JPH10329797A - 着陸装置 - Google Patents
着陸装置Info
- Publication number
- JPH10329797A JPH10329797A JP36433197A JP36433197A JPH10329797A JP H10329797 A JPH10329797 A JP H10329797A JP 36433197 A JP36433197 A JP 36433197A JP 36433197 A JP36433197 A JP 36433197A JP H10329797 A JPH10329797 A JP H10329797A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airplane
- speed
- runway
- conveyor
- landing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 飛行機の着陸距離を短縮くして短い滑走路の
飛行場を実現する。 【解決手段】 滑走路面20に飛行機30を搬送するに
足る大きさのコンベアー1を設置して、このコンベアー
上に着陸した飛行機を滑走方向とは逆方向に搬送して、
飛行機の対地速度を減少させて滑走距離を短縮する。
飛行場を実現する。 【解決手段】 滑走路面20に飛行機30を搬送するに
足る大きさのコンベアー1を設置して、このコンベアー
上に着陸した飛行機を滑走方向とは逆方向に搬送して、
飛行機の対地速度を減少させて滑走距離を短縮する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飛行機を安全に、短距離
で着陸させる事の出来る着陸装置に関する。
で着陸させる事の出来る着陸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在主流である大型ジェット機の着地の
際の運動速度は非常に大きなため、安全に停止する迄に
は、3500〜4000メトールの長大な滑走路が必要
であった。このため、飛行場を作るには、土地確保のた
めに多大な費用と時間が必要であった。
際の運動速度は非常に大きなため、安全に停止する迄に
は、3500〜4000メトールの長大な滑走路が必要
であった。このため、飛行場を作るには、土地確保のた
めに多大な費用と時間が必要であった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、飛行機が
滑走路に着陸してから停止する間に走行する距離を短く
する事により、飛行機を短距離で安全に着陸させ、長大
な滑走路を必要としない飛行場を実現するものである。
滑走路に着陸してから停止する間に走行する距離を短く
する事により、飛行機を短距離で安全に着陸させ、長大
な滑走路を必要としない飛行場を実現するものである。
【0004】
【課題を解決する手段】滑走路面が飛行機の滑走方向と
は反対の方向に走行する様な逆走滑走路面を実現出来れ
ば、この逆走滑走路面上に飛行機を着陸させた後、逆走
速度を飛行機の着陸速度に比例しコントロールを行え
ば、飛行機の走行速度が大きくても、対地速度を小さく
する事が可能になる。
は反対の方向に走行する様な逆走滑走路面を実現出来れ
ば、この逆走滑走路面上に飛行機を着陸させた後、逆走
速度を飛行機の着陸速度に比例しコントロールを行え
ば、飛行機の走行速度が大きくても、対地速度を小さく
する事が可能になる。
【0005】この様な逆走滑走路面を実現する手段とし
て、飛行機を搬送するに足る大きなコンベアーを、滑走
路面と平行に、且つコンベアー面が滑走路面と面一にな
る様に設置する。
て、飛行機を搬送するに足る大きなコンベアーを、滑走
路面と平行に、且つコンベアー面が滑走路面と面一にな
る様に設置する。
【0006】
【作用】この様な特徴を有する逆走滑走路面に着陸した
飛行機を、着陸速度に応じて逆搬送すれば、飛行機自身
の着陸速度が大きくても、この逆搬送の速度と相殺され
て、地面に対する速度が小さくなるので、結果的には短
い滑走距離で停止させる事が可能となるのである。もち
ろん安全に着陸させるためには、飛行機の速度が急激に
変化しない様に、徐々に逆搬送速度を変化させて停止に
至らしめる必要がある。
飛行機を、着陸速度に応じて逆搬送すれば、飛行機自身
の着陸速度が大きくても、この逆搬送の速度と相殺され
て、地面に対する速度が小さくなるので、結果的には短
い滑走距離で停止させる事が可能となるのである。もち
ろん安全に着陸させるためには、飛行機の速度が急激に
変化しない様に、徐々に逆搬送速度を変化させて停止に
至らしめる必要がある。
【0007】
【実施例】この様に、着陸方向とは逆に走行する滑走面
を実現するには、ローラーコンベアーで実施する方法
と、ベルトコンベアーで実施する方法が考えられる。以
下、逆滑走面をローラーコンベアーで実施する例に付い
て、図を使って説明する。
を実現するには、ローラーコンベアーで実施する方法
と、ベルトコンベアーで実施する方法が考えられる。以
下、逆滑走面をローラーコンベアーで実施する例に付い
て、図を使って説明する。
【0008】図1に示す様に、本発明は地上固定滑走路
20の途中部分に、地上固定滑走路20と平行し、且
つ、ローラーコンベアーのローラー面が滑走路面と同一
面である様に設置される。
20の途中部分に、地上固定滑走路20と平行し、且
つ、ローラーコンベアーのローラー面が滑走路面と同一
面である様に設置される。
【0009】図2に示す様に、ローラーコンベアーのロ
ーラー1は、飛行機30の着陸進入方向と反対方向にこ
の飛行機30を搬送するように駆動力伝達チェーン3を
介して原動機2の回転力で回転させられる。この回転方
向とは、飛行機30の離着陸タイヤ31の回転方向の反
対回転である。
ーラー1は、飛行機30の着陸進入方向と反対方向にこ
の飛行機30を搬送するように駆動力伝達チェーン3を
介して原動機2の回転力で回転させられる。この回転方
向とは、飛行機30の離着陸タイヤ31の回転方向の反
対回転である。
【0010】図3に示す様に、飛行機30が着陸した瞬
間に於いては、従来の地上固定滑走路20に着地する。
そして若干距離滑走した後、本発明のローラー1の上に
進入する。
間に於いては、従来の地上固定滑走路20に着地する。
そして若干距離滑走した後、本発明のローラー1の上に
進入する。
