JPH10332566A - 発生ガス計測装置 - Google Patents

発生ガス計測装置

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JPH10332566A
JPH10332566A JP13994597A JP13994597A JPH10332566A JP H10332566 A JPH10332566 A JP H10332566A JP 13994597 A JP13994597 A JP 13994597A JP 13994597 A JP13994597 A JP 13994597A JP H10332566 A JPH10332566 A JP H10332566A
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gas
liquid
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container
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JP13994597A
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Masami Matsui
正巳 松居
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発生ガスの特定成分を1つの装置で連続して
測定することができる発生ガス計測装置を提供する。 【解決手段】 発生したガス量を液体の重量や液位等の
液体変化に換算して求めるものであり、発生するガスの
pH特性と重量や液位等の液体換算の増加,減少の特性
を対応させることによって、発生ガスの特定成分を1つ
の装置で連続して測定する。特異成分(例えば、酸性ガ
スあるいはアルカリ性ガス)を特異的に吸収するガス吸
収剤を密閉容器21内部に備え、発生ガスによる密閉容
器21内の体積変化または圧力変化でガス検出を行うガ
ス検出部2と、密閉容器21内の体積変化または圧力変
化を液体の重量や液位変化に換算する換算部3とを備え
た構成とし、換算部の換算値の増減量によってガス発生
量を求める、ガス吸収剤の特性と換算部の換算値の増減
特性によって発生ガス性を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発生ガスを計測す
る装置に関し、生分解度の評価や腐食性ガスによる工業
部品の腐食評価に適用することができる計測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】環境中や、化学薬品,プラスチック製
造,プラスチック加工,廃棄物処理等の各種工程中、あ
るいは環境汚染や加工食品の保存,賞味試験の測定にお
いて、発生するガスを用いて、各種の測定を行うことが
知られている。例えば、有機化合物の化学物質は、炭
素,窒素,硫黄,水素,ハロゲン等の元素から構成され
ており、有機化合物が分解されると、炭素からは酸性ガ
スである炭酸ガスが発生し、窒素からはアルカリ性ガス
であるアンモニアガスが発生する。
【0003】従来、炭酸ガスは非分散型赤外計で計測す
ることはできるが、アンモニアガスは計測が困難であ
り、そこで発生ガスはそれぞれ別の測定装置で測定して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス測定装置で
は、各種の発生ガスを1つの測定装置で同時に測定する
ことはできないという問題点があり、また、連続測定も
困難であるという問題もある。そこで、本発明は従来の
ガス測定装置の問題点を解決し、発生ガスの特定成分を
1つの装置で連続して測定することができる発生ガス計
測装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、発生したガス
量を液体の重量や液位等の液体の物量変化に換算して求
めるものであり、発生するガスのpH特性と重量や液位
等の液体換算の増加,減少の特性を対応させることによ
って、特定成分の発生ガスを1つの装置で連続して測定
するものである。
【0006】本発明の発生ガス計測装置は、特定成分を
特異的に吸収するガス吸収剤を密閉容器内部に備え、発
