JPH10336208A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH10336208A
JPH10336208A JP9146990A JP14699097A JPH10336208A JP H10336208 A JPH10336208 A JP H10336208A JP 9146990 A JP9146990 A JP 9146990A JP 14699097 A JP14699097 A JP 14699097A JP H10336208 A JPH10336208 A JP H10336208A
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Tetsuo Senbon
哲男 千本
Kenichi Fukuniwa
健一 福庭
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は情報処理装置に関し、通信制御装置
の故障時に交換前の通信制御装置のアドレスと同一のア
ドレスでネットワークを運用可能にし、通信制御装置交
換時のネットワークの再立ち上げを最低限の時間、工数
で可能にする。 【解決手段】各通信制御装置のアドレス格納手段からア
ドレスを読み出し、そのアドレス(MACグローバルア
ドレス)を各通信制御装置の識別情報(#1、#2・・
・#N)と対応付けて記憶手段のアドレスリストに格納
しておき、アドレスリストのアドレスと通信制御装置の
アドレスとを比較し両者が不一致となった場合、アドレ
スリスト及び通信制御装置のアドレス格納手段に格納さ
れているアドレスの内、いずれか一方のアドレスを選択
し、自装置のアドレスとして使用可能に設定するアドレ
ス管理手段(CPU6の一部)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばイーサネッ
ト(ethernet)、ファイバディストリビューテッドデー
タインタフェース(FDDI)、トークンリング(Toke
nring )等を含むLAN(Local Area Network)のMA
C(Media Access Control)アドレス管理を行う情報処
理装置に関する。
【0002】特に本発明では、LAN制御装置内の不揮
発性メモリ(ROM)に装置固有のMACアドレス(M
ACグローバルアドレス)を保持している情報処理装置
において、LAN制御装置の故障等によるハードウェア
交換時のMACアドレス管理を十分に行うことが可能な
情報処理装置に関する。
【0003】
【従来の技術】以下、図面に基づいて従来例を説明す
る。 §1:システムの説明 図5は従来のシステム構成例である。このシステムはク
ライアント/サーバシステムを構成しており、1台のサ
ーバ装置1が、複数のネットワーク3を介してそれぞれ
複数のクライアント端末2と接続されている。この場
合、前記ネットワーク3はそれぞれ異なるLAN(Loca
l Area Network)を構成しており、各LANのネットワ
ーク3にそれぞれ複数のクライアント端末2が接続され
ている。
【0004】また、サーバ装置1には前記複数のネット
ワーク3に対応して設けられた複数のLAN制御装置4
が設けてあり、このLAN制御装置4の制御により前記
複数のクライアント端末2と通信を行うように構成され
ている。例えば、#1のLAN制御装置4は#1のネッ
トワーク3に接続され、#2のLAN制御装置4は#2
のネットワーク3に接続され、#NのLAN制御装置4
は#Nのネットワーク3に接続され、各ネットワーク毎
に伝送制御を行う。
【0005】なお、前記LAN制御装置4は、例えば、
LANアダプタ、或いはLANカードと呼ばれるもので
構成され、サーバ装置1に対して着脱可能に実装してあ
る。そして、前記LAN制御装置4の故障時には、故障
したLAN制御装置4のみを取り外して新しいLAN制
御装置4と交換できるようになっている。
【0006】§2:サーバ装置の説明・・・図6参照 図6は従来例におけるシステム導入時の装置説明図であ
る。前記システムに使用されているサーバ装置1は、例
えば、図6に示したような構成の情報処理装置(サーバ
用のコンピュータ)で構成されている。以下、この情報
処理装置について説明する。
【0007】図6に示したように、情報処理装置5には
中央処理装置(以下「CPU」と記す)6、記憶装置7
を設けると共に、ディスプレイ(表示装置)8、キーボ
ード9等が接続されている。また、前記情報処理装置5
には複数のLAN制御装置4が着脱可能に実装されてい
る。そして、前記各LAN制御装置4には、それぞれL
ANの制御を行うLAN制御部(LAN制御用の集積回
路)11と、MACアドレス等を格納するためのROM
(読み出し専用の不揮発性メモリ)12が設けてある。
【0008】前記MACアドレス(Media Access Contr
ol Address)は、ローカルエリアネットワーク(LA
N)のMAC副層で用いられる局、或いはノードを示す
アドレスである。また、前記MACアドレスには、MA
Cグローバルアドレス(MediaAccess Control Globally
Administered Address)、MACローカルアドレス(M
edia Access Control Locally Administered Address
)がある。
【0009】前記MACグローバルアドレスは、ISO
からの委託を受けたIEEE及び各LAN製品のメーカ
が管理して全世界で一意性を保証するMACアドレスで
ある。また、前記MACローカルアドレスは、LANの
システム毎に、そのシステム管理者がそのシステム内部
での一意性を保証するMACアドレスである。なお、以
下の説明では、前記MACグローバルアドレスを使用す
る場合について説明する。
【0010】システムの導入時に、各LAN制御装置4
のROM12内に、LANのMACグローバルアドレス
を格納しておく。例えば、#1のLAN制御装置4のR
OM12にはMACグローバルアドレス「AAAAAA
AAAAAA」を格納し、#2のLAN制御装置4のR
OM12にはMACグローバルアドレス「BBBBBB
BBBBBB」を格納し、以下、同様にして#NのLA
N制御装置4のROM12にはMACグローバルアドレ
ス「CCCCCCCCCCCC」を格納しておく。
【0011】そして、前記各LAN制御装置4はCPU
6の指示に基づき、それぞれ接続されたネットワーク3
の制御を行い、相手のクライアント端末2とデータ通信
を行うが、この場合、LAN制御部11がROM12に
格納されているMACグローバルアドレスを読み出して
ネットワークの伝送制御を行う。
【0012】§3:LAN制御装置4の交換時の説明・
・・図6、図7参照 図7は従来例におけるLAN制御装置交換後の装置説明
図である。前記のようにシステム導入時には図6に示し
たようにLAN制御装置4内のROM12にMACグロ
ーバルアドレスを格納しておき、このMACグローバル
アドレスを使用して通信を行うが、その後、何らかの原
因によりLAN制御装置4が故障することがある。この
ような場合、故障したLAN制御装置4を情報処理装置
5から取り外し、新しいLAN制御装置4と交換する。
【0013】例えば、図6に示したように、#1のLA
N制御装置4のROM12にMACグローバルアドレス
「AAAAAAAAAAAA」を格納し、#2のLAN
制御装置4のROM12にMACグローバルアドレス
「BBBBBBBBBBBB」を格納し、以下、同様に
して#NのLAN制御装置4のROM12にMACグロ
ーバルアドレス「CCCCCCCCCCCC」を格納し
ておく。
【0014】この状態で、#1のLAN制御装置4が故
