JPH10327836A - タバコ膨脹の方法および装置 - Google Patents
タバコ膨脹の方法および装置Info
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- JPH10327836A JPH10327836A JP9128237A JP12823797A JPH10327836A JP H10327836 A JPH10327836 A JP H10327836A JP 9128237 A JP9128237 A JP 9128237A JP 12823797 A JP12823797 A JP 12823797A JP H10327836 A JPH10327836 A JP H10327836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- accumulator
- tobacco
- impregnation
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24B—MANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
- A24B3/00—Preparing tobacco in the factory
- A24B3/18—Other treatment of leaves, e.g. puffing, crimpling, cleaning
- A24B3/182—Puffing
Landscapes
- Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高圧高温のタバコ含浸条件を使用しながら、
高温/高圧膨脹剤の貯蔵量を最小限にする、速い処理速
度でタバコを膨脹するために使用できるタバコ膨脹の方
法および装置を提供する。 【解決手段】 本発明の、膨脹剤をタバコに含浸するた
めの装置は、高い圧力条件の下でタバコ充填量を閉じ込
めるためのチャンバを含む。このチャンバに連結された
アキュムレータが、高い温度および圧力であるが所望の
タバコ含浸の温度および圧力より低い条件の下での、流
体の形態の膨脹剤の供給を維持する。膨脹剤は、膨脹剤
の超臨界圧力近くまたはそれ以上の圧力を含むことが好
ましい所望の含浸の温度および圧力にまで、膨脹剤の温
度および圧力が上昇するような条件の下で、アキュムレ
ータからチャンバに強制的かつ急速に導入される。
高温/高圧膨脹剤の貯蔵量を最小限にする、速い処理速
度でタバコを膨脹するために使用できるタバコ膨脹の方
法および装置を提供する。 【解決手段】 本発明の、膨脹剤をタバコに含浸するた
めの装置は、高い圧力条件の下でタバコ充填量を閉じ込
めるためのチャンバを含む。このチャンバに連結された
アキュムレータが、高い温度および圧力であるが所望の
タバコ含浸の温度および圧力より低い条件の下での、流
体の形態の膨脹剤の供給を維持する。膨脹剤は、膨脹剤
の超臨界圧力近くまたはそれ以上の圧力を含むことが好
ましい所望の含浸の温度および圧力にまで、膨脹剤の温
度および圧力が上昇するような条件の下で、アキュムレ
ータからチャンバに強制的かつ急速に導入される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タバコに高い圧力
と温度の条件の下で膨脹剤(expansion agent)を含浸
させ、その後にタバコを膨脹剤の膨脹を促進する条件に
さらすことによって、タバコを膨脹させるための方法お
よび装置に関する。さらに詳しくは本発明は、含浸ゾー
ンへの熱と加圧された膨脹剤の供給を改善するタバコを
膨脹するための方法および装置に関する。
と温度の条件の下で膨脹剤(expansion agent)を含浸
させ、その後にタバコを膨脹剤の膨脹を促進する条件に
さらすことによって、タバコを膨脹させるための方法お
よび装置に関する。さらに詳しくは本発明は、含浸ゾー
ンへの熱と加圧された膨脹剤の供給を改善するタバコを
膨脹するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タバコ膨脹工程は、タバコの葉の保蔵処
理と貯蔵の間に失なわれるタバコのかさまたは密度また
は容積もしくはそれらを回復させるために使用される。
近年、膨脹したタバコは、低タールおよび超低タール紙
巻きタバコを含む多くのタールを減らした紙巻きタバコ
の重要な構成部分となっている。
理と貯蔵の間に失なわれるタバコのかさまたは密度また
は容積もしくはそれらを回復させるために使用される。
近年、膨脹したタバコは、低タールおよび超低タール紙
巻きタバコを含む多くのタールを減らした紙巻きタバコ
の重要な構成部分となっている。
【0003】タバコを膨脹剤と接触させて急速に加熱
し、膨脹剤を蒸発させ、タバコを膨脹させる方法は、例
えばFredrickson他の米国特許第3524451号、お
よびMoser他の米国特許第3524452号に記載され
ている。タバコの蒸気状態含浸とこれに続いてタバコ膨
脹用の加熱または急速減圧のいずれかを使用する方法
は、Fredrickson他の米国特許第3683937号に開
示されている。
し、膨脹剤を蒸発させ、タバコを膨脹させる方法は、例
えばFredrickson他の米国特許第3524451号、お
よびMoser他の米国特許第3524452号に記載され
ている。タバコの蒸気状態含浸とこれに続いてタバコ膨
脹用の加熱または急速減圧のいずれかを使用する方法
は、Fredrickson他の米国特許第3683937号に開
示されている。
【0004】タバコを膨脹させるための膨脹剤として二
酸化炭素を使用することは、とくにUtschの米国特許第
4235250号、Burde他の同第4258729号、
およびSykes他の同第4336814号に開示されてい
る。これらの方法および関連する方法では、ガス状態ま
たは液体状態いずれかの二酸化炭素が、含浸のためにタ
バコに接触し、その後に含浸されたタバコは急速加熱状
態に置かれ、二酸化炭素を蒸発させ、これによってタバ
コを膨脹させる。
酸化炭素を使用することは、とくにUtschの米国特許第
4235250号、Burde他の同第4258729号、
およびSykes他の同第4336814号に開示されてい
る。これらの方法および関連する方法では、ガス状態ま
たは液体状態いずれかの二酸化炭素が、含浸のためにタ
バコに接触し、その後に含浸されたタバコは急速加熱状
態に置かれ、二酸化炭素を蒸発させ、これによってタバ
コを膨脹させる。
【0005】Zeihnの米国特許第4461310号とZei
hnの米国特許第4289148号は、タバコの超臨界
(supercritical)窒素またはアルゴン含浸を使用する
タバコ膨脹を記載している。これらの膨脹剤は急速減圧
中にタバコから除去され、タバコは加熱されたガスまた
はマイクロ波に当てることによって膨脹する。これらの
方法は、実質的なタバコの膨脹を達成するために200
0または4000psi以上、10,000psiまで
の圧力でのタバコの処理を必要とする。
hnの米国特許第4289148号は、タバコの超臨界
(supercritical)窒素またはアルゴン含浸を使用する
タバコ膨脹を記載している。これらの膨脹剤は急速減圧
中にタバコから除去され、タバコは加熱されたガスまた
はマイクロ波に当てることによって膨脹する。これらの
方法は、実質的なタバコの膨脹を達成するために200
0または4000psi以上、10,000psiまで
の圧力でのタバコの処理を必要とする。
【0006】WhiteとConradの米国特許第453152
9号は、タバコの充てん容量を増加するための方法を記
載しており、この方法ではタバコは、膨脹剤の臨界圧力
と臨界温度の付近またはそれ以上の工程条件で、通常は
ガス状である含ハロゲン炭素化合物または炭化水素など
の低沸点高揮発分の膨脹剤によって含浸される。圧力は
急速に大気に解放されるので、タバコを膨脹させるため
またはタバコを膨脹条件に固定させるための加熱段階を
必要とすることなく、タバコは膨脹する。この工程の圧
力条件は、cm2当たり36kg(512psi)以上
の範囲にあり、上限は未知である。
9号は、タバコの充てん容量を増加するための方法を記
載しており、この方法ではタバコは、膨脹剤の臨界圧力
と臨界温度の付近またはそれ以上の工程条件で、通常は
ガス状である含ハロゲン炭素化合物または炭化水素など
の低沸点高揮発分の膨脹剤によって含浸される。圧力は
急速に大気に解放されるので、タバコを膨脹させるため
またはタバコを膨脹条件に固定させるための加熱段階を
必要とすることなく、タバコは膨脹する。この工程の圧
力条件は、cm2当たり36kg(512psi)以上
の範囲にあり、上限は未知である。
【0007】ConradとWhiteの米国特許第455493
2号は、円筒状シェル(shell)往復動スプールアセン
ブリ(spool assembly)を含む流体圧処理装置を記載し
ており、この流体圧処理装置は、シェル外部の充填位置
とシェル内部の処理位置との間を動くために取り付けら
れている。スプールアセンブリの上の密封部材はシェル
に合うように準備され、圧力チャンバを形成する。処理
流体を圧力チャンバに送るために導管が設けられてい
る。このシステムは、充填および排出を容易にし、高圧
処理で通常使用される密封ステップとロッキングステッ
プに伴う時間をできるだけ短くする、膨脹のためのタバ
コ含浸などの高圧材料処理装置において使用するための
装置を提供した。
2号は、円筒状シェル(shell)往復動スプールアセン
ブリ(spool assembly)を含む流体圧処理装置を記載し
ており、この流体圧処理装置は、シェル外部の充填位置
とシェル内部の処理位置との間を動くために取り付けら
れている。スプールアセンブリの上の密封部材はシェル
に合うように準備され、圧力チャンバを形成する。処理
流体を圧力チャンバに送るために導管が設けられてい
る。このシステムは、充填および排出を容易にし、高圧
処理で通常使用される密封ステップとロッキングステッ
プに伴う時間をできるだけ短くする、膨脹のためのタバ
コ含浸などの高圧材料処理装置において使用するための
装置を提供した。
【0008】Kramerの米国特許第5067293号は、
協働する移動表面が処理チャンバを密封する、動的シー
ル(dynamic seal)を形成するために機構を有する、タ
バコ材料と他の生物学的な材料を処理するための方法お
よび装置を対象としている。この特許に従って提供され
る動的シールシステムは、タバコ膨脹を含む工程のため
の超臨界温度および超臨界圧力の条件を含む、高温度お
よび高圧力の条件でタバコを処理する場合に有効であ
る。連続的工程およびバッチ式工程の両方が開示されて
いる。
協働する移動表面が処理チャンバを密封する、動的シー
ル(dynamic seal)を形成するために機構を有する、タ
バコ材料と他の生物学的な材料を処理するための方法お
よび装置を対象としている。この特許に従って提供され
る動的シールシステムは、タバコ膨脹を含む工程のため
の超臨界温度および超臨界圧力の条件を含む、高温度お
よび高圧力の条件でタバコを処理する場合に有効であ
る。連続的工程およびバッチ式工程の両方が開示されて
いる。
【0009】これらの上述の工程およびその他を含むタ
バコ膨脹工程は、典型的には、実質的に大気圧以上の含
浸圧力が使用されるときには、バッチ式工程で実施され
なければならない。しかしながらバッチ式処理工程は、
高圧含浸剤を容器に入れたり容器から取り出したりする
場合に必要な時間にいくらか起因するサイクル時間の増
加を必要とする可能性がある。サイクル時間を減少する
ためには、適正な高圧にあって適正な高温にまで加熱さ
れた含浸剤の一般的に連続した供給があることが必要で
ある。
バコ膨脹工程は、典型的には、実質的に大気圧以上の含
浸圧力が使用されるときには、バッチ式工程で実施され
なければならない。しかしながらバッチ式処理工程は、
高圧含浸剤を容器に入れたり容器から取り出したりする
場合に必要な時間にいくらか起因するサイクル時間の増
加を必要とする可能性がある。サイクル時間を減少する
ためには、適正な高圧にあって適正な高温にまで加熱さ
れた含浸剤の一般的に連続した供給があることが必要で
ある。
【0010】適正に上昇された温度における高い圧力を
加えた膨脹剤の実質的供給を維持することは、高価な装
置を必要とし、また工程制御を必要とする。さらに、非
常に効果的なタバコ膨脹工程中には、高圧および高温の
条件にあるエタンまたはプロパンなどの可燃性膨脹剤を
使用するものもある。これらの物質に関連する危険性を
最小限に押さえるためには、高温/高圧条件下で貯蔵さ
れた膨脹剤の量を最小限に押さえることが望ましい。
加えた膨脹剤の実質的供給を維持することは、高価な装
置を必要とし、また工程制御を必要とする。さらに、非
常に効果的なタバコ膨脹工程中には、高圧および高温の
条件にあるエタンまたはプロパンなどの可燃性膨脹剤を
使用するものもある。これらの物質に関連する危険性を
最小限に押さえるためには、高温/高圧条件下で貯蔵さ
れた膨脹剤の量を最小限に押さえることが望ましい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高圧高温の
タバコ含浸条件を使用しながら、高温/高圧膨脹剤の貯
蔵量を最小限にする、速い処理速度でタバコを膨脹する