生ガスによる密閉容器内の体積変化または圧力変化によ
ってガス検出を行うガス検出部と、密閉容器内の体積変
化または圧力変化を液体の重量や液位の物量変化に換算
する換算部とを備えた構成とし、換算部の換算値の増減
量によってガス発生量を求めるものであり、ガス吸収剤
の特性と換算部の換算値の増減特性によって発生ガスの
成分を識別する。
【0007】ガス検出部は、発生ガスによる密閉容器内
の圧力変化又は体積変化によってガスの発生を検出する
部位であり、ガス吸収剤がアルカリ吸収剤の場合には酸
性ガスを吸収し、ガス吸収剤が酸性吸収剤の場合にはア
ルカリ性ガスを吸収する。従って、密閉容器内のガス吸
収剤がアルカリ吸収剤である場合に酸性ガスが発生する
と、酸性ガスはガス吸収剤に吸収され、密閉容器内は減
圧あるいは体積が減少する。また、発生ガスがアルカリ
性ガスの場合には、アルカリ性ガスはガス吸収剤に吸収
されないため、密閉容器内は加圧あるいは体積が増加す
る。
【0008】また、密閉容器内のガス吸収剤が酸吸収剤
である場合にアルカリ性ガスが発生すると、アルカリ性
ガスはガス吸収剤に吸収され、密閉容器内は減圧あるい
は体積が減少する。また、発生ガスが酸性ガスの場合に
は、酸性ガスはガス吸収剤に吸収されないため、密閉容
器内は加圧あるいは体積が増加する。
【0009】換算部は、ガス検出部の密閉容器内の圧力
変化あるいは体積変化を液体の重量や液位の物量変化に
換算する部位である。ガス吸収剤の吸収特性や発生ガス
の成分によって、例えば、ガス吸収剤が吸収するガスお
よび発生ガスが酸性かアルカリ性かによって、換算され
る液体の重量や液位の変化は増加あるいは減少する。換
算部はこの液体の重量変化や液位変化を計測し、計測し
た重量変化や液位変化から密閉容器内の発生ガスを求め
ることができる。
【0010】本発明の発生ガス計測装置によれば、ガス
検出部の密閉容器内に特定成分を特異的に吸収するガス
吸収剤を配置し、密閉容器内でガスを発生させるか、あ
るいは発生したガスを密閉容器内に導入する。発生ガス
がガス吸収剤に吸収される性質である場合には、発生ガ
スはガス吸収剤に吸収される。このとき、密閉容器の内
容積が一定である場合には密閉容器内の圧力は減圧さ
れ、密閉容器の内圧が一定である場合には密閉容器内の
体積は減少する。また、発生ガスがガス吸収剤に吸収さ
れない性質である場合には、発生ガスはガス吸収剤に吸
収されない。このとき、密閉容器の内容積が一定である
場合には密閉容器内の圧力は加圧され、密閉容器の内圧
が一定である場合には密閉容器内の体積は増加する。
【0011】換算部はガス検出部の圧力変化あるいは体
積変化を受け、これを液体の重量変化や液位変化に換算
し、換算した重量変化や液位変化によって、発生ガスを
計測する。また、ガス吸収剤の特性と重量や液位の変化
の増減によって、発生ガスの性質を知ることができる。
【0012】本発明の実施態様において、ガス吸収剤は
酸性ガス吸収剤あるいはアルカリ性ガス吸収剤とするこ
とができる。本発明の実施態様において、換算部は、内
部に液体を有しその液体量がガス検出部の圧力変化ある
いは体積変化で変化する密閉液体容器と、前記密閉液体
容器中の液体と連通する液体を収納する計量容器と、計
量容器の重量を計測して密閉液体容器の液体量の変化量
を計測する計測装置によって構成することができる。
【0013】本発明の実施態様において、換算部が備え
る密閉液体容器および計測容器内に収納する液体を水と
することができ、発生ガスのガス量を水の重量や液位で
計測することができる。
【0014】本発明の実施態様において、換算部が備え
る密閉液体容器内にpH試薬を注入することにより、発
生ガスが酸性ガスであるかあるいはアルカリ性ガスであ
るかを検出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の発生ガス
計測装置を説明するための概略構成ブロック図である。
図1において、本発明の発生ガス計測装置1は、発生ガ
スを検出するためのガス検出部2と検出したガス量を液
体の重量に換算して検出する換算部3を備える。なお、
以下の構成例では、発生ガスのガス量を液体に重量に換
算して計測する重量換算の例について示す。
【0016】ガス検出部2は外気との連通を制御するこ
とができる密閉容器21を備え、容器内部に発生ガスの
