JPH10331946A - 機械油圧式伝動装置 - Google Patents

機械油圧式伝動装置

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JPH10331946A
JPH10331946A JP10153640A JP15364098A JPH10331946A JP H10331946 A JPH10331946 A JP H10331946A JP 10153640 A JP10153640 A JP 10153640A JP 15364098 A JP15364098 A JP 15364098A JP H10331946 A JPH10331946 A JP H10331946A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧馬力を省エネ化でき、コンパクト化で
き、かつ自動的に、高速時に機械的な動力伝達のみを行
えて油圧式伝動装置の動力損失をほぼゼロにでき、一
方、低速時に正逆転を円滑に行える機械油圧式伝動装置
を提供する。 【解決手段】 機械油圧式伝動装置において、入力軸に
油圧ポンプを連結し、油圧モータと出力軸との間に第1
クラッチ(17)を、入力軸と歯車列との間に第2クラッチ
(31)を設けると共に、出力軸の回転速度を検出する速度
センサ(24)と、速度センサからの回転速度が所定値以下
のとき第1クラッチの接続指令と第2クラッチの切断指
令とを出力し、一方、回転速度が所定値以上のとき第2
クラッチの接続指令と第1クラッチの切断指令とを出力
し、速度指令手段からの指令速度に応じ、かつ正逆回転
指令手段から正逆回転指令に応じて第1、第2クラッチ
の断続指令を出力する制御部(21)とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械油圧式伝動装
置に関するものであり、特にホイール式パワーショベ
ル、ラフテレーンクレーン等の建設機械における高速連
続走行用の動力伝達システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械等の伝動装置は次の方式
が良く使われる。 1.機械式伝動方式 2.油圧式伝動方式(HST) 3.機械油圧式伝動方式(HMT) これらの内、機械油圧式伝動方式(HMT)は伝達動力
の一部を機械的に伝達し、残りを油圧的に伝達する方
式、即ち動力分割形油圧伝動(油圧ー機械式伝動)であ
り、その内で図5のものが知られる。
【0003】上記従来の伝動装置において、機械式伝動
方式は効率が良い反面、正逆運転切換えの制御性が悪
い。また油圧式伝動方式(図6)は可変容量形ポンプ5
1及びモータ52の斜板の傾転角を変えることによって
正逆運転の切換え制御が容易であり、また歯車53、5
4及びクラッチ57と、歯車55、56及びクラッチ5
8との間での切換えによって速度を変えられるものの、
高速時にはポンプ51の傾転角が大きくなり吐出流量が
増えることによって圧力損失が大きくなり、またモータ
52の傾転角が少なくなるために効率が低下する欠点が
ある。そこで従来から高速時には機械的な動力伝達が行
なわれて効率の低下を避け、低速時には油圧的な動力伝
達が行なわれて正逆運転の切換え制御を容易にした機械
油圧式伝動方式(前記図5)が多方面で使用されてい
る。
【0004】図5において、動力源61に入力軸62が
連結され、入力軸62の中間部に油圧ポンプ駆動歯車6
3に噛み合う歯車64が固着され、入力軸62の端部に
遊星歯車装置Aの太陽歯車65が固着されている。油圧
ポンプ駆動歯車63は入力軸62の側方に設けた油圧伝
動装置Bの可変形容量ポンプ66を駆動する。可変容量
形ポンプ66は入力軸62の軸線方向に並設された定容
量モータ67を駆動する。定容量モータ67の出力軸に
は受動歯車68が設けてある。受動歯車68はこれと噛
み合う歯車69によって遊星歯車装置Aの内歯歯車69
-1を回転駆動するように連結され、内歯歯車69-1と太
陽歯車65との間に遊星歯車70が設けてある。遊星歯
車70の軸支持枠71は出力軸72に連結され、遊星歯
車70の公転運動、即ち軸支持枠71の回転運動を建設
機械等の車体73に伝達する。
【0005】可変容量形ポンプ66の中立時は、油圧伝
動装置Bは単にブレーキ作用を行なう。このとき内歯歯
車69-1が固定されるので遊星歯車装置Aは機械的な遊
星減速機の働きをなし、出力軸72の速度制御は動力源
