JPH10336134A - 通信方法および通信装置 - Google Patents

通信方法および通信装置

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JPH10336134A
JPH10336134A JP9319567A JP31956797A JPH10336134A JP H10336134 A JPH10336134 A JP H10336134A JP 9319567 A JP9319567 A JP 9319567A JP 31956797 A JP31956797 A JP 31956797A JP H10336134 A JPH10336134 A JP H10336134A
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JP9319567A
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Charles Chambers
チャールズ・チャンバース
Gunnar Arvid Bjornstrom
ガナー・アーヴィッド・ビヨーンストロム
Soheil Iskandar Sayegh
ソーヘイル・イスカンダル・セイジ
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ICO Services Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/185Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18539Arrangements for managing radio, resources, i.e. for establishing or releasing a connection

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央ステーションとの通信を必要とすること
なく、共通の通信リソースを通して行われる送信に関連
する情報が、この通信リソースを使用する送信機に係わ
る複数のプロセッサにより共有されるような通信方法お
よび通信装置を提供すること。 【解決手段】 共通の通信リソースに対して複数の送信
を割り当てる方法であって、複数のプロセッサのなかの
それぞれのプロセッサにおいて、前記複数の送信を構成
する一連の送信データを受信する工程と、それぞれの前
記プロセッサにおいて、前記複数の送信間での干渉が実
質的に回避されるように前記通信リソースに対してなさ
れた前記送信の割り当てを表す割り当てデータを決定す
る工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信方法および通
信装置に係り、特に移動通信システムにおいて使用され
る通信方法および通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】上記
のような通信分野においは、地上型セルラー通信システ
ム(terrestrialcellular communication system)は周知
のものとなっている。このような通信における信号伝達
に関しては、異なるプロトコルが定義され、GSM基準
およびPCN基準等の多くの基準が作成されている。こ
のような基準の詳細については、例えば、1994年に
Butterworth Heinemann社から出版されたGordon White
著の”移動無線技術(Mobile Radio Technology)”に開
示されている。GSMシステムおよびPCNシステム
は、デジタル通信システムであり、これらのシステムに
より、音声通信に加えて、ページング(paging)およびデ
ータ通信が可能となる。GSMシステムにおいては、移
動端末にショートメッセ−ジ(short message)を送信す
るためのショートメッセージサービス(SMS)が提供
される。
【0003】また、衛星群により無線周波数リンク(rad
io frequency links)を提供することができる移動体衛
星通信システムも開発されている。この際、衛星は、地
上局から送信される信号の反復機能を有することもあれ
ば、通信トラフィック(comm-unications traffic)の処
理および切り換えを実施することもある。地上型セルラ
ー通信システムと比較すると、上記のような衛星通信シ
ステムは、非常に大きな有効包括範囲を有している。
【0004】このようなシステムの一例としては、IC
O(登録商標)システムが上げられる。このICOシス
テムの構成は、特許に関する公報であるWO-95/28747
号、WO-96/03814号、およびGB-2295296A号に記載されて
いる。他の例としては、1994年にEdward Arnold社
から出版されたCalcuttおよびTetley著の”衛星通信の
原理と応用(Satellite Communications: Principles an
d Applications)”に記載されたInmarsat(登
録商標)衛星システム、例えば欧州特許公開公報EP-A-0
365885号に記載されたIridium(登録商標)衛星
セルラーシステム、および例えば欧州特許公開公報EP-A
-0510787号、EP-A-0575678号、およびEP-A-0648027号公
報に記載されたOdyssey(登録商標)システムが
上げられる。
【0005】地上型通信システムおよび衛星通信システ
ムの両方において、システムで利用可能なバンド幅は制
限されているので、システムの容量およびそれからもた
らされる収益性を最大化するためには、利用可能なバン
ド幅をできる限り効率的に使用することが望まれてい
る。
【0006】衛星通信システムにおいては、衛星による
全体的送信パワーは、衛星に対するパワー供給源の大き
さにより制限を受けている。
【0007】それゆえ、ユーザ間の衝突を避けるように
して、通信リソースに対する異なるユーザの間における
周波数チャネルまたは衛星のトランスポンダ(transpond
er)(中継器)等の通信リソースへの分割的アクセスが
望まれている。上記のような理由から、通信システムに
対して、多元接続方法が考案されている。このような多
元接続方法としては、時分割多元接続(TDMA)およ
びコード分割多元接続(CDMA)が考案されている。
多元接続方法においては、衝突を防止するために、ユー
ザによる通信リソースへのアクセスが調整される。TD
MAシステムまたはCDMAシステムにおいては、中央
ステーションにより、異なるユーザに対して、異なるタ
イムスロット(time slot)またはコードが割り当てられ
る。しかし、この方法では、タイムスロットまたはコー
ドの割り当てを伝えるために、中央ステーションと個々
のユーザとの間において通信が必要となる。中央ステー
ションが何らかの原因で故障した場合には、割り当てを
実行することができなくなる。
【0008】他の解決策としては、それぞれのユーザが
ランダムな時間に共通の周波数チャネルを用いて送信
し、他の送信との衝突が生じるか否かを検出する方法が
ある。衝突が生じた場合には、ランダムな時間間隔をお
いて、ユーザにより再送信が実施される。このシステム
は、”Aloha”システムとして周知であり、Calcu-
ttおよびTetley著の上記の参照文献により詳細が開示さ
れている。共通の周波数チャネルを共有するユーザの数
が増加するほど、衝突の可能性は高くなる。それゆえ、
衝突が生じないようにデータを送信するために、個々の
送信機により、数回のアクセスの試みが必要となること
もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、共通の
通信リソースを通して行われる送信に関連する情報が、
この通信リソースを使用する送信機に係わる複数のプロ
