JPH10337044A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置Info
- Publication number
- JPH10337044A JPH10337044A JP9146575A JP14657597A JPH10337044A JP H10337044 A JPH10337044 A JP H10337044A JP 9146575 A JP9146575 A JP 9146575A JP 14657597 A JP14657597 A JP 14657597A JP H10337044 A JPH10337044 A JP H10337044A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- boost
- capacitor
- reactor
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/56—Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 昇圧比が高くて直流分が少ないインバータ出
力を簡単な構成で得ること。 【解決手段】 FET24がオンされると、太陽電池2
2からリアクトル21の一次コイル21aに電荷が蓄え
られ、FET24がオフされると、一次コイル21aか
ら昇圧コンデンサ26a,26bに電荷が与えられ、昇
圧コンデンサ26a,26bが充電される。この構成の
場合、IGBT37aのオン時には、昇圧コンデンサ2
6aの電荷がIGBT37aを通して出力され、IGB
T37bのオン時には、昇圧コンデンサ26bの電荷が
IGBT37bを通して出力される。
力を簡単な構成で得ること。 【解決手段】 FET24がオンされると、太陽電池2
2からリアクトル21の一次コイル21aに電荷が蓄え
られ、FET24がオフされると、一次コイル21aか
ら昇圧コンデンサ26a,26bに電荷が与えられ、昇
圧コンデンサ26a,26bが充電される。この構成の
場合、IGBT37aのオン時には、昇圧コンデンサ2
6aの電荷がIGBT37aを通して出力され、IGB
T37bのオン時には、昇圧コンデンサ26bの電荷が
IGBT37bを通して出力される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源を交流電
源に変換する電力変換装置に関する。
源に変換する電力変換装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図8は、上記電力変換
装置の一例を示すものである。ここで、太陽電池1の電
源ライン1a,1bには昇圧チョッパ回路2が接続され
ている。この昇圧チョッパ回路2は、リアクトル2a,
ダイオード2b,IGBT2c,コンデンサ2dから構
成されたものであり、IGBT2cがPWM信号に基づ
いてスイッチング制御されると、太陽電池1の電荷がリ
アクトル2aに蓄積され、リアクトル2aの蓄積電荷が
ダイオード2bを通してコンデンサ2dに充電される。
装置の一例を示すものである。ここで、太陽電池1の電
源ライン1a,1bには昇圧チョッパ回路2が接続され
ている。この昇圧チョッパ回路2は、リアクトル2a,
ダイオード2b,IGBT2c,コンデンサ2dから構
成されたものであり、IGBT2cがPWM信号に基づ
いてスイッチング制御されると、太陽電池1の電荷がリ
アクトル2aに蓄積され、リアクトル2aの蓄積電荷が
ダイオード2bを通してコンデンサ2dに充電される。
【0003】昇圧チョッパ回路2にはインバータ主回路
3が接続されている。このインバータ主回路3は、4個
のIGBT3aをブリッジ接続してなるものであり、4
個のIGBT3aがPWM信号に基づいてスイッチング
制御されると、コンデンサ2dの充電電荷が交流電力に
変換され、電源ライン5a,5bを通して柱上変圧器の
二次コイル5,5に供給される。
3が接続されている。このインバータ主回路3は、4個
のIGBT3aをブリッジ接続してなるものであり、4
個のIGBT3aがPWM信号に基づいてスイッチング
制御されると、コンデンサ2dの充電電荷が交流電力に
変換され、電源ライン5a,5bを通して柱上変圧器の
二次コイル5,5に供給される。
【0004】MPPT制御回路6は、最大電力点制御に
より出力が最大となる点を選択して直流出力電流基準を
生成する。また、電圧検出器7は、電源ライン5a,5
b間の電位差を検出するものであり、掛算回路8は、M
PPT制御回路6からの直流出力電流基準と電圧検出器
7からの電圧検出信号とを乗算することに基づいて交流
電流基準を生成する。
より出力が最大となる点を選択して直流出力電流基準を
生成する。また、電圧検出器7は、電源ライン5a,5
b間の電位差を検出するものであり、掛算回路8は、M
PPT制御回路6からの直流出力電流基準と電圧検出器
7からの電圧検出信号とを乗算することに基づいて交流
電流基準を生成する。
【0005】電流検出器9は、電源ライン5bに流れる
電流を検出して自動零調回路10に出力するものであ
り、電流制御回路11は、自動零調回路10によりレベ
ル調整された電流検出信号と、掛算回路8からの交流電
流基準とに基づいて正弦波状の変調波基準を生成し、P
WM制御回路12に出力する。尚、電流検出器9は、ホ
ール素子により構成されたものである。
電流を検出して自動零調回路10に出力するものであ
り、電流制御回路11は、自動零調回路10によりレベ
ル調整された電流検出信号と、掛算回路8からの交流電
流基準とに基づいて正弦波状の変調波基準を生成し、P
WM制御回路12に出力する。尚、電流検出器9は、ホ
ール素子により構成されたものである。
【0006】PWM制御回路12は、電流制御回路11
からの変調波基準と三角波発生回路(図示せず)からの
三角波信号とを比較することに基づいてPWM信号を生
成するものであり、このPWM信号に基づいてインバー
タ主回路3をスイッチング制御することに伴い、インバ
ータ主回路3からの出力電流を交流電流基準と一致させ
る。
からの変調波基準と三角波発生回路(図示せず)からの
三角波信号とを比較することに基づいてPWM信号を生
成するものであり、このPWM信号に基づいてインバー
タ主回路3をスイッチング制御することに伴い、インバ
ータ主回路3からの出力電流を交流電流基準と一致させ
る。
【0007】上記従来構成の場合、インバータ出力に直
流分が多く流出すると、柱上変圧器が飽和する虞れがあ
るので、柱上変圧器を1%以上の直流分の流出から保護
することが決められている。このため、電流検出器9か
らの電流検出信号をゼロクロス毎に「0」にレベル調整
することに伴い、電流制御回路11に与えることが考え
られている。
流分が多く流出すると、柱上変圧器が飽和する虞れがあ
るので、柱上変圧器を1%以上の直流分の流出から保護
することが決められている。このため、電流検出器9か
らの電流検出信号をゼロクロス毎に「0」にレベル調整
することに伴い、電流制御回路11に与えることが考え
られている。
【0008】しかも、コンデンサ2dに対応した耐電圧
を有するIGBT2cを必要とするので、IGBT2c
のオン電圧(2V程度)およびオン比率が高くなる。こ
のため、IGBT2cでの導通損失およびスイッチング
損失が増大するので、昇圧チョッパ回路2の昇圧比に限
界があった(3倍程度)。これ共に、太陽電池1の容量
が小さく、電池電圧が低い場合には、昇圧チョッパ回路
2の昇圧比が大きくなるので、インバータ主回路3の運
転効率が低下する。
を有するIGBT2cを必要とするので、IGBT2c
のオン電圧(2V程度)およびオン比率が高くなる。こ
のため、IGBT2cでの導通損失およびスイッチング
損失が増大するので、昇圧チョッパ回路2の昇圧比に限
界があった(3倍程度)。これ共に、太陽電池1の容量
が小さく、電池電圧が低い場合には、昇圧チョッパ回路
2の昇圧比が大きくなるので、インバータ主回路3の運
転効率が低下する。
【0009】図9は、別の昇圧方式を採用した電力変換
装置を示すものである。ここで、太陽電池1の電源ライ
ン1bには、FET13,13を介して変圧器14の一
次コイル14aが接続されている。そして、太陽電池1
の電源ライン1aは、一次コイル14aのセンタタップ
に接続されており、両FET13がスイッチング制御さ
れると、一次コイル14aに流れる電流の向きが反転
し、変圧器14の二次コイル14bに交流電圧が誘起さ
れる。
装置を示すものである。ここで、太陽電池1の電源ライ
ン1bには、FET13,13を介して変圧器14の一
次コイル14aが接続されている。そして、太陽電池1
の電源ライン1aは、一次コイル14aのセンタタップ
に接続されており、両FET13がスイッチング制御さ
れると、一次コイル14aに流れる電流の向きが反転
し、変圧器14の二次コイル14bに交流電圧が誘起さ
れる。
【0010】二次コイル14bにはダイオードブリッジ
15が接続されている。このダイオードブリッジ15
は、4個のダイオード15aをブリッジ接続してなるも
のであり、二次コイル14bの誘起電圧は、ダイオード
ブリッジ15により直流電圧に変換された後、コンデン
サ2dに充電され、インバータ主回路3を通して柱上変
圧器の二次コイル5,5に供給される。
15が接続されている。このダイオードブリッジ15
は、4個のダイオード15aをブリッジ接続してなるも
のであり、二次コイル14bの誘起電圧は、ダイオード
ブリッジ15により直流電圧に変換された後、コンデン
サ2dに充電され、インバータ主回路3を通して柱上変
圧器の二次コイル5,5に供給される。
【0011】この構成の場合、昇圧比が変圧器14に依
存して決まるので、耐電圧が小さくて損失が少ないFE
T13を使用することができる。しかしながら、部品点
数が増加するので、信頼性およびコストの面で不利にな
る。
存して決まるので、耐電圧が小さくて損失が少ないFE
T13を使用することができる。しかしながら、部品点
数が増加するので、信頼性およびコストの面で不利にな
る。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、昇圧比が高くて直流分が少ないイン
