JPH10335404A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

検査装置及び検査方法

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JPH10335404A
JPH10335404A JP9147731A JP14773197A JPH10335404A JP H10335404 A JPH10335404 A JP H10335404A JP 9147731 A JP9147731 A JP 9147731A JP 14773197 A JP14773197 A JP 14773197A JP H10335404 A JPH10335404 A JP H10335404A
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JP
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defect
inspection
unit
area
analysis
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Application number
JP9147731A
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English (en)
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Sanenori Katayama
実紀 片山
Toshimitsu Mugibayashi
利光 麦林
Yoko Miyazaki
陽子 宮▲崎▼
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で不良の検査を行う検査装置を提供す
る。 【解決手段】 ウェーハの表面に形成された複数の配線
4上に付着した不良部分6によって、2本の配線4間に
ショートが生じ動作不良が起こっている。各々の配線4
の両端に設けられている針当て部5を用いて電気特性検
査を行い、ウェーハ表面のうち動作不良が起こっている
不良エリア7が特定される。不良エリア7の座標は読み
取られ保持される。不良エリア7のうち不良部分6が存
在する部分を特定するために、レーザ散乱方式又は差画
像比較方式等を用いて外観検査を行う。外観検査は、保
持されている座標に基づき、不良エリア7に対してのみ
行われる。特定された不良部分6は座標を読み取られ、
この座標が用いられて不良の解析又は救済等が、ウェー
ハの表面のうち不良部分6に対してのみ行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品に生じた
不良を検査する検査装置及び検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置に備わるDRAM/SRAM
の周辺回路部又はロジック回路部に関する不良の従来の
検査においては、まず、半導体装置に対して電気的な特
性に関する試験を行い、半導体装置に不良が生じている
かいないかを判別していた。そして、不良が生じている
半導体装置の周辺回路等の全面に対して外観検査を行
い、不良の原因を調査していた。
【0003】この調査には例えばエミッション顕微鏡が
用いられ、欠陥が存在する部分から発せられる微小な光
を検出することによって欠陥が存在する箇所を特定する
ことによって不良の位置を把握していた。他に、電子ビ
ームテスタから発せられるビームを用いたり、光学顕微
鏡を用いる方法もある。
【0004】以上のような検査は、ロジック回路部等の
みに行われるものではない。例えばDRAM等のメモリ
セル部の不良の位置を自動的に特定することが困難な場
合には、上記の検査をメモリセル部に行わねばならなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の方法を用いる場
合、不良が生じている部分を特定するのに1週間以上か
かることも多く、また、特定された位置を表すものとし
て得られた座標も正確ではない。座標の信頼性が低いた
めに、不良を解析する装置の視野内へと不良が生じてい
る部分を収めることに多くの時間がかかり、作業の効率
が悪いという問題点があった。また、上記の顕微鏡等を
用いる作業では不良の見落とし等が生ずる場合があり、
不良が生じている部分を特定できずじまいという結果に
終わってしまう場合もあった。
【0006】電気的な特性の試験後に行う外観の検査の
効率を向上させるための技術として、例えば特開平4−
225252号公報に記載の発明が挙げられる。この発
明は、半導体装置に備わる複数個のセルの配置の規則性
を利用し、セルの簡易レイアウト情報と論理アドレス配
列による位置情報とを変換することによって得られた実
体アドレス上の不良セルに対して外観検査を施すという
ものである。
【0007】しかし、この発明は規則性を利用するた
め、セルが規則的に配列されている部分にしか適用でき
ないという問題点があった。DRAM等においては、セ
ルが規則的に配列されている部分の割合は多くとも1/
2〜1/3程度であり、セルが規則的に配列されていな
い例えばロジック部が大半を占めるような場合もある。
このような場合には、上記公報に記載の発明を用いても
検査の効率は大して上がらない。
【0008】また、上記の技術は、不良セルが存在す
る、X座標及びY座標によって特定される点としての位
置を把握するものである。しかし、半導体装置に生ずる
不良の大部分は、不良が生じている部分のX座標及びY
座標のうちのいずれか一方のみが明らかであるライン不
良である。従って、不良が生じている部分を点としては
特定できず、広がりを持った領域としてしか特定できな
い場合には、不良が生じている領域を外観検査装置の視
野内に収めることは困難である。この場合には、外観検
査を有効に行うことができないという問題点があった。
【0009】本発明は、以上の問題点に鑑み、短い時間
で信頼性の高い検査を行う検査装置及び検査方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の検査装
置は、電子部品に対して電気特性試験を行い、該電子部
品のうち動作不良が生じている領域を特定し、該領域の
位置情報を得る動作不良領域特定手段と、前記電子部品
のうち前記動作不良領域特定手段から与えられた前記位
置情報によって表される領域に対して検査を行い、該領
域のうち不良が存在する部分を更に特定する不良箇所特
定手段とを備える。
【0011】請求項2に記載の検査装置は、請求項1に
記載の検査装置であって、前記不良箇所特定手段によっ
て特定された部分に対して前記不良の解析を行う不良解
析手段を更に備える。
【0012】請求項3に記載の検査装置は、請求項2に
記載の検査装置であって、前記不良箇所特定手段は、外
観検査を行うことによって特定する手段であり、前記不
良解析手段は、前記外観検査の結果に前記電気特性試験
