JPH10329164A - 横型射出成形機における射出ユニットの移動装置 - Google Patents

横型射出成形機における射出ユニットの移動装置

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JPH10329164A
JPH10329164A JP14562197A JP14562197A JPH10329164A JP H10329164 A JPH10329164 A JP H10329164A JP 14562197 A JP14562197 A JP 14562197A JP 14562197 A JP14562197 A JP 14562197A JP H10329164 A JPH10329164 A JP H10329164A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ軸の撓みを防ぎ、また軽量化をはかる。 【解決手段】 ベース31の軸受31a、31bに軸方
向に移動自在に支承されたねじ軸35を移動用電動機4
7を作動させて正方向に回転させると、ナット51が移
動して射出ユニット3をベース31の摺動案内面31c
に沿って前進させ、ノズル11を固定盤5の金型に当接
させる。この時の当接反力は、マシンベッド2に直接か
からないので、マシンベッド2の強度を低くし計量化す
ることができる。ノズル11の芯がずれている場合に
は、固定ボルトを緩めてベース31と一緒に射出ユニッ
トを移動させて芯調整を行う。この際、ピン継手43、
44の部分で連結ロッド42が屈曲するので、ボールね
じ軸35が撓むことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横型射出成形機に
設備されて射出ユニットを型締装置の固定盤に対して進
退移動させる移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】横型射出成形機における射出ユニットの
移動装置として、図8と図9に示すものが知られてい
る。図8の移動装置は特開平6−285909号公報や
特開平8−118425号公報に記載されたものであ
り、この装置は、型締装置1が設けられたマシンベッド
2の上に、射出ユニット3を摺動自在に設け、マシンベ
ッド2に設けられた軸受4と型締装置1の固定盤5と
に、モータ6によって回転させられるねじ軸7を射出ユ
ニット3のナット(図示せず)に螺着して設け、モータ
6でねじ軸7を正回転させると、射出ユニット3が型締
装置1に接近移動して固定盤5の金型9に加熱筒10の
ノズル11を当接させる構造となっている。
【0003】なお、スクリュ13はプッシャプレート1
4に取り付けられ、該プッシャプレート14は、フロン
トプレート16とリアプレート17とに架設されたタイ
バ18に摺動自在に支持されている。
【0004】また、図9の移動装置は、特開平2−21
4631号公報に記載されたもので、この装置は、マシ
ンベッド2に固定されたベース21の軸受21a、21
bに、モータ22で回転させられるねじ軸23を、射出
ユニット3のナット24に螺着して支承し、モータ22
でねじ軸23を正回転させると、射出ユニット3がガイ
ド軸25を摺動して型締装置1に接近し、固定盤の金型
9に加熱筒10のノズル11を当接させる構造とされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8の移動装置は、こ
れまでそうしていたように、マシンベッド2に対して射
出ユニット3を上下或いは左右に動かして金型9に対す
るノズル11の芯調整を行うと、ねじ軸7が撓むように
なり、寿命が著しく低下するとともに、射出ユニット3
の進退移動が不円滑になる問題点がある。また、射出ユ
ニット3とプッシャプレート14の摺動案内面がそれぞ
れ別個に設けられ、マシンベッド2又はタイバ18に沿
って移動する構成となっているため、機械構造が複雑に
なるという問題点がある。
【0006】また、図9の移動装置にあっては、モータ
22の作動で射出ユニット3を前進移動させてノズル1
1を金型9に押し付けた場合、その押付力はベース21
等を介してマシンベッド2に加わるため、マシンベッド
2の剛性を大きくしなければならず、コスト高につく。
しかもマシンベッド2の上面からノズル11の中心まで
の距離に相当するモーメントが金型9を取り付けた固定
盤に働くため、固定盤の倒れ量が大きくなって様々な支