バータ出力を簡単な構成で得ることができる電力変換装
置を提供することである。
あり、その目的は、昇圧比が高くて直流分が少ないイン
バータ出力を簡単な構成で得ることができる電力変換装
置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電力変換
装置は、直流電源の一方の電源ラインに介在されタップ
を有するリアクトルと、前記直流電源の他方の電源ライ
ンと前記リアクトルのタップとの間に接続された昇圧ス
イッチング素子と、前記直流電源の両電源ライン間に直
列接続され前記昇圧スイッチング素子のオフ時に前記リ
アクトルからの電荷を蓄える一対の昇圧コンデンサと、
これら両昇圧コンデンサの出力側に直列接続された一対
の電力変換スイッチング素子とを備え、これら両電力変
換スイッチング素子がスイッチング制御されることに伴
い、両電力変換スイッチング素子の直列接続点および両
昇圧コンデンサの直列接続点から交流電源が出力される
ところに特徴を有する。
装置は、直流電源の一方の電源ラインに介在されタップ
を有するリアクトルと、前記直流電源の他方の電源ライ
ンと前記リアクトルのタップとの間に接続された昇圧ス
イッチング素子と、前記直流電源の両電源ライン間に直
列接続され前記昇圧スイッチング素子のオフ時に前記リ
アクトルからの電荷を蓄える一対の昇圧コンデンサと、
これら両昇圧コンデンサの出力側に直列接続された一対
の電力変換スイッチング素子とを備え、これら両電力変
換スイッチング素子がスイッチング制御されることに伴
い、両電力変換スイッチング素子の直列接続点および両
昇圧コンデンサの直列接続点から交流電源が出力される
ところに特徴を有する。
【0014】上記手段によれば、昇圧スイッチング素子
がオンされると、直流電源からリアクトル,タップ,昇
圧スイッチング素子を通して電流が流れ、リアクトルに
電荷が蓄えられる。また、昇圧スイッチング素子がオフ
されると、リアクトルから両昇圧コンデンサに電荷が与
えられ、両昇圧コンデンサが充電される。この場合、昇
圧スイッチング素子がリアクトルのタップに接続されて
いるので、昇圧スイッチング素子に印加される電圧が小
さくなる。従って、耐電圧が小さい昇圧スイッチング素
子を選定することが可能になるので、昇圧スイッチング
素子での導通損失およびスイッチング損失が減少し、昇
圧比が高まる。しかも、昇圧比を決定するための変圧器
が不要になり、部品点数が抑えられるので、構成が簡素
になる。
がオンされると、直流電源からリアクトル,タップ,昇
圧スイッチング素子を通して電流が流れ、リアクトルに
電荷が蓄えられる。また、昇圧スイッチング素子がオフ
されると、リアクトルから両昇圧コンデンサに電荷が与
えられ、両昇圧コンデンサが充電される。この場合、昇
圧スイッチング素子がリアクトルのタップに接続されて
いるので、昇圧スイッチング素子に印加される電圧が小
さくなる。従って、耐電圧が小さい昇圧スイッチング素
子を選定することが可能になるので、昇圧スイッチング
素子での導通損失およびスイッチング損失が減少し、昇
圧比が高まる。しかも、昇圧比を決定するための変圧器
が不要になり、部品点数が抑えられるので、構成が簡素
になる。
【0015】また、一方の電力変換スイッチング素子が
オンされると、一方の昇圧コンデンサに蓄えられた電荷
が一方の電力変換スイッチング素子を通して出力され、
他方の電力変換スイッチング素子がオンされると、他方
の昇圧コンデンサに蓄えられた電荷が他方の電力変換ス
イッチング素子を通して出力される。このため、両昇圧
コンデンサに等しく充電された電荷が等しく放電される
ようになるので、インバータ出力の直流分が極力低減さ
れる。
オンされると、一方の昇圧コンデンサに蓄えられた電荷
が一方の電力変換スイッチング素子を通して出力され、
他方の電力変換スイッチング素子がオンされると、他方
の昇圧コンデンサに蓄えられた電荷が他方の電力変換ス
イッチング素子を通して出力される。このため、両昇圧
コンデンサに等しく充電された電荷が等しく放電される
ようになるので、インバータ出力の直流分が極力低減さ
れる。
【0016】請求項2記載の電力変換装置は、リアクト
ルが直流電源の一方の電源ラインに介在されたタップ付
き一次コイルに加えて、二次コイルおよび三次コイルを
有し、昇圧スイッチング素子のオフ時に前記一次コイル
からの電荷を蓄えるスナバ回路が昇圧スイッチング素子
に接続され、前記二次コイルおよび前記三次コイルが補
助コンデンサを介して直列接続され、前記昇圧スイッチ
ング素子のオン時に前記スナバ回路から前記補助コイル
に電荷が与えられ、前記昇圧スイッチング素子のオフ時
に前記補助コンデンサから前記三次コイルを通して昇圧
コンデンサに電荷が与えられるところに特徴を有する。
ルが直流電源の一方の電源ラインに介在されたタップ付
き一次コイルに加えて、二次コイルおよび三次コイルを
有し、昇圧スイッチング素子のオフ時に前記一次コイル
からの電荷を蓄えるスナバ回路が昇圧スイッチング素子
に接続され、前記二次コイルおよび前記三次コイルが補
助コンデンサを介して直列接続され、前記昇圧スイッチ
ング素子のオン時に前記スナバ回路から前記補助コイル
に電荷が与えられ、前記昇圧スイッチング素子のオフ時
に前記補助コンデンサから前記三次コイルを通して昇圧
コンデンサに電荷が与えられるところに特徴を有する。
【0017】上記手段によれば、昇圧スイッチング素子
がオフされると、スナバ回路が一次コイルからの電荷に
より充電され、昇圧スイッチング素子がオンされると、
スナバ回路から補助コイルに電荷が与えられる。この
後、昇圧スイッチング素子がオフされると、補助コンデ
ンサから三次コイルを通して昇圧コンデンサに電荷が与
えられる。このため、リアクトルのリーケージインダク
タンス分がスナバ回路に分担されるので、昇圧スイッチ
ング素子の耐圧を上げることなく、リアクトルのリーケ
ージインダクタンス分に対応できる。しかも、昇圧スイ
ッチング素子のソフトスイッチング化が達成されるの
で、昇圧スイッチング素子での損失が一層低減される。
がオフされると、スナバ回路が一次コイルからの電荷に
より充電され、昇圧スイッチング素子がオンされると、
スナバ回路から補助コイルに電荷が与えられる。この
後、昇圧スイッチング素子がオフされると、補助コンデ
ンサから三次コイルを通して昇圧コンデンサに電荷が与
えられる。このため、リアクトルのリーケージインダク
タンス分がスナバ回路に分担されるので、昇圧スイッチ
ング素子の耐圧を上げることなく、リアクトルのリーケ
ージインダクタンス分に対応できる。しかも、昇圧スイ
ッチング素子のソフトスイッチング化が達成されるの
で、昇圧スイッチング素子での損失が一層低減される。
【0018】請求項3記載の電力変換装置は、補助コン
デンサにリアクトル分が直列接続されているところに特
徴を有する。上記手段によれば、スナバ回路から補助コ
ンデンサへの電荷移動速度をリアクトル分により調整す
ることができる。
デンサにリアクトル分が直列接続されているところに特
徴を有する。上記手段によれば、スナバ回路から補助コ
ンデンサへの電荷移動速度をリアクトル分により調整す
ることができる。
【0019】請求項4記載の電力変換装置は、昇圧スイ
ッチング素子のオフ時にリアクトルからの電荷を制御電
源として蓄えるスナバ回路を備えたところに特徴を有す
る。上記手段によれば、昇圧スイッチング素子がオフさ
れると、リアクトルからの電荷が制御電源としてスナバ
回路に蓄えられるので、エネルギーが有効利用される。
しかも、リアクトルのリーケージインダクタンス分がス
ナバ回路に分担されるので、昇圧スイッチング素子の耐
圧を上げることなく、リアクトルのリーケージインダク
タンス分に対応できる。しかも、昇圧スイッチング素子
のソフトスイッチング化が達成されるので、損失が一層
低減される。
ッチング素子のオフ時にリアクトルからの電荷を制御電
源として蓄えるスナバ回路を備えたところに特徴を有す
る。上記手段によれば、昇圧スイッチング素子がオフさ
れると、リアクトルからの電荷が制御電源としてスナバ
回路に蓄えられるので、エネルギーが有効利用される。
しかも、リアクトルのリーケージインダクタンス分がス
ナバ回路に分担されるので、昇圧スイッチング素子の耐
圧を上げることなく、リアクトルのリーケージインダク
タンス分に対応できる。しかも、昇圧スイッチング素子
のソフトスイッチング化が達成されるので、損失が一層
低減される。
【0020】請求項5記載の電力変換装置は、スナバ回
路の電圧が所定値以上になったときにスナバ回路を放電
させる放電手段を備えたところに特徴を有する。上記手
段によれば、スナバ回路の電圧が所定値以上になると、
スナバ回路が自動的に放電するので、スナバ回路の電圧
過上昇が防止される。
路の電圧が所定値以上になったときにスナバ回路を放電
させる放電手段を備えたところに特徴を有する。上記手
段によれば、スナバ回路の電圧が所定値以上になると、
スナバ回路が自動的に放電するので、スナバ回路の電圧
過上昇が防止される。
【0021】請求項6記載の電力変換装置は、両昇圧コ
ンデンサの中点電位の偏差を検出する偏差検出手段と、
この偏差検出手段の検出結果に基づいて両電力変換スイ
ッチング素子をスイッチング制御する制御手段とを備え
たところに特徴を有する。上記手段によれば、両昇圧コ
ンデンサの中点電位の偏差が小さくなるように、両電力
変換スイッチング素子をスイッチング制御できる。この
ため、コンデンサ容量が大きい場合でも両昇圧コンデン
サの電圧を等しくできるので、過渡的な直流分の流出が
防止される。
ンデンサの中点電位の偏差を検出する偏差検出手段と、
この偏差検出手段の検出結果に基づいて両電力変換スイ
ッチング素子をスイッチング制御する制御手段とを備え
たところに特徴を有する。上記手段によれば、両昇圧コ
ンデンサの中点電位の偏差が小さくなるように、両電力
変換スイッチング素子をスイッチング制御できる。この
ため、コンデンサ容量が大きい場合でも両昇圧コンデン
サの電圧を等しくできるので、過渡的な直流分の流出が
防止される。
【0022】請求項7記載の電力変換装置は、昇圧コン
デンサに応じた極性の検出信号を出力する一対のフォト