61に設けられた車両速度を制御するアクセルペタル等
の図示しない速度制御手段によって行なわれる。可変容
量形ポンプ66が作動すると、動力の一部は伝動要素6
4、63、66、67、68、69、70の順に伝達さ
れ、他の一部は機械的に伝動要素62、65、70の順
に伝達される。
【0006】油圧変速、歯車変速の切替可能な従来技術
としては、図7に示す特公昭56−42789号公報が
知られる。これには、図7に示すように、「入力軸系1
10Aに連動する油圧駆動系120Bと機械式PTO軸
駆動系130Dとを上下に並設し、油圧駆動系120B
の後方に後輪に連動する走行系140Cを配置し、油圧
駆動系120Bのモータ軸8と走行系140Cの歯車軸
11とを前後対向させて配置し、走行系140Cの駆動
軸14を歯車軸11とPTO軸駆動系130Dとの間に
配置したトラクタミッションにおいて、駆動軸14の前
端部にPTO軸駆動系130Dの歯車と常時咬合する遊
転歯車21を設け、この遊転歯車21に選択咬合自在で
かつモータ軸8に嵌脱自在な切替歯車22を、遊転歯車
21及びモータ軸8に対して択一的に連動するように歯
車軸11の前端部に軸心方向摺動自在に設けた、油圧変
速、歯車変速の切替可能なトラクタミッション」が開示
されている。
【0007】即ち入力軸1からの動力を油圧駆動系12
0Bを介して走行系140Cに至る伝達経路と、入力軸
1からの動力をPTO軸駆動系130Dに至る伝達経路
とを設け、油圧駆動系120Bと走行系140Cを断続
できるクラッチ部材である切替歯車22によって、油圧
駆動系120Bによる走行伝達と、歯車によるPTO軸
駆動系130Dを介する走行伝達を簡単に得られる。
【0008】これにより走行等の軽負荷時及びPTO軸
駆動系130Dの併用使用時には、油圧駆動系120B
と走行系140Cを連結することにより、油圧駆動系1
20Bの無段変速による各種作業に最適な車速を容易に
得、またプラウ等の牽引作業には、PTO軸駆動系13
0Dと走行系140Cを連結することによりトラクタを
駆動し、歯車変速による強力な動力伝達を行わしめるこ
とにより、油圧駆動系120Bは走行に必要な極めて小
型なものを使用でき、各種の作業が能率よく出来て汎用
性が増大することが記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記図5
の従来の機械油圧式伝動方式には次のような欠点があ
る。即ち定容量モータ67で内歯歯車69-1を駆動する
ため、正転から逆転まで出力回転数を変化させるために
は、油圧ポンプとして両方向吐出形の可変容量形ポンプ
66を用い、かつ出力軸72がある回転数の所で内歯歯
車69-1を相当高速で回転させねばならない。従って油
圧ポンプ66と油圧モータ67の容量比を非常に大きい
ものとせねばならず、実際にそのような油圧ポンプ66
及び油圧モータ67を選定してみると、その実現はかな
り困難である。また歯車は遊星歯車装置Aを用いるため
構造が複雑になり、コストアップにもなっている。さら
に油圧伝動装置Bを構成する油圧ポンプ66、油圧モー
タ67及び遊星歯車装置Aが入力軸62の軸線方向に並
設されるため、装置全体が大形化する欠点がある。また
油圧回路を切換えて油圧ポンプ66の吐出流量を建設機
械等の作業機の他の油圧アクチュエータに供給し使用す
るときにも、絶えず出力軸72に動力が伝わる。従って
仮に出力軸72をブレーキ等で固定しても遊星歯車7
0、内歯歯車69-1及び受動歯車68を介して定容量モ
ータ67を回転させることになり、それらの攪拌ロスに
よって動力が損失する欠点がある。
【0010】また図7の特公昭56−42789号公報
の技術では、トラクタ使用時に作業条件に合わせて油圧
変速と歯車変速とを使い分けている。このため作業者は
作業条件に合わせて走行前に油圧変速(機械式変速と油
圧式変速を含む)又は歯車変速のどちらかで作業するか
の選択をしている。このいちいち油圧変速と歯車変速の
いずれかを選択することは、煩わしばかりでなく、作業
に適していないときに車両を停止して切り換える必要が
あり、操作が面倒になる問題がある。さらに次のような
問題も有る。 (1)この構成では機械駆動時にエンストし易い。即ち
切替歯車22を遊転歯車21に咬合させ機械式PTO軸
駆動系130Dにて走行中に急ブレーキや急激な負荷が
加わると、歯車軸11、14等が急激に回転を停止す
る。これにより入力軸1が停止する。従って入力軸1に