セッサにより共有されるような方法、およびこのような
方法を実施するための装置が提供される。それぞれのプ
ロセッサにおいては、送信に関して一群のルールが適用
される。これらのルールにより、共通の通信リソースに
対して送信を割り当てることに関して、それぞれのプロ
セッサにより、一貫した決定がなされる。そして、この
決定に応じて、共通の通信リソースを用いて送信が実施
される。共通の通信リソースを介した送信機を用いての
送信についての正確な割り当てを確認するために、それ
ぞれの送信機は、その関連するプロセッサと通信するこ
とのみが必要となる。それゆえ、幾つかのプロセッサが
故障した場合においても、少なくとも幾つかの送信機に
より、送信行程が継続して実施される。さらに、一貫し
た共通のルールに基づいて通信リソース内における送信
が調整されるので、それぞれの送信間において衝突を生
じさせることなく、共通のチャネルが効率的に使用され
る。
【0010】本発明の他の特徴によれば、衛星の視野(f
ield of view)内の1つの地上局からの情報が、衛星の
視野内の他のすべての地上局に放送されるようにする方
法および装置が提供される。情報は、1つの地上局によ
り要求される衛星へのアクセスに関するものである。こ
のような方法により、特定の衛星に関連する情報が、こ
の衛星の視野にある地上局にのみ受け入れられる。
【0011】本発明の他の特徴によれば、複数のメッセ
ージが、対応する複数のトランシーバに送信される方法
および装置が提供される。それぞれのメッセージにおい
ては、対応するトランシーバによる受信応答(acknowled
gement)が必要とされ、そして、応答する前にトランシ
ーバにより保持される遅延時間が伝達される。メッセー
ジを送信する装置によりメッセージトラフィックのピー
クが検出される場合には、遅延時間はメッセージごとに
異なるように調整される。この結果、トランシーバによ
る応答のピーク率は、メッセージ送信のピーク率よりも
低くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、本発明特
有の実施の形態が詳細に説明される。図1は、ショート
メッセージサービスセンタを有する移動体衛星通信シス
テムネットワークの本発明による実施の形態を示す概略
図である。図2は、図1に示されたネットワークにおい
てショートメッセージの送信の失敗に続けて実施される
HPN信号の送信を示すシーケンス図である。図3は、
図2のシーケンスにおける高貫通性チャネル(high pene
tration cha-nnel)のフレームフォーマットを示す図で
ある。図4は、図1のネットワークにおけるユーザ端末
を示す概略図である。図5は、図1のネットワークにお
ける1つの衛星を示す概略図である。図6は、図1のネ
ットワークにおける1つの衛星アクセスノード(satelli
teaccess node)を示す概略図である。図7は、図6の衛
星アクセスノードにおいて適用されるアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【0013】[ネットワーク]図1には、移動体側ユー
ザへのショートメッセージおよび高貫通性ノーティフィ
ケーションメッセージ(high-penetration notification
message)の通信のために使用される衛星通信ネットワ
ークの一部が概略的に示される。
【0014】固定ユーザ2が、公共サービス電話網(P
STN)4に接続されている。適切な電話番号をダイア
ルすることで、固定ユーザ2は、PSTN4を介して、
ショートメッセージサービス(SMS)のサービスセン
タ6に接続される。このサービスセンタ6では、最適な
ネットワーク接続を選択することで、移動体側ユーザへ
のショートメッセージの送信を制御する。ホーム位置登
録機(home locationregister)(HLR)8と通信する
ことで、SMSサービスセンタ6は、呼び出された移動
体側ユーザに関連する顧客位置および顧客プロファイル
情報を得ることができる。
【0015】SMSサービスセンタ6は、適切な通信リ
ンク(communications links)を用いて、移動端末との通
信を可能とする1つまたは複数の移動通信ネットワーク
に接続される。例えば、SMSサービスセンタは、GS
M基準に従ってGSMショートメッセージサービスを支
援する地上型セルラーネットワークと、移動体衛星通信
システムとの両方に接続されることもある。そして、S
MSサービスセンタは、移動端末がサービスセンタの管
轄する範囲内にある場合には、優先的に地上型セルラー
ネットワークを選択することもある。
【0016】また、SMSサービスセンタ6は、例えば
地上型セルラーネットワークまたは移動体衛星通信シス
テムを介して、移動体側ユーザからのショートメッセー
ジのリクエストを受けることもある。
【0017】図1においては、SMSサービスセンタ6
は、高貫通性メッセージ送信を含むメッセージ送信サー
ビスを提供するICO(登録商標)システム等の移動体
衛星通信システムに接続されている。移動体衛星通信シ
ステム(MSS)10は、3次元的に配置された衛星群
14a,14b,14cに対して無線周波数通信リンク
を提供する複数の衛星アクセスノード12a,12bを
有している。衛星群のなかの少なくとも幾つかは、その
視野の中に移動体側ユーザ端末16を包含するととも
に、1つの衛星アクセスノード12とユーザ端末16と
の間の無線通信を可能とする。
【0018】英国特許公報GB-2295296号に記載された一
例によれば、12カ所の衛星アクセスノード12が、世
界的に最適な位置に配置されている。3次元的に配置さ
れた衛星群は、2つの軌道面内において6時間の周回軌
道を有する10個の衛星から構成することが可能であ
る。この際、それぞれの衛星は、赤道に対して45度傾
けられている。それぞれの軌道面内においては、1つの
予備衛星が用意されている。衛星アクセスノード12お
よび衛星14について上記のような配置を採用すること
で、移動体衛星通信サービスを全世界的に展開すること
が可能となる。また、Iridium(登録商標)、I
nmarsat(登録商標)、またはOdyssey
(登録商標)システム等の他の移動体衛星通信システム
を使用することも可能である。
【0019】それぞれの衛星アクセスノード12は、視
野範囲にある幾つかまたはすべての衛星14を追跡する
複方向指向性アンテナ(multiple directional antenna)
を備えた地上局(LES)18a,18bを有してい
る。また、それぞれの衛星アクセスノード12は、通信
トラフィックについての、他の衛星アクセスノードへの
ルート付け、および移動体衛星通信システムへのアクセ
ス権限を有するサードパーティの操作者が所有するゲー
トウェイ(gateway)に対するルート付けを実施する移動
体衛星通信交換局(mobile satellite switching centr
e)(MSSC)20を有している。SMSサービスセン
タ6は、このようなゲートウェイの一例である。それぞ
れのMSSC20は、ビジター位置登録機(visitor loc
ation reg-ister)(VLR)22に接続されている。こ
のVLRは、前記衛星アクセスノード12に対してログ
オンされたユーザ端末16の詳細情報に関するデータベ
ースを有して構成されている。
【0020】HLR8から得られた情報により、ユーザ
端末16が登録された衛星アクセスノード12が識別さ
れ、この情報に基づいて、SMSサービスセンタ6によ
り、メッセージに対する適切な衛星アクセスノード12
へのルート付けがなされる。そして、対象となる衛星ア
クセスノード12では、ユーザ端末16のより正確な位
置を判定するため、およびユーザ端末16が契約してい
るメッセージサービスの種類を判定するために、VLR