カプラを偏差検出手段が有しているところに特徴を有す
る。上記手段によれば、一方の昇圧コンデンサの放電時
には、一方の極性を有する電流検出信号が出力され、他
方の昇圧コンデンサの放電時には、他方の極性を有する
電流検出信号が出力される。このため、両フォトカプラ
からの電流検出信号の差に基づいて両昇圧コンデンサの
中点電位の偏差を検出できるので、偏差検出手段の絶縁
性が向上する。
デンサに応じた極性の検出信号を出力する一対のフォト
カプラを偏差検出手段が有しているところに特徴を有す
る。上記手段によれば、一方の昇圧コンデンサの放電時
には、一方の極性を有する電流検出信号が出力され、他
方の昇圧コンデンサの放電時には、他方の極性を有する
電流検出信号が出力される。このため、両フォトカプラ
からの電流検出信号の差に基づいて両昇圧コンデンサの
中点電位の偏差を検出できるので、偏差検出手段の絶縁
性が向上する。
【0023】請求項8記載の電力変換装置は、交流電源
の出力ラインに介在され直流電源の浮遊コンデンサ分を
蓄える抵抗と、昇圧コンデンサの電圧を検出する電圧検
出手段と、この電圧検出手段の検出結果が所定値に達す
ることに伴い前記抵抗の両端を短絡して正常運転を行う
制御手段とを備えたところに特徴を有する。上記手段に
よれば、直流電源の浮遊コンデンサ分が抵抗により充電
された後、昇圧コンデンサが正規に昇圧すると、抵抗の
両端が短絡され、正常運転が行われる。このため、浮遊
コンデンサ分による漏電電流が過渡的に流れることが防
止される。
の出力ラインに介在され直流電源の浮遊コンデンサ分を
蓄える抵抗と、昇圧コンデンサの電圧を検出する電圧検
出手段と、この電圧検出手段の検出結果が所定値に達す
ることに伴い前記抵抗の両端を短絡して正常運転を行う
制御手段とを備えたところに特徴を有する。上記手段に
よれば、直流電源の浮遊コンデンサ分が抵抗により充電
された後、昇圧コンデンサが正規に昇圧すると、抵抗の
両端が短絡され、正常運転が行われる。このため、浮遊
コンデンサ分による漏電電流が過渡的に流れることが防
止される。
【0024】請求項9記載の電力変換装置は、直流電源
の電源ラインに流れる電流を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段から出力される電流検出信号のゲイン
を昇圧スイッチング素子のオンオフに基づいて調整する
ゲイン調整手段とを備えたところに特徴を有する。上記
手段によれば、昇圧スイッチング素子のオフ時には、電
流検出信号のゲインを高くし、昇圧スイッチング素子の
オン時には、電流検出信号のゲインを低くすることがで
きるので、昇圧スイッチング素子のオンオフに影響され
ない安定した電流検出信号が得られる。
の電源ラインに流れる電流を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段から出力される電流検出信号のゲイン
を昇圧スイッチング素子のオンオフに基づいて調整する
ゲイン調整手段とを備えたところに特徴を有する。上記
手段によれば、昇圧スイッチング素子のオフ時には、電
流検出信号のゲインを高くし、昇圧スイッチング素子の
オン時には、電流検出信号のゲインを低くすることがで
きるので、昇圧スイッチング素子のオンオフに影響され
ない安定した電流検出信号が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図3に基づいて説明する。まず、図1において、
リアクトル21は、一次コイル21a〜三次コイル21
cを有するものであり、一次コイル21aにはタップ2
1dが設けられ、一次コイル21aは、巻数がn1 のタ
ップコイル21a1と、巻数がn2 のタップコイル21a2
とに分割されている。
ないし図3に基づいて説明する。まず、図1において、
リアクトル21は、一次コイル21a〜三次コイル21
cを有するものであり、一次コイル21aにはタップ2
1dが設けられ、一次コイル21aは、巻数がn1 のタ
ップコイル21a1と、巻数がn2 のタップコイル21a2
とに分割されている。
【0026】太陽電池22は直流電源に相当するもので
あり、太陽電池22の電源ライン22aには、リアクト
ル21の一次コイル21aおよびダイオード23が介在
され、太陽電池22の電源ライン22bと一次コイル2
1aのタップ21dとの間には、昇圧スイッチング素子
に相当するFET24が接続されている。
あり、太陽電池22の電源ライン22aには、リアクト
ル21の一次コイル21aおよびダイオード23が介在
され、太陽電池22の電源ライン22bと一次コイル2
1aのタップ21dとの間には、昇圧スイッチング素子
に相当するFET24が接続されている。
【0027】FET24のドレイン・ソース間にはスナ
バ回路25が接続されている。このスナバ回路25は、
ダイオード25aおよびコンデンサ25bを直列接続し
てなるものであり、FET24のオフ時には、図2の
(a)に示すように、一次タップコイル21a1のリーケ
ージリアクトルLa1分によるエネルギーがダイオード2
5aを流れ、コンデンサ25bに充電される。尚、図2
は等価回路を示すものである。
バ回路25が接続されている。このスナバ回路25は、
ダイオード25aおよびコンデンサ25bを直列接続し
てなるものであり、FET24のオフ時には、図2の
(a)に示すように、一次タップコイル21a1のリーケ
ージリアクトルLa1分によるエネルギーがダイオード2
5aを流れ、コンデンサ25bに充電される。尚、図2
は等価回路を示すものである。
【0028】太陽電池22の電源ライン22aおよび2
2b間には、図1に示すように、一対の昇圧コンデンサ
26a,26bが直列接続されており、コンデンサ25
bの充電が終了すると、タップコイル21a1に蓄えられ
たエネルギーが、等アンペアターンの法則によりタップ
コイル21a1,タップコイル21a2,ダイオード23を
通して流れ続け、昇圧コンデンサ26aおよび26bが
充電される。尚、昇圧コンデンサ26aおよび26bは
同一容量のものが選定されている。
2b間には、図1に示すように、一対の昇圧コンデンサ
26a,26bが直列接続されており、コンデンサ25
bの充電が終了すると、タップコイル21a1に蓄えられ
たエネルギーが、等アンペアターンの法則によりタップ
コイル21a1,タップコイル21a2,ダイオード23を
通して流れ続け、昇圧コンデンサ26aおよび26bが
充電される。尚、昇圧コンデンサ26aおよび26bは
同一容量のものが選定されている。
【0029】二次コイル21bおよび三次コイル21c
は、補助コンデンサ27を介して直列接続されており、
この補助コンデンサ27とスナバ回路25のコンデンサ
25bとの間は、ダイオード28を介して接続されてい
る。そして、二次コイル21bの一端は一次コイル21
aの入力側に接続され、三次コイル21cは、ダイオー
ド29を介して昇圧コンデンサ26aの一端に接続され
ている。
は、補助コンデンサ27を介して直列接続されており、
この補助コンデンサ27とスナバ回路25のコンデンサ
25bとの間は、ダイオード28を介して接続されてい
る。そして、二次コイル21bの一端は一次コイル21
aの入力側に接続され、三次コイル21cは、ダイオー
ド29を介して昇圧コンデンサ26aの一端に接続され
ている。
【0030】従って、FET24のオン時には、図2の
(b)に示すように、コンデンサ25bの電荷がダイオ
ード28,補助コンデンサ27,二次コイル21bのリ
ーケージインダクタンスLb,二次コイル21b,一次
タップコイル21a1,FET24を通して放電する。
(b)に示すように、コンデンサ25bの電荷がダイオ
ード28,補助コンデンサ27,二次コイル21bのリ
ーケージインダクタンスLb,二次コイル21b,一次
タップコイル21a1,FET24を通して放電する。
【0031】このとき、リーケージインダクタンスLb
と補助コンデンサ27との間で共振作用が起ると共に、
リーケージインダクタンスLbによりピーク電流が抑え
られる。しかも、一次タップコイル21a1および二次コ
イル21bを流れる電流の向きが逆になり、一次タップ
コイル21a1の磁束が二次コイル21bの磁束を打消す
ように作用するので、総じて、コンデンサ25bの電荷
が補助コンデンサ27に急速に移行し、補助コンデンサ
27が充電される。
と補助コンデンサ27との間で共振作用が起ると共に、
リーケージインダクタンスLbによりピーク電流が抑え
られる。しかも、一次タップコイル21a1および二次コ
イル21bを流れる電流の向きが逆になり、一次タップ
コイル21a1の磁束が二次コイル21bの磁束を打消す
ように作用するので、総じて、コンデンサ25bの電荷
が補助コンデンサ27に急速に移行し、補助コンデンサ
27が充電される。
【0032】補助コンデンサ27の充電が終了すると、
電流が一次タップコイル21a1,FET24を通して流
れ、一次タップコイル21a1にエネルギーが蓄えられ
る。尚、補助コンデンサ27は、図示右側がプラスの極
性になる。
電流が一次タップコイル21a1,FET24を通して流
れ、一次タップコイル21a1にエネルギーが蓄えられ
る。尚、補助コンデンサ27は、図示右側がプラスの極
性になる。
【0033】次にFET24がオフされると、図2の
(c)に示すように、タップコイル21a1からダイオー
ド25aを通してコンデンサ25bが充電され、タップ
コイル21a1の図示右側および二次コイル21bの図示
右側がプラスの極性になる。このため、補助コンデンサ
27の電荷が略「0」になるまで、三次コイル21cの
リーケージインダクタンスLc,三次コイル21c,ダ
イオード29を通して昇圧コンデンサ26aおよび26
bに充電された後、図2の(d)に示す極性で通常の動
作が行われる。
(c)に示すように、タップコイル21a1からダイオー
ド25aを通してコンデンサ25bが充電され、タップ
コイル21a1の図示右側および二次コイル21bの図示
右側がプラスの極性になる。このため、補助コンデンサ
27の電荷が略「0」になるまで、三次コイル21cの
リーケージインダクタンスLc,三次コイル21c,ダ
イオード29を通して昇圧コンデンサ26aおよび26