連動するエンジンも停止する(即ちエンストする)。 (2)またこの構成では駆動系を選択し切替えるとき、
出力軸11、14のトルクが急変する。例えば発進時、
油圧駆動系120Bで発進し、ある速度で機械式PTO
軸駆動系130Dに切替わる時、エンジンと入力軸1と
の間に有る主クラッチを切断した後、切換歯車22をス
ライドさせ遊転歯車21に咬合わせる。この時、主クラ
ッチを切断するが、これによってこの間のエンジントル
クが入力軸1に伝わらない(入力トルクがゼロにな
る)。即ち歯車軸11、14等の駆動トルクがゼロにな
り、急激なトルク変動によるショックが発生し、また発
進加速性能が悪くなる。また登坂時に主クラッチを切断
すると車速が低下する。このため急勾配の登坂路中にお
いて駆動系を切替えるようでは登坂できない。一方、機
械式PTO軸駆動系130Dから油圧駆動系120Bに
切替わる時も(通常減速時)エンジンブレーキのトルク
が途切れる。このため急激なトルク変動が生じ、ショッ
クが生ずる。またさらに駆動に切替えるときは、切替歯
車22と油圧モータ軸8の回転を同期させることが必要
である。そのためエンジン回転数のみならず油圧駆動系
の減速比を調整することが必要なため、走行中に切替え
ることは現実的でない。一旦停止してから切替えること
が必要となる。
【0011】本発明は上記問題点に着目し、機械油圧式
伝動方式の改良に関するものであり、その目的とすると
ころは、 1.高速時には機械的な動力伝達のみを行い、油圧によ
る損失をほぼゼロにする。 2.低速時における正転と停止と逆転との間の出力回転
数の変化を円滑に行えるように油圧駆動とし、低速から
高速あるいは高速から低速へのクラッチの断続の制御は
制御部より自動的に指令を出力し、走行中の変速切換え
操作を容易にする。 3.複雑な機構を有する遊星歯車装置を用いることな
く、極めてシンプルで安価な構造にする。 4.装置全体をコンパクト化する。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するため本発明に係る機械油圧式伝動装置の第1発
明は、例えば図1を参照し説明すれば、動力源1に接続
した入力軸2と、入力軸2に対して並列配置した出力軸
15と、少なくとも1列の歯車動力伝動手段32、33
を、入力軸2と出力軸15との間に配置した機械式伝動
装置30と、油圧ポンプ11とこの油圧ポンプ11から
の吐出油を受けて出力軸15に動力を伝える油圧モータ
13を入力軸2と出力軸15との間に配置した油圧式伝
動装置10とを有する機械油圧式伝動装置において、入
力軸2に油圧ポンプ11の軸を直接あるいは間接的に連
結し、油圧モータ13の軸と出力軸15との間に設けた
歯車動力伝動手段14、16に第1クラッチ17を、入
力軸2と出力軸15との間に設けた機械式伝動装置30
における歯車動力伝動手段32、33に第2クラッチ3
1を設け、出力軸15の回転速度を外部から指令する速
度指令手段28と、出力軸15の正逆回転方向を外部か
ら指令する正逆回転指令手段27と、出力軸15の回転
速度を検出する速度センサ24と、この速度センサ24
からの回転速度信号を受けて走行開始時又は減速停止時
を含めた出力軸15の回転速度が所定値以下のときは第
1クラッチ17を接続する指令を出力すると共に第2ク
ラッチ31を切断する指令を出力し、一方、回転速度が
所定値以上のときは第2クラッチ31を接続する指令を
出力すると共に第1クラッチ17を切断する指令を出力
する制御部21とを備えたことを特徴としている。
【0013】上記第1発明によれば、次のような作用効
果を奏する。 (1)回転速度が所定値以下のときは第1クラッチ17
を接続する指令を出力すると共に第2クラッチ31を切
断する指令を出力する。このため油圧駆動となる。つま
り走行開始時又は減速停止時を含めた低速時は無段変速
できる油圧駆動となり、正転と停止と逆転との間の移行
も円滑に行える。 (2)一方、回転速度が所定値以上のときは第2クラッ
チ31を接続する指令を出力すると共に第1クラッチ1
7を切断する指令を出力する。つまり高速時に伝達効率
の良い機械駆動となる。 (3)第1、第2クラッチ17、31の断続が制御部2
1による自動制御となるのでオペレータの負担を軽減で
きる。 (4)従来技術のように複雑な機構の遊星歯車装置を用
いる必要もなく、極めてシンプル、かつ安価な構造とな
り、装置全体がコンパクト化する。 (5)第2クラッチ31を接続し、機械駆動中に、急ブ
レーキ等の操作により出力軸15の回転速度が急低下し
