなる糸巻用ボビンであ
ることを特徴としている。
を達成するために、請求項１では、方形である板材の全
面に多数の通液孔を穿設し、さらに該板材を円弧状に湾
曲形成してなる複数枚の糸巻きプレートと、該糸巻きプ
レートの湾曲面内側に設けられ、しかもその湾曲方向と
直交方向に軸孔か延びるようにして固定されている軸受
けパイプと、該軸受けパイプ内で挿通支持されると共
に、その軸受けパイプからの支出端が、軸受けパイプの
軸線に対して交叉方向に折り曲げられており、しかも可
撓弾性を有している対のプレート支持杆と、上記複数枚
の糸巻きプレートを円筒状に配置したとき、各糸巻きプ
レートに軸支されている各対プレート支持杆の各支出端
を固着して、上記の複数枚の糸巻きプレートを円筒形状
に保形する左右一対の側板とからなる糸巻用ボビンであ
ることを特徴としている。
【００１０】また請求項２では、プレート支持杆の支出
端と、側板との固着手段が溶接であることを特徴として
いる。
端と、側板との固着手段が溶接であることを特徴として
いる。
【００１１】また請求項３では、プレート支持杆の支出
端と、側板との固着手段がプレート支持杆の軸方向に隔
設位置される２点で支持されていることを特徴としてい
る。
端と、側板との固着手段がプレート支持杆の軸方向に隔
設位置される２点で支持されていることを特徴としてい
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施形
態に基いて詳細に説明する。
態に基いて詳細に説明する。
【００１３】先ずボビンの構造について述べると、１は
図３で示すように、長方形に形成されている金属板の全
面に、通液性をもたせるための多数の通液孔２を穿設し
てなる糸巻きプレートであって、この糸巻きプレート１
は、その短辺側が、円弧形状に湾曲形成されており、そ
の糸巻きプレート１の多数枚（本実施形態では８枚）を
円弧方向に連設することにより、円筒形が構成されるよ
うになっている。
図３で示すように、長方形に形成されている金属板の全
面に、通液性をもたせるための多数の通液孔２を穿設し
てなる糸巻きプレートであって、この糸巻きプレート１
は、その短辺側が、円弧形状に湾曲形成されており、そ
の糸巻きプレート１の多数枚（本実施形態では８枚）を
円弧方向に連設することにより、円筒形が構成されるよ
うになっている。
【００１４】各糸巻きプレート１の裏面には、該糸巻き
プレート１の湾曲方向と直交方向に軸孔３が延びる軸受
けパイプ４が固着されている。この軸受けパイプ４の両
端内部には可撓弾性を有する線材より、略Ｌ字状に形成
されているそれぞれのプレート支持杆５の一端部が挿通
保持されており、それらのプレート支持杆５の他端部
は、ドーナッツ形状に形成されている左右一対のそれぞ
れの側板７に形成されている取付孔６内に嵌入され、さ
らにその取付孔６とプレート支持杆５の他端部とは、溶
接手段により固着されているものである。
プレート１の湾曲方向と直交方向に軸孔３が延びる軸受
けパイプ４が固着されている。この軸受けパイプ４の両
端内部には可撓弾性を有する線材より、略Ｌ字状に形成
されているそれぞれのプレート支持杆５の一端部が挿通
保持されており、それらのプレート支持杆５の他端部
は、ドーナッツ形状に形成されている左右一対のそれぞ
れの側板７に形成されている取付孔６内に嵌入され、さ
らにその取付孔６とプレート支持杆５の他端部とは、溶
接手段により固着されているものである。
【００１５】つまり、円筒形状に配置される複数枚の糸
巻きプレート１は、隔設されている一対のドーナッツ形
状の側板７の相互間でその周囲に沿って位置され、しか
も、それらの糸巻きプレート１は、可撓弾性を有するプ
レート支持杆５を介して側板７によって連結支持されて
ボビン８を構成しているものである。なお上記一対の側
板７は４本の連結ボルト９によって隔設状態で一体に結
合されているものである。
巻きプレート１は、隔設されている一対のドーナッツ形
状の側板７の相互間でその周囲に沿って位置され、しか
も、それらの糸巻きプレート１は、可撓弾性を有するプ
レート支持杆５を介して側板７によって連結支持されて
ボビン８を構成しているものである。なお上記一対の側
板７は４本の連結ボルト９によって隔設状態で一体に結
合されているものである。
【００１６】このようにして構成されるボビン８は、円
弧形状である複数枚の糸巻きプレート１を円筒状に連設
しているものであり、しかもそれら糸巻きプレート１は
可撓弾性を有するプレート支持杆５を介して側板７によ
って支持されているものであるから、複数枚の糸巻きプ
レート１の連設によって円筒状に形成されている通常状
態のボビン外径（Ｒ）は、各糸巻きプレート１を支持し
ているプレート支持杆５を撓ませることによりボビン外
径（ｒ）に変化させることができる。
弧形状である複数枚の糸巻きプレート１を円筒状に連設
しているものであり、しかもそれら糸巻きプレート１は
可撓弾性を有するプレート支持杆５を介して側板７によ
って支持されているものであるから、複数枚の糸巻きプ
レート１の連設によって円筒状に形成されている通常状
態のボビン外径（Ｒ）は、各糸巻きプレート１を支持し
ているプレート支持杆５を撓ませることによりボビン外
径（ｒ）に変化させることができる。
【００１７】そこでこのボビン８に糸を巻回させるに
は、先ずそのボビン８の外径を安定せしめるために、ボ
ビン８を構成している各糸巻きプレート１の端縁を円形
の保形枠１０に係合保持させ、この状態でボビン８への
糸巻きを開始する。そして該ボビン８に所定長さの糸１