障を生じる。
【0007】本発明は、ノズルの芯調整によってねじ軸
に撓みを生じない横型射出成形機における射出ユニット
の移動装置を提供することを目的とする。本発明の他の
目的は、マシンベッドの剛性を過大にしなくて済む横型
射出成形機における射出ユニットの移動装置を提供する
ことである。本発明の別の目的は、構造が簡単な横型射
出成形機における射出ユニットの移動装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の少なくとも1つの
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ベース
に摺動自在に設けられた射出ユニットを金型が取り付け
られた固定盤に接近移動させて加熱筒のノズルを上記金
型に当接させ、プッシャプレートによるスクリュの前進
移動で加熱筒内の計量樹脂をノズルから金型の成形キャ
ビティに射出する横型射出成形機において、上記ベース
に、一端に継手金具を回転自在に備えたねじ軸を、射出
ユニットのナットを螺合して加熱筒と平行とされた軸方
向に移動自在に支承し、上記ねじ軸に、該ねじ軸を回転
させて上記ナットと一緒に射出ユニットを移動させる移
動用電動機を連絡し、上記固定盤と継手金具の間に、そ
れらを相互に連結して連結ロッドを着脱自在に設けた構
成とした。
【0009】移動用電動機を作動させてねじ軸を正回転
させると、ナットと共に射出ユニットが固定盤に接近移
動して加熱筒のノズルを金型に当接させる。この際、ノ
ズルの当接反力は、軸方向に移動自在にベースに支承さ
れたねじ軸と連結ロッドを介して固定盤に加わることと
なり、ベースやマシンベッドに直接作用することはな
い。また、固定盤に連結された連結ロッドからノズルの
中心までの距離が、マシンベッドの上面からノズル中心
までの距離よりも小さくなって固定盤にかかるモーメン
トが小さくなるので、固定盤の倒れ量が小さくなる。
【0010】また、移動用電動機でねじ軸を逆回転させ
ると、射出ユニットが後退してノズルを金型から離す。
【0011】連結ロッドと継手金具は、ベースを上下或
いは左右に動かしてノズルの芯調整を行った場合の位置
ずれを吸収する。したがってねじ軸がノズルの芯調整に
よって撓むことがない。移動用電動機は、通常、サーボ
モータとされる。
【0012】連結ロッドにピン継手を設けることが好ま
しい(請求項2)。この場合は、ノズルの芯調整時の位
置ずれをピン継手が確実に吸収する。ピン継手は少なく
とも2個設けることが望ましい。
【0013】また、プッシャプレートを、射出ユニット
が摺動するベースの摺動案内面に沿って摺動自在に設け
ることができる(請求項3)。このようにすれば、射出
ユニットとプッシャプレートの摺動面が両者に共用され
るようになる。
【0014】ベースを、枢軸を中心に水平に旋回可能に
マシンベッドに固定することができる(請求項4)。こ
の構成では、加熱筒の保守点検等に際してベースを旋回
させる場合、連結ロッドを外してベースを旋回させる。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1ないし図7は本発明の実施の形態を示
す。マシンベッド2の上には、ベース31が、枢軸32
を中心に水平に旋回自在に戴設され、複数の固定ボルト
66(図2)によって固定されている。ベース31は、
固定盤5側の前部に一対の軸受部31a、31bを前後
に並べて有するとともに、左右両側に摺動案内面31
c、31c(図3、図4、図6)を持つ。
【0016】ベース31には、ボールねじ軸35が軸受
部31a、31bに遊嵌されたボールベアリング36、
37(図5、図6)を介して、周方向に回転自在に、か
つ軸方向に移動自在に支承されている。ボールねじ軸3
5は、フロントプレート16に水平に取り付けられた加
熱筒10と平行とされ、それを支承するボールベアリン
グ36、37は固定盤5側への前進移動を前側の軸受部
31aに設けられた肩31d(図5)によって所定位置
で阻止されるようになっている。
【0017】ボールねじ軸35の前端には、継手金具3
9がボールベアリング40を介してボールねじ軸35に
対し相対的に回転自在に取り付けられており、該継手金
具39は、左右一対の止めボルト41(図5では手前側
のものしか示されていない。)によって、ベース31に
対し、相対回転をしないように、かつボールねじ軸35
の軸方向には相対移動が可能なように、固定されてい
る。そして、継手金具39には連結ロッド42の一端が