ために使用できるタバコ膨脹の方法および装置を提供す
る。さらに、本発明の方法および装置は、膨脹剤を圧縮
および加熱するためのエネルギー使用効率を向上させる
ことができる。その上本発明の方法および装置は、タバ
コ膨脹工程に実質的な量の加熱された高圧の膨脹剤をす
ばやく供給する能力があり、特に高圧タバコ含浸膨脹の
処理量を劇的に向上させることのできる1993年6月
14日出願のLucas J. ConradとJackie L. Whiteの米国
特許出願第08/076535号、現在の米国特許第5
483977号の方法および装置に有用である。これら
の方法は、20〜30秒以下のタバコ含浸膨脹のサイク
ル時間、膨脹剤として例えば2000psigと200
°F以上の高温高圧のプロパンの使用、タバコバッチの
予備加熱、および/または高圧含浸ゾーン内でのタバコ
の圧縮を含むことが好ましい。
タバコ含浸条件を使用しながら、高温/高圧膨脹剤の貯
蔵量を最小限にする、速い処理速度でタバコを膨脹する
ために使用できるタバコ膨脹の方法および装置を提供す
る。さらに、本発明の方法および装置は、膨脹剤を圧縮
および加熱するためのエネルギー使用効率を向上させる
ことができる。その上本発明の方法および装置は、タバ
コ膨脹工程に実質的な量の加熱された高圧の膨脹剤をす
ばやく供給する能力があり、特に高圧タバコ含浸膨脹の
処理量を劇的に向上させることのできる1993年6月
14日出願のLucas J. ConradとJackie L. Whiteの米国
特許出願第08/076535号、現在の米国特許第5
483977号の方法および装置に有用である。これら
の方法は、20〜30秒以下のタバコ含浸膨脹のサイク
ル時間、膨脹剤として例えば2000psigと200
°F以上の高温高圧のプロパンの使用、タバコバッチの
予備加熱、および/または高圧含浸ゾーン内でのタバコ
の圧縮を含むことが好ましい。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のタバコ膨脹の方
法および装置は、圧縮性タバコ膨脹剤を、初期温度、初
期圧力にある膨脹剤を入れたポジティブディスプレース
メント式(positive displacement)アキュムレータか
らタバコバッチ含浸チャンバに供給する。アキュムレー
タは、約100°F以上の温度、約500psig以上
の圧力のプロパンを含むことが好ましい。アキュムレー
タは、流体供給管路を通じてタバコのバッチを含む含浸
チャンバ中に、初期圧力と初期温度において測定された
所定の容積の膨脹剤を急速かつ強制的に排出するピスト
ンを含む。本発明によれば、所定の容積の膨脹剤は、タ
バコ含浸チャンバの容積よりも大きい。膨脹剤が、より
小さな容積の含浸チャンバ中に強制的に圧縮されると、
膨脹剤の圧力と温度は、初期圧力と初期温度より上昇
し、タバコバッチを含浸するための所望の高温条件を達
成するための所望の圧力と温度に至る。供給管路と含浸
チャンバは、両方合わせてアキュムレータの容積より小
さな容積を持つように作られている。
法および装置は、圧縮性タバコ膨脹剤を、初期温度、初
期圧力にある膨脹剤を入れたポジティブディスプレース
メント式(positive displacement)アキュムレータか
らタバコバッチ含浸チャンバに供給する。アキュムレー
タは、約100°F以上の温度、約500psig以上
の圧力のプロパンを含むことが好ましい。アキュムレー
タは、流体供給管路を通じてタバコのバッチを含む含浸
チャンバ中に、初期圧力と初期温度において測定された
所定の容積の膨脹剤を急速かつ強制的に排出するピスト
ンを含む。本発明によれば、所定の容積の膨脹剤は、タ
バコ含浸チャンバの容積よりも大きい。膨脹剤が、より
小さな容積の含浸チャンバ中に強制的に圧縮されると、
膨脹剤の圧力と温度は、初期圧力と初期温度より上昇
し、タバコバッチを含浸するための所望の高温条件を達
成するための所望の圧力と温度に至る。供給管路と含浸
チャンバは、両方合わせてアキュムレータの容積より小
さな容積を持つように作られている。
【0013】したがって、本発明において使用される膨
脹剤の温度および圧力は、タバコを含浸するためにより
高い圧力と温度が必要となるまでは、所望のタバコ含浸
の温度および圧力より低く維持することができる。さら
に、外部の加熱源に依存するよりも内部的に発生する圧
縮熱によって膨脹剤をより急速に加熱することができる
ので、タバコ含浸の全サイクル時間を最小限にすること
ができる。膨脹剤の圧縮中に発生する熱は、タバコに熱
を効果的に供給することもできる。とはいえ、本発明の
方法および装置は、もっと小さな低コストの高圧容器の
使用を可能にし、高圧容器と高圧可燃性流体の貯蔵に関
連する危険性を減少するこができる。本発明の工程を実
施する場合には、様々な装置を使用することができる。
脹剤の温度および圧力は、タバコを含浸するためにより
高い圧力と温度が必要となるまでは、所望のタバコ含浸
の温度および圧力より低く維持することができる。さら
に、外部の加熱源に依存するよりも内部的に発生する圧
縮熱によって膨脹剤をより急速に加熱することができる
ので、タバコ含浸の全サイクル時間を最小限にすること
ができる。膨脹剤の圧縮中に発生する熱は、タバコに熱
を効果的に供給することもできる。とはいえ、本発明の
方法および装置は、もっと小さな低コストの高圧容器の
使用を可能にし、高圧容器と高圧可燃性流体の貯蔵に関
連する危険性を減少するこができる。本発明の工程を実
施する場合には、様々な装置を使用することができる。
【0014】好ましい実施の形態では、ConradとWhite
の米国特許第4554932号に開示されている形式の
スプール型タバコ膨脹装置が使用される。プロパン流体
などのタバコ膨脹剤は、高温とその臨界圧力の近くまた
はそれ以上の圧力で使用されて、加熱することなく後続
の膨脹のためにタバコを含浸する。本発明の好ましい膨
脹剤アキュムレータは、膨脹剤をアキュムレータから強
制的に排出させるためのポジティブディスプレースメン
トピストンを含む。アキュムレータを、内部で移動する
ために取り付けられたポジティブディスプレースメント
ピストンを有する円筒状容器の形で設けることは有利で
ある。このピストンが容器の一端のポートに向かう方向
に移動すると、このピストンは膨脹剤を圧縮し、同時に
膨脹剤をより小さな容積の含浸チャンバとそこまでの供
給管路中に排出する。ピストンが単一ストロークで膨脹
剤の実質的に全量をアキュムレータの外に移動させるこ
とが好ましい。円筒状アキュムレータ容器が、供給管路
と含浸チャンバとを一緒にした容積より少なくとも約5
0%大きな容積を有することが有利である。
の米国特許第4554932号に開示されている形式の
スプール型タバコ膨脹装置が使用される。プロパン流体
などのタバコ膨脹剤は、高温とその臨界圧力の近くまた
はそれ以上の圧力で使用されて、加熱することなく後続
の膨脹のためにタバコを含浸する。本発明の好ましい膨
脹剤アキュムレータは、膨脹剤をアキュムレータから強
制的に排出させるためのポジティブディスプレースメン
トピストンを含む。アキュムレータを、内部で移動する
ために取り付けられたポジティブディスプレースメント
ピストンを有する円筒状容器の形で設けることは有利で
ある。このピストンが容器の一端のポートに向かう方向
に移動すると、このピストンは膨脹剤を圧縮し、同時に
膨脹剤をより小さな容積の含浸チャンバとそこまでの供
給管路中に排出する。ピストンが単一ストロークで膨脹
剤の実質的に全量をアキュムレータの外に移動させるこ
とが好ましい。円筒状アキュムレータ容器が、供給管路
と含浸チャンバとを一緒にした容積より少なくとも約5
0%大きな容積を有することが有利である。
【0015】膨脹流体の少なくとも一部分が、タバコ含
浸チャンバから回収されて、後続の含浸サイクルにおけ
る使用のためにアキュムレータにリサイクルされること
が好ましい。タバコの含浸に続いて、膨脹剤が加圧下の
含浸ゾーンから、含浸ゾーンとアキュムレータとを連結
する流体供給管路中に解放されることが有利である。そ
れから、含浸ゾーンからリサイクルされる高圧高温の膨
脹剤はアキュムレータに集められる。アキュムレータに
戻される膨脹剤の量は、最初に含浸ゾーンに充填された
膨脹剤の全量よりも少なくなる。こうして、アキュムレ
ータ内部における膨脹剤の圧力は、通常は初期充填の圧
力より低くなる。追加の新しいまたは回収されたプロパ
ンをアキュムレータに導いて、次のタバコ含浸サイクル
操作のために高い圧力と温度の下で望みの量の膨脹剤を
供給することができる。
浸チャンバから回収されて、後続の含浸サイクルにおけ
る使用のためにアキュムレータにリサイクルされること
が好ましい。タバコの含浸に続いて、膨脹剤が加圧下の
含浸ゾーンから、含浸ゾーンとアキュムレータとを連結
する流体供給管路中に解放されることが有利である。そ
れから、含浸ゾーンからリサイクルされる高圧高温の膨
脹剤はアキュムレータに集められる。アキュムレータに
戻される膨脹剤の量は、最初に含浸ゾーンに充填された
膨脹剤の全量よりも少なくなる。こうして、アキュムレ
ータ内部における膨脹剤の圧力は、通常は初期充填の圧
力より低くなる。追加の新しいまたは回収されたプロパ
ンをアキュムレータに導いて、次のタバコ含浸サイクル
操作のために高い圧力と温度の下で望みの量の膨脹剤を
供給することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の方法および装置の様々な
実施の形態について以下に説明する。本発明を、図面に
示されるものも含めて特定の方法および装置に関して説
明するが、それだけに限定されるものではないことを理
解されたい。反対に、本発明は、後述の検討と下記の詳
細な説明を考慮すれば明らかになるように、多くの代替
例、変更例、均等物を包含する。
実施の形態について以下に説明する。本発明を、図面に
示されるものも含めて特定の方法および装置に関して説
明するが、それだけに限定されるものではないことを理
解されたい。反対に、本発明は、後述の検討と下記の詳
細な説明を考慮すれば明らかになるように、多くの代替
例、変更例、均等物を包含する。
【0017】図1は、一般的に1985年11月26日
出願のConradとWhiteの米国特許第4554932号、
1996年1月16日出願のConradとWhiteの米国特許
第5483977号、および1995年11月28日出
願のBeard他の米国特許第5469872号に従って製
造されたスプールとシェル装置を含む、本発明の好まし
い含浸の方法および装置を示し、これらの開示の全体を
参照により本明細書に組み込む。米国特許第45549
32号と前記米国特許に開示された様々な詳細部は、説
明を簡単にするためにここでは繰り返さない。ただし、
このような細部については米国特許第4554932号
とこれらの出願を参照することができる。
出願のConradとWhiteの米国特許第4554932号、
1996年1月16日出願のConradとWhiteの米国特許
第5483977号、および1995年11月28日出
願のBeard他の米国特許第5469872号に従って製
造されたスプールとシェル装置を含む、本発明の好まし
い含浸の方法および装置を示し、これらの開示の全体を
参照により本明細書に組み込む。米国特許第45549
32号と前記米国特許に開示された様々な詳細部は、説
明を簡単にするためにここでは繰り返さない。ただし、
このような細部については米国特許第4554932号
とこれらの出願を参照することができる。
【0018】図1に概略的に図示するように、タバコを
先ず調整ゾーン10において処理し、その水分を約16
重量%以上、好ましくは約20重量%以上の値に上昇さ
せることが好ましい。それから水分を上昇させたタバコ
を給送ゾーン12に移し、ここでタバコを例えば蒸気熱
を使用して加熱することができ、それから高圧含浸ゾー
ンに給送するが、この高圧含浸ゾーンは往復動スプール
とシェルの高圧流体処理装置の形をとることが好まし
い。
先ず調整ゾーン10において処理し、その水分を約16
重量%以上、好ましくは約20重量%以上の値に上昇さ
せることが好ましい。それから水分を上昇させたタバコ
を給送ゾーン12に移し、ここでタバコを例えば蒸気熱
を使用して加熱することができ、それから高圧含浸ゾー
ンに給送するが、この高圧含浸ゾーンは往復動スプール
とシェルの高圧流体処理装置の形をとることが好まし
い。
【0019】スプールとシェルの高圧流体処理装置は、
円筒状シェルすなわちエンクロージャ(enclosure)1
4とスプールアセンブリ16(spool assembly)とによ
って規定される圧力容器を含む。シェル14とスプール
のアセンブリ16は、ステンレス鋼などを含む何らかの
適当な材料で作ることができる。シェルとスプールの特
定の構造と寸法は、後で明らかになるように、圧力容器
内で企図される圧力に耐えるには十分である。
円筒状シェルすなわちエンクロージャ(enclosure)1
4とスプールアセンブリ16(spool assembly)とによ
って規定される圧力容器を含む。シェル14とスプール
のアセンブリ16は、ステンレス鋼などを含む何らかの
適当な材料で作ることができる。シェルとスプールの特
定の構造と寸法は、後で明らかになるように、圧力容器
内で企図される圧力に耐えるには十分である。
【0020】スプールアセンブリ16は、円筒状端部材
18と連接棒20を含む。図1に示すように、スプール
