JP2000138626A - ユ―ザのrf被曝の監視及び制御機能を有する衛星通信システム - Google Patents

ユ―ザのrf被曝の監視及び制御機能を有する衛星通信システム

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JP2000138626A
JP2000138626A JP11229220A JP22922099A JP2000138626A JP 2000138626 A JP2000138626 A JP 2000138626A JP 11229220 A JP11229220 A JP 11229220A JP 22922099 A JP22922099 A JP 22922099A JP 2000138626 A JP2000138626 A JP 2000138626A
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エイ. ウィーデマン ロバート
Paul A Monte
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    • H04B7/1853Satellite systems for providing telephony service to a mobile station, i.e. mobile satellite service
    • H04B7/18539Arrangements for managing radio, resources, i.e. for establishing or releasing a connection
    • H04B7/18543Arrangements for managing radio, resources, i.e. for establishing or releasing a connection for adaptation of transmission parameters, e.g. power control
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ユーザーの被曝が所定の閾値限度を超える
時、送信RFエネルギーによるユーザーの被曝を遠隔監
視し、接続又は通話を終了する改善方法及びシステムの
提供。 【解決手段】フォワードリンク及びリターンリンクによ
りユーザ端末との無線接続を確立するステップと、該接
続の間、ユーザ端末のアンテナに関する平均送信電力密
度が、ユーザ端末のユーザに対し、所定の単位時間にお
ける所定の閾レベル及び絶対的な閾レベルのうち少なく
とも1つの閾レベルに等しくなるか又は超えることにな
るかを確定するステップと、平均送信電力密度のレベル
が少なくとも1つの閾レベルに等しいか又は超えると
き、又はそれに先立ちユーザ端末の送信電力を低減する
か又は除去する措置をとるステップと、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の説明】本特許出願は、1995年7月13日出
願の米国特許出願第08/502,151号(1998年9
月1日発行の米国特許第5,802,445号)の継続
出願である1997年12月23日出願の米国特許出願
第08/996,932号の一部継続出願である。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信システ
ム、特に、複数のユーザ端末がゲートウェイ及び少なく
とも1つの衛星を介して地上通信ネットワークと双方向
無線通信を行う衛星通信システムに関する。
【0003】
【従来の技術】現在の規定では、無線端末のユーザが所
定の時間にさらされる閾電力密度以上のRFエネルギー
の被曝総量(例えば、0.5時間の平均値)が定められ
ている。ユーザの被曝量を確定する1つの技術は、ユー
ザ端末内で放射された電力をモニターし、閾値を超える
放射電力を時間平均することである。所定時間間隔内に
閾レベルを超えた場合、ユーザ端末の動作を不可能にし
て、ユーザを送信RFエネルギーから取り除くことがで
きる。
【0004】しかしながら、この方法においては、この
機能を無効にするようにユーザ端末を変更又は製造する
必要がある。ユーザは端末を常に使用できるという利便
があるが、比較的高いレベルのRFエネルギーにさらさ
れることになる。さらに、所定平均電力密度で動作する
ように製造されたユーザ端末は、後に閾レベルが変更さ
れることがあると、時代遅れになってしまう。このよう
に、ユーザ端末にこの機能を備えることは多くの欠点を
有する。
【0005】衛星通信システムばかりでなく無線地上通
信システムの両者とともに動作することが可能なユーザ
端末がある。この場合、ユーザは、所与の期間の間にお
いて各システムから異なる量のRF被曝を受けることに
なる。それらがある所定の期間内に生ずる場合、例え
ば、ユーザが地上システムで通話をして、次に衛星シス
テムを用いて通話をする時など、これらの被曝は累積さ
れる。しかしながら、現在のところ、各システムにおけ
るユーザのRF被曝量を計算するメカニズムは知られて
いない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、ユーザの被曝が所定の閾値限度を超えた場合、送信
RFエネルギーによるユーザの被曝を遠隔でモニター
し、接続又は通話を終了するための改善された方法とシ
ステムを提供することである。本発明の更なる目的は、
所定の閾量を超えるRFエネルギーの被曝を受けると識
別されるユーザ端末に対するサービスを拒否する改善さ
れた方法とシステムを提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、例えば地上セルラシ
ステム及び衛星ベースのシステムなど複数の無線通信シ
ステムを用いた場合における、ユーザのRF被曝を計算
するための改善された方法とシステムを提供することで
ある。本発明の他の目的は、ユーザのRF被曝を計算
し、例えば割り当てられた周波数チャネル、タイムスロ
ット、及び/又はデータ信号速度などのユーザの通信リ
ンク・パラメータの選択を能動的に制御してユーザのR
F被曝を低減する改善された方法とシステムを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】システム・ゲートウェイ
(GW)が、ユーザ端末のアンテナでの電力密度を閉ル
ープ電力制御情報から確定する方法により前述及び他の
課題は克服され、本発明の目的は実現される。また、G
Wは、電力密度が所定の閾値を超える継続時間の記録を
保持する。GWは、ユーザ端末のアンテナに関する平均
送信電力密度が、所定の時間間隔における所定の閾レベ
ル又は絶対的な閾レベルのうち少なくとも1つに等しく
なるか又は超えることになるかを確定する。呼接続が維
持された場合、閾レベルを超えるであろうとGWが確定
する場合、GWは、ユーザ端末の平均送信電力密度のレ
ベルが所定の閾レベル又は絶対的な閾レベルに等しくな
るか又は超える前に接続を終了させる。
【0009】本発明の特徴によれば、閾値の確定をする
ときには、GWはまた少なくとも1つの他の無線通信シ
ステムにおけるユーザ端末の累積RF被曝を参酌する。
被曝量が閾値を超えることが明らかになった場合、GW
は音又は目に見えるインジケータによって現在の接続又
は通話が終了されることをユーザに知らせるのが好まし
い。その後、さらにユーザが接続されていると仮定する
と、GWは自動的に接続を終了させ、被曝閾値を直ちに
超えない程度十分な時間が経過するまでユーザへのサー
ビスを拒否する。中断期間の間に所定のタイプの通話
(例えば、緊急通話)は可能なようになっている。
【0010】また、ユーザ端末内で電力密度のモニター
機能を実行することも本発明の範囲内である。この場
合、リターンリンクにより情報がGWへ転送されてもよ
く、接続を終了させる前に多数決又は他の技術がGWに
よって用いられてもよい。この場合、GWがなした電力
密度の確定は、ユーザ端末が故意又は不注意によって電
力密度モニター機能を無効にすることを防止するために
ユーザ端末内でなされる確定に対して優先度を有する。
また、モニター機能の全部又は一部は衛星内で実行され
てもよい。
【0011】本発明の更なる特徴によれば、通話の終了
又はユーザ端末へのサービスの拒否に先立ち、GWはユ
ーザ端末のRF電力に影響するパラメータ、例えば送信
データレート、周波数チャネル割当て(FDMAシステ
ムにおける)、及び/又はタイムスロット割当て(TD
MAシステムにおける)のうち1つ以上を能動的に変更
することによってユーザのRF被曝を低減する処置をと
る。
【0012】従って、本発明は、好ましいが限定的でな
い実施例として、少なくとも1つの地球周回衛星、少な
くとも1つの地上に位置するユーザ端末及び少なくとも
1つの地上に位置するゲートウェイを含む。ゲートウェ
イは、少なくとも1つの衛星を介して地上通信システム
及び少なくとも1つのユーザ端末間の双方向性の無線通
信回線を伝達する回路及び類似のものを含む。上記少な
くとも1つのゲートウェイ、少なくとも1つの衛星、及
び少なくとも1つのユーザ端末、のうちの少なくとも1
つは、複数の無線通信システムにおいて動作させたとき
に、その端末に関連するユーザの累積RF被曝が閾レベ
ルに等しくなるか又は超えそうなことを少なくとも接続
の間に確定する回路などを含む。また、ユーザのRF被
曝が閾レベルに等しくなるか又は超えることを防ぐため
に無線接続を制御するメカニズムが設けられる。
【0013】本発明の特徴によれば、通信システムを動