ピン継手43によって着脱自在に連結され、その連結ロ
ッド42の他端は他のピン継手44によって固定盤5に
着脱自在に連結されている。両ピン継手43、44は継
手金具39と固定盤5に対する連結ロッド42の水平な
屈曲回動を自由にしている。
【0018】また、ボールねじ軸35の後端には、プー
リ46(図6)が取り付けられ、該プーリ46と移動用
電動機47の出力軸に取り付けられたプーリ48とにチ
ェーン49が、巻き掛けられている。移動用電動機47
は、プーリ46、48とチェーン49から成る伝動機構
を介してボールねじ軸35を回転させるものであり、ベ
ース31に固定されている。チェーン49は、ボールね
じ軸35の軸方向の微小移動を吸収するが、タイミング
ベルトに替えたり、移動用電動機47をベース31に前
後に移動自在に設けるなどの手段によってもボールねじ
軸35の軸方向移動を吸収することができる。
【0019】射出ユニット3のフロントプレート16に
は、ボールナット51(図6)がボールねじ軸35と平
行な左右二対の緩衝ロッド52で取り付けられ、ボール
ねじ軸35に螺着されている。ボールナット51は、緩
衝ロッド52、52にその軸方向に移動自在に取り付け
られ、緩衝ばね53、53によって後方に付勢されてい
る。緩衝ロッド52はフロントプレート16に着脱自在
に螺着されている。
【0020】射出ユニット3のフロントプレート16と
リアプレート17は、ベース31の摺動案内面31c、
31cに摺動自在に案内され、またスクリュ13が取り
付られたプッシャプレート14は、フロントプレート1
6とリアプレート17とに架設され、それらを一体に連
結しているタイバ18、18に上部が摺動自在に支持さ
れた上で、下部がベース31の摺動案内面31c、31
cに摺動自在に案内され、多数のボルト33によりベー
ス31に固定したリテーナ31eにより保持されてい
る。
【0021】プッシャプレート14は、スクリュ13が
回転自在に取り付けられているスクリュ保持部材14a
と、荷重検出器を有する結合部材14cを介してスクリ
ュ保持部材14aに一体に連結された支持プレート14
bとから成り、スクリュ保持部材14aには、回転用電
動機55(図1)が、出力軸に取り付けられた歯車56
をスクリュ13に取り付けられた歯車57に噛み合わせ
て支持されている。回転用電動機55はスクリュ13を
回転させるものである。また、リアプレート17には、
左右一対のボールナット59が中空の回転部材59aに
連結されて軸受17aを介して回転自在に取り付けら
れ、支持プレート14bに固定具60aを介して固定さ
れた左右一対のボールねじ軸60に螺合されている。ス
クリュ保持部材14aと支持プレート14bとの間に荷
重検出器を設けない場合は、プッシャプレート14は、
スクリュ保持部材14aと支持プレート14bを別体に
せずに、一体物として構成してもよい。
【0022】また、各ボールナット59、59と一体の
回転部材59a、59aに取り付けられたプーリ61、
61と、射出用電動機62の出力軸に取り付けられたプ
ーリ63にはタイミングベルト64(図7)が巻き掛け
られている。射出用電動機62は、タイミングベルト6
4等を介してボールナット59、59を正回転させるこ
とにより、ボールねじ軸60、60でプッシャプレート
14を前進させて加熱筒10のノズル11から溶融樹脂
を金型の成形キャビティに射出するもので、リアプレー
ト17に固定されている。図中65は、ベース31の前
端部の左右にねじ込まれている一対のジャッキボルト
で、ベース31に対するねじ込み量を調節し、ベース3
1の前端側を上下の高さ調整を行い、金型に対するノズ
ル11の芯高さ調整を行うものである。
【0023】次に、上記の構成とされた横型射出成形機
における射出ユニットの移動装置の作用を説明する。図
1と図2において、移動用電動機47を作動させてボー
ルねじ軸35を正方向に回転させると、ボールナット5
1が図1と図6等で左方に移動して射出ユニット3をベ
ース31の摺動案内面31c、31cに沿って前進さ
せ、ノズル11を固定盤5の金型に当接させる。この
際、各緩衝ばね53は、ノズル11が金型に当接した時
の衝撃を吸収し、また、ノズル11に当接状態を保持さ
せる。なお、移動用電動機47の停止時における緩み回
転は、電動機47に付設したブレーキを作動させて防止
するのが一般的であるが、ねじ軸35を台形ねじとした
ときは、そのセルフロック機能によっても防止すること
ができる。
