JPH10339218A - 蒸発燃料の処理装置 - Google Patents

蒸発燃料の処理装置

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JPH10339218A
JPH10339218A JP16067797A JP16067797A JPH10339218A JP H10339218 A JPH10339218 A JP H10339218A JP 16067797 A JP16067797 A JP 16067797A JP 16067797 A JP16067797 A JP 16067797A JP H10339218 A JPH10339218 A JP H10339218A
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和美 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸発燃料の処理装置に用いられる活性炭の燃
料吸着性能及び離脱性能を高める。 【解決手段】 燃料タンク9等において発生する蒸発燃
料は、エンジンの停止時に、キャニスタCを構成する容
器3内に導かれる。その容器3内には粒状の活性炭吸着
体18が充填されている。その活性炭吸着体18は、活
性炭からなる粒状の吸着母材18aの表面に、活性炭に
比べて熱伝導率が大きくかつ熱容量の大きな金属あるい
は無機材料からなる蓄熱粒子18bをほぼ一様に付着さ
せたものである。容器3内に導入された蒸発燃料は、そ
の吸着体18中の活性炭に吸着される。その吸着時に活
性炭が発生する熱は、蓄熱粒子18bに伝えられるの
で、活性炭の温度上昇が抑制される。吸着体18に吸着
された燃料は、エンジンの作動時に、大気ポート13か
ら容器3内に大気を導入することによって離脱させ、そ
れをエンジンの吸気管12に送って処理する。その燃料
離脱時の活性炭の温度低下は、蓄熱粒子18bの保有熱
を奪うことによって防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の燃料タンク
等において発生する蒸発燃料を処理するための蒸発燃料
処理装置に関するもので、特に、蒸発燃料を活性炭に吸
着させて処理するようにした蒸発燃料の処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、排出ガスの清浄化を
図るために、蒸発燃料の大気への拡散を防止することが
求められている。蒸発燃料は、主に燃料タンクや気化器
のフロート室等の燃料貯留室において発生する。その量
は、車両の走行時には比較的少ないが、停止直後には、
エンジンルームの温度上昇のために極めて多くなる。そ
こで、一般には、燃料タンクや気化器のフロート室等の
燃料貯留室において発生する蒸発燃料を、エンジンの停
止時に、吸着剤である活性炭に吸着させることによって
処理するようにしている。そのような蒸発燃料の処理に
は、通常、カーボンキャニスタ(以下、単にキャニスタ
と言う)が用いられる。キャニスタは、ペレット状など
の粒状の活性炭吸着剤を充填した容器である。そのよう
な粒状の活性炭吸着剤は、粉状の活性炭とバインダとを
混合して練り合わせ、適宜の形状に成形した後、熱処理
することによって製造される。そのようなキャニスタを
備えた蒸発燃料の処理装置においては、蒸発燃料は、エ
ンジンの停止時、そのキャニスタに導かれて活性炭吸着
剤に吸着される。そして、エンジンの運転時に、吸気管
負圧によって大気をキャニスタに取り入れることによ
り、その吸着燃料を離脱させ、それをエンジンの作動状
態に応じて吸気管側に送ることにより、エンジンの燃焼
室において燃焼処理される。
【0003】ところで、活性炭は、蒸発燃料の吸着時に
は熱が発生して温度が高くなり、吸着能力が低下する一
方、吸着燃料の離脱時には熱が奪われて温度が低くな
り、離脱能力が低下する、という性質を有している。そ
こで、上述のような蒸発燃料の処理装置に用いる場合に
は、粒状の活性炭吸着剤の製造時に、活性炭に比べて熱
容量(比熱と質量との積)が大きく熱伝導性の良好な材
料(鉄、銅、鉛等の金属材、あるいはアルミナ、セラミ
ックス、ガラス等の無機材)からなる微粒子状の蓄熱材
を原料に分散混入することが提案されている(例えば特
開昭64−36962号公報参照)。そのように蓄熱材
を混入して形成された活性炭吸着剤を用いると、蒸発燃
料の吸着時における活性炭の発生熱は蓄熱材に移される
ので、活性炭の温度上昇が抑制される。また、吸着燃料
の離脱時には、活性炭が蓄熱材の保有熱を奪うことによ