ても、自動的に油圧駆動になるためにエンストしない。 (6)速度指令手段28から指令速度に応じ、かつ正逆
回転指令手段27から正逆回転指令に応じて両クラッチ
17、31を断続するため、駆動系や正逆回転の変更時
に両クラッチ17、31の係合トルクを滑らかに漸増漸
減できる。従ってトルクオフやトルクオンによるショッ
クも生じず、発進加速性能に優れ、また急勾配の登坂路
中で駆動系が変更されても円滑(ショックなく)に登坂
できる。
【0014】第2発明は、上記第1発明の機械油圧式伝
動装置において、速度指令手段28から指令速度を受け
て出力軸15の回転速度が指令速度となるように油圧ポ
ンプ11及び/又は油圧モータ13の容量を変更する指
令の出力を行う共に、正逆回転指令手段27から正逆回
転指令を受けて出力軸15の回転方向が正逆回転指令と
なるように油圧ポンプ11の吐出方向又は油圧モータ1
3の流入方向を変更する指令の出力を行うことを含む制
御部21としたことを特徴としている。
【0015】上記第2発明によれば、制御部21が、出
力軸15の回転速度が速度指令手段28からの指令速度
に一致するように油圧ポンプ11や油圧モータ13の容
量を変更し、また回転方向が正逆回転指令手段27から
の正逆回転指令に一致するように油圧ポンプ11の吐出
方向や油圧モータ13の流入方向を変更する。このた
め、例えば容量を漸時増減させショックを防止し、低速
時の車速制御や正逆回転を円滑に行える。
【0016】第3発明は、上記第2発明の機械油圧式伝
動装置において、出力軸15の回転速度が所定値以上の
とき油圧ポンプ11及び/又は油圧モータ13によって
吸収される動力を最小化する指令の出力を行うことを含
む制御部21としたを特徴としている。
【0017】上記第3発明によれば、出力軸15の回転
速度が所定値以上のとき、制御部21の指令によって油
圧ポンプ11や油圧モータ13によって吸収される動力
をほぼゼロにする。従って高速時、伝達効率の良い機械
駆動であることに加え、油圧式伝動装置10内でパワー
のロスを図っている。
【0018】第4発明は、上記第1又は第2発明の機械
油圧式伝動装置において、入力軸2と油圧ポンプ11と
の間に第3クラッチ112を備えたことを特徴としてい
る。
【0019】上記第4発明によれば、高速時、第1クラ
ッチ17と共に第3クラッチ112も切断すれば、上記
第3発明の構成よりもさらに確実に油圧ポンプ11や油
圧モータ13での無駄な回転によるパワーのロスを図る
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、図1〜図4を参
照し実施例を説明する。図1は第1実施例となる機械油
圧式伝動装置の全体構成図であり、動力源1と、油圧式
伝動装置10と、制御装置20と、機械式伝動装置30
とを有する。
【0021】動力源1は回転速度制御手段を有するエン
ジンである。
【0022】油圧式伝動装置10は動力源1から入力軸
2を介して駆動される可変容量形油圧ポンプ11(以下
「ポンプ11」とする)と、ポンプ11に配管12で接
続された可変容量形油圧モータ13(以下「モータ1
3」とする)と、このモータ13の軸に固定されている
歯車14と、歯車14に噛み合いかつ出力軸15に挿入
された第1遊転歯車16と、出力軸15と、遊転歯車1
6と出力軸15とを一体化自在にする第1クラッチ17
とを有する。ここでの歯車動力伝動手段は歯車14と歯
車16とで構成されている。ポンプ11には斜板コント
ロール用バルブ18が設けられ、また、モータ13には
斜板コントロール用バルブ19が設けられ、各バルブ1
8、19が制御部21から指令を受けることによりポン
プ11の容量及びその流出方向を変え、また、モータ1
3の容量を変え、回転する方向を換える。第1クラッチ
17は、動力源1によって駆動される第2ポンプ22の
油圧を制御部21によって制御される第1クラッチ圧コ
ントロール用バルブ23の開放により第1クラッチ17
に導入し、これにより歯車16は、出力軸15に固定さ
れる。歯車16が出力軸15に固定されると、モータ1
3の回転は歯車14、歯車16を介して出力軸15に伝
わり出力軸15を回転させる。出力軸15には速度セン
サ24が設けられ出力軸15の回転数を検出し制御部2
1に入力する。
【0023】機械式伝動装置30は入力軸2に固着され
た第2クラッチ31と、入力軸2に挿入された遊転歯車
32と、歯車32に噛み合いかつ出力軸15に固着され
