JPH10330175A - 固形物 - Google Patents

固形物

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JPH10330175A
JPH10330175A JP30230097A JP30230097A JPH10330175A JP H10330175 A JPH10330175 A JP H10330175A JP 30230097 A JP30230097 A JP 30230097A JP 30230097 A JP30230097 A JP 30230097A JP H10330175 A JPH10330175 A JP H10330175A
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JP
Japan
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water
mixture
curing
carbon dioxide
pressure
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JP30230097A
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Koji Mitsuo
浩治 満尾
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/02Selection of the hardening environment
    • C04B40/0231Carbon dioxide hardening
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Abstract

(57)【要約】 【課題】 真珠核・装身具・建材・土木資材・水中生物
育成用等にも利用できる固形物の提供。 【解決手段】セメント系及び又は石灰系と、水や生物
系溶液の混合物や被覆物を、炭酸ガスの雰囲気下等で高
圧養生したり炭酸水を含浸させること等で炭酸化させ
る。混合物の消石灰又は生石灰に霰石又は貝殻を原料
にしたものを使用し及び又は生物系溶液に貝肉系溶液を
使用する。十分に水和反応させて硬化させた後炭酸化
させる。水の蒸発を抑えて及び又は不足水を補給して
養生し、十分に水和反応させて硬化させた後炭酸化させ
る。表面に光沢を形成した後炭酸化させる。表層部
だけを炭酸化させる。固形物が着色されているか着色
した部分と非着色部分で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真珠核、指輪・
イヤリング・ネックレス・ブレスレット等の装身具や数
珠、建材、土木資材、水中生物育成等にも利用できる固
形物に関する。
【0002】
【従来の技術】真珠質には霰石(炭酸カルシウムの一
種)とコンキオリン(蛋白質の一種)及び水が含まれ、
真珠核にはドブ貝の殻を研磨した天然産のものが使用さ
れていたが、最近少なくなり高価になって、貝殻に代わ
る真珠核の開発が要望されていた。コンクリートを海藻
や貝類等の水中生物育成用に使用すると、アルカリが溶
出して生育に不適である。着色したインターロッキング
ブロック等の着色したコンクリートやモルタルは、雨水
等で2次白華が発生し表面が汚くなる。フライアッシュ
や焼却灰はその処置に困っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、真珠核と
して利用できるばかりか、装身具や数珠のみならず建材
や土木資材或いは水中生物育成等にも利用でき、フライ
アッシュや焼却灰の有効利用にもなる固形物を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明で生物系溶液と
は、蛋白質溶液及び又は澱粉質溶液をいう。蛋白質溶液
とは、貝肉系溶液(アコヤガイ等の貝肉の絞り汁や、貝
肉のエキス或いは貝肉のコラーゲン等)・水を加え熱溶
したゼラチン溶液・水を加え熱溶した膠溶液・コラーゲ