16がシェル14の内部にあると、端部材18は連接棒
20およびシェル14と共に、密封された圧力チャンバ
すなわち圧力ゾーンを構成する所定の容積の環状空間2
2を規定する。スプールアセンブリ16は、点線で示す
ローディング位置24、やはり点線で示すアンローディ
ング位置(unloadingposition)26、および図1に具
体的に示されている含浸位置との間を往復動するように
配置されることが有利である。高速動作液圧ピストンま
たは類似のモータ手段(図示せず)が、スプールを前記
三つの位置の間で動かすために、図1に部分的に示す軸
28を介して軸方向に取り付けられている。
18と連接棒20を含む。図1に示すように、スプール
16がシェル14の内部にあると、端部材18は連接棒
20およびシェル14と共に、密封された圧力チャンバ
すなわち圧力ゾーンを構成する所定の容積の環状空間2
2を規定する。スプールアセンブリ16は、点線で示す
ローディング位置24、やはり点線で示すアンローディ
ング位置(unloadingposition)26、および図1に具
体的に示されている含浸位置との間を往復動するように
配置されることが有利である。高速動作液圧ピストンま
たは類似のモータ手段(図示せず)が、スプールを前記
三つの位置の間で動かすために、図1に部分的に示す軸
28を介して軸方向に取り付けられている。
【0021】スプールには、例えば先に参照した係属中
の出願に記載されているように、位置24においてタバ
コが充填され、それからスプールは含浸位置に移動され
る。タバコは、(茎と葉脈を含む)葉、ストリップ(str
ips)(茎を除去された葉)、葉巻フィラー(filler)、
紙巻きタバコ用カットフィラー(紙巻きタバコ或は葉巻
製造用のカットまたは切り刻まれたストリップ)の形状
を含む、様々な形状のいずれにすることもできる。
の出願に記載されているように、位置24においてタバ
コが充填され、それからスプールは含浸位置に移動され
る。タバコは、(茎と葉脈を含む)葉、ストリップ(str
ips)(茎を除去された葉)、葉巻フィラー(filler)、
紙巻きタバコ用カットフィラー(紙巻きタバコ或は葉巻
製造用のカットまたは切り刻まれたストリップ)の形状
を含む、様々な形状のいずれにすることもできる。
【0022】スプールアセンブリ16の上にタバコを個
別に強制的に充填し、タバコを、(同じ水分に標準化さ
れた)同じタバコの緩い充てん密度の約125%から約
300%またはそれ以上までの密度に圧縮することが好
ましい。水分含有量12重量%を基にして計算された2
5〜30ポンド/立方フィートの充てん密度を、先に参
照した係属中の出願に検討されているように容易に使用
することができる。タバコをスプールアセンブリ16の
上に押し付ける手段を設けることができ、これによっ
て、端部材18の間にあって連接棒20を囲む環状空間
が実質的に充てんされる。タバコの量は、スプールアセ
ンブリ16に充填する前に緩い形で測定したときのタバ
コの容積がこの環状空間の容積よりも実質的に大きいよ
うな量であることが好ましい。
別に強制的に充填し、タバコを、(同じ水分に標準化さ
れた)同じタバコの緩い充てん密度の約125%から約
300%またはそれ以上までの密度に圧縮することが好
ましい。水分含有量12重量%を基にして計算された2
5〜30ポンド/立方フィートの充てん密度を、先に参
照した係属中の出願に検討されているように容易に使用
することができる。タバコをスプールアセンブリ16の
上に押し付ける手段を設けることができ、これによっ
て、端部材18の間にあって連接棒20を囲む環状空間
が実質的に充てんされる。タバコの量は、スプールアセ
ンブリ16に充填する前に緩い形で測定したときのタバ
コの容積がこの環状空間の容積よりも実質的に大きいよ
うな量であることが好ましい。
【0023】位置24におけるスプールの充填に続い
て、スプールを含浸位置に移動させる。端部材18の各
々は、先に参照した係属中の出願にも詳細に記載されて
いるような、エラストマー環(elastomeric ring)の形
状であることが好ましい半径方向に拡張可能な密封部材
30を含む。密封部材は、加硫処理されたゴムなどの変
形可能なエラストマー材料で形成されることが好まし
く、そして流体管路32を介して作動流体を受け入れる
ように配置されている。食用油などの作動流体が、液圧
アキュムレータ34によって管路32を通過するように
強制される。作動流体は、スプールアセンブリ16の少
なくとも一端に連結された、図1に部分的に示す連接棒
36を通る孔を介してスプールの一端に強制される。作
動流体はシールリング30の内部に対して強制され、こ
の結果、シールリング30を半径方向に外側に拡張さ
せ、圧力チャンバ22を密封して漏れを防ぐ。
て、スプールを含浸位置に移動させる。端部材18の各
々は、先に参照した係属中の出願にも詳細に記載されて
いるような、エラストマー環(elastomeric ring)の形
状であることが好ましい半径方向に拡張可能な密封部材
30を含む。密封部材は、加硫処理されたゴムなどの変
形可能なエラストマー材料で形成されることが好まし
く、そして流体管路32を介して作動流体を受け入れる
ように配置されている。食用油などの作動流体が、液圧
アキュムレータ34によって管路32を通過するように
強制される。作動流体は、スプールアセンブリ16の少
なくとも一端に連結された、図1に部分的に示す連接棒
36を通る孔を介してスプールの一端に強制される。作
動流体はシールリング30の内部に対して強制され、こ
の結果、シールリング30を半径方向に外側に拡張さ
せ、圧力チャンバ22を密封して漏れを防ぐ。
【0024】高圧流体供給/リサイクル管路38、およ
び回収管路40は、シェル14を通過し複数のポート4
2を介して連絡する。シェル14の周囲に円周状に配置
されてもよいこれらのポートは、スプール端部材18と
円筒状シェル14によって規定される含浸ゾーン22へ
の高圧流体の導入、および含浸ゾーンからの高圧流体の
排出を可能にする。外部マニホルド(manifold)44は
ポート42を取り巻き、流体膨脹剤を円周状ポート42
を介してシェル14中に送る。高圧膨脹剤はポート42
を通じて流れ、それから、先に参照した係属中の出願に
記載されているように、スプール本体中の複数のポート
とチャネルを介して、スプール連接棒20の周りに充填
され圧縮されたタバコ中に流れる。一対の高速動作バル
ブ46、48が、流体の含浸チャンバ22への急速導入
および含浸チャンバ22からの急速排出のために設けら
れている。これらのバルブは、含浸ゾーン22の寸法に
応じて0.5インチから1.5インチまたはそれ以上ま
での範囲の直径のポート寸法を有するボールバルブにす
ることができ、これによって高圧流体の含浸チャンバ2
2へのおよび含浸チャンバ22からの実質的に瞬間的な
受入れと排出をもたらす。バルブは、図示されていない
高速動作油圧アクチュエータによって自動的に開閉され
ることが有利である。
び回収管路40は、シェル14を通過し複数のポート4
2を介して連絡する。シェル14の周囲に円周状に配置
されてもよいこれらのポートは、スプール端部材18と
円筒状シェル14によって規定される含浸ゾーン22へ
の高圧流体の導入、および含浸ゾーンからの高圧流体の
排出を可能にする。外部マニホルド(manifold)44は
ポート42を取り巻き、流体膨脹剤を円周状ポート42
を介してシェル14中に送る。高圧膨脹剤はポート42
を通じて流れ、それから、先に参照した係属中の出願に
記載されているように、スプール本体中の複数のポート
とチャネルを介して、スプール連接棒20の周りに充填
され圧縮されたタバコ中に流れる。一対の高速動作バル
ブ46、48が、流体の含浸チャンバ22への急速導入
および含浸チャンバ22からの急速排出のために設けら
れている。これらのバルブは、含浸ゾーン22の寸法に
応じて0.5インチから1.5インチまたはそれ以上ま
での範囲の直径のポート寸法を有するボールバルブにす
ることができ、これによって高圧流体の含浸チャンバ2
2へのおよび含浸チャンバ22からの実質的に瞬間的な
受入れと排出をもたらす。バルブは、図示されていない
高速動作油圧アクチュエータによって自動的に開閉され
ることが有利である。
【0025】含浸ゾーン中に残存し、アキュムレータと
チャンバにおける圧力の均等化が原因でリサイクルされ
ないプロパンをさらに除去するために、膨脹剤回収管路
40が設けられている。これは含浸ゾーン22からの高
圧膨脹剤の周期的除去ももたらすので、水分などを含む
汚染物質が膨脹剤中で望ましくないレベルまで蓄積する
ことはない。管路40が任意にガス回収または廃棄ゾー
ン(図示せず)に連結され、そこからの膨脹剤の回収ま
たはエネルギーの回収に供される。排出側にも、オイル
レスコンプレッサから供給される空気式排出ノズル41
を、タバコ排出ゾーンに設けることができる。スプール
がアンローディング位置26に、そしてアンローディン
グ位置26から移動されると、排出ノズルは、高圧の空
気や窒素などの流体をスプールアセンブリ16を取り囲
むタバコに送る。それからアンローディング位置26で
除去されたタバコを回収シュート(chute)に給送する
ことができ、この場合、膨脹剤、温度条件、タバコ内の
水分などに依存して、タバコを乾燥によってさらに処理
して膨脹を安定化するか、または加熱により膨脹を実施
または向上させることができる。
チャンバにおける圧力の均等化が原因でリサイクルされ
ないプロパンをさらに除去するために、膨脹剤回収管路
40が設けられている。これは含浸ゾーン22からの高
圧膨脹剤の周期的除去ももたらすので、水分などを含む
汚染物質が膨脹剤中で望ましくないレベルまで蓄積する
ことはない。管路40が任意にガス回収または廃棄ゾー
ン(図示せず)に連結され、そこからの膨脹剤の回収ま
たはエネルギーの回収に供される。排出側にも、オイル
レスコンプレッサから供給される空気式排出ノズル41
を、タバコ排出ゾーンに設けることができる。スプール
がアンローディング位置26に、そしてアンローディン
グ位置26から移動されると、排出ノズルは、高圧の空
気や窒素などの流体をスプールアセンブリ16を取り囲
むタバコに送る。それからアンローディング位置26で
除去されたタバコを回収シュート(chute)に給送する
ことができ、この場合、膨脹剤、温度条件、タバコ内の
水分などに依存して、タバコを乾燥によってさらに処理
して膨脹を安定化するか、または加熱により膨脹を実施
または向上させることができる。
【0026】膨脹剤入口側で、高圧ガス管路38は、図
2に関連して以下にもっと詳細に検討するポジティブデ
ィスプレースメント式アキュムレータ50に連結されて
いる。蒸発器52またはその他の加熱デバイスが、膨脹
剤供給ゾーン54からアキュムレータ50に給送される
流体膨脹剤、好ましくはプロパンを加熱するために、ポ
ジティブディスプレースメント式アキュムレータ50の
上流側に設けられていることが有利である。膨脹剤をア
キュムレータの内部で加熱された条件に維持するため
に、アキュムレータ50を、加熱ジャケット(jacket)
またはその類似品(図示せず)などの様々な加熱エレメ
ントのいずれかによって加熱してもよい。高圧流体を高
い圧力で、すなわちプロパンについては約600psi
gまでの圧力で蒸発器52とアキュムレータ50に給送
するために、複数の高圧ポンプ56が蒸発器52の膨脹
剤供給側に置かれている。単一のポンプ18しか図示さ
れていないが、典型的には必要に応じて二台またはそれ
以上のポンプを使用して、供給源54から給送される流
体の圧力を所望の圧力範囲にまで上昇させることができ
る。
2に関連して以下にもっと詳細に検討するポジティブデ
ィスプレースメント式アキュムレータ50に連結されて
いる。蒸発器52またはその他の加熱デバイスが、膨脹
剤供給ゾーン54からアキュムレータ50に給送される
流体膨脹剤、好ましくはプロパンを加熱するために、ポ
ジティブディスプレースメント式アキュムレータ50の
上流側に設けられていることが有利である。膨脹剤をア
キュムレータの内部で加熱された条件に維持するため
に、アキュムレータ50を、加熱ジャケット(jacket)
またはその類似品(図示せず)などの様々な加熱エレメ
ントのいずれかによって加熱してもよい。高圧流体を高
い圧力で、すなわちプロパンについては約600psi
gまでの圧力で蒸発器52とアキュムレータ50に給送
するために、複数の高圧ポンプ56が蒸発器52の膨脹
剤供給側に置かれている。単一のポンプ18しか図示さ
れていないが、典型的には必要に応じて二台またはそれ
以上のポンプを使用して、供給源54から給送される流
体の圧力を所望の圧力範囲にまで上昇させることができ
る。
【0027】蒸発器52とアキュムレータ50との間の
供給管路38には、高速動作バルブ60が設けられてい
る。バルブはまた、図示されていない高速動作油圧アク
チュエータによって自動的に開閉されることも有利であ
る。
供給管路38には、高速動作バルブ60が設けられてい
る。バルブはまた、図示されていない高速動作油圧アク
チュエータによって自動的に開閉されることも有利であ
る。
【0028】図2は、好ましいポジティブディスプレー
スメントピストン排出アキュムレータ50の断面図であ
り、この排出アキュムレータ50は、圧縮性膨脹剤のバ
ッチを初期圧力でアキュムレートし、膨脹剤を強制的に
