JPH10327704A - 水槽とその補給水装置 - Google Patents

水槽とその補給水装置

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JPH10327704A
JPH10327704A JP17751297A JP17751297A JPH10327704A JP H10327704 A JPH10327704 A JP H10327704A JP 17751297 A JP17751297 A JP 17751297A JP 17751297 A JP17751297 A JP 17751297A JP H10327704 A JPH10327704 A JP H10327704A
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water
pipe
tank
lid
water tank
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JP17751297A
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Takeshi Tanaka
健士 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水の水面への円弧状の衝突水で空気をより多
く混入させ、観賞者に恰も散水板が動いているような錯
覚を与え、実際に水に旋回流を発生させ、水の動的視覚
効果を顕著に上げ、観賞魚の習性で旋回流を助長させ汚
物を収集し、ランナー部の流出で蓋に回転運動を与え、
宣伝効果をあげると共に水槽の蓋を二重構造の補助タン
クとし、過酷な条件下でも自動的に水の補給ができるこ
と。 【解決手段】 水槽1の略中央の注水管2に濾過された
水をポンプ3で送水し、該注水管の先端に円弧面の羽根
5を付設した散水板6と凹転蓋4とを取付け、注水管を
囲繞する二重管7、8を付設して下端に排出口9と上端
をオーバフローとし、この内管8の水面下の所望位置に
小孔28を設け、オーバフロー式の排出管12を付設
し、水槽1の蓋29を二重構造の補助タンク30とし水
面Bとをアコーデオンホース31とネジ付調節弁32と
で連通させた補給水装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水槽、さらに詳しく
は水の動的視覚効果が顕著な観賞用水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の観賞用水槽にはエアポンプで水流
を起こしたり、濾過手段に格段の工夫をこらして水の交
換をすくなくしたりと多種多様なものが市販されてい
る。例えば特公平2−22688号公報のように、導水
管を水槽側面に密接させて観賞魚が入り込むのを防止せ
んとするものである、また、特公平3−7405号公報
のように、濾過後の水を静粛にして水面上に還流させな
がら水中への酸素供給を効率よく行うものであるが、こ
のものは水槽内に水流を生じることを極力防止せんとす
るものである。さらに、特公昭58−8810号公報の
ように、濾過装置を上部に設置し、観賞範囲の拡大を図
ったり、吐出管の上端部に設けたバフラ板の水の当たる
面に凹凸としたことにより、視覚効果を顕著にさせた
り、切欠からオーバフローされた水を逆Y字形水ガイド
のテーパ面に沿って旋回流を発生させ、その逆Y字形水
ガイドのテーパ面の向きの操作で旋回流方向を変えるも
のであるが、切欠と逆Y字形水ガイドとの部品が必要で
あり、その構造も何箇所に種々な手段を施していて複雑
である。本願の発明者は、水替えの極力少なくし手間の
かからないインテリア水槽を先に提案した。また、ポン
プで汲み上げた水を円弧状に水面に衝突させ水中に空気
をより多く混入させ、また水の円弧状の流出で観賞者に
恰もランナーが動いているような錯覚を与え、かつ実際