た歯車33とを有する。第2クラッチ31は第2ポンプ
22の油圧を制御部21によって制御される第2クラッ
チ圧コントロール用バルブ25の開放により第2クラッ
チ31に導入し、これにより歯車32は入力軸2に固定
される。歯車32が入力軸2に固定されると、動力源1
の回転は歯車32、歯車33を介して出力軸15に伝わ
り出力軸15を回転させる。ここでの歯車動力伝動手段
は歯車32と歯車33とで構成される。入力軸2には第
2速度センサ26が設けられ、入力軸2の回転数を検出
し制御部21に入力する。
【0024】制御装置20はコントローラ等でなる制御
部21と、本実施例を搭載する例えな建設機械等の前後
進を切換える切換えレバー等の前後進切換え手段27
(即ち、出力軸15の回転方向を正逆切換えるための正
逆回転指令手段27、以下同じ)と、車両速度を制御す
るアクセルペタル等の速度指令手段28とを有する。
【0025】上記第1実施例の作動を説明する。速度セ
ンサ24で検出した出力軸15の回転速度が所定値より
も小さいときには、制御部21から第1、第2クラッチ
圧コントロール用バルブ23、25に制御信号を出力
し、機械式伝動装置30の第2クラッチ31を第2ポン
プ22の吐出油圧と切断し、これにより歯車32を入力
軸2より開放すると共に、油圧式伝動装置10の第1ク
ラッチ17を第2ポンプ22の吐出油圧と接続し、これ
により歯車16を出力軸15に固定してモータ13の動
力を出力軸15に伝え、図示しない建設機械等の車体1
00を駆動する。このときアクセルペタル等の速度指令
手段28からの信号によって制御部21はポンプ11及
びモータ13の斜板コントロール用バルブ18、19に
信号を出力し、ポンプ11及びモータ13の容量を制御
し、これによって動力源1の回転速度を制御しなくても
モータ13又は出力軸15の回転速度を任意に設定す
る。また建設機械等の前後進を切換える切換えレバー等
の前後進切換え手段27(特許請求の範囲に記載の正逆
回転指令手段27である)からの信号によって制御部2
1はポンプ11の斜板コントロール用バルブ18に信号
を入力し、ポンプ11の容量を負の領域にすることによ
ってポンプ11の吐出方向を逆向きにし、モータ13へ
のポンプ11の吐出油圧の流入、流出を逆にする。これ
によって出力軸15の回転方向を逆向きにする。このた
め出力軸15の回転速度が所定値より小さい範囲では正
転と停止と逆転との間の出力回転速度を円滑に制御でき
る。
【0026】一方、出力軸15の回転速度が所定値より
大きい範囲で、しかも回転方向が正回転の制御がなされ
ているときは、制御部21は第1、第2クラッチ圧コン
トロール用バルブ23、25に信号を出力し、油圧式伝
動装置10の第1クラッチ17を第2ポンプ22の吐出
油圧と切断し、これにより歯車16を出力軸15より開
放すると共に、機械式伝動装置30の第2クラッチ31
を第2ポンプ22の吐出油圧と接続し、これにより歯車
32を入力軸2に固定して動力源1の動力を歯車動力伝
動手段32、33を介して出力軸15に伝える。このと
き制御部21は指令によってポンプ11の斜板コントロ
ール用バルブ18を作動させ、ポンプ11の吐出容量を
ゼロにする。これによってポンプ11によって吸収され
る動力は最小になると共に、動力源1の動力は伝達効率
の良い機械式伝動装置30のみを介して出力軸15に伝
えられる。このとき速度制御はアクセルペタル等の速度
指令手段28からの信号によって制御部21が動力源1
を制御して得られる。
【0027】図2は第2実施例を示す。同図2におい
て、第1実施例と同一部品は同一符号を付し重複説明は
省略する。油圧式伝動装置110は動力源1によって駆
動されるように連結されたポンプ11の入力軸111に
第3クラッチ112を有する。第3クラッチ112は第
2ポンプ22の油圧を制御部21によって制御される第
1クラッチ圧コントロール用バルブ23より分岐して受
けて接続する。
【0028】上記第2実施例において、出力軸15の回
転速度が所定値よりも小さい範囲では、制御部21は第
1、第2クラッチ圧コントロール用バルブ23、25に
信号を入力し、機械式伝動装置30の第2クラッチ31
を第2ポンプ22の吐出油圧と切断し、これにより歯車
32を入力軸111より開放すると共に、油圧式伝動装
置110の第1、第3クラッチ17、112を第2ポン
プ22の吐出油圧と接続し、これにより歯車16を出力
軸15に固定し、入力軸111と油圧ポンプ11の軸と