作させる方法が開示される。本方法は、フォワードリン
ク及びリターンリンクによりユーザ端末との無線接続を
確立するステップと、該接続の間、ユーザ端末のアンテ
ナに関する平均送信電力密度が、ユーザ端末のユーザに
対し、所定単位時間における所定の閾レベル及び絶対的
な閾レベルのうち少なくとも1つの閾レベルに等しくな
るか又は超えることになるかを確定するステップと、平
均送信電力密度のレベルが少なくとも1つの閾レベルに
等しいか又は超えるとき、又はそれに先立ちユーザ端末
の送信電力を低減するか又は除去する措置をとるステッ
プと、を有する。上記確定するステップは、地上通信シ
ステムのみならず衛星通信システムにおけるユーザ端末
の放射電力量を参酌するステップを含む。
【0014】上記確定するステップは、他の通信システ
ムにおけるユーザ端末によって放射された電力量を示す
情報を別の通信システムから受信する予備的ステップを
有し、送信電力密度を低減又は除去する措置をとるステ
ップを実行する通信システムにおいて得られる情報とは
異なるようにこの情報に重み付けを行う。上記措置をと
るステップは、他の周波数チャネルへのユーザ端末の割
り当て、他のタイムスロットへのユーザ端末の割り当
て、ユーザ端末が通信している衛星の数の変更、又はユ
ーザ端末が送信しているデータレートの変更、のうち少
なくとも1つによってユーザ端末の送信電力を低減する
ステップを含む。
【0015】本発明の更なる特徴によれば、無線接続を
確立するステップは、ユーザ端末がどれくらい速く閾レ
ベルに近づくかについての履歴に少なくとも一部は基づ
いて、ユーザ端末に少なくとも1つの通信システム・パ
ラメータを割り当てるステップを有する。割り当てられ
る少なくとも1つの通信システム・パラメータは、周波
数チャネル、タイムスロット、ユーザ端末が通信する衛
星の数、又はユーザ端末が通信するデータレート、のう
ちの少なくとも1つを含む。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の様々な特徴及び利点は、
添付の図面を参照して下記の詳細な説明を読むことによ
って、より容易に理解されるであろう。図1は、本発明
による衛星通信システム10の好適な実施例を図示す
る。本発明について詳細に説明する前に、本発明をより
完全に理解するために通信システム10について説明す
る。
【0017】通信システム10は、概念的に複数のセグ
メント1、2、3及び4に分割することができる。セグ
メント1は宇宙セグメント、セグメント2はユーザ・セ
グメント、セグメント3は地上(地球上)セグメント、
セグメント4は電話システム基盤セグメントと称され
る。本発明の好適な実施例においては、例えば、141
4kmの低高度軌道(LEO:Low Earth Orbit)に合
計48個の衛星がある。衛星12は、1平面当たり6つ
の衛星が等間隔に配置された8つの軌道面に配置されて
いる。この方法によって、いかなる所与の時間において
も、南緯約70度及び北緯約70度の間に位置する所定
のユーザ位置から少なくとも2つの衛星が視野に入る、
ほぼ全地球に亘るカバレージが提供される。このよう
に、ユーザは、1つ以上のゲートウェイ(GW)18及
び1つ以上の衛星12、あるいはまた電話基盤セグメン
ト4の一部を用いて、ゲートウェイ18のカバレージエ
リア内のほとんど地球のいかなる地点と、地上の他の地
点との間で(PSTNを経由して)通信することが可能
になる。
【0018】ここで、システム10についての前述の及
び以下の説明は、本発明の教示を利用できる1つの適切
な実施例について表している。すなわち、通信システム
の具体的な詳細は、本発明の実施に関して限定的なもの
として読まれ又は解釈されてはならない。システム10
の説明を続けると、衛星12の間、及び各衛星から送信
されるスポットビーム(図4)の各々の間でソフトな転
送(ハンドオフ)プロセスがなされ、スペクトル拡散
(SS)符号分割多元接続(CDMA)技術によって途
切れない通信が提供される。好適なSS−CDMA技術
は、TIA/EIA暫定標準である「デュアルモード・
ワイドバンド・スペクトル拡散セルラシステムの移動局
−基地局互換性規格」(TIA/EIA/IS−95、
1993年7月)と同様なものである。しかし、他のス
ペクトル拡散技術、CDMA技術及びプロトコルを用る
ことができる。
【0019】低高度軌道のために、衛星12を介して低
出力の固定又は移動ユーザ端末13で通信することが可
能である。本発明の好適な実施例において、それらの衛
星の各々は、ユーザ端末13又はゲートウェイ18から
通信トラフィック信号(例えば、音声及び/又はデー
タ)を受信して、受信した通信トラフィック信号を他の
周波数帯に変換し、変換された信号を再送信する、単な
る「ベントパイプ型」リピータとして機能する。すなわ
ち、受信通信トラフィック信号のオンボード信号処理は
なされず、衛星12は受信又は送信される通信トラフィ
ック信号が伝達する情報を知ることはない。
【0020】更に、衛星12の間に直接の通信リンクの
必要はない。すなわち、衛星12の各々は、ユーザ・セ
グメント2に位置する送信機、又は地上セグメント3に
位置する送信機のみからの信号を受信して、ユーザ・セ
グメント2に位置する受信機又は地上セグメント3に位
置する受信機のみに信号を送信する。ユーザ・セグメン
ト2は、衛星12との通信に適合する複数のタイプのユ
ーザ端末13を含んでいる。ユーザ端末13は、これら
には限定されないが、例えば、ハンドヘルドの移動無線
電話14、車載移動無線電話15、ページング/メッセ
ージング型装置16、及び固定無線電話14a等の複数
の異なるタイプの固定及び移動ユーザ端末を含む。ユー
ザ端末13は、好ましくは、衛星12のうちの少なくと
も1つを経て双方向通信を行うための全方向性アンテナ
13aを備えている。
【0021】固定無線電話14aは指向性アンテナを用
いてもよい。このことは、1つ以上の衛星12から同時
にサービスを受けるユーザ数の増加によって必然的に生
じる干渉を低減することを可能にするという点で有利で
ある。ユーザ端末13はまた、従来の方法により地上セ
ルラシステムと通信するための回路を含む二重使用が可
能な装置であってもよいことに留意すべきである。
【0022】また、図3を参照すると、ユーザ端末13
は、全二重モードで動作し、例えば、それぞれリターン
及びフォワード衛星トランスポンダ12a及び12bを
経てLバンドRFリンク(アップリンク又はリターンリ
ンク17b)及びSバンドRFリンク(ダウンリンク又
はフォワードリンク17a)によって通信することが可
能であってもよい。リターンLバンドRFリンク17b
は、1.61GHzないし1.625GHzの周波数範
囲内で、帯域16.5MHzで動作し、好ましいスペク
トル拡散技術に従い、パケット化されたデジタル音声信
号及び/又はデータ信号で変調されてもよい。フォワー
ドSバンドRFリンク17aは、2.485GHzない
し2.5GHzの周波数範囲、帯域16.5MHzで動
作してもよい。フォワードSバンドRFリンク・リンク
17aはまた、ゲートウェイ18において、スペクトル
拡散技術により、パケット化されたデジタル音声信号及
び/又はデータ信号で変調されてもよい。
【0023】フォワードリンクの16.5MHzの帯域
は、13のチャネルに分割され、例えば、1チャネルに
つき128ユーザまで割り当てられる。リターンリンク
は様々な帯域を有し、フォワードリンクに割り当てられ
たチャネル以外の異なるチャネルに割り当てられても、
割り当てられなくともよい。しかしながら、リターンリ
ンクのダイバーシティ受信モードにおいて動作(少なく
とも2つの衛星12から受信)するときは、ユーザは各
衛星の同じフォワードリンク及びリターンリンクRFチ
ャネルが割り当てられる。
【0024】地上セグメント3は、例えば、通常3GH
z以上の周波数範囲、好ましくはCバンドで動作する、
全二重CバンドRFリンク19(フォワードリンク19
a(衛星へ)、リターンリンク19b(衛星から))を
経て衛星12と通信する少なくとも1つの、通常は複数
のゲートウェイ18を含む。CバンドRFリンクは双方
向的に通信フィーダリンクを伝達し、更に、衛星へ衛星
指令を、衛星からはテレメトリ情報を伝達する。フォワ
ード・フィーダリンク19aは5GHzないし5.25
GHzの周波数帯において動作し、リターン・フィーダ
リンク19bは6.875GHzないし7.075GH
zのバンドの周波数帯において動作してもよい。
【0025】衛星フィーダリンク・アンテナ12g及び
12hは、LEO衛星12から見える最大地球カバレー
ジエリアを範囲とする広カバレージ・アンテナである。
通信システム10の好適な実施例において、所与のLE
O衛星12(地表からの仰角10°を仮定)が張る角度
はおよそ110°である。これによって、カバレージ領
域は直径がおよそ3600マイルである。
【0026】Lバンド及びSバンド・アンテナは、関連
する地上サービス領域内にカバレージを提供する多重ビ
ーム・アンテナである。図4に図示するように、Lバン
ド及びSバンド・アンテナ12d及び12cはそれぞ
れ、好ましくは互いに一致する。すなわち、宇宙船から
の送受信ビームは地球表面上の同一の領域をカバーする
が、この特徴はシステム10の動作にとっては重大では
ない。
【0027】例えば、数千の全二重通信が衛星12の所
与の1つによってなされてもよい。システム10の特徴
によれば、2つの以上の衛星12は、所与のユーザ端末
13及びゲートウェイ18の1つとの間での同一の通信
をそれぞれ伝達してもよい。以下に詳細に説明するよう