導入を行うことができる。図1の構成では、密閉容器2
1内に試料sを導入し、試料sの分解や化学反応によっ
てガスを発生する構成を示している。なお、図1の構成
に限らず、発生ガスの密閉容器21内に他の発生機構で
発生したガスを導入する構成とすることもできる。他の
発生機構で発生したガスを導入は、図示しない連通管等
を介して行うことができる。
【0017】密閉容器21内には、ガス吸収剤を配置し
たガス吸収剤容器22を設ける。以下、ガス吸収剤とし
て、酸吸収剤あるいはアルカリ吸収剤を用いた場合につ
いて説明する。ガス吸収剤は、密閉容器21内の発生ガ
スに対して吸収特性がある場合には該ガスを吸収し、発
生ガスによる密閉容器内の圧力変化又は体積変化によっ
てガスの発生を検出する。ガス吸収剤がアルカリ吸収剤
の場合には酸性ガスを吸収し、ガス吸収剤が酸吸収剤の
場合にはアルカリ性ガスを吸収する。
【0018】密閉容器21内にアルカリ吸収剤を配置し
たとき、酸性ガスが発生すると、酸性ガスはガス吸収剤
に吸収され、密閉容器21内は減圧あるいは体積が減少
する。また、発生ガスがアルカリ性ガスの場合には、ア
ルカリ性ガスはガス吸収剤に吸収されないため、密閉容
器21内は加圧あるいは体積が増加する。
【0019】また、密閉容器21内に酸吸収剤を配置し
たとき、アルカリ性ガスが発生すると、アルカリ性ガス
はガス吸収剤に吸収され、密閉容器21内は減圧あるい
は体積が減少する。また、発生ガスが酸性ガスの場合に
は、酸性ガスはガス吸収剤に吸収されないため、密閉容
器21内は加圧あるいは体積が増加する。なお、密閉容
器21は恒温槽23内に収納され、容器内の温度制御を
行い、挿入した試料sの分解や化学反応を促進させるこ
とができる。
【0020】密閉容器22は三方バルブ24を介して重
量換算部3と連結され、三方バルブ24のバルブ操作に
よって、密閉容器21内の圧力を外気圧と圧力平衡をと
ったり、密閉容器21内の気体の一部を重量換算部3に
移動させることができる。
【0021】重量換算部3は、内部に液体34を有しそ
の液体量がガス検出部2の圧力変化あるいは体積変化で
変化する密閉液体容器31と、密閉液体容器31中の液
体34と連通する液体35を収納する計量容器32と、
計量容器32の重量を計測して密閉液体容器31の液体
量の変化量を計測する計測装置33を備える。
【0022】密閉液体容器31中の気体部分と密閉容器
21の間の接続は三方バルブ24を間に挟んだ管によっ
て行われ、又、密閉液体容器31中の液体部分と計測容
器32中の液体部分の間の接続は管によって行われる。
【0023】三方バルブ24が密閉液体容器31中の気
体部分と密閉容器21の間を連通する位置に切り換えた
場合には、密閉液体容器31内の圧力あるいは体積が変
化すると、密閉液体容器31の液面および液量は密閉液
体容器31内の圧力変化あるいは体積変化に応じて変化
する。この液面レベルおよび液量の変化量は、密閉容器
21内の発生ガスの量の変化量に対応している。さら
に、密閉液体容器31中の液体部分と計測容器32の液
体部分は管によって連通しているため、密閉液体容器3
1の液面レベルおよび液量が変化すると、計量容器32
の液面レベルおよび液量も変化する。この計量容器32
の液面の面レベルおよび液量の変化量は、密閉液体容器
31内の液面レベルおよび液量の変化量に対応してい
る。従って、計量容器32の液面レベルおよび液量の変
化量は、密閉容器21内の発生ガスの量の変化量に対応
することになる。
【0024】計量装置33は、計量容器32の液面レベ
ルおよび液量の変化量を重量変化量として計測し、密閉
容器21内の発生ガスの量の変化量を重量に換算して求
めることができる。計量装置33は、例えば、自動計測
が可能な天秤を用いることによって自動測定が可能とな
り、また、記録装置を設置することによってデータの収
集も自動で行うことができる。
【0025】次に、本発明の発生ガス計測装置1の動作
について図2,3のフローチャート、および図4,5の
動作説明図を用いて説明する。なお、図2,3,4,5
に示す動作例では、密閉容器内において試料からガスが
発生する場合を示している。
【0026】図2のフローチャートは、ガス吸収剤とし
て酸性ガスを吸収する酸吸収剤を用いた場合を示してい
る。密閉容器21内に試料sを入れ(ステップS1)、
