JPH10335734A - 多波長同時発振光ファイバ型レーザ - Google Patents

多波長同時発振光ファイバ型レーザ

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JPH10335734A
JPH10335734A JP14673597A JP14673597A JPH10335734A JP H10335734 A JPH10335734 A JP H10335734A JP 14673597 A JP14673597 A JP 14673597A JP 14673597 A JP14673597 A JP 14673597A JP H10335734 A JPH10335734 A JP H10335734A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、レーザ遷移が自己終端型である場
合でも、連続発振およびその高出力化、またはパルスモ
ードにおける高出力化を可能にすると同時に、有用な第
2のレーザ光を取り出すことで多波長発光が可能である
多波長同時発振光ファイバ型レーザを提供することを目
的とする。 【解決手段】 ガラス材料にレーザイオンを添加した光
ファイバ31を用いて、第1のレーザ遷移の下準位から
さらに下方のエネルギー準位へ第2のレーザ遷移を生じ
させるように、第1および第2のレーザ遷移の波長に対
して共振条件を満足する少なくとも1対の共振器34、
35を構成して、2以上の波長をレーザ出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励起型固体レーザ
に関し、特に同時に多波長のレーザ光を出力することが
できる光ファイバ型のレーザに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一つのレーザから複数のレーザ光
を取り出すいくつかの方法が知られている。
【0003】例えば、特開昭51−031195号公報
には、レーザ利得の周波数拡がりが大きいことを利用
し、一つのレーザ利得媒質に対して複数の共振器を構成
することにより、同一のエネルギー準位から複数の波長
のレーザ出力を取り出す方法が記載されている。この方
法では、単一波長でも連続発振が可能であり、また、そ
の複数の波長の出力パワーの和はほぼ一定となる。
【0004】また、特開平5−259558号公報に
は、レーザ媒質に銅蒸気を用いて、放電励起された同一
エネルギー準位からの2つの異なる下準位へのレーザ遷
移を利用して、2波長のレーザ発振を得る方法が記載さ
れている。この方法では、2波長でレーザ利得を分割す
ることになるので、目的波長を高出力化する場合にはむ
しろ単一波長で発振させたがよく、また、それら両方の
波長におけるレーザ下準位の寿命がレーザ上準位の寿命
よりも長いために連続発振が困難であった。
【0005】これらの方法とは全く異なる原理に基づく
多波長レーザとして、アプライド・フィジクス・レター
ズ(Appl. Phys. Lett. Vol.6
2(6) No.6 (1993) 543頁)には、
第1レーザの下準位からさらに下準位へレーザ遷移させ
て第2レーザ光を取り出すことで、カスケード的に2波
長のレーザ光を得る方法が記載されている。しかし、第
2レーザの下準位が基底準位である場合(第2レーザが
準3準位レーザ)、第2レーザの下準位からの再吸収損
失が大きいので再吸収損失を上回る強励起が必要となり
レーザ発振が難しく、必ずしも十分なレーザ出力が得ら
れないという問題があった。
【0006】ところで、通常目的とするレーザ遷移の下
準位寿命が上準位寿命より長い自己終端型レーザ遷移の
場合、時間的に持続する利得が得られないので、従来、
連続発振動作が困難で、またパルス動作モードにおける
高出力化も困難であった。そこで、下準位密度を何らか
の方法で下げることが試みられた。
【0007】レーザ下準位数密度を減少させる一つの方
法として、図2に示したようにレーザイオン10のレー
ザ遷移12の下準位15を、励起レーザダイオード(L
D)光または別に用意した光の照射によってさらに上方
の準位18に励起準位吸収遷移21する方法がある。し
かし、この方法では励起LD波長がレーザ下準位密度を
減少させる励起準位吸収が困難な場合が多いことや、励
起LDとは別に異なる励起光を使用することで装置が煩
