JPH10337830A - 環状オレフィン系共重合体用のヒートシール材 - Google Patents

環状オレフィン系共重合体用のヒートシール材

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JPH10337830A
JPH10337830A JP14934097A JP14934097A JPH10337830A JP H10337830 A JPH10337830 A JP H10337830A JP 14934097 A JP14934097 A JP 14934097A JP 14934097 A JP14934097 A JP 14934097A JP H10337830 A JPH10337830 A JP H10337830A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来ヒートシールが困難であった環状オレフ
ィン系共重合体に対して、強固なシール強度を示し、し
かも形成されるヒートシール部が熱間充填、ボイル殺
菌、レトルト殺菌等の熱処理に耐える耐熱性を有するヒ
ートシール材を提供するにある。 【解決手段】 環状オレフィン系共重合体用のヒートシ
ール材であって、ヒートシーラントのα−オレフィン含
有量が1乃至90重量%で、エチレン・α−オレフィン
のダイアッド分率が重量換算値で1乃至50%で、しか
もエチレン・エチレンのダイアッド分率が重量換算値で
99乃至5%であるエチレン・α−オレフィン共重合体
を含有して成ることを特徴とするヒートシール材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環状オレフィン系
共重合体用のヒートシール材に関するもので、より詳細
には、ボイル殺菌、レトルト殺菌等の高温時において優
れた接着強度を示す環状オレフィン系共重合体用のヒー
トシール材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来包装容器としては、金属缶、ガラス
ビン、各種プラスチック容器等が使用されているが、軽
量性や耐衝撃性、更にはコストの点からプラスチック容
器が有利である点が多く、各種の用途に使用されてい
る。
【0003】環状オレフィン系共重合体が優れた透明性
及び耐水蒸気透過性を有するため、これを容器の形成用
素材として使用することについても多くの提案が認めら
れる。
【0004】特開平3−69356号公報には、オレフ
ィン系ポリマー及び/または炭化水素系熱可塑性エラス
トマーで形成された中空体を内層とし、該中空体の外周
面上に、三環体以上のノルボルネン系モノマーの開環重
合体からなる外層を、内層と一体に形成して成ることを
特徴とする中空複合体が記載されている。
【0005】特開平7−52340号公報には、少なく
とも2種以上の樹脂層が積層された構造の多層プラスチ
ック容器において、外層が環状オレフィとエチレンとを
共重合させた非結晶性樹脂であり、内層がポリオレフィ
ン系樹脂であることを特徴とする多層プラスチック容器
が記載されている。
【0006】特開平8−72210号公報には、環状オ
レフィン系共重合体層とオレフィン系(共)重合体層と
が積層された包装材料が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】環状オレフィン系共重
合体から成る容器は、透明性、耐湿性等には優れたもの
ではあるが、他のオレフィン系樹脂製容器に比して、ヒ
ートシール性に乏しいという欠点が認められる。
【0008】即ち、カップ容器、トレー容器、インナー
シールボトル、PTP(プレス・スルー・パック)包装
等においては、内容物を充填後、これを密封する目的
で、ヒートシール材を備えた蓋材が使用されるが、環状
オレフィン系共重合体を用いた容器では、このような蓋
材とのヒートシール強度が小さく、特に内容物の保存性
を向上させるための熱間充填、ボイル殺菌、レトルト殺
菌等の熱処理を行った場合、ヒートシール強度が極端に
低下するという問題を有しているのである。
【0009】即ち、ヒートシールの場合には、積層体の
各樹脂層間の接着とはかなり異なった問題を本質的に有
している。積層体の接着の場合、各樹脂層と、中間層と
して存在する接着剤樹脂層とは、フィルム等の壁面全体
にわたって接触しており、層間に格別の剥離力が作用す
ることも少ないので、要求される接着強度はそんなに高
いものでなくとも、その目的を達成しうる。
【0010】これに対して、ヒートシール包装では、容
器本体と蓋材との間に形成されるシール部の面積はかな
り小さいものに限られ(例えばカップ容器の場合フラン
ジ部に限られる)、しかも前述した殺菌乃至滅菌用の熱
処理を行う場合には容器内と容器外とで圧力差を発生し
やすいため、より高いシール強度が要求されるのであ
る。
【0011】また、共押出等による積層体の製造の場合
には、接する樹脂同士が溶融しており、しかも接触する
時間も比較的長いため、樹脂同士の相互拡散による接着
力向上の効果が期待されるのに対して、ヒートシール包
装では、樹脂が固相で存在するものを加熱されたヒート
シールバーで押圧することにより、著しく短時間の内に
熱接着しなければならないのであって、両者の本質的な
相違が理解されよう。
【0012】従って、本発明の目的は、従来ヒートシー
ルが困難であった環状オレフィン系共重合体に対して、
強固なシール強度を示し、しかも形成されるヒートシー
ル部が熱間充填、ボイル殺菌、レトルト殺菌等の熱処理
に耐える耐熱性を有するヒートシール材を提供するにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、環状オ
レフィン系共重合体用のヒートシール材であって、ヒー
トシーラントのα−オレフィン含有量が1乃至90重量
%で、エチレン・α−オレフィンのダイアッド分率が重
量換算値で1乃至50%、特に5乃至35%で、しかも
エチレン・エチレンのダイアッド分率が重量換算値で9
9乃至5%、特に95乃至7%であるエチレン・α−オ
レフィン共重合体を含有して成ることを特徴とするヒー
トシール材が提供される。本発明においては、 1.エチレン・α−オレフィン共重合体が0.940g
/cm3 以下の密度を有するものであること、 2.エチレン・α−オレフィン共重合体が10乃至30
重量%のエチレン含有量(低エチレン含有量)であり1
30℃以上の融点を有するエチレン・α−オレフィン共
重合体であるか、或いはエチレン・α−オレフィン共重
合体が80乃至99重量%のエチレン含有量(高エチレ
ン含有量)であり90℃以上の融点を有するエチレン・
α−オレフィン共重合体であること、 3.エチレン・α−オレフィン共重合体がα−オレフィ
ン主体の重合ブロックから成る連続相とエチレン主体の
重合ブロックから成る分散相とを海−島構造で有するも