ガス吸収剤容器22内に酸吸収剤を入れ(ステップS
2)、恒温槽23によって試料sを加熱する。この加熱
によって、試料sは微生物による生分解や熱分解、ある
いは化学反応を起こし、試料sの組成元素に基づく成分
のガスを発生する(ステップS3)。このとき、三方コ
ック24を操作して、密閉容器21を外気と連通させ、
密閉容器21内の圧力を大気圧に調圧し、調圧後に密閉
容器21と密閉液体容器31とを連通させる(ステップ
S4)。
【0027】試料sから発生するガスが酸性である場合
には、発生ガスは酸吸収剤に吸収される。図4は発生ガ
スがガス吸収剤に吸収される吸収ガスの場合を示してい
る。発生ガスがガス吸収剤に吸収されると、密閉容器2
1内の圧力が低下し、密閉液体容器31内の気体を減圧
に対応した量だけ吸引する。この減圧によって、密閉液
体容器31内の液面レベルは上昇し、同上昇量に対応す
る液量を計量容器32から吸い上げる。これによって、
計量容器32内の液量は減少し、液面レベルも下降す
る。
【0028】他方、試料sから発生するガスがアルカリ
性である場合には、発生ガスは酸吸収剤に吸収されな
い。図5は発生ガスがガス吸収剤に吸収される非吸収ガ
スの場合を示している。発生ガスがガス吸収剤に吸収さ
れない場合には、密閉容器21内の圧力はこの発生ガス
によって上昇し、密閉液体容器31内の気体を加圧に対
応した量だけ押し出す。この加圧によって、密閉液体容
器31内の液面レベルは下降し、同下降量に対応する液
量を計量容器32に送り出す。これによって、計量容器
32内の液量は増加し、液面レベルも上昇する。
【0029】計測装置33はこの計測容器32内の液体
量の変化を重量に換算し、減量である場合には(ステッ
プS5)、発生ガスは酸性ガスであると判定して酸性ガ
スの計測を行い、重量換算量から発生ガスの発生量を求
める(ステップS6)。又、増量である場合には(ステ
ップS5)、発生ガスはアルカリ性ガス等の非酸性ガス
であると判定して計測を行い、重量換算量から発生ガス
の発生量を求める(ステップS7)。
【0030】図3のフローチャートは、ガス吸収剤とし
てアルカリ性ガスを吸収するアルカリ吸収剤を用いた場
合を示している。密閉容器21内に試料sを入れ(ステ
ップS11)、ガス吸収剤容器22内にアルカリ吸収剤
を入れ(ステップS12)、恒温槽23によって試料s
を加熱する。この加熱によって、試料sは微生物による
生分解や熱分解、あるいは化学反応を起こし、試料sの
組成元素に基づく成分のガスを発生する(ステップS1
3)。このとき、三方コック24を操作して、密閉容器
21を外気と連通させ、密閉容器21内の圧力を大気圧
に調圧し、調圧後に密閉容器21と密閉液体容器31と
を連通させる(ステップS14)。
【0031】試料sから発生するガスがアルカリ性であ
る場合には、発生ガスはアルカリ吸収剤に吸収される。
この場合には、前記図4で示した動作と同様にして、計
量容器32内の液量は減少し、液面レベルも下降する。
他方、試料sから発生するガスが酸性である場合には、
発生ガスはアルカリ吸収剤に吸収されない。この場合に
は、前記図5と同様の動作によって、計量容器32内の
液量は増加し、液面レベルも上昇する。
【0032】計測装置33はこの計測容器32内の液体
量の変化を重量に換算し、減量である場合には(ステッ
プS15)、発生ガスはアルカリ性ガスであると判定し
てアルカリ性ガスの計測を行い、重量換算量から発生ガ
スの発生量を求める(ステップS16)。又、増量であ
る場合には(ステップS15)、発生ガスは酸性ガス等
の非アルカリ性ガスであると判定して計測を行い、重量
換算量から発生ガスの発生量を求める(ステップS1
7)。また、密閉液体容器31内の液体中にpH試薬を
注入しておくと、密閉容器21から連通管を通して送ら
れたガスが密閉液体容器31内の液体中に溶けてpH試
薬を変色させ、発生するガスの種別判定に用いることが
できる。
【0033】図6,7は、本発明の発生ガス計測装置を
アニリンの微生物による生分解度評価に適用した例を示
している。アニリンは、炭素元素と窒素元素を有してお
り、微生物による生分解によって炭素からは炭酸ガスが
発生し、窒素からはアルカリが発生する。
【0034】そこで、本発明の発生ガス計測装置におい
て、ガス吸収剤として水酸化ナトリウムを用い、図2の