bに充電された後、図2の(d)に示す極性で通常の動
作が行われる。
【0034】図1の電圧検出器30は、昇圧コンデンサ
26aおよび26bの両端電圧を検出して電圧制御回路
31に出力するものであり、電圧制御回路31は、電圧
検出器30からの電圧検出信号と電圧基準32からの電
圧基準とを比較し、両者の差を「0」にするための電流
基準を生成して電流制御回路33に出力する。また、電
流検出器34は、太陽電池22の電源ライン22bに流
れる電流を検出してピーク検出回路35に出力するもの
であり、ピーク検出回路35は、電流検出器34からの
電流検出信号のピークを検出して電流制御回路33に出
力する。尚、電流検出器34はホール素子により構成さ
れたものである。
26aおよび26bの両端電圧を検出して電圧制御回路
31に出力するものであり、電圧制御回路31は、電圧
検出器30からの電圧検出信号と電圧基準32からの電
圧基準とを比較し、両者の差を「0」にするための電流
基準を生成して電流制御回路33に出力する。また、電
流検出器34は、太陽電池22の電源ライン22bに流
れる電流を検出してピーク検出回路35に出力するもの
であり、ピーク検出回路35は、電流検出器34からの
電流検出信号のピークを検出して電流制御回路33に出
力する。尚、電流検出器34はホール素子により構成さ
れたものである。
【0035】電流制御回路33は、電圧制御回路31か
らの電流基準とピーク検出回路35からのピーク検出信
号とを比較し、両者の差を「0」にする信号基準を生成
してPWM制御回路36に出力するものであり、PWM
制御回路36は、三角波発生回路(図示せず)からの三
角波信号と電流制御回路33からの信号基準とを比較す
ることに基づいてPWM信号を生成し、このPWM信号
に基づいてFET24をスイッチング制御することに伴
い、昇圧コンデンサ26aおよび26bの両端電圧を一
定化する。
らの電流基準とピーク検出回路35からのピーク検出信
号とを比較し、両者の差を「0」にする信号基準を生成
してPWM制御回路36に出力するものであり、PWM
制御回路36は、三角波発生回路(図示せず)からの三
角波信号と電流制御回路33からの信号基準とを比較す
ることに基づいてPWM信号を生成し、このPWM信号
に基づいてFET24をスイッチング制御することに伴
い、昇圧コンデンサ26aおよび26bの両端電圧を一
定化する。
【0036】昇圧コンデンサ26aおよび26bの出力
側にはインバータ主回路37が接続されている。このイ
ンバータ主回路37は、電力変換スイッチング素子に相
当するIGBT37aおよび37bを直列接続してなる
ものであり(いわゆるハーフブリッジ回路)、IGBT
37aおよび37bには還流ダイオード37cおよび3
7dが逆並列に接続されている。
側にはインバータ主回路37が接続されている。このイ
ンバータ主回路37は、電力変換スイッチング素子に相
当するIGBT37aおよび37bを直列接続してなる
ものであり(いわゆるハーフブリッジ回路)、IGBT
37aおよび37bには還流ダイオード37cおよび3
7dが逆並列に接続されている。
【0037】IGBT37aおよび37bの直列接続点
には、単相100V交流電源に相当する変圧器の二次コ
イル38の電源ライン38a(出力ラインに相当する)
が接続され、昇圧コンデンサ26aおよび26bの直列
接続点には二次コイル38の電源ライン38b(出力ラ
インに相当する)が接続されており、一方のIGBT3
7aがオンされると、一方の昇圧コンデンサ26aに蓄
えられた電荷がIGBT37a,電源ライン38a,二
次コイル38,電源ライン38bを通して流れる。ま
た、他方のIGBT37bがオンされると、他方の昇圧
コンデンサ26bに蓄えられた電荷が電源ライン38
b,二次コイル38,電源ライン38a,IGBT37
bを通して流れる。尚、アース38cは、浮遊コンデン
サC分を昇圧コンデンサ26bに充電するためのもので
ある。
には、単相100V交流電源に相当する変圧器の二次コ
イル38の電源ライン38a(出力ラインに相当する)
が接続され、昇圧コンデンサ26aおよび26bの直列
接続点には二次コイル38の電源ライン38b(出力ラ
インに相当する)が接続されており、一方のIGBT3
7aがオンされると、一方の昇圧コンデンサ26aに蓄
えられた電荷がIGBT37a,電源ライン38a,二
次コイル38,電源ライン38bを通して流れる。ま
た、他方のIGBT37bがオンされると、他方の昇圧
コンデンサ26bに蓄えられた電荷が電源ライン38
b,二次コイル38,電源ライン38a,IGBT37
bを通して流れる。尚、アース38cは、浮遊コンデン
サC分を昇圧コンデンサ26bに充電するためのもので
ある。
【0038】電源ライン38aおよび38bにはフィル
タ回路39が接続されている。このフィルタ回路39
は、電源ライン38aに介在されたリアクトル39a
と、電源ライン38aおよび38b間に接続されたコン
デンサ39bとから構成されたものであり、IGBT3
7aおよび37bのスィッチング制御時に生じる高調波
をインバータ出力から除去する。
タ回路39が接続されている。このフィルタ回路39
は、電源ライン38aに介在されたリアクトル39a
と、電源ライン38aおよび38b間に接続されたコン
デンサ39bとから構成されたものであり、IGBT3
7aおよび37bのスィッチング制御時に生じる高調波
をインバータ出力から除去する。
【0039】レベル検出回路40は、電圧検出器30か
らの電圧検出信号をインバータ起動用の基準レベルと比
較し、電圧検出器30からの電圧検出信号が基準レベル
に達した場合にコンタクタ駆動信号を出力するものであ
り、このコンタクタ駆動信号は、タイムディレイ回路4
1を通してコンタクタ42のコイル42aに与えられ
る。
らの電圧検出信号をインバータ起動用の基準レベルと比
較し、電圧検出器30からの電圧検出信号が基準レベル
に達した場合にコンタクタ駆動信号を出力するものであ
り、このコンタクタ駆動信号は、タイムディレイ回路4
1を通してコンタクタ42のコイル42aに与えられ
る。
【0040】二次コイル38の電源ライン38bには抵
抗43が介在されている。この抵抗43は、対地アース
に対する浮游コンデンサC分がアース38c側に過渡的
に流れ、二次コイル38側に設けられた漏電検出器(図
示せず)が誤動作するのを防止するためのものであり、
昇圧コンデンサ26bの充電電流を抑制する機能を有し
ている。
抗43が介在されている。この抵抗43は、対地アース
に対する浮游コンデンサC分がアース38c側に過渡的
に流れ、二次コイル38側に設けられた漏電検出器(図
示せず)が誤動作するのを防止するためのものであり、
昇圧コンデンサ26bの充電電流を抑制する機能を有し
ている。
【0041】抵抗43にはコンタクタ42の接点42b
が並列接続され、電源ライン38aにはコンタクタ42
の接点42cが介在されており、昇圧コンデンサ26a
および26bが正規に昇圧され、タイムディレイ回路4
1からコンタクタ42のコイル42aに駆動信号が出力
されると、コイル42aが励磁され、接点42bおよび
42cが閉成状態に切換わる。これにより、抵抗43の
両端が短絡され、接点42bおよび42cを通して二次
コイル38にインバータ出力が与えられる。
が並列接続され、電源ライン38aにはコンタクタ42
の接点42cが介在されており、昇圧コンデンサ26a
および26bが正規に昇圧され、タイムディレイ回路4
1からコンタクタ42のコイル42aに駆動信号が出力
されると、コイル42aが励磁され、接点42bおよび
42cが閉成状態に切換わる。これにより、抵抗43の
両端が短絡され、接点42bおよび42cを通して二次
コイル38にインバータ出力が与えられる。
【0042】MPPT制御回路44は、最大電力点制御
により出力が最大となる点を選択して直流出力電流基準
を生成するものであり、MPPT制御回路44により生
成された直流出力電流基準は掛算回路45に出力され
る。また、電圧検出器46は、二次コイル38の両端電
圧を検出して掛算回路45に出力するものであり、掛算
回路45は、MPPT制御回路44からの直流出力電流
基準と電圧検出器46からの電圧検出信号とを掛算する
ことに基づいて交流電流基準を生成し、電流制御回路4
7に出力する。
により出力が最大となる点を選択して直流出力電流基準
を生成するものであり、MPPT制御回路44により生
成された直流出力電流基準は掛算回路45に出力され
る。また、電圧検出器46は、二次コイル38の両端電
圧を検出して掛算回路45に出力するものであり、掛算
回路45は、MPPT制御回路44からの直流出力電流
基準と電圧検出器46からの電圧検出信号とを掛算する
ことに基づいて交流電流基準を生成し、電流制御回路4
7に出力する。
【0043】昇圧コンデンサ26aおよび26bの両端
には、抵抗48aおよび48bが直列接続されており、
電圧検出器49は、昇圧コンデンサ26aおよび26b
の直列電圧を「1/2」に分圧した値と、昇圧コンデン
サ26aおよび26bの中点電位との差電圧(=偏差)
を検出し、電流制御回路47に出力する。尚、電圧検出
器49は偏差検出手段に相当するものである。
には、抵抗48aおよび48bが直列接続されており、
電圧検出器49は、昇圧コンデンサ26aおよび26b
の直列電圧を「1/2」に分圧した値と、昇圧コンデン
サ26aおよび26bの中点電位との差電圧(=偏差)
を検出し、電流制御回路47に出力する。尚、電圧検出
器49は偏差検出手段に相当するものである。
【0044】電流検出器50は、電源ライン38bに流
れる電流を検出して電流制御回路47に出力するもので
あり、電流制御回路47は、電流検出器50からの電流
検出信号と、電圧検出器49からの偏差検出信号と、掛
算回路45からの交流電流基準とに基づいて正弦波状の
変調波基準を生成し、PWM制御回路51に出力する。
尚、電流検出器50は電流検出手段に相当するものであ
り、ホール素子により構成されている。
れる電流を検出して電流制御回路47に出力するもので
あり、電流制御回路47は、電流検出器50からの電流
検出信号と、電圧検出器49からの偏差検出信号と、掛
