JPH10329460A - 光カードおよび光カードリーダライタ - Google Patents

光カードおよび光カードリーダライタ

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JPH10329460A
JPH10329460A JP13866697A JP13866697A JPH10329460A JP H10329460 A JPH10329460 A JP H10329460A JP 13866697 A JP13866697 A JP 13866697A JP 13866697 A JP13866697 A JP 13866697A JP H10329460 A JPH10329460 A JP H10329460A
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recording
image
optical card
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recording area
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Application number
JP13866697A
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English (en)
Inventor
Kouichi Yamazaki
綱市 山崎
Yasuyuki Kimura
康行 木村
Kazuo Noda
和男 野田
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Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専用の機器を必要とせずに文字や図形、写真画
像等の可視情報を記録できる光カードおよび光カードリ
ーダライタを提供する。 【解決手段】光カード(1)に画像記録領域(3)を設
け、レーザ光の照射により形成できる記録ピットで、反
射率の違いにより可視化された画像を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光カードおよび
光カードリーダライタに関し、特に、文字や図形、写真
画像等を可視化して記録することができる光カードおよ
び光カードリーダライタに関する。
【0002】
【従来技術】一般に、光カードは所定の大きさのプラス
チックカードから構成され、レーザ光の照射によりその
記録領域に記録再生を行うことができる構造を持つカー
ドであり、磁気ストライプを配した磁気カードと比較し
てデータの記憶容量が大きく、ICを搭載したICカー
ドと比較して低コストであるという特徴がある。
【0003】光カードの記録領域には、情報を記録する
部分であるデータ記録トラックと記録再生用レーザ光の
照射位置を安定させるトラッキング制御に必要なガイド
トラックが交互に配置されており、このガイドトラック
は一定の間隔で設置されている。
【0004】データ記録トラックとガイドトラックとで
は、反射率が異なり、両者の反射率を比較すると、デー
タ記録トラックの部分は反射率が高く、ガイドトラック
の部分は反射率が低い。
【0005】また、情報記録時にレーザ光の照射により
データ記録トラック内に形成される記録ピットは、デー
タ記録トラックよりも低反射率となり、この記録ピット
の有無がディジタル符号の0および1に各々対応する。
【0006】情報再生時にはデータ記録トラックにレー
ザ光を照射して、その反射光から記録ピットの有無を検
出して、その検出結果から情報を再生する。
【0007】ここで、前記データ記録トラックの反射率
を低く、ガイドトラックの部分の反射率を高くしてもよ
いことはもちろんである。
【0008】ところで、磁気カード等においてはカード
発行の際に、発行者名や使用者名、使用者の個人情報等
を印刷や射出による刻印等で記録し、必要に応じて使用
者の写真を貼付したりする。これらの写真の貼付や刻印
はカード上の磁気ストライプを配していない位置に施さ
れ、印刷は磁気ストライプを配した位置を含むカード全
面に施すことが可能である。
【0009】これに対して、光カードは上述のように記
録領域にレーザ光を照射して、その反射光から記録ピッ
トの有無を検知してデータを再生するため、記録領域上
へは通常の印刷を施すことが困難であるとともに、磁気
カード上の磁気ストライプと比較して記録領域は大きな