雑になるという問題点があった。さらに、無放射緩和に
よる発熱によって固体媒質に熱歪みを発生させるという
問題点もあった。
【0008】また別のレーザ下準位数密度を減少させる
方法として、図2に示したようにレーザ下準位15とほ
ぼ等しいエネルギー準位19を有する副添加イオン11
を固体レーザ媒質内にレーザイオン10と共添加し、共
鳴的にエネルギー移乗27させる方法がある。しかし、
実際には副添加イオンの選定が困難な場合が多く、2つ
のイオンを固体レーザ媒質内に添加するのでエネルギー
の流れが複雑化し、かつ、適切な添加濃度を決定するこ
とが難しいという問題があった。さらに、この場合も無
放射緩和による発熱によって固体媒質に熱歪みを発生さ
せるという問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、レーザ遷移
が自己終端型である場合でも、連続発振およびその高出
力化、またはパルスモードにおける高出力化を可能にす
ると同時に、有用な第2のレーザ光を取り出すことで多
波長発光が可能である多波長同時発振光ファイバ型レー
ザを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス材料に
レーザイオンを添加した光ファイバを用いて、第1のレ
ーザ遷移の下準位からさらに下方のエネルギー準位へ第
2のレーザ遷移を生じさせるように、第1および第2の
レーザ遷移の波長に対して共振条件を満足する少なくと
も1対の共振器を構成して、2以上の波長をレーザ出力
させる多波長同時発振光ファイバ型レーザに関する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はレーザ光を発生するレーザ
イオンのエネルギー準位を示している。例えばレーザダ
イオード(LD)を励起光として用いて、レーザ上準位
3またはそれより上方の準位4にイオンを準位1から励
起する。第1レーザ遷移8が自己終端型である場合に
は、レーザ下準位2はレーザ上準位3よりも寿命が長い
ため、レーザ発振に必要な反転分布が生じにくい。
【0012】そこで、本発明では、第2レーザ遷移9を
同時に発振させるように共振器を設けることで下準位2
の数密度を強制的に減少させる。これにより第1レーザ
8の連続発振とその高出力化、および高繰り返しパルス
発振における高出力化が可能となる。エネルギーの流れ
としてはカスケード的であり、2種類のレーザ光を同時
に取り出すことができるので、有用な多波長のレーザ光
を同時に得ることができる。このように、準位2から下
準位1への遷移は、無放射緩和ではなくレーザ遷移であ
るので、固体媒質内での発熱が少なく熱的ひずみを抑制
することができ、レーザ動作を安定させることができ
る。
【0013】そして本発明では、レーザ媒質として光フ
ァイバを用いることで、次のような理由によりカスケー
ド発振をより効率的に行わせることができる。
【0014】即ち、第2レーザ下準位1が基底準位であ
る場合、その第2レーザは準3準位レーザと呼ばれ、第
2レーザ下準位1からの再吸収による損失が大きいの
で、その再吸収損失を上回る強励起が必要となり、従来
の固体結晶を用いたレーザではレーザ発振が難しかっ
た。しかし、本発明のファイバレーザでは、励起光を光
ファイバ内に高密度で閉じこめることができるので、レ
ーザイオンを強励起することができる。
【0015】また、光ファイバの材料としては、例えば
フッ化物ガラスのようなガラス材料を用いるので、材料
固有のフォノンエネルギーが小さいため第2レーザ上準
位3の励起寿命を長くすることができる。そして、ファ
イバ材料が非晶質であるので、レーザイオンの各エネル
ギー準位のシュタルク拡がりが増大するのでレーザ発振
が容易に得られ、従来の結晶をホスト材料に用いたレー
ザと比較して第2レーザの高効率発振が可能になる。
【0016】また、ファイバ型の場合は結晶を用いた場
合と異なり、ファイバとして長尺であるために単位体積
当たりの発熱量が小さい。このため、発熱等による変形
によって性能が低下することが少ないという利点がある
が、カスケード的にレーザ発振させ発熱を防止すること
によりさらに安定したレーザ動作を得ることができる。
【0017】次に図3から図8を参照して本発明のレー
ザをさらに具体的に説明する。
【0018】[実施形態1]図3に、本発明の一実施形