22から移動体衛星通信交換局20へ、より詳細な情報
が送られる。これらの情報により、衛星アクセスノード
12が如何にしてユーザ端末16と通信するかが決定さ
れる。この決定についての工程に関しては、以下に詳細
に説明される。
【0021】[高貫通性ノーティフィケーション(high
penetration notification)]高貫通性ノーティフィケ
ーションサービスは、高貫通性ノーティフィケーション
(HPN)サービスセンタ24により制御されている。
このHPNサービスセンタ24は、それぞれの衛星アク
セスノード12のMSSC20およびLES18との間
で通信を行っている。
【0022】高貫通性ノーティフィケーションとは、シ
ョートメッセージ、音声トラフィック(voice traffic)
およびデータトラフィック(data traffic)に対して用い
られるよりも高いリンクマージン(link margin)を用い
て、1つまたは複数の衛星14により送信されるメッセ
ージとして与えられるものである。このリンクマージン
は、視野内チャネルにおいてメッセージを復号するため
に適宜必要とされるノイズ密度比(noise density rati
o)に対する余剰信号エネルギ(excess signalenergy)と
して定義されている。例えば、通常の音声チャネルおよ
びデータチャネルは、衛星の直接視野内においてアンテ
ナが展開された動作状態における携帯用ユーザ端末によ
り受信されるのに充分な貫通性を有している。また、シ
ョートメッセージチャネルおよび制御チャネルは、例え
ばスーツケース内にある状態、および/またはアンテナ
が収納された状態、および/または軽いラジオシャドウ
イング(radio shadowing)が生じている状態等の非動作
状態においても携帯用ユーザ端末により受信されるのに
充分な貫通性を有している。さらに、高貫通性ノーティ
フィケーションは、例えばユーザ端末16が建築物の内
部にある場合、および/またはすべての衛星14の視野
外にある場合、および/またはアンテナが収容されてい
る場合のような他の如何なるトラフィックも受信不可能
である状態においても、ユーザ端末16に情報を通信す
るために使用される。高貫通性ノーティフィケーション
のリンクマージンによれば、上記のような状況下におい
ても、ユーザ端末によるデータの受信および復号を可能
とするために充分である貫通性が与えられる。例えば、
リンクマージンとして、28dBが与えられることもあ
る。リンクマージンは、送信パワーに対する関数として
与えられ、コンボルーション的符号化(convolutional c
oding)等の符号化により付加的に増加させることも可能
である。
【0023】[ショートメッセージが失敗した後のHP
N]図1および図2を参照して、高貫通性ノーティフィ
ケーションメッセージの使用の一例が説明される。ステ
ップ30では、固定ユーザ2からSMSサービスセンタ
6へメッセージが送信される。このメッセージには、本
実施の形態ではユーザ端末16である受信対象者を識別
するための例えば電話番号等の識別コードが含まれてい
る。ステップ32では、SMSサービスセンタ6によ
り、ユーザ端末16の識別情報がホーム位置登録機8に
送信される。そして、これに応じてホーム登録機8から
は、ユーザ端末16が登録されている衛星アクセスノー
ド12の識別情報等のルート付け情報がSMSサービス
センタに送信される。ステップ34では、SMSサービ
スセンタ6により、ユーザ2から、ホーム位置登録機8
により識別された衛星アクセスノード12の衛星通信交
換局20へ、ユーザ端末16の識別情報と共にメッセー
ジが送信される。
【0024】ステップ36では、衛星通信交換局20に
よりビジター位置登録機22がアクセスされて、ビジタ
ー位置登録機22からユーザ端末16の詳細な位置情報
が引き出されるとともに、ユーザ端末16の所有者がシ
ョートメッセージサービスの契約をしているか否かの判
定がなされる。ステップ37では、ユーザ端末16の予
想位置に関する情報とともにメッセージが、LES18
に送信される。
【0025】ステップ38では、LES18により、ユ
ーザ端末16にメッセージを送信できそうな衛星が選択
され、さらにこの衛星14により発生されて、その時点
でユーザ端末16の位置をカバーすることができるビー
ム(指向性電波)が選択される。そして、選択された衛
星14の選択されたビームを介して、メッセージがユー
ザ端末16に送信される。
【0026】LES18では、所定の期間t1内におい
て、ユーザ端末16からのメッセージ受信応答(acknowl
edgement)信号が受信されたか否かが判定される。受信
応答信号が受信されない場合には、ステップ40におい
て、移動体衛星通信交換局20に対してエラー信号が送
信される。そして、ステップ42において、移動体衛星
通信交換局20からSMSサービスセンタ6にエラーレ
ポート(failure repo-rt)が送信される。さらに、ステ
ップ44において、SMSサービスセンタ6から固定ユ
ーザ2にエラーレポートを送信することも可能である。
ステップ42において送信されたエラーレポートに応じ
て、SMSサービスセンタ6により、その時点でユーザ
端末16がショートメセージに応答しない旨の情報を含
むようにHLR8が更新される。
【0027】ステップ40において送信されたページン
グエラーに応じて、ステップ48において、移動体衛星
通信交換局20からHPNサービスセンタへ、メッセー
ジ内容が送信される。そして、ステップ50において、
HPNサービスセンタ24により、位置情報およびHP
Nメッセージを送信するための他の情報についての移動
体衛星通信交換局20からの送信に対する要求がなされ
る。移動体衛星通信交換局20は、要求される情報を、
ステップ52においてホーム位置登録機8から獲得し、
ステップ54においてビジター位置登録機22から獲得
する。そして、ステップ56において、移動体衛星通信
交換局20からLES18へ、要求された情報が送信さ
れる。
【0028】ステップ58では、HPNサービスセンタ
24により、ステップ48において送信されたオリジナ
ルのメッセージを基に構成されたHPNメッセージが生
成される。そして、ステップ60において、LES18
からユーザ端末16へ、HPNメッセージが送信され
る。ステップ60におけるHPNメッセージの送信処理
に関しては、後に詳細に説明される。
【0029】ユーザ端末16によりHPNメッセージが
受信されると、ステップ62において、ユーザ端末16
からLES18へ、受信応答信号が送信される。この受
信応答信号に応じて、ステップ64において、HPNの
受信が確認された旨の情報が、LES18からHPNサ
ービスセンタ24へ送信される。これにより、HPNサ
ービスセンタにより、同じオリジナルのメッセージを基
に構成されるHPNメッセージが再度送信されるのが防
止される。
【0030】[HPNメッセージ内容]HPNサービス
センタ24は、オリジナルのメッセージを受信して、そ
の後、オリジナルのメッセージを基にしてHPNメッセ
ージの内容を構成する場合もあれば、またはオリジナル
のメッセージの内容とは無関係にHPNメッセージを生
成する場合もある。例えば、HPNサービスセンタ24
により、メッセージの内容が捨てられて、単なる通知信
号がHPNメッセージとして生成される場合もある。こ
の場合、HPNメッセージにより、ユーザ端末16に対
して、単にユーザ端末16に対する通信が試みられたこ
とのみが示される。これに代えて、HPNメッセージ
を、固定ユーザ2の電話番号、途中で打ち切られた形態
のオリジナルメッセージ、または予めユーザ端末16に
記憶されたメッセージ集合のなかの1つのメッセージ
(例えば、”私は次の電車で帰宅する”)を指定するユ
ーザメッセージフラグから構成することも可能である。
【0031】[HPNメッセージバースト]HPNメッ