障し、新しいLAN制御装置4と交換したとする。この
場合、#1のLAN制御装置4のROM12に格納され
ているMACグローバルアドレスも交換されたLAN制
御装置4の値に変更されてしまう。この例では交換され
たLAN制御装置4のROM12にはMACグローバル
アドレス「aaaaaaaaaaaa」が格納されてお
り、交換前のMACグローバルアドレスと異なるものと
なってしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :前記のように、LANのMACグローバルアドレ
スをROMによりLAN制御装置内で固定値として保持
しているシステムでは、LAN制御装置の故障時に、M
ACグローバルアドレスも交換されたLAN制御装置の
値に変更されてしまう。
【0016】従来、このようにLAN制御装置内の不揮
発性メモリ(ROM等)が交換不可能なシステムで、か
つ、MACアドレス値により相手装置を特定している通
信制御プロトコルを使用するシステム処理系の情報処理
装置では、接続相手装置側のネットワーク定義等の相手
MACグローバルアドレスの変更が必要であった。
【0017】これは、近年、多く見られるサーバ/クラ
イアント型で構成されたネットワークシステムにおい
て、多数のクライアント端末を接続するサーバ側のLA
N制御装置の故障時は、全クライアント側のネットワー
ク定義のサーバ側MACグローバルアドレスの変更が必
要となり、設定変更に膨大な時間や工数がかかる、とい
う課題があった。
【0018】(2) :前記従来例で説明したシステムで
は、1台のサーバ装置にネットワークを介して多数のク
ライアント端末が接続されているが、1つのネットワー
クに100台、或いはそれ以上のクライアント端末が接
続されることもある。このような場合、例えば、#1の
LAN制御装置が故障して、別のLAN制御装置に交換
されたとすると、#1のLAN制御装置のROMに格納
されているMACグローバルアドレスも変更されてしま
うため、100台、或いはそれ以上の数のクライアント
端末に対し、MACグローバルアドレスの設定変更処理
を行う必要が生じる。このため、設定変更に膨大な時間
や工数がかかる、という課題があった。
【0019】本発明はこのような従来の課題を解決し、
オペレータ等による最低限の操作で、LAN制御装置等
の通信制御装置の故障時に、交換前の通信制御装置のア
ドレスと同一のアドレスでネットワーク運用することを
可能にし、LAN制御装置等の通信制御装置交換時のネ
ットワーク再立ち上げを最低限の時間、工数で可能にす
ることを目的とする。
【0020】また本発明は、LAN制御装置等の通信制
御装置の故障時に十分なアドレス管理を十分行うこと
で、交換後の通信制御装置に格納されているアドレスを
も選択可能にし、様々なシステムやユーザ等の要望に対
応できるようにすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。 (1) :少なくとも記憶手段(記憶装置7)と、通信ネッ
トワーク(LAN等)の伝送制御を行う通信制御装置
(例えば、#1、#2・・・#Nからなる複数のLAN
制御装置4)を備え、前記通信制御装置には、通信ネッ
トワークを介して相手装置とデータ通信を行うために必
要な自装置のアドレス(MACグローバルアドレス)を
格納したアドレス格納手段(例えば、ROM12)を有
する情報処理装置において、前記通信制御装置のアドレ
ス格納手段からアドレスを読み出し、そのアドレス(例
えば、AAAAAAAAAAAA、BBBBBBBBB
BBB・・・CCCCCCCCCCCCの各MACグロ
ーバルアドレス)を通信制御装置の識別情報(例えば、
#1、#2・・・#N)と対応付けて前記記憶手段のア
ドレスリストに格納しておき、前記アドレスリストに格
納されたアドレスと前記通信制御装置のアドレス格納手
段に格納されたアドレスとを比較し、両者が不一致とな
った場合、前記アドレスリスト及び通信制御装置のアド
レス格納手段に格納されているアドレスの内、いずれか
一方のアドレスを選択し、自装置のアドレス(例えば、
MACグローバルアドレス)として使用可能に設定する
アドレス管理手段(CPU6の一部)を備えている。
【0022】(2) :前記(1) の情報処理装置において、
前記アドレスリストには、該アドレスリストに格納され
たアドレスと、前記通信制御装置内のアドレス格納手段
に格納されたアドレスとを比較して両者が不一致となっ
た場合の動作モードを決めるための動作モード情報(例
えば、C1、C2・・・C3)が、前記識別情報と対応
させて格納されており、前記アドレス管理手段は、前記
アドレス比較で両者が不一致となった場合に、前記アド
レスリストに格納された動作モード情報に従った動作モ
ードでアドレス設定を行う機能を備えている。
【0023】(3) :前記(2) の情報処理装置において、
前記アドレスリストに格納した動作モード情報は、無条
件に通信制御装置のアドレス格納手段に格納されている
アドレスを使用する旨の情報と、無条件にアドレスリス
トに格納されているアドレスを使用する旨の情報と、通
信制御装置のアドレス格納手段に格納されているアドレ
スか、アドレスリストに格納されているアドレスかを選
択して使用する旨の情報を含んでいる。
【0024】(4) :前記(3) の情報処理装置において、
前記アドレス管理手段は、前記アドレス比較で両者が不
一致となった際、前記アドレスリストに設定された動作
モード情報が、無条件にアドレスリストのアドレスを使
用する旨の情報であれば、前記アドレスを設定変更せず
にそのままとする機能を備えている。
【0025】(5) :前記(3) の情報処理装置において、
前記アドレス管理手段は、前記アドレス比較で両者が不
一致となった際、前記アドレスリストに設定された動作
モード情報が、無条件に通信制御装置のアドレス格納手
段に格納されているアドレスを使用する旨の情報であれ
ば、前記アドレスリストの該当するアドレスを、前記通
信制御装置のアドレス格納手段から読み出したアドレス
で書き換える機能を備えている。
【0026】(6) :前記(3) の情報処理装置において、
前記アドレス管理手段は、前記アドレス比較で両者が不
一致となった際、前記アドレスリストに設定された動作
モード情報が、通信制御装置のアドレス格納手段に格納
されているアドレスか、アドレスリストに格納されてい
るアドレスかを選択して使用する旨の情報であれば、オ
ペレータにアドレス選択情報を提示してアドレスを選択
させ、選択されたアドレスを自装置のアドレスとして使
用可能に設定する機能を備えている。
【0027】(7) :前記(6) の情報処理装置において、
前記アドレス管理手段は、オペレータが、アドレスリス
トに格納されているアドレスを選択した場合、前記アド
レスリストの動作モード情報を、無条件にアドレスリス
トに格納されているアドレスを使用する旨の情報に書き
換える機能を備えている。
【0028】(8) :前記(6) の情報処理装置において、
前記アドレス管理手段は、オペレータが、通信制御装置
のアドレス格納手段に格納されているアドレスを選択し
た場合、前記アドレスリストの該当するアドレスを、前
記通信制御装置のアドレス格納手段から読み出したアド
レスで書き換える機能を備えている。
【0029】(9) :通信制御装置のアドレス格納手段か
らアドレスを読み出し、そのアドレスを通信制御装置の
識別情報と対応付けて前記記憶手段のアドレスリストに
格納しておき、前記アドレスリストに格納されたアドレ
スと前記通信制御装置のアドレス格納手段に格納された
アドレスとを比較し、両者が不一致となった場合、前記
アドレスリスト及び通信制御装置のアドレス格納手段に
格納されているアドレスの内、いずれか一方のアドレス