に、この動作モードによって、フェーディングに対する
耐性を増加させるダイバーシティ結合をそれぞれの受信
機に提供し、ソフトなハンドオフ処理の実現を容易にす
る。
【0028】尚、ここで説明される周波数、帯域及びこ
れらに類似の全ては、1つの特定のシステムの代表的な
ものであることに留意すべきである。他の周波数及び周
波数バンドは、本願の原理の変更なしに用いることがで
きる。1つの例外としては、ゲートウェイ及び衛星間の
フィーダリンクは、Cバンド(およそ3GHzないし7
GHz)以外の周波数バンド、例えば、Kuバンド(お
よそ10GHzないし15GHz)、又はKaバンド
(およそ15GHz以上)が用いられる。
【0029】ゲートウェイ18は、衛星12の通信ペイ
ロード又はトランスポンダ12a及び12b(図3)を
電話基盤セグメント4に結合させるように機能する。ト
ランスポンダ12a及び12bは、Lバンド受信アンテ
ナ12c、Sバンド送信アンテナ12d、Cバンド電力
増幅器12e、Cバンド低雑音増幅器12f、Cバンド
・アンテナ12g及び12h、LバンドからCバンドへ
の周波数変換部12i、CバンドからSバンドへの周波
数変換部12jを含む。衛星12は、また、マスタ周波
数生成器12k及びコマンド及びテレメトリ装置12l
を含む。
【0030】この点に関する文献として、本発明の教示
の用途に適した通信衛星ペイロードの1つのタイプを開
示する、E.ハーシュフィールド(E. Hirshfield)及
びC.A.ツァオ(C.A. Tsao)による「移動通信衛星
ペイロード(Mobile Communications Satellite Payloa
d)」と題する米国特許第5,422,647号があ
る。
【0031】電話基盤セグメント4は、既存の電話シス
テムからなり、公衆陸上移動ネットワーク(PLMN:
Public Land Mobile Network)ゲートウェイ20、地域
公衆電話網(RPTN:Regional Public Telephone Ne
tworks)22や他の地域電話サービス・プロバイダのよ
うな地域電話交換局、国内長距離ネットワーク24、国
際ネットワーク26、民間ネットワーク28及び他のR
PTN30を含む。通信システム10は、ユーザ・セグ
メント2及び電話基盤セグメント4の公衆交換電話網
(PSTN:Public Switched Telephone Network)の
電話32及び非PSTN電話32、あるいは民間ネット
ワークであってもよい他の様々なタイプのユーザ端末間
の双方向の音声又はデータ通信を提供するように動作す
る。
【0032】また、図1(及び図5)に示すように、地
上セグメント3の一部として、衛星オペレーション・コ
ントロール・センタ(SOCC:Satellite Operations
Control Center)36、地上オペレーション・コント
ロール・センタ(GOCC:Ground Operations Contro
l Center)38がある。ゲートウェイ18及び地上セグ
メント3のTCU18a、SOCC36及びGOCC3
8を相互接続するために地上データネットワーク(GD
N: Ground Data Network)39(図2を参照)を含む
通信経路が設けられている。通信システム10のこの部
分が全体的なシステム制御機能を提供する。
【0033】図2は、ゲートウェイ18のうちの1つを
より詳細に示している。各ゲートウェイ18は、各々が
皿型アンテナ40、アンテナ・ドライバ42とペデスタ
ル42a、低雑音受信機44、及び大電力増幅器46か
らなる4つまでの二重偏波RF・Cバンド・サブシステ
ムを含んでいる。これらの装置の全ては、環境からの保
護のためレードーム(radome)構造体の中に配置されて
いる。
【0034】ゲートウェイ18は、それぞれ、受信及び
送信RF搬送波信号を処理するダウンコンバータ48及
びアップコンバータ50を更に含む。ダウンコンバータ
48及びアップコンバータ50は、PSTNインタフェ
ース54を介して公衆交換電話網(PSTN)に結合さ
れたCDMAサブシステム52に接続されている。オプ
ションとして、PSTNは衛星間リンクを用いてバイパ
スされてもよい。
【0035】CDMAサブシステム52は、信号加算器
/スイッチ装置52a、ゲートウェイ・トランシーバ・
サブシステム(GTS)52b、GTSコントローラ5
2c、CDMAインタコネクト・サブシステム(CI
S)52d、及びセレクタ・バンク・サブシステム(S
BS)52eを含む。CDMAサブシステム52は、基
地局マネージャ(BSM)52fによって制御され、C
DMA互換(例えば、IS−95互換)な基地局と同様
に機能する。CDMAサブシステム52もまた、必要な
周波数シンセサイザ52g及び全地球測位システム(G
PS)受信機52hを含む。
【0036】PSTNインタフェース54は、PSTN
サービススイッチ点(SSP:Service Switch Point)
54a、呼制御処理装置(CCP:Call Control Proce
ssor)54b、ビジタ・ロケーション・レジスタ(VL
R)54c及びホーム・ロケーション・レジスタ(HL
R)へのプロトコル・インタフェース54dを含む。H
LRは、セルラ・ゲートウェイ20(図1)内、又は任
意にPSTNインタフェース54内に配されてもよい。
【0037】ゲートウェイ18はSSP54aにより構
成される標準インターフェースを介して通信ネットワー
クに接続されている。ゲートウェイ18は、インタフェ
ースを提供し、1次群インタフェース(PRI:Primar
y Rate Interface)又は他の適切な手段を経てPSTN
に接続している。ゲートウェイ18は、移動交換局(M
SC:Mobile Switching Center)に直接の接続を提供
することができる。
【0038】ゲートウェイ18は、CCP54bにSS
−7・ISDN固定シグナリングを提供する。このイン
タフェースのゲートウェイ側で、CCP54bはCIS
52dと、従って、CDMAサブシステム52とインタ
フェースをとる。CCP54bはCDMA通信のIS−
95暫定規格に類似のシステム無線インタフェース(A
I)のためのプロトコル変換機能を提供する。
【0039】ブロック54c及び54dは、ゲートウェ
イ18と、例えば、IS−41(北米標準、AMPS)
又はGSM(欧州標準、MAP)セルラシステムと互換
性のある外部のセルラ電話ネットワークとのインタフェ
ースを提供し、特に、ローマー、すなわちホーム・シス
テムの外部から発呼するユーザを扱う特定の方法を提供
する。ゲートウェイ18は、システム10/AMPS通
話の、及びシステム10/GSM通話のユーザ端末認証
をサポートする。既存の通信インフラストラクチャがな
いサービスエリアにおいて、HLRをゲートウェイ18
に加えることができ、SS−7シグナリング・インタフ
ェースとインタフェースがとられる。
【0040】通常のサービスエリア外から通話をするユ
ーザ(ローマー)は、認可されればシステム10が対応
する。ローマーがいかなる環境で見出されてもよいとい
う点で、ユーザは世界のどこからでも通話をするために
同一の端末装置を用いることができ、必要なプロトコル
変換はユーザが気づかないうちにゲートウェイ18が行
う。プロトコル・インタフェース54dは、AMPSに
GSMを変換するときなど、必要のない場合はバイパス
される。
【0041】GSM移動交換局に特定の従来の「A」イ
ンタフェース、及びIS−41移動交換局に対するベン
ダー所有のインタフェースの代わりに、又はこれらに加
えて、セルラゲートウェイ20用の汎用インタフェース
を提供することは、本発明の教示の範囲内である。ま
た、図1にPSTN−INT信号経路と示された、PS
TNへの直接のインタフェースを提供することも本発明
の範囲内である。
【0042】上述の地上データネットワーク(GDN)
39へのインタフェース56a、及びサービスプロバイ
ダ・コントロールセンタ(SPCC)60へのインタフ
ェース56bを含むゲートウェイ・コントローラ56に
よってゲートウェイ全体の制御がなされる。ゲートウェ
イ・コントローラ56は、通常、BSM52f及びアン
テナ40の各々に関連するRFコントローラ43によっ
てゲートウェイ18に相互接続されている。ゲートウェ
イ・コントローラ56は更に、例えばユーザのデータベ
ース、衛星エフェメリス・データなどのデータベース6
2、及びサービス要員のゲートウェイ・コントローラ5
6へのアクセスを可能にするI/O装置64に接続され
ている。GDN39は、また、テレメトリ・コマンド
(T&C)装置66(図1及び5)と双方向的なインタ
フェースがとられている。
【0043】図5を参照すると、GOCC38の機能
は、ゲートウェイ18による衛星利用の計画及び制御を
行い、この利用をSOCC36と調整することである。
通常、GOCC38は、傾向を分析し、トラフィック計
画を生成し、衛星12及びシステム資源(例えば、これ
らに限らないが、電力及びチャネル割当て)の割り当て
を行い、システム10の全体的な性能をモニターし、G
DN39を経てゲートウェイ18に利用指示をリアル・
タイムで、又は前もって発行することである。
【0044】SOCC36は、他の機能に加えて、軌道
をモニター及び維持し、GDN39を経てGOCC38
への入力のためにゲートウェイに衛星使用情報を中継
し、各衛星12の衛星バッテリの状態を含む全体の機能
をモニターし、衛星12内のRF信号経路の利得を設定
し、地球の表面に対する最適な衛星方向を確実にするよ
うに動作する。
【0045】上記したように、各ゲートウェイ18は、