ン溶液・乳(動物の乳の他植物を傷めたとき出るアラビ
アゴム等の液や脱脂乳等の加工乳も含まれる。)・カゼ
イン溶液・卵白及び又は卵黄・豆乳またはその溶液等を
いう。澱粉質溶液とは、片栗粉・葛粉・サツマイモ澱粉
・馬鈴薯澱粉・米粉・麦粉・タピオカ粉・トウモロコシ
粉・ナタデココ粉等の澱粉質に水を加え熱溶した澱粉質
溶液・澱粉糖溶液・コンニャク溶液・セルロース溶液・
ニトロセルロース溶液・ビスコース溶液・絹フィブロイ
ン溶液・水を加え熱溶した寒天質溶液・熱溶したトコロ
テン溶液・水を加え熱溶したフノリ溶液等をいい、天然
の果汁も含まれる。混合物には着色料を加えてもよく、
着色料には、顔料・染料(イカや蛸の墨・ティル紫・コ
チニール等の動物性染料や、アイの葉・ムラサキの根・
ベニバナの花・クチナシの実等からとれる植物性染料が
含まれる。)・魚鱗箔・合成真珠箔・魚鱗箔系及びまた
は合成真珠箔系パールエッセンス等が使用される。混合
物を被覆する成形物には、金属・石・プラスチック・セ
ラミック・ガラス・モルタル・コンクリート・炭酸カル
シウム等を使用することができ、木等の型枠で成形した
り、遠心力成形したり、押し出し成形したり、プレス成
形したり、プレス脱水成形したり、バイブレーションプ
レス成形したり、転動法で球状に成形する等所望の形に
成形してよく、石灰石・硬質砂岩・霰石等の石をごろず
り等で球状に成形してもよい。また研磨・磨き・擦り・
艶だしは、固形物を籾と混ぜた攪拌、プラスチック微粒
子の吹きつけ、研磨粉圧力吹きつけ、研磨粉スラリーの
圧力吹きつけ、圧力水吹きつけ等で行うことができ、固
形物相互の摩擦・擦り・磨き等は、ドラム内に固形物或
いは更に水、又は消石灰と反応する溶液を一緒に入れて
回転させること等で行うことができる。オートクレーブ
養生とは高圧蒸気養生をいい、混合物の水分が炭酸化に
不足するとき利用できる。炭酸ガスの非臨界状態の高圧
養生とは略10気圧以上の非臨界高圧養生をいう。石灰
系水溶液とは、セメント・消石灰・生石灰等に水を加え
てできる水酸化カルシウム又はこれを主体とするセメン
ト廃水や石灰水等の未飽和又は飽和水溶液をいう。セメ
ントにはポルトランドセメント・白色ポルトランドセメ
ント・各種混合セメント等を使用でき、炭酸ガスには液
状炭酸ガスを使用することができる。
【0005】この発明の固形物は以下の通りである。 セメントと消石灰及び生石灰のうちの1又は2以上
に、水と石灰系水溶液及び生物系溶液のうちの1又は2
以上、或いは更に砂や砂利等の骨材・着色料・水滓・フ
ライアツシュ・珪砂・シリカフューム・繊維・減水剤等
を加えた混合物、又は該混合物の被覆層を成形物表面に
設けた被覆物に、炭酸ガス又は炭酸ガスを加えた空気の
雰囲気下で、炭酸ガスを非臨界状態や臨界状態又は超臨
界状態にしての高圧養生・オートクレーブ養生・低圧に
した後復圧する養生・又は低圧にした後高圧にする養生
を施すか、或いは低圧養生・加熱・乾燥等により含水率
を小さくした混合物又は被覆物を炭酸水に漬けたり圧力
変化を利用する等して炭酸水を含浸させて炭酸化させ、
或いは更に研磨・磨き・擦り・艶だしを行ったり、水、
又は消石灰と反応する溶液に作用させながら、拭き取り
や固形物相互の摩擦・擦り・磨き等を利用し、反応物や
溶出物を表面に付着させないようにしてできたことを特
徴とする。
【0006】上記記載の混合物又は被覆物の被覆層
を形成する混合物に使用される消石灰又は生石灰が、霰
石又は貝殻を原料にしてつくられたものであるか、及び
又は、生物系溶液が、貝肉系溶液であって、着色されて
いるか着色されていないことを特徴とする。 上記・記載の混合物又は被覆物の被覆層を形成す
る混合物にセメントが含まれており、十分に水和反応さ
せて硬化させた後炭酸化させたものであることを特徴と
する。 上記・記載の混合物又は被覆物の被覆層を形成す
る混合物にセメントが含まれており、水の蒸発を抑えて
及び又は不足水を補給して養生し、十分に水和反応させ
て硬化させた後炭酸化させたものであることを特徴とす
る。 上記・記載の混合物又は被覆物の被覆層を形成す
る混合物にセメントが含まれており、水の蒸発を抑えた
結露水滴下防止養生を施して表面に光沢を形成した後、