を選択し、自装置のアドレスとして使用可能に設定する
アドレス管理手段の機能を実現するためのプログラムを
格納した記憶媒体。
【0030】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。 (a) :前記(1) の作用 前記アドレス管理手段(CPU6の一部)は、例えば、
情報処理装置のシステム導入時に、通信制御装置のアド
レス格納手段からアドレスを読み出し、そのアドレス
(例えば、AAAAAAAAAAAA、BBBBBBB
BBBBB・・・CCCCCCCCCCCC等のMAC
グローバルアドレス)を通信制御装置の識別情報(例え
ば、#1、#2・・・#N)と対応付けて記憶手段(記
憶装置7)のアドレスリストに格納しておく。
【0031】その後、アドレス管理手段(CPU6の一
部)は、例えば、情報処理装置のシステム起動時に前記
アドレスリストに格納されたアドレスと前記通信制御装
置のアドレス格納手段に格納されたアドレスとを比較す
る。その結果両者が不一致となった場合、前記アドレス
リスト及び通信制御装置のアドレス格納手段に格納され
ているアドレスの内いずれか一方のアドレスを選択し、
自装置のアドレスとして使用可能に設定する。
【0032】従って、通信制御装置の故障時の交換によ
り通信制御装置側のアドレスが変更になった場合、前記
アドレスリストのアドレスを選択すれば、交換前の通信
制御装置(LAN制御装置等)のアドレス(例えば、M
ACグローバルアドレス)と同一のアドレスでネットワ
ーク運用することが可能になる。その結果、接続相手装
置側のネットワーク定義等の相手アドレスの変更が不要
であるから、通信制御装置(LAN制御装置等)交換時
のネットワーク再立ち上げを最低限の時間、工数で可能
にできる。
【0033】(b) :前記(2) の作用 前記(1) の情報処理装置において、前記アドレスリスト
には、該アドレスリストに格納されたアドレスと、前記
通信制御装置内のアドレス格納手段に格納されたアドレ
スとを比較して両者が不一致となった場合の動作モード
を決めるための動作モード情報(C1、C2・・・C
3)が、前記識別情報(#1、#2・・・#N)と対応
させて格納されており、アドレス管理手段は、前記アド
レス比較で両者が不一致となった場合に、前記アドレス
リストに格納された動作モード情報に従った動作モード
でアドレス設定を行う。
【0034】このようにすれば、前記アドレス比較によ
り両者が不一致となった場合に、前記動作モード情報に
従って、簡単、かつ自動的にアドレスの設定処理を行う
ことができる。
【0035】(c) :前記(3) の作用 前記(2) の情報処理装置において、前記アドレスリスト
に格納した動作モード情報は、無条件に通信制御装置の
アドレス格納手段に格納されているアドレスを使用する
旨の情報と、無条件にアドレスリストに格納されている
アドレスを使用する旨の情報と、通信制御装置のアドレ
ス格納手段に格納されているアドレスか、アドレスリス
トに格納されているアドレスかを選択して使用する旨の
情報を含んでいる。
【0036】このような動作モード情報を使用すること
で、前記アドレス比較で両者が不一致となった場合に使
用するアドレスを任意に選択して設定することができ
る。従って、アドレス管理を十分に行うことができ、様
々なシステムやユーザ等の要望等に対応できる。
【0037】(d) :前記(4) の作用 前記(3) の情報処理装置において、前記アドレス管理手
段は、前記アドレス比較で両者が不一致となった際、前
記アドレスリストに設定された動作モード情報が、無条
件にアドレスリストのアドレスを使用する旨の情報であ
れば、前記アドレスを設定変更せずにそのままとする。
【0038】このようにすれば、通信制御装置(LAN
制御装置等)の故障時に、交換前の通信制御装置のアド
レスと同一のアドレス(例えば、MACグローバルアド
レス)でネットワーク運用することが可能になる。その
結果、接続相手装置側のネットワーク定義等の相手アド
レスの変更が不要であるから、通信制御装置(LAN制
御装置等)交換時のネットワーク再立ち上げを最低限の
時間、工数で可能にできる。
【0039】(e) :前記(5) の作用 前記(3) の情報処理装置において、前記アドレス管理手
段は、前記アドレス比較で両者が不一致となった際、前
記アドレスリストに設定された動作モード情報が、無条
件に通信制御装置のアドレス格納手段に格納されている
アドレスを使用する旨の情報であれば、前記アドレスリ
ストの該当するアドレスを、前記通信制御装置のアドレ
ス格納手段から読み出したアドレスで書き換える。
【0040】このようにすれば、交換後の通信制御装置
のアドレスを使用することも可能になる。例えば、相手
装置の数が少なく、アドレスの変更処理が簡単なシステ
ムでは交換後の通信制御装置のアドレスを選択する方が
都合の良い場合もあるし、また、接続相手装置側のネッ
トワーク定義等の相手アドレスの変更が済んだ後での装
置運用時等に簡単に対応可能である。このように、交換
後の通信制御装置に格納されているアドレスをも選択可
能にすることで、様々なシステムやユーザ等の要望に対
応できるようになる。
【0041】(f) :前記(6) の作用 前記(3) の情報処理装置において、前記アドレス管理手
段は、前記アドレス比較で両者が不一致となった際、前
記アドレスリストに設定された動作モード情報が、通信
制御装置のアドレス格納手段に格納されているアドレス
か、アドレスリストに格納されているアドレスかを選択
して使用する旨の情報であれば、オペレータにアドレス
選択情報を提示してアドレスを選択させ、選択されたア
ドレスを自装置のアドレスとして使用可能に設定する。
【0042】このようにすれば、オペレータ等による最
低限の操作で、通信制御装置の故障時に、その後使用す
るアドレスを設定し、そのアドレスでネットワーク運用
することが可能となる。
【0043】(g) :前記(7) の作用 前記(6) の情報処理装置において、前記アドレス管理手
段は、オペレータがアドレスリストに格納されているア
ドレスを選択した場合、前記アドレスリストの動作モー
ド情報を、無条件にアドレスリストに格納されているア
ドレスを使用する旨の情報に書き換える。
【0044】このようにすれば、その後の処理で前記動
作モード情報に基づいて交換前の通信制御装置(LAN
制御装置等)のアドレス(例えば、MACグローバルア
ドレス)と同一のアドレスでネットワーク運用すること
が可能になる。その結果、接続相手装置側のネットワー
ク定義等の相手MACグローバルアドレスの変更が不要
であるから、通信制御装置(LAN制御装置等)交換時
のネットワーク再立ち上げを最低限の時間、工数で可能
にできる。
【0045】(h) :前記(8) の作用 前記(6) の情報処理装置において、前記アドレス管理手
段は、オペレータが通信制御装置のアドレス格納手段に
格納されているアドレスを選択した場合、前記アドレス
リストの該当するアドレスを、前記通信制御装置のアド
レス格納手段から読み出したアドレスで書き換える。
【0046】このようにすれば、交換後の通信制御装置
のアドレスを使用することも可能になる。例えば、相手
装置の数が少なく、アドレスの変更処理が簡単なシステ
ムでは交換後の通信制御装置のアドレスを選択する方が
都合の良い場合もあるし、また、接続相手装置側のネッ
トワーク定義等の相手MACグローバルアドレスの変更
が済んだ後での装置運用時等に簡単に対応可能である。
このように、交換後の通信制御装置に格納されているア
ドレスをも選択可能にすることで、様々なシステムやユ
ーザ等の要望に対応できるようになる。