の結果を加味することによって、前記解析を前記不良の
種類に関して行う。
【0013】請求項4に記載の検査装置は、請求項3に
記載の検査装置であって、前記不良箇所特定手段によっ
て特定された部分に対し、前記解析の結果に応じて修繕
を行う修繕手段を更に備える。
【0014】請求項5に記載の検査装置は、請求項3に
記載の検査装置であって、前記不良は、前記外観検査及
び前記電気特性試験各々の前記結果毎に選別されること
によって分類される。
【0015】請求項6に記載の検査装置は、請求項2又
は請求項3に記載の検査装置であって、前記不良の原因
は、前記電子部品に付着した付着異物と、該電子部品の
製造の際における製造不良とを含んでなり、前記不良解
析手段は、前記不良のうち前記付着異物と認定済のもの
の集合である第1の集合と、前記製造不良と認定済のも
のの集合である第2の集合との境界について、誤った判
定をした不良についての情報を与えることによって、前
記境界の修正を行う。
【0016】請求項7に記載の検査方法は、(a)電子
部品に対して電気特性試験を行い、該電子部品のうち動
作不良が生じている領域を特定し、該領域の位置情報を
得るステップと、(b)前記電子部品のうち前記位置情
報によって表される領域に対して検査を行い、該領域の
うち不良が存在する部分を更に特定するステップとを備
える。
【0017】請求項8に記載の検査方法は、請求項7に
記載の検査方法であって、(c)不良が存在するとして
特定された前記部分に対して解析を行うステップを更に
備える。
【0018】請求項9に記載の検査方法は、請求項8に
記載の検査方法であって、前記ステップ(b)は、外観
検査を行うことによって特定するステップであり、前記
ステップ(c)は、前記外観検査の結果に前記電気特性
試験の結果を加味することによって、前記解析として前
記不良の種類の判別を行う。
【0019】請求項10に記載の検査方法は、請求項9
に記載の検査方法であって、(d)不良が存在するとし
て特定された前記部分に対し、前記判別の結果に応じて
修繕を行うステップを更に備える。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、本発明の検査装置の対象となる
ウェーハの表面の構造の一部を拡大して例示する平面図
である。ウェーハの表面には配線4が互いに平行に配置
されており、配線4の各々の両端には針当て部5が設け
られている。図2は、このようなウェーハの検査を行
う、本実施の形態に従う検査装置の構成を例示する模式
図である。検査装置は、被検査物であるウェーハに対し
て電気特性に関する検査を行う電気特性検査ユニット1
を備えている。電気特性の検査は、以下のように行われ
る。
【0021】電気特性検査ユニット1においては予め、
ウェーハの品種に応じて原点の座標、アライメントを行
うためのポイントを表す情報等が設定されている。図2
に例示される電気特性検査ユニット1に備わる図示され
ない1対のプローブは、図1に例示される複数の配線4
のうちの一本に備わる1対の針当て部5にそれぞれ接触
される。この状態にて1対のプローブ間に電圧が印加さ
れ、電流の測定が行われる。一本の配線4に対して電流
の測定が終了したら次の配線4に対して同様の測定が行
われる。このような電気特性検査ユニット1の構造は、
従来から存在する。
【0022】配線4に何らの不良も生じていない場合に
は、所望の電流値が得られるはずである。しかし、図1
に例示されるように、2本の配線4をショートさせる不
良部分6が存在する場合には、電流の漏洩によって所望
の電流値は得られない。図2の電気特性検査ユニット1
は、所望の電流値が得られなかった配線4の座標を読み
取り、情報として記憶する。説明の簡便のために、図1
に向かって上下方向にY軸をとり、左右方向にX軸をと
っている。
【0023】上記のような構成から、電気特性検査ユニ
ット1は、配線4に不良が存在するか否かを検出する機
能を有するだけである。即ち、電気特性の試験によって
は、不良部分6の存在によって所望の結果が得られなか
った配線4のY座標のみが特定されるだけであり、X座
標は不明のままである。
【0024】以上のようにして、全ての配線4に対して
電気特性の検査を行う。すると、不良部分6に関するY
座標から、不良部分6がその内部に存在する、広がりを
持つ不良エリアを認識することができる。図3は、不良
エリア7が認識されたウェーハを例示する模式的な平面
図である。
【0025】詳細には不良エリア7は、配線4が形成さ
れている領域のうち電気的な動作不良が検出されなかっ
た領域が除かれた部分(図において点線にて囲まれてい
る部分)として把握される。即ち、不良エリア7の広が
りは、Y軸方向においては不良部分6のY座標によって
規定されているが、X軸方向においては不良部分6のX
座標が未知であることによって、配線4が存在するX軸
方向の任意の領域にわたっている。以上の説明において
は配線4について不良を検出する例を説明したが、例え
ばメモリセルの不良を検出する場合には、不良のX座標
及びY座標が共に既知となる。座標の既知の是非によっ
て動作不良がどのように分類されているかについて説明
を行う。
【0026】図4は、切り出されるチップ10が配列さ
れているウェーハ9の構造を例示する平面図である。動
作不良の種類としては、点としての広がりしか持たない
点不良7a、広がりが線状であるライン不良7b及びチ
ップ10全体が不良であるチップ不良7cが例として挙
げられる。図2の電気特性検査ユニット1は、このよう
な不良全てを検出することが可能である。電気特性検査
ユニット1によって、図4に例示されるような不良は、
電気特性の検査の結果に応じて不良エリアの7の座標と
しての情報に変換される。
【0027】図3に例示される不良エリア7を表す座標
は、図2に例示される信号線3を介して、電気特性検査
ユニット1から欠陥検査ユニット2へと送られる。欠陥
検査ユニット2においては予め、電気特性検査ユニット
1に設定されていた情報(ウェーハの品種に応じた原点
の座標及びアライメントを行うためのポイントを表す情
報等)に加え、検査の感度を設定するパラメータ等が設
定されている。
【0028】作業者は、電気特性の検査の終了後に、電
気特性検査ユニット1のテーブルから欠陥検査ユニット
2のテーブルへとウェーハを移動させ載置する。このよ
うな移動は、ロボットのアーム等を用いる自動搬送シス
テムを用いて行っても良い。欠陥検査ユニット2におい
ては、アライメントポイント情報に基づき、ウェーハの
アライメント合わせが行われる。作業者は、アライメン
ト合わせが適切に行われているかどうかを、欠陥検査ユ
ニット2内のモニタ又は光学顕微鏡を目視することによ
って確認しても良い。
【0029】アライメント合わせ後には、電気特性検査
ユニット1から送られてきた座標を基に、図3の不良エ
リア7に対する欠陥の検査が欠陥検査ユニット2におい
て行われる。ここで、欠陥と不良とが表す意味内容の違
いについて説明を行う。図5及び図6は、欠陥6a及び
