JPH10328637A - 産業廃棄物を固形化する方法 - Google Patents
産業廃棄物を固形化する方法Info
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- JPH10328637A JPH10328637A JP15580097A JP15580097A JPH10328637A JP H10328637 A JPH10328637 A JP H10328637A JP 15580097 A JP15580097 A JP 15580097A JP 15580097 A JP15580097 A JP 15580097A JP H10328637 A JPH10328637 A JP H10328637A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/58—Construction or demolition [C&D] waste
Landscapes
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 産業廃棄物を固形化し、これを積極的に利用
し得るようにした方法を提供する。 【解決手段】 塩化カルシウムと硝酸カルシウムとを主
成分とし、鉄、アンモニア等の補助成分を含有するセメ
ント変性剤を水に混入してなる混合物と粉砕した産業廃
棄物にセメントを混合してなる混合物とを混合、攪拌
し、これを型に入れて固形化するようにしたことを特徴
とする産業廃棄物を固形化する方法。有害物質を含む産
業廃棄物には予めポリサルファイドを添加する。
し得るようにした方法を提供する。 【解決手段】 塩化カルシウムと硝酸カルシウムとを主
成分とし、鉄、アンモニア等の補助成分を含有するセメ
ント変性剤を水に混入してなる混合物と粉砕した産業廃
棄物にセメントを混合してなる混合物とを混合、攪拌
し、これを型に入れて固形化するようにしたことを特徴
とする産業廃棄物を固形化する方法。有害物質を含む産
業廃棄物には予めポリサルファイドを添加する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は産業廃棄物を固形化
する方法に関するものであり、更に詳しくは、発泡スチ
ロール、ウレタン等の廃プラスチック、木屑等の建築廃
材、鉄粉、ゴム、ガラス、陶器、磁器、鋳物型の残土、
焼却灰、汚泥、ごみ焼却場のばいじん、燃え殻、鉱さい
等の産業廃棄物を固形化し、これを積極的に利用し得る
ようにした方法、或いは有害物質を含む産業廃棄物につ
いては無害安定化処理した後、固形化し、これを積極的
に利用し得るようにした方法に係るものである。
する方法に関するものであり、更に詳しくは、発泡スチ
ロール、ウレタン等の廃プラスチック、木屑等の建築廃
材、鉄粉、ゴム、ガラス、陶器、磁器、鋳物型の残土、
焼却灰、汚泥、ごみ焼却場のばいじん、燃え殻、鉱さい
等の産業廃棄物を固形化し、これを積極的に利用し得る
ようにした方法、或いは有害物質を含む産業廃棄物につ
いては無害安定化処理した後、固形化し、これを積極的
に利用し得るようにした方法に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】産業廃棄物は、その種類により、一般に
焼却、埋立等の方法により処分されている。
焼却、埋立等の方法により処分されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、産業廃棄物
を焼却により処分する場合には、有害ガスの発生等によ
る環境の汚染、焼却施設の建設費用が嵩む等の問題が生
じている。また、産業廃棄物を埋立により処分する場合
には、埋立場所の確保が困難である等の問題が生じてい
る。特に、鉛、カドミウム、六価クロム、ヒ素、シアン
等の有害物質を含む産業廃棄物を埋立により処分した場
合には、これらの有害物質が溶出し、環境を汚染すると
いう深刻な問題も生じる。このような状況に鑑み、本発
明は、産業廃棄物を固形化し、これを積極的に利用し得
るようにすることにより、更には、有害物質を含む産業
廃棄物についてはこれを無害安定化処理した後、該産業
廃棄物を固形化し、これを積極的に利用し得るようにす
ることにより、上述の問題を解決しようとしてなされた
ものである。
を焼却により処分する場合には、有害ガスの発生等によ