面積を占めているため、射出による文字の刻印を行うこ
とも困難であるため、光カードでは、記録領域外やカー
ド裏面(記録領域を配した面を表面とした場合)に印刷
や写真の貼付を施している。
【0010】このように、限られた領域に情報を記録す
るための技術として、特開平6−176219号や特開
昭61−188672号等が提案されているが、これら
の技術はいずれも光カードの記録領域上の一部にレーザ
光の照射または印刷によりバーコードを付してカード属
性の識別を行うものであり、バーコードはユーザが目視
して解読することができないため、ユーザに対する可視
情報を提供するには至らない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、光カードを
発行する際に、光カードの記録領域外に印刷や写真の貼
付を施して発行者名や使用者名、使用者の個人情報等を
表示する場合には、印刷や写真貼付のために、光カード
リーダライタとは別に専用の機器が必要であり、光カー
ドの利点の一つである低コストの実現が困難になる。
【0012】また、印刷や写真貼付を施した光カードは
比較的偽造や変造が容易であり、光カードの利用形態の
拡大を阻害する要因ともなりうる。
【0013】そこで、この発明は、専用の機器を必要と
せずに文字や図形、写真画像等の可視情報を記録できる
光カードおよび光カードリーダライタを提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明では、ガイドトラックが形成され
た記録領域にレーザ光を照射することにより記録データ
に対応する記録ピットを形成し、該記録ピットの有無を
レーザ光の反射光から検出して前記記録データを再生す
る光カードにおいて、前記レーザ光の照射により記録ピ
ットを形成することが可能な画像記録領域を設け、該画
像記録領域に所望の画像データに対応して前記レーザ光
を照射することにより該画像データに対応する複数の記
録ピットを形成し、該複数の記録ピットにより前記画像
記録領域に可視画像を形成したことを特徴とする。
【0015】また、請求項2の発明では、請求項1の発
明において、前記画像記録領域が、前記記録領域の一部
に設けられることを特徴とする。
【0016】また、請求項3の発明では、請求項1の発
明において、前記画像記録領域が、前記記録領域が形成
される面の裏面を含む該記録領域とは別の位置に設けら
れることを特徴とする。
【0017】また、請求項4の発明では、請求項1の発
明において、前記画像記録領域に形成される複数の記録
ピットが、前記画像データの階調データに対応した密度
で分散形成され、階調情報を含む可視画像を形成するこ
とを特徴とする。
【0018】また、請求項5の発明では、請求項1の発
明において、前記画像記録領域が、ガイドトラックを有
し、該ガイドトラックは、所定長のガイドトラック片の
並びから形成されることを特徴とする。
【0019】さらに、請求項6の発明では、請求項1の
発明において、前記可視画像が、文字、図形、写真画像
の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0020】また、請求項7の発明では、ガイドトラッ
クを配設した記録領域を具備する光カードにレーザ光を
照射することにより記録ピットを形成してデータを記録
し、レーザ光の反射光から前記記録ピットの有無を検出
してデータを再生する光カードリーダライタにおいて、
前記光カードに設けられた画像記録領域に所望の画像デ
ータに対応して前記レーザ光を照射することにより該画
像データに対応する複数の記録ピットを形成し、該複数
の記録ピットにより可視画像を形成する可視画像記録手
段を具備することを特徴とする。
【0021】また、請求項8の発明では、請求項7の発
明において、前記可視画像記録手段が、前記画像データ
に対応して前記画像記録領域の前記レーザ光の照射位置
を制御するレーザ照射位置制御手段を具備することを特
徴とする。
【0022】また、請求項9の発明では、請求項8の発
明において、前記レーザ照射位置制御手段は、前記画像
データの階調データに対応した密度で前記記録ピットが
分散形成されるように前記レーザ光の照射位置を制御す
ることを特徴とする。
【0023】さらに、請求項10の発明では、請求項7
の発明において、前記画像データが、文字、図形、写真
画像の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる光カード