【0011】図4に示す様に、飛行機30がコンベアー
上に進入した瞬間に於いては、この飛行機30に急激な
速度変化を与える事が無い様に、ローラ1の回転数は零
であるか、または零に近い小さな回転数に保っておき、
飛行機30がローラーコンベアー上を安定的に若干距離
走行してから、徐々に大きな回転数に変化させる。
上に進入した瞬間に於いては、この飛行機30に急激な
速度変化を与える事が無い様に、ローラ1の回転数は零
であるか、または零に近い小さな回転数に保っておき、
飛行機30がローラーコンベアー上を安定的に若干距離
走行してから、徐々に大きな回転数に変化させる。
【0012】ところで、本発明に於ける飛行機30の対
地速度は、飛行機30の対コンベアー速度とコンベアー
の搬送速度の比率によって決まるので、この比率をうま
くコントロールして、飛行機30の対地速度がスムーズ
に減少する様にする必要がある。この様にして、コンベ
アーの逆搬送速度をコントロールして徐々に飛行機30
を停止させる際、コンベアーの逆搬送速度が増加してい
る間にも、飛行機30自身の運動量もエンジンの逆噴射
で減少するので飛行機30の対地速度がマイナスになら
ない様にする必要がある。つまり、飛行機30の速度よ
りも、コンベアーの逆搬送速度が大きくならない様にし
て、飛行機30が後退する事無く停止に至らしめる必要
がある。
地速度は、飛行機30の対コンベアー速度とコンベアー
の搬送速度の比率によって決まるので、この比率をうま
くコントロールして、飛行機30の対地速度がスムーズ
に減少する様にする必要がある。この様にして、コンベ
アーの逆搬送速度をコントロールして徐々に飛行機30
を停止させる際、コンベアーの逆搬送速度が増加してい
る間にも、飛行機30自身の運動量もエンジンの逆噴射
で減少するので飛行機30の対地速度がマイナスになら
ない様にする必要がある。つまり、飛行機30の速度よ
りも、コンベアーの逆搬送速度が大きくならない様にし
て、飛行機30が後退する事無く停止に至らしめる必要
がある。
【0013】図5は飛行機30が停止した図であるが、
停止直前の段階では、飛行機30自身の運動量も零に近
づくので、コンベアーの逆搬送速度もこれに応じて小さ
くする。そして遂には停止に至るのである。
停止直前の段階では、飛行機30自身の運動量も零に近
づくので、コンベアーの逆搬送速度もこれに応じて小さ
くする。そして遂には停止に至るのである。
【0014】また、本発明を従来滑走路の安全設備とし
て使用する事が考えられるが、この場合には、従来滑走
路の終端部分に設置し、飛行機がオーバーランして本発
明に到達した際には、上記説明したと同様な経過で飛行
機を本発明上で停止させる事が出来るので、オーバーラ
ンによる事故を防止する事が出来るのである。
て使用する事が考えられるが、この場合には、従来滑走
路の終端部分に設置し、飛行機がオーバーランして本発
明に到達した際には、上記説明したと同様な経過で飛行
機を本発明上で停止させる事が出来るので、オーバーラ
ンによる事故を防止する事が出来るのである。
【図1】 本発明が滑走路に設置されている図
【図2】 本発明が滑走路に設置されている滑走路
断面図
断面図
【図3】 飛行機が滑走路に着地した図
【図4】 飛行機がコンベアーのローラー上に進入
した直後の図
した直後の図
【図5】 飛行機がコンベアーのローラー上で停止
した図
した図
【図6】 本発明が滑走方向に移動可能である事を
示した図
示した図
1 ローラーコンベアーのローラー 2 原動機 3 回転力伝達チェーン 10 移動用レール 11 移動架台 20 固定滑走路 30 飛行機 31 離着陸用タイヤ
Claims (2)
- 【請求項1】 搬送方向が飛行機の着陸方向と反対方
向である飛行機搬送用のローラーコンベアー又はベルト
コンベアーを滑走路に設置し、このコンベアー上に着陸
した飛行機の速度に比例させて搬送速度を制御して、飛
行機を滑走方向とは逆方向に搬送して、短距離で停止さ
せる着陸装置。 - 【請求項2】 本発明全体が、飛行機を乗せたまま走
行可能な請求項1記載の着陸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36433197A JPH10329797A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 着陸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36433197A JPH10329797A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 着陸装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10329797A true JPH10329797A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=18481558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36433197A Pending JPH10329797A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 着陸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10329797A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103253380A (zh) * | 2012-02-15 | 2013-08-21 | 张建卿 | 航母飞机升降助缓器 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP36433197A patent/JPH10329797A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103253380A (zh) * | 2012-02-15 | 2013-08-21 | 张建卿 | 航母飞机升降助缓器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051025 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060815 |