算回路45からの交流電流基準とに基づいて正弦波状の
変調波基準を生成し、PWM制御回路51に出力する。
尚、電流検出器50は電流検出手段に相当するものであ
り、ホール素子により構成されている。
【0045】PWM制御回路51は、電流制御回路47
からの変調波基準と三角波発生回路(図示せず)からの
三角波信号とを比較することに基づいてPWM信号を生
成するものであり、このPWM信号に基づいてIGBT
37aおよび37bをスイッチング制御することに伴
い、インバータ主回路37からの出力電流を交流電流基
準と一致させる。
からの変調波基準と三角波発生回路(図示せず)からの
三角波信号とを比較することに基づいてPWM信号を生
成するものであり、このPWM信号に基づいてIGBT
37aおよび37bをスイッチング制御することに伴
い、インバータ主回路37からの出力電流を交流電流基
準と一致させる。
【0046】尚、PWM制御回路51は制御手段に相当
するものである。また、符号52は、電圧検出器30,
電圧制御回路31,電流制御回路33,ピーク検出回路
35,PWM制御回路36,三角波発生回路,レベル検
出回路40,タイムディレイ回路41,コンタクタ4
2,MPPT制御回路44,掛算回路45,電圧検出器
46,電流制御回路47,電圧検出器49,PWM制御
回路51,三角波発生回路から構成された制御回路を示
している。
するものである。また、符号52は、電圧検出器30,
電圧制御回路31,電流制御回路33,ピーク検出回路
35,PWM制御回路36,三角波発生回路,レベル検
出回路40,タイムディレイ回路41,コンタクタ4
2,MPPT制御回路44,掛算回路45,電圧検出器
46,電流制御回路47,電圧検出器49,PWM制御
回路51,三角波発生回路から構成された制御回路を示
している。
【0047】上記実施例によれば、FET24をリアク
トル21のタップ21dに接続した。このため、FET
24に印加される電圧が小さくなり、耐電圧が小さいF
ET24を選定することが可能になるので、FET24
での導通損失およびスイッチング損失が減少し、昇圧比
が高まる。しかも、昇圧比を決定するための変圧器が不
要になり、部品点数が抑えられるので、構成が簡素化さ
れる。以下、FET24の印加電圧が小さくなる理由を
図3に基づいて説明する。
トル21のタップ21dに接続した。このため、FET
24に印加される電圧が小さくなり、耐電圧が小さいF
ET24を選定することが可能になるので、FET24
での導通損失およびスイッチング損失が減少し、昇圧比
が高まる。しかも、昇圧比を決定するための変圧器が不
要になり、部品点数が抑えられるので、構成が簡素化さ
れる。以下、FET24の印加電圧が小さくなる理由を
図3に基づいて説明する。
【0048】FET24に印加される電圧をEa,FE
T24のオン時間をTon,FET24のオフ時間をTof
f とすると、電圧をE1 からE2 に昇圧させる場合には
下記(1)および(2)式が成立する。但し、n1 はタ
ップコイル21a1の巻数,n2 はタップコイル21a2の
巻数である。 E1 =Ea・Ton/Ton+Toff ……(1) Ea={(E2 −E1 )n1 /n1 +n2 }+E1 ……(2)
T24のオン時間をTon,FET24のオフ時間をTof
f とすると、電圧をE1 からE2 に昇圧させる場合には
下記(1)および(2)式が成立する。但し、n1 はタ
ップコイル21a1の巻数,n2 はタップコイル21a2の
巻数である。 E1 =Ea・Ton/Ton+Toff ……(1) Ea={(E2 −E1 )n1 /n1 +n2 }+E1 ……(2)
【0049】ここで、FET24のスイッチング制御が
一定タイミングで行われるとすると、下記(3)式が成
立する。この(3)式を(1)式に代入して整理する
と、下記(4)式が成立する。 Ton+Toff =k(cost) ……(3) Ea=E1 ・k/Ton ={(E2 −E1 )n1 /n1 +n2 }+E1 ……(4)
一定タイミングで行われるとすると、下記(3)式が成
立する。この(3)式を(1)式に代入して整理する
と、下記(4)式が成立する。 Ton+Toff =k(cost) ……(3) Ea=E1 ・k/Ton ={(E2 −E1 )n1 /n1 +n2 }+E1 ……(4)
【0050】(4)式に、例えばE1 =50(V),E
2 =350(V),n2 /n1 =4/1を代入すると、
下記(5)式が成立する。従って、耐圧が150〜20
0Vと低いFET24を選定することが可能になる。 Ea={(350−50)・1/1+4}+50 ={300・1/5}+50 =110(V) ……(5)
2 =350(V),n2 /n1 =4/1を代入すると、
下記(5)式が成立する。従って、耐圧が150〜20
0Vと低いFET24を選定することが可能になる。 Ea={(350−50)・1/1+4}+50 ={300・1/5}+50 =110(V) ……(5)
【0051】また、昇圧コンデンサ26aおよび26b
を直列に接続すると共に、一方のIGBT37aのオン
時には、一方の昇圧コンデンサ26aからIGBT37
aを通して電流を流し、他方のIGBT37bのオン時
には、他方の昇圧コンデンサ26bからIGBT37b
を通して電流を流した。このため、昇圧コンデンサ26
aおよび26bに等しく充電された電荷が半サイクル毎
に等しく放電されるようになるので、インバータ出力の
直流分が極力低減される。特に本実施例では、昇圧コン
デンサ26aおよび26bの直列接続点を二次コイル3
8のアース38c側に接続したので、太陽電池22の電
位変動が防止され、EMIノイズが低減される利点もあ
る。
を直列に接続すると共に、一方のIGBT37aのオン
時には、一方の昇圧コンデンサ26aからIGBT37
aを通して電流を流し、他方のIGBT37bのオン時
には、他方の昇圧コンデンサ26bからIGBT37b
を通して電流を流した。このため、昇圧コンデンサ26
aおよび26bに等しく充電された電荷が半サイクル毎
に等しく放電されるようになるので、インバータ出力の
直流分が極力低減される。特に本実施例では、昇圧コン
デンサ26aおよび26bの直列接続点を二次コイル3
8のアース38c側に接続したので、太陽電池22の電
位変動が防止され、EMIノイズが低減される利点もあ
る。
【0052】ところで、リアクトル21にリーケージイ
ンダクタンスLa1分が存在するので、FET24に高電
圧が印加される虞れがある。従って、一層の安全化を図
るためには、図3に示すように、クランプダイオードD
を接続し、電圧をE2 にクランプすることが考えられ
る。しかしながら、この構成の場合、350V程度に耐
えることができる耐圧が高い(500〜600V)FE
T24を選定する必要が生じる。
ンダクタンスLa1分が存在するので、FET24に高電
圧が印加される虞れがある。従って、一層の安全化を図
るためには、図3に示すように、クランプダイオードD
を接続し、電圧をE2 にクランプすることが考えられ
る。しかしながら、この構成の場合、350V程度に耐
えることができる耐圧が高い(500〜600V)FE
T24を選定する必要が生じる。
【0053】これに対して本実施例では、ダイオード2
5aおよびコンデンサ25bからなすスナバ回路25を
FET24に接続し、FET24の電圧分担を低下させ
た上、二次コイル21bの電圧を利用してスナバ回路2
5のコンデンサ25bから補助コンデンサ27に電荷を
移動させ、二次コイル21bおよび三次コイル21cの
電圧を利用して補助コンデンサ27から昇圧コンデンサ
26aおよび26bに電荷を移動させた。このため、F
ET24の耐圧を上げることなく、リアクトル21のリ
ーケージインダクタンスLa1分に対応できる。しかも、
エネルギーが有効利用される上、FET24のソフトス
イッチング化が達成されるので、FET24での損失が
一層低減される。
5aおよびコンデンサ25bからなすスナバ回路25を
FET24に接続し、FET24の電圧分担を低下させ
た上、二次コイル21bの電圧を利用してスナバ回路2
5のコンデンサ25bから補助コンデンサ27に電荷を
移動させ、二次コイル21bおよび三次コイル21cの
電圧を利用して補助コンデンサ27から昇圧コンデンサ
26aおよび26bに電荷を移動させた。このため、F
ET24の耐圧を上げることなく、リアクトル21のリ
ーケージインダクタンスLa1分に対応できる。しかも、
エネルギーが有効利用される上、FET24のソフトス
イッチング化が達成されるので、FET24での損失が
一層低減される。
【0054】また、補助コンデサ27にリアクトル分
(リーケージインダクタンスLb)を直列に接続したの
で、スナバ回路25のコンデンサ25bから補助コンデ
ンサ27に電荷を移動させるにあたって、ピーク電流が
抑制される上、共振作用が起るので、電荷の移動が迅速
に行われる。
(リーケージインダクタンスLb)を直列に接続したの
で、スナバ回路25のコンデンサ25bから補助コンデ
ンサ27に電荷を移動させるにあたって、ピーク電流が
抑制される上、共振作用が起るので、電荷の移動が迅速
に行われる。
【0055】また、昇圧コンデンサ26aおよび26b
の中点電位の偏差を電圧検出器41により測定し、この
測定結果が「0」になるようにIGBT37aおよび3
7bをスイッチング制御した。このため、コンデンサ容
量が大きい場合でも、昇圧コンデンサ26aおよび26
bの電圧が等しくなるので、過渡的に直流分が流出する
ことが防止される。
の中点電位の偏差を電圧検出器41により測定し、この
測定結果が「0」になるようにIGBT37aおよび3
7bをスイッチング制御した。このため、コンデンサ容
量が大きい場合でも、昇圧コンデンサ26aおよび26
bの電圧が等しくなるので、過渡的に直流分が流出する
ことが防止される。
【0056】また、太陽電池22の浮遊コンデンサC分
を抵抗43により充電し、抵抗43により昇圧コンデン
サ26bの充電電流を抑制した。そして、昇圧コンデン
サ26aおよび26bが正規に昇圧したことをレベル検
出回路40により検出した後、コンタクタ42の接点4
2bおよび42cを閉成することに伴い、抵抗43の両