を連結する。さらにこのことによりモータ13の動力を
油圧式伝動装置110によって出力軸15に伝え、図示
しない建設機械等の車体100を駆動する。
【0029】一方、出力軸15の回転速度が所定値より
大きいときであって、しかも回転方向が正回転の制御が
なされているときは、制御部21は第1、第2クラッチ
圧コントロール用バルブ23、25に信号を入力し、油
圧式伝動装置110の第1、第3クラッチ17、112
を第2ポンプ22の吐出油圧と切断し、これにより歯車
16を出力軸15から開放すると共に、入力軸111と
ポンプ11の軸との連結を断ち、また機械式伝動装置3
0の第2クラッチ31を第2ポンプ22の吐出油圧と接
続し、これにより歯車32を入力軸111に固定し、動
力源1の動力を歯車動力伝動手段32、33を介して出
力軸15に伝える。つまりポンプ11は回転しないため
吸収されるポンプ動力をほぼゼロにできると共に、動力
源1の動力が伝達効率の良い機械式伝動装置30のみを
介して出力軸15に伝えられる。
【0030】図3に第3実施例を示す。この同図3にお
いて、第1実施例と同一部品は同一符号を付し説明は省
略する。油圧式伝動装置200は動力源1によって入力
軸201を介して駆動されるよう連結されたポンプ11
と、ポンプ11に配管202、正逆転用油圧バルブ20
3及び配管204でつながれたモータ13と、モータ1
3の動力をこのモータ13の軸205に固着された歯車
14と、出力軸206に挿入された遊転歯車16及び出
力軸206に固着された第1クラッチ17か、又はモー
タ13の軸205に固着された第4クラッチ208と、
モータ13の軸205に挿入された遊転歯車207と、
出力軸206に固着された歯車209を介して出力軸2
06を駆動するように連結されている。ポンプ11及び
モータ13には斜板コントロール用バルブ18、19が
設けられ、制御部21は指令によってポンプ11及びモ
ータ13の容量を変える。正逆転用油圧バルブ203は
車両の前後進の切換えポート203-1、203-2及び他
の油圧アクチュエータ(C)へのポート203-3が設け
られている。第1、第4クラッチ17、208は動力源
1によって駆動される第2ポンプ22の油圧を制御部2
1によって制御される第1クラッチ圧コントロール用バ
ルブ23又は第3クラッチ圧コントロール用バルブ21
1を介して受け、第1クラッチ17又は第4クラッチ2
08が第2ポンプの吐出油圧と接続し、これにより歯車
16を出力軸206に固定して、又は歯車207をモー
タ13の軸に固定してモータ13の動力を出力軸206
に伝えてこれを回転させる。出力軸206には速度セン
サ24が設けられ、検出した出力軸206の回転数を制
御部21に入力する。機械式伝動装置250には第1実
施例で設けた歯車等の伝動要素以外に入力軸201に固
着された第5クラッチ251と、入力軸201に挿入さ
れた遊転歯車252と、中間歯車253と、出力軸20
6に固着された歯車254とからなり、第2ポンプ22
の吐出油を制御部21によって制御される第2クラッチ
圧コントロール用バルブ25又は第4クラッチ圧コント
ロール用バルブ212を介して受け、第2クラッチ31
又は第5クラッチ251を第2ポンプの吐出油圧に接続
し、これにより歯車32を入力軸201に固定するか、
又は歯車252を入力軸201に固定するかのいずれか
を行い、動力源1の動力を第1の歯車動力伝動手段3
2、33又は第2の歯車動力伝動手段252、253、
254を介して出力軸206を回転させる。入力軸20
1には第2速度センサ26が設けられ、検出した入力軸
201の回転数を制御部21に入力する。制御部21に
は建設機械等の前後進と作業機等の他の油圧アクチュエ
ータに切換える切換え手段213(即ち切換え手段21
3は前後進切換え手段を兼ねる)と、車両速度を制御す
るアクセルペタル等の速度指令手段28が設けられてい
る。
【0031】上記第3実施例において、切換え手段21
3を切換えると、制御部21はこれを受けて正逆転用油
圧バルブ203を切換える。即ち正逆転用油圧バルブ2
03は制御部21から信号を受け車両の前後進の切換え
ポート203-1又は203-2に切換わり、ポンプ11か
らモータ13への油の流れを換え、車両を前後進させ
る。このとき機械式伝動装置250の第2、第5クラッ
チ31、251は第2ポンプの吐出油圧と切断され、こ
れにより歯車32が入力軸201より開放され、又は歯
車252が入力軸201より開放される。油圧式伝動装