排出し、また膨脹剤を圧縮して同時に温度を上昇させる
ことができる。アキュムレータ50は、2500psi
gまでおよびそれ以上の高い圧力と、約200°Fまで
およびそれを超える温度とで、プロパンなどの高圧高温
の流体膨脹剤を図1に示すスプール含浸器(impregnato
r)の含浸ゾーンに供給するために使用される。
スメントピストン排出アキュムレータ50の断面図であ
り、この排出アキュムレータ50は、圧縮性膨脹剤のバ
ッチを初期圧力でアキュムレートし、膨脹剤を強制的に
排出し、また膨脹剤を圧縮して同時に温度を上昇させる
ことができる。アキュムレータ50は、2500psi
gまでおよびそれ以上の高い圧力と、約200°Fまで
およびそれを超える温度とで、プロパンなどの高圧高温
の流体膨脹剤を図1に示すスプール含浸器(impregnato
r)の含浸ゾーンに供給するために使用される。
【0029】アキュムレータ50は、円筒状容器を規定
する管状シェル61によって形成される本体部分を含
む。シェル61は、内面が硬化された高品質の炭素鋼な
どの高温と高圧に耐えることのできる材料で形成され
る。シェル61によって規定された容器の一端には、動
的流体シールを規定する可動端部材62があり、また円
筒状容器の他端には、膨脹剤を入れたり出したりするた
めのポート66を有する端部材64がある。端部材62
は軸方向に動くことのできる軸70に連結され、この軸
70は、端部材62と協働して、シリンダ60の内部で
動くように取り付けられたポジティブディスプレースメ
ントピストンすなわちプランジャ(plunger)72を形
成する。こうしてピストン72は、流体ゾーン74の内
部容積のすべてまたは一部分を明確に移動させることに
よって、この内部容積を変化させることができる。プラ
ンジャ72がポート66の方向に動かされると、プラン
ジャ72はゾーン74内の流体を圧縮し、同時にポート
66を通じて流体のすべてまたは一部分を排出する。
する管状シェル61によって形成される本体部分を含
む。シェル61は、内面が硬化された高品質の炭素鋼な
どの高温と高圧に耐えることのできる材料で形成され
る。シェル61によって規定された容器の一端には、動
的流体シールを規定する可動端部材62があり、また円
筒状容器の他端には、膨脹剤を入れたり出したりするた
めのポート66を有する端部材64がある。端部材62
は軸方向に動くことのできる軸70に連結され、この軸
70は、端部材62と協働して、シリンダ60の内部で
動くように取り付けられたポジティブディスプレースメ
ントピストンすなわちプランジャ(plunger)72を形
成する。こうしてピストン72は、流体ゾーン74の内
部容積のすべてまたは一部分を明確に移動させることに
よって、この内部容積を変化させることができる。プラ
ンジャ72がポート66の方向に動かされると、プラン
ジャ72はゾーン74内の流体を圧縮し、同時にポート
66を通じて流体のすべてまたは一部分を排出する。
【0030】ピストンすなわちプランジャのヘッド76
は、リン青銅などの適当な材料から作られる。円筒状の
動的密封部材78はプランジャヘッド76の外周に設け
られる。密封部材78は、プランジャ72が軸方向に動
く間に、シリンダ60の内面とプランジャヘッド76の
周囲外部との間の密封をもたらし、これを維持すること
ができる。密封部材は不活性で柔軟であり、比較的摩擦
の少ない材料で形成されていることが好ましい。
は、リン青銅などの適当な材料から作られる。円筒状の
動的密封部材78はプランジャヘッド76の外周に設け
られる。密封部材78は、プランジャ72が軸方向に動
く間に、シリンダ60の内面とプランジャヘッド76の
周囲外部との間の密封をもたらし、これを維持すること
ができる。密封部材は不活性で柔軟であり、比較的摩擦
の少ない材料で形成されていることが好ましい。
【0031】2500psig以上の圧力と200°F
以上の温度で密封を維持することのできる例示的な密封
部材78を、5個の個別の炭素パッキンリング80〜8
8として図2に示すが、これらのパッキンリングは、プ
ランジャヘッド76の周囲を取り囲み、プランジャヘッ
ド76の外周とシェル61の内部との間の密封接触をも
たらす。3個の軸方向の内側に並ぶパッキンリング8
2、84、86は、軸方向の外側に並ぶパッキンリング
80、88よりも柔軟すなわち変形可能であることが有
利である。これらのパッキンリングは、GRAFOIL
炭素などの各種の高温安定性炭素ベースシールリング材
料のいずれか一つから成形されており、市販されてい
る。後で明らかになるように、プランジャ72の移動中
にプランジャヘッド76とシェル61内面との間を密封
することのできる不活性の他の材料も使用することがで
きる。
以上の温度で密封を維持することのできる例示的な密封
部材78を、5個の個別の炭素パッキンリング80〜8
8として図2に示すが、これらのパッキンリングは、プ
ランジャヘッド76の周囲を取り囲み、プランジャヘッ
ド76の外周とシェル61の内部との間の密封接触をも
たらす。3個の軸方向の内側に並ぶパッキンリング8
2、84、86は、軸方向の外側に並ぶパッキンリング
80、88よりも柔軟すなわち変形可能であることが有
利である。これらのパッキンリングは、GRAFOIL
炭素などの各種の高温安定性炭素ベースシールリング材
料のいずれか一つから成形されており、市販されてい
る。後で明らかになるように、プランジャ72の移動中
にプランジャヘッド76とシェル61内面との間を密封
することのできる不活性の他の材料も使用することがで
きる。
【0032】パッキンリング80〜88は、環状押込み
部材94の耳状部92によってパッキンリングに対して
軸方向に押し込まれた環状リング部材90で、軸方向圧
縮下に維持されている。押込み部材94はねじ付きボル
ト96によってピストン部材72に固定され、市販のス
プリングワッシャであるバイアス部材98による所定の
バイアス力を加える。ボルト96、圧縮部材94、およ
び環状リング90を介してパッキンリング80〜88に
伝えられる圧縮力は、スプリングワッシャ98を部分的
に平らにするには一般的に十分である。パッキンリング
80〜88に加えられる軸方向の合成力は、パッキンリ
ングを半径方向に外側に拡張させ、これによって滑動す
るプランジャヘッド76の外周面とシェル61の内周面
との間のシールを形成する。
部材94の耳状部92によってパッキンリングに対して
軸方向に押し込まれた環状リング部材90で、軸方向圧
縮下に維持されている。押込み部材94はねじ付きボル
ト96によってピストン部材72に固定され、市販のス
プリングワッシャであるバイアス部材98による所定の
バイアス力を加える。ボルト96、圧縮部材94、およ
び環状リング90を介してパッキンリング80〜88に
伝えられる圧縮力は、スプリングワッシャ98を部分的
に平らにするには一般的に十分である。パッキンリング
80〜88に加えられる軸方向の合成力は、パッキンリ
ングを半径方向に外側に拡張させ、これによって滑動す
るプランジャヘッド76の外周面とシェル61の内周面
との間のシールを形成する。
【0033】ブッシング(bushing)101を支える軸
方向の孔を有する軸支持部材99が、シェル61の外端
部に取り付けられて、軸70を支持している。軸支持部
材は、棒側102上のシリンダ60内部の圧力を均等化
するために少なくとも一つのポート100を含む。プラ
ンジャ72をアキュムレータ50の内部で動かすため
に、油圧シリンダまたは類似のモータ手段104が、連
接棒103を介して軸70に結合されてる。油圧シリン
ダ104は、油圧力を機械的仕事に変換するための当技
術分野では周知の油圧シリンダ形式のいずれか一つにす
ることができる。連接棒103は、チャンバ74から漏
れるどのような膨脹剤も収集するシェル本体106の内
部に配置されることが好ましい。
方向の孔を有する軸支持部材99が、シェル61の外端
部に取り付けられて、軸70を支持している。軸支持部
材は、棒側102上のシリンダ60内部の圧力を均等化
するために少なくとも一つのポート100を含む。プラ
ンジャ72をアキュムレータ50の内部で動かすため
に、油圧シリンダまたは類似のモータ手段104が、連
接棒103を介して軸70に結合されてる。油圧シリン
ダ104は、油圧力を機械的仕事に変換するための当技
術分野では周知の油圧シリンダ形式のいずれか一つにす
ることができる。連接棒103は、チャンバ74から漏
れるどのような膨脹剤も収集するシェル本体106の内
部に配置されることが好ましい。
【0034】図2に、完全に引き戻された位置にある油
圧シリンダを示すが、その結果、アキュムレータ50の
内部のプランジャ72も引き戻されて、膨脹剤の完全な
充填量をアキュムレータ50中に残存させる。図2には
示されていないが、アキュムレータは、シリンダ60の
外周の少なくとも一部分の周りに加熱ジャケットを備え
ることができる。加熱ジャケットは、管状の熱交換エレ
メントなどを含む、流体の加熱または容器中の流体温度
の維持あるいはその両方を行うための、当技術分野にお
いて周知の形式の装置のいずれにすることもできる。当
業者には認識されることになるように、この加熱ジャケ
ットは、アキュムレータシリンダの全長にわたって延ば
してもよい。アキュムレータの容積は、油圧シリンダ上
の機械的止め具(図示せず)を調節することによって変
更することができ、油圧シリンダの、したがってアキュ
ムレータピストンの引き戻しを限定する。
圧シリンダを示すが、その結果、アキュムレータ50の
内部のプランジャ72も引き戻されて、膨脹剤の完全な
充填量をアキュムレータ50中に残存させる。図2には
示されていないが、アキュムレータは、シリンダ60の
外周の少なくとも一部分の周りに加熱ジャケットを備え
ることができる。加熱ジャケットは、管状の熱交換エレ
メントなどを含む、流体の加熱または容器中の流体温度
の維持あるいはその両方を行うための、当技術分野にお
いて周知の形式の装置のいずれにすることもできる。当
業者には認識されることになるように、この加熱ジャケ
ットは、アキュムレータシリンダの全長にわたって延ば
してもよい。アキュムレータの容積は、油圧シリンダ上
の機械的止め具(図示せず)を調節することによって変
更することができ、油圧シリンダの、したがってアキュ
ムレータピストンの引き戻しを限定する。
【0035】図1に戻って、運転中は、高圧ポンプ5
6、58を使用して、含浸ゾーン22において膨脹剤に
よってタバコを含浸するために所望の含浸圧力より低い
圧力で、膨脹剤をアキュムレータ50に供給する。膨脹
剤は、ポンプ56、58から蒸発器52に排出される。
膨脹剤が蒸発器52を通過すると、膨脹剤は高い温度に
予備加熱されるが、この温度は含浸ゾーン22における
所望の含浸温度より低いことが好ましい。アキュムレー
タ50に給送された膨脹剤の圧力は、所望の含浸圧力よ
り実質的に低いこと、すなわち所望の含浸圧力の約75
%以下であること、所望の含浸圧力の約50%以下であ
ることが好ましく、また所望の含浸圧力の約33%以下
であることがさらに好ましい。これによって、タバコの
存在下で膨脹剤を実質的に加圧することができ、これに
よって膨脹剤と充填されたタバコの両方を加熱するため
の熱を発生する。
6、58を使用して、含浸ゾーン22において膨脹剤に
よってタバコを含浸するために所望の含浸圧力より低い
圧力で、膨脹剤をアキュムレータ50に供給する。膨脹
剤は、ポンプ56、58から蒸発器52に排出される。
膨脹剤が蒸発器52を通過すると、膨脹剤は高い温度に
予備加熱されるが、この温度は含浸ゾーン22における
所望の含浸温度より低いことが好ましい。アキュムレー
タ50に給送された膨脹剤の圧力は、所望の含浸圧力よ
り実質的に低いこと、すなわち所望の含浸圧力の約75
%以下であること、所望の含浸圧力の約50%以下であ
ることが好ましく、また所望の含浸圧力の約33%以下
であることがさらに好ましい。これによって、タバコの
存在下で膨脹剤を実質的に加圧することができ、これに
よって膨脹剤と充填されたタバコの両方を加熱するため
の熱を発生する。
【0036】バルブ60は、膨脹剤がアキュムレータ5
0中に導入されると、開かれた形態に維持される。同様
に、バルブ46が閉じた形態に維持されると、膨脹剤は
ポート66を通じてアキュムレータ50の内部74に入
る。プロパンの圧力を使用してピストン72を引き戻
し、アキュムレータへの空気の引き込みを防止する。
0中に導入されると、開かれた形態に維持される。同様
に、バルブ46が閉じた形態に維持されると、膨脹剤は
ポート66を通じてアキュムレータ50の内部74に入
る。プロパンの圧力を使用してピストン72を引き戻
し、アキュムレータへの空気の引き込みを防止する。
【0037】プロパンの圧力が、ポンプに関連するセン
サまたはアキュムレータ50に関連するセンサ(図示せ
ず)によって決定されるようなポンプ56の設定点圧力
に達した後に、バルブ60は閉じられる。
サまたはアキュムレータ50に関連するセンサ(図示せ
ず)によって決定されるようなポンプ56の設定点圧力
に達した後に、バルブ60は閉じられる。
【0038】それからバルブ46が開かれ、ピストン7
2は力によって下向きに動かされ、これによって膨脹剤
をアキュムレータから高圧ガス管路38と含浸チャンバ
に排出する。アキュムレータ50、管路38、および含
浸ゾーン22は、管路38と含浸ゾーン22を一緒にし