のであること、が好ましい。
【0014】
【発明の実施形態】
[作用]本発明は、α−オレフィン含有量が1乃至90
重量%で、エチレン・α−オレフィンのダイアッド分率
が重量換算値で1乃至50%で、しかもエチレン・エチ
レンのダイアッド分率が重量換算値で99乃至5%であ
るエチレン・α−オレフィン共重合体を含有するヒート
シーラントを用いると、環状オレフィン系共重合体に対
して、シール強度及び耐熱性に優れたヒートシールを形
成できるという知見に基づくものである。
【0015】本発明に用いるヒートシーラントは、α−
オレフィン含有量が1乃至90重量%のエチレン・α−
オレフィン共重合体から成ることが必須不可欠である
が、それと同時にエチレン・エチレンのダイアッド分率
及びエチレン・α−オレフィンのダイアッド分率が上記
の範囲にあることが重要である。
【0016】エチレン・α−オレフィン共重合体におけ
るダイアッド分率は、13C核磁気共鳴(NMR)のス
ペクトルのピークから、Macromolecules 1982、No
15、1150−1152記載の方法で求めることが
でき、エチレン・エチレンのダイアッド分率(EE)及
びエチレン・α−オレフィンのダイアッド分率(Eα)
は、スペクトルの帰属から次式のように求められる。 本発明で用いるダイアッド分率は、これを重量で%換算
したものである。
【0017】添付図面の図1及び図2に、本発明に用い
るエチレン・α−オレフィン共重合体の典型的なものに
ついて、NMRスペクトルを示す。
【0018】ヒートシーラント用共重合体のエチレン・
α−オレフィンのダイアッド分率が1重量%よりも低い
場合には、環状オレフィン系共重合体に対して満足すべ
きヒートシール強度が達成されず、一方エチレン・α−
オレフィンのダイアッド分率が50重量%を上回ると、
ヒートシール部の耐熱性が不満足である。
【0019】また、この共重合体のエチレン・エチレン
のダイアッド分率が5重量%を下回ると、やはり満足す
べきシール強度が達成されず、一方エチレン・エチレン
のダイアッド分率が99重量%を上回ると、やはり満足
すべきシール強度が達成されない。
【0020】エチレン・α−オレフィン共重合体におけ
るエチレン・α−オレフィンのダイアッド分率は、共重
合体中におけるエチレンとα−オレフィンとのランダム
性乃至交互性の尺度であり、一方エチレン・エチレンの
ダイアッド分率は、共重合体中におけるエチレンのブロ
ック性の尺度であると考えられる。本発明のヒートシー
ル材が、環状オレフィン系共重合体に対して優れたヒー
トシール性を示し、しかも形成されるヒートシール部が
耐熱性に優れているのは、共重合体主鎖中のランダム性
乃至交互性とブロック性とが、環状オレフィン系共重合
体とのヒートシールに際して、耐熱性に優れた絡み合い
(エンタングルメント)構造を形成するためと考えられ
る。
【0021】[エチレン・α−オレフィン共重合体]本
発明のヒートシール材に用いるエチレン・α−オレフィ
ン共重合体は、α−オレフィンを1乃至90重量%含有
し、前述したエチレン・α−オレフィンのダイアッド分
率と、エチレン・エチレンのダイアッド分率とを有する
ものである。
【0022】共重合体を構成するα−オレフィンは、炭
素原子数3〜20のα−オレフィンであり、具体的に
は、プロピレン、ブテン−1,4−メチルペンテン−
1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノネ
ン−1、デセン−1、ウンデセン−1、ドデセン−1、
トリデセン−1、テトラデセン−1、ペンタデセン−
1、ヘキサデセン−1、ヘプタデセン−1、ノナデセン
−1、エイコセン−1、9−メチル−デセン−1、11
−メチル−ドデセン−1、12−エチル−テトラデセン
−1などが挙げられる。これらのα−オレフィンは、単
独で、または2種以上組み合わせて用いられる。これら
のうち、炭素数3〜10のα−オレフィンが好ましく、
特にプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オク
テンなどが好ましく用いられる。
【0023】用いるエチレン・α−オレフィン共重合体
は、ヒートシール性の点で、0.940g/cm3
下、特に0.860乃至0.930g/cm3 の密度を
有するものであることが好ましい。
【0024】また、ヒートシール層の成形性やヒートシ
ール性の点で、メルトインデックス(ASTM D−1
238E)が0.05乃至50g/10min、特に
0.1乃至20g/10minの範囲にあることが望ま
しい。
【0025】本発明の目的に特に好適なエチレン・α−
オレフィン共重合体は、10乃至30重量%のエチレン
含有量(低エチレン含有量)を有し、130℃以上の融
点、特に135乃至162℃の融点を有している。この
共重合体のエチレン・α−オレフィンのダイアッド分率
は一般に15乃至35重量%であり、一方エチレン・エ
チレンのダイアッド分率は一般に5乃至15重量%であ
る。このタイプの共重合体は、環状オレフィン系共重合
体との間に耐熱性に優れたヒートシール部を形成するこ
とができる。
【0026】上記の低エチレン含有量のエチレン・α−
オレフィン共重合体では、α−オレフィン主体の重合ブ
ロックから成る連続相とエチレン主体の重合ブロックか
ら成る分散相とを海−島構造で有している。この海−島
構造は、環状オレフィン系共重合体とのヒートシールに
際して、前述した耐熱性のある絡み合い構造の形成に寄
与していると思われる。
【0027】添付図面の図3及び図4は、この共重合体
における機械長手方向及び横断方向の分散粒子構造を示
す走査型電子顕微鏡写真であって、上記の海−島構造の
存在がよく了解される。尚、この構造を更に拡大してみ
ると、海の相と島の相とが交互に相溶した構造が見られ
る。
【0028】本発明の目的に特に好適な他のエチレン・
α−オレフィン共重合体は、80乃至99重量%のエチ
レン含有量(高エチレン含有量)を有し、90℃以上の
融点を有している。この共重合体のエチレン・α−オレ
フィンのダイアッド分率は一般に25乃至1.1重量%
であり、一方エチレン・エチレンのダイアッド分率は一
般に70乃至98.9重量%である。このタイプのエチ
レン・α−オレフィン共重合体は、ヒートシール作業性
に特に優れている。
【0029】本発明に用いるエチレン・α−オレフィン
共重合体は、決してこれに限定されるものではないが、
例えばMontell−JPO(株)のキャタロイ(K
S−052、KS−082等)、ダウケミカル日本
(株)のアフィニティ、三井石油化学工業(株)のタフ
マー(A−4085等)、エボリュー、ウルトゼック
ス、住友化学工業(株)のスミカセンE、スミカセンα
などの商品名で入手することができる。
【0030】本発明に用いるヒートシーラントは、通常
前述したエチレン・α−オレフィン共重合体単独からな