【0047】(i) :前記(9) の作用 CPU6が前記記憶媒体に格納したプログラムを読み出
し、実行することで、前記アドレス管理手段の機能を実
現する。この場合、アドレス管理手段は通信制御装置の
アドレス格納手段からアドレスを読み出し、そのアドレ
スを通信制御装置の識別情報と対応付けて前記記憶手段
のアドレスリストに格納しておく。その後、前記アドレ
スリストに格納されたアドレスと前記通信制御装置のア
ドレス格納手段に格納されたアドレスとを比較し、両者
が不一致となった場合、前記アドレスリスト及び通信制
御装置のアドレス格納手段に格納されているアドレスの
内、いずれか一方のアドレスを選択し、自装置のアドレ
スとして使用可能に設定する。
【0048】従って、通信制御装置の故障時の交換によ
り通信制御装置側のアドレスが変更になった場合、前記
アドレスリストのアドレスを選択すれば、交換前の通信
制御装置(LAN制御装置等)のアドレス(例えば、M
ACグローバルアドレス)と同一のアドレスでネットワ
ーク運用することが可能になる。その結果、相手装置の
アドレス変更処理は不要であるから、通信制御装置(L
AN制御装置等)交換時のネットワークの再立ち上げを
最低限の時間、工数で可能にできる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、LA
Nに接続された情報処理装置がMACグローバルアドレ
スを使用してネットワーク制御を行う例について説明す
る。
【0050】§1:情報処理装置の構成の説明・・・図
2参照 図2はシステム導入時の装置説明図である。図2に示し
た情報処理装置は、前記従来例で説明したシステムのサ
ーバ装置1として使用される情報処理装置の1例であ
り、以下、この情報処理装置について説明する。
【0051】図2に示したように、情報処理装置5に
は、少なくともCPU(中央処理装置)6と記憶装置7
等を設けると共に、ディスプレイ(表示装置)8、キー
ボード9等を接続する。なお、情報処理装置5には、磁
気ディスク装置(ハードディスク装置)、フレキシブル
ディスクドライブ(フロッピィディスクドライブ)、光
磁気ディスク装置等が設けてある(図示省略)。
【0052】また、前記情報処理装置5には複数のLA
N制御装置4が着脱可能に実装されている。各LAN制
御装置4にはそれぞれLANの制御を行うLAN制御部
11と、MACアドレス等を格納するための不揮発性メ
モリとしてROM12が設けてある。
【0053】更に、LAN制御部11内には、例えばR
AMが設けてあり、このRAMにLAN制御に必要なプ
ログラム、或いは各種データ、パラメータ等が格納され
ている。前記RAMに格納するプログラムやデータ、パ
ラメータ等はCPU6が、例えば情報処理装置のシステ
ム立ち上げ時に格納する。以後、LAN制御部11は前
記RAMのプログラムを実行することでLANの制御を
行う。
【0054】前記LAN制御装置4は、例えば、LAN
アダプタ、或いはLANカードと呼ばれるもので構成さ
れ、情報処理装置5に対して着脱可能に実装されてい
る。そして、LAN制御装置4の故障時には、故障した
LAN制御装置4を取り外して新しいLAN制御装置4
と交換できるようになっている。前記LAN制御部11
はCPU6の指示に基づいてLANの制御(ネットワー
ク制御)を行うものである。
【0055】各LAN制御装置4のROM12内には、
予めLANのMACグローバルアドレスを格納してお
く。例えば、#1のLAN制御装置4のROM12には
MACグローバルアドレス「AAAAAAAAAAA
A」を格納し、#2のLAN制御装置4のROM12に
はMACグローバルアドレス「BBBBBBBBBBB
B」を格納し、以下、同様にして#NのLAN制御装置
4のROM12にはMACグローバルアドレス「CCC
CCCCCCCCC」を格納しておく。このように、L
AN制御装置4のROM12にMACグローバルアドレ
スを格納した状態で、該LAN制御装置4を情報処理装
置に実装しておく。
【0056】また、前記記憶装置7は、例えば、EEP
ROM等の電気的に書き込み可能な不揮発性メモリ、バ
ッテリバックアップにより不揮発化したRAM、その他
書き込み可能に不揮発性メモリで構成する。また、前記
記憶装置7を揮発性のメモリ(RAM)で構成すること
もできるが、この場合には磁気ディスク装置、光磁気デ
ィスク装置等に情報を格納しておき、情報処理装置のシ
ステム起動時に、磁気ディスク装置、光磁気ディスク装
置等に格納してある情報を読み出し、前記揮発性のメモ
リへ格納する。
【0057】前記のように記憶装置7は不揮発化した状
態で情報を保持できるものならば、任意の記憶手段で実
現可能であり、以下の説明では前記記憶装置7は任意に
データのリード/ライトができるものとして説明する。
【0058】また、前記記憶装置7には前記各LAN制
御装置4に対応した情報を格納するためのアドレスリス
トを格納する領域が設けてある。このアドレスリストの
領域は、、の3つの領域に区切られていて、の
領域は、実装されるLAN制御装置4に対応する識別情
報の格納領域として使用し、の領域は、対応するLA
N制御装置4で使用するMACアドレス格納領域として
使用し、の領域は、対応するLAN制御装置4の所有
するMACアドレスと不一致を検出した際の動作モード
情報を設定する領域として使用する。
【0059】この例では、前記の領域に設定する動作
モード情報として、C1、C2、C3(C3は図示省略
してある)の情報を設定するが、これらの情報の内容は
次の通りである。すなわち、C1は、どちらを使用する
かを選択する動作を示す旨の情報であり、C2は、無条
件にアドレスリストのMACグローバルアドレスを使用
することを示す旨の情報であり、C3は、無条件にLA
N制御装置4のMACグローバルアドレスを使用するこ
とを示す旨の情報である。なお、前記アドレスリストの
、、の領域の情報は、ディスプレイ8、キーボー
ド等のオペレータ操作等により任意に書き換えできるも
のである。なお、以下に説明する情報処理装置5内のア
ドレス管理の各処理は、CPU6がプログラムを実行す
ることで行う。
【0060】§2:システム導入時の処理説明 前記のように、各LAN制御装置4のROM12内に
は、予めLANのMACグローバルアドレスを格納して
ある。この場合、#1のLAN制御装置4のROM12
にはMACグローバルアドレス「AAAAAAAAAA
AA」を格納し、#2のLAN制御装置4のROM12
にはMACグローバルアドレス「BBBBBBBBBB
BB」を格納し、以下、同様にして#NのLAN制御装
置4のROM12にはMACグローバルアドレス「CC
CCCCCCCCCC」を格納してあるものとする。
【0061】また、前記記憶装置7には前記各LAN制
御装置4に対応した情報を格納するためのアドレスリス
トを格納する領域が設けてあり、前記アドレスリストの
の領域は、実装されるLAN制御装置4に対応する識
別情報の格納領域として使用し、の領域は、対応する
LAN制御装置4で使用するMACアドレス格納領域と
して使用し、の領域は、対応するLAN制御装置4の
所有するMACグローバルアドレスと不一致を検出した
際の動作モード情報を設定する領域として使用するよう
になっている。
【0062】そこでシステム導入時には、記憶装置7内
のアドレスリストの、、の領域に次のようにして
情報を格納しておくが、前記の領域との領域には、
係員、或いはオペレータ操作により情報を格納(人手に
より格納)するか、或いはCPU6が自動的に情報を格
納する。
【0063】前記のようにしてCPU6が自動的に前記
情報を格納する場合、CPU6は、実行するプログラム
中に埋め込まれた情報を使用して前記情報を格納する
か、任意の記憶手段(磁気ディスク等)の或る領域に設