所与のユーザをシグナリング及び音声・データ通信のた
めにPSTNに接続し、更に、データベース62(図
2)を経て課金目的のためのデータを生成するように機
能する。選択されたゲートウェイ18は、衛星12から
リターンリンク19bによって送信されるテレメトリ・
データを受信し、衛星12へフォワードリンク19aを
経て指令を送信するためのテレメトリ・コマンド装置
(TCU:Telemetry and Command Unit)18aを含
む。GDN39は、ゲートウェイ18、GOCC38及
びSOCC36を相互接続するように動作する。
【0046】通常、LEO星群の各衛星12は、ゲート
ウェイ18からの情報をユーザに(Cバンド・フォワー
ドリンク19aからSバンド・フォワードリンク17a
に)中継し、また、ユーザからの情報をゲートウェイ1
8に(Lバンド・リターンリンク17bからCバンド・
リターンリンク19bに)中継するように動作する。こ
の情報は、電力制御信号に加えて、SS−CDMA同期
及びページング・チャネルを含む。また、様々なCDM
Aパイロット・チャネルがフォワードリンクの干渉をモ
ニターするように用いられてもよい。また、衛星エフェ
メリスの更新データが、ゲートウェイ18から衛星12
を介してユーザ端末13の各々に伝達される。衛星12
もまた、アクセス要求、電力変更要求及び登録要求を含
むユーザ端末13からのシグナリング情報をゲートウェ
イ18に中継するように機能する。また、衛星12は、
ユーザ及びゲートウェイ18間の通信信号を中継し、未
許可の使用を軽減するようにセキュリティを適用しても
よい。
【0047】衛星12は動作中において、衛星の動作状
態の測定値を含む宇宙船テレメトリ・データを送信す
る。衛星からのテレメトリ・ストリーム、SOCC36
からの指令及び通信フィーダリンク19は全てCバンド
・アンテナ12g及び12hを共有する。TCU18a
を含むゲートウェイ18については、受信衛星テレメト
リ・データは、直ちにSOCC36に転送されるか、又
はテレメトリ・データは蓄積され、後に、通常SOCC
要求に応じて、SOCC36に転送されてもよい。テレ
メトリ・データが直ちに送信されるか、又は格納され、
後に転送されるかに拘わらず、各々が1つのマイナー・
テレメトリ・フレームを含むパケット・メッセージとし
てGDN39を経て送られる。複数のSOCC36が衛
星をサポートするためにテレメトリ・データはSOCC
の全てにルーティングされる。
【0048】SOCC36は、GOCC38とのインタ
ーフェース機能をいくつか有している。1つのインター
フェース機能は軌道位置情報であり、SOCC36は各
ゲートウェイ18がゲートウェイの視野内にある4つの
衛星を正確に追跡できるように軌道情報をGOCC38
に供給する。このデータは、ゲートウェイ18が既知の
アルゴリズムを用いてそれら自身の衛星接触リストを展
開することが可能であるために十分なデータ表を含む。
SOCC36は、ゲートウェイの追跡スケジュールを知
ることを要求されない。TCU18aは、ダウンリンク
・テレメトリ・バンドを捜し、指令の伝送に先立ち、各
アンテナによって追跡されている衛星を一意に識別す
る。
【0049】他のインターフェース機能は、SOCC3
6からGOCC38に報告される衛星状態の情報であ
る。衛星状態情報は、衛星及びトランスポンダ両者のア
ベイラビリティ、バッテリ状態及び軌道情報を含み、通
常、通信目的のための衛星12の全て又は一部の使用を
妨げる衛星関連の制限を含む。システム10の重要な特
徴は、ゲートウェイ受信機及びユーザ端末受信機におい
てダイバーシティ結合と共にSS−CDMAを用いてい
ることである。ダイバーシティ結合は、多数の衛星から
ユーザ端末13又はゲートウェイ18に多重経路及び異
なる経路長で信号が届くときのフェーディングの効果を
軽減するのに用いられる。多重供給源から信号を受信し
結合するために、ユーザ端末13及びゲートウェイ18
においてレーキ(くま手)受信機が用いられる。例え
ば、ユーザ端末13又はゲートウェイ18は、衛星12
の多重ビームから同時に受信する、又は送信されるフォ
ワードリンク信号又はリターンリンク信号に対するダイ
バーシティ結合を備えている。
【0050】この点に関しては、ステファン A.エー
ムズ(Stephen A. Ames)による、「リピータ・ダイバ
ーシティ・スペクトル拡散通信システム(Repeater Div
ersity Spread Spectrum Communication System)」と
題された米国特許第5,233,626号(1993年
8月3日発行)の開示の全体をここに引用する。連続ダ
イバーシティ受信モードの性能は、1つの衛星リピータ
を介し1つの信号を受信する場合より優れ、さらに、受
信信号に悪条件となる樹木又は他の障害物からのシャド
ーイング又はブロッケージによって1つのリンクが失わ
れたときでも通信は中断されない。
【0051】所与の一つのゲートウェイ18の多重方向
性アンテナ40は、1つ以上の衛星12の異なるビーム
によってフォワードリンク信号を送信すること(ゲート
ウェイからユーザ端末)ができ、ユーザ端末13のダイ
バーシティ結合をサポートする。ユーザ端末13の全方
向性アンテナ13aは、ユーザ端末13から「見ること
ができる」全ての衛星ビームによって送信する。
【0052】各ゲートウェイ18は、低速のフェードに
対処するために送信機電力制御機能をサポートし、更
に、中〜高速フェードに対処するためにブロック・イン
ターリービングをサポートする。フォワードリンク及び
リバースリンクの両者に電力制御が実施される。電力制
御機能の応答時間は、最悪ケースである30ミリ秒の衛
星往復遅延に適応するように調整される。
【0053】ブロック・インタリーバ(図6の53d、
53e、53f)は、ボコーダ53gのパケットフレー
ムに関するブロック長にわたり動作する。最適なインタ
リーバ長とインタリーバ長を長くすることはトレードオ
フの関係であり、全体の端末間(エンドツーエンド)遅
延を増やすことで誤差修正は改善される。好ましい最大
の端末間遅延は150ミリ秒又はそれ以下である。この
遅延は、ダイバーシティ結合器における受信信号整列遅
延、ボコーダ53gの処理遅延、ブロック・インタリー
バ53d−53fの遅延、CDMAサブシステム52の
一部をなすビタビ・デコーダ(図示せず)の遅延の全て
の遅延を含む。
【0054】図6は、図2のCDMAサブシステム52
のフォワードリンク変調部のブロック図である。加算器
ブロック53aの出力は、周波数走査(frequency agil
e)アップコンバータ53cに供給され、次に加算器及
びスイッチブロック52aに供給される。テレメトリ・
コントロール(T&C)情報もまた、ブロック52aに
入力される。
【0055】非変調の直接拡散SSパイロット・チャネ
ルは、所望のビットレートの全てがゼロのウォルシュ・
コードを生成する。このデータ・ストリームは、異なる
ゲートウェイ18及び異なる衛星12からの信号を分離
するために用いられる短いPNコードと結合される。用
いられる場合には、2を法として(modulo 2)パイロッ
ト・チャネルが短いコードに加えられ、次にCDMA・
FD・RFチャネル帯域にわたりQPSK又はBPSK
拡散される。以下に示す種々の擬似雑音(PN)コード
・オフセットが提供される。すなわち、(a)ユーザ端末
13が一意にゲートウェイ18を識別することを可能に
するPNコード、(b)ユーザ端末13が一意に衛星12
を識別することを可能にするPNコード、(c)ユーザ端
末13が、衛星12から送信された16個のビームの所
与の一つを識別することを可能にするPNコード、であ
る。異なる衛星12からのパイロットPNコードは、同
一のパイロット・シードPNコードからの異なる時間/
位相オフセットが割り当てられる。
【0056】パイロット・チャネルが用いられるとき、
ゲートウェイ18によって送信される各パイロット・チ
ャネルは他の信号よりも高いか、又は低い電力レベルで
送信される。パイロット・チャネルは、ユーザ端末13
がフォワードCDMAチャネルのタイミングを得ること
を可能し、コヒ―レント復調のための位相リファレンス
を提供し、そしていつハンドオフを開始するかを確定す
るための信号強度比較を実行するメカニズムを提供す
る。しかしながら、パイロット・チャネルの使用は必須
でなく、この目的のために他の技術を用いることができ
る。
【0057】同期チャネルは、下記の情報を含むデータ
・ストリームを生成する。すなわち、(a)時刻、(b)送
信ゲートウェイの識別、(c) 衛星エフェメリス、及
び、(d) 割り当てページング・チャネル、である。同
期データは、データを畳込み符号化する畳込みエンコー
ダ53hに印加され、その後、速いフェードに対抗する
ためにブロックインターリーブされる。その結果得られ
たデータ・ストリームは、2を法として(modulo 2)
同期ウォルシュ・コードに加えられ、CDMA・FD・
RFチャネル帯域にわたりQPSK又はBPSK拡散さ
れる。
【0058】ページング・チャネルは、それが畳込み符
号化される畳込みエンコーダ53iに印加され、次にブ
ロックインターリーブされる。その結果生じたデータ・
ストリームは、長コード生成器53jの出力と結合され
る。長PNコードは異なるユーザ端末13のバンドを分
離するのに用いられる。ページング・チャネル及び長コ
ードは2を法(modulo 2)として加えられ、その結果
得られた信号が2を法としてウォルシュ・コードに加え
られるシンボル・カバーに供給される。その結果は、次
に、CDMA・FD・RFチャネル帯域にわたりQPS