不良6bの構造を例示する平面図である。
【0030】「欠陥」は、製品の形状の一部が少しでも
おかしいものを意味する。図5に例示される欠陥6aは
配線4の形状の異常によって生じたものではあるが、動
作不良は引き起こさない。一方、「不良」は、製品の動
作不良を引き起こすものを意味する。図6に例示され
る、2本の配線4にまたがる不良6bは、配線4の形状
の異常であると共に、動作不良を引き起こす。
【0031】図2の欠陥検査ユニット2において行われ
る欠陥の検査は、電子ビーム、レーザ散乱方式又は差画
像比較方式などの外観検査を行う検査手段によって為さ
れ、欠陥検査ユニット2において自動的に不良エリア7
に対してのみ行われる。このようにして、図2の電気特
性検査ユニット1によってウェーハの表面のうちから特
定された不良エリア7のうち、動作不良を引き起こす原
因となる可能性のある欠陥が存在する部分が検出され
る。不良が存在する部分の座標は、欠陥検査ユニット2
によって読み取られ、ディスク等に保持される。
【0032】以上のようにして、図7に例示されるよう
に、電気特性検査による不良エリア7の特定(ステップ
S1)の後に、外観検査によって、不良エリア7のうち
不良が存在する部分が更に特定される(ステップS
2)。図7は、本実施の形態の検査手順を例示するフロ
ーチャートである。このような構成においては、ウェー
ハの表面のうち不良エリア7のみが選択的に検査される
ので、表面全体の検査を行っていた従来の場合よりも、
不良がある部分の特定が迅速に行われることになる。
【0033】図8は、半導体装置の欠陥の検査に要する
と予測される時間を例示する図である。製品である半導
体LSIは、図面に向かって左から右へと配列されてい
る順に世代が新しくなっており、微細加工化の程度が高
くなっている。同図を参照すれば明らかであるように、
微細加工化が進むにつれて1枚当たりのウェーハの検査
に要する時間は増大すると予測されている。
【0034】不良品を減らすためには、製品を製造して
いる途中で欠陥の検査を行う必要がある。しかし、図8
に例示されるように検査に要する時間が長くなることに
よって、製品の工期が大幅に長くなってしまう。そこ
で、本実施の検査装置を用いて時間を短縮することは、
欠陥の検査に対して非常に有効である上に、製品の工期
を短くするという点でのメリットもある。
【0035】また、本実施の形態の検査装置において
は、図3の不良エリア7として特定された部分全体が図
2の欠陥検査ユニット2において検査されるので、特開
平4−225252号公報に記載の従来の技術のよう
に、メモリセルのみに適用することが可能であるという
制限はない。従って、本実施の形態の検査装置は汎用性
が高いといえる。
【0036】尚、上述の説明においては、不良エリア7
の座標は図2の電気特性検査ユニット1から欠陥検査ユ
ニット2へと信号線3を介して与えられている。しか
し、信号線3を用いずとも、例えばフレキシブル(フロ
ッピー)ディスク等のような情報伝達媒体を用いること
も可能である。また、欠陥検査ユニット2には予めウェ
ーハ2の品種に応じた原点座標等の情報が設定されてい
るが、この情報は電気特性検査ユニット1から与えられ
ても良い。
【0037】上述の説明においては不良エリア7の座標
は図2の電気特性検査ユニット1によって自動的に読み
取られているが、例えば作業者が図2のモニタに映し出
され又はプリントアウトされた不良エリア7を目視する
ことによって座標を読み取り、電気特性検査ユニット1
へと座標を与えても良い。
【0038】図2の例においては電気特性検査ユニット
1と欠陥検査ユニット2との間でのみ情報のやり取りが
行われているが、データベースサーバを更に付加しても
良い。図9は、電気特性検査ユニット1、欠陥検査ユニ
ット2及びデータベースサーバDBSが信号線3aを介
して情報をやり取りする構成を例示する模式図である。
データベースサーバDBSには原点座標等の情報等が予
め設定されており、電気特性検査ユニット1及び欠陥検
査ユニット2は信号線3aを介して、必要に応じて情報
を受け取れば良い。また、電気特性検査ユニット1によ
って得られた、図3の不良エリア7を表す座標は、デー
タベースサーバDBSによって保持されていても良い。
同様に、欠陥検査ユニット2によって特定された不良が
存在する部分の座標は、データベースサーバDBSにお
いて保持しても良い。
【0039】以上の説明においては欠陥検査ユニット2
において座標が保持されるのは欠陥のうち不良であるも
のだけであるが、欠陥全ての座標を保持し、実施の形態
2以降において示される処理を欠陥全てに対して行う構
成を採用することも勿論可能である。検査装置の使用の
目的とは、動作不良を引き起こす原因の調査であるの
で、以後の説明においては不良のみを対象として説明を
行うが、不良ではない欠陥に対しても本発明を適用する
ことは可能である。
【0040】また、以上の説明においては半導体装置を
検査対象としているが、例えばPDP(プラズマディス
プレイ)装置、TFT(薄膜トランジスタ)装置及びブ
ラウン管等に本発明の検査装置を用いることが可能であ
る。
【0041】実施の形態2.以下、既に説明の行われた
ものと同一の構成、構造には同一の参照符号を付し、説
明は省略する。図10は、本実施の形態に従う検査装置
の構造を例示するブロック図である。同図に例示される
検査装置は、図9に例示される実施の形態1の検査装置
にさらに不良解析ユニット20が付加されたものであ
る。各々のユニットは、信号線3bによって結び付けら
れている。
【0042】図11は、本実施の形態の検査装置を用い
る検査手順を例示するフローチャートである。同図に例
示される検査手順は、図7に例示される検査手順の後
に、図10の不良解析ユニット20による新たな処理が
付け加えられたものである。以下、本実施の形態に特有
の構成についてのみ説明を行う。
【0043】欠陥検査ユニット2において外観検査によ
る更なる特定(ステップS2)が終了した後に、不良解
析ユニット20において不良の種類について解析を行
う。作業者はウェーハを不良解析ユニット20のテーブ
ル上へと移動させた後に、不良解析ユニット20を稼動
させる。
【0044】不良解析ユニット20には、データベース
サーバDBSからウェーハに応じた原点座標等の情報が
入力され、これらの情報に応じてウェーハのアライメン
ト合わせが行われる。図11のステップS2において欠
陥検査ユニット2によって特定された不良が存在する部
分の座標はデータベースサーバDBSにおいて保持され
ており、この座標は不良解析ユニット20へと入力され
る。
【0045】不良の座標に基づいてテーブルは移動し、
不良解析ユニット20の解析スポット内に不良が存在す
る部分の座標が収まるようにウェーハは搬送される。こ
のように搬送を自動的に行わせるためには、図11のス
テップS2において得られる座標の信頼性が確保される
ように、不良解析ユニット20として高性能の機器を使
用する必要がある。また、テーブルの位置の認識の信頼
性も高くなければならない。これらの信頼性に不安が残
