JPH10337553A - 生ゴミ処理機 - Google Patents

生ゴミ処理機

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JPH10337553A
JPH10337553A JP9146448A JP14644897A JPH10337553A JP H10337553 A JPH10337553 A JP H10337553A JP 9146448 A JP9146448 A JP 9146448A JP 14644897 A JP14644897 A JP 14644897A JP H10337553 A JPH10337553 A JP H10337553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garbage
processing tank
wall
tank
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP9146448A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiichi Takubo
芳一 田窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKUBO KOGYOSHO KK
Original Assignee
TAKUBO KOGYOSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TAKUBO KOGYOSHO KK filed Critical TAKUBO KOGYOSHO KK
Priority to JP9146448A priority Critical patent/JPH10337553A/ja
Publication of JPH10337553A publication Critical patent/JPH10337553A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した撹拌を継続することができるので生
ゴミを短時間で分解処理し、故障が少なく、使いがって
の良い生ゴミ処理機を提供すること。 【構成】 微生物の発酵分解作用を利用した生ゴミ処理
機で、生ゴミ等を撹拌する手段に補助羽根による掻集め
装置を設け、また駆動用モーターへの浸水防止装置を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物の発酵分解
作用により生ゴミまたは厨芥等を分解処理する生ゴミ処
理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明出願人は、微生物の発酵分解作用
により生ゴミを分解処理する生ゴミ処理機を、特願平9
−51956号で出願したが、その明細書によると「開
放部が広がった断面形状U字形溝の底壁に沿って螺旋形
状の羽根を有する回転軸を設置した撹拌手段を、処理槽
の前面および下部に連続させ、処理槽に対して傾斜させ
て配置した。」とあり、螺旋形状の羽根を回転させるこ
とにより羽根の回転領域内の被処理物が羽根に沿って上
方へ移動するので、その移動によってできた下方空間部
へ羽根の回転領域外の被処理物が自然落下してきて、ま
た羽根に沿って移動するという連続動作で処理槽内全体
において循環しながら撹拌する装置であった。
【0003】しかし、この発明においては、撹拌羽根の
下方部の回転領域外の被処理物が撹拌羽根の回転領域内
に入るために重力による自然落下(移動)を利用してい
るので、被処理物の含水率の状態や圧縮状態により、自
然落下(移動)しないで撹拌羽根の回転領域部に空隙が
発生する場合があり、そうなると撹拌羽根が空回り状態
になり撹拌ができなくなるという問題が発生した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
に、微生物の発酵分解作用により生ゴミを分解処理する
生ゴミ処理機において、撹拌手段である螺旋型羽根が空
回りすることなく、常に被処理物を撹拌でき、また、電
動駆動による生ゴミ処理機の場合、処理槽の底部に配置
した駆動用モーターへ、撹拌羽根の回転軸を伝って浸水
することを防止し、さらに、好気性微生物のために処理
槽内の通気性、および発酵分解処理に適した温度の維
持、また生ゴミ投入口の形状を改良して効率よく分解処
理が行えることを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1ないし2記載の発明は、生ゴ
ミ等の被処理物の撹拌手段に掻集め装置を設けたことを
特徴とする。ここで言う掻集め装置とは、処理槽内にお
いて撹拌手段の作動範囲外にある被処理物を作動範囲内
に掻集めるための装置のことを言い、螺旋型羽根を回転
させて撹拌手段とするならば、この掻集め装置は、螺旋
型羽根の下端部を延長するか補助羽根を延設するかし
て、その先端部が処理槽内側面に軽く摺接するかまたは
僅かに離れる程度の長さとし、羽根の下端縁も処理槽内
底面に軽く摺接するかまたは僅かに離れる高さとし、さ
らにその延長部または補助羽根の周縁部に立ち上がり片
を設け、螺旋型羽根が回転することにより、処理槽内の