態を示す。レーザ光を発生するレーザイオン10を添加
したコア32とクラッド33を有する単一クラッド光フ
ァイバ31を形成した。この光ファイバの励起光入射側
端には、LD光28を透過し第1レーザ29と第2レー
ザ30に対して高反射率を有するミラー34を設け、レ
ーザ光出力側端には、それぞれのレーザ波長に対して適
した反射率を有する部分反射ミラー35を設け、2つの
ミラーによりファイバレーザ共振器を構成した。ミラー
34側からLD光を入射することで、第1レーザ29と
第2レーザ30が同時に発振する。
【0019】ここで光ファイバは直線を維持する必要は
無く、長尺化した場合は巻き取ることで小型化が図れ
る。光ファイバ31の両端面とミラー34、35は必ず
しも密着させる必要はなく、コアがマルチモードである
場合には間隙を与えることによって光ファイバを伝搬す
るモードを少数化することができる。
【0020】また、励起LDパワー、光ファイバ内の光
学的伝搬損失の大きさなどの諸条件で異なるが、出力取
り出しミラー35を取り除いて、光ファイバ端面のフレ
ネル反射のみでレーザ共振器を構成する場合もある。ま
た、各波長に対して別個のミラーを用いることもでき
る。
【0021】[実施形態2]図4に示す実施形態は、図
3に示した実施形態1において第1レーザをパルスモー
ドで取り出すために部分反射ミラー35と光ファイバ3
1の間にQスイッチ素子36を設置したものである。
【0022】Qスイッチ素子36は第1レーザ、第2レ
ーザの両方に対してスイッチ動作を行う場合と、第1レ
ーザまたは第2レーザの一方に対してスイッチ動作を行
う場合がある。例えば、第2レーザのみにQスイッチ動
作を行えば、発生する第2レーザのQスイッチパルスが
急激に第1レーザの下準位2の励起密度を減少させるた
めに、第1レーザにおいてもQスイッチパルスを発生す
ることができる。
【0023】Qスイッチ素子36は高反射ミラー34と
光ファイバレーザ媒質31の間に設置することも可能で
ある。Qスイッチ素子を挿入した側のミラー34または
35は反射したレーザビームがファイバのコアに戻るよ
うに反射面に適した曲率を持つ。
【0024】[実施形態3]図5に本発明のさらに異な
る実施形態を示す。実施形態1においては、光ファイバ
とは別個に反射ミラーを設けたが、光ファイバに反射ミ
ラーを直接形成することもできる。光ファイバレーザ媒
質31のLD光入射側端面に、実施形態1における高反
射ミラー34と同じ特性の誘電体多層コート37を直接
施し、また、同様にもう一方の端面に、実施形態1にお
ける部分反射出力取り出しミラー35と同じ反射率の誘
電体多層コート38を施すことによって共振器を構成す
ることができる。
【0025】[実施形態4]図6にさらに異なる実施形
態を示す。実施形態3で示したレーザ装置において、誘
電体多層コートに代えて、屈折率分布ファイバグレーテ
ィング39、40により反射ミラーを形成したものであ
る。屈折率分布ファイバグレーティング39、40はイ
オン注入や紫外光の照射によって第1レーザ、第2レー
ザに対して適した反射率を有するように光ファイバのコ
ア32に書き込まれ、その位置は必ずしも光ファイバの
両端にある必要はない。
【0026】尚、実施形態1〜4で光ファイバレーザ共
振器を構成するための反射ミラーについて説明したが、
実施形態1〜4のミラー、誘電体多層膜、屈折率分布フ
ァイバグレーティングの中から異なる種類を組み合わせ
てレーザ共振器を構成することもできる。例えば、LD
光入射側の高反射ミラーとして屈折率分布ファイバグレ
ーティング39を用いて、第1レーザ、第2レーザ取り
出し側において部分反射取り出しミラー35を用いるこ
とができる。
【0027】[実施形態5]図7は、本発明のさらに異
なる実施形態を示したものである。実施形態1〜4に示
した単一クラッド光ファイバの代わりに二重クラッド光
ファイバを使用した多波長同時発振光ファイバ型レーザ
である。二重クラッド光ファイバは、レーザイオンを添
加したコア32、励起LD光が伝搬する第1クラッド4
2、励起LD光をファイバ内に全反射させる第2クラッ
ド43からなり、長いファイバ長にわたってコア32に
添加したレーザイオンを励起し、第1クラッド42の断
面積が大きく開口数が大きいので、LD光を直接コアに
入射するよりも容易に第1クラッド42に入射できると