セージは、同期用プリアンブル部、システムおよび衛星
情報、メッセージデータ、およびエラーチェックデータ
から構成されるメッセージバースト(message burst)を
用いて、LES18により送信される。この際、衛星情
報には、HPNメッセージを送信するのに使用される衛
星を識別する識別コードが含まれている。
【0032】さらに、システム情報ブロックには、受信
応答チャネルの周波数基準値および受信応答チャネルの
遅延時間基準値が含まれている。これらの情報により、
ユーザ端末16に対して、ステップ62において受信応
答信号を送信するために使用される周波数、および受信
応答信号を送信するまでに待機するための遅延時間が伝
えられる。
【0033】[HPN送信チャネル]図3には、1つの
衛星14を用いて送信される際におけるHPN送信チャ
ネルのタイミングが示されている。高貫通性メッセージ
バーストHPは、放送チャネル(broadcast channel)
(BCCH)バーストに対して交互配置されている。個
々の高貫通性メッセージバーストは、データスロットD
と、データスロットに先行して周波数基準値およびタイ
ミング基準値を与える同期用プリアンブルバーストF(s
ynchronisation preamble burst)とを有して構成されて
いる。
【0034】図3に示される放送チャネルと高貫通性ス
ロットとのタイミングが、衛星について参照され、この
結果、放送チャネルと高貫通性バーストとを同時に送信
することが衛星に対して要求されることはない。このよ
うな方法を用いることで、衛星のパワー要求のピークが
所定のリミット以下に抑えられ、衛星におけるパワー変
動が防止される。
【0035】ユーザ端末16は、システム情報および衛
星情報を受信するとともに、メッセージバーストの到達
時間を記録する。これらの情報から、ユーザ端末16
は、送信バーストタイミングおよび受信バーストタイミ
ングをシステムと同期化させる。
【0036】[HPNメッセージの種類]さらに、メッ
セージバーストの内容は、GSMシステムのTMSIに
類似して、メッセージが送信されるユーザを識別する一
時的ユーザID、メッセージ参照IDを含むメッセージ
ID、および送信されるメッセージの種類を識別するメ
ッセージ種類IDを有している。
【0037】データスロットDは、メッセージ全体を含
むか、または長いメッセージの一部分を含んでいる。後
者の場合には、ユーザ端末16にアドレスされた一連の
データスロットDのメッセージ内容は、ユーザ端末16
により連結されて、オリジナルのメッセージが再構成さ
れる。
【0038】好ましくは、メッセージ内容が暗号化また
はスクランブル化(scrambled)され、一時的ユーザID
により識別されたユーザのみがメッセージを復号するこ
とが可能となる。効果的なリンクマージンを増加させる
ために、例えばコンボルーション的符号化を用いて、メ
ッセージ内容が符号化される場合もある。
【0039】図4を参照して、HPN信号を受信した際
のユーザ端末16の動作が以下に説明される。ユーザ端
末は、アンテナ72から受信されたRF信号を復調し
て、復調された信号をコントローラ74に送信する受信
機70を有して構成されている。コントローラ74によ
り、例えばステップ62における受信応答信号のような
信号が送信機76に送信される。送信機76では、信号
がRF変調されるとともに、RF変調された信号がアン
テナ72に出力され、これにより信号が送信される。
【0040】コントローラ74により、受信機70およ
び送信機76の周波数およびタイミングが制御される。
コントローラ74には、受信のタイミングおよび送信の
タイミングを規定するクロック(clock)が設けられてい
る。このクロックは、発振器78により動作させられ
る。受信機70により受信されたメッセージは、メモリ
79に記憶され、LCDスクリーン等のディスプレイ8
0上に表示することが可能である。ユーザは、メッセー
ジを検索、表示、および消去するために、キーパッド(k
ey pad)82を用いて、ユーザ端末16の動作を制御す
る。また、メモリ79には、受信されたメッセージフラ
グにより識別されるメッセージの参照テーブルが記憶さ
れている。
【0041】さらに、ユーザ端末16は、マイクロフォ
ン、イヤホーン、アナログ−デジタル変換器、デジタル
−アナログ変換器、およびコーデック(符復号器)を有
して構成される場合もあり、これにより、ユーザ端末を
携帯電話として使用することが可能となる。また、別の
形態において、ユーザ端末16がポケットベル(ページ
ャ(pager))のみとして構成される場合には、上記の付
加的な部材は省略することができる。
【0042】[衛星]衛星14の送信パワーは、衛星の
ソーラアレイからの電力、および衛星14が地球の陰に
入っている場合には電池の電力から使用可能であるパワ
ー範囲に制限される。高貫通性ノーティフィケーション
のバーストは、衛星14の総送信パワーの20%ものパ
ワーを消費する。それゆえ、それぞれの衛星14では、
1つのHPNトランスポンダ(transponder)しか与えら
れず、この1つのトランスポンダが、複数のLES18
間、および衛星14の複数の送信ビーム間で共有され
る。
【0043】図5に示されるように、それぞれの衛星1
4は、フィーダーリンク(feeder link)通信サブシステ
ム100を有している。このフィーダーリンク通信サブ
システムは、フィーダーリンクアンテナ98を用いて、
LES18とのフィーダーリンクを介しての通信チャネ
ルについての送信および受信を実施する。フィーダーリ
ンクアンテナ98は、衛星14の視野内の実質的にすべ
ての地表面をカバーする広域的なビームを発生させ、こ
れにより衛星の視野内にある任意の1つの衛星アクセス
ノード12からの信号を受信することが可能となる。
【0044】フィーダーリンク通信サブシステム100
により、Cバンド−Cバンドのトランスポンダが提供さ
れる。このトランスポンダにおいては、アップリンクに
おけるCバンドのフィーダーリンクチャネルが、ダウン
リンクにおいてそれぞれ異なるCバンド周波数を有する
フィーダーリンクチャネルに変換され、これにより、フ
ィーダーリンクアンテナ98のビームの到達範囲内にあ
る複数の衛星アクセスノード12間における通信が可能
となる。
【0045】フィーダーリンク通信サブシステム100
は、チャネル処理サブシステム102を介して、移動通
信サブシステム104に接続されている。この移動通信
サブシステム104により、マルチビームアンテナアレ
イ106が制御される。移動通信サブシステム104お
よびマルチビームアンテナ106により、衛星14によ
りカバーされるエリアにわたって、互いに重なるスポッ
トビームのアレイが発生される。これにより、移動中の
ユーザ端末に対するユーザリンク(user link)(移動側
リンク)が与えられる。
【0046】チャネル処理サブシステム102により、
リソース管理サブシステム105からの指示に基づい
て、フィーダーリンクのチャネルが、移動通信サブシス
テム104により発生されるスポットビームで伝達され
るユーザリンクチャネルに変換される。リソース管理サ
ブシステム105には、チャネル割り当てテーブルが設
けられ、このチャネル割り当てテーブルは、衛星14の
遠隔計測、追跡、および制御(telemetry, tracking and
control)(TT&C)サブシステム107を介して、
LES18から受信される信号を用いて修正することが
可能である。TT&Cサブシステム107は、TT&C
アンテナ108を用いて、1つまたは複数のLES18
からのチャネル割り当て情報を受信する。
【0047】衛星通信システムの一例についての詳細
は、国際公開公報WO95/28747号に開示されている。
【0048】HPNメッセージバーストの瞬間的出力に
制限があるために、任意の一時点においては、HPNト