に水に旋回流を発生させ、水の動的視覚効果を顕著に上
げると共に金魚等の観賞魚の習性をも利用して水にさら
に旋回流を起こして残った餌や糞を収集してくれてオー
バフロー管の排水口に集めれる、さらにに残った餌や糞
をオーバフロー管の排水口から沈澱槽の一定場所に集
め、注水するだけの簡単な操作で排出できることを提案
した。本願発明は、さらに散水板の蓋のみを回転させ、
よりインテリア水槽として人目につき、宣伝効果をあげ
んとするものである。また、近年空調機器の普及で冷暖
房された室内の水槽は水の蒸発があり、熱帯魚等は冬場
にヒーターで水を温め水温が外気より上がると水の蒸発
が激しくなり、さらには旋回流を生起させたり、濾過槽
との循環式の水槽等では水の補給に目が離せなかった、
そこで水槽の蓋を利用して補給水装置を提案するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、第1に、ポン
プで汲み上げた水を水面に円弧状に衝突させ水中に空気
をより多く混入させ、また水の円弧状の流出で観賞者に
恰もランナーが動いているような錯覚を与え、かつ実際
に水に旋回流を発生させ、水の動的視覚効果を類著に上
げると共に金魚等の観賞魚の習性をも利用して水にさら
に旋回流を起こして残った餌や糞を収集してくれて排水
手段に集めれる水槽で、かつランナー部の円弧状の流出
で蓋に回転運動を与え、よりインテリア水槽として人目
をひき、宣伝効果をあげんとする水槽を提供すること。
第2に、第1の題果に加えて、蓋に注水管に内接する複
数本の棒を突設して蓋を遊嵌させるだけの簡単な構造
で、蓋の回転力を支持したのでスムーズに蓋を回転させ
ること。第3に、第1又は第2の題果に加えて、散水板
の円盤状の蓋の中央部位を凹状又は別体の凹状の中蓋と
し、散水板を着脱自在に取付けたことにより、より確実
に円弧状の流出を起こさせ、散水板の汚れに対処できる
ようにした水槽を提供すること。第4と第5に、第1乃
至第3のいずれかの題果に加えて、濾過された水をポン
プで水槽に供給し、汚れた水は自然に一重管又は二重管
のオーバフロー管でオーバフローさせて排出すること
で、排出が自動的にでき、メンテナンスが楽な水槽であ
ると共に、内側管の水面下の所望位置に小孔を穿設した
ので、オーバフローが止まっても水面下の所望位置の小
孔よりポンプ室へ水の提供ができるのでポンプの空回り
を防ぎ、安全性のある水槽を提供すること。第6に、種
々な水槽の蓋を二重構造の補助タンクとし、この補助タ
ンクと水槽の水面とを連通させたので、過酷な条件下で
も自動的に水の補給ができる水槽を提供すること。第7
に、第6の題果に加えて、簡単な構造の合成樹脂製のア
コーデオンホースを利用することで、補助タンクと水槽
の水面との調節ができること。第8と第9に、第6の題
果に加えて、パイプの収縮とネジ等で上下動できる調節
弁とで、大きな移動と微調節とができるので、どのよう
な水槽にも適用できると共により安全な水の補給ができ
ること。第10に、第6乃至第9のいずれかの題果に加
えて、種々な水槽に合わせた型の容器の補助タンクとし
たので、既存の水槽用の水の補給ができる水槽を提供す
ること。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、第1に、水槽の略中央に立設した注水管に
水をポンプで送水し、該注水管の先端に遊嵌された円盤
状の蓋で覆われ注水管の入口付近から出口へ向けて多数
の円弧面の羽根を付設した散水板を取付け、該蓋を回転
させたことを特徴とする水槽である。第2に、円盤状の
蓋の下面中央部位に、多数の円弧面の羽根を付設した散
水板の注水管に内接する複数本の棒を突設して蓋を遊嵌
させたことを特徴とする請求項1に記載の水槽である。
第3に、散水板の円盤状の蓋の中央部位を凹状又は別体
の凹状の中蓋とし、散水板の裏面に注水管の入口から下
方へ注水管の外径と同じ外径の円環を延設し、この円環