っている場合には、作業者が不良がスポットに収まって
いるか否かを確認するようにすれば良い。
【0046】不良解析ユニット20は、走査型電子顕微
鏡(SEM)又はエネルギー分散型X線(EDX)分析
装置等の物理分析による解析手段、光学顕微鏡、レーザ
顕微鏡等の観察による解析手段等を備えている。不良解
析ユニット20は、SEM観察の情報、又はEDXの場
合には定性分析を行うことによる検査によって、不良に
関する情報を取り込む。不良の存在する部分の断面の形
状を得たい場合には、集束イオンビーム(FIB)等を
用いて断面を露出させ、この後にSEM等を用いて情報
を取り込めば良い。以上のようにして、形状及び成分等
に関する不良の情報が得られ、不良の解析がなされたこ
とになる(図11のステップS3)。
【0047】不良の解析によって、不良の原因を推定し
て対策を講ずることが可能となる。例えば、図12に例
示される不良6cの成分が、製造工程の際に用いられた
レジストの成分と同じであったとする。図12は、不良
の一例を示す平面図である。この場合には、不良6cが
レジストの残留によって生じたものであると当然に推定
される。従って、レジストが完全に除去されるような対
策を講ずることによって、不良6cの発生を回避できる
ようになる。
【0048】図13は、不良の他例を示す平面図であ
る。同図に例示される不良6dの成分が配線4の成分と
同じである場合には、不良6dは配線4をエッチングを
用いて形成する際に際に付着した異物によるエッチング
不良であると推定できる。この場合には、エッチング装
置内の異物を低減する対策を講ずれば良い。
【0049】本実施の形態においては、図11のステッ
プS2において得られる座標を利用することによって必
要な部分を精度高く解析視野内に移動させることができ
る。これによって、解析に要する時間を短縮することが
可能となる。また、実施の形態1と同様の理由によっ
て、電子部品の工期を短縮することが可能となる。ある
いは、短縮された時間の分を不良の解析に費やしても良
い。この場合には不良の詳細な情報が得られ、不良の発
生対策をより的確に行えるようになる。
【0050】実施の形態3.図14は、本実施の形態に
従う検査装置の構造を例示するブロック図である。同図
に例示される検査装置は、図9に例示される実施の形態
1の検査装置にさらに救済ユニット30が付加されたも
のであり、各々のユニットは、信号線3cによって結び
付けられている。図15は、本実施の形態の検査装置を
用いる検査手順を例示するフローチャートである。同図
に例示される検査手順は、図7に例示される検査手順の
後に、図14の救済ユニット30による新たな処理を行
うステップS4が付け加えられたものである。以下、本
実施の形態に特有の構成についてのみ説明を行う。
【0051】図14の救済ユニット30にはウェーハが
載置されるテーブルが備えられており、テーブル上に載
置されたウェーハは、データサーバDBSから信号線3
cを介して与えられた不良の存在を示す座標の部分が救
済スポットへと搬送される。このような搬送は、図10
に例示される実施の形態2の不良解析ユニット20と同
様の構成によって実現できる。
【0052】救済ユニット30は、例えばレーザー光線
の照射手段を用いて、図15のステップS2において得
られた座標の部分へとレーザー光線の照射を行う。する
と、図3に例示されるような不良6は部分的に消失し、
図16に例示されるように配線4同士の間のショートが
解消され、不良が救済される(ステップS4)。
【0053】以上の如く自動的な救済を行うためには、
実施の形態2において説明したと同じ理由によって、図
14の欠陥検査ユニット2と救済ユニット30に備わる
テーブルとのそれぞれの座標及び位置に関する信頼性を
高くしておかなければならない。自動的に救済が行われ
ることによって、救済の効率は作業者を煩わせることな
く向上される。
【0054】実施の形態4.本実施の形態においては、
実施の形態2と同様の構成と実施の形態3の構成とを組
み合わせた構成を示す。図17は、本実施の形態に従う
検査装置の構造を例示するブロック図である。同図に例
示される検査装置は、図10に例示される実施の形態2
の検査装置にさらに図14に例示される実施の形態3の
救済ユニット30が付加されたものであり、各々のユニ
ットは、信号線3dによって結び付けられている。
【0055】図18は、本実施の形態の検査装置を用い
る検査手順を例示するフローチャートである。本実施の
形態の検査手順においては、実施の形態2の検査手順に
おいて図11に例示されるステップS2の後に行われる
ステップS3の不良解析が、ステップS3aに置き換え
られている。ステップS3の不良解析と、ステップS3
aの不良解析との違いとは、ステップS3aにおいては
断面形状の観察を行わずにウェーハの破壊を回避する、
非破壊的な不良の解析を行うことである。ウェーハの破
壊を回避するのは、後に救済を施されたウェーハを利用
する為である。非破壊的な解析を行うという変更は、実
施の形態2において断面の形状を得る場合に用いられ
る、図17の不良解析ユニット20の1つの機能である
集束イオンビーム等の照射を行わないことによって容易
に実現できる。また、電子ビーム又はレーザー光線のエ
ネルギーを破壊が生じない程度に落として解析を行って
も良いし、X線等を用いても良い。光学的手段を用いる
ことも可能である。
【0056】図18のステップS3aの後に、図15に
例示される実施の形態3のステップS4と同じ不良の救
済を行う(図18のステップS4)。図15に例示され
る実施の形態3の検査手順においては、ステップS2の
直後にステップS4の救済を行っている。一方、本実施
の形態では図18に例示されるように、ステップS2の
外観検査よりも詳細な情報が得られるステップS3aの
解析の後にステップS4の救済を行う。詳細な解析の結
果が救済に利用されることによって、実施の形態3の場
合よりも不良原因調査に対しより豊富な情報を得ること
ができ、原因を追及し易くなる。詳細は以下に記す。
【0057】ステップS2においては、用いられる光学
顕微鏡等によって、不良の位置と大きさが把握できる程
度(光の散乱によって詳細な形状は把握できないためで
ある)の情報しか得られない。一方、ステップS3aの
非破壊的な解析によっては、不良の成分及び詳細な形状
に関する情報が得られる。従って、ステップS3aの情
報を活用してレーザー光線のエネルギーを成分に適した
強度に設定したり、ショートを引き起こしている部分を
完全に除去したりというように、本実施の形態の検査手
順においては個々の不良に応じた救済をステップS4に
おいて行うことが可能となる。
【0058】実施の形態5.実施の形態4においては、
図18のステップS3aにおける非破壊的な解析によっ
て、ステップS2における外観検査の場合よりも詳細な
情報として不良の成分及び形状を得ている。本実施の形
態においては、非破壊的なステップS3aの処理を行う
ことなく、ステップS1の電気特性検査及びステップS