【0024】ノズル11の当接反力は、ボールねじ軸3
5と連結ロッド42等に対して引張力として作用し、該
ボールねじ軸35、連結ロッド42等を介して固定盤5
に加わるが、その際、上記引張力によりボールねじ軸3
5や連結ロッド42の伸びても、前記の通り、ボールベ
アリング36、37が軸受部31a、31bに遊嵌さ
れ、ボールねじ軸35の軸方向への移動が自在となって
いるベース31やマシンベッド2に直接無理な力がかか
ることがない。したがって、マシンベッド2の強度が過
大になるのを抑えて軽量化をはかり、またコストを低減
することができる。また、ピン継手44からノズル11
の中心までの距離が小さくて固定盤5に大きい倒れモー
メントが作用しないので、固定盤5が倒れ量が無視でき
る程度に小さくなり、それだけ成形が良好になる。
【0025】加熱筒10内の計量樹脂の射出は、射出用
電動機62で支持プレート14bと一体のスクリュ保持
部材14aを前進させて行い、また、樹脂の溶融・混練
(計量)は回転用電動機55でスクリュ13を回転させ
て行う。スクリュ保持部材14aと支持プレート14b
は、フロントプレート16等に対して前後進する場合、
タイバ18とベース31の摺動案内面31c、31cに
沿って移動する。なお、計量工程においてスクリュ13
の後退に背圧をかけることは従来と同じである。
【0026】移動用電動機47でボールねじ軸35を逆
回転させると、ボールナット51が図1等で右に移動し
て射出ユニット3を後退させ、金型からノズル11を離
させる。
【0027】上記において、ノズル11の芯が左右方向
にずれている場合には、これまでと同じように、固定ボ
ルト33を緩めてベース31をわずかに回動させて芯調
整を行う。この際、ピン継手43、44の部分で連結ロ
ッド42が屈曲するので、ボールねじ軸35が撓むこと
はない。
【0028】また、ノズル11の芯が上下方向にずれて
いた場合には、従来同様に、ベース31に螺着されたジ
ャッキボルト65(図5)を操作してベース31を上又
は下に動かして調整する。この時は継手金具39やピン
継手43、44の僅かな遊びが変位を吸収するので、や
はり、ボールねじ軸35が撓むことはない。
【0029】このように、ボールねじ軸35は撓み状態
で使用されることがないので、射出ユニット3の進退移
動が常に円滑になされるようになり、また寿命が長くな
る。
【0030】加熱筒10の保守点検、或いはその他の作
業で、加熱筒10の向きを変える必要が生じたような場
合には、固定ボルト66を引き抜く一方、連結ロッド4
2の少なくとも一端をピン継手43、44から外し、ベ
ース31を枢軸32を中心に旋回させて行う(図2参
照)。
【0031】図の移動装置では、プッシャプレート14
は、ベース31の摺動案内面31c、31cとタイバ1
8、18との両方を摺動するようになっているが、いず
れか一方のみを摺動する構成とすることができる。射出
用電動機62とプーリ63、61、61及びタイミング
ベルト64から成る、プッシャプレート14の進退移動
機構と、回転用電動機55と歯車56、57からなる、
スクリュ13の回転機構は他の構造とすることができ
る。電動機47、55、62には、サーボモータ、或い
は他の電動機が用いられる。図のピン継手43、44
は、いずれも連結ロッド42の水平な屈曲回動を自由に
しているが、いずれか一方又は両方のピン継手を、連結
ロッド42の鉛直或いは斜め方向の屈曲回動を自由にす
る構造の自在継手とすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、ベースに摺動自在に設けられた射出ユニットを金型
が取り付けられた固定盤に接近移動させて加熱筒のノズ
ルを上記金型に当接させ、プッシャプレートによるスク
リュの前進移動で加熱筒内の計量樹脂をノズルから金型
の成形キャビティに射出する横型射出成形機において、
上記ベースに、一端に継手金具を回転自在に備えたねじ
軸が、射出ユニットのナットを螺合して加熱筒と平行と
された軸方向に移動自在に支承され、上記ねじ軸には、
該ねじ軸を回転させて上記ナットと一緒に射出ユニット
を移動させる移動用電動機が連絡され、上記固定盤と継
手金具の間に、それらを相互に連結して連結ロッドが着
脱自在に設けられた構成されているので、ノズルの芯調
整のためにベースと一緒に射出ユニットを微小移動させ
ることがあっても、ねじ軸が撓むようなことがなく、射
出ユニットが常に円滑に進退移動するとともに、長年月