に円環の外径を内径とし円環の寸法より長い短管を一体
又は別体に付設し、該短管に注水管を嵌合して散水板を
着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1又は請求
項2に記載の水槽である。第4に、上記注水管とは別体
のオバーフロー管を設け、このオバーフロー管の水面下
の所望位置に小孔を穿設したことを特徴とする請求項1
乃至請求項3のいずれか1項に記載の水槽である。第5
に、上記注水管は、注水管を囲繞するように二重管を付
設し、この二重管の外側管の下端に排出口を穿設すると
共に、二重管の内側管の上端を外側管の上端より低く
し、かつ内側管の水面下の所望位置に小孔を穿設したこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
記載の水槽である。第6に、水槽の蓋を二重構造の補助
タンクとし、この補助タンクと水槽の水面とを連通させ
たことを特徴とする水槽の補給水装置である。第7に、
上記補助タンクと水槽の水面との連通を合成樹脂製のア
コーデオンホースとしたことを特徴とする請求項6に記
載の水槽の補給水装置である。第8に、上記補助タンク
と水槽の水面との連通を複数本の伸縮自在なパイプと
し、この水面と接するパイプの下端にネジ等で上下動で
きる調節弁を設けたことを特徴とする請求項6に記載の
水槽の補給水装置である。第9に、複数本の伸縮自在の
摺動としたパイプの互いのパイプ内外側面に複数個の凹
凸にて上下動し、パイプの下端にネジ等で上下動できる
調節弁を設けたことを特徴とする請求項6に記載の水槽
の補給水装置である。第10に、上記水槽の蓋の二重構
造の補助タンクを水槽に合わせた型の容器としたことを
特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載
の水槽の補給水装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態につい
て、図1乃至図4に基づいて説明する。水槽1の略中央
に立設した注水管2に図示していない濾過槽(後述の沈
澱槽、第1〜3の循環濾過槽でなく簡単な既知の濾過槽
でよい)で濾過された水をポンプ3で送水し、該注水管
2の先端に固定又は遊嵌された円盤状の蓋4で覆われ、
注水管の入口付近から出口へ向けて多数の円弧面の羽根
5を付設した散水板6を取付けたことで、ポンプ4で汲
み上げた水を注水管の先端の入口付近から出口へ向けて
多数の円弧面の羽根5より水面に多数の円弧状の流出で
(寄せ来る波が崩れるように)水中に空気をより多く混
入させ、また水の円弧状の流出で観賞者に恰もランナー
が動いているような錯覚を与え、かつ実際に水に旋回流
を発生させ、水の動的視覚効果を類著に上げると共に水
の旋回流に向かって金魚等の観賞魚が緩やかな水の動き
に合わせて泳ぎつづける習性をも利用して水にさらに旋
回流を起こして残った餌や糞を中央位置に収集してくれ
るものである。そして、好ましくは水槽1の底中央部に
設けた図示いていない排出口やピンチバルブ付オーバー
フロー管等から排出できる。このように、金魚等の観賞
魚が緩やかな水の回転に合わせて泳ぎつづけるので、餌
食いが良く、水草等も良く育った。また、好ましくは散
水板6の円盤状の蓋4の中央部位を逆凹状又は別体の逆
凹状の中蓋24とし、散水板6の裏面に注水管の入口か
ら下方へ注水管2の外径と同寸法の外径の円環23を延
設し、この円環に円環23の外径を内径とし円環寸法よ
り長い短管22を一体又は別体に付設し、該短管22に
注水管2を嵌合して散水板6を着脱自在に取付けるとよ
い。この蓋4の中央部位を逆凹状にしたので水の四方へ
の分配が確実にでき円弧状の流出が正確に起こさせ、散
水板の汚れた場合はずして手入れができる。さらに、図
4に示すように、この円盤状の蓋4の下面中央部位に、
後述の多数の円弧面の羽根5を付設した散水板6の注水