および光カードリーダライタの一実施例を添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0025】図1は、この発明に係わる光カードの一実
施例を示したものである。
【0026】図1において、光カード1の表面には情報
を記録する記録領域2と画像情報を可視化して記録する
画像記録領域3を配設する。
【0027】また、記録領域2と画像記録領域3は同一
の構成をしており、同図中の拡大図に示すように記録ピ
ット4を形成してデータを記録するデータ記録トラック
5とガイドトラック6が交互に配置されている。
【0028】ガイドトラック6は、データ記録トラック
5と比較して低反射率の部分が帯状に形成されたもので
あり、データ記録トラック5にレーザ光を照射して記録
ピット4を形成する際や、レーザ光を照射してその反射
光から記録ピット4の有無を検出する際のレーザ光の照
射位置を制御するトラッキング制御のために形成されて
いる。
【0029】また、例えば前記ガイドトラック6の部分
は、前記データ記録トラック5と比較して高反射率にし
てもよい。
【0030】トラッキング制御においては、トラッキン
グ制御用のレーザ光をガイドトラック6に照射してその
反射光から記録ピット4の形成または検出を行うための
レーザ光の照射位置が正しいか否かを監視し、制御す
る。
【0031】もちろん、トラッキングエラーの検出方式
については、公知のプッシュプル法、3ビーム法等を適
用することが可能である。
【0032】また、記録ピット4は、寸法が数μm程度
のデータ記録トラック5よりも低反射率の部分であり、
レーザ光の照射により形成される。
【0033】さて、記録領域2と画像記録領域3は同様
にデータ記録トラック5とガイドトラック6で構成さ
れ、データ記録トラック5には記録ピット4が形成され
るが、両者における記録ピット4の作用は異なる。
【0034】記録領域2においては、記録するデータに
所定の変調を施してそのデータを記録ピット4の有無の
配列としてデータ記録トラック5上に記録し、記録ピッ
ト4の有無を検出してそれを復調することで記録したデ
ータを再生することができる。したがって、記録領域2
は、符号としての記録ピット4が配列されているだけ
で、かつ、記録ピット4は数μm程度のものであるの
で、ユーザが目視してもユーザは情報を得ることはな
い。
【0035】一方、画像記録領域3においては、記録ピ
ット4とデータ記録トラック5の反射率の違いを利用し
て、ユーザが目視することにより情報を得ることができ
る2値の画像を記録ピット4の配列により形成する。
【0036】この場合には、ディザ法や組織的ディザ法
等で階調処理された画像データを記録ピット4の有無と
してデータ記録トラック5上に記録するが、この画像記
録領域3に形成された記録ピット4は、記録領域2にお
ける再生処理と同様の処理を行ってもデータとしての意
味は持たない。
【0037】また、レーザ光の照射による記録ピット4
の形成は物理的に不可逆な現象であるため、画像記録領
域3に形成された画像は、書き換えることはできない。
【0038】図2は、この発明に係わる光カードリーダ
ライタの構成を示すブロック図である。
【0039】図2において、光カードリーダライタ10
0は、光ヘッド10を用いて、X方向から挿入された光
カード1に対してデータの記録および再生を行うもの
で、光カード1を光カードリーダライタ100に取り込
みまた排出するカード取込排出モータ11、光カード1
に対するデータの記録および再生のために光カード1を
X方向に往復動させるX方向駆動モータ12、光カード
1のデータ記録トラック5の選択のために光ヘッド10
をY方向に移動させるY方向駆動モータ13、カード取
込排出モータ11を駆動制御するカード取込排出駆動回
路16、X方向駆動モータ12を駆動制御するX方向駆
動回路15、Y方向駆動モータを駆動制御するY方向駆
動回路14、データの記録時および再生時に各動作モー
ドに合わせたレーザ出力を制御するレーザ駆動制御回路
17、光カード1に記録するデータを記録ピット4の有
無に変換する変調回路18、光ヘッド10から読み出し
た記録ピットの反射光をディジタル信号に変換するA/
D変換部19、A/D変換部19によってディジタル化
された記録ピット4の有無に対応する信号を復調して記
録時のデータに変換する復調回路20、各回路を制御し
て装置全体を機能させるCPU21、CPU21を機能
させるための制御プログラムを格納したROM22、光
カード1への書き込みデータおよび読み取りデータを格
納するバッファRAM23、バッファRAM23のアド
レス指定を行うインタリーブ回路24、光カードリーダ