１が巻回された後、該ボビン８から保形枠１０が取り外
され、チーズとなって該チーズはボビン８と共に次の処
理工程、例えば液処理工程へと搬送される。
は、先ずそのボビン８の外径を安定せしめるために、ボ
ビン８を構成している各糸巻きプレート１の端縁を円形
の保形枠１０に係合保持させ、この状態でボビン８への
糸巻きを開始する。そして該ボビン８に所定長さの糸１
１が巻回された後、該ボビン８から保形枠１０が取り外
され、チーズとなって該チーズはボビン８と共に次の処
理工程、例えば液処理工程へと搬送される。
【００１８】上記ボビン８は、多数の通液孔を穿設して
なる多数枚の円弧形状の糸巻きプレート１を円筒形状に
接合させることで構成しているものであり、しかも中空
円筒状に構成されていることから、ボビンの内外に通じ
る通液性に優れたボビンとなっている。
なる多数枚の円弧形状の糸巻きプレート１を円筒形状に
接合させることで構成しているものであり、しかも中空
円筒状に構成されていることから、ボビンの内外に通じ
る通液性に優れたボビンとなっている。
【００１９】従って該ボビンに巻回されている糸１１に
あっては、その内芯に向けて処理液を透過せしめること
ができ、これによってボビンに巻回されている糸１１全
体の液処理を有効かつ迅速に行なうことができる。
あっては、その内芯に向けて処理液を透過せしめること
ができ、これによってボビンに巻回されている糸１１全
体の液処理を有効かつ迅速に行なうことができる。
【００２０】またボビンに巻回されている糸１１の液処
理又は湿熱処理時等において、該糸１１に収縮を起すこ
とがあるが、本実施形態によるボビン構造では、その糸
の収縮力でボビン外径を、プレート支持杆５の可撓弾性
力に抗して狭ばめられるので糸の収縮力を有効に吸収す
ることができ、これによって糸切れを生じることのない
液処理又は湿熱処理が可能となる。
理又は湿熱処理時等において、該糸１１に収縮を起すこ
とがあるが、本実施形態によるボビン構造では、その糸
の収縮力でボビン外径を、プレート支持杆５の可撓弾性
力に抗して狭ばめられるので糸の収縮力を有効に吸収す
ることができ、これによって糸切れを生じることのない
液処理又は湿熱処理が可能となる。
【００２１】図４、図５に示す実施形態は複数の各糸巻
きプレート１を支持している各プレート支持杆５の側板
７への取付構造が前記実施形態と異るものである。
きプレート１を支持している各プレート支持杆５の側板
７への取付構造が前記実施形態と異るものである。
【００２２】つまり各プレート支持杆５は、略Ｓ字状に
形成されていて、そのプレート支持杆５の２個所が側板
７に穿設されている係止溝１２Ａと係止孔１２Ｂのそれ
ぞれに係止されていて、そのプレート支持杆５が回動し
ないように位置決めされている。従ってこの実施形態に
よれば、各プレート支持杆５を溶接手段を用いることな
く、側板７に固定させることができるので、ボビンの組
立作業性、特に各プレート支持杆５と側板７とを固定せ
しめるための取付作業性が向上される。
形成されていて、そのプレート支持杆５の２個所が側板
７に穿設されている係止溝１２Ａと係止孔１２Ｂのそれ
ぞれに係止されていて、そのプレート支持杆５が回動し
ないように位置決めされている。従ってこの実施形態に
よれば、各プレート支持杆５を溶接手段を用いることな
く、側板７に固定させることができるので、ボビンの組
立作業性、特に各プレート支持杆５と側板７とを固定せ
しめるための取付作業性が向上される。
【００２３】
【発明の効果】以上のように本発明のボビン構造によれ
ば、該ボビンに巻回保持される糸の内芯部に向けて処理
液、処理熱を有効に作用させることができるので、チー
ズ又はコーンを保ったままの状態での液処理、熱処理が
有効かつ迅速に行なえる。また上記チーズ又はコーンの
液処理、熱処理時においてその糸に収縮力が発生して
も、その収縮力に応じてボビンの外径が狭ばめられるの
で、液処理、熱処理時に生じる糸の収縮力で糸切れが生
じることもなく又、張力ムラを生じることもないのでチ
ーズ又はコーンの形態を保ったままで、その品質を損な
うことなく所望の処理を有効に行なうことが可能であ
る。
ば、該ボビンに巻回保持される糸の内芯部に向けて処理
液、処理熱を有効に作用させることができるので、チー
ズ又はコーンを保ったままの状態での液処理、熱処理が
有効かつ迅速に行なえる。また上記チーズ又はコーンの
液処理、熱処理時においてその糸に収縮力が発生して
も、その収縮力に応じてボビンの外径が狭ばめられるの
で、液処理、熱処理時に生じる糸の収縮力で糸切れが生
じることもなく又、張力ムラを生じることもないのでチ
ーズ又はコーンの形態を保ったままで、その品質を損な
うことなく所望の処理を有効に行なうことが可能であ
る。
【図１】本発明よりなる糸巻き用ボビンの実施形態を示
した側面図。
した側面図。
【図２】図１における中央縦断面図。
【図３】本発明よりなる糸巻き用ボビンに使用される糸
巻きプレートの正面説明図。
巻きプレートの正面説明図。
【図４】本発明よりなる糸巻き用ボビンの他の実施形態
を示した側面図。
を示した側面図。
【図５】図４における半裁断面図。
１…糸巻きプレート ２…通液孔 ３…軸孔 ４…軸受けパイプ ５…プレート支持杆 ６…取付孔 ７…側板 ８…ボビン ９…連結ボルト １０…保形枠 １１…糸 １２Ａ…係止溝 １２Ｂ…係止孔
Claims (3)
- 【請求項１】 方形である板材の全面に多数の通液孔
（２）を穿設し、さらに該板材を円弧状に湾曲形成して
なる複数枚の糸巻きプレート（１）と、該糸巻きプレー