る環境の汚染、焼却施設の建設費用が嵩む等の問題が生
じている。また、産業廃棄物を埋立により処分する場合
には、埋立場所の確保が困難である等の問題が生じてい
る。特に、鉛、カドミウム、六価クロム、ヒ素、シアン
等の有害物質を含む産業廃棄物を埋立により処分した場
合には、これらの有害物質が溶出し、環境を汚染すると
いう深刻な問題も生じる。このような状況に鑑み、本発
明は、産業廃棄物を固形化し、これを積極的に利用し得
るようにすることにより、更には、有害物質を含む産業
廃棄物についてはこれを無害安定化処理した後、該産業
廃棄物を固形化し、これを積極的に利用し得るようにす
ることにより、上述の問題を解決しようとしてなされた
ものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は下記の方法を提供する。
に、本発明は下記の方法を提供する。
【０００５】（１）塩化カルシウムと硝酸カルシウムと
を主成分とし、鉄、アンモニア等の補助成分を含有する
セメント変性剤を水に混入してなる混合物と必要に応じ
て粉砕した産業廃棄物にセメントを混合してなる混合物
とを混合、攪拌し、これを型に入れて固形化するように
したことを特徴とする産業廃棄物を固形化する方法（請
求項１）。
を主成分とし、鉄、アンモニア等の補助成分を含有する
セメント変性剤を水に混入してなる混合物と必要に応じ
て粉砕した産業廃棄物にセメントを混合してなる混合物
とを混合、攪拌し、これを型に入れて固形化するように
したことを特徴とする産業廃棄物を固形化する方法（請
求項１）。
【０００６】（２）有害物質を含む産業廃棄物にポリサ
ルファイドを加えて無害安定化処理を行なった後、塩化
カルシウムと硝酸カルシウムとを主成分とし、鉄、アン
モニア等の補助成分を含有するセメント変性剤を水に混
入してなる混合物と無害安定化処理を行なった該産業廃
棄物にセメントを混合してなる混合物とを混合、攪拌
し、これを型に入れて固形化するようにしたことを特徴
とする産業廃棄物を固形化する方法（請求項２）。
ルファイドを加えて無害安定化処理を行なった後、塩化
カルシウムと硝酸カルシウムとを主成分とし、鉄、アン
モニア等の補助成分を含有するセメント変性剤を水に混
入してなる混合物と無害安定化処理を行なった該産業廃
棄物にセメントを混合してなる混合物とを混合、攪拌
し、これを型に入れて固形化するようにしたことを特徴
とする産業廃棄物を固形化する方法（請求項２）。
【０００７】
［請求項１の方法］請求項１の方法は有害物質を含まな
い産業廃棄物について行なわれるものである。塩化カル
シウムと硝酸カルシウムとを主成分とし、鉄、アンモニ
ア等の補助成分を含有するセメント変性剤は、混和剤で
あり、セメントの水和反応による常温でのセラミックス
状結晶化を図るための水溶液である。セメントが硬化す
る過程において、セメントの主成分である硅酸三石灰、
アルミ酸三石灰等の不安定なカルシウム塩が加えられた
水相にカルシウムイオンが与えられると、アルカリ性と
なった水相中で相互の水和反応が進行し、安定し、カル
シウム塩の水和物が生成されると考えられる。しかし
て、水和物は水酸化カルシウム、エトリンガイトを生成
させるが、セメント中には反応急結結果をコントロース
するために石膏が添加されているため、水酸化カルシウ
ムと石膏との反応により不安定結晶のモンサルフェート
が生成される。セメントの反応構造は、セメントが粒状
に固まり、回りにエトリンガイト、モンサルフェートが
生成されるのである。その際、前記セメント変性剤が添
加されると、セメントの粒子が分散され、水酸化カルシ
ウム、エトリンガイト、モンサルフェート等が少ないク
リンカー状の結晶が生成される。従って、高密度の安定
したセメント構造が得られる。エトリンガイト、モンサ
ルフェートは不安定な物質であり、中性化の原因物質で
あると思われる。必要に応じて粉砕した産業廃棄物はセ
メントに混合される骨材となるものであり、必要に応じ
て粉砕した産業廃棄物は大きな強度を有する安定したセ
メント構造中に封入される。前記セメント変性剤を水に
混入してなる混合物と必要に応じて粉砕した産業廃棄物
にセメントを混合してなる混合物とを混合、攪拌し、こ
れを型に入れて室温にて少なくとも５〜７時間放置すれ
ば自然に硬化し、固形化する。
い産業廃棄物について行なわれるものである。塩化カル
シウムと硝酸カルシウムとを主成分とし、鉄、アンモニ