炭酸ガス又は炭酸ガスを加えた空気の雰囲気下で炭酸化
させたものであることを特徴とする。 水の蒸発を抑えて及び又は不足水を補給して養生して
十分に水和反応させるか、水の蒸発を抑えた結露水滴下
防止養生を施して表面に光沢を形成した、組成が緻密で
水や炭酸ガスを通し難い上記記載のセメント系混合物
に、炭酸ガス又は炭酸ガスを加えた空気の雰囲気下で、
炭酸ガスを非臨界状態や臨界状態又は超臨界状態にして
の高圧養生、又は低圧にした後復圧する養生を施し、高
圧状態の時間又は低圧にする時間をを短くすることで、
表層部だけ炭酸化させたこを特徴とする。 上記〜記載の固形物が、着色されているか、着色
した部分と非着色部分で構成されていることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】 セメントと消石灰及び生石灰のうちの1又は2以上
に、水と石灰系水溶液及び生物系溶液のうちの1又は2
以上、或いは更に砂や砂利等の骨材・着色料・水滓・フ
ライアツシュ・珪砂・シリカフューム・繊維・減水剤等
を加えた混合物を、球状又は板状等任意の形状に成形す
るか、球状に成形した成形物表面に上記混合物を転動法
等により付着させて混合物被覆層を設けたり、板状等任
意の形状の成形物表面に吹きつけ等により上記混合物被
覆層を設けた被覆物に、炭酸ガス又は炭酸ガスを加えた
空気の雰囲気下で、炭酸ガスを非臨界状態や臨界状態又
は超臨界状態にしての高圧養生・オートクレーブ養生・
真空吸引等により低圧にした後復圧する養生・又は真空
吸引等により低圧にした後高圧にする養生を施すか、或
いは低圧養生・加熱・乾燥等により含水率を小さくした
混合物又は被覆物を炭酸水に漬けたり圧力変化を利用す
る等して炭酸水を含浸させて炭酸化させ、或いは更に研
磨・磨き・擦り・艶だしを行ったり、水、又は消石灰と
反応する溶液に作用させながら、拭き取りや固形物相互
の摩擦・擦り・磨き等を利用し、反応物や溶出物を表面
に付着させないようにして固形物をつくった。
【0008】上記固形物で、炭酸ガスの超臨界状態の雰
囲気下で養生したもの等、炭酸化が十分行われて、水に
漬けても水酸化カルシウムが溶出しないものは、研磨・
磨き・擦り・艶だし等を行って、また、炭酸ガスの非臨
界状態の雰囲気下で高圧養生したものや、炭酸水を含浸
させたもので、炭酸化が十分でないものは、水、又は消
石灰と反応する溶液に作用させながら、拭き取りや固形
物相互の摩擦・擦り・磨き等を利用し、反応物や溶出物
を表面に付着させないようにすることで、水酸化カルシ
ウムが溶出しなくなり、真珠核・装身具・建材・土木資
材・水中生物育成用固形物等に利用できる。尚混合物又
は被覆物は、研磨・磨き・擦り・艶だし等を行ってから
炭酸化させてもよい。炭酸ガス又は炭酸ガスを加えた空
気による炭酸化は、混合物の空隙や炭酸化する混合物と
容器の容積により異なるが、炭酸ガスを加えた空気の場
合、炭酸ガスは少なくとも空気の5%以上好ましくは1
0%以上が望ましい。炭酸ガスは31.1℃・75.5
気圧で臨界点に達し、温度と圧力がそれ以上になると超
臨界状態となり、臨界状態・非臨界状態も含めて、所望
の形に成形した混合物や、成形物の混合物被覆層に炭酸
ガスが短時間かつ容易に侵入して炭酸化され、水酸化カ
ルシウムが溶出しなくなる。また水分の少なくなった石
灰系混合物や多量のゲルが生成して水分が少なくなった
セメント系混合物を高圧養生したり、高圧養生後極緩慢
に復圧すると表面に炭酸カルシウムが吹き出しにくい。
炭酸カルシウムの生成は固形物を低吸水性にし高強度化
させる。
【0009】上記記載の混合物又は被覆物の被覆層
を形成する混合物に使用される消石灰又は生石灰に、霰
石又は貝殻を原料にしてつくられたものを使用するか、
及び又は、生物系溶液に、貝肉系溶液を使用して、着色
されているか着色されていない固形物をつくった。上記
固形物で十分に炭酸化し艶だし等を行ったものは真珠核
や装飾品等に好適である。 上記・記載のセメントを含む混合物又は被覆物の
被覆層を形成する混合物を、十分に水和反応させて硬化
させた後炭酸化させて固形物をつくった。する。水和反