2の外観検査のそれぞれの結果を関連させて不良に関す
る情報を的確に得る構成について示す。
【0059】図19は、本実施の形態に従う検査装置の
構造を例示する模式図である。同図に示される検査装置
は、図10に例示される実施の形態2の検査装置にさら
に自動分類ユニット50が付加されたものである。各々
のユニットは、信号線3eによって結び付けられてい
る。
【0060】図20は、本実施の形態の検査装置を用い
る検査手順を例示するフローチャートである。同図に例
示される検査手順は、図11に例示されるステップS2
及びステップS3のそれぞれの処理の間に、図19の自
動分類ユニット50によるステップS5が挿入されたも
のである。以下、本実施の形態に特有の構成についての
み説明を行う。
【0061】ステップS5においては、図19の電気特
性検査ユニット1,2によってそれぞれ得られた電気特
性検査の結果と外観検査の結果とが、データベースサー
バDBSから信号線3eを介して自動分類ユニット50
へと入力される。自動分類ユニット50においては、ま
ず、電気特性検査の結果から、その不良によってショー
トが起こっているか又は断線が起こっているかを判断
し、ショート型の不良及び断線型の不良のように2種類
に選別する。
【0062】次に、自動分類ユニット50は外観検査の
結果から、その不良の大きさを把握する。そして、大き
さに関して予め設定されている設定値を基準として(例
えば不良の幅のうちいちばん大きなものが3μmあるか
否かを基準として)、その設定値よりも大きいか又は小
さいかによって、不良を2種類に選別する。
【0063】以上のようにして電気的特性及び大きさと
いう検査の結果毎に振り分けられることによって、不良
は、ショート型で比較的大きな不良、ショート型で比較
的小さな不良、断線型で比較的大きな不良及び断線型で
比較的小さな不良という4グループへと分類されたこと
になる。このようにして、不良の分類というステップS
5の処理が為される。
【0064】不良が生ずる原因は、例えばエッチング時
に異物が付着したこと、又はレジストの除去が不十分で
あったこと等、様々である。従って、不良の大きさ及び
電気的特性のみによって不良の種類を正確に知ることは
不可能である。しかし、ある原因によって生じた不良の
大きさ及び電気的特性には一定の傾向があり、大きさ及
び電気的特性によって分類された集団内の不良は、同じ
原因によって生じているとおおまかながらも推測でき
る。
【0065】従って、各々のグループに分類された不良
の個数を互いに比較することによって、様々な原因のう
ちどれが深刻でありどれが軽微であるかを、分類という
統計的な手法によって把握することが可能となる。例え
ばレジストの除去が不十分であることを原因とする不良
が最も多いと把握された場合には、レジストの除去を徹
底するという対策を講ずることによって多くの不良を解
消できることになる。
【0066】尚、図11に例示される実施の形態2の検
査手順中のステップS3の不良解析の結果から不良を分
類することも勿論可能である。しかし、この場合には不
良全部に対して詳細な結果を得るための解析を施さねば
ならず、手間と時間がかかりすぎる。また、詳細な結果
を得るためSEM等の特別な装置を準備しなければなら
ない。しかし、本実施の形態においては電気特性検査の
ための装置及び光学顕微鏡等を利用すれば良く、設備の
面において比較的制約が少ない。
【0067】詳細な情報を得たい場合には、上記4つの
グループへと分類された不良をステップS5の後に各グ
ループ毎に何個かサンプリングし、サンプリングされた
ものに対してのみ不良解析ユニット20において実施の
形態2のステップS3の処理と同じ不良の解析を行って
も良い。全ての不良に対して解析を行わずとも不良の原
因毎に詳細な情報が得られ、検査の時間が短縮される。
あるいは、原因として主要なもののみに関して詳細に解
析を行っても良い。
【0068】上述の説明においてはパラメータとしての
試験結果毎に不良を2つに選別する例を用いていたが、
例えば3つのようにもっと細かく分類しても良い。この
場合には、分類されたグループ内の不良は互いに均質と
なり、分類の信頼性が高まる。
【0069】実施の形態6.図20に例示される実施の
形態5のステップS5において分類された不良に対し
て、分類されたグループ毎に救済を行っても良い。図2
1は、本実施の形態の検査装置の検査手順を例示するフ
ローチャートである。実施の形態5のステップS5に引
き続く処理として、ステップS4aが付加されている。
図22は、本実施の形態の検査装置の構成を例示するブ
ロック図である。
【0070】図21のステップS5の処理によって、不
良は大きさ及び電気特性に基づいて原因毎に分類されて
いる。従って、任意のグループ内の不良は当然に大きさ
が共通しており、原因が同じならば成分も共通している
はずである。そこで、ステップS4aにおいては、レー
ザー光線の照射範囲及び強度をグループ毎に設定する。
あるグループ内に所属する不良に対しては照射範囲及び
強度が共通なレーザー光線が照射されることになり、不
良の救済はグループ毎に共通に行われる。グループ毎の
不良の大きさ及び成分に関する情報は、図22の自動分
類ユニット50から信号線3fを介してデータベースサ
ーバDBSへと与えられて保存されていたものであり、
必要に応じて救済ユニット30へと与えられる。
【0071】グループ毎に共通に救済を行うという構成
を採用することによって、不良1個1個に対してレーザ
ー光線の設定を変更しなければならないという面倒がな
くなる。これによって、救済に要する時間が短縮され
る。また、図11に例示されるようにステップS2の外
観検査の結果からすぐにステップS4の不良の救済を行
う実施の形態3の構成よりも、成分等が考慮されている
分だけ本実施の形態の構成の方が不良に適した救済が行
われることになる。
【0072】実施の形態7.本実施の形態においては、
図21に例示される実施の形態6のステップS5とステ
ップS4aとのそれぞれの処理の間に図18に例示され
る実施の形態4のステップS3aの処理を挿入する構成
を示す。図23は、本実施の形態の検査手順を例示する
フローチャートである。図24は、本実施の形態の検査
装置の構成を例示するブロック図であり、図17に例示
される不良解析ユニット20が図22に例示される実施
の形態6の検査装置に付加されたものである。不良解析
ユニット20は、図23のステップS3aの処理を行わ
せるために付加されたものである。
【0073】ステップS3aにおいては、ステップS5
においてグループ毎に分類された不良のうちのいくつか
をサンプリングし、サンプリングされた不良についての
み非破壊的な解析を行う。これによって不良に関してグ
ループ毎に具体的な情報が得られ、このように具体的な
情報が得られない図21に例示される実施の形態6の場
合よりも、ステップS4aにおける不良の救済を適切に
行うことが可能となる。また、サンプリングされた不良
についてのみ解析を行うので、検査時間が短縮される。
【0074】実施の形態8.本実施の形態においては、