り、また単独でも十分なヒートシール性能が得られるも
のであるが、所望によっては、通常ヒートシーラントに
配合される配合剤をそれ自体公知の処方に従って配合す
ることができる。
【0031】例えば、ロジン類、テルペン系樹脂、石油
樹脂、スチレン系樹脂等の粘着付与剤をエチレン・α−
オレフィン共重合体100重量部当たり20重量部以下
の量で配合することができる。
【0032】また、カルナウバワックス、棉ロウ等の植
物系ワックス、蜜ロウ、羊毛ロウ等の動物系ワックス、
パラフィンロウ、マイクロクリスタリンワックス等の鉱
物系ワックス、或いはポリエチレンワックス、酸化ポリ
エチレンワックス、酸変性ポリエチレンワックス等の合
成ワックスを、エチレン・α−オレフィン共重合体10
0重量部当たり10重量部以下の量で配合することがで
きる。
【0033】更に、他のオレフィン樹脂、例えば低−、
中−或いは高−密度のポリエチレン、アイソタクティッ
クポリプロピレン、シンジオタクティックポリプロピレ
ン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共
重合体、ポリブテン−1、エチレン−ブテン−1共重合
体、プロピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−プロ
ピレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマ
ー)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、或いは
これらの酸変性物を、エチレン・α−オレフィン共重合
体100重量部当たり250重量部以下の量で配合する
ことができる。
【0034】[ヒートシール材]本発明のヒートシール
材は、前述したエチレン・α−オレフィン共重合体ヒー
トシーラントを内面材として備えている限り、任意の層
構成をとりうる。一般にヒートシール材の基材として
は、アルミ箔、スズ箔、鋼箔、ブリキ箔等の金属箔や、
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延
伸ナイロンフィルム、ポリカーボネートフィルム等の熱
可塑性樹脂フィルム、各種紙或いは更にこれらのラミネ
ート等が使用される。
【0035】透明性蓋体等のように透明性が要求される
場合には、前記ナイロン、ポリエステル等のフィルム基
材が必要によりガスバリアー性樹脂層との組み合わせで
使用される。一方、ガスバリヤー性が厳密に要求される
蓋体の場合には、アルミ箔、或いはアルミ箔とフィルム
乃至は紙とのラミネートが基材として使用される。ま
た、透明性とガスバリヤー性が要求される蓋体には、基
材の構成層としてエチレン−ビニルアルコール共重合体
やポリ塩化ビニリデンなどのガスバリヤー性樹脂が使用
される。勿論、蓋基材の外面側には、印刷や保護塗膜等
が設けられていてもよい。
【0036】これらの基材の環状オレフィン系共重合体
と接する表面側には、前述したエチレン・α−オレフィ
ン共重合体含有ヒートシーラント層が設けられる。勿
論、基材と上記ヒートシーラント層との間には、他のオ
レフィン系樹脂層、例えば低−、中−又は高−密度ポリ
エチレン、アイソタクテイックポリプロピレン、プロピ
レン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン系不飽和カルボン酸乃至その無水物でグラ
フト変性されたオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂が
介在していても何ら差し支えない。
【0037】本発明のヒートシール材の層断面構造の一
例を示す図5において、このヒートシール材1は、金属
箔或いはガスバリアー性樹脂から成るガスバリアー層2
の外表面側に、二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムから成る
外面保護層3が設けられ、内表面側にエチレン・α−オ
レフィン共重合体を含有するヒートシーラント層4が形
成されている。ガスバリアー層2と外面保護層3及びヒ
ートシーラント層4との間には、接着剤層5a、5bが
必要により設けられている。
【0038】接着剤層としては、ウレタン系接着剤や、
酸変性オレフィン系樹脂が積層方式に応じて、適宜使用
される。
【0039】本発明のヒートシール材において、ヒート
シーラント層の厚みは、用途によっても相違するが、一
般に1乃至200μm、特に3乃至100μmの厚みを
有することが好ましく、一方ヒートシール材の厚みは、
20乃至300μm、特に30乃至100μmの厚みを
有することが好ましい。
【0040】積層ヒートシール材の製造は、熱接着ラミ
ネーション、サンドイッチラミネーション、押出コーテ
イングラミネーション、ドライラミネーション、共押出
等の任意の手段で行うことができる。
【0041】[環状オレフィン系共重合体]本発明にお
いて、ヒートシールの対象となる環状オレフィン系共重
合体としては、オレフィンと環状オレフィンとの非晶質
乃至低結晶性共重合体(COC)が使用される。
【0042】共重合体を構成するオレフィンとしては、
エチレンが好適であるが、他にプロピレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1ーヘキセン、1−オクテン、3ー
メチル1−ペンテン、1−デセン等の炭素数3乃至20
のα−オレフィンが、単独或いはエチレンとの組み合わ
せで使用される。
【0043】環状オレフィンとしては、基本的には、エ
チレン系不飽和結合とビシクロ環とを有する脂環族炭化
水素化合物、特にビシクロ[2、2、1]ヘプト−2−
エン骨格を有する炭化水素化合物であり、具体的には次
のものが挙げられるが、勿論これに限定されるものでは
ない。
【0044】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
誘導体;例えば下記式(1)
【化1】 式中、Rは水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、
或いはアルキリデン基であり、nは1〜4の数である
(以下同様である)、で表されるビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン誘導体。特に、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン 6−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 5,6−ジメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン 1−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 6−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 6−n−ブチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン 6−イソブチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン 7−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン。