定された情報を読み出して前記情報を格納するか、LA
N制御装置4から読み取った前記情報を使用して格納す
るか、その他の方法を組み合わせて前記情報を格納する
か、のいずれかの方法で前記情報を格納する。
【0064】具体的には次の通りである。CPU6はシ
ステム導入時に起動されると、前記アドレスリストの
の領域に、実装されたLAN制御装置4に対応する識別
情報を格納し、の領域に、LAN制御装置4のROM
12に格納されているMACグローバルアドレスを読み
出して格納し、の領域に、対応するLAN制御装置4
の所有するMACグローバルアドレスと不一致を検出し
た際の動作モード情報を格納する。なお、前記の情報
はオペレータ等により任意に書き換え可能である。
【0065】この例では、アドレスリストのの領域に
は、#1(#1のLAN制御装置4に対応する識別情
報)、#2(#2のLAN制御装置4に対応する識別情
報)・・・#N(#NのLAN制御装置4に対応する識
別情報)を格納する。また、の領域には、MACグロ
ーバルアドレスとして、「AAAAAAAAAAA
A」、「BBBBBBBBBBBB」・・・「CCCC
CCCCCCCC」を格納する。更に、の領域には、
動作モード情報としてC1、C1・・・C1を格納す
る。
【0066】このようにして、記憶装置7のアドレスリ
ストには、図示のような情報が格納される。このアドレ
スリストによれば、識別情報=#1のMACグローバル
アドレスは「AAAAAAAAAAAA」であり、MA
Cグローバルアドレス不一致の場合の動作モード情報は
C1である。また、識別情報=#2のMACグローバル
アドレスは「BBBBBBBBBBBB」であり、MA
Cグローバルアドレス不一致の場合の動作モード情報は
C1である。更に、識別情報=#NのMACグローバル
アドレスは「CCCCCCCCCCCC」であり、MA
Cグローバルアドレス不一致の場合の動作モード情報は
C1である。
【0067】§3:システム起動時、及びLAN制御装
置交換後の処理説明・・・図2、図3参照 図3はLAN制御装置交換後の装置説明図である。図3
は#1のLAN制御装置4が何らかの原因で故障したこ
とにより、故障したLAN制御装置4と同一の機能を有
する新しいLAN制御装置4に交換した場合の状態を示
している。この場合、LAN制御装置4のROM12に
格納されているMACグローバルアドレスは、交換後の
LAN制御装置4に予め設定されていた「aaaaaa
aaaaaa」に変更されている。なお、他のLAN制
御装置4は正常動作が可能であり、図2に示したシステ
ム導入時のままである。以下、図2、図3に基づいて、
システム起動時の処理、及びLAN制御装置交換後の処
理を説明する。
【0068】情報処理装置のシステム起動時、CPU6
は、先ずLAN制御装置4のROM12に格納されてい
るMACグローバルアドレスを読み出し、記憶装置7の
アドレスリストのの領域に格納されているMACグロ
ーバルアドレスと比較する。その結果、両者が一致すれ
ばLAN制御装置4は正常な状態であると判断し、CP
U6は前記起動処理を続行する。すなわち、前記のよう
にしてアドレス比較を行い、両者が一致した場合は、そ
のMACグローバルアドレスを用いてシステム起動処理
及び装置運用ができるので、CPU6はそのまま起動処
理を続行し、装置運用を行う。
【0069】しかし、いずれかのLAN制御装置4が何
らかの原因により故障したことにより、故障したLAN
制御装置4と同一機能を有する別のLAN制御装置4に
交換された場合、LAN制御装置4の有するROM12
のMACグローバルアドレスを読み出し、記憶装置7内
のアドレスリストに格納されているMACグローバルア
ドレスと比較した際、不一致となるため、前記アドレス
リストのの領域に設定されている不一致時の動作モー
ド情報に従って次のように処理を行う。
【0070】(1) :動作モード情報がC3に設定されて
いた場合の処理 前記のようにMACグローバルアドレスの不一致が発生
し、該当するの領域に動作モード情報C3が格納され
ていたら、無条件にLAN制御装置4のMACグローバ
ルアドレスを使用する。このため、CPU6は、記憶装
置7のアドレスリストのの領域に格納されているMA
Cグローバルアドレスを、LAN制御装置4のROM1
2から読み出したMACグローバルアドレスで書き換え
る(該当する識別情報のアドレスを書き換える)。
【0071】例えば、#1のLAN制御装置4が故障に
より交換され、交換後のLAN制御装置4のROM12
に、「MACグローバルアドレス「aaaaaaaaa
aaa」が格納されているとする。この場合、前記「M
ACグローバルアドレス「aaaaaaaaaaaa」
を読み出して、アドレスリストの#1の識別情報に対応
するMACグローバルアドレスを書き換える。このよう
にすれば、アドレスリストの#1の識別情報に対応した
MACグローバルアドレスが前記MACグローバルアド
レス「aaaaaaaaaaaa」となる。
【0072】このようにすれば、交換後のLAN制御装
置4に格納されているMACグローバルアドレスを使用
可能になる。例えば、相手装置の数が少なく、アドレス
の変更処理が簡単なシステムでは交換後のLAN制御装
置4のMACグローバルアドレスを選択する方が都合の
良い場合もあるし、また、接続相手装置側のネットワー
ク定義等の相手MACグローバルアドレスの変更が済ん
だ後での装置運用時等に簡単に対応可能である。このよ
うに、交換後のLAN制御装置4に格納されているMA
Cグローバルアドレスをも選択可能にすることで、様々
なシステムやユーザ等の要望に対応できるようになる。
【0073】(2) :動作モード情報がC2に設定されて
いた場合の処理 前記のようにMACグローバルアドレスの不一致が発生
し、該当するの領域に動作モード情報C2が格納され
ていたら、無条件に記憶装置7のアドレスリストに格納
されているMACグローバルアドレスを使用する。この
ためCPU6は、記憶装置7のアドレスリストの内容を
変更せずに、そのまま起動処理を続行し、運用する。
【0074】(3) :動作モード情報がC1に設定されて
いた場合の処理 前記のようにMACグローバルアドレスの不一致が発生
し、該当するの領域に動作モード情報C1が設定され
ていたら、記憶装置7のアドレスリストのMACグロー
バルアドレスを使用するか、LAN制御装置4のMAC
グローバルアドレスを使用するかをオペレータに選択さ
せる。
【0075】このため、CPU6は、MACグローバル
アドレスの不一致を検出した旨の情報をディスプレイ8
へ送り、画面上に表示する。これにより、MACグロー
バルアドレスの不一致を検出したことをオペレータに知
らせる。その後、CPU6は、記憶装置7のアドレスリ
ストのMACグローバルアドレスを使用するか、LAN
制御装置4のMACグローバルアドレスを使用するかを
オペレータに選択させるためのアドレス選択情報をディ
スプレイ8の画面に表示し、オペレータに選択させる。
【0076】前記のようにしてディスプレイ8の画面に
表示したアドレス選択情報により、オペレータがキーボ
ード9の操作、或いはマウス(図示省略)の操作で画面
上からアドレス情報を入力すると、その情報をCPU6
が検出し、次のように処理を行う。
【0077】(a) :オペレータが、記憶装置7のアドレ
スリストに格納されているMACグローバルアドレスを
選択した場合、CPU6は、記憶装置7のアドレスリス
トのの領域に、動作モード情報C2を設定する。この
ようにすれば、その後の処理では、CPU6は記憶装置
7のアドレスリストに格納されているMACグローバル
アドレスを選択するようになる。
【0078】(b) :オペレータが、LAN制御装置4の