置200の第1クラッチ17又は第4クラッチ208が
出力軸206の回転速度に合った制御部21からの指令
によって第2ポンプ22の吐出油圧と接続されており、
これにより歯車16が出力軸206に固定されるか、又
は歯車207がモータ13の軸205に固定されるかし
ている。モータ13の動力は2列の歯車動力伝動手段
(14、16)、(207、209)のいずれかによっ
て出力軸206に伝えられる。出力軸206の速度制御
はアクセルペタル等の速度指令手段28からの信号によ
って制御部21に記憶されたポンプ11とモータ13の
容量比及び歯車14と遊転歯車16又は遊転歯車207
と歯車209の歯車比の組み合わせによって制御され
る。切換え手段213を切換えず、正逆転用油圧バルブ
203を中立のポート203-3にすると、出力軸206
には動力が伝えられず、ポンプ11の吐出流量を他の油
圧アクチュエータ(C)等に利用することができる。
【0032】一方、出力軸206の回転速度が所定値よ
り大きい範囲では出力軸206の回転方向が正逆回転に
係わらず、機械式伝動装置250の第2クラッチ31又
は第5クラッチ251のいずれかを第2ポンプ22の吐
出油圧と接続すると共に、油圧式伝動装置200の第
1、第4クラッチ208を第2ポンプ22の吐出油圧と
接続する切断する。さらに第1実施例と同様にポンプ1
1の吐出流量をほぼゼロに設定することによって動力源
1の動力は伝動効率の良い機械式伝動装置250のみを
介して出力軸206に伝えられる。またこのとき第2ク
ラッチ31及び第5クラッチ251のいずれを接続させ
るかはアクセルペタル等の速度指令手段28からの信号
と、車両を前後進をするときの切換え手段213からの
信号とによって制御部21が第2クラッチ31及び第5
クラッチ251のいずれかを接続する。
【0033】図4に第4実施例を示す。この同図4にお
いて、第3実施例と同一部品は同一符号を付し説明は省
略する。油圧式伝動装置220は動力源1によって入力
軸201を介して駆動されるように連結されたポンプ1
1と、ポンプ11に配管202、正逆転用油圧バルブ2
03及び配管204でつながれたモータ13等から成る
第3実施例に加え配管202から分岐して配管221、
他の油圧アクチユエータ用油圧バルブ222が接続され
て他の油圧アクチュエータ(D)へ給排油し他の油圧ア
クチュエータ(D)を駆動させる。正逆転用油圧バルブ
203には車両の前後進の切換えポート203-1、20
3-2及び中立ポート203-3が設けられ、中立時にはタ
ンク223に油を戻している。
【0034】上記第4実施例において、建設機械等の車
両を前後進させるときは、切換え手段213を切換えて
制御部21に信号を入力し正逆転用油圧バルブ203を
切換える信号を入力させる。正逆転用油圧バルブ203
は制御部21から信号を受け、車両の前後進の切換えポ
ート203-1又は203-2に切換わり、ポンプ11から
モータ13への油の流れを換えて車両を前後進させる。
他の油圧アクチュエータ(D)のみを駆動させるときは
切換え手段213を切換えず、他の油圧アクチユエータ
用油圧バルブ222を操作し、ポンプ11の油をポート
222-1又は222-2を介して油圧アクチュエータに供
給する。またこのとき、車両を切換え手段213を切換
えると、油圧アクチュエータ(D)を駆動させながら車
両を前後進させることができる。
【0035】尚、第1〜第4実施例において、建設機械
等の前後進を切換える切換えレバー等の前後進切換え手
段27、213からの信号によって制御部21からポン
プ11に信号を入力し、ポンプ11の容量を負の領域に
することによって出力軸15、206の回転方向を逆回
転にしたが、モータ13の容量を負の領域にすることに
よって行なっても良い。また歯車の歯車比を1段か2段
について説明をしたが多段にしてもよく、遊星歯車列を
使用してもよい。さらにクラッチへの配管を分岐したが
クラッチごとにクラッチ圧コントロール用バルブを設け
ても良い。またポンプ11からモータ13までの間に
1、2個の油圧バルブを設けた、が多数個配設し、油圧
回路もタンデム、シリーズ、パラレル及び複合回路とし
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の全体構成図である。
【図2】第2実施例の全体構成図である。
【図3】第3実施例の全体構成図である。
【図4】第4実施例の全体構成図である。
【図5】従来の機械油圧式伝動装置の全体構成図であ