【0045】トリシクロ[4.3.0.12.5]−3−
デセン誘導体;例えば、下記式(2)
【化2】 で表されるトリシクロ[4.3.0.12.5]−3−デ
セン誘導体。特に、トリシクロ[4.3.0.12.5
−3−デセン 2−メチルトリシクロ[4.3.0.12.5]−3−デ
セン 5−メチルトリシクロ[4.3.0.12.5]−3−デ
セン。
【0046】トリシクロ[4.4.0.12.5 ]−3−
ウンデセン誘導体;例えば、下記式(3)
【化3】 で表されるトリシクロ[4.4.0.12.5 ]−3−ウ
ンデセン誘導体。特に、トリシクロ[4.3.0.1
2.5]−3−ウンデセン 10−メチルトリシクロ[4.4.0.12.5 ]−3−
ウンデセン。
【0047】テトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン誘導体、例えば、下記式(4)
【化4】 で表されるテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン誘導体。特に、テトラシクロ
[4.4.0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 8−メチルテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン 8−エチルテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン 8−プロピルテトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン 8−ブチルテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン 8−イソブチルテトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン 8−ヘキシルテトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン 8−シクロヘキシルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 8−ステアリルテトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン 5,10−ジメチルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 2,10−ジメチルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 8,9−ジメチルテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン 8−エチル−9−メチルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 11,12−ジメチルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 2,7,9−トリメチルテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 2,7−ジメチル−9−エチルテトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 9−イソブチル−2,7−ジメチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 9,11,12−トリメチルテトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 9−エチル−11,12−ジメチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 9−イソブチル−11,12−ジメチルテトラシクロ
[4.4.0.12.5.17.10]−3−ドデセン 5,8,9,10−テトラメチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .17. 10]−3−ドデセン 8−エチリデンテトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10]−3−ドデセン 8−エチリデン−9−メチルテトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 8−エチリデン−9−エチルテトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 8−エチリデン−9−イソプロピルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−エチリデン−9−ブチルテトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 8−n−プロピリデンテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 8−n−プロピリデン−9−メチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−n−プロピリデン−9−エチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−n−プロピリデン−9−イソプロピルテトラシクロ
[4.4.0.12. 5 .17.10]−3−ドデセン 8−n−プロピリデン−9−ブチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−イソプロピリデンテトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10]−3−ドデセン 8−イソプロピリデン−9−メチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−イソプロピリデン−9−エチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン 8−イソプロピリデン−9−イソプロピルテトラシクロ
[4.4.0.12. 5 .17.10]−3−ドデセン 8−イソプロピリデン−9−ブチルテトラシクロ[4.
