JPH1033496A - Ｍｒ装置のｒｆコイル - Google Patents
Ｍｒ装置のｒｆコイルInfo
- Publication number
- JPH1033496A JPH1033496A JP8207955A JP20795596A JPH1033496A JP H1033496 A JPH1033496 A JP H1033496A JP 8207955 A JP8207955 A JP 8207955A JP 20795596 A JP20795596 A JP 20795596A JP H1033496 A JPH1033496 A JP H1033496A
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- JP
- Japan
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- coil
- letter
- shaped
- bent
- loop
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 乳房部などの被検査部位用表面コイルとして
最適なＲＦコイルを得る。 【解決手段】 Ｖ字形に屈曲された８字形コイル１１
と、逆Ｖ字形に屈曲されたループ形コイル１２とを、コ
イル１１、１２のＶ字形の１辺部同士が互いに幾何学的
に実質的に直交するよう配置して組み合わせる。
最適なＲＦコイルを得る。 【解決手段】 Ｖ字形に屈曲された８字形コイル１１
と、逆Ｖ字形に屈曲されたループ形コイル１２とを、コ
イル１１、１２のＶ字形の１辺部同士が互いに幾何学的
に実質的に直交するよう配置して組み合わせる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ＭＲ装置（核磁
気共鳴を利用してイメージングなどを行なう検査装置）
において被検体を励起したりＮＭＲ信号を検出したりす
るＲＦコイルに関する。
気共鳴を利用してイメージングなどを行なう検査装置）
において被検体を励起したりＮＭＲ信号を検出したりす
るＲＦコイルに関する。
【０００２】
【従来の技術】ＭＲ装置のＲＦコイルとしては、従来よ
り、バードケージ形コイルなどの種々のものが使用され
てきている。表面コイルと呼ばれるＲＦコイルは、各々
の被検査部位に適した形状につくられ、その被検査部位
の表面に配置されて、通常、信号受信に用いられる。表
面コイルのうち乳房部などの被検査部位で使用されるも
のは、ループ形のコイルを組み合わせたものが一般的で
ある。
り、バードケージ形コイルなどの種々のものが使用され
てきている。表面コイルと呼ばれるＲＦコイルは、各々
の被検査部位に適した形状につくられ、その被検査部位
の表面に配置されて、通常、信号受信に用いられる。表
面コイルのうち乳房部などの被検査部位で使用されるも
のは、ループ形のコイルを組み合わせたものが一般的で
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ループ形のコイルを組み合わせたＲＦコイルは、いわゆ
るリニアタイプで単一位相の信号受信（あるいは信号励
起）しかしないため、受信（あるいは励起）効率が悪い
という問題がある。
ループ形のコイルを組み合わせたＲＦコイルは、いわゆ
るリニアタイプで単一位相の信号受信（あるいは信号励
起）しかしないため、受信（あるいは励起）効率が悪い
という問題がある。
【０００４】この発明は、上記に鑑み、乳房部などの被
検査部位用表面コイルとして最適な、受信（あるいは励
起）効率の高いＭＲ装置のＲＦコイルを提供することを
目的とする。
検査部位用表面コイルとして最適な、受信（あるいは励
起）効率の高いＭＲ装置のＲＦコイルを提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるＭＲ装置のＲＦコイルにおいては、
Ｖ字形に屈曲された８字形コイルと、逆Ｖ字形に屈曲さ
れたループ形コイルとが備えられ、各コイルのＶ字形の
１辺部同士が互いに幾何学的に実質的に直交するよう配
置されてることが特徴となっている。
め、この発明によるＭＲ装置のＲＦコイルにおいては、
Ｖ字形に屈曲された８字形コイルと、逆Ｖ字形に屈曲さ
れたループ形コイルとが備えられ、各コイルのＶ字形の
１辺部同士が互いに幾何学的に実質的に直交するよう配
置されてることが特徴となっている。
【０００６】Ｖ字形の８字形コイルと逆Ｖ字形のループ
形コイルとを組み合わせており、８字形コイルのＶ字形
の一辺部とループ形コイルの逆Ｖ字形の一辺部とが幾何
学的にほぼ直交するため、これらの部分で発生する磁束
同士が互いに直交することになり、クワドラチャコイル
（直交型ＲＦコイル）として機能させることができ、受
信（あるいは励起）効率を向上させることができる。ま
た、Ｖ字形の８字形コイルと逆Ｖ字形のループ形コイル
とを組み合わせた場合、全体では直方体の箱状になる
が、その箱の上面はコイルの導体が位置することがな
く、その上面は開放されたものとなる。そこで、この開
放上面から乳房部を挿入するようにしてこのＲＦコイル
を被検体にセットすることができ、乳房部からの信号を
効率よく受信できる表面コイルとして有用である。
形コイルとを組み合わせており、８字形コイルのＶ字形
の一辺部とループ形コイルの逆Ｖ字形の一辺部とが幾何
学的にほぼ直交するため、これらの部分で発生する磁束