最下層の被処理物をほぼ全域にわたって撹拌羽根の上に
すくいあげ、立ち上がり片で強制的に回転軸方向へ掻集
めるよう構成して、螺旋型羽根上に空隙部をつくらな
い。したがって螺旋型羽根が空回りをすることがないの
である。なお、周縁部の立ち上がり片は、補助羽根また
は延長部分のみに設けるだけでなく、螺旋型羽根の全周
縁部に設けることも可能である。
【0006】またさらに効率よく撹拌するために、電動
駆動の撹拌手段にして駆動用モーターを処理槽底部に配
置した場合に、生ゴミが分解された時発生する水蒸気が
結露したり、被処理物の含水量が多すぎたりしてその余
り水が回転軸に伝わって駆動用モーターへ入るのを防ぐ
ため、処理槽底壁の下軸受部に防水パッキンを設けるこ
とは勿論であるが、さらに本発明のうち請求項3ないし
4記載の発明のように、前記処理槽底壁に被処理物排出
用の排出口を設け、その排出口に通じる単数または複数
の排水溝を底壁上に設けて前記余り水を下軸受部まで行
かせず、排出口へ誘導するよう構成した。また、螺旋型
羽根の最下面に突片を設けて、羽根が回転することによ
りその突片を前記排水溝内で摺動させて、排水溝内に溜
った水を強制的に排出口へ移動させるよう構成したので
前記防水パッキンと合わせてより効果的に駆動用モータ
ーへの浸水が防止できる。
【0007】微生物の発酵分解作用には適度の通気と温
度が必要である。そのために請求項5記載の発明のよう
に処理槽側壁を内外2重壁として内壁外面に加温装置
(シート状の自己温度調整型発熱体であれば取付けやす
くかつ安全である。)を貼付することによって処理槽内
部および内外壁間の空間を適温に加熱する。また内外壁
間の底壁部分に外気導入孔を、そして内壁の上端縁近く
に通気孔をそれぞれ設けることにより、前記内外壁間で
加熱された空気が軽くなって上昇し、通気孔から処理槽
内に入り被処理物と撹拌混合され、発酵分解により発生
した水蒸気やガスと共に蓋に設けられた排気口から外へ
放散され、それと同時に前記外気導入孔より外気が導入
される。このように温度管理と空気の循環が行われるこ
とにより前記微生物の活動に適した環境が維持される。
【0008】処理槽上部には中央に回転軸の上軸受部が
あり、生ゴミ投入口はこれを回避して形成しなければな
らない。しかしそのままでは開口面積が狭くなるうえに
中央に上軸受部が出っ張っているため生ゴミ投入作業が
スムーズに行えない。そこで請求項6記載の発明のよう
に生ゴミ投入口を前後で高低差を設けて形成したもの
で、平面上での面積の制限を立体的に面積を拡げること
でカバーしたものであり、頻繁に行われる生ゴミ投入作
業を容易にかつ確実に行うことができる。
【0009】さらに上述の各特徴をそれぞれ組合せ、ま
たは併合することにより効率よく生ゴミを分解処理でき
る生ゴミ処理機とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照に
して説明する。図1において円筒形の処理槽1の中心に
螺旋型羽根2と補助羽根4を周設した回転軸3を立設し
て、生ゴミ等の被処理物(生ゴミ、生ゴミを分解処理す
る微生物、その微生物の担体)の撹拌手段および掻集め
装置とし、その回転軸3は、処理槽底壁5の下軸受部2
aを貫通して処理槽底部の左右脚9、9間に設けられた
駆動用モーター8の回転軸にジョイントされる。
【0011】処理槽上部に設けた、排気口11を有する
蓋6を開けて生ゴミ投入口7から生ゴミ等の被処理物A
を投入し、前記蓋6を閉めて処理槽上面に配置されたタ
イマースイッチ10を作動させると、減速ギア内蔵の駆
動用モーター8とジョイント8aによって連結された回
転軸3が回転を始め、図2に示す矢印のように螺旋型羽
根2の回転領域内にある被処理物Aは上昇して処理槽最
上層で回転領域外へ拡散し、続いて下降しはじめる。そ
して処理槽最下層で補助羽根4および立ち上がり片4a
によって螺旋型羽根2の回転領域内へ掻集められ再び上
昇する。このように処理槽内を循環することにより撹拌
されるので微生物の発酵分解作用が促進されて生ゴミ等
の分解処理が早く行われる。
【0012】また、処理槽1の側壁は外壁1aと内壁1
bの二重壁構造となっており、内壁1bの外周面に自己
温度調整をするシート状発熱体12を貼付して、処理槽
を周囲から暖め、また内外壁間の空気を暖めて上昇さ
せ、内壁1bの上縁近くに開けた通気孔1cから処理槽
内に自然対流させる。処理槽内に入った暖かい空気の一
部は被処理物Aの中に混入撹拌され、残りは水蒸気やガ
スと共に排気口11から外へ放出される。また図3のよ
うに底壁の内外壁間に位置する部分に外気導入孔5bが
設けられていて内外壁間の空気の上昇に伴って外気が導
入される。またこの外気導入孔5bを利用して内外壁空
間部に電気配線を通すことにより外観が良くなる。
【0013】次に生ゴミ等の被処理物の掻集め装置であ
る補助羽根4は、図3のように螺旋型羽根2の下方部周
縁に連設したもので、回転方向に対して直交している螺
旋型羽根2の下端辺を内壁1bまで延長している。そし
て補助羽根4の後周縁には立ち上がり片4aが設けられ
てあって、羽根が回転することにより図中の矢印のよう
に螺旋型羽根2の回転領域外にある被処理物Aも補助羽
根4の上にすくいあげられ前記立ち上がり片4aに当っ