り、活性炭の温度低下が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うに粉状活性炭に微粒子状の蓄熱材を分散混入して粒状
の活性炭吸着剤を製造するものでは、蓄熱材の比重が活
性炭に比べて著しく大きい(活性炭の比重は0.25〜
0.4であるのに対し、鉄の比重は7.9、アルミナは
2.0〜3.0である)ために、その混合時にそれらが
分離しやすく、均一に混ぜ合わせて練り込むことが難し
い。そのために、得られる活性炭吸着剤中の蓄熱材の混
入率がばらつくおそれがある。そして、活性炭は蓄熱材
に比べて熱伝導率が小さい(例えば、アルミナの熱伝導
率は0.8〜1.0kcal/mh℃であるのに対し、活性炭
のそれは0.064kcal/mh℃である)ので、その混入
率が均一でないと、活性炭と蓄熱材との間の熱交換が十
分に行われず、蓄熱材による活性炭の温度抑制効果を期
待することができなくなってしまう。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、上述のような蒸発燃料の
処理装置において、活性炭が充填される容器内に蓄熱材
をほぼ均一に分散させることができ、その蓄熱材による
活性炭の温度抑制効果を十分に発揮させることができる
ようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では、上述のような蒸発燃料の処理装置にお
ける容器内に充填する吸着剤として、活性炭からなる粒
状の吸着母材の表面に、活性炭に比して熱伝導率が大き
くかつ熱容量の大きな材料からなる蓄熱粒子をほぼ一様
に付着させた活性炭吸着体を用いるようにしている。そ
のような粒状の活性炭吸着体は、例えば、粉状の活性炭
とバインダとを混合して練り合わせ、適宜の形状に成形
した後、その表面に蓄熱粒子をほぼ一様に付着させ、そ
れを熱処理することによって製造される。
【0007】このように、表面に蓄熱粒子をほぼ一様に
付着させた粒状の活性炭吸着体を用いることにより、そ
の製造時に活性炭と蓄熱粒子とが比重差によって分離す
ることが防止される。そして、そのような粒状の活性炭
吸着体が容器内に多量に充填されることにより、その蓄
熱粒子は容器内にほぼ均一に分散することになる。した
がって、その蓄熱粒子による活性炭の温度抑制効果が十
分に発揮されるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図中、図1は本発明による蒸発燃料
の処理装置の一例を示す全体構成図である。図1から明
らかなように、この蒸発燃料処理装置は、鋼板、あるい
はナイロンやポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹
脂によって形成された下端開放の有底筒状ケース本体1
と、その開放下端を閉じる蓋体2とからなる容器3を備
えている。ケース本体1の底壁、すなわち容器3の上底
壁1aには、配管4が接続される入口ポート5と、他の
配管6が接続される出口ポート7とが設けられている。
配管4は、チェック弁8を介して燃料タンク9に接続さ
れている。気化器10を用いるエンジンの場合には、そ
の配管4は気化器10のフロート室にも接続されるよう
になっている。また、他の配管6は、制御弁11を介し
てエンジンの吸気管12に接続されている。一方、蓋体
2には、大気取り入れ用の大気ポート13が設けられて
いる。
【0009】容器上底壁1aの内面には、入口ポート5
の基端部を囲む仕切筒14と、複数のスペーサ用突起1
5,15,…とが一体に設けられている。また、ケース
本体1内の上下の位置には、ケース本体1と同様に鋼板
あるいは合成樹脂によって形成された多孔板16と、連
続気泡の発泡ウレタン樹脂又は不織布からなるフィルタ
部材17とが、そのフィルタ部材17を内側にして重ね
て配置されている。そして、それら両フィルタ部材1
7,17の間に形成される吸着室S内に、次に述べるよ
うなペレット状の活性炭吸着体18,18,…が充填さ
れている。下側の多孔板16は、蓋体2上に配置された
ばね材19によって上方に向けて付勢されている。した
がって、吸着室S内の活性炭吸着体18,18,…は、
所定の加圧状態で保持されるようになっている。このよ
うにして吸着剤である活性炭吸着体18,18,…を充
填した容器3によって、キャニスタCが構成される。
【0010】上記活性炭吸着体18は、図2に示されて
いるように、径が1〜3mm、長さが3〜5mm程度のペレ
ット状の活性炭からなる吸着母材18aの表面に、活性
炭に比べて熱伝導率が大きくかつ熱容量の大きな材料か
らなる蓄熱粒子18b,18b,…をほぼ一様に付着さ
せたものである。その蓄熱粒子18bは、活性炭に形成