K又はBPSK拡散される。
【0059】通常、ページング・チャネルは、下記を含
むいくつかのメッセージ・タイプを伝達する。すなわ
ち、(a) システム・パラメータ・メッセージ、(b) ア
クセス・パラメータ・メッセージ、及び(c)CDMAチ
ャネル・リスト・メッセージ、である。システム・パラ
メータ・メッセージは、ページング・チャネル、登録パ
ラメータ及び捕捉支援パラメータの構成を含む。アクセ
ス・パラメータ・メッセージは、アクセス・チャンネル
・データレート及びアクセス・チャンネルの構成を含
む。CDMAチャネル・リスト・メッセージは、用いら
れる場合、関連するパイロット識別及びウォルシュ・コ
ード割当てを含む。
【0060】ボコーダ53kは、音声をPCMフォワー
ドトラフィック・データストリームに符号化する。フォ
ワードトラフィック・データストリームは、それが畳込
み符号化される畳込みエンコーダ53lに印加され、次
にブロック53fにおいてブロックインターリーブされ
る。その結果得られたデータストリームは、ユーザの長
コード・ブロック53kの出力と結合される。ユーザの
長コードは、異なる加入者チャネルを分離するのに用い
られる。得られたデータストリームは、次にマルチプレ
クサ(MUX)53mにおいて電力制御され、2を法と
して同期ウォルシュ・コードに加えられ、CDMA・F
D・RF通信チャネル帯域にわたりQPSK又はBPS
K拡散される。ゲートウェイ18は、CDMAリターン
リンクを復調するように動作する。リターンリンクに
は、2つの異なるコードがある。すなわち、(a)ゼロオ
フセット・コード、及び(b)長コード、である。これら
は、2つの異なるタイプのリターンリンクCDMAチャ
ネル、すなわち、アクセス・チャンネル及びリターン・
トラフィック・チャネルによって用いられる。
【0061】アクセス・チャンネルに関して、ゲートウ
ェイ18はアクセスを要求するアクセス・チャンネルの
バーストを受信し、復号する。アクセス・チャンネル・
メッセージは、比較的小量のデータが続く長いプリアン
ブルに表現される。プリアンブルは、ユーザ端末の長P
Nコードである。各ユーザ端末13は、共通PN生成多
項式への一意の時間オフセットにより生成される一意の
長PNコードを有する。
【0062】アクセス要求を受信した後、ゲートウェイ
18は、アクセス要求の受信を通知し、ユーザ端末13
にトラフィック・チャネルを確立するためのウォルシュ
・コードを割り当てるメッセージをフォワードリンク・
ページングチャネルで送る(ブロック53e、53i、
53j)。ゲートウェイ18も、ユーザ端末13に周波
数チャネルを割り当てる。ユーザ端末13及びゲートウ
ェイ18の両者は、割り当てられたチャネル要素にスイ
ッチし、割り当てられたウォルシュ(拡散)・コードを
用いて全二重通信を開始する。
【0063】リターン・トラフィック・チャネルは、ユ
ーザ端末13において、ユーザ端末のボコーダ又はロー
カルなデータ供給源からのデジタル・データを畳込み符
号化することによって生成される。このデータは、次
に、所定の間隔でブロックインターリーブされ、128
−Ary変調器及びデータ・バースト・ランダマイザに
供給され相関が低減され、したがって、リターン・トラ
フィックチャネル間の干渉が低減される。データは、次
に、ゼロ・オフセットのPNコードに加えられ、衛星1
2のうちの少なくとも1つによってゲートウェイ18に
送信される。
【0064】ゲートウェイ18は、例えば、高速アダマ
ール変換(FHT)を用いることによってリターンリン
クを処理して128−Aryウォルシュ・コードを復調
し、復調された情報をダイバーシティ結合器に提供す
る。上記したことは、通信システム10の好適な実施例
の説明である。以下に、本発明の好適な実施例について
説明する。
【0065】ここで、前述した文献である1997年12月
23日出願の米国特許出願第08/996,932号、
及び1995年7月13日出願の米国特許出願第08/50
2,151号において説明した図1の衛星通信システム
10を単純にしたブロック図を示す図7を参照する。ユ
ーザ端末13は、端末タイプを含む端末(例えば、車
載、固定型、ハンドヘルド型、音声のみ、音声/デー
タ、データ、など)を一意に識別する電子端末識別子
(ETI)13bを含む。ユーザ端末13は、通常、ユ
ーザ音声をデジタル化しボコードされた入力音声をアナ
ログ・フォーマットに変換する可変レート(1200、
2400、4800、9600ボー)ボコーダ13cを
含む。また、ユーザ端末13は、前述のTIA/EIA
暫定規格である「デュアルモード・ワイドバンド・スペ
クトル拡散セルラシステムのための移動局−基地局互換
性規格(Mobile Station-Base Station Compatibility
Standard for Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Ce
llular System)」(TIA/EIA/IS−95、1
993年7月)において特定されるものと同様な閉ルー
プ送信機電力制御機能13dを含む。アンテナ13a
は、ユーザ端末13を少なくとも1つの低高度軌道(L
EO)衛星12に双方向的に結合させる。
【0066】図3に関して説明したように、本発明の実
施例において衛星12は、リターンリンク17bの16
ビームのうちの1つからユーザ送信を受信し、周波数変
換を行い、ユーザ信号をリンク19bでGW18に送信
するベントパイプ型リピータである。衛星12はまた、
GWからのフィーダリンク19aを受信し、周波数変換
を行い、フォワードリンク17aの16ビームの同一の
ものにより信号をユーザ端末に送信する。
【0067】GW18は、チャネル及びウォルシュ・コ
ードをユーザ端末に割り当て、通話の間、ユーザ端末の
送信機電力を制御する役割を果たす。ユーザ端末送信機
電力は、リターンリンクのユーザ端末信号を検知し、フ
ォワードリンクを通じて定期的に送られる電力コントロ
ール・ビットでユーザ端末の送信機電力を調整すること
によって数分の1dB単位で離散的に制御される。これ
は、衛星通信システム10の好適な本実施例において
は、通常、ボコーダ・フレームベース又は20ミリ秒毎
(1秒当たり50回)に生ずる。
【0068】上述したように、GW18がフレームレー
トで電力コントロール・ビットにより連続的にユーザ端
末の電力レベルを制御しているので、ユーザ端末13の
送信機電力レベルは常にGW18に知られている。初期
のユーザ端末電力レベルは、接続が最初に設定された時
点でGW18に知られ、その初期レベルからその後のユ
ーザ端末の電力調整がなされる。
【0069】本実施例において、GW18は、ユーザ端
末の全方向性アンテナから放射される(リターンリンク
で受信される)電力をモニターし、その放射電力をユー
ザの身体における電力密度に変換し(アンテナ13a及
びユーザの身体の間の距離dに基づいて)、所定の閾値
限度(図8のグラフにおいてクロスハッチングされて示
されている)を超える電力密度の大きさを記録し、記録
された大きさを時間平均する。
【0070】ユーザの身体における電力束密度(PF
D:power flux density)を確定するための1つの適切
な表現は、次の通りである。 PFD=EIRP/4πd2 ここで、EIRP(effective isotropic radiated pow
er)は、ユーザの身体方向の実効等方放射電力(ミリワ
ット単位)を表し、dは放射装置(すなわち、アンテナ
13a)とユーザの身体との間の距離をセンチメートル
単位で表す。
【0071】平均総電力密度が所定の最大許容被曝量
(例えば、距離dにおいて4mw/cm2)に近くなっ
ていることが明らかな場合、GW18はユーザ端末13
に埋め込まれたコントローラ13eにフォワードリンク
でメッセージを送る。このメッセージの受信に応答し
て、コントローラ13eは、通話中の電話がすぐに終了
されることを示すユーザへのメッセージを端末画面表示
13f上に表示させることができる。あるいは、聞き取
れる警告音をユーザに与えてもよい。表示されるメッセ
ージ又は音は、通話が終了される前にユーザが通話を完
了することができる時間に与えられることが好ましく
い。ユーザ端末13が、最大許容被曝量をまさに超えよ
うとしているときにおいても接続されている場合には、
GW18は自動的に接続を終了する。
【0072】一般に、GW18が、ユーザ端末13のア
ンテナ13aに関連する平均送信電力密度が所定の時間
内で所定の閾レベル又は絶対閾レベルのうちの少なくと
も1つを超えるか等しいかを確定する。通話の接続が維
持された場合、閾値を超えることをGW18が確定する
場合、GW18はユーザ端末の平均送信電力密度が所定
の又は絶対閾レベルを超えるか等しくなる前に接続を切
断する。
【0073】ユーザ端末13の送信電力が閾レベルに近
づくに応じて、ユーザ端末13が切断されるまでの時間
を最大にするようにGW18がユーザ端末13の送信電
力を低減することもまた、本発明の範囲内である。この
点に関しては、ダイバーシティ・レベル(すなわち、衛
星12の数)もまた、適切なリターンリンク品質を維持
するために変更してもよい。この目的を得るための他の
技術について後述する。
【0074】ユーザ端末13が終了の後の所定の時間内
にシステム10に再接続しようとする場合、GW18は
ユーザ端末13の接続を拒否してもよい。ある時間間隔
(例えば0.5時間)における最大許容被曝限度に応じ
て、ユーザ端末13を再接続するのに更に多くの時間が
費やされてもよい。ユーザ被曝情報は、GW18によっ