ランスポンダの出力は、マルチビームアンテナ106の
1つのビームに接続されるのみである。HPNトランス
ポンダに接続されるビームは、以下に説明されるよう
に、それぞれのHPNメッセージバーストに対して個別
に選択することが可能である。
【0049】フィーダーリンク通信サブシステム100
により、HPNメッセージバーストに対応するフィーダ
ーリンクに対しての専用の周波数チャネルが割り当てら
れる。チャネル割り当てテーブルは、ビーム割り当て、
移動側リンクの周波数割り当て、およびHPNトランス
ポンダに対するトランスポンダゲイン(transpondergai
n)である3つの要素からなるデータの集合を記憶するデ
ータ記憶部を有して構成されている。1つのLES18
からHPNメッセージバーストが送信される前の所定の
時点において、このLES18からTT&Cサブシステ
ム107に対して、チャネル割り当てテーブルの中から
前記3要素からなるデータの1つを選定するための選定
コマンドが送信される。この3要素からなるデータによ
り、選定コマンドの後に続けてHPNメッセージバース
トを送信する際におけるビーム、周波数、およびゲイン
が決定される。そして、選定コマンドの受信から所定の
時間間隔の後に、後に続くHPNメッセージバーストの
受信に同期させて、HPNトランスポンダに対して選定
されたビーム、周波数、およびゲインを割り当てるため
に、リソース管理サブシステム105により、チャネル
処理サブシステム102が制御される。この結果、この
ような割り当てに基づいて、HPNメッセージが送信さ
れる。このような方法を用いることで、衛星14の視野
内にある任意の1つのLES18による制御の下で、H
PNトランスポンダを任意の1つのスポットビームに割
り当てることが可能となる。
【0050】[HPNスケジューリング]衛星14の視
野内にあるそれぞれのLES18が、この衛星14に対
してHPNメッセージを送信することができるととも
に、送信するメッセージに対するビーム割り当てを制御
可能であることで、衛星アクセスノード12間における
HPNリソースに対するスケジューリングを実施するた
めに、衛星アクセスノード12間での交渉が必要とな
る。
【0051】例えば英国特許公報GB-2295296号に記載さ
れるように、それぞれの衛星アクセスノード12は、ネ
ットワークにより相互接続されている。この接続ネット
ワークは、電話網、ISDNライン、専用ライン、また
は衛星アクセスノード12間において信頼性の高い通信
を実現できる他の任意形態の接続手段から構成される。
さらに、それぞれの衛星アクセスノード12は、衛星1
4により提供されるCバンド−Cバンドリンクを介し
て、互いに通信を行う。
【0052】図6には、1つの衛星アクセスノード12
を表す概略図が示されている。移動体衛星通信交換局2
0は、リンクLを介して、権限を有するサードパーティ
により操作されるゲートウェイに接続され、リンクPを
介して、他の衛星アクセスノード12の他の移動体衛星
通信交換局20に接続されている。ショートメッセージ
またはHPN等のメッセージは、LES18のコントロ
ーラ110に送信され、コントローラ110において、
これらのメッセージは、送信される前に、記憶用バッフ
ァ112に記憶される。そして、コントローラ110に
より、それぞれのメッセージは、送信を行うために、一
群の無線周波数変調回路1141-5のなかの1つの無線
周波数変調回路を介して、一群のアンテナ1161-5
なかの選択された1つのアンテナへ送信される。それぞ
れのアンテナ116により、1つの衛星14に対して方
向付けられた狭い範囲のビームが発生される。
【0053】例えば5秒から10秒ごとの所定の間隔を
おいて、それぞれの衛星アクセスノード12から、Cバ
ンド−Cバンドチャネルを介して、同じ衛星14の視野
内にある他のそれぞれの衛星アクセスノード12に対し
て、送信側衛星アクセスノードにおいて送信準備が完了
して待機状態にあり記憶用バッファ112に記憶された
メッセージに関する情報が送信される。この情報には、
受信対象のユーザ端末の位置、移動側リンクにおいて使
用可能な周波数およびタイムスロット、メッセージの長
さ、およびメッセージに割り当てられた優先順位が含ま
れている。これらの情報は、送信している衛星アクセス
ノード12に対して割り当てられたCバンド−Cバンド
のフィーダーリンクチャネルの1つのタイムスロットに
おいて送信される。好ましくは、それぞれの衛星アクセ
スノード12から、それぞれの衛星14のCバンド−C
バンドフィーダーリンクチャネルを用いて、その衛星1
4を介して送信されるメッセージのみに関する情報が送
信される。それぞれの衛星アクセスノード12では、衛
星アクセスノード12により追跡される衛星14ごと
に、任意の衛星アクセスノード12において送信が待機
されている待ち状態のすべてのメッセージに関するデー
タが編集される。
【0054】上記と別の方法においては、待ち状態にあ
るメッセージに関する情報は、それぞれの衛星アクセス
ノード12を相互接続するネットワークを介して送信さ
れる。
【0055】[スケジューリングアルゴリズム]HPN
トランスポンダによる送信用のフィーダーリンクのHP
Nチャネルにおいて送信されるメッセージの順番を決定
するために、それぞれの衛星アクセスノード12のコン
トローラ110により、編集されたメッセージのリスト
に対して同一のスケジューリングアルゴリズムが適用さ
れる。それぞれの衛星アクセスノード12において、同
一の編集データに対して同一のアルゴリズムが適用され
るから、HPNトランスポンダチャネルにより送信され
るHPNメッセージの順番に関して、それぞれの衛星ア
クセスノード12のコントローラ110において、同一
の決定がなされる。これにより、フィーダーリンクチャ
ネルにおいて衝突を生じることなく、そして、同時に2
つのメッセージによりHPNトランスポンダの使用が要
求されることなしに、LES18を介して、それぞれの
衛星14に対して、HPNバーストを送信することが可
能となる。
【0056】さらに、スケジューリングアルゴリズムに
より、受信応答のためにユーザ端末16に割り当てられ
る周波数およびタイムスロットが決定される場合もあ
る。これにより、ユーザ端末16からの受信応答信号の
間で衝突が生じることが防止される。
【0057】さらに、特定のビームで送信されるHPN
メッセージのトラフィックレベルがピーク状態にある場
合には、ピークの前半のHPNメッセージに対する受信
応答の遅延時間が、ピークの後半のHPNメッセージに
対する受信応答の遅延時間よりも短く設定される。これ
により、受信応答信号が送信される期間が拡張されて、
対象ビームについての対応する受信応答のトラフィック
のピークが低減される。
【0058】図7のフローチャートには、スケジューリ
ングアルゴリズムの一例が示されている。ステップ12
0においては、コントローラ110により、衛星アクセ
スノード12により追跡される衛星14を介して送信さ
れるべき待ち状態にあるすべてのメッセージのリストが
編集される。ステップ122においては、送信用スロッ
トを割り当てられていない最も古いメッセージのグルー
プが抽出され編集される。ステップ124においては、
メッセージグループのなかのそれぞれのメッセージに対
して、個々のメッセージに対して有効であるすべての転
送用スロットが仮転送用スロットとしてそれぞれ割り当
てられる。ステップ126においては、同一の仮スロッ
トに対して2以上のメッセージが割り当てられている衝
突状態を、1つしか仮スロットが割り当てられていない
メッセージを優先することで解消する。ステップ128
においては、その時点におけるメッセージグループのな
かで、衝突状態の解消の後にスロットの割り当てが可能
となるすべてのメッセージに対して、対応するスロット
が割り当てられる。そして、スロットの割り当てが不可