たときの全容積が有利にアキュムレータ50の容積より
実質的に小さくなるように、寸法決定される。こうし
て、膨脹剤がアキュムレータ50から図1の含浸ゾーン
に排出されると、この容積は実質的に小さくなり、この
圧力と温度は実質的に、例えば本発明の好ましい実施の
形態における超臨界温度と超臨界圧力に達するレベル、
またはそれ以上のレベルに上昇する。具体的には、膨脹
剤がアキュムレータ50から管路38を通って含浸チャ
ンバ中に送られると、小さくした容積の高圧ガス管路3
8と含浸チャンバ22中に排出するときにピストン72
が加える力が原因で、膨脹剤が実質的に圧縮される。膨
脹剤が圧縮されると、この圧力と温度は、たとえばプロ
パンについては約600psigから約2500psi
gにまで、および約125°Fから約175°Fまでの
範囲にある初期温度から約200°Fから275°Fま
での範囲にある最終温度にまで、上昇する。膨脹剤が圧
縮されるときに生ずる圧縮熱は、膨脹剤に必要な事前圧
縮と予備加熱の量を減らし、さらにタバコに必要な予備
加熱の量も減らす。
2は力によって下向きに動かされ、これによって膨脹剤
をアキュムレータから高圧ガス管路38と含浸チャンバ
に排出する。アキュムレータ50、管路38、および含
浸ゾーン22は、管路38と含浸ゾーン22を一緒にし
たときの全容積が有利にアキュムレータ50の容積より
実質的に小さくなるように、寸法決定される。こうし
て、膨脹剤がアキュムレータ50から図1の含浸ゾーン
に排出されると、この容積は実質的に小さくなり、この
圧力と温度は実質的に、例えば本発明の好ましい実施の
形態における超臨界温度と超臨界圧力に達するレベル、
またはそれ以上のレベルに上昇する。具体的には、膨脹
剤がアキュムレータ50から管路38を通って含浸チャ
ンバ中に送られると、小さくした容積の高圧ガス管路3
8と含浸チャンバ22中に排出するときにピストン72
が加える力が原因で、膨脹剤が実質的に圧縮される。膨
脹剤が圧縮されると、この圧力と温度は、たとえばプロ
パンについては約600psigから約2500psi
gにまで、および約125°Fから約175°Fまでの
範囲にある初期温度から約200°Fから275°Fま
での範囲にある最終温度にまで、上昇する。膨脹剤が圧
縮されるときに生ずる圧縮熱は、膨脹剤に必要な事前圧
縮と予備加熱の量を減らし、さらにタバコに必要な予備
加熱の量も減らす。
【0039】アキュムレータと管路38の正確な構造
は、アキュムレータと管路38の容積が特定の膨脹剤の
圧力と温度を超臨界レベルにまで上昇させるように選択
される限り、使用される膨脹剤の種類、膨脹剤の所望の
含浸温度および圧力などの様々な要因に応じて変えるこ
とができる。本発明の好ましい一実施の形態では、膨脹
剤としてプロパンを使用すると、アキュムレータは、管
路38と含浸チャンバの容積の少なくとも約150%以
上、好ましくは少なくとも約200%以上の容積を有す
ることができるので、油圧シリンダは、チャンバ容積の
約1.5倍から約5倍またはそれ以上の膨脹剤をタバコ
膨脹チャンバ中に移動させる。
は、アキュムレータと管路38の容積が特定の膨脹剤の
圧力と温度を超臨界レベルにまで上昇させるように選択
される限り、使用される膨脹剤の種類、膨脹剤の所望の
含浸温度および圧力などの様々な要因に応じて変えるこ
とができる。本発明の好ましい一実施の形態では、膨脹
剤としてプロパンを使用すると、アキュムレータは、管
路38と含浸チャンバの容積の少なくとも約150%以
上、好ましくは少なくとも約200%以上の容積を有す
ることができるので、油圧シリンダは、チャンバ容積の
約1.5倍から約5倍またはそれ以上の膨脹剤をタバコ
膨脹チャンバ中に移動させる。
【0040】こうして、本発明の装置は、たとえば膨脹
剤を従来技術のアキュムレータ装置よりも低い圧力と温
度に維持することのできるアキュムレータを使用できる
ようにして、処理の経済性を向上させることができる。
たとえば従来技術のアキュムレータ構造では、プロパン
などの膨脹流体は、超臨界条件にまたはそれ以上に、す
なわちプロパンでは約3000psigの圧力と300
°F以上の温度に維持されていた。これに対して本発明
では、プロパンをアキュムレータ中で、タバコの予備加
熱の度合いに応じて約600psigの圧力と約100
°Fから175°Fまでの温度に維持することができ、
同時に等価の含浸条件をもたらす。
剤を従来技術のアキュムレータ装置よりも低い圧力と温
度に維持することのできるアキュムレータを使用できる
ようにして、処理の経済性を向上させることができる。
たとえば従来技術のアキュムレータ構造では、プロパン
などの膨脹流体は、超臨界条件にまたはそれ以上に、す
なわちプロパンでは約3000psigの圧力と300
°F以上の温度に維持されていた。これに対して本発明
では、プロパンをアキュムレータ中で、タバコの予備加
熱の度合いに応じて約600psigの圧力と約100
°Fから175°Fまでの温度に維持することができ、
同時に等価の含浸条件をもたらす。
【0041】膨脹剤がアキュムレータから排出される
と、バルブ46が閉じ、スプールのチャンバ圧力は含浸
期間中保持される。膨脹剤の排出によってアキュムレー
タが本質的に空になることが好ましい。含浸中は、バル
ブ46は閉じている。高圧高温にプロパンによる僅か1
秒から数秒程度にすることのできる所定の含浸期間に続
いて、バルブ46が開いて、リサイクルのためにプロパ
ンを含浸ゾーン22からアキュムレータに解放する。そ
れから最終減圧のため、または代替案として回収のため
にプロパンを完全に解放するために、バルブ48は開か
れる。それからスプール16がアンローディング位置に
移動され、膨脹または含浸されたタバコをスプールから
除去できるようにする。含浸ゾーンとアキュムレータの
間の圧力が平衡に達する時をセンサが検知し、それから
バルブ46は閉じられる。
と、バルブ46が閉じ、スプールのチャンバ圧力は含浸
期間中保持される。膨脹剤の排出によってアキュムレー
タが本質的に空になることが好ましい。含浸中は、バル
ブ46は閉じている。高圧高温にプロパンによる僅か1
秒から数秒程度にすることのできる所定の含浸期間に続
いて、バルブ46が開いて、リサイクルのためにプロパ
ンを含浸ゾーン22からアキュムレータに解放する。そ
れから最終減圧のため、または代替案として回収のため
にプロパンを完全に解放するために、バルブ48は開か
れる。それからスプール16がアンローディング位置に
移動され、膨脹または含浸されたタバコをスプールから
除去できるようにする。含浸ゾーンとアキュムレータの
間の圧力が平衡に達する時をセンサが検知し、それから
バルブ46は閉じられる。
【0042】当業者には理解されるように、アキュムレ
ータ50に戻される膨脹剤の量は、膨脹剤の一部がタバ
コによって吸収され、膨脹剤の一部が平衡化圧力に達し
た後に含浸ゾーン中に残るので、含浸ゾーンに最初に充
填された膨脹剤の全量より少なくなる。こうして、アキ
ュムレータ50内における膨脹剤の圧力は初期充填の圧
力より低くなる。例えば、アキュムレータ中の膨脹剤の
初期圧力が600psigであった場合には、圧力は6
00psig以下になる。一般に、プロパンについて
は、タバコスプールからのプロパンの約3分の2または
それ以上をアキュムレータ50に戻すことができ、初期
プロパン圧が600psigの場合には、リサイクルさ
れるプロパンはおおよそ475psigの圧力を有する
ことができる。
ータ50に戻される膨脹剤の量は、膨脹剤の一部がタバ
コによって吸収され、膨脹剤の一部が平衡化圧力に達し
た後に含浸ゾーン中に残るので、含浸ゾーンに最初に充
填された膨脹剤の全量より少なくなる。こうして、アキ
ュムレータ50内における膨脹剤の圧力は初期充填の圧
力より低くなる。例えば、アキュムレータ中の膨脹剤の
初期圧力が600psigであった場合には、圧力は6
00psig以下になる。一般に、プロパンについて
は、タバコスプールからのプロパンの約3分の2または
それ以上をアキュムレータ50に戻すことができ、初期
プロパン圧が600psigの場合には、リサイクルさ
れるプロパンはおおよそ475psigの圧力を有する
ことができる。
【0043】その後に、追加の新たなまたは膨脹剤源5
4から回収されたプロパンをアキュムレータ50に導入
することができる。センサは、アキュムレータ内の圧力
が所望の充填圧力より低くなる時を検知する。バルブ4
8が閉じ、バルブ60が開いて、制御部はポンプを始動
させ、ポンプは直ちにアキュムレータの高圧流体すなわ
ちプロパンによる再充てんを開始する。アキュムレータ
50は、短い期間で、たとえば図1の含浸ゾーン22に
おいてタバコを含浸するために本発明で使用された期間
中の、約5秒から10秒までの期間で再充てん可能であ
る。プロパンは、バルブ60とポート66を通じてアキ
ュムレータ50に向けられ、約600psigの出発圧
力でアキュムレータ中にプロパンを供給する。チャンバ
の圧力が所定の条件すなわち約600psigに達する
と、バルブ60は閉じる。
4から回収されたプロパンをアキュムレータ50に導入
することができる。センサは、アキュムレータ内の圧力
が所望の充填圧力より低くなる時を検知する。バルブ4
8が閉じ、バルブ60が開いて、制御部はポンプを始動
させ、ポンプは直ちにアキュムレータの高圧流体すなわ
ちプロパンによる再充てんを開始する。アキュムレータ
50は、短い期間で、たとえば図1の含浸ゾーン22に
おいてタバコを含浸するために本発明で使用された期間
中の、約5秒から10秒までの期間で再充てん可能であ
る。プロパンは、バルブ60とポート66を通じてアキ
ュムレータ50に向けられ、約600psigの出発圧
力でアキュムレータ中にプロパンを供給する。チャンバ
の圧力が所定の条件すなわち約600psigに達する
と、バルブ60は閉じる。
【0044】先に言及したように、アキュムレータ内の
プロパンの圧力はプランジャ72を引き戻すために使用
される一方で、プランジャを延ばすためには油圧が使用
される。これはアキュムレータ装置への空気の流入の可
能性を最小限にする。
プロパンの圧力はプランジャ72を引き戻すために使用
される一方で、プランジャを延ばすためには油圧が使用
される。これはアキュムレータ装置への空気の流入の可
能性を最小限にする。
【0045】含浸チャンバ22からのプロパンの解放の
後に、チャンバ22の圧力を監視することが有利であ
る。含浸ゾーンにおける圧力がほぼ475psigの平
衡化圧力に達すると、バルブ46は閉鎖可能となり、バ
ルブ48は開いて、残ったプロパンをプロパン廃棄また
は回収ゾーンに送る。これに加えて、アキュムレータ5
0にリサイクルすることなしに廃棄または回収するため
に、含浸チャンバ内のプロパンまたは他の膨脹剤のすべ
てまたは大部分をバルブ48を通じて周期的に解放し、
プロパンまたは他の膨脹剤における水分または他の汚染
物質の過剰形成を防ぐことが望ましい。
後に、チャンバ22の圧力を監視することが有利であ
る。含浸ゾーンにおける圧力がほぼ475psigの平
衡化圧力に達すると、バルブ46は閉鎖可能となり、バ
ルブ48は開いて、残ったプロパンをプロパン廃棄また
は回収ゾーンに送る。これに加えて、アキュムレータ5
0にリサイクルすることなしに廃棄または回収するため
に、含浸チャンバ内のプロパンまたは他の膨脹剤のすべ
てまたは大部分をバルブ48を通じて周期的に解放し、
プロパンまたは他の膨脹剤における水分または他の汚染
物質の過剰形成を防ぐことが望ましい。
【0046】図3は、本発明の好ましい工程の流れ図で
ある。図3の工程は、先に参照した1985年7月30
日発行のWhiteとConradの米国特許第4531529
号、および1996年1月16日発行のConradとWhite
の米国特許第5483977号、および1995年11
月28日発行のBeard他の米国特許第5469872号
に従って実施されることが好ましい。
ある。図3の工程は、先に参照した1985年7月30
日発行のWhiteとConradの米国特許第4531529
号、および1996年1月16日発行のConradとWhite
の米国特許第5483977号、および1995年11
月28日発行のBeard他の米国特許第5469872号
に従って実施されることが好ましい。
【0047】図3を参照すると、ブロック150に示す
ように、図1のポジティブディスプレースメント式アキ
ュムレータが準備される。ブロック155に示すよう
に、カットされたフィラーの形であることが好ましいタ
バコを、含浸ゾーン中に入れる前に予備加熱することが
有利である。タバコの予備加熱は、含浸ゾーンにおける
適正な短いサイクル時間条件を確立するための熱も供給
する。タバコを約125°F以上の温度、または約14
0°F以上の温度が好ましく、たとえば150°F〜1
60°Fまたはそれ以上の温度に予備加熱することが好
ましい。余分の水分を、予備加熱前または予備加熱中も
しくはその両方でタバコに加えて、タバコの柔軟性を増
加させることが有利である。約16%から30%または
それ以上の間の水分含有量を本発明に使用することが有
利である。
ように、図1のポジティブディスプレースメント式アキ
ュムレータが準備される。ブロック155に示すよう
に、カットされたフィラーの形であることが好ましいタ
バコを、含浸ゾーン中に入れる前に予備加熱することが
有利である。タバコの予備加熱は、含浸ゾーンにおける
適正な短いサイクル時間条件を確立するための熱も供給