管2や円環23に内接する複数本の棒27…を突設して
蓋4を散水板6に遊嵌させ、後述の水の旋回流で、この
蓋4は回転するので、蓋の上面模様を付けたり、この蓋
4に軽い人形、会社の立体商標やマーク旗、宣伝台等を
乗せると回転するので、宣伝効果が上るし、また、蓋に
乗せた人形に「水の補給をして!」の文字を書くか、こ
の「」の文字を書いた旗をもたせ、蓋が止まると(給水
が必要な時)文字が読めるので、後述の水の補給をユー
ザに喚起させてくれる。また、この水管2や円環23に
内接する複数本の棒27…に代えて、図示していない
が、水管2や円環23に内接する複数の通水路を設けた
通水パイプでもよい。
【0006】この散水板6について、さらに詳述する
と、円盤状の蓋4で覆われ、注水管の入口中心から20
mmΦを注水管の入口付近と定義した、80mmΦの円
盤にこの注水管2の入口付近から出口へ向けて幅1m
m、高さ1.5mm、入口から略なかほどまでが曲率半
径が略40mmで出口までは曲率半径を略25mmの円
弧面の羽根5を12枚等間隔に付設した。この羽根5の
高さ1.5mmが二枚の円盤状の散水板の隙間である
が、この隙間(羽根5の高さ)と入口と出口では異なる
曲率半径の数値と円弧面の形状と、羽根5の枚数、円盤
の径はポンプの圧力により、水に旋回力を与え、また水
の円弧状の流出で観賞者に恰も羽根が回っているような
錯覚を与えるように最適な数値・形状(断面が例えば、
放物線、螺旋状、インボリュート、トロコイド等)を採
用することである。以下、本願発明の円弧面とは、水に
旋回流を起こし、観賞者に恰も羽根が回っているような
錯覚を与える上述のような種々な形状を円弧面と定義す
る。そして、このように水に旋回流を発生させ、水の動
的視覚を与え、かつ残餌や糞を図示していないが所望位
置に排出手段の排出口やオーバーフロー管やピンチバル
ブ付サイホン管等で排出すればよい。
【0007】また、さらに好ましい実施の形態として、
上記排出手段の一つの排出口を、注水管2を囲繞するよ
うに二重管7、8を付設し、この二重管の外側管7の下
端に排出口9を穿設すると共に、二重管の内側管8の上
端を外側管7の上端より低くしたオーバフロー管で、上
述の一重管のオーバフロー管とこの内外の二重管7、8
の内側管8の水面B下の所望位置に小孔28を穿設した
(以下本願発明は、内外の二重管7、8のオーバフロー
管は一重管のオーバフロー管も含む)、ことにより、水
の蒸発等でオーバフローが止まっても、この孔28から
水が続けて流れ落ちポンプ3の空回りを防止する安全装
置となる。そして、この孔28の径と水面B下の穿設す
る孔の位置により、水槽内の水が流出し続けるけるの
で、2〜3日流出し続けるけように孔の径と水面B下の
位置を設定すればよい。また、内側管8を水槽1の水槽
底11を貫通(この部位を接着や溶接としポンプ付きの
注水管2か、ポンプと注水管又は散水板6とを分離構造
か、或いはパッキン等を介し内管が上方へ抜けるよう着
脱自在にし、水槽部と濾過槽部とは分離できる)させ、
馬蹄型の受皿19の近傍で開放され、一側26が逆J字
状の側壁より低くしてあり、汚れの少ない水は次の後述
の濾過槽へ流水し、さらに底が前傾斜或いは段差で深い
底部で構成した沈澱槽10に残餌や糞は溜まる。また、
二重管7、8の外側管7の下端面は3ケ程度の切掛け付
の台にのせ、この台の周囲を囲繞するように略2mm間
隔にピンを水槽底に植設し人工ダイヤ17、ガラス玉等
が水の流れを塞ぐことを防止している。さらに、上述の
散水板6の上記短管22の外径部位に複数のリブを設
け、このリブ部位を内径とするようにオーバフロー管の
二重管7、8の内管8の上端面を差し込んでもよい、こ
のリブにより隙間ができるので、オーバフローの管が上
端でも支持される。そして、図示していないが、この沈
澱槽10に残餌や糞を受ける別体の舟型或いは45度の
傾斜状の濾過網を取り付けておき汚れたら交換するとよ