能なメッセージに対しては、後のスケジューリングサイ
クルにおいて割り当てを実施することを示すフラグが付
される。ステップ130においては、最も新しいメッセ
ージが処理されたか否かが判定される。最も新しいメッ
セージが処理されていない場合には、処理がステップ1
22まで戻って、処理されていない最も古いメッセージ
から構成される新しいメッセージグループが編集され
る。また、最も新しいメッセージの処理が既に完了して
いる場合には、その時点におけるスケジューリングサイ
クルを終了する。しかし、このスケジューリングサイク
ルは、他の衛星アクセスノード12において待ち状態に
あるメッセージに関する新たな情報が受信された後に再
開される。
【0059】個々のユーザ端末16により受信応答され
ないメッセージは、それぞれの衛星アクセスノード12
において、メッセージ待ち行列に保持され、他の衛星ア
クセスノード12に送信される次のメッセージのリスト
に含まれるようになる。
【0060】HPNメッセージバーストにより、スポッ
トビームのカバー領域内にあるすべてのユーザ端末16
に対して、同期化情報が与えられるから、1つのHPN
バーストは、所定の最大値より短いインターバルで、そ
れぞれのスポットビームにより送信されるのが好適であ
る。衛星アクセスノード12で適用されるアルゴリズム
により、メッセージが載せられるスポットビームに基づ
いて、メッセージの仮スロットが決定される。これによ
り、所定の最大インターバル内では、それぞれのスポッ
トビームには、少なくとも1つのHPNメッセージが割
り当てられることが保証される。望まれる場合には、上
記の基準が満たされることを保証するために、1つの衛
星アクセスノードにおけるメッセージ待ち行列に、ダミ
ーメッセージが付加される。任意のタイムスロットに対
して、HPNメッセージが割り当てられていない場合に
は、そのタイムスロットを埋めるためにダミーメッセー
ジが付加され、衛星におけるパワー変動が防止される。
【0061】移動体衛星通信システムを対象として上記
の実施の形態が説明されたが、本発明による構成は、通
信リソースが複数の送信機により共有される必要のある
任意のシステムに対して適用される。一貫したスケジュ
ーリングアルゴリズムを用いることで、割り当ての順序
を決定するためのマスターコントローラを必要とするこ
となく、リソースに対する整合した割り当てを実現する
ことが可能となる。
【0062】好適な実施の形態においては、上記のアル
ゴリズムを実行するために、それぞれの衛星アクセスノ
ード12に1つのコントローラ110が設置される。し
かし、1つのコントローラにより、2つ以上の送信機に
対してスケジューリング情報が与えられる場合もあれば
(例えば、対象とする衛星アクセスノード12について
登録された複数のユーザ端末に対する受信応答信号のス
ケジューリングを決定する際のコントローラ110によ
るスケジューリング情報の提供)、1つの送信機に対し
て複数のコントローラを設定することも可能である。後
者の場合、1つのコントローラが故障した際におけるバ
ックアップが提供される。コントローラと送信機との間
においては、信頼性の高い通信リンクが確立されること
が好ましいが、コントローラが送信機の物理的近傍に配
置される必要は必ずしもない。
【0063】上記の好適な実施の形態においては、それ
ぞれのコントローラ110により、任意の1つの共通で
ある通信リソースについて、同一のデータに対して同一
のアルゴリズムが適用されている。しかし、それぞれの
コントローラでは、そのコントローラによりスケジュー
リング情報が送られる送信機に対してのみの送信に関す
るスケジューリングが決定される必要があるだけであ
る。それゆえ、異なるコントローラにより適用されるス
ケジューリングアルゴリズムは、異なっていてもよい。
この場合、それぞれのコントローラでは、そのコントロ
ーラに関連する送信機による送信に影響を与えることの
ないメッセージ間の衝突状態を解消する必要はない。そ
れぞれのコントローラでは、関連する1つの送信機また
は複数の送信機の有効性を損なう衝突状態に対して仮ス
ロットを指定する必要があるのみである。異なるコント
ローラにより適用されるアルゴリズムは、衝突状態を回
避する充分な一貫性を有している必要性があるのみであ
る。
【0064】上記の実施の形態においては、HPNチャ
ネルにおけるメッセージバーストを分割するために、T
DMAチャネルフォーマットが使用されている。しか
し、上記のスケジューリングアルゴリズムは、CDMA
または拡張スペクトル(spreadspectrum)TDMA等の他
の多元接続フォーマットに適用することも可能である。
例えば、スケジューリングアルゴリズムにより、干渉を
最小化するように、それぞれのメッセージに対して使用
される拡張スペクトルコードが決定される。
【0065】HLR8およびVLR22は、在庫品であ
る部品の使用を可能として開発コストを低減させるため
に、GSMシステムにおいて使用される装置類を基本と
したHLR装置およびVLR装置から構成されるのが好
適である。また、このような方法に代えて、移動体衛星
通信システムに対して専用に開発された装置、またはG
SM地上型システム以外のシステム用の装置を使用する
ことも可能である。
【0066】”移動側ユーザ端末”という用語は、携帯
用端末、航空機および船舶を含む乗り物に搭載された端
末、および無線電話ブース、無線電話ステーション、ま
たは無線通信リンクに接続された電話網等の一時的また
は永続的設備を含むものとして与えられている。
【0067】本発明の上記の構成は、共通の信号伝達チ
ャネルの使用を整合させるために、GSMシステム等の
地上型セルラーシステムに対しても適用することが可能
である。さらに、本発明の上記の特徴は、提案されたI
ridium(登録商標)システムおよびOdysse
y(登録商標)システム、および既存のまたは提案され
たInmarsat(登録商標)システム等の移動型シ
ステム、またはこれらの互換システムに対しても適用す
ることが可能である。
【0068】それぞれの衛星に設置された処理システム
により、チャネルの切り換えおよびチャネルの割り当て
が制御される衛星通信システムにおいては、それぞれの
衛星の処理システムにより、本発明の実施の形態に基づ
いたスケジューリングアルゴリズムの適用を実施するこ
とが可能となる。
【0069】上記の実施の形態においては、機能ブロッ
クを基準として、通信システムにおける装置の説明がな
されている。しかし、当業者であれば、この機能ブロッ
クが必ずしも個別の物理的ユニットを表すものではな
く、複数のブロックから構成される機能が単一の物理的
ユニットに統合される場合もあれば、単一の機能が複数
の物理的ユニット間に分散される場合もあることが理解
されるであろう。
【0070】本発明の実施の形態を構成する構成要素
が、司法的に異なる管轄範囲に配置されることもあれ
ば、宇宙空間に配置されることもあることが理解される
であろう。ここで、誤解を避けるために述べておくが、
特許請求の範囲に記載された発明の保護範囲は、請求項
において定義された発明概念を実施することに貢献する
すべての電気通信装置、電気通信システム、またはこれ
らの装置およびシステムにより実施されるすべての方法
を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ショートメッセージサービスセンタを有する
移動体衛星通信システムネットワークの本発明による実
施の形態を示す概略図である。
【図2】 図1に示されたネットワークにおいてショー
トメッセージの送信の失敗に続けて実施されるHPN信
号の送信を示すシーケンス図である。
【図3】 図2のシーケンスにおける高貫通性チャネル
のフレームフォーマットを示す図である。
【図4】 図1のネットワークにおけるユーザ端末を示
す概略図である。
【図5】 図1のネットワークにおける1つの衛星を示