端を短絡して正常運転を行った。このため、浮遊コンデ
ンサC分を昇圧コンデンサ26bに充電するアース38
c側に過渡的に漏電電流が流れ、変圧器の漏電検出器が
誤動作することが防止される。尚、特に直流電源として
太陽電池22を利用した場合には、浮遊コンデンサCの
容量が大きくなる(数μF程度)事情があるので、漏電
電流の抑制の点で有利になる。
を抵抗43により充電し、抵抗43により昇圧コンデン
サ26bの充電電流を抑制した。そして、昇圧コンデン
サ26aおよび26bが正規に昇圧したことをレベル検
出回路40により検出した後、コンタクタ42の接点4
2bおよび42cを閉成することに伴い、抵抗43の両
端を短絡して正常運転を行った。このため、浮遊コンデ
ンサC分を昇圧コンデンサ26bに充電するアース38
c側に過渡的に漏電電流が流れ、変圧器の漏電検出器が
誤動作することが防止される。尚、特に直流電源として
太陽電池22を利用した場合には、浮遊コンデンサCの
容量が大きくなる(数μF程度)事情があるので、漏電
電流の抑制の点で有利になる。
【0057】次に本発明の第2実施例を図4に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。抵抗48aおよび48bの直列
接続点と、昇圧コンデンサ26aおよび26bの直列接
続点との間には、フォトカプラ53のフォトダイオード
53aが接続されている。そして、このフォトダイオー
ド53aには、別のフォトカプラ54のフォトダイオー
ド54aが逆並列に接続されており、一方の昇圧コンデ
ンサ26aの放電時にはフォトダイオード53aに電流
が流れ、他方の昇圧コンデンサ26bの放電時にはフォ
トダイオード54aに電流が流れる。
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。抵抗48aおよび48bの直列
接続点と、昇圧コンデンサ26aおよび26bの直列接
続点との間には、フォトカプラ53のフォトダイオード
53aが接続されている。そして、このフォトダイオー
ド53aには、別のフォトカプラ54のフォトダイオー
ド54aが逆並列に接続されており、一方の昇圧コンデ
ンサ26aの放電時にはフォトダイオード53aに電流
が流れ、他方の昇圧コンデンサ26bの放電時にはフォ
トダイオード54aに電流が流れる。
【0058】フォトカプラ53のフォトトランジスタ5
3bおよびフォトカプラ54のフォトトランジスタ54
bは直列接続されており、昇圧コンデンサ26aの放電
時にはフォトダイオード53aに電流が流れるので、フ
ォトトランジスタ53bのオンに伴い、抵抗55を通し
て電流制御回路47にプラスの極性の電流検出信号が入
力される。また、昇圧コンデンサ26bの放電時には、
フォトダイオード54aに電流が流れるので、フォトト
ランジスタ54bのオンに伴い、抵抗55を通して電流
制御回路47にマイナスの極性の電流検出信号が入力さ
れる。尚、符号56は、フォトカプラ53および54,
抵抗55から構成される偏差検出回路(偏差検出手段に
相当する)を示している。
3bおよびフォトカプラ54のフォトトランジスタ54
bは直列接続されており、昇圧コンデンサ26aの放電
時にはフォトダイオード53aに電流が流れるので、フ
ォトトランジスタ53bのオンに伴い、抵抗55を通し
て電流制御回路47にプラスの極性の電流検出信号が入
力される。また、昇圧コンデンサ26bの放電時には、
フォトダイオード54aに電流が流れるので、フォトト
ランジスタ54bのオンに伴い、抵抗55を通して電流
制御回路47にマイナスの極性の電流検出信号が入力さ
れる。尚、符号56は、フォトカプラ53および54,
抵抗55から構成される偏差検出回路(偏差検出手段に
相当する)を示している。
【0059】電流制御回路47は、偏差検出回路56か
らの電流検出信号の差分を演算することに伴い、昇圧コ
ンデンサ26aおよび26bの中点電位の偏差を検出
し、この偏差を「0」にする変調波基準を生成してPW
M制御回路51に出力する。従って、PWM制御回路5
1からのPWM信号に基づいて昇圧コンデンサ26aお
よび26bの電圧がバランス制御されるので、直流分の
過渡的な流出が防止される。
らの電流検出信号の差分を演算することに伴い、昇圧コ
ンデンサ26aおよび26bの中点電位の偏差を検出
し、この偏差を「0」にする変調波基準を生成してPW
M制御回路51に出力する。従って、PWM制御回路5
1からのPWM信号に基づいて昇圧コンデンサ26aお
よび26bの電圧がバランス制御されるので、直流分の
過渡的な流出が防止される。
【0060】上記実施例によれば、昇圧コンデンサ26
aおよび26bの中点電位の偏差をフォトカプラ53お
よび54からの出力信号に基づいて検出したので、偏差
検出回路56の絶縁性能が向上する。
aおよび26bの中点電位の偏差をフォトカプラ53お
よび54からの出力信号に基づいて検出したので、偏差
検出回路56の絶縁性能が向上する。
【0061】次に本発明の第3実施例を図5に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。スナバ回路25のコンデンサ2
5bには、DC/DCコンバータ57が並列接続されて
いる。このDC/DCコンバータ57は、入力電源を制
御回路52の制御電源に変換するものであり、FET2
4のオン時には、コンデンサ25bの電荷がDC/DC
コンバータ57に入力される。
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。スナバ回路25のコンデンサ2
5bには、DC/DCコンバータ57が並列接続されて
いる。このDC/DCコンバータ57は、入力電源を制
御回路52の制御電源に変換するものであり、FET2
4のオン時には、コンデンサ25bの電荷がDC/DC
コンバータ57に入力される。
【0062】上記実施例によれば、スナバ回路25のコ
ンデンサ25bに蓄えた電荷を制御回路52の制御電源
として利用したので、エネルギーが有効利用される。し
かも、リーケージインダクタンスLa1分がスナバ回路2
5に分担されるので、FET24の耐圧を上げることな
く、リーケージインダクタンスLa1分に対応できる。し
かも、FET24のソフトスイッチング化が達成される
ので、損失が一層低減される。
ンデンサ25bに蓄えた電荷を制御回路52の制御電源
として利用したので、エネルギーが有効利用される。し
かも、リーケージインダクタンスLa1分がスナバ回路2
5に分担されるので、FET24の耐圧を上げることな
く、リーケージインダクタンスLa1分に対応できる。し
かも、FET24のソフトスイッチング化が達成される
ので、損失が一層低減される。
【0063】次に本発明の第4実施例を図6に基づいて
説明する。尚、上記第3実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。スナバ回路25とDC/DCコ
ンバータ57との間には放電回路58が接続されてい
る。この放電回路58は放電手段に相当するものであ
り、抵抗58a,トランジスタ58b,定電圧ダイオー
ド58c,安定化抵抗58dから構成されている。
説明する。尚、上記第3実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。スナバ回路25とDC/DCコ
ンバータ57との間には放電回路58が接続されてい
る。この放電回路58は放電手段に相当するものであ
り、抵抗58a,トランジスタ58b,定電圧ダイオー
ド58c,安定化抵抗58dから構成されている。
【0064】上記実施例によれば、過負荷状態等に伴っ
て大きな電流が流れ、コンデンサ25bの充電電荷がD
C/DCコンバータ57の消費電荷以上になると、定電
圧ダイオード58cを通して電流が流れ、トランジスタ
58bのベースに駆動電源が供給される。すると、トラ
ンジスタ58bがオンされ、抵抗58aおよびトランジ
スタ58bを通して電流が流れ、電流が抵抗58aで消
費されるので、コンデンサ25bの電圧過上昇が防止さ
れる。
て大きな電流が流れ、コンデンサ25bの充電電荷がD
C/DCコンバータ57の消費電荷以上になると、定電
圧ダイオード58cを通して電流が流れ、トランジスタ
58bのベースに駆動電源が供給される。すると、トラ
ンジスタ58bがオンされ、抵抗58aおよびトランジ
スタ58bを通して電流が流れ、電流が抵抗58aで消
費されるので、コンデンサ25bの電圧過上昇が防止さ
れる。
【0065】次に本発明の第5実施例を図7に基づいて
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。電流検出器34と電流制御回路
33との間には、ゲイン調整手段に相当するゲイン調整
回路59が接続されている。このゲイン調整回路59
は、演算増幅器59aおよび59b,抵抗59c〜59
e,スイッチ59fから構成されたものであり、演算増
幅器59aには電流検出器34からの電流検出信号が入
力される。尚、(c)は、演算増幅器59aからの出力
信号Vaを示すものである。
説明する。尚、上記第1実施例と同一の部材については
同一の符号を付して説明を省略し、以下、異なる部材に
ついてのみ説明を行う。電流検出器34と電流制御回路
33との間には、ゲイン調整手段に相当するゲイン調整
回路59が接続されている。このゲイン調整回路59
は、演算増幅器59aおよび59b,抵抗59c〜59
e,スイッチ59fから構成されたものであり、演算増
幅器59aには電流検出器34からの電流検出信号が入
力される。尚、(c)は、演算増幅器59aからの出力
信号Vaを示すものである。
【0066】スイッチ59fは、PWM制御回路36か
らのPWM信号に基づいてオンオフ制御されるものであ
り、PWM信号がオフされている場合にはスイッチ59
fがオフされ、演算増幅器59aからの出力信号Vaが
抵抗59cを通して演算増幅器59bに入力される。ま
た、PWM信号がオンされている場合にはスイッチ59
fがオンされ、演算増幅器59aからの出力信号Vaが
抵抗59cおよび59dを通して演算増幅器59bに入
力される。尚、(b)は、PWM制御回路36からのP