ライタ100と外部装置200の間の通信を制御するI
/Oコントローラ25を具備して構成される。
【0040】ここで、この光カードリーダライタ100
で光カード1の情報記録領域2にデータを記録する場合
の各部の動作を説明する。
【0041】光カードリーダライタ100に光カード1
が挿入されると、CPU21はカード取込排出駆動回路
14を制御してカード取込排出モータ11を正転し、こ
の挿入された光カード1を取り込む。
【0042】次に、CPU21はY方向駆動回路14を
介してY方向駆動モータ13を駆動させ光ヘッド10を
Y方向に移動させるとともに、X方向駆動回路15を介
してX方向駆動モータ12を駆動させ光カード1をX方
向に往復動させ、所定の位置に記録されているデータの
再生を行う(再生動作については後述する)。
【0043】この所定の位置には、カードの属性(フォ
ーマット等)や今回以前に記録されているデータの記録
位置等のデータが記録されており、このデータに基づい
てCPU21は新たにデータを記録する位置を決定す
る。
【0044】一方、CPU21には外部装置200から
I/Oコントローラ25を介して記録するデータが転送
され、CPU21はこれをバッファRAM23に格納す
る。バッファRAM23に格納されたデータはインター
リーブ回路24により、並び替えが行われ、これにより
バーストエラーを回避する。
【0045】次に、バッファRAM23に格納されたデ
ータは順次読み出され、変調回路18で変調、例えばM
FM−RZ変調方式による変調が施される。同時に、C
PU21は、Y方向駆動回路14とX方向駆動回路1
5、レーザ駆動制御回路17を動作させ、Y方向駆動回
路14とX方向駆動回路15によりY方向駆動モータ1
3、X方向駆動モータ12が駆動して、光ヘッド10が
光カード1上の所望のデータ記録トラック5を走査する
ようにする。
【0046】光ヘッド10が所望の記録トラック5を走
査している状態で、レーザ駆動制御回路17は、変調回
路18の出力に基づきレーザ出力を制御して記録ピット
4を形成する。
【0047】このようにして、データを全て記録すると
CPU21はカード取込排出駆動回路16を介してカー
ド取込排出モータ11を逆転させ、光カード1をこの光
カードリーダ100から排出する。
【0048】次に、この光カードリーダライタ100で
光カード1の情報記録領域2に記録されたデータを再生
する場合の各部の動作を説明する。
【0049】光カードリーダライタ100に光カード1
が挿入されると、CPU21はカード取込排出駆動回路
16を制御してカード取込排出モータ11を正転し、こ
の挿入された光カード1を取り込む。
【0050】次に、CPU21はY方向駆動回路14を
介してY方向駆動モータ13を駆動させ光ヘッド10を
Y方向に移動させるとともに、X方向駆動回路15を介
してX方向駆動モータ12を駆動させ光カード1をX方
向に往復動させ、光ヘッド10が光カード1上の所望の
データ記録トラック5を走査するようにする。
【0051】このとき、CPU21はレーザ駆動制御回
路17を動作させ、所定の出力のレーザを光ヘッド10
からデータ記録トラック5上に照射する。このデータ記
録トラック5上に照射するレーザの出力は記録ピット4
を形成する場合と比較して小さく、このレーザの照射に
より記録トラック5上に記録ピット4が形成されること
はない。
【0052】次に、光ヘッド10はデータ記録トラック
5上に照射したレーザ光の反射光を検出してアナログ電
気信号に変換する。この反射光は、データ記録トラック
5と記録ピット4の反射率の違いにより、記録ピット4
の有無により強弱が変化する。
【0053】このアナログ電気信号はA/D変換部19
でディジタル信号に変換され、復調回路20で復調され
バッファRAM23に格納される。バッファRAM23
ではインターリーブ回路24により元のデータ(光カー
ド1に記録される前のデータ)に並び替えられ、CPU
21、I/Oコントローラ25を介して外部装置200
へ出力される。
【0054】このようにして全てのデータの再生が終了
するとCPU21はカード取込排出駆動回路16を介し
てカード取込排出モータ11を逆転させ、光カード1を
この光カードリーダ100から排出する。
【0055】次に、この光カードリーダライタ100で
光カード1の画像情報記録領域3に可視画像を記録する
場合の各部の動作を説明する。
【0056】光カードリーダライタ100に光カード1
が挿入されると、CPU21はカード取込排出駆動回路
16を制御してカード取込排出モータ11を正転し、こ