す概略図である。
【図6】 図1のネットワークにおける1つの衛星アク
セスノードを示す概略図である。
【図7】 図6の衛星アクセスノードにおいて適用され
るアルゴリズムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 固定ユーザ 4 電話網 6 ショートメッセージサービス(SMS)サービスセ
ンタ 8 ホーム位置登録機(HLR) 10 移動体衛星通信システム(MSS) 12 衛星アクセスノード 14 衛星 16 ユーザ端末 18 地上局 20 移動体衛星通信交換局(MSSC) 22 ビジター位置登録機(VLR) 24 高貫通性ノーティフィケーション(HPN)サー
ビスセンタ 70 受信機 72 アンテナ 74 コントローラ 76 送信機 78 発振器 79 メモリ 80 ディスプレイ 82 キーパッド 98 フィーダーリンクアンテナ 100 フィーダーリンク通信サブシステム 102 チャネル処理サブシステム 104 移動通信サブシステム 105 リソース管理サブシステム 106 マルチビームアンテナ 107 TT&Cサブシステム 108 TT&Cアンテナ 110 コントローラ 112 記憶用バッファ 114 無線周波数変調回路 116 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガナー・アーヴィッド・ビヨーンストロム イギリス・W6・9BN・ロンドン・クイ ーン・キャロライン・ストリート・1・シ ー・オー・アイシーオー・サーヴィシー ズ・リミテッド (72)発明者 ソーヘイル・イスカンダル・セイジ イギリス・W6・9BN・ロンドン・クイ ーン・キャロライン・ストリート・1・シ ー・オー・アイシーオー・サーヴィシー ズ・リミテッド

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の通信リソースに対して複数の送信
    を割り当てる方法であって、 複数のプロセッサのなかのそれぞれのプロセッサにおい
    て、前記複数の送信を構成する一連の送信データを受信
    する工程と、 それぞれの前記プロセッサにおいて、前記複数の送信間
    での干渉が実質的に回避されるように前記通信リソース
    に対してなされた前記送信の割り当てを表す割り当てデ
    ータを決定する工程とを有することを特徴とする割り当
    て方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の割り当て方法において、 前記決定工程を実施する際に、それぞれの前記プロセッ
    サにおいて決定された割り当てデータが、他のいずれか
    の前記プロセッサにおいて決定された割り当てデータと
    比較して同じ割り当てを有するように、共通のアルゴリ
    ズムが適用されることを特徴とする割り当て方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の割り当て方法において、 前記共通のアルゴリズムが、前記複数の送信の優先順位
    を表す優先データを決定する工程と、 前記共通の通信リソースに対するそれぞれの前記送信の
    仮割り当てを表す仮割り当てデータを決定する工程と、 前記優先データに基づいて、前記通信リソースに対し
    て、対応する送信を割り当てるために、前記送信データ
    を前記仮割り当てデータに関連付けることで、前記割り
    当てデータを決定する工程とを有することを特徴とする
    割り当て方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の割り当て方法において、 前記優先データは、前記共通の通信リソースに対して前
    記送信を割り当てる際に確定される遅れ時間を表すもの
    として与えられ、 この遅れ時間が長い送信ほど上位の優先順位を与えるこ
    とで、前記割り当てデータが決定されることを特徴とす
    る割り当て方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の割り当て
    方法において、 前記割り当てデータを決定する前記工程が、少なくとも
    幾つかの前記送信が前記通信リソースの1つの部分また
    は複数の部分に対応されるように、前記送信データを前
    記仮割り当てデータに関連付ける工程を有し、 さらに、(a)いずれの前記送信が前記通信リソースの
    1つの部分のみに対応されているかを決定する工程と、
    (b)工程aにおいて決定された送信を前記対応する部
    分に割り当てる工程と、(c)残りの送信から、工程b
    において割り当てられた前記部分を分離する工程とを有
    し、 さらなる割り当てを実施するために、少なくとも工程a
    および工程bを繰り返すことを特徴とする割り当て方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか1項に
    記載された割り当て方法において、 それぞれの前記プロセッサから、少なくとも1つの他の
    プロセッサへ、前記プロセッサに関連する1つまたは複
    数の前記送信機により送られる前記送信を表す前記送信
    データの一部分を送信する工程をさらに有することを特
    徴とする割り当て方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれか1項に
    記載された割り当て方法において、 それぞれの前記プロセッサから、関連する1つまたは複
    数の送信機へ、前記割り当てデータを基にして生成され
    る割り当て信号を送信する工程をさらに有し、 前記割り当て信号により、前記送信機から前記共通の通
    信リソースへの送信の割り当てが確定されることを特徴
    とする割り当て方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の割り当て方法において、 前記割り当て信号により確定された前記共通の通信リソ
    ースの部分を用いて、それぞれの前記送信機から、1つ
    または複数の前記送信を実施する工程をさらに有するこ
    とを特徴とする割り当て方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載の割り当て
    方法において、 前記送信機として、移動通信システムにおけるユーザ端
    末との通信リンクを与える通信局が設けられることを特
    徴とする割り当て方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の割り当て方法におい
    て、前記通信局が、地上型セルラー通信の基地局である
    ことを特徴とする割り当て方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の割り当て方法におい
    て、 前記通信局が、移動体衛星通信のための地上局であるこ
    とを特徴とする割り当て方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の割り当て方法におい
    て、 前記地上局が、非静止型衛星を追跡するための追跡アン
    テナを有することを特徴とする割り当て方法。
  13. 【請求項13】 請求項7または請求項8記載の割り当
    て方法において、前記送信機として、移動通信システム
    におけるユーザ端末が与えられることを特徴とする割り
    当て方法。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13のいずれか1
    項に記載された割り当て方法において、 前記共通の通信リソースが、共通の送信チャネルからな