WM信号を示すものである。
らのPWM信号に基づいてオンオフ制御されるものであ
り、PWM信号がオフされている場合にはスイッチ59
fがオフされ、演算増幅器59aからの出力信号Vaが
抵抗59cを通して演算増幅器59bに入力される。ま
た、PWM信号がオンされている場合にはスイッチ59
fがオンされ、演算増幅器59aからの出力信号Vaが
抵抗59cおよび59dを通して演算増幅器59bに入
力される。尚、(b)は、PWM制御回路36からのP
WM信号を示すものである。
【0067】上記実施例によれば、スイッチ59fのオ
フ時には、ゲイン調整回路59のゲイン(抵抗59e)
が高くなり、スイッチ59fのオン時には、ゲイン調整
回路59のゲイン(抵抗59e,59d)が低くなる。
このため、(d)に示すように、演算増幅回路59bか
らの出力信号のリプルが小さくなり、FET24のオン
オフに影響されない安定した電流検出信号Vbが得られ
るので、電流制御回路33による基準の作成を行い易く
なる。
フ時には、ゲイン調整回路59のゲイン(抵抗59e)
が高くなり、スイッチ59fのオン時には、ゲイン調整
回路59のゲイン(抵抗59e,59d)が低くなる。
このため、(d)に示すように、演算増幅回路59bか
らの出力信号のリプルが小さくなり、FET24のオン
オフに影響されない安定した電流検出信号Vbが得られ
るので、電流制御回路33による基準の作成を行い易く
なる。
【0068】尚、上記第5実施例においては、スイッチ
59fをPWM信号に基づいてオンオフ制御したが、こ
れに限定されるものではなく、例えばFET24の両端
電圧あるいは一次コイル21aの両端電圧に基づいてオ
ンオフ制御しても良い。
59fをPWM信号に基づいてオンオフ制御したが、こ
れに限定されるものではなく、例えばFET24の両端
電圧あるいは一次コイル21aの両端電圧に基づいてオ
ンオフ制御しても良い。
【0069】また、上記第1,第2,第5実施例におい
ては、リアクトル分として二次コイル21bのリーケー
ジインダクタンスLbを例示したが、これに限定される
ものではなく、例えばリアクトル分が不足するようであ
れば、補助コイル27にリアクトルを直列接続し、スナ
バ回路25から補助コンデンサ27への電荷移動速度を
リーケージインダクタンスLbおよびリアクトルの双方
で調整しても良い。
ては、リアクトル分として二次コイル21bのリーケー
ジインダクタンスLbを例示したが、これに限定される
ものではなく、例えばリアクトル分が不足するようであ
れば、補助コイル27にリアクトルを直列接続し、スナ
バ回路25から補助コンデンサ27への電荷移動速度を
リーケージインダクタンスLbおよびリアクトルの双方
で調整しても良い。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電力変換装置は次の効果を奏する。請求項1記載の手
段によれば、昇圧スイッチング素子をリアクトルのタッ
プに接続した。このため、耐電圧が小さい昇圧スイッチ
ング素子を選定することが可能になるので、昇圧比が高
まる。しかも、昇圧比を決定するための変圧器が不要に
なるので、構成が簡素になる。さらに、両昇圧コンデン
サを直列接続すると共に、両昇圧コンデンサからの放電
電荷をハーフブリッジ回路により交流に変換したので、
インバータ出力の直流分が極力低減される。
の電力変換装置は次の効果を奏する。請求項1記載の手
段によれば、昇圧スイッチング素子をリアクトルのタッ
プに接続した。このため、耐電圧が小さい昇圧スイッチ
ング素子を選定することが可能になるので、昇圧比が高
まる。しかも、昇圧比を決定するための変圧器が不要に
なるので、構成が簡素になる。さらに、両昇圧コンデン
サを直列接続すると共に、両昇圧コンデンサからの放電
電荷をハーフブリッジ回路により交流に変換したので、
インバータ出力の直流分が極力低減される。
【0071】請求項2記載の手段によれば、昇圧スイッ
チング素子にスナバ回路を接続し、リアクトルのリーケ
ージインダクタンス分をスナバ回路に分担させた上、ス
ナバ回路から補助コンデンサを介して昇圧コンデンサに
電荷を移動させた。このため、昇圧スイッチング素子の
耐圧を上げることなく、リアクトルのリーケージインダ
クタンスに対応できる。しかも、昇圧スイッチング素子
のソフトスイッチング化が達成されるので、損失が一層
低減される。請求項3記載の手段によれば、補助コンデ
サにリアクトル分を接続したので、スナバ回路から補助
コンデンサへの電荷の移動が迅速に行われる。
チング素子にスナバ回路を接続し、リアクトルのリーケ
ージインダクタンス分をスナバ回路に分担させた上、ス
ナバ回路から補助コンデンサを介して昇圧コンデンサに
電荷を移動させた。このため、昇圧スイッチング素子の
耐圧を上げることなく、リアクトルのリーケージインダ
クタンスに対応できる。しかも、昇圧スイッチング素子
のソフトスイッチング化が達成されるので、損失が一層
低減される。請求項3記載の手段によれば、補助コンデ
サにリアクトル分を接続したので、スナバ回路から補助
コンデンサへの電荷の移動が迅速に行われる。
【0072】請求項4記載の手段によれば、一次コイル
からの電荷を制御電源としてスナバ回路に蓄えたので、
エネルギーが有効利用される。しかも、リアクトルのリ
ーケージインダクタンス分がスナバ回路に分担されるの
で、昇圧スイッチング素子の耐圧を上げることなく、リ
ーケージインダクタンス分に対応できる。しかも、昇圧
スイッチング素子のソフトスイッチング化が達成される
ので、損失が一層低減される。請求項5記載の手段によ
れば、電圧が所定値以上になったときにスナバ回路を放
電させたので、スナバ回路の電圧過上昇が防止される。
からの電荷を制御電源としてスナバ回路に蓄えたので、
エネルギーが有効利用される。しかも、リアクトルのリ
ーケージインダクタンス分がスナバ回路に分担されるの
で、昇圧スイッチング素子の耐圧を上げることなく、リ
ーケージインダクタンス分に対応できる。しかも、昇圧
スイッチング素子のソフトスイッチング化が達成される
ので、損失が一層低減される。請求項5記載の手段によ
れば、電圧が所定値以上になったときにスナバ回路を放
電させたので、スナバ回路の電圧過上昇が防止される。
【0073】請求項6記載の手段によれば、両昇圧コン
デンサの中点電位の偏差に基づいて両電力変換スイッチ
ング素子をスイッチング制御した。このため、コンデン
サ容量が大きい場合でも両昇圧コンデンサの電圧を等し
くできるので、過渡的に直流分が流出することが防止さ
れる。請求項7記載の手段によれば、両昇圧コンデンサ
の中点電位の偏差をフォトカプラからの出力信号に基づ
いて検出したので、偏差検出手段の絶縁性能が向上す
る。
デンサの中点電位の偏差に基づいて両電力変換スイッチ
ング素子をスイッチング制御した。このため、コンデン
サ容量が大きい場合でも両昇圧コンデンサの電圧を等し
くできるので、過渡的に直流分が流出することが防止さ
れる。請求項7記載の手段によれば、両昇圧コンデンサ
の中点電位の偏差をフォトカプラからの出力信号に基づ
いて検出したので、偏差検出手段の絶縁性能が向上す
る。
【0074】請求項8記載の手段によれば、直流電源の
浮遊コンデンサ分を抵抗により充電した後、抵抗の両端
を短絡して正常運転を行ったので、浮遊コンデンサ分に
よる漏電電流が過渡的に流れることが防止される。請求
項9記載の手段によれば、昇圧スイッチング素子のオン
オフに基づいて電流検出信号のゲインを調整したので、
昇圧スイッチング素子のオンオフに影響されない安定し
た電流検出信号が得られる。
浮遊コンデンサ分を抵抗により充電した後、抵抗の両端
を短絡して正常運転を行ったので、浮遊コンデンサ分に
よる漏電電流が過渡的に流れることが防止される。請求
項9記載の手段によれば、昇圧スイッチング素子のオン
オフに基づいて電流検出信号のゲインを調整したので、
昇圧スイッチング素子のオンオフに影響されない安定し
た電流検出信号が得られる。
【図1】本発明の第1実施例を示す図(全体の回路構成
示す図)
示す図)
【図2】FETがスイッチング制御されたときの動作を
説明するための回路図
説明するための回路図
【図3】FETに印加される電圧が低下することを説明
するための図
するための図
【図4】本発明の第2実施例を示す図(偏差検出回路を
示す図)
示す図)
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第5実施例を示す図(aはゲイン調整
回路を示す回路図,bはPWM信号を示す波形図,cお
よびdは演算増幅器の出力信号を示す波形図)
回路を示す回路図,bはPWM信号を示す波形図,cお
よびdは演算増幅器の出力信号を示す波形図)
【図8】従来例を示す図1相当図
【図9】別の従来例を示す図1相当図
21はリアクトル、21aは一次コイル、21bは二次
コイル、21cは三次コイル、21dはタップ、22は
太陽電池(直流電源)、22aおよび22bは電源ライ
ン、24はFET(昇圧スイッチング素子)、25はス
ナバ回路、26aおよび26bは昇圧コンデンサ、27
は補助コンデンサ、37aおよび37bはIGBT(電
力変換スイッチング素子)、38aおよび38bは電源
ライン(出力ライン)、49は電圧検出器(偏差検出手
段)、43は抵抗、50は電流検出器(電流検出手
段)、51はPWM制御回路(制御手段)、52は制御
回路、53および54はフォトカプラ、56は偏差検出
回路(偏差検出手段)、58は放電回路(放電手段)、
59はゲイン調整回路(ゲイン調整手段)、Cは浮遊コ
ンデンサ、Lbはリーケージインダクタンス(リアクト
ル分)を示す。
コイル、21cは三次コイル、21dはタップ、22は
太陽電池(直流電源)、22aおよび22bは電源ライ
ン、24はFET(昇圧スイッチング素子)、25はス
ナバ回路、26aおよび26bは昇圧コンデンサ、27
は補助コンデンサ、37aおよび37bはIGBT(電
力変換スイッチング素子)、38aおよび38bは電源
ライン(出力ライン)、49は電圧検出器(偏差検出手
段)、43は抵抗、50は電流検出器(電流検出手
段)、51はPWM制御回路(制御手段)、52は制御
回路、53および54はフォトカプラ、56は偏差検出