応によりゲルが十分に生成してから(水和反応が50%
以上好ましくは80%以上進んでから)炭酸化させるの
で、ゲルと炭酸カルシウムの生成で低吸水性高強度化
し、しかも2次白華の発生が極めて少なくなるか発生し
ない。 上記・記載のセメントを含む混合物又は被覆物の
被覆層を形成する混合物を、水の蒸発を抑えて及び又は
不足水を補給して養生(オートクレーブ養生を含む)
し、十分に水和反応させて硬化させた後炭酸化させて固
形物をつくった。上記固形物は、混合物を超音波スプレ
ーから出る微水滴で養生したり、表面に水や石灰水を溜
めて養生したり、水中や石灰水中で養生したり、水や湯
をかけながら養生したり、水や湯をかけながら蒸気養生
したり、水や湯の蒸発面を養生室内に設けて蒸気養生し
たりする等、水の蒸発を抑えて及び又は不足水を補給し
て養生し、水和反応によりゲルが十分に生成してから炭
酸化させるので、ゲルと炭酸カルシウムの生成で低吸水
性高強化化する。
【0010】上記・記載のセメントを含む混合物
又は被覆物の被覆層を形成する混合物を、水の蒸発を抑
えた結露水滴下防止養生(オートクレーブ養生を含む)
を施して表面に光沢を形成した後、炭酸ガス又は炭酸ガ
スを加えた空気の雰囲気下で、非臨界高圧状態・超臨界
状態 ・又はは臨界状態で炭酸化させて固形物をつくっ
た。水の蒸発を抑えた結露水滴下防止養生は、養生室の
内側に外気温を遮断する厚さの断熱材層を設けたり天井
に発熱層を設け、水や湯の蒸発面を養生室内に設けその
発生蒸気で蒸気養生すること等で行うことができ、養生
室が密閉室であると湿度95%以上の養生が可能であ
り、結露水が滴下しないので固形物が汚損されず、低吸
水性高強度で、その後の炭酸化で2次白華が抑制され、
更に低吸水性高強度化する。断熱材層の表面に撥水材層
を設けてもよい。 水の蒸発を抑えて及び又は不足水を補給して養生して
十分に水和反応させるか、水の蒸発を抑えた結露水滴下
防止養生を施して表面に光沢を形成した、組成が緻密で
水や炭酸ガスを通し難い上記記載のセメント系混合物
に、炭酸ガス又は炭酸ガスを加えた空気の雰囲気下で、
炭酸ガスを非臨界状態や臨界状態又は超臨界状態にして
の高圧養生、又は低圧にした後復圧する養生を施し、高
圧状態の時間又は低圧にする時間をを短くすることで、
表層部だけ炭酸化させた固形物をつくった。上記固形物
は鉄筋コンクリート等の配筋された混合物の炭酸化に有
効であり、内部は炭酸化されていないので鉄筋等の腐食
を防止することができる。所望厚さ炭酸化する高圧状態
の時間又は低圧にする時間は実験値で定めることが好ま
しい。 着色されているか、着色した部分と非着色部分で構成
されている上記〜記載の固形物をつくった。固形物
は2次白華の発生が極めて少ないか発生しないので、着
色したインターロッキングブロック・着色したスレート
や厚型スレート・着色した繊維入り壁材等に利用され、
全部を着色したものであってもよく、表面層等1部を着
色したものであってもよい。
【0011】
【実施例】 …消石灰・生石灰・セメントのうちの1又は2以上5
00部に、卵白及び又又は卵黄60部に水300部を加
えてミキシングした卵系溶液340部・牡蠣又はアコヤ
ガイの貝肉に水400部を加えてミキシングし、これを
布で漉した貝肉エキス溶液340部・低脂肪牛乳340
部・ゼラチン含有量5/70の加熱水溶液340部・豆
乳380部の異なる蛋白質溶液を混合して混合物をつく
り板状等の任意の形状に成形したり、コンクリート板等
所望形状の成形物に吹きつけ等により上記混合物被覆層
を設ける一方、転動法(円筒型の側壁部と底部の回転板
からなる造球機を使用し、回転板上に消石灰・生石灰・
セメントのうちの1又は2以上の粉体を供給して回転板
を回転させ、水・石灰系水溶液・生物系溶液のうちの1
又は2以上を噴霧しながら造球して生物系溶液等の液滴
に粉体を付着或いは付着含浸させ、これを転動させなが
ら更に生物系溶液等の液体とセメント等の粉体を付着或
いは付着含浸させ多積層して混合物の球を形成する。ガ
ラス・セラミック・炭酸カルシウム・モルタル・プラス
チック・金属等の粒子や球状成形物を核にしてその外側
に生物系溶液と粉体を付着或いは付着含浸させて多積層