解析を全ての欠陥に対して行い、この解析によって得ら
れた情報を用いて不良の分類を行う。図25は、本実施
の形態の検査手順を例示するフローチャートである。ス
テップS2における特定によって不良が存在すると認定
された部分全てに対して、ステップS3aにおいて解析
を行う。そしてこの解析の結果に基づき、ステップS5
において不良の分類を行う。
【0075】実施の形態7においては電気特性検査及び
外観検査それぞれの結果を用いて不良の分類を行ってい
るが、不良の全てに対する解析の結果を用いてステップ
S5において不良の分類を行う本実施の形態の構成の方
が、分類の信頼性はより高くなる。従って、分類された
グループ内の不良の均質性が高く保たれ、ステップS4
aにおけるグループ毎の不良の救済の仕上りの均質性が
保証される。これによって、救済の信頼性が向上され
る。
【0076】実施の形態9.図26は、本実施の形態の
検査手順を例示するフローチャートである。同図に示さ
れる検査手順は、図25に例示される実施の形態8の検
査手順の後に、本実施の形態に特有な処理を行うステッ
プS6が付加されたものである。
【0077】ステップS4aにおいては、不良個々に対
して適切な救済を行うという煩わしさを回避するため
に、グループ毎に共通に不良の救済を行う。しかし、実
際にはグループ内の不良は全く均質というわけではない
ので、共通な救済では不良が解消されない部分があるこ
とが予想される。
【0078】そこで、ステップS4aに引き続き、ステ
ップS6において救済の確認を行う。救済の確認とは、
不良がちゃんと解消されているかどうかの確認を意味す
る。図24に例示される救済ユニット30においてステ
ップS4aの救済を施されたウェーハは、不良解析ユニ
ット20へと移動される。不良解析ユニット20はデー
タサーバDBSから不良の座標を受取り、救済によって
不良が解消されたか否かを自身の有するSEM等の装置
を用いて確認する(ステップS6)。不良が解消されて
ないことが確認された場合には、そのウェーハを不良品
として除去すれば良い。このようにして、救済後も不良
の存在するウェーハを取り除くことができ、半導体製品
の信頼性を向上させることが可能となる。
【0079】実施の形態10.実施の形態9において
は、救済後に不良が解消されないまま残存しているウェ
ーハを取り除いている。しかし、このようなウェーハの
有効な利用を図ることは重要である。そこで、本実施の
形態においては、不良が解消されていないウェーハに対
して再度救済を行う構成について示す。
【0080】図27は、本実施の形態の検査手順を例示
するフローチャートである。ステップS6aにおいては
救済の確認として、不良が解消されているか否かを判断
する。解消されていないと判断された場合には、ステッ
プS4aにおいて再び図24の救済ユニット30を用い
て救済を行う。解消されたと判断された場合には、その
ウェーハを良品として以後取り扱えば良い。
【0081】本実施の形態の構成によれば、ウェーハは
不良が解消されるまで救済を施され、ウェーハの良品率
が上がる。これによってウェーハの無駄が少なくなり、
製品の材料費を下げることが可能となる。
【0082】実施の形態11.本実施の形態において
は、実施の形態10において用いられている自動分類ユ
ニット50に更に学習機能を付け加えた自動分類ユニッ
ト50aを用いる構成を示す。図28は、本実施の形態
の検査装置の構成を例示するブロック図である。同図に
例示される検査装置は、図24に例示される自動分類ユ
ニット50が自動分類ユニット50aに置き換えられた
ものである。図29は、本実施の形態の検査装置が行う
検査手順を例示するフローチャートである。まず、自動
分類ユニット50,50aに共通する分類の様子につい
て説明を行う。
【0083】図30〜図33は、欠陥(不良)の分類を
例示するための平面図である。図30に例示される異物
である欠陥16bは、大きさは例えば3μmよりも小さ
いが、配線4間のショートを引き起こすため不良として
認定され、コードBの不良として分類される。図31に
例示される欠陥16cは、ショートを引き起こす不良で
あり大きさが例えば3μm以上であるとして、コードC
の不良として分類される。
【0084】図32に例示される欠陥16dは、配線4
の形成のためのエッチング時に付着した異物によって生
じたものである。このような欠陥は配線4間のショート
を引き起こし、コードDの不良として分類される。図3
3に例示される欠陥16eも、図32に例示される欠陥
16dとは形状の違いこそ有れ同様の動作不良を引き起
こすため、コードDとして分類される。
【0085】図31及び図33にそれぞれ例示される欠
陥16c,16eはそれぞれ互いに異なるコードC,D
に分類されるべきではあるが、その外形(輪郭)が相似
していることから、例えば欠陥16eがコードCとして
図24に例示される実施の形態10の自動分類ユニット
50によって分類されてしまうことがある。しかし、欠
陥が生じた原因を統計的に処理して対策を行うために
は、欠陥16eが正しくコードDとして分類されること
が望ましい。
【0086】図28に例示される本実施の形態の自動分
類ユニット50aは、自身によって一旦分類し終えた欠
陥(不良)に対するコードの修正を受け付け、この修正
に基づいて以後の分類を行う機能を有するものである。
以下、自動分類ユニット50aの機能について説明を行
う。
【0087】図34は、自動分類ユニット50aの分類
の機能を説明する模式図である。同図においては、説明
の簡便のために、明るさと大きさとに基づいて2次元的
に欠陥を分類する構成が例として採用されている。理解
の簡便のために、本来コードαとして分類されるべき欠
陥に参照符号Dαを付し、同様にコードβに関しては参
照符号Dβを付し、それぞれ白丸と黒丸で図示してい
る。
【0088】初期状態においては、自動分類ユニット5
0aにはコードαに属するべき欠陥と、コードβに属す
るべき欠陥とが分布すべきそれぞれの領域を互いに分離
するために、予め境界Lが設定されている。自動分類ユ
ニット50aは、欠陥の2次元的座標に基づき、境界L
よりもコードα側の領域に属する欠陥をコードαの欠陥
と、コードβ側に属するものをコードβの欠陥として分
類する(図29のステップS5)。
【0089】境界Lは初期状態に暫定的に設定されたも
のであり、図示されるように欠陥Dαのうち幾つかは、
境界Lよりもコードβ側に属するとしてコードβの欠陥
として分類されてしまうという不都合が生じている。そ
こで、図29のステップS7において、分類の基準の修
正を受け付ける。
【0090】ステップS7においてはまず、作業者はモ
ニタ等を用いる目視にて、欠陥の分類が正しく行われて
いるかどうかを確認する。作業者はコートβとして分類
されている欠陥Dαを発見した場合には、その欠陥Dα
がコードαとして分類されるべきであることを自動分類
ユニット50aに指示する。同様に、コードαに分類さ
れている欠陥Dβについてもコードβに分類されるべき