ア等の補助成分を含有するセメント変性剤は、混和剤で
あり、セメントの水和反応による常温でのセラミックス
状結晶化を図るための水溶液である。セメントが硬化す
る過程において、セメントの主成分である硅酸三石灰、
アルミ酸三石灰等の不安定なカルシウム塩が加えられた
水相にカルシウムイオンが与えられると、アルカリ性と
なった水相中で相互の水和反応が進行し、安定し、カル
シウム塩の水和物が生成されると考えられる。しかし
て、水和物は水酸化カルシウム、エトリンガイトを生成
させるが、セメント中には反応急結結果をコントロース
するために石膏が添加されているため、水酸化カルシウ
ムと石膏との反応により不安定結晶のモンサルフェート
が生成される。セメントの反応構造は、セメントが粒状
に固まり、回りにエトリンガイト、モンサルフェートが
生成されるのである。その際、前記セメント変性剤が添
加されると、セメントの粒子が分散され、水酸化カルシ
ウム、エトリンガイト、モンサルフェート等が少ないク
リンカー状の結晶が生成される。従って、高密度の安定
したセメント構造が得られる。エトリンガイト、モンサ
ルフェートは不安定な物質であり、中性化の原因物質で
あると思われる。必要に応じて粉砕した産業廃棄物はセ
メントに混合される骨材となるものであり、必要に応じ
て粉砕した産業廃棄物は大きな強度を有する安定したセ
メント構造中に封入される。前記セメント変性剤を水に
混入してなる混合物と必要に応じて粉砕した産業廃棄物
にセメントを混合してなる混合物とを混合、攪拌し、こ
れを型に入れて室温にて少なくとも５〜７時間放置すれ
ば自然に硬化し、固形化する。
【０００８】［請求項２の方法］請求項２の方法は、産
業廃棄物が鉛、カドミウム、六価クロム、ヒ素、シアン
等の有害物質を含む場合に行なわれるものである。即
ち、請求項２の方法は、有害物質を含む産業廃棄物にポ
リサルファイドを加えて該有害物質を無害安定化処理し
た後に、上記請求項１の方法を行なうようにしたもので
ある。ポリサルファイドはキレート剤である。ポリサル
ファイドを産業廃棄物に添加することにより、鉛、カド
ミウム、六価クロム、ヒ素、シアン等の有害物質が無害
安定化処理される。
業廃棄物が鉛、カドミウム、六価クロム、ヒ素、シアン
等の有害物質を含む場合に行なわれるものである。即
ち、請求項２の方法は、有害物質を含む産業廃棄物にポ
リサルファイドを加えて該有害物質を無害安定化処理し
た後に、上記請求項１の方法を行なうようにしたもので
ある。ポリサルファイドはキレート剤である。ポリサル
ファイドを産業廃棄物に添加することにより、鉛、カド
ミウム、六価クロム、ヒ素、シアン等の有害物質が無害
安定化処理される。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。本発明においては、産業廃棄物
は下記の如く固形化される。
図面に従って説明する。本発明においては、産業廃棄物
は下記の如く固形化される。
【００１０】［産業廃棄物が有害物質を含まない場合］ （１）塩化カルシウムと硝酸カルシウムとを主成分と
し、鉄、アンモニア等の補助成分を含有するセメント変
性剤を水に混入することにより混合物Ａを作る。セメン
ト変性剤と水との割合（重量比）は、産業廃棄物の種類
等により異なるが、例えば下記の通りである。 セメント変性剤：５〜１０ 水： １
し、鉄、アンモニア等の補助成分を含有するセメント変
性剤を水に混入することにより混合物Ａを作る。セメン
ト変性剤と水との割合（重量比）は、産業廃棄物の種類
等により異なるが、例えば下記の通りである。 セメント変性剤：５〜１０ 水： １
【００１１】上記セメント変性剤の主な性状は一例とし
て下記の通りである。 外観： 茶褐色の液体 固形分（％）： ４０．５ ＰＨ： ４．２ 比重（ｇ／ｃｍ）：１．４（２５℃）
て下記の通りである。 外観： 茶褐色の液体 固形分（％）： ４０．５ ＰＨ： ４．２ 比重（ｇ／ｃｍ）：１．４（２５℃）
【００１２】（２）必要に応じて粉砕した産業廃棄物
（骨材）にセメントを混合することにより混合物Ｂを作
る。例えば、産業廃棄物がガラス、鉄片、陶器等の場
合、１ｃｍ程度の大きさに粉砕する。必要に応じて粉砕
した産業廃棄物とセメントとの割合（重量比）は、産業
廃棄物の種類等により異なるが、例えば下記の通りであ
る。 産業廃棄物：１〜３ セメント： １
（骨材）にセメントを混合することにより混合物Ｂを作