い。さらに、沈澱槽10から水は後述の濾過槽を水槽底
11の下部に設けることで、濾過された水をポンプで水
槽に供給し、透明な二重管とすれば目視で水槽の水の汚
れ具合が判り、汚れた水は自然にオーバフローさせて沈
澱槽10、濾過槽へ導くことで、ポンプの汚れを極力減
らせれるので、メンテナンスが楽な水槽を得ることがで
きる。また、上記沈澱槽10を馬蹄型で一側26が逆J
字状の側壁より低くしかつ底が前傾斜或いは段差で深く
して(上述の濾過網を取り付けてもよい)、この深い底
部に図示していないピンチバルブ、コック等の弁付のサ
イホン管(弁を開にしている間沈澱槽の水が排出する)
や図1に示すようなオーバフロー式の排出管12を付設
したので、水槽1に残った餌や糞をオーバフロー管の排
水口9から沈澱槽10の上述の深い場所に自然に集ま
る。そして、2〜3日ポンプで循環され汚物は旋回流と
観賞魚の動きとで二重管の外側管7の下端の排出口9を
経て内側管8の上端から内側管8を経て馬蹄型の受皿1
9より沈澱槽10の一定場所で深い底部に溜まる、そし
て2〜3日に一度、水槽にコップて2〜3杯の注水をす
ると余剰水は、馬蹄型の受皿19より深い底部に溜まっ
ていた汚物と共に外部へ排出されて、水槽内は水のきれ
いな状態が維持できる。図1の矢印線は水の流れ方を示
すものである。
【0008】さらに、水槽からの二重管の内側管8の上
端のオーバフローに接続する沈澱槽10と袋詰された濾
過材が充填され、各濾過槽間に水の流れをオーバフロー
させる対の段差付仕切部材25を付設した第1乃至第3
の循環濾過槽13〜15(沈澱槽から第1濾過槽13へ
は下から上へ、第1濾過槽13から第2濾過槽14へは
上から下へ、下から上へ、第2濾過槽から第3濾過槽1
5へは上から下へ、下から上へ、第3濾過槽からポンプ
室20へは上から流入し)とし、この仕切部材間に汚物
が沈澱する。濾過された水はポンプ室20に集まり上記
ポンプ4で水槽1の略中央に立設した注水管2へ送水し
たので、濾過槽が上述のような循環濾過槽13〜15と
好ましくはオーバフロー式の排出管12を付設した沈澱
槽10としたので、水替えを極力少なくし手間のかから
なくできた。また、水槽1の容器部と濾過槽部とで構成
し、濾過槽部の沈澱槽10、濾過槽13〜15を水槽容
器と一体又は別体の化粧体21で覆い、濾過槽上部に蛍
光灯16を付設し、透明(半透明も含む)或いは色付
(好ましくは合成樹脂製で赤、青、黄、白、黒、等)水
槽容器の内底に合成樹脂製の人工ダイヤ17、ガラス
玉、合成樹脂製の草花、生体の水草18等を入れた水槽
であるので、この透明或いは色付水槽底部を濾過槽上部
に付設し蛍光灯16からの照明光を利用してこれらを照
明すると共に、合成樹脂製の人工ダイヤ17等の反射で
水中に所望の色のカクテル光線を与え、より一層幻想的
なインテリア効果を上げれた。また、生体の水草18
は、上述のような散水板により、残餌や糞をオーバーフ
ロー管の底部位の一番汚れのひどい水の部分であるオー
バーフロー管の回りにやしの実等の天然繊維使用のポッ
ト栽培の水草を設置することで、一番汚れのひどい水の
硝酸性窒素等窒素化合物が水草の肥料となる。また、や
しの実等の天然繊維使用のポット栽培なので、水通りが
よく、根付きがよく、根ぐされもなく、さらに上述のよ
うに多くの水中の溶存酸素とで観賞魚が良く育った。さ
らにまた観賞魚の生育に必要な溶存酸素を水草が発生さ
せ相乗作用でより自然に近い理想的な水を造り出してく
れる。そして、下からの照明が水面に反射して、水面が
反射鏡となり上部からの照り返しの光と360度透明或
いは色付の水槽よりの自然光がまざり合い濾過力の強化
が水を輝せ、毎日コップ2、3杯の新水が簡単に交換で
きるため新水の中にある炭酸ガス各種ミネラルが水、
光、栄養分のバランスがとても大事な水草育成を誰でも
簡単にできるのである。なお、色付水槽の側面、好まし
くは底の内或いは外面に凹凸、カット面を形成して水中