させてもよい。)により直径1cm程度の球をつくり、
炭酸ガスの超臨界状態の雰囲気下等高圧で養生したり炭
酸水を含浸させる等して炭酸化させ、研磨・磨き・擦り
・艶だし等を行い固形物を得た。尚、非臨界状態の高圧
養生や炭酸水含浸等で炭酸化が十分でないときは、水、
又は消石灰と反応する溶液に作用させながら、拭き取り
や固形物相互の摩擦・擦り・磨き等を利用し、反応物や
溶出物を表面に付着させないようにして固形物をつくっ
た。混合物は着色料を加えたものでもよい。炭酸ガス又
は炭酸ガスを加えた空気の雰囲気下における超臨界状態
での高圧養生等による炭酸化は、未固化又は未硬化状態
で行ってもよく、セメント系混合物の水和反応を十分に
行わせて多量のゲルを生成したり、マイティ150等の
減水剤を加えたセメント系混合物に水の蒸発を抑えた結
露水滴下防止養生を施して光沢を出したり、石灰系混合
物を空気中の炭酸ガスと反応させて固化させてから行っ
てもよい。容器内で極緩慢に水を蒸発させる空気中養生
は微細な炭酸カルシウムを生成する。
【0012】…非臨界状態の高圧養生を施した上記
記載の球状固形物を、濃度0.5%の塩水(消石灰と反
応するものであれば溶液の種類を問わない。)または水
の存在下で溶出物や反応物が球状固形物表面に付着しな
いように、パン型ミキサー、回転ドラム、或いは回転板
等で、転動させながら擦り合わせることを24時間行っ
たものは表面に光沢が生じ、48時間水に漬けても光沢
が消えなかった。また、球状固形物だけでなく、他のセ
ラミックス等のボールと混ぜて転動させても、同様な結
果を得た。固形物が表面光沢を形成した板の場合は、水
または塩水等の溶出物と反応する物質の水溶液の存在下
で、板表面を回転ブラシや回転モップ等により擦ったり
拭くことを24時間行った。これも48時間水に漬けて
光沢が消えなかった。水や塩水が溶出物や反応物で汚れ
たら取り替えて作業することが好ましい。任意の形状の
固形物には微小プラスチック粒子の吹きつけ等で表面に
光沢を出すことができる。
【0013】…表層が着色されたインターロッキング
ブロック・表層又は全体が着色された空洞ブロック・表
層又は全体が着色されたスレート・表層又は全体が着色
された厚型スレート・表層又は全体が着色された繊維入
り壁材等のセメント系固形物(硬化物)に、炭酸ガス又
は炭酸ガスを加えた空気の雰囲気下で、炭酸ガスを非臨
界状態や臨界状態又は超臨界状態にしての高圧養生・オ
ートクレーブ養生・低圧にした後復圧する養生・又は低
圧にした後高圧にする養生を施して、2次白華抑制を行
った。上記固形物には市販の固形物を使用することがで
きる。 …フライアッシュ又は焼却灰200部にポルトランド
セメント100部を加え、適量の水又は飽和石灰水と混
練して成形し、水の蒸発を抑えて及び又は不足水を補給
して養生し、水和反応によりゲルが十分に生成してか
ら、炭酸ガス又は炭酸ガスを加えた空気の雰囲気下で、
炭酸ガスを非臨界状態や臨界状態又は超臨界状態にして
の高圧養生・オートクレーブ養生・低圧にした後復圧す
る養生・又は低圧にした後高圧にする養生を施して炭酸
化させた。ゲルと炭酸カルシウムの生成で、フライアッ
シュ又は焼却灰の配合量が大であるに係わらず高強度を
得ることができ、セメントに対するフライアッシュ及び
又は焼却灰の量が少ないと低吸水性又は難吸水性化す
る。実用的には、セメント1重量部に対しフライアッシ
ュ及び又は焼却灰0.5〜3重量部の配合が望ましい。 水の蒸発を抑えて及び又は不足水を補給して養生し、
十分に水和反応させた組成が緻密で水や炭酸ガスを通し
難い配筋したセメント系混合物(鉄筋コンクリート)に
炭酸ガス又は炭酸ガスを加えた空気の雰囲気下で、炭酸
ガスを超臨界状態にしての高圧養生を施し、高圧状態の
時間を短くすることで所望厚さの表層部だけ炭酸化させ
た固形物を得た。
【0014】
【発明の効果】この発明の固形物は、炭酸化が深部にま
で及ぶので2次白華の発生が極めて少ないか発生せず、
高強度化や低吸水性化或いは難吸水性化するので、建材
や土木資材等に利用でき、フライアッシュや産業廃棄物
或いは生活ゴミの焼却灰の有効利用にもなる。生物系溶