て管理される各ユーザ端末13に関してゲートウェイ・
コントローラ56(図2)によって確定され累積され
る。また、被曝情報は多数の通話にわたり累積される。
例えば、所定の期間内に多数の短い電話をかけるユーザ
は、同一の期間に1回の電話をかけるユーザとほぼ同じ
RFエネルギーにさらされる。
【0075】GW18は、通話のセットアップにおいて
リターンリンクを通じて送信されるETIからユーザ端
末のタイプを知るので、ある種のタイプのユーザ端末は
モニターされない場合がある。例えば、ユーザから距離
がかなり離れて配置されたアンテナ13aを有する固定
ユーザ端末14aの場合が考えられる。また、アンテナ
13aが車両15(図1)の外部にある車載端末の場
合、ユーザは送信RFエネルギーからシールドされる。
従って、GW18は、ETIに基づいて、放射RFエネ
ルギーに対するユーザ被曝の最も高い確率を有するユー
ザ端末のタイプ(例えば、ハンドヘルドの端末)を識別
することが可能である。さらに、異なるタイプのハンド
ヘルド端末(ETIから識別しうる)では、通常の動作
においてユーザが保持した際のアンテナ13aとユーザ
の身体との相対的配置が異なる場合がある。このよう
に、ユーザ被曝を計算する際に用いられる距離(d)の
値はユーザ端末13のタイプにより異なり、GW18に
よる平均RF電力密度の計算に影響する。問題にしてい
る閾レベルは、場合によって一定又は変数である。
【0076】更なる実施例において、ユーザ端末13は
また、例えば、フォワードリンクによりGW18から受
信した電力制御情報に基づいてユーザ端末13の送信電
力をモニターしてもよい。ユーザ端末の電力モニターの
結果は、リターンリンクによりGW18に送られ、GW
18の電力モニターの結果と共に用いられてもよい。所
定のユーザ端末13との接続を終了するという決定をす
る際、GW18において多数決又は他の技術を用いるこ
とができる。好ましくは、GW18によって確定される
平均電力密度は、ユーザ端末13から送られる測定値に
対して優先度を有する。
【0077】また、緊急通報(例えば、911番の電
話)などの所定のタイプの通話をする際に、ユーザ端末
がGWによってなされるサービス切断を無効にできるこ
とが好ましい。この場合、GW18は、呼接続要求と共
に送られた電話番号によって、ユーザが所定の番号一式
のうちの1つをダイヤルし、その通話をPSTNに接続
することを確定する。所定のタイプの電話を行うユーザ
を接続した後、GW18は、ユーザ端末が平均電力密度
閾レベルを超えたことが確定されたとしても、ユーザに
呼接続が完了したことを示すメッセージをその端末に表
示させる(及び/又は、聞き取れる音を鳴らす)メッセ
ージをユーザ端末13に送る。
【0078】ユーザのRF被曝関連のデータのログ及び
ユーザ端末が閾レベルを超えていると確定された時間の
間に接続された通話(例えば、緊急通話)の記録を保持
し、この情報を定期的にGW18からGDN39を経て
GOCC36へ転送することもまた、これらの教示の範
囲内である。GOCC36は、このデータを保管し、及
び/又は統計の目的のためにこのデータを用いることが
できる。
【0079】ここで図9を参照すると、前述の教示は、
互換性のあるマルチ・システムのユーザ端末70(ま
た、UT1と称する)の場合に拡張される。ユーザ端末
70は、衛星トランシーバ72、衛星コントローラ7
4、地上システム(SYS1)トランシーバ76、SY
S1コントローラ78、及び読込み・書込み用のメモリ
80Aに結合された全体のマスタUTコントローラ80
を含むように構成される。衛星システム・アンテナ78
は衛星トランシーバ72に接続され、地上システム・ア
ンテナ70BはSYS1トランシーバ76に接続されて
いる。前述の図1及び7に関して説明したように、衛星
システム・リンクは、フォワードリンク及びリバースリ
ンク17A、17B、少なくとも1つの衛星12、フォ
ワード及びリバース・フィーダリンク19A、19B、
及びゲートウェイ18の衛星アンテナ40によってなさ
れる。地上システムと動作するとき、UT70は基地局
アンテナ82Aを有する少なくとも1つの基地局82に
結合される。この接続は、それぞれフォワード及びリバ
ースRFリンク84A,84B、及びアンテナ70Bに
よってなされる。基地局82は、TDMA又はCDMA
デジタル基地局などのいかなる適切なタイプの地上RF
基地局でもよく、ゲートウェイ18の電力制御能力と同
様なリバースリンク84Bの電力制御能力を有すること
が好ましい。基地局82は、移動交換局(MSC)84
などのインタフェース装置を介して双方向的にPSTN
に結合されている。通常、UT70はいつでも基地局8
2又はゲートウェイ18と通信している。
【0080】本発明の特徴によれば、ゲートウェイ18
はまた、基地局82と通信する際に累積されるUT70
のRF被曝についての情報を有する。1実施例におい
て、基地局82は、例えば、GW18に関して上記した
のと同じ技術を用いて、接続の間におけるUT70のR
F被曝の記録(UT1 SYS1 RF)を保持する。
この情報は、所与の呼接続の終わりに、フォワードRF
リンクによりUT70に送信され、メモリ80Aに格納
される。また、時間スタンプがこのRF被曝情報と関連
されることが好ましい。UT70がゲートウェイ18に
接続しているとき、格納されたRF被曝情報(UT1
SYS1 RF)は、自動的にゲートウェイ18に送信
され、セットアップ手続きの間格納されるか、又はこの
情報はゲートウェイ18からの要求によって送られても
よい。従って、ゲートウェイ18は、UT1 SYS1
RF被曝情報と同様にUT1衛星システムRF被曝情報
を格納することが可能である。SYS1 RF情報に関
連する時間スタンプによって、ゲートウェイ18は、こ
の従来のRF被曝情報にどれくらいの重み(もしあれ
ば)を与えるべきかについて確定することが可能にな
る。
【0081】本発明の他の実施例においては、UT1
SYS1 RF被曝情報は基地局82から、例えばMS
C84及び接続されたPSTN、又は個別の通信リンク
又はネットワークを経てゲートウェイ18に転送され
る。MSC84に接続されたPSTNは、GW18に接
続された同一のPSTNであってもよいし、同一のPS
TNでなくてもよい。
【0082】衛星及び地上システムの両者に格納された
RF被曝情報により、ゲートウェイ18は進行中の通話
を終了するか、又は前述したようにUT70の送信機電
力を低減する軽減措置をとるかを確定することができ
る。例えば、かかる軽減動作、衛星ダイバーシティのレ
ベルを変更することの他に、より少ない干渉を受けてい
る「より静かな」通信チャネルにユーザ端末70を割り
当てるか又は引き渡すことを含む。このように、UT7
0はより低い送信機電力で動作することができ、バッテ
リ寿命とともに通話時間を伸ばすことができる。他の軽
減動作は、送信機電力要求は通常データレートが減少す
るに従い減少するので、パケット・データ及び/又はボ
コーダ・データのデータレートを低減することを含む。
TDMAシステムにおいて、ユーザ端末70は現在のタ
イムスロットよりも少ない干渉を受けているタイムスロ
ットに割り当てられるか又は引き渡されてもよい。この
ように、必要なリンク品質を得つつUT70の所要送信
機電力を低減することが可能になる。
【0083】ゲートウェイ18又は他の衛星システム装
置に関して、UT70のRF被曝パターン又はプロファ
イルの履歴と同様に、様々な周波数チャネル又はタイム
スロットが受ける干渉の履歴を保持することもまた本発
明の範囲内である。このように、RF被曝閾値に急速に
近づく記録を有する第1のUTは、現在の又は最も干渉
が小さいと予想されるチャネル又はタイムスロットに自
動的に割り当てられ、他方、履歴としてRF被曝閾値に
急速に近づかない第2のUTは、高いレベルの受けてい
る又は受けると予想されるチャネル又はタイムスロット
に割り当てられる。このように、第1のUTはより低い
送信機電力で動作することができ、他方、第2のUTは
より高い送信機電力で動作し、一方、両者のユーザは通
常の、又は予想される呼接続時間にわたりRF被曝を閾
値以下に保つことができる。
【0084】一般に、UT70との無線接続を確立する
際、GW18は、少なくとも一部はUT70がどれくら
い速く閾値に近づくかという履歴に基づいて、少なくと
も1つの通信システム・パラメータをUT70に割り当
ててもよい。上記割り当てられる少なくとも1つの通信
システム・パラメータは、周波数チャネル(例えば、低
レベルの干渉を受けている又は受けると予想されるチャ
ネル)、バースト又はタイムスロット(例えば、低レベ
ルの干渉を受けている又は受けると予想されるもの)、
UT70が通信に用いて初期の衛星ダイバーシティレベ
ルを確立する衛星の数、及び/又はUT70が通信に用
いるデータレート、を含むことができる。これらのパラ
メータの全ては、少なくとも最小のリンク品質(例え
ば、許容できる最大ビット・エラーレート又はフレーム
・エラーレート)を維持するのに必要とされるUT70
の送信機電力量を低減するように選択することができ
る。
【0085】衛星システム及び地上システム(SYS
1)からの結合累積RF被曝が参酌される際、ゲートウ
ェイ18は動作頻度などに応じてそれらの効果に異なる
重み付けを行ってもよい。例えば、RF効果は周波数に
従い約1GHzまで増加し、その後本質的に一定になる
ことが分かっている。このように、地上システムからの
累積RF被曝は、頻度の関数としての衛星システムから
の累積RF被曝とは異なる重み付けを行ってもよい。
【0086】いずれにしても、累積RF被曝を確定した