の使用にも耐えるようになる。
【0033】また、ノズルを金型に当接させた場合にお
ける反力が、固定盤に引張力として作用し、マシンベッ
ドとベースに直接かかることがないので、マシンベッド
を過大な強度にしなくて済み、その軽量化をはかり、ま
たコストを下げることができる。更に、ノズルと連結ロ
ッド間の距離が小さくて、ノズル当接状態において固定
盤にかかるモーメントが小さいので、固定盤の倒れ量を
無視できる程度に小さく抑えて成形を良好に行うことが
できる。
【0034】また、連結ロッドにピン継手を設けた場合
には、ノズルの芯調整時の位置ずれをピン継手が確実に
吸収することとなり、ねじ軸の撓みがより完全に防止さ
れるようになる。
【0035】更に、プッシャプレートを、射出ユニット
が摺動するベースの摺動案内面に沿って摺動自在に設け
ると、射出ユニットとプッシャプレートの摺動案内面が
両者に共用されることになり、全体構造を簡略化し、コ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の移動装置を設備した横型射出成形機
の射出ユニットの主要部の鉛直断面図である。
【図2】 同じく、水平断面図である。
【図3】 ベースとフロントプレート及びリアプレート
等の関係を示す図である。
【図4】 ベースとプッシャプレートの関係を示す図で
ある。
【図5】 本発明の移動装置の連結ロッド部分の断面図
である。
【図6】 ボールねじ軸とボールナット等の関係を示す
断面図である。
【図7】 プッシャプレートを進退移動させる伝動機構
の略図である。
【図8】 従来の射出ユニットの移動装置を設備した横
型射出成形機の図である。
【図9】 従来の他の移動装置の断面図である。
【符号の説明】
2 マシンベッド 3 射出ユニット 5 固定盤 9 金型 10 加熱筒 11 ノズル 13 スクリュ 14 プッシャプレ
ート 31 ベース 31c 摺動案内面 31d ストッパ 32 枢軸 35 ボールねじ軸 39 継手金具 42 連結ロッド 43、44 ピン継
手 47 移動用電動機 51 ボールナット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに摺動自在に設けられた射出ユニ
    ットを金型が取り付けられた固定盤に接近移動させて加
    熱筒のノズルを上記金型に当接させ、プッシャプレート
    によるスクリュの前進移動で加熱筒内の計量樹脂をノズ
    ルから金型の成形キャビティに射出する横型射出成形機
    において、 上記ベースに、一端に継手金具を回転自在に備えたねじ
    軸が、射出ユニットのナットを螺合して加熱筒と平行と
    された軸方向に移動自在に支承され、 上記ねじ軸には、該ねじ軸を回転させて上記ナットと一
    緒に射出ユニットを移動させる移動用電動機が連絡さ
    れ、 上記固定盤と継手金具の間に、それらを相互に連結して
    連結ロッドが着脱自在に設けられたことを特徴とする横
    型射出成形機における射出ユニットの移動装置。
  2. 【請求項2】 連結ロッドにピン継手が設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載の横型射出成形機における射
    出ユニットの移動装置。
  3. 【請求項3】 プッシャプレートは、射出ユニットが摺
    動するベースの摺動案内面に沿って摺動自在に設けられ
    たことを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載
    の横型射出成形機における射出ユニットの移動装置。
  4. 【請求項4】 ベースは、枢軸を中心に水平に旋回可能
    にマシンベッドに固定されたことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の横型射出成形機における射
    出ユニットの移動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109052290A (zh) * 2018-08-03 2018-12-21 武汉中浩生物技术有限公司 一种自动化加注系统
WO2020162256A1 (ja) * 2019-02-04 2020-08-13 東芝機械株式会社 バレル支持装置および射出装置
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