いう利点がある。第2クラッドの開口数が大きいことを
利用して光ファイバ端面からではなく、光ファイバの側
面からLD光を斜めに入射させて第1クラッドを伝搬さ
せることもできる。
【0028】
【実施例】実施形態5に示した構成を用いて、レーザイ
オンとしてホルミウムイオン(濃度0.25重量%)を
コアに添加し、コア径10μm、第1クラッド径250
μm、第2クラッド径260μm、長さ200〜100
0cmの光ファイバを製作した。励起波長890nm帯
または1.1μm帯のLD光によって励起することによ
り、波長3μm帯の第1レーザと波長2μm帯の第2レ
ーザを得ることができた。
【0029】図8に、連続発振レーザ出力パワーと、吸
収LDパワーの関係を示した。レーザイオンによる吸収
LDパワーの増加に伴い第2レーザが発振開始し、その
直後または同時に目的とする第1レーザの発振が開始
し、両方の出力合計は吸収LDパワーが増加するに従い
大きくなった。
【0030】尚、ここでは実施形態5の構成を用いた
が、実施形態1〜4に示した構成によっても同様の結果
が得られる。
【0031】また、レーザイオンとしてホルミウムイオ
ンを示したが、例えば、エルビウム、ツリウムおよびプ
ラセオジウム等の他のレーザイオンであってもよい。ま
た、励起としては通常LDが用いられるがこれに限定さ
れるものではない。
【0032】本発明の光ファイバに用いられるガラス材
料は、励起光、発振レーザ光に対して透明であって、材
料固有のフォノンエネルギーが低く各準位の励起寿命が
長く、またガラス材料内の局所的電場に起因するレーザ
イオンの各エネルギー準位のシュタルク拡がりが広いと
いった性質のものが用いられる。
【0033】このような材料として、例えばフッ化物ガ
ラス、カルコゲナイトガラスおよび石英ガラス等が挙げ
ることができる。フォノンエネルギーが小さく、また2
μm以上での吸収が小さいことから、フッ化物ガラスお
よびカルコゲナイトガラスが好ましく、特に2〜3μm
領域での伝搬損失が小さいフッ化物ガラスが好ましい。
【0034】フッ化物ガラスは、フッ化ジルコニウム、
フッ化バリウム、フッ化ランタン、フッ化アルミニウ
ム、フッ化ナトリウムおよびフッ化ハフニウム等のフッ
化物数種類を成分とするガラスであり、好ましいものと
してフッ化ジルコニウム、フッ化バリウム、フッ化ラン
タン、フッ化アルミニウムおよびフッ化ナトリウムを成
分とするZBLANガラス、およびフッ化ジルコニウム
およびフッ化アルミニウムを成分とするAZFガラス等
を挙げることができる。
【0035】また、以上の説明では2波長発振を例にと
って説明したが、第2のレーザ遷移の下準位が基底準位
ではない場合には、さらに下方の準位にレーザ遷移させ
ることで3波長以上の発振も可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、レーザ遷移が自己終端
型である場合に、連続発振およびその高出力化、または
パルスモードにおける高出力化を可能にすると同時に、
有用な第2のレーザ光を取り出すことで多波長発光が可
能であるレーザを提供することができる。
【0037】また、従来無放射緩和によって不可避的に
固体レーザ媒質内で熱に変わっていたエネルギーをレー
ザとして取り出すことにより固体レーザ媒質の熱歪みを
軽減し、安定した動作のできるレーザを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の励起エネルギーの流れ図である。
【図2】従来例の励起エネルギーの流れ図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すである。
【図4】本発明の一実施形態を示すである。
【図5】本発明の一実施形態を示すである。
【図6】本発明の一実施形態を示すである。
【図7】本発明の一実施形態を示すである。
【図8】本発明の多波長同時発振光ファイバ型レーザを
LDを用いて励起したときの2波長レーザ出力と吸収L
Dパワーの関係を示す図である。
【符号の説明】
1〜4 エネルギー準位 5、6 LD光による励起 7 無放射緩和遷移 8 第1レーザ遷移 9 第2レーザ遷移 12 レーザ遷移 13〜18 レーザイオンのエネルギー準位 19 副添加イオン11のエネルギー準位 20 LD光による励起 21 励起準位吸収 23、24、25、26 無放射緩和遷移 27 エネルギー移乗 28 LD光 29 第1レーザ光 30 第2レーザ光 31 レーザイオン添加単一クラッドファイバ 32 コア 33 クラッド 34 第1レーザおよび第2レーザの高反射ミラー 35 第1レーザおよび第2レーザの出力取り出しミラ