に所望の色のカクテル光線を与えるようにしてもよい。
【0009】さらにまた、水槽の上端縁に周縁部1aを
形成し、図示していないが、この周縁と同形かつ同径の
突縁を下面に形成したドーム型の半球状、円錐、三角
錐、四角錐、円錐台、等(水槽の形状に合わせればよ
い)(以下、これらの形状を突状という)の突状或いは
凸レンズ状の蓋を周縁上に被せた、ドーム型の半球状の
蓋の場合はこの半球状等の突状部位に空気が確保される
が、凸レンズ状の蓋とした時には、好ましくは周縁部1
aに円弧状等のスリット状の孔を形成するとよい。な
お、水槽1は、好ましくは円筒形がよいが、三角形、四
角形、多角形でもよい。また、注水管2と二重管7、8
とは透明な合成樹脂製、ガラス製で二重管の外側管7に
絵等のデザインを施してもよい。さらに、散水板6を透
明な合成樹脂製或いは所望な色の合成樹脂、ガラス等の
種々な材料としてもよい。さらには、化粧体15に底板
を設けて濾過槽部の沈澱槽10、濾過槽13〜15を化
粧体21に設けた扉から出し入れしてもよいし、種々の
配線を化粧体15内に入れたりポンプや蛍光灯のスイッ
チ等を化粧体21に付設してもよい。図示したように蛍
光灯は水槽と濾過槽部と間に仕切りで独立させてある
が、これに限定されるものではなく、水槽の底を照明で
きるように配置すればよい。さらに、造花や人工的な合
成樹脂製の草花とした場合には光ファイバー等でこれら
に照明を与えたり、散水板を所望の色彩を付与したり光
ファイバー等で照明を与えてもよい。さらには、水槽1
の上端縁に周縁部1aを形成し、突状の蓋29を設け、
この蓋29を二重構造の補助タンク30とし(上述のよ
うに突状の蓋の形状はドーム型の半球状、円錐、三角
錐、四角錐、円錐台、等でよいので、種々な水槽に合わ
せた型の容器でよい)、この補助タンク30と水槽の水
面Bとを連通させた水槽の補給水装置である。また、こ
の補助タンク30と水槽の水面Bとの連通を合成樹脂製
のアコーデオンホース31とした。又は、上記補助タン
ク30と水槽の水面Bとの連通を複数本の伸縮自在なパ
イプとし、この水面と接するパイプの下端にネジ等で上
下動できる調節弁32又はキャップを設けてある。この
弁の孔の直径は略5mm程度でよい。また、図示してい
ないが、複数本の伸縮自在の摺動としたパイプの互いの
パイプ内外側面に複数個の凹凸にて上下動し、パイプの
下端にネジ等で上下動できる調節弁32を設けている。
また、蓋29の形状は水槽1の型に合わせてもよいし、
水槽の一部或いは全部を覆うようにしてもよい。さら
に、既知の種々な水槽に合わせた型の容器とし、補給水
装置として売り出してもよい。さらには、図1の水槽1
の上端縁に周縁部1aを形成しているが、蓋29は水槽
1の上端縁に直接被せるようにしてもよい。なお、符号
33は必要に応じて蓋の略中央に設けた覗き窓である。
【0010】次ぎに、動作について説明すると、ポンプ
3で汲み上げた水が注水管2の先端に円盤状の蓋4を遊
嵌状で覆われ注水管2の入口付近から出口へ向けて多数
の円弧面の羽根5を付設した散水板6を取付けたこと
で、この蓋が回転するので、蓋上に乗せた宣伝台等も回
転し、人目を引いてくれる、さらに円弧状に水面に衝突
させて水中に空気をより多く混入させ、また水の円弧状
の流出で観賞者に恰もランナーが動いているような錯覚
を与え、かつ実際に水に旋回流を発生させ、汚れた水は
自然にオーパフローさせるが、水の蒸発等で水位が下が
りオーパフローが止まっても、オーパフローのー管重管
又は二重管の内側管の水面下の所望位置に小孔を穿設し
ているので、この小孔より水の流出が続けられポンプの
空運転を防止できる。通常はオーパフローさせて沈澱槽
10へ導くことで、ポンプの汚れを極力減らせれるし、
水槽に残った餌や糞をオーバフロー管の排水口9から沈
澱槽10の一定場所に集めオーバフロー式の排出管12
から定期的に、例えば汚れ具合により2〜3日に一度、
汚物の排出管12を開き水槽にコップて2〜3杯の注水