4.0.12.5 .1 7.10]−3−ドデセン。
【0048】ペンタシクロ[6.5.1.13.6 .0
2.7 .09.13]−4−ペンタデセン誘導体;例えば、下
記式(5)
【化5】 で表されるペンタシクロ[6.5.1.13.6
2.7 .09.13]−4−ペンタデセン誘導体。特に、ペ
ンタシクロ[6.5.1.13.6 .02.7 .09.13]−
4−ペンタデセン 1,3−ジメチルペンタシクロ[6.5.1.13.6
2.7 .09.13]−4−ペンタデセン 1,6−ジメチルペンタシクロ[6.5.1.13.6
2.7 .09.13]−4−ペンタデセン 14,15−ジメチルペンタシクロ[6.5.1.1
3.6 .02.7 .09.13]−4−ペンタデセン。
【0049】ペンタシクロ[7.4.0.12.5 .1
9.12.08.13]−3−ペンタデセン誘導体、例えば下記
式(6)
【化6】 で表されるペンタシクロ[7.4.0.12.5
9.12.08.13]−3−ペンタデセン誘導体。特に、ペ
ンタシクロ[7.4.0.12.5 .19.12.08.13]−
3−ペンタデセン メチル置換ペンタシクロ[7.4.0.12.5
9.12.08.13]−3−ペンタデセン。
【0050】ペンタシクロ[6.5.1.13.6 .0
2.7 .09.13]−4,10−ペンタデカジエン誘導体、
例えば下記式(7)
【化7】 で表されるペンタシクロ[6.5.1.13.6
2.7 .09.13]−4,10−ペンタデカジエン誘導
体。特に、ペンタシクロ[6.5.1.13.6
2.7 .09.13]−4,10−ペンタデカジエン。
【0051】ペンタシクロ[8.4.0.12.5 .1
9.12.08.13]−3−ヘキサデセン誘導体、例えば下記
式(8)
【化8】 で表されるペンタシクロ[8.4.0.12.5
9.12.08.13]−3−ヘキサデセン誘導体。特に、ペ
ンタシクロ[8.4.0.12.5 .19.12.08.13]−
3−ヘキサデセン 11−メチル−ペンタシクロ[8.4.0.12.5 .1
9.12.08.13]−3−ヘキサデセン 11−エチル−ペンタシクロ[8.4.0.12.5 .1
9.12.08.13]−3−ヘキサデセン 10,11−ジメチル−ペンタシクロ[8.4.0.1
2.5 .19.12.08. 13]−3−ヘキサデセン。
【0052】ペンタシクロ[6.6.1.13.6 .0
2.7 .09.14]−4−ヘキサデセン誘導体、例えば、下
記式(9)
【化9】 で表されるペンタシクロ[6.6.1.13.6
2.7 .09.14]−4−ヘキサデセン誘導体。特に、ペ
ンタシクロ[6.6.1.13.6 .02.7 .09.14]−
4−ヘキサデセン 1,3−ジメチルペンタシクロ[6.6.1.13.6
2.7 .09.14]−4−ヘキサデセン 1,6−ジメチルペンタシクロ[6.6.1.13.6
2.7 .09.14]−4−ヘキサデセン 15,16−ジメチルペンタシクロ[6.6.1.1
3.6 .02.7 .09.14]−4−ヘキサデセン。
【0053】ヘキサシクロ[6.6.1.13.6 .1
10.13 .02.7 .09.14]−4−ヘプタデセン誘導体、
例えば下記式(10)
【化10】 で表されるヘキサシクロ[6.6.1.13.6 .1
10.13 .02.7 .09.14]−4−ヘプタデセン誘導体。
特に、ヘキサシクロ[6.6.1.13.6 .110.13
2.7 .09.14]−4−ヘプタデセン 12−メチルヘキサシクロ[6.6.1.13.6 .1
10.13 .02.7 .09. 14]−4−ヘプタデセン 12−エチルヘキサシクロ[6.6.1.13.6 .1
10.13 .02.7 .09. 14]−4−ヘプタデセン 12−イソブチルヘキサシクロ[6.6.1.13.6
10.13 .02.7 .09.14]−4−ヘプタデセン 1,6,10−トリメチル−12−イソブチルヘキサシ
クロ[6.6.1.13.6 .110.13 .02.7
9.14]−4−ヘプタデセン。
【0054】ヘプタシクロ[8.7.0.12.9 .1
4.7 .111.17 .03.8 .012.16 ]−5−エイコセン
誘導体、例えば、下記式(11)
【化11】 で表されるヘプタシクロ[8.7.0.12.9
4.7 .111.17 .03.8 .0 12.16 ]−5−エイコセ
ン誘導体。特に、ヘプタシクロ[8.7.0.12.9
4.7 .111.17 .03.8 .012.16]−5−エイコセ
ン。
【0055】ヘプタシクロ[8.7.0.13.6 .1
10.17 .112.15 .02.7 .011.16]−4−エイコセ
ン誘導体、例えば、下記式(12)
【化12】 で表されるヘプタシクロ[8.7.0.13.6 .1
10.17 .112.15 .02.7 .011.16 ]−4−エイコセ
ン誘導体。特に、ヘプタシクロ[8.7.0.13.6
10.17 .112.15 .02.7 .011.1 6 ]−4−エイコ
セン ジメチル置換ヘプタシクロ[8.7.0.13.6 .1
10.17 .112.15 .0 2.7 .011.16 ]−4−エイコセ
ン。
【0056】ヘプタシクロ[8.8.0.12.9 .1
4.7 .111.18 .03.8 .012.17 ]−5−ヘンエイコ
セン誘導体、例えば、下記式(13)
【化13】 で表されるヘプタシクロ[8.8.0.12.9
4.7 .111.18 .03.8 .0 12.17 ]−5−ヘンエイ
コセン誘導体。特に、ヘプタシクロ[8.8.0.1
2.9 .14.7 .111.18 .03.8 .012.17]−5−ヘ
ンエイコセン。
【0057】ヘプタシクロ[8.8.0.14.7 .1
11.18 .113.16 .03.8 .012.17]−5−ヘンエイ
コセン誘導体、例えば下記式(14)
【化14】 で表されるヘプタシクロ[8.8.0.14.7 .1
11.18 .113.16 .03.8 .012.17 ]−5−ヘンエイ
コセン誘導体。特に、ヘプタシクロ[8.8.0.1
4.7 .111.18 .113.16 .03.8 .012.1 7 ]−5−
ヘンエイコセン 15−メチル−ヘプタシクロ[8.8.0.14.7 .1
11.18 .113.16 .03.8 .012.17 ]−5−ヘンエイ
コセン トリメチル置換ヘプタシクロ[8.8.0.14.7 .1
11.18 .113.16 .03.8 .012.17 ]−5−ヘンエイ
コセン。
【0058】オクタシクロ[8.8.0.12.9 .1
4.7 .111.18 .113.16 .03.8 .012.17 ]−5−
ドコセン誘導体、例えば、下記式(15)
【化15】 で表されるオクタシクロ[8.8.0.12.9
4.7 .111.18 .113.16 .03.8 .012.17 ]−5
−ドコセン誘導体。特に、オクタシクロ[8.8.0.