る。
【図6】従来の油圧式伝動装置の全体構成図である。
【図7】従来の機械油圧式伝動装置の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
1:動力源、2,111,201:入力軸、10,11
0,200,220:油圧式伝動装置、11:ポンプ、
13:モータ、14,33,209,254:歯車、1
5,206:出力軸、16,32,207,252:遊
転歯車、20:制御装置、21:制御部、24:速度セ
ンサ、26:第2速度センサ、27:正逆回転指令手段
(前後進切換え手段)、213:切換え手段(正逆回転
指令手段でもある)、28:速度指令手段、30,25
0:機械式伝動装置、17:第1クラッチ、31:第2
クラッチ、112:第3クラッチ、208:第4クラッ
チ、251:第5クラッチ、203:正逆転用油圧バル
ブ,205:軸、222:他の油圧アクチユエータ用油
圧バルブ、C,D:他の油圧アクチユエータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源(1) に接続した入力軸(2) と、入
    力軸(2) に対して並列配置した出力軸(15)と、少なくと
    も1列の歯車動力伝動手段(32,33) を入力軸(2) と出力
    軸(15)との間に配置した機械式伝動装置(30)と、油圧ポ
    ンプ(11)とこの油圧ポンプ(11)からの吐出油を受けて出
    力軸(15)に動力を伝える油圧モータ(13)を入力軸(2) と
    出力軸(15)との間に配置した油圧式伝動装置(10)とを有
    する機械油圧式伝動装置において、入力軸(2) に油圧ポ
    ンプ(11)の軸を直接あるいは間接的に連結し、油圧モー
    タ(13)の軸と出力軸(15)との間に設けた歯車動力伝動手
    段(14,16) に第1クラッチ(17)を、入力軸(2) と出力軸
    (15)との間に設けた機械式伝動装置(30)における歯車動
    力伝動手段(32,33) に第2クラッチ(31)を設け、出力軸
    (15)の回転速度を外部から指令する速度指令手段(28)
    と、出力軸(15)の正逆回転方向を外部から指令する正逆
    回転指令手段(27)と、出力軸(15)の回転速度を検出する
    速度センサ(24)と、この速度センサ(24)からの回転速度
    信号を受けて走行開始時又は減速停止時を含めた出力軸
    (15)の回転速度が所定値以下のときは第1クラッチ(17)
    を接続する指令を出力すると共に第2クラッチ(31)を切
    断する指令を出力し、一方、回転速度が所定値以上のと
    きは第2クラッチ(31)を接続する指令を出力すると共に
    第1クラッチ(17)を切断する指令を出力する制御部(21)
    とを備えたことを特徴とする機械油圧式伝動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の機械油圧式伝動装置におい
    て、速度指令手段(28)から指令速度を受けて出力軸(15)
    の回転速度が指令速度となるように油圧ポンプ(11)及び
    /又は油圧モータ(13)の容量を変更する指令の出力を行
    う共に、正逆回転指令手段(27)から正逆回転指令を受け
    て出力軸(15)の回転方向が正逆回転指令となるように油
    圧ポンプ(11)の吐出方向又は油圧モータ(13)の流入方向
    を変更する指令の出力を行うことを含む制御部(21)とし
    たことを特徴とする機械油圧式伝動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の機械油圧式伝動装置にお
    いて、出力軸(15)の回転速度が所定値以上のとき油圧ポ
    ンプ(11)及び/又は油圧モータ(13)によって吸収される
    動力を最小化する指令の出力を行うことを含む制御部(2
    1)としたを特徴とする機械油圧式伝動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の機械油圧式伝動装
    置において、入力軸(2) と油圧ポンプ(11)との間に第3
    クラッチ(112) を備えたことを特徴とする機械油圧式伝
    動装置。
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