る。例えば、産業廃棄物がガラス、鉄片、陶器等の場
合、１ｃｍ程度の大きさに粉砕する。必要に応じて粉砕
した産業廃棄物とセメントとの割合（重量比）は、産業
廃棄物の種類等により異なるが、例えば下記の通りであ
る。 産業廃棄物：１〜３ セメント： １
【００１３】（３）上記混合物Ａと混合物Ｂとを混合
し、攪拌する。混合物Ａと混合物Ｂとの割合（重量比）
は、産業廃棄物の種類等により異なるが、例えば下記の
通りである。 混合物Ａ：１ 混合物Ｂ：３〜５
し、攪拌する。混合物Ａと混合物Ｂとの割合（重量比）
は、産業廃棄物の種類等により異なるが、例えば下記の
通りである。 混合物Ａ：１ 混合物Ｂ：３〜５
【００１４】（４）混合物Ａと混合物Ｂとを混合し、攪
拌してなるものを型に入れて室温にて例えば５〜７時間
放置することにより固形化する。
拌してなるものを型に入れて室温にて例えば５〜７時間
放置することにより固形化する。
【００１５】混合物Ａと混合物Ｂとを混合し、攪拌して
なるものを型に入れたときに、適宜加圧し或いはバイブ
レータをかけてもよい。
なるものを型に入れたときに、適宜加圧し或いはバイブ
レータをかけてもよい。
【００１６】前記セメント変性剤を使用したモルタルと
セメント変性剤を使用しないモルタルの圧縮強度（ｋｇ
／平方ｃｍ）の変化の一例を下記に示す。 セメント変性剤なし セメント変性剤使用 ５時間後 測定不可 ２０ ８時間後 １１ ６１ １２時間後 ３２ １３０ ２４時間後 １２１ ２４８ 但し、条件は下記の通りである。
セメント変性剤を使用しないモルタルの圧縮強度（ｋｇ
／平方ｃｍ）の変化の一例を下記に示す。 セメント変性剤なし セメント変性剤使用 ５時間後 測定不可 ２０ ８時間後 １１ ６１ １２時間後 ３２ １３０ ２４時間後 １２１ ２４８ 但し、条件は下記の通りである。
【００１７】前記セメント変性剤を使用したコンクリー
トとセメント変性剤を使用しないコンクリートの圧縮強
度（ｋｇ／平方ｃｍ）の変化の一例を下記に示す。 セメント変性剤なし セメント変性剤使用 ３日後 １０２ １８３ ７日後 ２００ ３１８ ２８日後 ３３２ ４４３ 但し、条件は下記の通りである。 水／セメント比：５６％ 水温 ２０℃ 標準養生
トとセメント変性剤を使用しないコンクリートの圧縮強
度（ｋｇ／平方ｃｍ）の変化の一例を下記に示す。 セメント変性剤なし セメント変性剤使用 ３日後 １０２ １８３ ７日後 ２００ ３１８ ２８日後 ３３２ ４４３ 但し、条件は下記の通りである。 水／セメント比：５６％ 水温 ２０℃ 標準養生
【００１８】［産業廃棄物が鉛、カドミウム、六価クロ
ム、ヒ素、シアン等の有害物質を含む場合］鉛、カドミ
ウム、六価クロム、ヒ素、シアン等の有害物質を含む汚
泥、排水、ダスト、焼却灰、ＥＰ灰等の場合には、該産
業廃棄物にポリサルファイドを加えて該有害物質を無害
安定化処理した後に、上記（１）〜（４）を行なう。
ム、ヒ素、シアン等の有害物質を含む場合］鉛、カドミ
ウム、六価クロム、ヒ素、シアン等の有害物質を含む汚
泥、排水、ダスト、焼却灰、ＥＰ灰等の場合には、該産
業廃棄物にポリサルファイドを加えて該有害物質を無害
安定化処理した後に、上記（１）〜（４）を行なう。
【００１９】ポリサルファイドの使用量は、産業廃棄物
における有害物質の含有量が１重量％を越すときには、
例えば該産業廃棄物の５重量％程度とする。
における有害物質の含有量が１重量％を越すときには、
例えば該産業廃棄物の５重量％程度とする。
【００２０】本出願人は、有害物質を含むＥＰ灰及びＰ
ｂ系汚泥混合物にポリサルファイドを加えて該有害物質
を無害安定化処理する実験を行なった。ＥＰ灰及びＰｂ
系汚泥混合物の処理前の性状を表１に示し、処理結果を
表２に示す。
ｂ系汚泥混合物にポリサルファイドを加えて該有害物質
を無害安定化処理する実験を行なった。ＥＰ灰及びＰｂ
系汚泥混合物の処理前の性状を表１に示し、処理結果を
表２に示す。
【００２１】
【表１】
【００２２】
【表２】
【００２３】
［請求項１の方法］請求項１の方法においては、塩化カ
ルシウムと硝酸カルシウムとを主成分とし、鉄、アンモ
ニア等の補助成分を含有するセメント変性剤が使用され
るため、高密度の安定したセメント構造が得られる。従
って、粉砕した産業廃棄物は大きな強度を有する安定し
たセメント構造中に封入される。その結果、産業廃棄物
は焼却、埋立等の方法により処分する必要がなくなるだ