後に、GW18は上記したように、例えば閾値が近づい
ているUT70にメッセージを送ることによって、及び
/又は進行中の通話を終了又はユーザのRF被曝の低減
措置をとるように動作することができる。図9において
2台のトランシーバを有するユーザ端末の場合を説明し
たが、例えば、一つ以上の衛星システム及び一つ以上の
地上システムとの通信を可能にする2つを超えるトラン
シーバを設けることができる。この場合、GW18は、
3つ以上の通信システムを用いたときのユーザの累積R
F被曝を参酌し計算に入れることができる。更に、衛星
システムRF被曝情報は、上記したのと同様に地上通信
システムに転送されることができ、地上通信システムは
ユーザのRF被曝をモニター及び制御することができる
ことも理解されなければならない。
【0087】本発明の教示は、また、2つ以上の地上通
信システムからの、又は2つ以上の衛星通信システムか
らのユーザRF被曝を結合するように用いることができ
る。例えば、図9のユーザ端末70は、2つの異なる衛
星通信システム(例えば、1つはCDMA、他はTDM
Aに基づく、又は1つはLEO宇宙船を用い、他はME
O宇宙船を用いた)と通信するための回路を含み、次
に、両方のシステムを用いるときにユーザのRF被曝の
記録を継続するように変更されてもよい。
【0088】本発明の好適な実施例について特に説明し
たが、本発明の範囲内において形式や詳細の様々な変更
が可能であることは当業者であれば理解できるであろ
う。例えば、本発明の教示は、衛星通信システムに限ら
れず、また、スペクトル拡散通信システムに限られない
ことは当業者にとって明らかである。例えば、上記した
ように、時分割多元接続(TDMA)システムもまた、
本発明の教示から利点を得ることができる。従って、本
発明の教示は、ゲートウェイ、基地局、移動交換局など
が、遠隔でユーザのRFエネルギー被曝を確定し、確定
された被曝量に基づいてサービスを一時的に拒否又は制
限することが可能な、一般の無線通信システムに適用で
きる。
【0089】ある種の衛星通信システム、例えば衛星が
通信リンクのオンボード処理を実行できるシステムにお
いて、衛星自身が上記したユーザ端末の放射電力モニタ
ー機能の全て又は一部を実行してもよいことは認識され
なければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例により構成され動作する
衛星通信システムのブロック図である。
【図2】図1に示すゲートウェイのうちの1つのブロッ
ク図である。
【図3】図1に示す衛星のうちの1つの通信ペイロード
のブロック図である。
【図4】図1の衛星のうちの1つに関するビーム・パタ
ーンの一部を示す図である。
【図5】衛星テレメトリ及びコントロール機能の地上装
置サポートを示すブロック図である。
【図6】図2のCDMAサブシステムのブロック図であ
る。
【図7】本発明の教示をより詳細に示す衛星通信システ
ムのブロック図である。
【図8】ゲートウェイで確定されるユーザ端末の送信機
電力密度の例を示すグラフである。
【図9】ユーザ端末と衛星ベースのRF通信システム及
び地上ベースのRF通信システムとの動作を可能にする
マルチシステムを含む通信システムのブロック図であ
る。
【主要部分の符号の説明】
10 通信システム 12 衛星 13 ユーザ端末 13a アンテナ 13b 電子端末識別子 13c ボコーダ 13d 送信機電力制御 13e コントローラ 14 移動無線電話 14a 固定無線電話 15 車載移動無線電話 17,19 リンク 18 ゲートウェイ 20 公衆陸上移動ネットワーク(PLMN) 22 地域公衆電話網(RPTN) 24 国内長距離ネットワーク 26 国際ネットワーク 28 民間ネットワーク 32 公衆交換電話網(PSTN) 36 衛星オペレーション・コントロール・センタ(S
OCC) 38 地上オペレーション・コントロール・センタ(G
OCC) 39 地上データネットワーク(GDN)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル ジェイ. サイツ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94539 フレモント クゥガーサークル 45153

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムの動作方法であって、 フォワードリンク及びリターンリンクによりユーザ端末
    との無線接続を確立するステップと、 該接続の間、前記ユーザ端末のアンテナに関する平均送
    信電力密度が、前記ユーザ端末のユーザに対し、所定単
    位時間における所定の閾レベル及び絶対的な閾レベルの
    うち少なくとも1つの閾レベルに等しくなるか又は超え
    ることになるかを確定するステップと、 前記平均送信電力密度のレベルが前記少なくとも1つの
    閾レベルに等しいか又は超えるとき、又はそれに先立ち
    前記ユーザ端末の送信電力を低減するか又は除去する措
    置をとるステップと、を有し、 前記確定するステップは、地上通信システム及び衛星通
    信システムにおいて前記ユーザ端末によって放射される
    電力量を考慮するステップを含むことを特徴とする動作
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の動作方法であって、 前記措置をとるステップは前記接続を終了させるステッ
    プを含み、 前記終了させるステップの実行の後の一定時間間隔内に
    第2の接続を確立しようと試みる前記ユーザ端末に応答
    して、前記第2の接続の確立を拒否するステップ、を更
    に有することを特徴とする動作方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の動作方法であって、 前記措置をとるステップは前記接続を終了させるステッ
    プを含み、 前記終了させるステップの実行の後、接続要求とともに
    送信された電話番号と所定の電話番号の一式に属する電
    話番号とを比較するステップと、 前記送信された電話番号が前記一式の電話番号の1と合
    致した場合に電話をかけた前記ユーザ端末を該合致した
    電話番号に接続するステップと、を更に有することを特
    徴とする動作方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の動作方法であって、前
    記確定するステップは、 リターンリンクにより前記ユーザ端末から受信した信号
    をサンプリングするステップと、 フォワードリンクにより前記ユーザ端末に電力制御信号
    を送信し、前記ユーザ端末の送信機電力を所定レベルに
    確立するステップと、 前記ユーザ端末の予想される送信機電力を該ユーザの身
    体に対する電力密度値に変換するステップと、を有する
    ことを特徴とする動作方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の動作方法であって、前
    記確定するステップは、他の通信システムにおいて前記
    ユーザ端末により放射された電力量を示す情報を、別の
    通信システムから受信する予備的ステップを有すること
    を特徴とする動作方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の動作方法であって、前
    記確立するステップは、 リターンリンクにより前記ユーザ端末から受信した情報
    からユーザ端末タイプを識別するステップと、 前記ユーザ端末タイプが所定の1つ以上のタイプのうち
    の1であることが識別された場合にのみ前記確定するス
    テップを実行するステップと、を有することを特徴とす
    る動作方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の動作方法であって、前
    記措置をとるステップは、他の周波数チャネルへの前記
    ユーザ端末の割り当て、他のタイムスロットへの前記ユ
    ーザ端末の割り当て、前記ユーザ端末が通信している衛
    星の数の変更、又は前記ユーザ端末が送信しているデー
    タレートの変更、のうち少なくとも1つによって前記ユ
    ーザ端末の送信機電力を低減するステップを含むことを
    特徴とする動作方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の動作方法であって、前
    記措置をとるステップは前記接続を終了させるステップ
    を含み、前記接続を終了させるステップは、 フォワードリンクにより前記ユーザ端末にメッセージを
    送信するステップと、該送信メッセージの受信に応答し
    て前記ユーザ端末のユーザに前記接続が間もなく終了さ
    れる旨の表示をなすステップと、を有することを特徴と
    する動作方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の動作方法であって、前
    記無線接続を確立するステップは少なくとも1つの衛星
    による接続を確立することを特徴とする動作方法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の動作方法であって、
    前記無線接続を確立するステップは、前記ユーザ端末が
    どれくらい速く前記閾レベルに近づくかについての履歴