ト（１）の湾曲面内側に設けられ、しかもその湾曲方向
と直交方向に軸孔が延びるようにして固定されている軸
受けパイプ（４）と、該軸受けパイプ（４）内で挿通支
持されると共に、その軸受けパイプ（４）からの支出端
が、軸受けパイプの軸線に対して交叉方向に折り曲げら
れており、しかも可撓弾性を有している対のプレート支
持杆（５）と、上記複数枚の糸巻きプレート（１）を円
筒状に配置したとき、各糸巻きプレート（１）に軸支さ
れている各対プレート支持杆（５）の各支出端を固着し
て、上記の複数枚の糸巻きプレート（１）を円筒形状に
保形する左右一対の側板（７）とからなることを特徴と
する糸巻き用ボビン。 - 【請求項２】 プレート支持杆（５）の支出端と、側板
（７）との固着手段が溶接であることを特徴とする糸巻
き用ボビン。 - 【請求項３】 プレート支持杆（５）の支出端と、側板
（７）との固着手段がプレート支持杆（５）の軸方向に
隔設位置される２点で係合支持されていることを特徴と
する糸巻き用ボビン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18769496A JPH1036012A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 糸巻き用ボビン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18769496A JPH1036012A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 糸巻き用ボビン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1036012A true JPH1036012A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16210524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18769496A Pending JPH1036012A (ja) | 1996-07-17 | 1996-07-17 | 糸巻き用ボビン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1036012A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0655749A3 (en) * | 1990-05-10 | 1996-03-27 | Tomoegawa Paper Co Ltd | Composite comprising paper and electroconductive polymers and its manufacturing process. |
| CN101844711A (zh) * | 2010-06-09 | 2010-09-29 | 宁波市鄞州星源纺织机械有限公司 | 伸缩式活动绞框 |
| CN106995162A (zh) * | 2017-04-18 | 2017-08-01 | 成都市惠家胶粘制品有限公司 | 连续使用的环保型覆膜棍芯 |
| CN110342340A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-10-18 | 黄河科技学院 | 一种土木工程用缆线放线盘线装置 |
| CN110844702A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-02-28 | 安徽正美线业科技有限责任公司 | 一种纱线生产用并条装置及其使用方法 |
| CN118495214A (zh) * | 2024-07-15 | 2024-08-16 | 湖南安广云母制品制造有限公司 | 一种双面pet云母卷及生产设备 |
-
1996
- 1996-07-17 JP JP18769496A patent/JPH1036012A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0655749A3 (en) * | 1990-05-10 | 1996-03-27 | Tomoegawa Paper Co Ltd | Composite comprising paper and electroconductive polymers and its manufacturing process. |
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| CN110342340A (zh) * | 2019-08-29 | 2019-10-18 | 黄河科技学院 | 一种土木工程用缆线放线盘线装置 |
| CN110342340B (zh) * | 2019-08-29 | 2020-11-03 | 黄河科技学院 | 一种土木工程用缆线放线盘线装置 |
| CN110844702A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-02-28 | 安徽正美线业科技有限责任公司 | 一种纱线生产用并条装置及其使用方法 |
| CN118495214A (zh) * | 2024-07-15 | 2024-08-16 | 湖南安广云母制品制造有限公司 | 一种双面pet云母卷及生产设备 |
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