されている微細孔を塞がない程度の大きさ、すなわち、
粒子径が0.1μmないし0.1mm程度のものとされて
いる。そのような蓄熱粒子18bに用いられる物質とし
ては、鉄、銅、アルミニウム等の金属材料、あるいはア
ルミナ、セラミックス、ガラス等の無機材料がある(例
えばセラミックスは、比重2.0〜3.0、比熱0.2
3〜0.4cal/g℃、熱伝導率0.8〜1.4kcal/mh℃
であり、活性炭の比重0.25〜0.4、比熱0.2〜
0.3cal/g℃、熱伝導率0.064kcal/mh℃に比べる
と、熱伝導率が大きく熱容量も大きい)。
【0011】このような活性炭吸着体18は次のように
して製造される。すなわち、図3に示されているよう
に、粉状のカーボンと、アクリル樹脂水溶液やセルロー
ス系の接着剤、あるいはタールピッチ等のバインダとを
混合機20に供給してペースト状に混練し、これを押出
成形機21に送って径が1〜3mm程度の棒状に成形す
る。そして、それを切断機22により3〜5mm程度の長
さに切断し、カーボンペレット18cとする。次いで、
それを蓄熱粒子付着装置23に送る。蓄熱粒子付着装置
23は、図4に示されているように、上下一対の押圧ベ
ルトコンベヤ24,25からなるものである。下側のコ
ンベヤ25の一端部上には二つのホッパ26,27が配
設されており、そのコンベヤ25上に一方のホッパ26
から蓄熱粒子18bが層状に供給されるとともに、他方
のホッパ27から湿ったままのカーボンペレット18c
が並列状態で供給されるようになっている。したがっ
て、ホッパ26,27から供給された蓄熱粒子18b及
びカーボンペレット18cは、上側のコンベヤ24と下
側のコンベヤ25との間を所定圧力のもとに通過する。
そして、その間に、蓄熱粒子18bはカーボンペレット
18cの表面に余すことなく均一に付着する。このよう
にして表面に蓄熱粒子18bを付着させたカーボンペレ
ット18cは、続いてメッシュコンベヤ28上に移さ
れ、余剰の蓄熱粒子18bがふるい落とされる。ふるい
落とされた蓄熱粒子18bはホッパ26に戻される。こ
のような蓄熱粒子付着装置23により蓄熱粒子18bを
付着させたカーボンペレット18cは、次に図3に示さ
れている順に従って、乾燥機29において乾燥され、更
にキルン30に送られて賦活される。それによって、カ
ーボンペレット18cが活性炭に変化し、活性炭からな
る吸着母材18aが形成される。そして、最後にふるい
機31にかけられて、製品となる。
【0012】次に、このように構成された蒸発燃料処理
装置の作用について説明する。キャニスタCは、上述の
ようにして製造されたペレット状の活性炭吸着体18を
容器3の吸着室S内に充填することによって構成され
る。そのキャニスタCを自動車に搭載するときには、容
器3の入口ポート5を、配管4を介して燃料タンク9及
び気化器10に接続するとともに、出口ポート7を、他
の配管6を介してエンジンの吸気管12に接続する。そ
のようにすると、エンジンの停止時には、燃料タンク9
や気化器10のフロート室内において生じた蒸発燃料
は、配管4を通して入口ポート5からケース本体1の仕
切筒14内に入り、上底壁1a側の多孔板16及びフィ
ルタ部材17を通して吸着室S内に導入される。そし
て、その吸着室Sに充填されている活性炭吸着体18,
18,…中の活性炭に吸着される。一方、エンジンの運
転時には、吸気管12に生ずる負圧により、大気ポート
13から容器3内に大気が吸入され、蓋体2側の多孔板
16及びフィルタ部材17を通して吸着室S内に空気が
導入される。そして、その空気が吸着室Sを通過するこ
とにより、各活性炭吸着体18,18,…中の活性炭に
吸着されている燃料が離脱される。その燃料は、空気と
ともに他方のフィルタ部材17及び多孔板16を通り抜
け、出口ポート7から配管6を介して吸気管12に送り
込まれる。その燃料及び空気の吸気管12への導入量並
びに導入時期は、制御弁11によりエンジンの作動状態
に応じて制御される。
【0013】その過程において、蒸発燃料の吸着時に各
活性炭吸着体18中の活性炭が発生する吸着熱は、その
吸着体18の表面にほぼ一様に付着している蓄熱粒子1
8b,18b,…に吸収される。また、吸着燃料の離脱
時には、その蓄熱粒子18b,18b,…が保有する熱
が各吸着体18の吸着母材18aに伝えられる。そのよ
うな熱交換は、蓄熱粒子18bが活性炭からなる吸着母
材18aに接触しており、また、その蓄熱粒子18bが
吸着室S内にほぼ均一に分散されていることにより、極
めてスムーズに行われる。したがって、吸着室S内の活
性炭吸着体18,18,…全体の温度の上昇及び低下が