ー 36 Qスイッチ素子 37 誘電体多層コート 38 誘電体多層コート 39 屈折率分布ファイバグレーティング 40 屈折率分布ファイバグレーティング 41 レーザイオン添加二重クラッドファイバ 42 第1クラッド 43 第2クラッド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス材料にレーザイオンを添加した光
    ファイバを用いて、第1のレーザ遷移の下準位からさら
    に下方のエネルギー準位へ第2のレーザ遷移を生じさせ
    るように、第1および第2のレーザ遷移の波長に対して
    共振条件を満足する少なくとも1対の共振器を構成し
    て、2以上の波長をレーザ出力させる多波長同時発振光
    ファイバ型レーザ。
  2. 【請求項2】 前記第1のレーザ遷移は、下準位の寿命
    が上準位の寿命より長い自己終端型遷移である請求項1
    記載の多波長同時発振光ファイバ型レーザ。
  3. 【請求項3】 前記第2レーザの下準位が基底準位であ
    る請求項1記載の多波長同時発振光ファイバ型レーザ。
  4. 【請求項4】 前記光ファイバの両端に同時発振する2
    以上のレーザ波長および励起波長に対して最適反射率を
    有するミラーを設けて共振器を構成した請求項1〜3の
    いずれかに記載の多波長同時発振光ファイバ型レーザ。
  5. 【請求項5】 前記光ファイバとミラーとの間にQスイ
    ッチ素子をさらに有する請求項4記載の多波長同時発振
    光ファイバ型レーザ。
  6. 【請求項6】 光ファイバ両端に同時発振する2以上の
    レーザ波長および励起波長に対して最適反射率を有する
    誘電体多層コートを設けて共振器を構成した請求項1〜
    3のいずれかに記載の多波長同時発振光ファイバ型レー
    ザ。
  7. 【請求項7】 光ファイバ内に同時発振する2以上のレ
    ーザ波長および励起波長に対して最適反射率を有する周
    期的屈折率分布ファイバグレーティングを形成して共振
    器を構成した請求項1〜3のいずれかに記載の多波長同
    時発振光ファイバ型レーザ。
  8. 【請求項8】 前記光ファイバは、レーザイオンをコア
    に添加した単一クラッド型ファイバである請求項4〜7
    のいずれかに記載の多波長同時発振光ファイバ型レー
    ザ。
  9. 【請求項9】 前記光ファイバは、レーザイオンをコア
    に添加した2重クラッド光ファイバである請求項4〜7
    のいずれかに記載の多波長同時発振光ファイバ型レー
    ザ。
  10. 【請求項10】 前記レーザイオンがホルミウムイオン
    であり、励起波長890nm帯または1.1μm帯のレ
    ーザダイオード光によって励起し、波長3μm帯と2μ
    m帯の2波長でレーザ発振する請求項1〜9のいずれか
    に記載の多波長同時発振光ファイバ型レーザ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6385215B1 (en) 1998-07-01 2002-05-07 Nec Corporation Laser oscillation method and device and laser scalpel
US6463083B1 (en) 1998-09-11 2002-10-08 Nec Corporation Laser radiation device employing a fiber laser capable of emitting a laser beam including two or more wavelength components
WO2004102752A1 (ja) * 2003-05-14 2004-11-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 固体レーザ装置

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