ROM12に格納されているMACグローバルアドレス
を選択した場合、CPU6は、記憶装置7のアドレスリ
ストのの領域に格納されているMACグローバルアド
レスを、LAN制御装置4のROM12に格納されてい
るMACグローバルアドレスを読み出して書き換える
(該当する識別情報のMACグローバルアドレスを書き
換える)。
【0079】このようにすれば、次回のシステム起動時
に行うアドレス比較(例えば、次回のシステム起動時)
では両者が一致するから、交換後の通信制御装置のアド
レス格納手段に格納されているアドレスで装置運用を行
うことができる。例えば、相手装置の数が少なく、アド
レスの変更処理が簡単なシステムでは交換後の通信制御
装置のアドレスを選択する方が都合の良い場合もある
し、また、接続相手装置側のネットワーク定義等の相手
MACグローバルアドレスの変更が済んだ後での装置運
用時等に簡単に対応可能である。このように、交換後の
通信制御装置に格納されているアドレスをも選択可能に
することで、様々なシステムやユーザ等の要望に対応で
きるようになる。
【0080】§4:フローチャートによるシステム起動
時の処理説明・・・図4参照 図4はシステム起動時のCPUの処理フローチャートで
ある。以下、図4の処理フローチャートに基づいて、前
記情報処理装置におけるシステム起動時の処理を説明す
る。なお、S1〜S9は各処理ステップを示す。また、
以下に説明する処理はCPU6がプログラムを実行する
ことで行う処理である。
【0081】前記情報処理装置のシステム起動時に、C
PU6は、先ずLAN制御装置4のROM12に格納さ
れているMACグローバルアドレスと、記憶装置7のア
ドレスリストのの領域に格納されているMACグロー
バルアドレスを読み出して比較する(S1)。その結
果、両者が一致すれば(S2)、そのまま起動処理を続
行し、運用する。
【0082】しかし、前記アドレス比較の結果、両者が
不一致となった場合(S2)、CPU6は、記憶装置7
のアドレスリストのの領域に設定されている動作モー
ド情報を読み出して判断する(S3)。その結果、前記
動作モード情報がC2、或いはC3に設定されていた
ら、次のように処理を行う。
【0083】すなわち、前記動作モード情報がC2であ
った場合は、無条件にアドレスリストのMACグローバ
ルアドレスを使用するため、アドレス変更することな
く、そのまま起動処理を続行し、運用する。また、前記
動作モード情報がC3であった場合には(S8)、無条
件にLAN制御装置4のMACグローバルアドレスを使
用するため、CPU6は、記憶装置7のアドレスリスト
のの領域に格納されているMACグローバルアドレス
を、LAN制御装置4のROM12から読み出したMA
Cグローバルアドレスで書き換える(S9)。その後、
起動処理を続行し、運用する。但し、この場合、相手装
置のMACグローバルアドレス変更処理が済んでいる必
要がある。
【0084】しかし、前記S3の処理において、動作モ
ード情報がC1に設定されていたら、動作モード情報を
選択する必要があるため、CPU6は、MACグローバ
ルアドレスの不一致を検出した旨の情報をディスプレイ
8へ送り、画面上に表示する。これにより、MACグロ
ーバルアドレスの不一致を検出したことをオペレータに
知らせる。
【0085】その後、CPU6は、記憶装置7のアドレ
スリストのMACグローバルアドレスを使用するか、L
AN制御装置4のMACグローバルアドレスを使用する
かをオペレータに選択させるためのアドレス選択情報を
ディスプレイ8の画面に表示し、オペレータに選択させ
る(S4)。
【0086】前記のようにしてオペレータが、記憶装置
7のアドレスリストに格納されているMACグローバル
アドレスを選択した場合(S5)、CPU6は、記憶装
置7のアドレスリストのの領域に、動作モード情報C
2を設定する(S6)。このようにすれば、次の処理で
は、CPU6は記憶装置7のアドレスリストに格納され
ているMACグローバルアドレスを選択するようにな
る。
【0087】また、オペレータが、LAN制御装置4の
ROM12に格納されているMACグローバルアドレス
を選択した場合(S5)、CPU6は、記憶装置7のア
ドレスリストのの領域に格納されているMACグロー
バルアドレスを、LAN制御装置4のROM12に格納
されているMACグローバルアドレスを読み出して書き
換える(S7)。
【0088】このようにすれば、次の処理では、記憶装
置7のアドレスリストに格納されたMACグローバルア
ドレスと、LAN制御装置4のROM12に格納された
MACグローバルアドレスの比較処理において、両者が
一致するため、そのまま起動処理を続行し、運用する。
但し、この場合相手装置のMACグローバルアドレス変
更処理が済んでいる必要がある。
【0089】§5:記憶媒体の説明 前記情報処理装置には磁気ディスク装置(ハードディス
ク装置)が設けてあり、この磁気ディスク装置の磁気デ
ィスク(記憶媒体)には、予め前記CPU6が実行する
ための各種プログラムを格納しておく。そして、情報処
理装置のシステム起動時、或いは運用時等に、前記磁気
ディスク装置の記憶媒体に格納されているプログラムの
内、必要とするプログラムを読み出し、内部のメモリに
一旦格納する。
【0090】その後、CPU6が前記メモリに格納して
あるプログラムの内、必要なプログラムから順次読み出
して実行することにより、前記CPU6の処理を行う。
なお、前記磁気ディスク装置の記憶媒体に格納するプロ
グラムは、次のようにして格納(記憶)する。
【0091】:フレキシブルディスク(フロッピィデ
ィスク)に格納されているプログラム(他の装置で作成
したプログラムデータ)を、コンピュータ本体に設けた
ドライブ装置により読み取り、磁気ディスク装置の記憶
媒体に格納する。
【0092】:光磁気ディスク、或いはCD−ROM
等の記憶媒体に格納されているデータを、前記コンピュ
ータ本体に設けたドライブ装置により読み取り、ハード
ディスク装置の記憶媒体に格納する。
【0093】:LAN等の通信回線を介して他の装置
から伝送されたデータを前記コンピュータ本体で受信
し、そのデータを磁気ディスク装置の記憶媒体に格納す
る。 §6:その他の説明 (1) :前記の例ではMACグローバルアドレスを使用し
てLANの制御を行う例について説明したが、MACロ
ーカルアドレス等の他のアドレスを使用する場合にも適
用することは可能である。但し、MACグローバルアド
レスを使用した場合程、大きな効果は得られない。
【0094】(2) :通信ネットワークはLANに限ら
ず、他の同様な通信ネットワークに適用可能である。 (3) :前記情報処理装置は、サーバ装置だけでなく、前
記クライアント端末としても使用可能である。すなわ
ち、前記サーバ装置とクライアント端末の両方に前記実
施の形態で説明した情報処理装置を用いることも可能で
ある。この場合には、MACグローバルアドレスの変更
があっても簡単に対応することが可能である。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :オペレータの最低限の操作(アドレスを選択する
操作のみ)により、通信制御装置(例えば、LAN制御
装置)の故障時に交換前の通信制御装置のアドレス(例
えば、MACグローバルアドレス)と同一のアドレスで
ネットワークを運用することが可能になる。そのため、
通信制御装置交換時のネットワークの再立ち上げを最低
限の時間、工数で可能にする。また、交換後の通信制御
装置のアドレスも選択して使用できるようにしたので、
様々なシステムやユーザ等の要望等に対応できる効果が
ある。
【0096】(2) :アドレス(例えば、MACグローバ
ルアドレス)により相手装置を特定する通信制御プロト