抑制されて、活性炭の吸着性能と離脱性能とがともに高
いレベルに維持される。
【0014】実際にこのような活性炭吸着体18を数種
類作り、その吸着性能を調べる実験を行ったところ、図
5に示されているような結果が得られた。図5のグラフ
における実線は、蓄熱粒子18bとして、それ自体吸着
性のないアルミニウム粒子(粒子径0.1mm)を用いた
場合を示すものであり、破線は、吸着性を有するアルミ
ナ粒子(粒子径0.1mm)を用いた場合を示すものであ
る。この図から明らかなように、アルミニウム粒子を用
いた場合には、その付着率が活性炭の10〜15容量%
のときその吸着性能の向上率が最大となり、また、アル
ミナ粒子を用いた場合には、その付着率が活性炭の15
〜20容量%のとき吸着性能の向上率が最大で、しか
も、アルミニウム粒子を用いた場合よりも吸着性能が著
しく向上することがわかる。
【0015】なお、上記実施の形態においては、活性炭
吸着体18を円柱状のペレット形状としたものを示した
が、その吸着体18は、表面に蓄熱粒子18bをほぼ一
様に付着させることができるものであればよく、球形
等、任意の粒形状とすることができる。また、図示され
ているキャニスタCは一例を示すものであって、本発明
に用いられるキャニスタがこれに限定されることはな
い。例えば、蒸発燃料の入口ポート5及び出口ポート6
を容器上底壁1aの片側に寄せて配置するとともに、大
気取り入れ用の大気ポート13もその上底壁1aに設け
るようにし、ケース本体1の内部を、蓋体2との間に所
定の間隙を形成するような仕切壁により仕切って、その
キャニスタCを実質的に細長なものとすることもでき
る。そのようにすれば、キャニスタ性能をより高めるこ
とができる。多孔板16はメッシュ部材としてもよく、
かつ、上底壁1a側のものは省くこともできる。さら
に、蓋体2に大気取り入れ口を設ける場合にも、上述の
ように板状の蓋体2に大気ポート2aを設ける代わり
に、蓋体2を、その下面のほぼ全面が開放されたものと
することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、容器内に充填する吸着剤として、活性炭から
なる粒状の吸着母材の表面に、活性炭に比べて熱伝導率
が大きくかつ熱容量の大きな材料からなる蓄熱粒子をほ
ぼ一様に付着させた粒状の活性炭吸着体を用いるように
しているので、従来のようにその吸着体の製造時に活性
炭と蓄熱粒子との比重差に基づくばらつきや片寄りを生
じることがなくなり、その蓄熱粒子を容器内にほぼ均一
に分散させることができる。したがって、燃料吸着時に
おける活性炭の温度上昇、及び吸着燃料の離脱時におけ
る活性炭の温度低下を確実に抑制することができ、活性
炭の吸着性能及び離脱性能をともに高い状態に維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸発燃料処理装置の一例を示す全
体構成図である。
【図2】その蒸発燃料処理装置に用いられる活性炭吸着
体の斜視図である。
【図3】その活性炭吸着体の製造工程を示す工程図であ
る。
【図4】その製造工程において用いられる蓄熱粒子付着
装置の概略側面図である。
【図5】本発明において用いられる活性炭吸着体により
吸着性能向上の状態を調べた実験結果を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
3 容器 5 入口ポート 7 出口ポート 9 燃料タンク 10 気化器 12 吸気管 13 大気ポート 18 活性炭吸着体 18a 吸着母材 18b 蓄熱粒子 C キャニスタ S 吸着室
フロントページの続き (72)発明者 山崎 和美 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 原 武志 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭を含む吸着剤を充填した容器を備
    え、その容器内に蒸発燃料を導入することにより、その
    蒸発燃料を前記吸着剤に吸着させるとともに、前記容器
    内に空気を導入することにより、前記吸着剤に吸着した
    燃料を離脱させるようにした蒸発燃料の処理装置におい
    て;前記容器内に充填される吸着剤として、活性炭から
    なる粒状の吸着母材の表面に、活性炭に比して熱伝導率
    が大きくかつ熱容量の大きな材料からなる蓄熱粒子をほ
    ぼ一様に付着させた粒状の活性炭吸着体が用いられてい
    ることを特徴とする、 蒸発燃料の処理装置。
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