2.9 .14.7 .111.18 .113.16 .03.8.0
12.17 ]−5−ドコセン 15−メチルオクタシクロ[8.8.0.12.9 .1
4.7 .111.18 .113 .16 .03.8 .012.17 ]−5−
ドコセン 15−エチルオクタシクロ[8.8.0.12.9 .1
4.7 .111.18 .013 .16 .03.8 .012.17 ]−5−
ドコセン。
【0059】ノナシクロ[10.9.1.14.7 .1
13.20 .115.18 .02.10 .03.8.012.21 .0
14.19 ]−5−ペンタコセン誘導体、例えば下記式(1
6)
【化16】 で表されるノナシクロ[10.9.1.14.7 .1
13.20 .115.18 .02.10.03.8 .012.21 .0
14.19 ]−5−ペンタコセン誘導体。特に、ノナシクロ
[10.9.1.14.7 .113.20 .115.18 .0
2.10 .03.8 .012.21 .014.19 ]−5−ペンタコセ
ン ドリメチル置換ノナシクロ[10.9.1.14.7 .1
13.20 .115.18 .02.10 .03.8 .012.21 .0
14.19 ]−5−ペンタコセン。
【0060】ノナシクロ[10.10.1.15.8 .1
14.21 .116.19 .02.11 .04.9 .013.22 .0
15.20 ]−6−ヘキサコセン誘導体、例えば、下記式
(17)
【化17】 で表されるノナシクロ[10.10.1.15.8 .1
14.21 .116.19 .02.11 .04.9 .013.22 .0
15.20 ]−6−ヘキサコセン誘導体。特に、ノナシクロ
[10.10.1.15.8 .114.21 .116.19 .0
2.11 .04 .9 .013.22 .015.20 ]−6−ヘキサコ
セン。
【0061】環状オレフィンの他の例として、次のもの
を挙げることもできる。 5−フェニル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン 5−メチル−5−フェニル[2.2.1]ヘプト−2−
エン 5−ベンジル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン 5−トリル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン 5−(エチルフェニル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン 5−(イソプロピルフェニル)−ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン 5−(ビフェニル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン 5−(β−ナフチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン 5−(α−ナフチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン 5−(アントラセニル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン 5,6−ジフェニル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン シクロペンタジエン−アセナフチレン付加物 1,4−メタノ−1,4,4a,9a−テトラヒドロフ
ルオレン 1,4−メタノ−1,4,4a,5,10,10a−ヘ
キサヒドロアントラセン 8−フェニル−テトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10 ]−3−ドデセン 8−メチル−8−フェニル−テトラシクロ[4.4.
0.12.5 .17.10]−3−ドデセン 8−ベンジル−テトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10 ]−3−ドデセン 8−トリル−テトラシクロ[4.4.0.12.5 .1
7.10 ]−3−ドデセン 8−(エチルフェニル)−テトラシクロ[4.4.0.
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン 8−(イソプロピルフェニル)−テトラシクロ[4.
4.0.12.5 .17. 10 ]−3−ドデセン 8,9−ジフェニル−テトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン 8−(ビフェニル)テトラシクロ[4.4.0.
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン 8−(β−ナフチル)テトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン 8−(αナフチル)−テトラシクロ[4.4.0.1
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン 8−(アントラセニル)−テトラシクロ[4.4.0.
2.5 .17.10 ]−3−ドデセン (シクロペンタジエン−アセナフチレン付加物)にシク
ロペンタジエンをさらに付加した化合物 11,12−ベンゾ−ペンタシクロ[6.5.1.1
3.6 .02.7 .09.13 ]−4−ペンタデセン 11,12−ベンゾ−ペンタシクロ[6.6.1.1
3.6 .02.7 .09.14 ]−4−ヘキサデセン 11−フェニル−ヘキサシクロ[6.6.1.13.6
10.13 .02.7 .09.14 ]−4−ヘプタデセン 14,15−ベンゾ−ヘプタシクロ[8.7.0.1
2.9 .14.7 .111.1 7 .03.8 .012.16 −5−エイ
コセン]
【0062】この共重合体(COC)は、50乃至22
モル%、特に40乃至22モル%の環状オレフィン、特
に好適にはノルボルネン、テトラシクロドデセンと残余
のエチレンとから誘導され且つ200℃以下、特に15
0乃至60℃のガラス転移点(Tg)を有するのがよ
い。
【0063】この共重合体の分子量は、特に制限はない
が、デカリン中135℃で測定して、0.1乃至20d
l/gの極限粘度[η]を有するのがよく、また、その
結晶化度は、X線回折法で測定して、一般に10%以
下、特に5%以下である。
【0064】上記共重合体(COC)は、オレフィンと
環状オレフィンとを、それ自体公知のバナジウム系触媒
或いはメタロセン系触媒の存在下にランダム重合させる
ことにより得られる。好適な共重合体(COC)は、三
井石油化学株式会社から、APELの商品名で入手しう
る。
【0065】環状オレフィン系共重合体は、単独で用い
ることが好ましいが、その本質を損なわない範囲、即ち
50重量%よりも少ない量、特に30重量%以下の量
で、他のオレフィン系樹脂とのブレンド物の形で使用す
ることもできる。他のオレフィン系樹脂としては、オレ
フィン系ホモポリマーやコポリマーが好適に使用され