する。タバコを約125°F以上の温度、または約14
0°F以上の温度が好ましく、たとえば150°F〜1
60°Fまたはそれ以上の温度に予備加熱することが好
ましい。余分の水分を、予備加熱前または予備加熱中も
しくはその両方でタバコに加えて、タバコの柔軟性を増
加させることが有利である。約16%から30%または
それ以上の間の水分含有量を本発明に使用することが有
利である。
【0048】タバコの予備加熱は、加熱ドラム、マイク
ロ波エネルギー、水蒸気射出の使用を含む様々な手段の
いずれかによって行うことができる。水蒸気加熱は、熱
がより効果的にタバコに移転されると同時に水分レベル
を上げることができるので、好ましいと考えられる。
ロ波エネルギー、水蒸気射出の使用を含む様々な手段の
いずれかによって行うことができる。水蒸気加熱は、熱
がより効果的にタバコに移転されると同時に水分レベル
を上げることができるので、好ましいと考えられる。
【0049】その後に、ブロック160に示すように、
予備加熱されたタバコは、図1のスプールとシェルのア
センブリなどの含浸容器中に、または後で示すような他
の従来の設計のいずれかの高圧安定性密封可能容器中に
入れて圧縮する。タバコは少なくとも1.25:1の圧
縮比、さらに好ましくは1.5:1以上の圧縮比で圧縮
されることが好ましい。タバコは、2:1以上で3:1
までの値の、およびタバコの初期の緩い充てん密度を基
にして高い圧縮率に圧縮されることが有利である。タバ
コの圧縮はタバコの密度を増加するので、含浸ゾーンに
給送されたタバコの密度は、含浸器内部の空間の使用を
実質的に改善する圧縮前のタバコ密度よりも実質的に高
い。緩い充てんタバコ密度が、タバコがタバコ葉の形ま
たはカットされたフィラーの形のいずれであるかという
こと、タバコの種類、タバコの水分含有量、およびその
他の要因を含む諸要因によって、大きく変化する可能性
があることを、当業者は気がつくであろう。水分含有量
12%を基にして計算した20ポンド/立方フィートの
充てん密度が、本発明で容易に使用される。充てん密度
の増加はある程度は同じ量の膨脹を達成するためのサイ
クル時間を増加するが、水分含有量12%およびそれ以
上を基にして計算した25〜30ポンド/立方フィート
を超過する充てん密度も、本発明で使用されて成功して
おり、同時に20秒以下の含浸時間を達成し、充てん容
量は50〜100%以上増加する。
予備加熱されたタバコは、図1のスプールとシェルのア
センブリなどの含浸容器中に、または後で示すような他
の従来の設計のいずれかの高圧安定性密封可能容器中に
入れて圧縮する。タバコは少なくとも1.25:1の圧
縮比、さらに好ましくは1.5:1以上の圧縮比で圧縮
されることが好ましい。タバコは、2:1以上で3:1
までの値の、およびタバコの初期の緩い充てん密度を基
にして高い圧縮率に圧縮されることが有利である。タバ
コの圧縮はタバコの密度を増加するので、含浸ゾーンに
給送されたタバコの密度は、含浸器内部の空間の使用を
実質的に改善する圧縮前のタバコ密度よりも実質的に高
い。緩い充てんタバコ密度が、タバコがタバコ葉の形ま
たはカットされたフィラーの形のいずれであるかという
こと、タバコの種類、タバコの水分含有量、およびその
他の要因を含む諸要因によって、大きく変化する可能性
があることを、当業者は気がつくであろう。水分含有量
12%を基にして計算した20ポンド/立方フィートの
充てん密度が、本発明で容易に使用される。充てん密度
の増加はある程度は同じ量の膨脹を達成するためのサイ
クル時間を増加するが、水分含有量12%およびそれ以
上を基にして計算した25〜30ポンド/立方フィート
を超過する充てん密度も、本発明で使用されて成功して
おり、同時に20秒以下の含浸時間を達成し、充てん容
量は50〜100%以上増加する。
【0050】その後に、ブロック165に示すように、
圧縮されたタバコは含浸ゾーンで含浸される。含浸流体
としてプロパンを使用するときには、加熱されたプロパ
ンと予備加熱されたタバコから含浸ゾーンに供給される
熱の蓄積量が、約240°Fと約270°Fの間、好ま
しくは約260°Fの含浸ゾーンにおける含浸条件をも
たらすのに十分であることが有利である。予備加熱され
たタバコと予備加熱されたプロパンの両方によって熱が
供給されるときに、約260°Fと2500psigの
温度および圧力の条件で含浸が、約5秒またはそれ以下
で達成できることがわかった。
圧縮されたタバコは含浸ゾーンで含浸される。含浸流体
としてプロパンを使用するときには、加熱されたプロパ
ンと予備加熱されたタバコから含浸ゾーンに供給される
熱の蓄積量が、約240°Fと約270°Fの間、好ま
しくは約260°Fの含浸ゾーンにおける含浸条件をも
たらすのに十分であることが有利である。予備加熱され
たタバコと予備加熱されたプロパンの両方によって熱が
供給されるときに、約260°Fと2500psigの
温度および圧力の条件で含浸が、約5秒またはそれ以下
で達成できることがわかった。
【0051】上記のように、アキュムレータ50、アキ
ュムレータからチャンバにプロパンを導くための高圧流
体供給管路38、およびチャンバ22の各々は、膨脹流
体がプランジャ72の作用によって強制的にアキュムレ
ータから排出され、それから管路38と含浸チャンバ2
2中に入り、膨脹剤は加熱され、超臨界圧近くまたはこ
れ以上の圧力であることが好ましい所望のタバコ含浸圧
と約200°F以上の温度にまで加熱加圧されるよう
に、寸法決定される。
ュムレータからチャンバにプロパンを導くための高圧流
体供給管路38、およびチャンバ22の各々は、膨脹流
体がプランジャ72の作用によって強制的にアキュムレ
ータから排出され、それから管路38と含浸チャンバ2
2中に入り、膨脹剤は加熱され、超臨界圧近くまたはこ
れ以上の圧力であることが好ましい所望のタバコ含浸圧
と約200°F以上の温度にまで加熱加圧されるよう
に、寸法決定される。
【0052】プロパンまたはその他の膨脹剤の圧縮の度
合いを変えて、圧縮による膨脹剤の加熱量を変えること
ができる。圧縮によってプロパンに加えられる熱の量
は、タバコとプロパンの両方に加えるべき所望の熱量と
バランスをとることが有利である。こうして、プロパン
流体が加熱されて温度が高くなると、タバコは低い度合
いで加熱されて含浸ゾーンにおける所望の温度条件を提
供することが可能である。ただし、これ以上では含浸ゾ
ーン中のタバコが損害を受けるかもしれないという、プ
ロパンに関する上限温度があると思われる。さらに、本
発明の好ましい実施の形態においては少量の含浸流体が
使用されるので、タバコを加熱するために利用可能な含
浸流体の量は比較的少なく、したがってタバコに加える
ことのできる熱の量に限界がある。したがってアキュム
レータの容積は、含浸チャンバと供給管路を一緒にした
容積の少なくとも2倍であることが好ましい。タバコな
どの熱源から熱を加えることが望ましい。
合いを変えて、圧縮による膨脹剤の加熱量を変えること
ができる。圧縮によってプロパンに加えられる熱の量
は、タバコとプロパンの両方に加えるべき所望の熱量と
バランスをとることが有利である。こうして、プロパン
流体が加熱されて温度が高くなると、タバコは低い度合
いで加熱されて含浸ゾーンにおける所望の温度条件を提
供することが可能である。ただし、これ以上では含浸ゾ
ーン中のタバコが損害を受けるかもしれないという、プ
ロパンに関する上限温度があると思われる。さらに、本
発明の好ましい実施の形態においては少量の含浸流体が
使用されるので、タバコを加熱するために利用可能な含
浸流体の量は比較的少なく、したがってタバコに加える
ことのできる熱の量に限界がある。したがってアキュム
レータの容積は、含浸チャンバと供給管路を一緒にした
容積の少なくとも2倍であることが好ましい。タバコな
どの熱源から熱を加えることが望ましい。
【0053】タバコ含浸ゾーンにおける材料の加熱を、
含浸ゾーンに加熱器を使用することなどの他の手段によ
って補充することができる。しかしながら、非常に短い
サイクル時間については、予備加熱されたタバコと追加
加熱のために圧縮された予備加熱された高圧プロパンと
の組合せは、極めて望ましい結果をもたらすと考えられ
る。
含浸ゾーンに加熱器を使用することなどの他の手段によ
って補充することができる。しかしながら、非常に短い
サイクル時間については、予備加熱されたタバコと追加
加熱のために圧縮された予備加熱された高圧プロパンと
の組合せは、極めて望ましい結果をもたらすと考えられ
る。
【0054】圧縮され含浸されたタバコは、1〜2秒か
ら約20秒までの範囲にある短い期間、含浸条件の下に
維持される。その後、図3のブロック170に示すよう
に圧力は解放される。圧力の解放は、実質的に瞬間的、
すなわち約1秒またはそれ以下で実施することが好まし
い。これは、圧力を急速に解放するために大きなポート
を有する高速動作バルブを使用することによって達成で
きる。それから、圧縮されたタバコは含浸ゾーンから実
質的に直ちに除去され、こうしてタバコを膨脹させるこ
とができる。タバコを膨脹した形で安定化させるのに役
立つ、例えば約10〜12%の水分含有量を確立するた
めに、タバコを強制乾燥空気または加熱された空気と接
触させることによって処理することが好ましい。
ら約20秒までの範囲にある短い期間、含浸条件の下に
維持される。その後、図3のブロック170に示すよう
に圧力は解放される。圧力の解放は、実質的に瞬間的、
すなわち約1秒またはそれ以下で実施することが好まし
い。これは、圧力を急速に解放するために大きなポート
を有する高速動作バルブを使用することによって達成で
きる。それから、圧縮されたタバコは含浸ゾーンから実
質的に直ちに除去され、こうしてタバコを膨脹させるこ
とができる。タバコを膨脹した形で安定化させるのに役
立つ、例えば約10〜12%の水分含有量を確立するた
めに、タバコを強制乾燥空気または加熱された空気と接
触させることによって処理することが好ましい。
【0055】膨脹剤がプロパンまたは、WhiteとConrad
の米国特許第4531529号に開示されている形式の
類似の膨脹剤であるときには、タバコを膨脹した形に固
定するためのタバコの加熱を必要としない。さらに、高
温加熱条件がないので揮発性の風味剤や砂糖などの実質
的な損失がない。しかし本発明を、タバコの膨脹を達成
または固定するための加熱を含む膨脹条件の使用を必要
とする膨脹剤も含む、他の膨脹剤とともに使用すること
もできる。
の米国特許第4531529号に開示されている形式の
類似の膨脹剤であるときには、タバコを膨脹した形に固
定するためのタバコの加熱を必要としない。さらに、高
温加熱条件がないので揮発性の風味剤や砂糖などの実質
的な損失がない。しかし本発明を、タバコの膨脹を達成
または固定するための加熱を含む膨脹条件の使用を必要
とする膨脹剤も含む、他の膨脹剤とともに使用すること
もできる。
【0056】ブロック175に示すように、プロパンは
後続のタバコ処理サイクルに使用するために、アキュム
レータに送られるかまたは戻される。一サイクル後のア
キュムレータ内におけるプロパンの圧力は、出発圧力よ
り、たとえば約475psigより低くなる。その後、
ブロック180に示すように、アキュムレータは補給プ
ロパンによって再充てんされ、アキュムレータ中に約6
00psigの出発圧力をもたらす。補給プロパンがア
キュムレータ50に加えられている間に、ブロック18
5に示すように、残存するプロパンが含浸ゾーン22か
ら解放される。それからブロック190に示すように、
残存するプロパンは回収されるか、または廃棄箇所に移
される。それからブロック195に示すように、スプー
ル16がアンローディングゾーン26に動かされると、
含浸されたタバコは膨脹する。
後続のタバコ処理サイクルに使用するために、アキュム
レータに送られるかまたは戻される。一サイクル後のア
キュムレータ内におけるプロパンの圧力は、出発圧力よ
り、たとえば約475psigより低くなる。その後、
ブロック180に示すように、アキュムレータは補給プ
ロパンによって再充てんされ、アキュムレータ中に約6
00psigの出発圧力をもたらす。補給プロパンがア
キュムレータ50に加えられている間に、ブロック18
5に示すように、残存するプロパンが含浸ゾーン22か
ら解放される。それからブロック190に示すように、
残存するプロパンは回収されるか、または廃棄箇所に移
される。それからブロック195に示すように、スプー
ル16がアンローディングゾーン26に動かされると、
含浸されたタバコは膨脹する。
【0057】図4は、タバコの膨脹を達成するために図
1の装置に接続されて使用される、一つの好ましい制御
方法を示す。この制御システムまたは類似の制御システ
ムは、膨脹工程中の状態を監視するためのセンサを含
み、所望の短いサイクル時間すなわち20秒またはそれ
以下のサイクル時間を達成するためには、極めて望まし
いものである。制御用のハードウェアは空気式、電気
式、または空気電気式にすることができ、当業者には明
らかになるようにマイクロプロセッサを含むことができ
る。
1の装置に接続されて使用される、一つの好ましい制御
方法を示す。この制御システムまたは類似の制御システ
ムは、膨脹工程中の状態を監視するためのセンサを含
み、所望の短いサイクル時間すなわち20秒またはそれ
以下のサイクル時間を達成するためには、極めて望まし