すると余剰水は、二重管より馬蹄型の受皿19で一側が
逆J字状の側壁より低くし、かつ底が深い底部に溜まっ
ていた汚物と共に外部へ排出されて、水槽内は水のきれ
いな状態となる、さらに、オーバフロー排出管12付の
沈澱槽10と汚物溜りとなる仕切部材付の循環濾過槽1
3〜15としたので水替えが極力少ない、手間のかから
ない水槽となり、かつ、蛍光灯16からの照明光を利用
して水中に所望の色のカクテル光線を与えて、よりイン
テリア効果を確実に上げれた水槽となる。そして、その
汚れ具合により例えば水槽の容量の半分位を水槽上部よ
り注ぎ、古い水を排出管より排出するだけの簡単な操作
で誰にでもできる、また濾過槽部分をとりだして濾過材
等を洗浄し、きれいになった濾過槽部分をセットして不
足した分の水を水槽上部よりたすだけでよい。また、草
花を特に水草にすることで、その緑が疲れた目に良く、
また散水板6により円弧状に水面に衝突する際に発生す
るセセラギの音は1/fゆらぎで人間の悩に心地好い刺
激を与えるものと言われている。さらには、水槽の蓋2
9を二重構造の補助タンク30としたので、この補助タ
ンク30と水槽の水面Bとをアコーデオンホース31と
してあるので、どんな水槽の水面でも調節でき、さらに
ネジ付調節弁32又はネジ付キャップなのでタンクと水
面間の距離を微調整もできる。
【0011】
【効果】第1に、ポンプで汲み上げた水を水面に円弧状
に衝突させ水中に空気をより多く混入させ、また水の円
弧状の流出で観賞者に恰もランナーが動いているような
錯覚を与え、かつ実際に水に旋回流を発生させ、水の動
的視覚効果を顕著に上げると共に金魚等の観賞魚の習性
をも利用して水にさらに旋回流を起こして残った餌や糞
を収集してくれて排水手段に集めれる水槽で、かつラン
ナー部の円弧状の流出で蓋に回転運動を与え、よりイン
テリア水槽として人目をひき、宣伝効果をあげんとする
水槽である。第2に、第1の効果に加えて、蓋に注水管
に内接する複数本の棒を突設して蓋を遊嵌させるだけの
簡単な構造で、蓋の回転力を支持したのでスムーズに蓋
を回転させることができる。第3に、第1又は第2の効
果に加えて、散水板の円盤状の蓋の中央部位を凹状又は
別体の凹状の中蓋とし、散水板を着脱自在に取付けたこ
とにより、より確実に円弧状の流出を起こさせ、散水板
の汚れに対処できるようにした水槽である。第4と第5
に、第1乃至第3のいずれかの効果に加えて、濾過され
た水をポンプで水槽に供給し、汚れた水は自然に一重管
又は二重管のオーバフロー管でオーバフローせて排出す
ることで、排出が自動的にでき、メンテナンスが楽な水
槽であると共に、オーバフロー管の水面下の所望位置に
小孔を穿設したので、オーバフローが止まっても水面下
の所望位置の小孔ポンプより水の提供ができるのでより
ポンプの空回りを防ぎ、より安全性のある水槽である。
第6に、種々な水槽に合わせた型の容器とし、蓋兼用の
補助タンクともできて、かつ、この補助タンクと水槽の
水面とを連通させたので、過酷な条件下でも自動的に水
の補給ができる水槽をである。第7に、第6の効果に加
えて、簡単な構造の合成樹脂製のアコーデオンホースを
利用することで、補助タンクと水槽の水面との調節がで
きる。第8と第9に、第6の効果に加えて、パイプの収
縮と微調節をネジ等で上下動できる調節弁でできるので
より安全な水の補給ができる。第10に、第6乃至第9
のいずれかの効果に加えて、補給水装置が種々な水槽に
合わせた型の容器なので、いかなる既存の水槽にも適用
でき、水の補給が自動的にでき、どんな環境下の水槽に
も適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水槽の縦断面図である。
【図2】本発明の図1のA−A線断面の平面図である。
【図3】(A)、(B)は本発明の散水板の拡大図で蓋
の一部を取除いた要部である。
【図4】本発明の散水板と注水管との取り付けた要部の