の挿入された光カード1を取り込む。
【0057】次に、CPU21はY方向駆動回路14を
介してY方向駆動モータ13を駆動させ光ヘッド10を
Y方向に移動させるとともに、X方向駆動回路15を介
してX方向駆動モータ12を駆動させ光カード1をX方
向に往復動させ、所定の位置に記録されているデータの
再生を行う。
【0058】この所定の位置には、カードの属性や画像
情報記録領域3の位置等のデータが記録されており、こ
のデータまたは外部装置200の指示に基づいてCPU
21は可視画像を記録する位置を決定する。
【0059】一方、CPU21には外部装置200から
I/Oコントローラ25を介して記録する画像データが
転送され、CPU21はこれをバッファRAM23に格
納する。
【0060】次に、バッファRAM23に格納されたデ
ータは順次読み出され、変調回路18で変調、例えばN
RZI−RZ変調方式による変調が施される。同時に、
CPU21は、Y方向駆動回路14とX方向駆動回路1
5、レーザ駆動制御回路17を動作させ、Y方向駆動回
路14とX方向駆動回路15によりY方向駆動モータ1
3、X方向駆動モータ12が駆動して、光ヘッド10が
光カード1上の所望のデータ記録トラック5を走査する
ようにする。
【0061】光ヘッド10が所望の記録トラック5を走
査している状態で、レーザ駆動制御回路17は、変調回
路18の出力に基づきレーザ出力を制御して記録ピット
4を形成する。
【0062】このようにして、データを全て記録すると
CPU21はカード取込排出駆動回路16を介してカー
ド取込排出モータ11を逆転させ、光カード1をこの光
カードリーダライタ100から排出する。
【0063】この実施例においては、情報記録領域2に
データを記録する際にはデータにMFM−RZ変調を施
し、画像情報記録領域3に可視画像を記録する際には画
像データにNRZI−RZ変調を施しているが、これは
後述する両変調方式の相違からMFM−RZ変調方式は
ビット同期取得が容易である等の理由から通常のデータ
記録に利用し、NRZI−RZ変調方式は画像データの
“0”“1”に対応した記録ピットを形成できるためで
あるが、両データの記録とも変調方式はこれに限られる
わけではない。
【0064】ここで、図3を参照してNRZI−RZ変
調方式およびMFM−RZ変調方式を説明する。
【0065】NRZI−RZ変調方式は、NRZI(N
on Return to Zero change
on 1)変調方式の極性反転位置でパルスを発生させ
る変調方式である。
【0066】例えば、図3(a)に示すデータを変調す
ると、NRZI変調方式では、図3(b)に示すように
データ“1”のビット中間点で信号の極性を反転させ
る。従って、NRZI−RZ変調方式では、図3(c)
に示すように図3(b)の極性反転位置でパルスを発生
させる。
【0067】このNRZI−RZ変調方式で変調された
データは、図3(d)に示すように図3(c)に示すパ
ルスの位置に対応するように光カードの記録部に記録ピ
ット4を形成することで記録される。
【0068】また、NRZI−RZ変調方式では、図3
(a)および図3(d)から明らかなように、データ
“0”では記録ピット4が形成されず、データ“1”で
は記録ピット4が形成されるように、データ“0”
“1”に対応した位置に記録ピット4が形成される。
【0069】次に、MFM−RZ(Modified
Frequency Modulation−Retu
rn to Zero)変調方式について説明する。
【0070】MFM−RZ変調方式は、MFM(Mod
ified FrequencyModulatio
n)変調方式の極性反転位置でパルスを発生させる変調
方式である。
【0071】図3(a)に示すデータを変調すると、M
FM変調方式では、図3(e)に示すようにデータ
“1”のビット中間点およびデータ“0”が続く場合の
ピット区切り位置で極性を反転させる。
【0072】従って、MFM−RZ変調方式では、図3
(f)に示すように図3(e)の極性反転位置でパルス
を発生させる。
【0073】このMFM−RZ変調方式で変調されたデ
ータは、図3(g)に示すように図3(f)に示すパル
スの位置に対応するように光カードの記録部に記録ピッ
ト4を形成することで記録され、データ“0”が続く場
合にも記録ピット4が形成されるため、同期取得や2重
記録の防止に有効である。
【0074】図4は、この発明に係わる光カードの第2
の実施例を示した図である。
【0075】図4(a)は光カード1aの表面を、図4