る。例えば、低密度、中密度或いは高密度のポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン−1、ポリペンテン−1、ポリ4−メチルペンテン
−1、プロピレン−エチレン共重合体、アイオノマー、
エチレン−アクリル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体等を挙げることができる。勿論これらのオレフィ
ン系樹脂は単独でも二種以上の組み合わせでも使用する
ことができる。
【0066】ブレンドするこれらのオレフィン系樹脂
は、一般に0.1乃至50g/10min、特に0.2
乃至30g/10minのMFR(メルトフローレー
ト)を有しているのがよく、成形法に応じて、押出グレ
ードのものや射出グレードのものを適宜選択使用するこ
とができる。
【0067】上記環状オレフィン系共重合体には、それ
自体公知の配合剤、例えば顔料、充填剤、酸化防止剤、
滑剤、安定剤、紫外線吸収剤等をそれ自体公知の処方に
従って配合しうる。
【0068】環状オレフィン系共重合体或いはその組成
物を、押出機や射出機に供給し、溶融混練した後に容器
等の成形体、或いは容器形成用の予備成形体に熱成形す
る。また、予備成形体を通常の熱成形或いは延伸成形に
付することにより任意の形状の容器に成形する。この
際、ガラス転移温度+200℃以下の温度、特にガラス
転移温度+150℃以下の温度で溶融混練することが好
ましい。
【0069】押出機としては、任意のスクリュウを備え
た押出機が好適に使用される。ダイスとしては、フラッ
トダイやリングダイを使用することができる。
【0070】射出機としては、射出プランジャまたはス
クリューを備えたそれ自体公知のものが使用され、ノズ
ル、スプルー、ゲートを通して前記混合物を射出型中に
射出する。これにより、樹脂が射出型キャビティ内に流
入し、冷却固化されて容器或いはプリフォーム等の予備
成形品が得られる。
【0071】容器の製造に際して、コールドパリソン法
のように、一旦予備成形体を製造し、この予備成形体を
最終成形品に延伸成形することができる。例えば、射出
成形により、容器よりも小さい形状の有底プリフォーム
を成形し、この有底プリフォームに気体を吹き込むと共
に軸方向に引っ張り延伸して二軸延伸成形ボトルとす
る。また、シートに熱成形後、真空成形、プラグアシス
ト成形、圧空成形して、未延伸或いは延伸のカップ状容
器とする。固相成形では、器壁は高さ方向(一軸方向)
に分子配向される。
【0072】熱成形では、前述した溶融温度で行われ
る。一方、延伸成形は、樹脂の種類(ガラス転移点)に
もよるが、一般に70乃至200℃、特に80乃至18
0℃の範囲から、樹脂の種類によって適切な延伸成形温
度を選択する。延伸倍率は、面積倍率で、1.2乃至2
0倍、特に1.3乃至16倍の範囲が適当である。
【0073】本発明に用いる包装容器の形状は、例えば
ボトル、カップ、チューブ、プラスチック缶、PTP
(プレス・スルー・パック)等の任意のものであってよ
い。また、この容器は、環状オレフィン系共重合体の単
層の容器であっても、また、少なくとも表面の1層が環
状オレフィン系共重合体で形成されている限り、他の熱
可塑性樹脂との積層容器であってもよく、積層される他
の熱可塑性樹脂としては、例えば低密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1−ブテ
ン、ポリ4−メチル−1−ペンテンあるいはエチレン、
プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等
のα−オレフィン同士のランダムあるいはブロック共重
合体等のポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・
塩化ビニル共重合体等のエチレン・ビニル化合物共重合
体、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合
体、ABS、α−メチルスチレン・スチレン共重合体等
のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、ポリアクリ
ル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のポリビニル化
合物、ナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−1
0、ナイロン11、ナイロン12等のポリアミド、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等の熱可塑性ポリエステル、ポリカーボネート、ポリフ
エニレンオキサイド等あるいはそれらの混合物を挙げる
ことができる。
【0074】[ヒートシール]本発明のヒートシール材
と環状オレフィン系共重合体成形体とのヒートシール
は、環状オレフィン系共重合体の種類によっても相違す
るが、一般に100乃至250℃の温度で、0.2乃至
3秒間両者を加熱圧着させることにより行うことができ
る。
【0075】ヒートシールには、熱板シール、高周波誘
導加熱シール、超音波シール等のそれ自体公知の任意の
ヒートシール手段が使用される。
【0076】本発明によれば、環状オレフィン系共重合
体に対して強固なヒートシールを形成できるのみなら
ず、内容物を熱間充填し、或いは内容物充填後のヒート
シール容器をボイル殺菌やレトルト殺菌に付した場合に
も、優れた耐熱性を有するという利点が得られるもので
ある。
【0077】
【実施例】本発明を次の例を挙げて更に説明する。実施
例および比較例用のヒートシール材として、表1に示す
樹脂を準備した。
【0078】なお、表1中のモノマー組成比、ダイアッ
ド分率はNMRにより求めた。日本電子製EX270M
Hzを用い、13C−NMRで測定した。条件は以下のと
おりである。 観測周波数幅 20000Hz データポイント 32768 積算回数 10000 溶媒 重ベンゼン:オルトジクロロベンゼン=1:9 測定温度 135℃ サンプル濃度 10wt%
【0079】モノマー組成比、ダイアッド分率は公知の
方法で計算し、重量比に換算し求めた。例えば、エチレ
ン・プロピレン共重合体のについては、次の文献に記載
されている方法で行った。Macromolecules 1982,15,P
1150-1152。
【0080】
【表1】
【0081】また、実施例及び比較例で用いた環状ポリ
オレフィンを表2に示す。
【0082】
【表2】 テトラシクロドデセン : テトラシクロ[4.4.0.12.5.17.10]−3−ドデセン ノルボルネン : ビシクロ[2.2.1]へプト−2−エン
【0083】実施例1〜15、比較例1〜4 表1記載の12種類の樹脂からなる、厚さ50μmの単
層フィルムをキャスト法により製膜し、片面にコロナ処
理を施した。次に、12μmの2軸延伸ポリエステルフ
ィルムと7μmのアルミニウム箔に、前記した単層フィ
ルムをヒートシール材として、ウレタン系の接着剤を用
いてドライラミネートし、3層の積層体を得た。
【0084】表2記載の4種類の環状オレフィン系樹脂
を表層に有する厚さ1mmのポリプロピレンシートを圧
空成形し、それらのシートを熱成形し、ヒートシールフ