同士が互いに直交することになり、クワドラチャコイル
（直交型ＲＦコイル）として機能させることができ、受
信（あるいは励起）効率を向上させることができる。ま
た、Ｖ字形の８字形コイルと逆Ｖ字形のループ形コイル
とを組み合わせた場合、全体では直方体の箱状になる
が、その箱の上面はコイルの導体が位置することがな
く、その上面は開放されたものとなる。そこで、この開
放上面から乳房部を挿入するようにしてこのＲＦコイル
を被検体にセットすることができ、乳房部からの信号を
効率よく受信できる表面コイルとして有用である。
【０００７】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図１におい
て、８字形コイル１１が中央部において屈曲され、Ｖ字
形に形成されている。他方、ループ形コイル１２は、中
央部において屈曲されているが、逆方向に屈曲され、逆
Ｖ字形とされている。これらのコイル１１、１２はコン
デンサＣを直列に含む。このような８字形コイル１１と
ループ形コイル１２とを図に示すように組み合わせるこ
とによりＲＦコイル１０が作られる。すなわち、８字形
コイル１１のＶ字形の一辺部（左半分または右半分の部
分）とループ形コイルの逆Ｖ字形の一辺部（左半分また
は右半分の部分）とが、左半分同士および右半分同士で
相互に幾何学的にほぼ直交するよう配置される。
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図１におい
て、８字形コイル１１が中央部において屈曲され、Ｖ字
形に形成されている。他方、ループ形コイル１２は、中
央部において屈曲されているが、逆方向に屈曲され、逆
Ｖ字形とされている。これらのコイル１１、１２はコン
デンサＣを直列に含む。このような８字形コイル１１と
ループ形コイル１２とを図に示すように組み合わせるこ
とによりＲＦコイル１０が作られる。すなわち、８字形
コイル１１のＶ字形の一辺部（左半分または右半分の部
分）とループ形コイルの逆Ｖ字形の一辺部（左半分また
は右半分の部分）とが、左半分同士および右半分同士で
相互に幾何学的にほぼ直交するよう配置される。
【０００８】実際には、コイル１１、１２がこのような
状態を保つよう非磁性の（プラスチックなどからなる）
保持体２０で保持される。コイル１１、１２の導体が存
在する部分は全体として直方体の箱状となるため、この
保持体２０は、正面２１、背面２２、左側面２３、右側
面２４、下面２５、上面２６を持つ直方体の箱型とな
る。正面２１および背面２２の壁面にはコイル導体が交
差するように配置され、下面２５の中央部には８字形コ
イル１１の交差部が位置するため、これら正面２１、背
面２２、下面２５の壁面は開放することはできないが、
左右の側面２３、２４および上面２６にはコイル導体が
配置されないため、これらは開放することができる。そ
こで、たとえば上面２６のみ開放された箱型のＲＦコイ
ル１０として形成できる。
状態を保つよう非磁性の（プラスチックなどからなる）
保持体２０で保持される。コイル１１、１２の導体が存
在する部分は全体として直方体の箱状となるため、この
保持体２０は、正面２１、背面２２、左側面２３、右側
面２４、下面２５、上面２６を持つ直方体の箱型とな
る。正面２１および背面２２の壁面にはコイル導体が交
差するように配置され、下面２５の中央部には８字形コ
イル１１の交差部が位置するため、これら正面２１、背
面２２、下面２５の壁面は開放することはできないが、
左右の側面２３、２４および上面２６にはコイル導体が
配置されないため、これらは開放することができる。そ
こで、たとえば上面２６のみ開放された箱型のＲＦコイ
ル１０として形成できる。
【０００９】これら８字形コイル１１およびループ形コ
イル１２は、図２に示すように９０°カプラー１３を介
してケーブル１４と接続され、コイル１１、１２の受信
信号の一方を９０°シフトして合成し、図示しない受信
器に送る（あるいは送信器からの送信信号を９０°シフ
トして一方のコイルに送るとともに、シフトしない信号
を他方のコイルに送る）。これにより、８字形コイル１
１とループ形コイル１２の左半分同士および右半分同士
では、互いに直交する磁束を発生するため、クワドラチ
ャコイル（直交型ＲＦコイル）として機能させることが
できる。
イル１２は、図２に示すように９０°カプラー１３を介
してケーブル１４と接続され、コイル１１、１２の受信
信号の一方を９０°シフトして合成し、図示しない受信
器に送る（あるいは送信器からの送信信号を９０°シフ
トして一方のコイルに送るとともに、シフトしない信号
を他方のコイルに送る）。これにより、８字形コイル１
１とループ形コイル１２の左半分同士および右半分同士
では、互いに直交する磁束を発生するため、クワドラチ
ャコイル（直交型ＲＦコイル）として機能させることが
できる。
【００１０】このＲＦコイル１０は、上記の通り、上面
２６のみ開放した箱型となっていることから、乳房部等
の検査部位に適用するのに好適である。すなわち、たと
えば図３で示すように、被検者３１を、その乳房部に対
応する位置に凹部の設けられたベッド（検査台）３２に
うつぶせに横たえて、乳房部がその凹部に入るようにす
る。この凹部の中には、上面２６のみ開放の箱型のＲＦ
コイル１０が置かれており、乳房部が上面の開放部から
このＲＦコイル１０の中に挿入される。そのため、突出
している乳房部を包み込むようにＲＦコイル１０を配置