であるとの指示を出す。作業者は欠陥に対して確認を行
い、間違ったコードに分類されている欠陥全てに関して
上記の指示を行う。
【0091】欠陥に対して確認が終了したら、確認が終
了した旨の指示を自動分類ユニット50aに与える。自
動分類ユニット50aはこの指示を受けると、分類が間
違っていた欠陥が正しいコードの領域に所属するよう
に、図34から図35に例示されるように境界Lを書き
換える。図35は、書換後の境界Lを例示する模式図で
ある。
【0092】境界Lの書換は、分類が間違っていた欠陥
が正しい領域に属するように、かつ、境界Lが最短の曲
線となるように行われる。尚、分類が間違っていた欠陥
が境界L上に位置するように境界Lが書き換えられた場
合(図36)には、その欠陥が境界L上に位置するとし
て、再度の分類の際に分類が正しく行われないという不
都合が生ずる。そこで、欠陥の座標に対して若干の余裕
を持たせて、図35に例示されるように欠陥が境界L上
に位置しないように書換を行う。
【0093】以上のようにして、図29に例示されるス
テップS7において、分類基準の修正が行われる。この
ような修正によって、作業者の目視によってどちらのコ
ードに属するべきかが認定済の欠陥は、新たな分類の基
準に活用されることになる。修正済の分類基準は以降検
査されるウェーハに対して用いられ、このウェーハに関
する欠陥の分類の信頼性は、実施の形態10の場合より
も高くなる。これによって、欠陥の原因の推定をより精
度良く行うことが可能となる。更に、分類の信頼性が高
くなれば必然的に、図29のステップS4aにおいて行
われる救済は欠陥(不良)に対して適切に為されること
になる。
【0094】一枚のウェーハに対する目視の結果だけで
は分類の信頼性が不十分である場合には、数枚のウェー
ハに対して欠陥の目視及び確認を行い、分類基準の修正
に反映させれば良い。十分な信頼性が得られたと確信さ
れたところで目視及び確認を止め、以後は得られた分類
基準によって欠陥の分類を自動的に行わせることによっ
て、作業者の労力なく信頼性の高い分類が行われる。
【0095】尚、上述の説明においては不良の分類の基
準として明るさ及び大きさを用いているが、例えば欠陥
の形状、明るさの変化量、成分、救済できるか否か、電
気特性値等の情報をパラメータとして更に加えて多次元
の空間における境界を用いて分類を行う場合にも、本実
施の形態の分類基準の修正を行うことは勿論可能であ
る。
【0096】以上のような構成によって、図31及び図
33にそれぞれ例示される互いに外形が相似する欠陥1
6c,16eは、明るさの違いによってそれぞれ別のコ
ードへと適切に分類される。
【0097】実施の形態12.実施の形態11以前にお
いては、電気特性検査ユニット1、欠陥検査ユニット
2、不良解析ユニット20等の各ユニットが互いに独立
に設計されている例が用いられ説明が行われている。し
かし、本発明は互いに独立したユニットを用いなければ
実現できないというものでない。また、それぞれのユニ
ットの機能を兼ね備えるユニットを用いて本発明の検査
装置を得ても良い。
【0098】実施の形態13.実施の形態4において
は、図18に例示されるステップS3aにおいてウェー
ハを破壊せずに不良の解析を行うために、図10に例示
される実施の形態2の、断面形状の観察をも可能な不良
解析ユニット20をそのまま用いている。しかし、非破
壊的な解析を行うには、不良解析ユニット20を用いず
ともSEM又はEDX等の機能を有するユニットならば
十分であり、実施の形態4の構成を実現することができ
る。
【0099】実施の形態14.実施の形態9において
は、図26に例示されるステップS3aの不良の解析
と、ステップS6の救済の確認との双方を、図24の不
良解析ユニット20において行っている。しかし、ステ
ップS3aの外観検査を行う欠陥検査ユニット2を用い
てステップS6の救済の確認を行っても良い。また、ス
テップS6の処理を他のステップの処理を行うユニット
によって為さずとも、ステップS6の処理を行う為だけ
の特別なユニットを設けることによって為しても良い。
図37は、ステップS6の処理を行う為だけに独立な確
認ユニット60を備え、信号線3fによって各々の構成
物間の信号のやり取りを行う構成を例示するブロック図
である。
【0100】
【発明の効果】請求項1及び請求項7に記載の構成によ
れば、動作不良が生じている領域以外の領域に対して不
良が存在する部分を特定するための手間を投ずるという
無駄を省くことが可能となる。これによって、特定のた
めに要する時間が短縮される。
【0101】請求項2及び請求項8に記載の構成によれ
ば、請求項1及び請求項7に記載の構成によって得られ
る効果と同様に、動作不良が生じている領域を精度高く
解析視野内にいれることができるため、不良部を探す手
間を省くことが可能となる。不良の解析に要する時間が
短縮され、これに伴って電子部品の工期が短縮される。
更に、短縮された分の時間を動作不良が生じている部分
の検査に振り替えることが可能となり、この部分に対し
て行う検査を詳細にすることができる。これによって、
解析の信頼性が向上され、ひいては検査の信頼性が向上
される。
【0102】請求項3及び請求項9に記載の構成によれ
ば、例えば配線の形成後に付着した異物とエッチングの
際に生じた不良とのように、外観は類似しつつも種類は
異なる不良を、電気特性試験と外観検査との情報を処理
することによって、互いに識別することが可能となる。
これによって、不良の解析の信頼性が更に向上される。
【0103】請求項4及び請求項10に記載の構成によ
れば、請求項3及び請求項9に記載の構成によって種類
の識別が的確に行われた不良に対して修繕が行われるこ
とになり、修繕が適切に為される。
【0104】請求項5に記載の構成によれば、大まかな
がらも不良がその原因毎に分類されたことになる。不良
の発生にその原因がどれだけ寄与しているかが把握で
き、対策を統計的に講ずることが可能となる。
【0105】請求項6に記載の構成によれば、第1及び
第2の集団のうち属すべき一方に不良が的確に振り分け
られることになり、解析の信頼性が更に向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 被検査物の構造の一例を示す平面図である。
【図2】 実施の形態1に従う検査装置の構成の一例を
示す模式図である。
【図3】 実施の形態1に従う検査装置の機能の一例を
示す平面図である。
【図4】 不良の種類を例示する平面図である。
【図5】 欠陥の構造を例示する平面図である。
【図6】 不良の構造を例示する平面図である。
【図7】 実施の形態1に従う検査装置の検査手順の一
例を示すフローチャートである。
【図8】 世代毎のウェーハとこれの検査に要する時間
との関係を例示する図である。
【図9】 実施の形態1に従う検査装置の構成の他例を
示すブロック図である。
【図10】 実施の形態2に従う検査装置の構成の一例
を示すブロック図である。
【図11】 実施の形態2に従う検査装置の検査手順の
一例を示すフローチャートである。