て螺旋型羽根2の方へ掻集められる。
【0014】また図3、4のように底壁5には被処理物
Aの排出口5cを設けてあり、止めねじ5fをはずして
排出蓋5eを傾斜させると処理槽内の被処理物Aを容易
に排出することができる。さらに水が回転軸3を伝って
下軸受部2aからモーター内部に入ることを防止するた
めに防水パッキン5dの他に、前記排出口5cに通じる
大小異径の排水溝5aを設けてあり、補助羽根4の下面
にはこの排水溝5a内を摺動してより効果的に排水させ
るための突片4bが取り付けられている。
【0015】図5、図6はそれぞれ処理槽上部の平面図
と縦断面図である。生ゴミ投入口7は、処理槽上壁1d
の中央部にある上軸受部2bを回避して形成しなければ
ならず、そのため水平面上での前後長さはhしかなく生
ゴミ等の投入作業を容易に行うことができない。そこで
処理槽上壁1dを、後縁部1eから中央の上軸受部2b
にかけて略扇形の平面に形成し、処理槽の前縁部1fを
水平な円弧形状に形成して前記上壁1dよりvだけ低く
配置することにより、開口寸法をwとすることができ、
平面視が略3/4円形状の生ゴミ投入口7は投入作業の
しやすい大きさと形状が得られた。
【0016】
【発明の効果】本発明は、生ゴミ等の被処理物を撹拌す
る手段に掻集め装置を設けることにより撹拌手段の空回
りを防止して、安定した撹拌動作が継続できるので生ゴ
ミの分解処理を短時間で確実に行うことができる。ま
た、処理槽底壁に排水溝を設けることにより、駆動用モ
ーターへの浸水防止を一層強固なものとし、漏電、ショ
ートなどの事故を未然に防ぐことができる。さらに加温
装置の設置や空気の循環経路を確保することにより、分
解微生物が活動しやすい環境を維持し、また撹拌手段の
上軸受部によって面積を制限された生ゴミ投入口の形状
を、前後で高低差を設けることにより有効開口面積を広
くすることができ、生ゴミ投入作業が容易に確実にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】生ゴミ処理機の蓋を開けた状態を示す斜視図
【図2】生ゴミ処理機の蓋を閉めた状態を示す縦断面図
【図3】生ゴミ処理機の水平断面図
【図4】生ゴミ処理機の下方部の一部を分解した状態を
示す縦断面図
【図5】生ゴミ処理機の上方部の平面図
【図6】生ゴミ処理機の上方部を示す縦断面図
【符号の説明】
1…処理槽 1a…外壁 1b…内壁 1c…通気孔 1d…上壁 1e…後縁部 1f…前縁部 2…螺旋型羽根 2a…下軸受部 2b…上軸受部 3…回転軸 4…補助羽根 4a…立ち上がり片 4b…突片 5…底壁 5a…排水溝 5b…外気導入孔 5c…排出口 5d…パッキン 5e…排出蓋 5f…止めねじ 6…蓋 7…生ゴミ投入口 8…駆動用モーター 8a…ジョイント 9…脚 9a…アジャスター 10…タイマースイッチ 11…排気口 A…被処理物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物の発酵分解作用により生ゴミを分
    解処理する生ゴミ処理機において、撹拌手段の作動範囲
    内に生ゴミ等の被処理物を誘導するよう、掻集め装置を
    設けたことを特徴とする生ゴミ処理機。
  2. 【請求項2】 処理槽内に立設した螺旋型羽根を回転さ
    せて撹拌手段とし、その螺旋型羽根の下端部に、立ち上
    がり片を有する補助羽根を延設して、被処理物の掻集め
    装置とした請求項1記載の生ゴミ処理機。
  3. 【請求項3】 処理槽底壁に排出口を設けると共に、そ
    の排出口に通じる単数または複数の排水溝を前記底壁上
    に設けて、駆動用モーターへの浸水防止装置とした請求
    項1または2記載の生ゴミ処理機。
  4. 【請求項4】 撹拌手段である螺旋型羽根の最下面に突
    片を設け、その突片が処理槽底壁上に設けた排水溝内を
    摺動するようにした請求項3記載の生ゴミ処理機。
  5. 【請求項5】 処理槽側壁を内外2重壁とし、内壁の外
    面に加温装置を設け、外壁と内壁との間の底面に外気導
    入孔を設け、内壁の上端縁近くに通気孔を設け、また処
    理槽の蓋に排気口を設けたことを特徴とする請求項1な
    いし4記載の生ゴミ処理機。
  6. 【請求項6】 生ゴミ投入口を前後で高低差を設けて形
    成したことを特徴とする請求項1ないし5記載の生ゴミ
    処理機。
JP9146448A 1997-06-04 1997-06-04 生ゴミ処理機 Pending JPH10337553A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002059125A (ja) * 2000-08-11 2002-02-26 Hideo Kusano 生ゴミ用処理装置
KR20110053060A (ko) * 2009-11-13 2011-05-19 웅진코웨이주식회사 음식물 처리기의 분쇄로
CN114380604A (zh) * 2021-12-27 2022-04-22 长兴正发热电耐火材料有限公司 一种高抗热震性的耐火可塑料及其制备方法

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