けでなく、セメント構造中に封入された状態で下記の如
き二次製品としての用途に積極的に利用することが可能
となる。 レンガ、ブロック等の建築資材、土木資材 消波ブロック 側溝の蓋 下水用のＵ字溝 壁材、床材（産業廃棄物が木屑の場合） 植木鉢、花壇の柵、玄関等のタイル（産業廃棄物がガ
ラスの場合） 工事現場等の掘削孔を埋めるための埋め戻し材
ルシウムと硝酸カルシウムとを主成分とし、鉄、アンモ
ニア等の補助成分を含有するセメント変性剤が使用され
るため、高密度の安定したセメント構造が得られる。従
って、粉砕した産業廃棄物は大きな強度を有する安定し
たセメント構造中に封入される。その結果、産業廃棄物
は焼却、埋立等の方法により処分する必要がなくなるだ
けでなく、セメント構造中に封入された状態で下記の如
き二次製品としての用途に積極的に利用することが可能
となる。 レンガ、ブロック等の建築資材、土木資材 消波ブロック 側溝の蓋 下水用のＵ字溝 壁材、床材（産業廃棄物が木屑の場合） 植木鉢、花壇の柵、玄関等のタイル（産業廃棄物がガ
ラスの場合） 工事現場等の掘削孔を埋めるための埋め戻し材
【００２４】［請求項２の方法］請求項２の方法におい
ては、鉛、カドミウム、六価クロム、ヒ素、シアン等の
有害物質を含む産業廃棄物の場合でも、該産業廃棄物に
ポリサルファイドを添加することにより、該有害物質が
無害安定化処理される。従って、このような産業廃棄物
といえども、上述の如き二次製品としての用途に問題な
く利用することができる。
ては、鉛、カドミウム、六価クロム、ヒ素、シアン等の
有害物質を含む産業廃棄物の場合でも、該産業廃棄物に
ポリサルファイドを添加することにより、該有害物質が
無害安定化処理される。従って、このような産業廃棄物
といえども、上述の如き二次製品としての用途に問題な
く利用することができる。
Claims (2)
- 【請求項１】 塩化カルシウムと硝酸カルシウムとを主
成分とし、鉄、アンモニア等の補助成分を含有するセメ
ント変性剤を水に混入してなる混合物と必要に応じて粉
砕した産業廃棄物にセメントを混合してなる混合物とを
混合、攪拌し、これを型に入れて固形化するようにした
ことを特徴とする産業廃棄物を固形化する方法。 - 【請求項２】 有害物質を含む産業廃棄物にポリサルフ
ァイドを加えて無害安定化処理を行なった後、塩化カル
シウムと硝酸カルシウムとを主成分とし、鉄、アンモニ
ア等の補助成分を含有するセメント変性剤を水に混入し
てなる混合物と無害安定化処理を行なった該産業廃棄物
にセメントを混合してなる混合物とを混合、攪拌し、こ
れを型に入れて固形化するようにしたことを特徴とする
産業廃棄物を固形化する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15580097A JPH10328637A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 産業廃棄物を固形化する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15580097A JPH10328637A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 産業廃棄物を固形化する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10328637A true JPH10328637A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15613730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15580097A Pending JPH10328637A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 産業廃棄物を固形化する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10328637A (ja) |
-
1997
- 1997-05-28 JP JP15580097A patent/JPH10328637A/ja active Pending
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