液を使用してつくり磨いたり艶だししたものは深みのあ
る光沢を生じて、真珠核・装身具・数珠・各種造形物・
水中生物育成用等にも利用することができ、マニキュア
やパール・エッセンス等を塗ると、好みの装身具や建材
として利用できる。また、真珠貝の外套膜小片と固形物
を一緒に真珠貝の生殖腺の中に移植して有核真珠を養殖
することができる他、カラスガイ・マベ・エゾアワビ・
アコヤガイ等の真珠貝・牡蠣等の外套膜と貝殻との間に
固形物を挿入して、半形真珠や半形真珠様装身具を作る
こともできる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントと消石灰及び生石灰のうちの1
    又は2以上に、水と石灰系水溶液及び生物系溶液のうち
    の1又は2以上、或いは更に砂や砂利等の骨材・着色料
    ・水滓・フライアツシュ・珪砂・シリカフューム・繊維
    ・減水剤等を加えた混合物、又は該混合物の被覆層を成
    形物表面に設けた被覆物に、炭酸ガス又は炭酸ガスを加
    えた空気の雰囲気下で、炭酸ガスを非臨界状態や臨界状
    態又は超臨界状態にしての高圧養生・オートクレーブ養
    生・低圧にした後復圧する養生・又は低圧にした後高圧
    にする養生を施すか、或いは低圧養生・加熱・乾燥等に
    より含水率を小さくした混合物又は被覆物を炭酸水に漬
    けたり圧力変化を利用する等して炭酸水を含浸させて炭
    酸化させ、或いは更に研磨・磨き・擦り・艶だしを行っ
    たり、水、又は消石灰と反応する溶液に作用させなが
    ら、拭き取りや固形物相互の摩擦・擦り・磨き等を利用
    し、反応物や溶出物を表面に付着させないようにしてで
    きたことを特徴とする固形物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の混合物又は被覆物の被覆
    層を形成する混合物に使用される消石灰又は生石灰が、
    霰石又は貝殻を原料にしてつくられたものであるか、及
    び又は、生物系溶液が、貝肉系溶液であって、着色され
    ているか着色されていないことを特徴とする固形物。
  3. 【請求項3】 請求項1・2記載の混合物又は被覆物の
    被覆層を形成する混合物にセメントが含まれており、十
    分に水和反応させて硬化させた後炭酸化させたものであ
    ることを特徴とする固形物。
  4. 【請求項4】 請求項1・2記載の混合物又は被覆物の
    被覆層を形成する混合物にセメントが含まれており、水
    の蒸発を抑えて及び又は不足水を補給して養生し、十分
    に水和反応させて硬化させた後炭酸化させたものである
    ことを特徴とする固形物。
  5. 【請求項5】 請求項1・2記載の混合物又は被覆物の
    被覆層を形成する混合物にセメントが含まれており、水
    の蒸発を抑えた結露水滴下防止養生を施して表面に光沢
    を形成した後、炭酸ガス又は炭酸ガスを加えた空気の雰
    囲気下で炭酸化させたものであることを特徴とする固形
    物。
  6. 【請求項6】 水の蒸発を抑えて及び又は不足水を補給
    して養生して十分に水和反応させるか、水の蒸発を抑え
    た結露水滴下防止養生を施して表面に光沢を形成した、
    組成が緻密で水や炭酸ガスを通し難い請求項1記載のセ
    メント系混合物に、炭酸ガス又は炭酸ガスを加えた空気
    の雰囲気下で、炭酸ガスを非臨界状態や臨界状態又は超
    臨界状態にしての高圧養生、又は低圧にした後復圧する
    養生を施し、高圧状態の時間又は低圧にする時間をを短
    くすることで、表層部だけ炭酸化させたこを特徴とする
    固形物。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6記載の固形物が、着色され
    ているか、着色した部分と非着色部分で構成されている
    ことを特徴とする固形物。
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