いものである。制御用のハードウェアは空気式、電気
式、または空気電気式にすることができ、当業者には明
らかになるようにマイクロプロセッサを含むことができ
る。
【0058】図4を参照して、ブロック200では、ス
プールがローディング位置24にあること、および適切
な大きさのタバコ充填量がローディングのための位置に
あることを検証するために、適切なセンサが使用され
る。これらの条件は満たされている場合には、制御機構
はブロック205に移り、タバコはスプールアセンブリ
16に充填される。適切な感知機構がタバコの充填を感
知し、それから制御機構はブロック210に移る。ブロ
ック210では、油圧ピストン28が活動化されて、ス
プールを圧力シェル14中に移動させる。位置検査スイ
ッチまたは類似品などの適切なセンサが、シェル14の
正しい位置におけるスプールの位置を感知し、それから
制御機構はブロック215に移る。
プールがローディング位置24にあること、および適切
な大きさのタバコ充填量がローディングのための位置に
あることを検証するために、適切なセンサが使用され
る。これらの条件は満たされている場合には、制御機構
はブロック205に移り、タバコはスプールアセンブリ
16に充填される。適切な感知機構がタバコの充填を感
知し、それから制御機構はブロック210に移る。ブロ
ック210では、油圧ピストン28が活動化されて、ス
プールを圧力シェル14中に移動させる。位置検査スイ
ッチまたは類似品などの適切なセンサが、シェル14の
正しい位置におけるスプールの位置を感知し、それから
制御機構はブロック215に移る。
【0059】ブロック215では、バルブが開いて、油
圧アキュムレータ34からの作動流体をシェル14と接
触させるようにシール30を半径方向に外側に強制でき
るようにする。油圧アキュムレータ34は、約1秒間ま
たはそれ以下の期間、実質的に1秒以下であることが好
ましい期間だけ、シール30の各々を3000psiの
圧力に加圧するために十分な量の作動流体を保持するこ
とが好ましい。適切なセンサが、シール30内の流体の
流体圧力を感知し、そして圧力が所望の圧力たとえば3
000psiに達すると、制御機構はブロック220に
移る。
圧アキュムレータ34からの作動流体をシェル14と接
触させるようにシール30を半径方向に外側に強制でき
るようにする。油圧アキュムレータ34は、約1秒間ま
たはそれ以下の期間、実質的に1秒以下であることが好
ましい期間だけ、シール30の各々を3000psiの
圧力に加圧するために十分な量の作動流体を保持するこ
とが好ましい。適切なセンサが、シール30内の流体の
流体圧力を感知し、そして圧力が所望の圧力たとえば3
000psiに達すると、制御機構はブロック220に
移る。
【0060】ブロック220では、適切なセンサが、プ
ロパン供給源54とアキュムレータ50との間のバルブ
60が閉じていることを検証し、それから制御機構は高
速動作充てんバルブ46を開く。それから制御機構はブ
ロック225に移り、このブロック225では、油圧ア
クチュエータがプランジャ72を延ばす。これはプロパ
ンなどの膨脹剤を排出するが、この膨脹剤は、タバコの
含浸に望まれるものより低い圧力と温度、たとえば約6
00psigの圧力と約200°Fの温度で、アキュム
レータ50中に維持されていたものである。それから膨
脹剤は圧縮され、それから含浸ゾーン22に入ると、例
えば200°F以上の温度と約2500psigの圧力
に加熱される。
ロパン供給源54とアキュムレータ50との間のバルブ
60が閉じていることを検証し、それから制御機構は高
速動作充てんバルブ46を開く。それから制御機構はブ
ロック225に移り、このブロック225では、油圧ア
クチュエータがプランジャ72を延ばす。これはプロパ
ンなどの膨脹剤を排出するが、この膨脹剤は、タバコの
含浸に望まれるものより低い圧力と温度、たとえば約6
00psigの圧力と約200°Fの温度で、アキュム
レータ50中に維持されていたものである。それから膨
脹剤は圧縮され、それから含浸ゾーン22に入ると、例
えば200°F以上の温度と約2500psigの圧力
に加熱される。
【0061】それから制御機構はブロック230に移
り、そしてここでバルブ46は閉じられる。上記の条件
で、また特に含浸ゾーンにおけるタバコが予備加熱され
ると、含浸は全く急速になり、数秒から約15〜20秒
までの間の短期間で可能である。この期間中にタイマを
動かすことができる。含浸のタイミングは、含浸ゾーン
22におけるタバコの水分条件、温度条件、密度条件に
基づいて調節することができる。
り、そしてここでバルブ46は閉じられる。上記の条件
で、また特に含浸ゾーンにおけるタバコが予備加熱され
ると、含浸は全く急速になり、数秒から約15〜20秒
までの間の短期間で可能である。この期間中にタイマを
動かすことができる。含浸のタイミングは、含浸ゾーン
22におけるタバコの水分条件、温度条件、密度条件に
基づいて調節することができる。
【0062】タイマが設定期間に達すると、ブロック2
35に示すように、バルブ46は再度開かれる。それか
らプロパンは含浸ゾーンからアキュムレータ50に戻
り、この結果ピストン72は引き戻される。それから、
上で注目したように、アキュムレータ50中に戻された
プロパンの圧力は、所望の充填圧力よりも低くなる。す
なわち約600psigに対して約475psigとな
る。
35に示すように、バルブ46は再度開かれる。それか
らプロパンは含浸ゾーンからアキュムレータ50に戻
り、この結果ピストン72は引き戻される。それから、
上で注目したように、アキュムレータ50中に戻された
プロパンの圧力は、所望の充填圧力よりも低くなる。す
なわち約600psigに対して約475psigとな
る。
【0063】それから制御機構はブロック240に移
り、含浸ゾーン中の圧力センサはアキュムレータ中の圧
力センサと、二つの圧力が平衡化するまで比較される。
それから制御機構はブロック245に移り、そしてここ
でプロパン供給バルブは閉じられ、それからバルブ48
は開かれて、残存するプロパンを回収ゾーンに流れるこ
とができるようにする。それから制御機構はブロック2
50に移り、含浸ゾーン22中の圧力センサは、含浸ゾ
ーン中の圧力が所定の低圧たとえば5psig以下に低
下するまで、繰り返し読み取られる。
り、含浸ゾーン中の圧力センサはアキュムレータ中の圧
力センサと、二つの圧力が平衡化するまで比較される。
それから制御機構はブロック245に移り、そしてここ
でプロパン供給バルブは閉じられ、それからバルブ48
は開かれて、残存するプロパンを回収ゾーンに流れるこ
とができるようにする。それから制御機構はブロック2
50に移り、含浸ゾーン22中の圧力センサは、含浸ゾ
ーン中の圧力が所定の低圧たとえば5psig以下に低
下するまで、繰り返し読み取られる。
【0064】この時点で、制御機構はブロック255に
移り、ここでバルブ48を急速に閉じ、プロパン供給バ
ルブ60を急速に開いて、アキュムレータ50への補給
プロパンの送入を可能にする。それから制御機構はブロ
ック260に移り、ここでバルブが開かれて、作動流体
がスプール上のシール30から除去できるようにする。
適切なセンサがシールにおける作動流体の圧力を感知
し、作動流体が所望の低い圧力に達すると、制御機構は
ブロック265に移る。
移り、ここでバルブ48を急速に閉じ、プロパン供給バ
ルブ60を急速に開いて、アキュムレータ50への補給
プロパンの送入を可能にする。それから制御機構はブロ
ック260に移り、ここでバルブが開かれて、作動流体
がスプール上のシール30から除去できるようにする。
適切なセンサがシールにおける作動流体の圧力を感知
し、作動流体が所望の低い圧力に達すると、制御機構は
ブロック265に移る。
【0065】ブロック265では、スプールアクチュエ
ータすなわち油圧ピストン28が活動化されて、スプー
ルアセンブリ16をアンローディング位置26に動か
す。同時にコンプレッサが始動して、スプールが位置2
6に移動すると、高圧空気または高圧窒素をスプールに
送る。ブロック270では、適切なセンサが、スプール
が完全に延びたアンローディング位置に達したときのス
プールの位置を感知し、それから油圧ピストン28は直
ちにスプールの移動方向を変えて、ローディング位置2
4に戻す。次に制御機構はブロック275に移り、ここ
でセンサはローディング位置24におけるスプールの位
置を検出し、それから新しいタバコ充填量がスプールの
上にローディングされる。
ータすなわち油圧ピストン28が活動化されて、スプー
ルアセンブリ16をアンローディング位置26に動か
す。同時にコンプレッサが始動して、スプールが位置2
6に移動すると、高圧空気または高圧窒素をスプールに
送る。ブロック270では、適切なセンサが、スプール
が完全に延びたアンローディング位置に達したときのス
プールの位置を感知し、それから油圧ピストン28は直
ちにスプールの移動方向を変えて、ローディング位置2
4に戻す。次に制御機構はブロック275に移り、ここ
でセンサはローディング位置24におけるスプールの位
置を検出し、それから新しいタバコ充填量がスプールの
上にローディングされる。
【0066】それから制御機構はブロック280に移
り、ここでセンサは、アキュムレータ内の圧力が望まれ
る充填圧力範囲内にあること、例えば600psigで
あることを検証する。制御機構がポンプ56、58の作
動を停止して、それからバルブ60は閉じられる。次い
で制御シーケンスが始動されて、ブロック200から再
び始める。
り、ここでセンサは、アキュムレータ内の圧力が望まれ
る充填圧力範囲内にあること、例えば600psigで
あることを検証する。制御機構がポンプ56、58の作
動を停止して、それからバルブ60は閉じられる。次い
で制御シーケンスが始動されて、ブロック200から再
び始める。
【0067】ここに記載したタバコ膨脹工程の様々な態
様は、具体的に、膨脹を促進する含浸剤としてのプロパ
ンの使用と、超臨界温度近くまたはそれ以上の含浸温度
条件と超臨界圧力近くまたはそれ以上に高い圧力条件と
の共同使用に関連して、そして好ましい装置に関して検
討した。しかしながら、ここで開示された様々な重要な
タバコ膨脹の方法および装置は、その他のタバコ膨脹工
程、膨脹流体、および装置にも適用可能であると考えら
れる。たとえば同時熱発生を伴う急速膨脹剤圧縮は、後
続のタバコの膨脹のために、たとえば100psig以
上の高圧で、様々な容器中で実行される多くのタバコ含
浸工程の処理量を実質的に向上させることができる。
様は、具体的に、膨脹を促進する含浸剤としてのプロパ
ンの使用と、超臨界温度近くまたはそれ以上の含浸温度
条件と超臨界圧力近くまたはそれ以上に高い圧力条件と
の共同使用に関連して、そして好ましい装置に関して検
討した。しかしながら、ここで開示された様々な重要な
タバコ膨脹の方法および装置は、その他のタバコ膨脹工
程、膨脹流体、および装置にも適用可能であると考えら
れる。たとえば同時熱発生を伴う急速膨脹剤圧縮は、後
続のタバコの膨脹のために、たとえば100psig以
上の高圧で、様々な容器中で実行される多くのタバコ含
浸工程の処理量を実質的に向上させることができる。
【0068】同様に、高温の含浸ゾーン中への、二酸化
炭素などの高圧含浸流体の、同時圧縮と加熱とを伴う急
速導入を使用して、膨脹剤とタバコ両方に熱を供給し、
後続の加熱ステップの前に必要な含浸期間を大幅に短縮
することができる。
炭素などの高圧含浸流体の、同時圧縮と加熱とを伴う急
速導入を使用して、膨脹剤とタバコ両方に熱を供給し、
後続の加熱ステップの前に必要な含浸期間を大幅に短縮
することができる。
【0069】本発明を、好ましい実施の形態に関してか
なり詳細に説明した。しかしながら、前述の明細書に記
載し、添付の特許請求の範囲に定義する本発明の意図と
範囲から逸脱することなく、多くの変更、変形、改変が
可能である。
なり詳細に説明した。しかしながら、前述の明細書に記
載し、添付の特許請求の範囲に定義する本発明の意図と
範囲から逸脱することなく、多くの変更、変形、改変が
可能である。
【図1】様々な操作位置を部分的に点線で示した、本発
明で使用する一つの好ましいタバコ含浸装置の概略断面
図である。
明で使用する一つの好ましいタバコ含浸装置の概略断面
図である。
【図2】超臨界温度および圧力以上の温度および圧力を
有する流体を図1の装置に実質上瞬間的に入れることの
できる、図1に示す装置で使用するための好ましいアキ
ュムレータの断面図である。
有する流体を図1の装置に実質上瞬間的に入れることの
できる、図1に示す装置で使用するための好ましいアキ
ュムレータの断面図である。
【図3】本発明の様々な態様を使用した好ましい工程の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】図1に示す装置を操作するための好ましい制御
方法のフローチャートである。
方法のフローチャートである。
16 スプールアセンブリ 22 含浸チャンバ 24 ローディング位置 26 アンローディング位置 30 密封部材 32 流体管路 34 液圧アキュムレータ 38 高圧流体供給/リサイクル管路 40 回収管路 46、48、60 バルブ 50 アキュムレータ 52 蒸発器 54 膨脹剤供給源 56、58 高圧ポンプ 72 プランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホイ・スターデイバント・ベアード アメリカ合衆国、ノース・カロライナ・ 27106、ウインストン−セイレム、ウイザ ロウ・ロード・4251 (72)発明者 フランクリン・アラン・スタンプ、ジユニ ア アメリカ合衆国、ノース・カロライナ・ 27103、ウインストン−セイレム、ロツク ウツド・ドライブ・2721