    に少なくとも一部は基づいて、前記ユーザ端末に少なく
    とも1つの通信システム・パラメータを割り当てるステ
    ップを有することを特徴とする動作方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の動作方法であっ
    て、割り当てられる前記少なくとも1つの通信システム
    ・パラメータは、周波数チャネル、タイムスロット、前
    記ユーザ端末が通信する衛星の数、又は前記ユーザ端末
    が通信するデータレート、のうちの少なくとも1つを含
    むことを特徴とする動作方法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の動作方法であって、
    前記確定するステップは、他の通信システムにおける前
    記ユーザ端末によって放射された送信電力量を示す情報
    を別の通信システムから受信する予備的ステップを有
    し、前記確定するステップは、該確定を実行するシステ
    ムによって得られる情報とは異なるように前記別の通信
    システムから受信した情報に重み付けすることを特徴と
    する動作方法。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の動作方法であって、
    前記確定するステップは、他の通信システムにおいて動
    作する前記ユーザ端末により放射された電力量を示す情
    報を、前記ユーザ端末を介して別の通信システムから受
    信する予備的ステップを有することを特徴とする動作方
    法。
  14. 【請求項14】 通信システムであって、 少なくとも1つのゲートウェイ及び少なくとも1つの地
    球周回衛星を含む衛星通信システムと、 少なくとも1つの基地局を含む地上通信システムと、 前記衛星通信システム又は前記地上通信システムと通信
    するための回路を含む少なくとも1つのユーザ端末と、 各々が、1つ以上の地上通信システム及び前記少なくと
    も1つのユーザ端末との間に双方向の電力制御されたR
    F通信接続を確立して伝達する手段を有する前記少なく
    とも1つのゲートウェイ及び前記少なくとも1つの基地
    局と、 前記地上通信システムのみならず前記衛星通信システム
    における前記ユーザ端末の電力制御情報から得られる情
    報に少なくとも一部は基づいて、前記ユーザ端末のアン
    テナに関する平均送信電力密度が、前記ユーザ端末のユ
    ーザに対し、所定単位時間における所定の閾レベル及び
    絶対的な閾レベルのうち少なくとも1つの閾レベルに等
    しくなるか又は超えることになる場合に、前記平均送信
    電力密度のレベルが前記閾レベルに等しいか又は超える
    とき、又はそれに先立ち前記ユーザ端末の送信電力を低
    減するか又は除去する措置をとる動作をなすコントロー
    ラと、を有することを特徴とする通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の通信システムであ
    って、前記コントローラは、前記平均送信電力密度が前
    記少なくとも1つの閾レベルに等しくなるか又は超える
    ことになるとの確定に応答して前記接続を終了させ、更
    に、前記接続を終了させた後の一定時間間隔内に第2の
    接続を確立しようと試みる前記ユーザ端末に応答して前
    記第2の接続の確立を拒否することを特徴とする通信シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の通信システムであ
    って、前記コントローラは、前記平均送信電力密度が前
    記少なくとも1つの閾レベルに等しくなるか又は超える
    ことになるとの確定に応答して前記接続を終了させ、更
    に、前記接続を終了させた後の一定時間間隔内に第2の
    接続を確立しようと試みる前記ユーザ端末に応答して前
    記第2の接続の確立を拒否し、接続要求とともに送信さ
    れた電話番号と所定の電話番号の一式に属する電話番号
    とを比較して、前記送信された電話番号が前記一式の電
    話番号の1と合致した場合に電話をかけた前記ユーザ端
    末を該合致した電話番号に接続することを特徴とする通
    信システム。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の通信システムであ
    って、前記コントローラは、他の通信システムのコント
    ローラに結合され、前記ユーザ端末を介して、前記他の
    通信システムにおいて動作する前記ユーザ端末により放
    射された送信電力量を示す情報を該他のコントローラか
    ら受信することを特徴とする通信システム。
  18. 【請求項18】 請求項14に記載の通信システムであ
    って、前記コントローラは、他の通信システムのコント
    ローラに結合され、通信ネットワークを介して、前記他
    の通信システムにおいて動作する前記ユーザ端末により
    放射された送信電力量を示す情報を該他のコントローラ
    から受信することを特徴とする通信システム。
  19. 【請求項19】 請求項14に記載の通信システムであ
    って、前記コントローラは、前記リターンリンクにより
    前記ユーザ端末から受信した情報に応答してユーザ端末
    タイプを確定し、前記ユーザ端末タイプが所定の1つ以
    上のタイプのうちの1であることが識別された場合にの
    み前記ユーザ端末の送信電力を低減するか又は除去する
    措置をとることを特徴とする通信システム。
  20. 【請求項20】 請求項14に記載の通信システムであ
    って、前記コントローラは、他の周波数チャネルへの前
    記ユーザ端末の割り当て、他のタイムスロットへの前記
    ユーザ端末の割り当て、前記ユーザ端末が通信している
    衛星の数の変更、又は前記ユーザ端末が送信しているデ
    ータレートの変更、のうちの少なくとも1つによって前
    記ユーザ端末の送信電力を低減する措置をとることを特
    徴とする通信システム。
  21. 【請求項21】 請求項14に記載の通信システムであ
    って、前記コントローラは、前記ユーザ端末がどれくら
    い速く前記閾レベルに近づくかについての履歴に少なく
    とも一部は基づいて前記ユーザ端末に少なくとも1つの
    通信システム・パラメータを割り当てることによって前
    記ユーザ端末との無線接続を確立することを特徴とする
    通信システム。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の通信システムであ
    って、割り当てられる前記少なくとも1つの通信システ
    ム・パラメータは、周波数チャネル、タイムスロット、
    前記ユーザ端末が通信する衛星の数、又は前記ユーザ端
    末が通信するデータレート、からなることを特徴とする
    通信システム。
  23. 【請求項23】 請求項14に記載の通信システムであ
    って、前記コントローラは、他の通信システムにおいて
    前記ユーザ端末により放射された送信電力量を示す情報
    を前記他の通信システムから受信して格納し、前記コン
    トローラによって得られる情報とは異なるように前記他
    の通信システムから受信した情報に重み付けすることを
    特徴とする通信システム。
  24. 【請求項24】 無線通信を管理する方法であって、 フォワードリンク及びリターンリンクによりユーザ端末
    との無線接続を確立するステップと、 該接続の間、前記ユーザ端末のアンテナに関する平均送
    信電力密度が、前記ユーザ端末のユーザに対し、所定単
    位時間における所定の閾レベル及び絶対的な閾レベルの
    うち少なくとも1つの閾レベルに等しくなるか又は超え
    ることになるかを確定するステップと、 前記平均送信電力密度のレベルが前記少なくとも1つの
    閾レベルに等しいか又は超えるとき、又はそれに先立ち
    前記ユーザ端末の送信電力を低減するか又は除去する措
    置をとるステップと、を有し、 前記確定するステップは、第1の無線通信システムのみ
    ならず第2の無線通信システムにおける前記ユーザ端末
    によって放射される電力量を考慮するステップを含むこ
    とを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の方法であって、前
    記第1の無線通信システムは衛星通信システムからな
    り、前記第2の無線通信システムは地上通信システムか
    らなることを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】 請求項24に記載の方法であって、前
    記第1の無線通信システムは第1の衛星通信システムか
    らなり、前記第2の無線通信システムは第2の衛星通信
    システムからなることを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 請求項24に記載の方法であって、前
    記第1の無線通信システムは第1の地上通信システムか
    らなり、前記第2の無線通信システムは第2の地上通信
    システムからなることを特徴とする方法。
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