回路(偏差検出手段)、58は放電回路(放電手段)、
59はゲイン調整回路(ゲイン調整手段)、Cは浮遊コ
ンデンサ、Lbはリーケージインダクタンス(リアクト
ル分)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秦野 幸彦 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内
Claims (9)
- 【請求項1】 直流電源の一方の電源ラインに介在さ
れ、タップを有するリアクトルと、 前記直流電源の他方の電源ラインと前記リアクトルのタ
ップとの間に接続された昇圧スイッチング素子と、 前記直流電源の両電源ライン間に直列接続され、前記昇
圧スイッチング素子のオフ時に前記リアクトルからの電
荷を蓄える一対の昇圧コンデンサと、 これら両昇圧コンデンサの出力側に直列接続された一対
の電力変換スイッチング素子とを備え、 これら両電力変換スイッチング素子がスイッチング制御
されることに伴い、両電力変換スイッチング素子の直列
接続点および両昇圧コンデンサの直列接続点から交流電
源が出力されることを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項2】 リアクトルは、直流電源の一方の電源ラ
インに介在されたタップ付き一次コイルに加えて、二次
コイルおよび三次コイルを有し、 昇圧スイッチング素子には、昇圧スイッチング素子のオ
フ時に前記一次コイルからの電荷を蓄えるスナバ回路が
接続され、 前記二次コイルおよび前記三次コイルは、補助コンデン
サを介して直列接続され、 前記昇圧スイッチング素子のオン時には、前記スナバ回
路から前記補助コイルに電荷が与えられ、 前記昇圧スイッチング素子のオフ時には、前記補助コン
デンサから前記三次コイルを通して昇圧コンデンサに電
荷が与えられることを特徴とする請求項1記載の電力変
換装置。 - 【請求項3】 補助コンデンサには、リアクトル分が直
列接続されていることを特徴とする請求項2記載の電力
変換装置。 - 【請求項4】 昇圧スイッチング素子のオフ時にリアク
トルからの電荷を制御電源として蓄えるスナバ回路を備
えたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 【請求項5】 スナバ回路の電圧が所定値以上になった
ときにスナバ回路を放電させる放電手段を備えたことを
特徴とする請求項4記載の電力変換装置。 - 【請求項6】 両昇圧コンデンサの中点電位の偏差を検
出する偏差検出手段と、 この偏差検出手段の検出結果に基づいて両電力変換スイ
ッチング素子をスイッチング制御する制御手段とを備え
たことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 【請求項7】 偏差検出手段は、昇圧コンデンサに応じ
た極性の検出信号を出力する一対のフォトカプラを有し
ていることを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。 - 【請求項8】 交流電源の出力ラインに介在され、直流
電源の浮遊コンデンサ分を蓄える抵抗と、 昇圧コンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、 この電圧検出手段の検出結果が所定値に達することに伴
い、前記抵抗の両端を短絡して正常運転を行う制御手段
とを備えたことを特徴とする請求項1記載の電力変換装
置。 - 【請求項9】 直流電源の電源ラインに流れる電流を検
出する電流検出手段と、 この電流検出手段から出力される電流検出信号のゲイン
を昇圧スイッチング素子のオンオフに基づいて調整する
ゲイン調整手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
載の電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146575A JPH10337044A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146575A JPH10337044A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 電力変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337044A true JPH10337044A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15410804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9146575A Pending JPH10337044A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10337044A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005031959A1 (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Tama-Tlo, Ltd. | インバータ回路および光発電装置 |
WO2005031960A1 (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Tama-Tlo, Ltd. | インバータ回路 |
KR101187807B1 (ko) * | 2010-05-25 | 2012-10-05 | 정수만 | 수퍼캐패시터 용량을 최대로 이용하는 인버터 회로 |
-
1997
- 1997-06-04 JP JP9146575A patent/JPH10337044A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005031959A1 (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Tama-Tlo, Ltd. | インバータ回路および光発電装置 |
WO2005031960A1 (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Tama-Tlo, Ltd. | インバータ回路 |
KR101187807B1 (ko) * | 2010-05-25 | 2012-10-05 | 정수만 | 수퍼캐패시터 용량을 최대로 이용하는 인버터 회로 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8432710B2 (en) | Power conversion apparatus | |
US6917527B2 (en) | Switching power supply | |
JP6706811B2 (ja) | スナバ回路及びそれを用いた電力変換システム | |
JP3221828B2 (ja) | 電力変換方法及び電力変換装置 | |
US9487098B2 (en) | Power conversion apparatus | |
US9083259B2 (en) | Bridgeless power factor correction circuit with improved critical mode (CRM) operation | |
US9866135B2 (en) | Power conversion device including primary inverter, transformer, secondary converter | |
US9496790B2 (en) | Power conversion device | |
JP2018121473A (ja) | 電力変換装置 | |
US20240332979A1 (en) | Power conversion system including a second circuit being configured to control a current or power such that the current or the power is synchronized with power ripples caused by the ac power supply or the ac load | |
US20060013020A1 (en) | Dc converter | |
US10917004B2 (en) | Snubber circuit and power conversion system using same | |
JP2014079055A (ja) | 電源装置 | |
Uslu | Analysis, design, and implementation of a 5 kw zero voltage switching phase-shifted full-bridge dc/dc converter based power supply for arc welding machines | |
JPH10337044A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2001314081A (ja) | Ac−dcコンバータ | |
JP6954239B2 (ja) | 電力変換器及びモータシステム | |
JPH09121559A (ja) | インバータ装置 | |
KR20200142687A (ko) | Dc-dc 컨버터 및 전력 변환 제어 방법 | |
JP2001314086A (ja) | Ac−dcコンバータ | |
JP2019146411A (ja) | 昇圧コンバータ | |
WO2021079625A1 (ja) | 絶縁型dcdcコンバータ | |
JP6945166B2 (ja) | スナバ回路、及び電力変換システム | |
JP2000184710A (ja) | トランス絶縁型dc−dcコンバータ | |
JP2019180191A (ja) | スナバ回路、及び電力変換システム |