コルにおいて、前記アドレスをROM等の不揮発性メモ
リに格納して搭載する通信制御装置(例えば、LAN制
御装置)を使用している情報処理装置の場合、通信制御
装置を故障等により交換しなければならなくなった時
に、通常接続される全通信相手装置のネットワーク定
義、設定の変更を行う必要がある。
【0097】しかし、本発明によれば、通信制御装置の
交換を行ったシステムで使用するアドレスを選択するだ
けで、データ通信を行うことが可能になり、ネットワー
ク定義、設定にかかる工数を削減できる効果がある。
【0098】(3) :前記情報処理装置において、通信制
御装置を故障等により交換する場合に、交換後、ネット
ワーク定義、設定を変更する際、全通信相手装置及び自
装置のネットワークの定義、設定の変更が完了するまで
の間、それまで使用していたアドレスの設定で通信が可
能になる。従って、前記定義変更等の保守作業等で装置
を停止させる時間を短縮できる効果がある。
【0099】前記効果の外、各請求項に対応して次のよ
うな効果がある。 (4) :請求項1では、アドレス管理手段は、例えば情報
処理装置のシステム導入時に、通信制御装置のアドレス
格納手段からアドレスを読み出し、そのアドレスを通信
制御装置の識別情報と対応付けて記憶手段のアドレスリ
ストに格納しておく。その後、アドレス管理手段は、例
えば情報処理装置のシステム起動時にアドレスリストに
格納されたアドレスと通信制御装置のアドレス格納手段
に格納されたアドレスとを比較する。その結果両者が不
一致となった場合、アドレスリスト及び通信制御装置の
アドレス格納手段に格納されているアドレスの内いずれ
か一方のアドレスを選択し、自装置のアドレスとして使
用可能に設定する。
【0100】従って、通信制御装置の故障時の交換によ
り通信制御装置側のアドレスが変更になった場合、アド
レスリストのアドレスを選択すれば、交換前の通信制御
装置のアドレス(例えば、MACグローバルアドレス)
と同一のアドレスでネットワーク運用することが可能に
なる。その結果、相手装置のアドレス変更処理は不要と
なるから、通信制御装置(LAN制御装置等)交換時の
ネットワークの再立ち上げを最低限の時間、工数で可能
にできる効果がある。
【0101】(5) :請求項2では、アドレスリストに
は、該アドレスリストに格納されたアドレスと、通信制
御装置内のアドレス格納手段に格納されたアドレスとを
比較して両者が不一致となった場合の動作モードを決め
るための動作モード情報が、識別情報と対応させて格納
されており、アドレス管理手段はアドレス比較で両者が
不一致となった場合に、アドレスリストに格納された動
作モード情報に従った動作モードでアドレス設定を行
う。
【0102】このようにすれば、前記アドレス比較によ
り両者が不一致となった場合に、前記動作モード情報に
従って、簡単、かつ自動的にアドレスの設定処理を行う
ことができる効果がある。
【0103】(6) :請求項3では、アドレスリストに格
納した動作モード情報は、無条件に通信制御装置のアド
レス格納手段に格納されているアドレスを使用する旨の
情報と、無条件にアドレスリストに格納されているアド
レスを使用する旨の情報と、通信制御装置のアドレス格
納手段に格納されているアドレスか、アドレスリストに
格納されているアドレスかを選択して使用する旨の情報
を含んでいる。
【0104】このような動作モード情報を使用すること
で、前記アドレス比較で両者が不一致となった場合に使
用するアドレスを任意に選択して設定することができ
る。従って、様々なシステムやユーザ等の要望等に対応
できる。
【0105】(7) :請求項4では、アドレス管理手段は
アドレス比較で両者が不一致となった際、アドレスリス
トに設定された動作モード情報が、無条件にアドレスリ
ストのアドレスを使用する旨の情報であれば、前記アド
レスを設定変更せずにそのままとする。
【0106】このようにすれば、通信制御装置(LAN
制御装置等)の故障時に、交換前の通信制御装置のアド
レスと同一のアドレスでネットワーク運用することが可
能になる。そのため相手装置のアドレス変更処理も不要
となり、通信制御装置交換時のネットワークの再立ち上
げを最低限の時間、工数で可能にする効果がある。
【0107】(8) :請求項5では、アドレス管理手段は
アドレス比較で両者が不一致となった際、アドレスリス
トに設定された動作モード情報が、無条件に通信制御装
置のアドレス格納手段に格納されているアドレスを使用
する旨の情報であれば、前記アドレスリストの該当する
アドレスを前記通信制御装置のアドレス格納手段から読
み出したアドレスで書き換える。
【0108】このようにすれば、交換後の通信制御装置
のアドレス格納手段に格納されているアドレスで装置運
用を行うことができる。例えば、相手装置の数が少な
く、アドレスの変更処理が簡単なシステムでは交換後の
通信制御装置のアドレスを選択する方が都合の良い場合
もあるし、また、接続相手装置側のネットワーク定義等
の相手MACグローバルアドレスの変更が済んだ後での
装置運用時等に簡単に対応可能である。このように、交
換後の通信制御装置に格納されているアドレスをも選択
可能にすることで、様々なシステムやユーザ等の要望に
対応できるようになる。
【0109】(9) :請求項6では、アドレス管理手段は
アドレス比較で両者が不一致となった際、アドレスリス
トに設定された動作モード情報が、通信制御装置のアド
レス格納手段に格納されているアドレスか、アドレスリ
ストに格納されているアドレスかを選択して使用する旨
の情報であれば、オペレータにアドレス選択情報を提示
してアドレスを選択させ、選択されたアドレスを自装置
のアドレスとして使用可能に設定する。
【0110】このようにすれば、オペレータによる最低
限の操作で、通信制御装置の故障時に、その後使用する
アドレスを設定し、そのアドレスでネットワーク運用す
ることが可能になる効果がある。
【0111】(10):請求項7では、アドレス管理手段は
オペレータが、アドレスリストに格納されているアドレ
スを選択した場合、アドレスリストの動作モード情報
を、無条件にアドレスリストに格納されているアドレス
を使用する旨の情報に書き換える。
【0112】このようにすれば、次回からは前記動作モ
ード情報に基づいて、交換前の通信制御装置(LAN制
御装置等)のアドレス(例えば、MACグローバルアド
レス)と同一のアドレスでネットワーク運用することが
可能になる。その結果、相手装置のアドレス変更処理は
不要であるから、通信制御装置(LAN制御装置等)交
換時のネットワークの再立ち上げを最低限の時間、工数
で可能にできる効果がある。
【0113】(11):請求項8では、アドレス管理手段は
オペレータが通信制御装置のアドレス格納手段に格納さ
れているアドレスを選択した場合、前記アドレスリスト
の該当するアドレスを、前記通信制御装置のアドレス格
納手段から読み出したアドレスで書き換える。
【0114】このようにすれば、交換後の通信制御装置
のアドレス格納手段に格納されているアドレスで装置運
用を行うことができる。例えば、相手装置の数が少な
く、アドレスの変更処理が簡単なシステムでは交換後の
通信制御装置のアドレスを選択する方が都合の良い場合
もあるし、また、接続相手装置側のネットワーク定義等
の相手MACグローバルアドレスの変更が済んだ後での
装置運用時等に簡単に対応可能である。このように、交
換後の通信制御装置に格納されているアドレスをも選択
可能にすることで、様々なシステムやユーザ等の要望に
対応できるようになる。
【0115】(12):請求項9では、情報処理装置におい
て記憶媒体に格納したプログラムを読み出し、実行する
ことで、前記アドレス管理手段の機能を実現する。この