Claims (25)
- 【請求項1】 高い圧力条件の下でタバコのバッチに膨
脹剤を含浸するための所定の容積の含浸チャンバと、 前記含浸チャンバと連絡する所定の容積の流体供給管路
と、 初期温度および初期圧力にある圧縮可能な膨脹剤を含む
アキュムレータとを含み、前記アキュムレータは、前記
初期温度および初期圧力において測定された前記膨脹剤
の初期容積を、前記アキュムレータから前記流体供給管
路と前記含浸チャンバに強制的に排出するように適合さ
れた排出ピストンを含み、 前記供給管路と前記含浸チャンバとを合わせた容積が、
前記膨脹剤の初期容積より小さく、これによって、前記
膨脹剤が前記タバコバッチを閉じ込める前記含浸チャン
バに供給されると、前記膨脹剤の圧力と温度が前記初期
圧力と初期温度以上に上昇する、タバコに膨脹剤を含浸
するための装置。 - 【請求項2】 前記膨脹剤の前記初期圧力と初期温度
が、少なくとも約100°Fの温度および少なくとも約
500psigの圧力である請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記膨脹剤の前記圧力と温度が、前記膨
脹剤が前記タバコバッチを閉じ込める前記含浸チャンバ
に供給されるとき、約2000psig以上および約2
00°F以上に上昇する請求項2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記アキュムレータから前記流体供給管
路と前記含浸チャンバに排出される前記膨脹剤の圧力と
温度が、前記膨脹剤の超臨界圧力に近いかそれ以上の温
度を含む温度および圧力にまで上昇するように、前記含
浸チャンバ、前記アキュムレータ、および前記流体供給
管路の容積が選択される請求項1に記載の装置。 - 【請求項5】 前記アキュムレータの容積が、前記含浸
チャンバと前記流体供給管路との全容積より少なくとも
約50%大きい請求項4に記載の装置。 - 【請求項6】 前記アキュムレータが、その内部で移動
するように取り付けられたポジティブディスプレースメ
ントプランジャを含む請求項1に記載の装置。 - 【請求項7】 前記アキュムレータが円筒状容器の形で
設けられている請求項6に記載の装置。 - 【請求項8】 前記円筒状アキュムレータ中の前記プラ
ンジャが、単一ストロークで前記膨脹剤の実質的に全量
を前記アキュムレータ容器の外に出すように適合されて
いる請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】 前記プランジャが油圧アクチュエータに
結合されている請求項6に記載の装置。 - 【請求項10】 所定の貯蔵圧力にある前記膨脹剤の供
給部を含む前記アキュムレータに流体接続された膨脹剤
供給源をさらに含む請求項1に記載の装置。 - 【請求項11】 前記膨脹剤を前記供給源から前記アキ
ュムレータに移送するため、および前記アキュムレータ
の圧力を増すための、少なくとも一つのポンプをさらに
含む請求項10に記載の装置。 - 【請求項12】 前記供給源から前記アキュムレータに
前記ポンプによって移送された膨脹剤を加熱するため
の、前記供給源と前記アキュムレータとの間に位置する
加熱器をさらに含む請求項11に記載の装置。 - 【請求項13】 前記アキュムレータを前記含浸チャン
バに流体接続および流体分離するように配置された第一
バルブと、 前記アキュムレータを前記膨脹剤供給源に流体連結およ
び流体分離するように配置された第二バルブと、 前記第二バルブを順次に閉じて、前記アキュムレータと
前記膨脹剤供給源とを分離し、前記第一バルブを開け
て、膨脹剤を前記含浸チャンバに入れ、前記膨脹チャン
バ内のタバコバッチが含浸されている間は、前記第一バ
ルブを閉じ、それから前記第二バルブが閉じた位置に維
持されている間は、第一バルブを開けて、タバコの含浸
の後に前記膨脹剤を前記チャンバから前記アキュムレー
タに回収するための、前記第一バルブと前記第二バルブ
とに結合された制御部とをさらに含む請求項10に記載
の装置。 - 【請求項14】 前記チャンバから膨脹剤を回収するた
めの、前記含浸チャンバに流体接続された膨脹剤回収管
路をさらに含む、請求項13に記載の装置。 - 【請求項15】 高い温度と膨脹剤の超臨界圧力以下の
圧力の条件下で、流体状の前記膨脹剤の供給を維持する
ように適合されたアキュムレータと、 前記アキュムレータの一部分を形成し、前記アキュムレ
ータから排出される前記膨脹剤の圧力と温度を、前記膨
脹剤の超臨界圧力またはそれ以上の圧力を含む温度およ
び圧力の条件に上昇させるように適合された、前記アキ
ュムレータからタバコ含浸ゾーンに前記膨脹剤を急速に
排出するためのポジティブディスプレースメントプラン
ジャを含む、タバコ含浸ゾーンに高圧高温の膨脹剤を導
入するための装置。 - 【請求項16】 前記アキュムレータにおける前記膨脹
剤供給源が、約100°F以上の温度および約500p
sig以上の圧力に維持されたプロパンを含む請求項1
5に記載の装置。 - 【請求項17】 タバコ充填量を所定容積の含浸ゾーン
にローディングするステップと、 初期温度および初期圧力にある圧縮可能な膨脹剤を含む
アキュムレータから、前記初期温度および初期圧力で測
定された所定量の前記膨脹剤を強制的に排出し、前記所
定量が前記含浸ゾーンより大きいステップと、 前記所定量の前記膨脹剤を、より小さな容積のタバコ含
浸ゾーン中に導入し、これによって前記膨脹剤の圧力と
温度を前記初期圧力と初期温度以上に上昇するステップ
を含むタバコを膨脹させる方法。 - 【請求項18】 前記含浸ゾーン中の前記タバコを前記
膨脹剤に含浸するステップと、 前記含浸ゾーンから含浸された前記タバコを除去して、
含浸された前記タバコを、前記タバコを膨脹させるため
に十分な条件に当てるステップとをさらに含む請求項1
7に記載の方法。 - 【請求項19】 前記ローディングステップが、前記含
浸チャンバの利用可能な含浸容積を、タバコの緩い充て
ん容積に対して少なくとも1.5:1の圧縮比で圧縮さ
れたタバコで実質的に充てんすることを含む請求項17
に記載の方法。 - 【請求項20】 前記膨脹剤がプロパンである請求項1
7に記載の方法。 - 【請求項21】 前記アキュムレータ中の前記プロパン
の前記初期温度および初期圧力が、約125°F以上の
温度および約500psig以上の圧力を含む請求項2
0に記載の方法。 - 【請求項22】 前記導入ステップが、前記プロパンの
圧力が約2000psig以上の圧力に上昇され、また
前記プロパンの温度が約200°F以上の温度に上昇さ
れるような条件の下で、前記プロパン流体を前記含浸ゾ
ーンに導入するステップとを含む請求項21に記載の方
法。 - 【請求項23】 前記タバコ充填量を前記含浸ゾーンに
ローディングする前に、このタバコ充填量を事前加熱す
るステップを含む請求項17に記載の方法。 - 【請求項24】 前記含浸ゾーンで前記タバコ充填量を
含浸するステップの後に、前記含浸ゾーンから前記アキ
ュムレータに直接に膨脹剤をリサイクルするステップを
さらに含む請求項18に記載の方法。 - 【請求項25】 追加のタバコ充填量を前記含浸ゾーン
にローディングするステップと、 前記膨脹剤の排出ステップ、導入ステップ、およびリサ
イクルステップを繰り返すステップと、 少なくとも一つの追加のタバコ充填量を前記含浸ゾーン
にローディングし、前記含浸ステップを少なくともさら
に1サイクル繰り返すステップと、 その後に、前記含浸ゾーンから前記膨脹剤を除去して、
前記膨脹剤を回収または廃棄ゾーンに送るステップとを
さらに含む請求項24に記載の方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AU20809/97A AU2080997A (en) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | Tobacco expansion process and apparatus |
EP97107755A EP0878138A1 (en) | 1997-05-12 | 1997-05-13 | Tobacco expansion processes and apparatus |
CN97113145.7A CN1199581A (zh) | 1997-05-12 | 1997-05-16 | 烟草膨胀的方法和装置 |
JP9128237A JPH10327836A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-19 | タバコ膨脹の方法および装置 |
BR9703439A BR9703439A (pt) | 1997-05-12 | 1997-06-04 | Processos e aparelho para expansão de tabaco |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AU20809/97A AU2080997A (en) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | Tobacco expansion process and apparatus |
EP97107755A EP0878138A1 (en) | 1997-05-12 | 1997-05-13 | Tobacco expansion processes and apparatus |
CN97113145.7A CN1199581A (zh) | 1997-05-12 | 1997-05-16 | 烟草膨胀的方法和装置 |
JP9128237A JPH10327836A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-19 | タバコ膨脹の方法および装置 |
BR9703439A BR9703439A (pt) | 1997-05-12 | 1997-06-04 | Processos e aparelho para expansão de tabaco |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327836A true JPH10327836A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=27506661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9128237A Pending JPH10327836A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-19 | タバコ膨脹の方法および装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0878138A1 (ja) |
JP (1) | JPH10327836A (ja) |
CN (1) | CN1199581A (ja) |
AU (1) | AU2080997A (ja) |
BR (1) | BR9703439A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004508177A (ja) * | 2000-08-22 | 2004-03-18 | デグサ アクチエンゲゼルシャフト | 圧縮ガスを使用して支持マトリックスに固体/液体化合物を含浸させる方法及び該方法で含浸させた物質 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104336752A (zh) * | 2013-08-06 | 2015-02-11 | 李计红 | 一种改善烟草 |
CN106539115B (zh) * | 2016-10-31 | 2019-04-09 | 延安大学 | 空气压缩微波加热气流膨化装置及方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4554932A (en) * | 1983-03-03 | 1985-11-26 | R. J. Reynolds Tobacco Company | Pressure vessel and method of using same |
US5095923A (en) * | 1991-04-11 | 1992-03-17 | R. J. Reynolds Tobacco Company | Tobacco expansion process using 1,1,1,2-tetrafluoroethane |
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- 1997-06-04 BR BR9703439A patent/BR9703439A/pt active Search and Examination
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