(b)は光カード1aの裏面を示した図である。
【0076】この光カード1aは、図4(a)に示すよ
うに表面に従来の光カードと同様のデータを記録する記
録領域2aを設け、図4(b)に示すように裏面に文字
情報7aや写真画像8aを可視化して記録する画像記録
領域3aを設けている。
【0077】この光カード1aは記録領域2aと画像記
録領域3aを別の面に設けているため、同一面に記録領
域と画像記録領域を設けた光カードと比較して各々が大
容量のデータを記録することができる。
【0078】次に、この発明に係わる光カードおよび光
カードリーダライタの第3の実施例を説明する。
【0079】図5は、この第3の実施例で使用する光カ
ードの画像記録領域を示した図である。
【0080】図5において、ガイドトラック6bはガイ
ドトラック片を一定間隔で並べて構成しており、データ
記録トラック5bには、記録ピット4bが形成される。
【0081】この第3の実施例では、ガイドトラック6
bがガイドトラック片で構成されているため、画像デー
タを記録ピット4bを形成することで可視化して記録し
た場合に、帯状に形成されたガイドトラックと比較して
画像のコントラストが良好となる。
【0082】また、図6は第3の実施例の光カードに記
録ピットを形成する場合の別の例を示した図であり、ガ
イドトラック6cは、図5と同様にガイドトラック片で
構成され、記録ピット4cは、データ記録トラック5c
上のみでなく、ガイドトラック6c上にも形成される。
【0083】この場合には、図5の場合よりもさらに画
像のコントラストは良好となる。
【0084】次に、この発明に係わる光カードおよび光
カードリーダライタの第4の実施例を説明する。
【0085】図7は、この第4の実施例で使用する光カ
ードの画像記録領域を示した図である。
【0086】図7において、4d、4e、4fは記録ピ
ットを、5dはデータ記録トラックを6dはガイドトラ
ックを示している。
【0087】この第4の実施例においては記録ピット4
d乃至4fの大きさを変化させて形成することで画像の
コントラストを良好にしている。
【0088】この第4の実施例で使用する光カードリー
ダライタは光カードに照射するレーザ光の焦点と出力を
制御して多種の記録ピットを形成する。
【0089】次に、この発明に係わる光カードおよび光
カードリーダライタの第5の実施例を説明する。
【0090】図8は、この第5の実施例で使用する光カ
ードの画像記録領域を示した図である。
【0091】図8において、4gは記録ピットを、5g
はデータ記録トラックを6gはガイドトラックを示して
いる。
【0092】この第5の実施例においては、記録ピット
4gをデータ記録トラック5g上に連続して形成するこ
とで記録ピット4gを帯状にし、形成する画像のコント
ラストを良好にしている。
【0093】なお、各実施例で説明したガイドトラック
の形状や、記録ピットの形状および形成位置の組み合わ
せは任意に行うことが可能であるとともに、ガイドトラ
ックおよび記録ピットの形状はこれに限られるわけでは
ない。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光カードに画像記録領域を設け、この画像記録領域
に記録ピットを形成することで画像データを可視化して
記録するように構成したので、専用の機器を必要とせず
に低コストで光カードに画像を記録できるとともに、偽
造や変造のしにくい光カードを発行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる光カードの一実施例を示した
図。
【図2】この発明に係わる光カードリーダライタの構成
を示すブロック図。
【図3】NRZI−RZ変調方式およびMFM−RZ変
調方式を説明するための図。
【図4】この発明に係わる光カードの第2の実施例を示
した図。
【図5】第3の実施例で使用する光カードの画像記録領
域を示した図。
【図6】 第3の実施例の光カードに記録ピットを形成
する場合の別の例を示した図。
【図7】第4の実施例で使用する光カードの画像記録領
域を示した図。
【図8】第5の実施例で使用する光カードの画像記録領
域を示した図。
【符号の説明】
1、1a 光カード 2、2a 記録領域 3、3a 画像記録領域 4、4b、4c、4d、4e、4f、4g 記録ピッ