場合、アドレス管理手段は通信制御装置のアドレス格納
手段からアドレスを読み出し、そのアドレスを通信制御
装置の識別情報と対応付けて前記記憶手段のアドレスリ
ストに格納しておく。その後、前記アドレスリストに格
納されたアドレスと前記通信制御装置のアドレス格納手
段に格納されたアドレスとを比較し、両者が不一致とな
った場合、前記アドレスリスト及び通信制御装置のアド
レス格納手段に格納されているアドレスの内、いずれか
一方のアドレスを選択し、自装置のアドレスとして使用
可能に設定する。
【0116】従って、通信制御装置の故障時の交換によ
り通信制御装置側のアドレスが変更になった場合、前記
アドレスリストのアドレスを選択すれば、交換前の通信
制御装置(LAN制御装置等)のアドレス(例えば、M
ACグローバルアドレス)と同一のアドレスでネットワ
ーク運用することが可能になる。その結果、相手装置の
アドレス変更処理は不要であるから、通信制御装置(L
AN制御装置等)交換時のネットワークの再立ち上げを
最低限の時間、工数で可能にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態におけるシステム導入時の装置説明
図である。
【図3】実施の形態におけるLAN制御装置交換後の装
置説明図である。
【図4】実施の形態におけるシステム起動時のCPUの
処理フローチャートである。
【図5】従来のシステム構成例である。
【図6】従来例におけるシステム導入時の装置説明図で
ある。
【図7】従来例におけるLAN制御装置交換後の装置説
明図である。
【符号の説明】
1 サーバ装置 2 クライアント端末 3 ネットワーク 4 LAN制御装置 5 情報処理装置 6 CPU(中央処理装置) 7 記憶装置 8 ディスプレイ(表示装置) 9 キーボード 11 LAN制御部 12 ROM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも記憶手段と、通信ネットワーク
    の伝送制御を行う通信制御装置を備え、前記通信制御装
    置には、通信ネットワークを介して相手装置とデータ通
    信を行うために必要な自装置のアドレスを格納したアド
    レス格納手段を有する情報処理装置において、 前記通信制御装置のアドレス格納手段からアドレスを読
    み出し、そのアドレスを各通信制御装置の識別情報と対
    応付けて前記記憶手段のアドレスリストに格納してお
    き、前記アドレスリストに格納されたアドレスと前記通
    信制御装置のアドレス格納手段に格納されたアドレスと
    を比較し、両者が不一致となった場合、前記アドレスリ
    スト及び通信制御装置のアドレス格納手段に格納されて
    いるアドレスの内、いずれか一方のアドレスを選択し、
    自装置のアドレスとして使用可能に設定するアドレス管
    理手段を備えていることを特徴とした情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記アドレスリストには、該アドレスリス
    トに格納されたアドレスと、前記通信制御装置内のアド
    レス格納手段に格納されたアドレスとを比較して両者が
    不一致となった場合の動作モードを決めるための動作モ
    ード情報が、前記識別情報と対応させて格納されてお
    り、 前記アドレス管理手段は、前記アドレス比較で両者が不
    一致となった場合に、前記アドレスリストに格納された
    動作モード情報に従った動作モードでアドレス設定を行
    う機能を備えていることを特徴とした請求項1記載の情
    報処理装置。
  3. 【請求項3】前記アドレスリストに格納した動作モード
    情報は、無条件に通信制御装置のアドレス格納手段に格
    納されているアドレスを使用する旨の情報と、無条件に
    アドレスリストに格納されているアドレスを使用する旨
    の情報と、通信制御装置のアドレス格納手段に格納され
    ているアドレスか、アドレスリストに格納されているア
    ドレスかを選択して使用する旨の情報を含んでいること
    を特徴とした請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記アドレス管理手段は、前記アドレス比
    較で両者が不一致となった際、前記アドレスリストに設
    定された動作モード情報が、無条件にアドレスリストの
    アドレスを使用する旨の情報であれば、前記アドレスを
    設定変更せずにそのままとする機能を備えていることを
    特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記アドレス管理手段は、前記アドレス比
    較で両者が不一致となった際、前記アドレスリストに設
    定された動作モード情報が、無条件に通信制御装置のア
    ドレス格納手段に格納されているアドレスを使用する旨
    の情報であれば、前記アドレスリストの該当するアドレ
    スを、前記通信制御装置のアドレス格納手段から読み出
    したアドレスで書き換える機能を備えていることを特徴
    とする請求項3記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記アドレス管理手段は、前記アドレス比
    較で両者が不一致となった際、前記アドレスリストに設
    定された動作モード情報が、通信制御装置のアドレス格
    納手段に格納されているアドレスか、アドレスリストに
    格納されているアドレスかを選択して使用する旨の情報
    であれば、オペレータにアドレス選択情報を提示してア
    ドレスを選択させ、選択されたアドレスを自装置のアド
    レスとして使用可能に設定する機能を備えていることを
    特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】前記アドレス管理手段は、オペレータが、
    アドレスリストに格納されているアドレスを選択した場
    合、前記アドレスリストの動作モード情報を、無条件に
    アドレスリストに格納されているアドレスを使用する旨
    の情報に書き換える機能を備えていることを特徴とした
    請求項6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】前記アドレス管理手段は、オペレータが、
    通信制御装置のアドレス格納手段に格納されているアド
    レスを選択した場合、前記アドレスリストの該当するア
    ドレスを、前記通信制御装置のアドレス格納手段から読
    み出したアドレスで書き換える機能を備えていることを
    特徴とした請求項6記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】通信制御装置のアドレス格納手段からアド
    レスを読み出し、そのアドレスを通信制御装置の識別情
    報と対応付けて前記記憶手段のアドレスリストに格納し
    ておき、前記アドレスリストに格納されたアドレスと前
    記通信制御装置のアドレス格納手段に格納されたアドレ
    スとを比較し、両者が不一致となった場合、前記アドレ
    スリスト及び通信制御装置のアドレス格納手段に格納さ
    れているアドレスの内、いずれか一方のアドレスを選択
    し、自装置のアドレスとして使用可能に設定するアドレ
    ス管理手段の機能を実現するためのプログラムを格納し
    た記憶媒体。
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