ランジを有する外径80mmの丸型カップを得た。
【0085】得られた積層体とカップをヒートシールし
て、ヒートシール強度、熱間充填適性、耐ボイル性、耐
レトルト性を評価した。ヒートシールはヒートシール温
度200℃、ヒートシール時間1秒、ヒートシール圧約
80kgの条件で行った。ヒートシール強度はヒートシ
ール部より切り出した15mm巾の短冊試料を測定治具
に固定し、引っ張り試験器(オリエンテック社製テンシ
ロン)を用いて、室温(23℃)、90℃、120℃雰
囲気下で、クロスヘッド速度300mm/分の条件で測
定した。
【0086】熱間充填適性は、熱水(93℃)を充填し
たカップと積層体をヒートシールした後、積層体を下向
きにして徐冷し、水の漏れの有無で評価した。
【0087】耐ボイル性は、水を満注充填したカップと
積層体をヒートシールした後、30分煮沸処理を行い、
水の漏れの有無で評価した。
【0088】耐レトルト性は、カップに水を満注充填
し、積層体とヒートシールした後、120℃、30分、
レトルト処理を行い、水の漏れの有無で評価した。な
お、表中の空欄は使用したCOCのTgが低く、評価に
適さないため評価を省略したところである。
【0089】実施例16〜21 ヒートシール材として表1記載のEP−1、EP−5及
びEO−1を、表4記載の重量比でブレンドして成形し
たものを用いた以外は、実施例1及び9と同様に評価し
た。結果を表5に示した。
【0090】実施例22 表2記載のCOC−1を表層に有する厚さ250μmの
ポリプロピレンシートを成形し、このシートを環状オレ
フィン系樹脂層がシール面となる向きで真空成形して、
プレススルーパックのポケット(直径12mm、深さ5
mm)を形成した。また、25μmのアルミニウム箔に
ウレタン系のアンカーコート剤をコートし、ヒートシー
ル材として表1記載のEO−1を25μmの厚さで押出
コートし積層体を得た。ポケットに錠剤を充填し、この
積層体をヒートシールして密封した。一つのポケットを
押し、錠剤を取り出してもヒートシール部は剥離せず、
他のポケットの密封性は保たれていた。
【0091】実施例23 表1記載のEP−2及び表4記載のB−2をヒートシー
ル材とし、ポリエチレン系発泡体(200μm)/シリ
コン系剥離層/アルミニウム箔(30μm)/ヒートシ
ール材(50μm)のラミネート構成からなる2種類の
インナーシール材を作成した。また、表2記載のCOC
−5を用いて、単層のボトルを延伸ブロー成形した。こ
のボトルに水を満注充填し、前記インナーシール材を内
側に装填したポリプロピレン製キャップにより密封し
た。この後、高周波誘導加熱により、インナーシール材
をボトル口にヒートシールした。この後、キャップをは
ずし、水の漏れの有無を評価した。EP−2及びB−2
ともに水漏れは無かった。また、インナーシール材を引
き剥がして開封することができた。特に、B−2は開封
が容易であった。
【0092】試験例 図3および図4に実施例2のヒートシール材についての
SEM像(組成像)を示す。図3はMDの断面像、図4
はTDの断面像である。観察は4酸化ルテニウムで染色
したサンプルのウルトラミクロトームによる切削面によ
り行った。ここで、黒く見える部分がプロピレン主体の
重合ブロックから成る連続相であり、白く見える部分が
エチレン主体の重合ブロックから成る分散相である。
【0093】
【表3】
【0094】
【表4】
【0095】
【表5】
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、α−オレフィン含有量
が1乃至90重量%で、エチレン・α−オレフィンのダ
イアッド分率が重量換算値で1乃至50%で、しかもエ
チレン・エチレンのダイアッド分率が重量換算値で99
乃至5%であるエチレン・α−オレフィン共重合体を含
有するヒートシーラントを用いることにより、環状オレ
フィン系共重合体に対して、シール強度及び耐熱性に優
れたヒートシールを形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例2に用いたエチレン・α−オレ
フィン共重合体のNMRスペクトルである。
【図2】本発明の実施例1に用いたエチレン・α−オレ
フィン共重合体のNMRスペクトルである。
【図3】本発明の実施例1に用いたエチレン・α−オレ
フィン共重合体における機械長手方向の分散粒子構造を
示す走査型電子顕微鏡写真である。
【図4】本発明の実施例1に用いたエチレン・α−オレ
フィン共重合体における横断方向の分散粒子構造を示す
走査型電子顕微鏡写真である。
【図5】本発明のヒートシール材の断面構造の一例を示
す拡大断面図である。
【記号の説明】
1 ヒートシール材 2 ガスバリアー層 3 外面保護層 4 ヒートシーラント層 5a、5b 接着剤層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状オレフィン系共重合体用のヒートシ
    ール材であって、ヒートシーラントのα−オレフィン含
    有量が1乃至90重量%で、エチレン・α−オレフィン
    のダイアッド分率が重量換算値で1乃至50%で、しか
    もエチレン・エチレンのダイアッド分率が重量換算値で
    99乃至5%であるエチレン・α−オレフィン共重合体
    を含有して成ることを特徴とするヒートシール材。
  2. 【請求項2】 エチレン・α−オレフィン共重合体が
    0.940g/cm3以下の密度を有するものである請
    求項1記載のヒートシール材。
  3. 【請求項3】 エチレン・α−オレフィン共重合体が1
    0乃至30重量%のエチレン含有量(低エチレン含有
    量)であり130℃以上の融点を有するエチレン・α−
    オレフィン共重合体である請求項1または2記載のヒー
    トシール材。
  4. 【請求項4】 エチレン・α−オレフィン共重合体がα
    −オレフィン主体の重合ブロックから成る連続相とエチ
    レン主体の重合ブロックから成る分散相とを海−島構造
    で有するものである請求項3記載のヒートシール材。
  5. 【請求項5】 エチレン・α−オレフィン共重合体が8
    0乃至99重量%のエチレン含有量(高エチレン含有
    量)であり90℃以上の融点を有するエチレン・α−オ
    レフィン共重合体である請求項1または2記載のヒート
    シール材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009074093A (ja) * 2000-08-11 2009-04-09 Hitachi Chem Co Ltd ブロック共重合体の製造法、得られるブロック共重合体及びその用途
US20150288004A1 (en) * 2013-03-28 2015-10-08 Sumitomo Riko Company Limited Seal member for fuel cell and fuel cell seal body using same

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