拡大図である。
【符号の説明】
1 水槽 2 注水管 3 ポンプ 4 円盤状の蓋 5 円弧面の羽根 6 散水板 7、8 二重管 9 排出口 10 沈澱槽 11 水槽底 12 オーバフロー式の排出管 13乃至15 第1、第2、第3の循環濾過槽 16 蛍光灯 17 人工ダイヤ等 19 馬蹄型の受皿 20 ポンプ室 21 化粧体 22 短管 23 円環 24 中蓋 25 段差付仕切部材 26 馬蹄型の受皿の一側 27 棒 28 小孔 29 蓋 30 補助タンク 31 アコーデオンホース 32 ネジ付調節弁 B 水面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽の略中央に立設した注水管に水をポン
    プで送水し、該注水管の先端に遊嵌された円盤状の蓋で
    覆われ注水管の入口付近から出口へ向けて多数の円弧面
    の羽根を付設した散水板を取付け、該蓋を回転させたこ
    とを特徴とする水槽。
  2. 【請求項2】円盤状の蓋の下面中央部位に、多数の円弧
    面の羽根を付設した散水板の注水管に内接する複数本の
    棒を突設して蓋を遊嵌させたことを特徴とする請求項1
    に記載の水槽。
  3. 【請求項3】散水板の円盤状の蓋の中央部位を凹状又は
    別体の凹状の中蓋とし、散水板の裏面に注水管の入口か
    ら下方へ注水管の外径と同じ外径の円環を延設し、この
    円環に円環の外径を内径とし円環の寸法より長い短管を
    一体又は別体に付設し、該短管に注水管を嵌合して散水
    板を着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の水槽。
  4. 【請求項4】上記注水管とは別体のオバーフロー管を設
    け、このオバーフロー管の水面下の所望位置に小孔を穿
    設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項に記載の水槽。
  5. 【請求項5】上記注水管は、注水管を囲繞するように二
    重管を付設し、この二重管の外側管の下端に排出口を穿
    設すると共に、二重管の内側管の上端を外側管の上端よ
    り低くし、かつ内側管の水面下の所望位置に小孔を穿設
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    1項に記載の水槽。
  6. 【請求項6】水槽の蓋を二重構造の補助タンクとし、こ
    の補助タンクと水槽の水面とを連通させたことを特徴と
    する水槽の補給水装置。
  7. 【請求項7】上記補助タンクと水槽の水面との連通を合
    成樹脂製のアコーデオンホースとしたことを特徴とする
    請求項6に記載の水槽の補給水装置。
  8. 【請求項8】上記補助タンクと水槽の水面との連通を複
    数本の伸縮自在なパイプとし、この水面と接するパイプ
    の下端にネジ等で上下動できる調節弁を設けたことを特
    徴とする請求項6に記載の水槽の補給水装置。
  9. 【請求項9】複数本の伸縮自在の摺動としたパイプの互
    いのパイプ内外側面に複数個の凹凸にて上下動し、パイ
    プの下端にネジ等で上下動できる調節弁を設けたことを
    特徴とする請求項6に記載の水槽の補給水装置。
  10. 【請求項10】上記水槽の蓋の二重構造の補助タンクを
    水槽に合わせた型の容器としたことを特徴とする請求項
    6乃至請求項9のいずれか1項に記載の水槽の補給水装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103299946A (zh) * 2013-07-01 2013-09-18 沈建平 水绘典藏陶瓷观赏鱼缸

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