【図12】 不良の種類を例示する平面図である。
【図13】 不良の種類を例示する平面図である。
【図14】 実施の形態3に従う検査装置の構成の一例
を示すブロック図である。
【図15】 実施の形態3に従う検査装置の検査手順の
一例を示すフローチャートである。
【図16】 実施の形態3に従う検査装置によって処理
されたウェーハの構造を例示する平面図である。
【図17】 実施の形態4に従う検査装置の構成の一例
を示すブロック図である。
【図18】 実施の形態4に従う検査装置の検査手順の
一例を示すフローチャートである。
【図19】 実施の形態5に従う検査装置の構成の一例
を示すブロック図である。
【図20】 実施の形態5に従う検査装置の検査手順の
一例を示すフローチャートである。
【図21】 実施の形態6に従う検査装置の検査手順の
一例を示すフローチャートである。
【図22】 実施の形態6に従う検査装置の構成の一例
を示すブロック図である。
【図23】 実施の形態7に従う検査装置の検査手順の
一例を示すフローチャートである。
【図24】 実施の形態7に従う検査装置の構成の一例
を示すブロック図である。
【図25】 実施の形態8に従う検査装置の検査手順の
一例を示すフローチャートである。
【図26】 実施の形態9に従う検査装置の検査手順の
一例を示すフローチャートである。
【図27】 実施の形態10に従う検査装置の検査手順
の一例を示すフローチャートである。
【図28】 実施の形態11に従う検査装置の構成の一
例を示すブロック図である。
【図29】 実施の形態11に従う検査装置の検査手順
の一例を示すフローチャートである。
【図30】 モード別の欠陥を例示する平面図である。
【図31】 モード別の欠陥を例示する平面図である。
【図32】 モード別の欠陥を例示する平面図である。
【図33】 モード別の欠陥を例示する平面図である。
【図34】 実施の形態11に従う検査装置の機能の一
例を示す模式図である。
【図35】 実施の形態11に従う検査装置の機能の一
例を示す模式図である。
【図36】 実施の形態11に従う検査装置の機能の一
例を示す模式図である。
【図37】 実施の形態14に従う検査装置の構成の一
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電気特性検査ユニット、2 欠陥検査ユニット、
3,3a〜3f 信号線、4 配線、5 針当て部、6
不良部分、6b〜6d 不良、6a,16b〜16
e,Dα,Dβ 欠陥、7 不良エリア、7a 点不
良、7b ライン不良、7c チップ不良、9 ウェー
ハ、10 チップ、20 不良解析ユニット、30 救
済ユニット、50 自動分類ユニット、60 確認ユニ
ット、DBSデータベースサーバ、L 境界。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品に対して電気特性試験を行い、
    該電子部品のうち動作不良が生じている領域を特定し、
    該領域の位置情報を得る動作不良領域特定手段と、 前記電子部品のうち前記動作不良領域特定手段から与え
    られた前記位置情報によって表される領域に対して検査
    を行い、該領域のうち不良が存在する部分を更に特定す
    る不良箇所特定手段とを備える、検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の検査装置であって、 前記不良箇所特定手段によって特定された部分に対して
    前記不良の解析を行う不良解析手段を更に備える、検査
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の検査装置であって、 前記不良箇所特定手段は、外観検査を行うことによって
    特定する手段であり、 前記不良解析手段は、前記外観検査の結果に前記電気特
    性試験の結果を加味することによって、前記解析を前記
    不良の種類に関して行う、検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の検査装置であって、 前記不良箇所特定手段によって特定された部分に対し、
    前記解析の結果に応じて修繕を行う修繕手段を更に備え
    る、検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の検査装置であって、 前記不良は、前記外観検査及び前記電気特性試験各々の
    前記結果毎に選別されることによって分類される、検査
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は請求項3に記載の検査装置
    であって、 前記不良の原因は、前記電子部品に付着した付着異物
    と、該電子部品の製造の際における製造不良とを含んで
    なり、 前記不良解析手段は、 前記不良のうち前記付着異物と認定済のものの集合であ
    る第1の集合と、前記製造不良と認定済のものの集合で
    ある第2の集合との境界について、誤った判定をした不
    良についての情報を与えることによって、前記境界の修
    正を行う、検査装置。
  7. 【請求項7】 (a)電子部品に対して電気特性試験を
    行い、該電子部品のうち動作不良が生じている領域を特
    定し、該領域の位置情報を得るステップと、 (b)前記電子部品のうち前記位置情報によって表され
    る領域に対して検査を行い、該領域のうち不良が存在す
    る部分を更に特定するステップとを備える、検査方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の検査方法であって、 (c)不良が存在するとして特定された前記部分に対し
    て解析を行うステップを更に備える、検査方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の検査方法であって、 前記ステップ(b)は、外観検査を行うことによって特
    定するステップであり、 前記ステップ(c)は、前記外観検査の結果に前記電気
    特性試験の結果を加味することによって、前記解析とし
    て前記不良の種類の判別を行う、検査方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の検査方法であって、 (d)不良が存在するとして特定された前記部分に対
    し、前記判別の結果に応じて修繕を行うステップを更に
    備える、検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010054280A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Yokogawa Electric Corp Lsiテスタおよびテストプログラム自動作成ツール並びにテストシステム

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