ト 5、5b、5c、5d、5g データ記録トラック 6、6b、6c、6d、6g ガイドトラック 7a 文字情報 8a 写真画像 10 光ヘッド 11 カード取込排出モータ 12 X方向駆動モータ 13 Y方向駆動モータ 14 Y方向駆動回路 15 X方向駆動回路 16 カード取込排出駆動回路 17 レーザ駆動制御回路 18 変調回路 19 A/D変換部 20 復調回路 21 CPU 22 ROM 23 バッファRAM 24 インタリーブ回路 25 I/Oコントローラ 100 光カードリーダライタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドトラックが形成された記録領域に
    レーザ光を照射することにより記録データに対応する記
    録ピットを形成し、該記録ピットの有無をレーザ光の反
    射光から検出して前記記録データを再生する光カードに
    おいて、 前記レーザ光の照射により記録ピットを形成することが
    可能な画像記録領域を設け、該画像記録領域に所望の画
    像データに対応して前記レーザ光を照射することにより
    該画像データに対応する複数の記録ピットを形成し、該
    複数の記録ピットにより前記画像記録領域に可視画像を
    形成したことを特徴とする光カード。
  2. 【請求項2】 前記画像記録領域は、 前記記録領域の一部に設けられることを特徴とする請求
    項1記載の光カード。
  3. 【請求項3】 前記画像記録領域は、 前記記録領域が形成される面の裏面を含む該記録領域と
    は別の位置に設けられることを特徴とする請求項1記載
    の光カード。
  4. 【請求項4】 前記画像記録領域に形成される複数の記
    録ピットは、 前記画像データの階調データに対応した密度で分散形成
    され、階調情報を含む可視画像を形成することを特徴と
    する請求項1記載の光カード。
  5. 【請求項5】 前記画像記録領域は、 ガイドトラックを有し、該ガイドトラックは、所定長の
    ガイドトラック片の並びから形成されることを特徴とす
    る請求項1記載の光カード。
  6. 【請求項6】 前記可視画像は、 文字、図形、写真画像の少なくとも1つを含むことを特
    徴とする請求項1記載の光カード。
  7. 【請求項7】 ガイドトラックを配設した記録領域を具
    備する光カードにレーザ光を照射することにより記録ピ
    ットを形成してデータを記録し、レーザ光の反射光から
    前記記録ピットの有無を検出してデータを再生する光カ
    ードリーダライタにおいて、 前記光カードに設けられた画像記録領域に所望の画像デ
    ータに対応して前記レーザ光を照射することにより該画
    像データに対応する複数の記録ピットを形成し、該複数
    の記録ピットにより可視画像を形成する可視画像記録手
    段を具備することを特徴とする光カードリーダライタ。
  8. 【請求項8】 前記可視画像記録手段は、 前記画像データに対応して前記画像記録領域の前記レー
    ザ光の照射位置を制御するレーザ照射位置制御手段を具
    備することを特徴とする請求項7記載の光カードリーダ
    ライタ。
  9. 【請求項9】 前記レーザ照射位置制御手段は、 前記画像データの階調データに対応した密度で前記記録
    ピットが分散形成されるように前記レーザ光の照射位置
    を制御することを特徴とする請求項8記載の光カードリ
    ーダライタ。
  10. 【請求項10】 前記画像データは、 文字、図形、写真画像の少なくとも1つを含むことを特
    徴とする請求項7記載の光カードリーダライタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215352B2 (en) 2000-03-31 2007-05-08 Pioneer Corporation Information recording system and information recording method
JP2007242232A (ja) * 2007-05-11 2007-09-20 Yamaha Corp プログラム
US7324417B2 (en) 2002-06-27 2008-01-29 Yamaha Corporation Optical disc recording apparatus
US7801327B2 (en) 2000-11-14 2010-09-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Record carrier with watermark

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