フローチャートに従って計測を行うと、炭酸ガスが発生
した場合には、炭酸ガスは水酸化ナトリウムに吸収され
て計測容器の液量は減少する。又、アンモニアが発生し
た場合には、アンモニアは水酸化ナトリウムに吸収され
ないため計測容器の液量は増加し、pH試薬が変色す
る。又、アンモニア以外の酸素やメタンが発生した場合
には、計測容器の液量は増加し、pH試薬は変色しな
い。図6は炭酸ガスの発生変化量の測定例を表し、又図
7はアンモニアの発生変化量の測定例を表している。
【0035】また、本発明の発生ガス計測装置を化学物
質生分解度評価装置に適用することができる。図8は化
学物質生分解度評価装置の一構成例である。図8におい
て、化学物質生分解度評価装置4は、試料を分解する生
分解部12と、生分解で発生する酸性ガスあるいはアル
カリ性ガスを計測する計測部13と、生分解で生成され
る容器を分析する分析部と、発生ガスが酸性あるいはア
ルカリ性であることを確認する確認部41,42を備え
る。この化学物質生分解度評価装置4において、生分解
部12をガス検出部2とし、計測部13を換算部3とす
ることによって、本発明の発生ガス計測装置を適用する
ことができる。
【0036】なお、上記説明では、換算部における換算
を液体の重量換算で行っているが、液体の液面レベルで
換算することもでき、重量換算と同様に、自動計測およ
びデータの自動収集を行うことができる。
【0037】従って、本発明の発生ガス計測装置は、化
学薬品,プラスチック製造,プラスチック加工,廃棄物
処理,環境保全等の分野や、加工食品の保存,賞味試験
等の分野など各種分野において適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発生ガスの特定成分を1つの装置で連続して測定するこ
とができる発生ガス計測装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発生ガス計測装置を説明するための概
略構成ブロック図である。
【図2】本発明の発生ガス計測装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】本発明の発生ガス計測装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】本発明の発生ガス計測装置の動作を説明するた
めの動作説明図である。
【図5】本発明の発生ガス計測装置の動作を説明するた
めの動作説明図である。
【図6】アニリンの生分解による発生ガスの本発明の発
生ガス計測装置による測定例である。
【図7】アニリンの生分解による発生ガスの本発明の発
生ガ計測装置による測定例である。
【図8】本発明の発生ガス計測装置を適用した化学物質
生分解度評価装置の一構成例図である。
【符号の説明】
1…発生ガス計測装置、2…ガス検出部、3…換算部、
21…密閉容器、22…ガス吸収剤容器、23…恒温
槽、24…三方バルブ、31…密閉液体容器、32…計
量容器、33…計量装置、34…液体、s…試料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定成分を特異的に吸収するガス吸収剤
    を密閉容器内部に備え、発生ガスによる密閉容器内の体
    積変化又は圧力変化に基づいてガス検出を行うガス検出
    部と、前記密閉容器内の体積変化又は圧力変化を液体の
    変化に換算する換算部とを備え、換算部の換算値の増減
    量によってガス発生量を求めることを特徴とする発生ガ
    ス計測装置。
JP13994597A 1997-05-29 1997-05-29 発生ガス計測装置 Withdrawn JPH10332566A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101290243B1 (ko) * 2011-08-30 2013-07-30 현대제철 주식회사 코크스 가스 발생량 측정장치 및 그 측정방법
WO2014121619A1 (zh) * 2013-02-07 2014-08-14 中国石油天然气股份有限公司西南油气田分公司勘探开发研究院 一种非常规天然气含量自动测量仪及测量方法

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