できることになり、乳房部におけるＮＭＲ信号を感度高
く受信することができる。
２６のみ開放した箱型となっていることから、乳房部等
の検査部位に適用するのに好適である。すなわち、たと
えば図３で示すように、被検者３１を、その乳房部に対
応する位置に凹部の設けられたベッド（検査台）３２に
うつぶせに横たえて、乳房部がその凹部に入るようにす
る。この凹部の中には、上面２６のみ開放の箱型のＲＦ
コイル１０が置かれており、乳房部が上面の開放部から
このＲＦコイル１０の中に挿入される。そのため、突出
している乳房部を包み込むようにＲＦコイル１０を配置
できることになり、乳房部におけるＮＭＲ信号を感度高
く受信することができる。
【００１１】なお、この発明は上記の実施形態に限定さ
れるものではない。ループ形コイル１２を複数ターンの
多重ループで形成するなど、具体的な構成は種々に変更
できる。
れるものではない。ループ形コイル１２を複数ターンの
多重ループで形成するなど、具体的な構成は種々に変更
できる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のＭＲ装
置のＲＦコイルによれば、乳房部等の突出した被検査部
をコイル導体で包み込むように配置できるとともに、リ
ニアタイプのコイルよりも効率の高いクワドラチャコイ
ルとして機能させることができるため、上記のような被
検査部について非常に感度高くＮＭＲ信号受信すること
ができ、あるいは非常に効率高い送信コイルとしての使
用も可能である。
置のＲＦコイルによれば、乳房部等の突出した被検査部
をコイル導体で包み込むように配置できるとともに、リ
ニアタイプのコイルよりも効率の高いクワドラチャコイ
ルとして機能させることができるため、上記のような被
検査部について非常に感度高くＮＭＲ信号受信すること
ができ、あるいは非常に効率高い送信コイルとしての使
用も可能である。
【図１】この発明にかかるＲＦコイルの実施の形態を模
式的に示す斜視図。
式的に示す斜視図。
【図２】同ＲＦコイルの回路および接続関係を示す回路
図。
図。
【図３】同ＲＦコイルの使用例を模式的に示す側面図。
１０ ＲＦコイル １１ ８字形コイル １２ ループ形コイル １３ ９０°カプラー １４ ケーブル ２０ 箱型保持体 ２１ 箱型保持体の正面 ２２ 箱型保持体の背面 ２３ 箱型保持体の左側面 ２４ 箱型保持体の右側面 ２５ 箱型保持体の下面 ２６ 箱型保持体の上面 ３１ 被検者 ３２ ベッド
Claims (1)
- 【請求項１】 Ｖ字形に屈曲された８字形コイルと、逆
Ｖ字形に屈曲されたループ形コイルとを備え、各コイル
のＶ字形の１辺部同士が互いに幾何学的に実質的に直交
するよう配置されてなるＭＲ装置のＲＦコイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8207955A JPH1033496A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | Ｍｒ装置のｒｆコイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8207955A JPH1033496A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | Ｍｒ装置のｒｆコイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1033496A true JPH1033496A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16548310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8207955A Pending JPH1033496A (ja) | 1996-07-18 | 1996-07-18 | Ｍｒ装置のｒｆコイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1033496A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004027442A1 (en) * | 2002-09-20 | 2004-04-01 | Isis Innovation Limited | Rf coil for mr |
| JP2015126923A (ja) * | 2006-08-28 | 2015-07-09 | インビボ コーポレイション | 磁気共鳴映像法のためのオープン構造画像装置とコイルシステム |
-
1996
- 1996-07-18 JP JP8207955A patent/JPH1033496A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004027442A1 (en) * | 2002-09-20 | 2004-04-01 | Isis Innovation Limited | Rf coil for mr |
| JP2015126923A (ja) * | 2006-08-28 | 2015-07-09 | インビボ コーポレイション | 磁気共鳴映像法のためのオープン構造画像装置とコイルシステム |
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