    ることを特徴とする割り当て方法。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項14のいずれか1
    項に記載された割り当て方法において、 前記共通の通信リソースが、再送信装置(retransmissio
    n apparatus)を有して構成されていることを特徴とする
    割り当て方法。
  16. 【請求項16】 請求項1から請求項15のいずれか1
    項に記載された割り当て方法において使用される任意の
    1つの前記プロセッサにより実施される割り当て方法。
  17. 【請求項17】 共通の通信リソースに対して複数の装
    置を割り当てる装置であって、 前記複数の送信から構成される一連の送信データを受信
    するようにそれぞれが配置された複数のプロセッサを有
    して構成され、 それぞれの前記プロセッサが、前記複数の送信間での干
    渉が実質的に回避されるように前記通信リソースに対し
    てなされた前記送信の割り当てを表す割り当てデータを
    決定するための決定手段を有して構成されていることを
    特徴とする割り当て装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載された割り当て装置
    において、 それぞれの前記プロセッサから、関連する1つまたは複
    数の送信機へ、前記割り当てデータを基にして構成され
    る割り当て信号を送信する送信手段をさらに有して構成
    され、 前記割り当て信号により、前記送信機から前記共通の通
    信リソースへの送信の割り当てが確定されることを特徴
    とする割り当て装置。
  19. 【請求項19】 請求項17または請求項18記載の割
    り当て装置において、 それぞれの前記プロセッサから、少なくとも1つの他の
    プロセッサへ、前記プロセッサに関連する1つまたは複
    数の前記送信機により送られる前記送信を表す前記送信
    データの一部分を送信する送信手段をさらに有して構成
    されていることを特徴とする割り当て装置。
  20. 【請求項20】 請求項18または請求項19記載の割
    り当て装置において、 前記送信機として、移動通信システムにおけるユーザ端
    末との通信リンクを与える通信局が設けられることを特
    徴とする割り当て装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の割り当て装置におい
    て、 前記通信局が、地上型セルラー通信の基地局であること
    を特徴とする割り当て装置。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の割り当て装置におい
    て、 前記通信局が、移動体衛星通信のための地上局であるこ
    とを特徴とする割り当て装置。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の割り当て装置におい
    て、 前記地上局が、非静止型衛星を追跡するための追跡アン
    テナを有することを特徴とする割り当て装置。
  24. 【請求項24】 請求項18または請求項19記載の割
    り当て装置において、 前記送信機として、移動通信システムにおけるユーザ端
    末が与えられることを特徴とする割り当て装置。
  25. 【請求項25】 請求項17に記載された装置における
    1つの前記プロセッサとして与えられるプロセッサ。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載されたプロセッサを
    含んだ衛星のペイロード(payload)。
  27. 【請求項27】 衛星の第1の地上局から衛星の他の複
    数の地上局へ情報を伝達する方法であって、 前記情報が衛星から前記他の地上局へ放送(broadcast)
    されるように、前記情報を前記衛星に送信する工程を有
    し、 前記情報により、前記第1の地上局により要求される前
    記衛星へのアクセスが示されることを特徴とする情報伝
    達方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載される情報伝達方法
    において、 それぞれの前記他の地上局について、前記衛星から、前
    記第1の地上局および前記他の地上局以外の別の他の地
    上局へ追加の情報が放送されるように、それぞれの前記
    他の地上局から前記衛星を介して追加情報を送信する工
    程をさらに有し、 前記追加情報により、前記他の地上局により要求される
    前記衛星へのアクセスが示されることを特徴とする情報
    伝達方法。
  29. 【請求項29】 請求項27または請求項28記載の情
    報伝達方法において、 それぞれの前記地上局により送信される個々の前記情報
    により、前記地上局により前記衛星を介しての送信に対
    する要求があることが示されることを特徴とする情報伝
    達方法。
  30. 【請求項30】 衛星の第1の地上局から衛星の他の複
    数の地上局へ情報を伝達する情報伝達装置であって、 前記第1の地上局により要求される前記衛星へのアクセ
    スを示す前記情報を構成する手段と、 前記情報が前記衛星から前記他の地上局へ放送されるよ
    うに、前記情報を前記衛星に送信する手段とを有するこ
    とを特徴とする情報伝達装置。
  31. 【請求項31】 請求項30記載の情報伝達装置におい
    て、 前記情報により、前記第1の地上局により前記衛星を介
    しての送信に対する要求があることが示されることを特
    徴とする情報伝達装置。
  32. 【請求項32】 複数のトランシーバからの応答の送信
    を制御する方法であって、 前記トランシーバによる信号の受信と、前記トランシー
    バによる応答の送信との間において前記トランシーバが
    待機させられる遅延時間を示すデータを含んだ信号を、
    それぞれの前記トランシーバに対して送信する工程を有
    し、 前記トランシーバへの信号の送信よりも長い期間にわた
    って応答の送信が分散してなされるように、複数の前記
    トランシーバに対する遅延時間が適宜選択されることを
    特徴とする応答送信の制御方法。
  33. 【請求項33】 請求項32記載の制御方法において、 前記信号が衛星を介して送信され、前記応答が衛星を介
    して受信されることを特徴とする制御方法。
  34. 【請求項34】 複数のトランシーバからの応答の送信
    を制御する装置であって、 前記トランシーバによる信号の受信と、前記トランシー
    バによる応答の送信との間において前記トランシーバが
    待機させられる遅延時間を示すデータを含んだ信号を、
    それぞれの前記トランシーバに対して送信する送信手段
    と、 前記トランシーバへの信号の送信よりも長い期間にわた
    って応答の送信が分散してなされるように、前記遅延時
    間を適宜選択する選択手段とを有して構成されているこ
    とを特徴とする制御装置。
  35. 【請求項35】 衛星を介して前記トランシーバと通信
    するために、衛星の地上局内で使用される請求項34に
    記載された制御装置。
  36. 【請求項36】 添付された図面の図7に関連して説明
    された特徴を有する通信方法。
  37. 【請求項37】 添付された図面に関連して説明された
    特徴を有する通信装置。
JP9319567A 1996-11-20 1997-11-20 通信方法および通信装置 Pending JPH10336134A (ja)

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