JPH1032719A - 画像圧縮方法および画像圧縮装置 - Google Patents

画像圧縮方法および画像圧縮装置

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JPH1032719A
JPH1032719A JP8207875A JP20787596A JPH1032719A JP H1032719 A JPH1032719 A JP H1032719A JP 8207875 A JP8207875 A JP 8207875A JP 20787596 A JP20787596 A JP 20787596A JP H1032719 A JPH1032719 A JP H1032719A
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JP8207875A
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English (en)
Inventor
Naoya Nakanishi
直哉 中西
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Benesse Corp
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Benesse Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像伝送コストの低減を主目的とした画像圧
縮方法では、画像の再現品質を高品位に保ったまま十分
なデータ圧縮率が得られない。 【解決手段】 三原色の輝度情報からなるカラー画像デ
ータを、1つの輝度情報と2つの色差情報からなるカラ
ーモデルデータに変換し、このカラーモデルデータを三
次元ベクトル量子化等の画像の高品位再現が可能な方法
により圧縮処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルカラー画像デ
ータを圧縮する画像圧縮技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フルカラー画像をコンピュータ処理する
際には、一般に、加色三原色(RGB)又は減色三原色
(CMY)の三原色モデルにおける各色成分の輝度情報
からなるカラー画像データが用いられる。この場合、カ
ラー画像の1画素に対してRGBの色ごとに1バイト
(8ビット)を割り当て、1バイトで表現できる0から
255までの256段階の値でその色の輝度を表す。し
たがって、RGB又はCMYの各色について1バイトず
つ、合計3バイトが1画素あたりのカラー画像データと
なる。
【0003】こうして得られるカラー画像データは、同
じ解像度、同じ画素数の256色パレット方式によるカ
ラー画像の3倍、白黒の256階調画像(グレースケー
ル画像)の3倍、白黒二値画像の実に24倍もの情報量
を有し、コンピュータ処理を行う場合に、メモリ装置や
磁気記憶装置等のコンピュータ資源を大量に消費する。
このため、フルカラー処理における画像データの圧縮技
術は極めて重要であり、従来様々な圧縮方法が提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧縮方法のほとんどは画像伝送コストの低減を主目的と
したものであり、画像の再現品質を高品位に保ったまま
データ圧縮を行うことを主目的としたものが少ない。
【0005】例えば、最も一般的な画像圧縮方式として
標準化されているJPEG方式も、その再現品質の低さ
から、印刷分野で利用することはほとんど不可能な水準
となっている。
【0006】なお、唯一、画像の再現品質が高い圧縮方
法として、三原色の輝度情報を、水平方向画素群ごとお
よび垂直方向画素群ごとにベクトル量子化するいわゆる
三次元ベクトル量子化という方法が提案されている。し
かし、この三次元ベクトル量子化では、JPEG方式等
に比較するとデータ圧縮率が低く、コンピュータ資源の
消費量低減には不十分である。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、十分なデータ圧縮率が得られ、さらには
画像の再現品質も高くすることができるようにした画像
圧縮方法および装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、三原色の輝度情報からなるカラー画像
データを、1つの輝度情報と2つの色差情報からなるカ
ラーモデルデータに変換し、このカラーモデルデータを
前述した三次元ベクトル量子化等の画像の高品位再現が
可能な方法により圧縮処理するようにしている。
【0009】自然画像において、1画素中の三原色の輝
度情報は、互いに著しい相関性を示し、冗長度が高い。
このため、三原色の3つの輝度情報を1つの輝度情報で
代表させて、冗長度を低減させることが可能である。た
だし、1つの輝度情報だけでは白黒画像と同じになって
しまうので、本発明では、上記1つの輝度情報に、緑
(G)からマゼンダ(M)までの色領域および青(B)
から黄(Y)までの色領域での2つの色差情報を加え
て、カラーモデル(いわゆるLabカラーモデル)デー
タを作っている。
【0010】ここで、自然画像において、輝度情報は最
も情報量に富んでいるが、色差情報は、印刷品質を前提
としても、輝度情報の約1/4以下の有意な情報量しか
持たないことが実験的に確認されている。このため、色
差情報としては、互いに隣接する複数画素(例えば、4
画素)の平均値を用いることが可能となり、例えば1つ
の輝度情報が4MBの情報量を有する場合、色差情報は
1MB以下の情報量を有するにすぎない。
【0011】したがって、従来のように3つの輝度情報
をそのまま処理しようとすると合計12MBの情報量を
圧縮しなければならないのに対し、本発明では、1つの
輝度情報4MBと2つの色差情報(4画素平均値)1M
B×2とからなる最大6MBの情報量を圧縮するだけで
済む。そして、三次元ベクトル量子化により10%の圧
縮率が得られるとすれば、従来の方法では1.2MBの
圧縮後情報量となるのに対し、本発明の方法によれば6
00KB以下の圧縮後情報量となり、画像の品質を保持
したまま従来の倍以上の圧縮率が得られる。
【0012】なお、カラー画像データをカラーモデルデ
ータに変換することにより、三原色輝度情報から1つの
輝度情報を得ることができるため、カラー画像から白黒
画像を容易に得られるという副次的な効果もある。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施形態であ
る画像圧縮装置の構成を示している。まず、画像圧縮装
置にRGB画像が入力されると、データ変換部1にて同
一画像平面上に存在するRGBの3つの輝度情報を、1
つの輝度情報と2つの色差情報とに分離変換する処理、
すなわちLabカラーモデルへの色空間変換を行う。
【0014】ここで、図2に上記分離処理を概念的に示
している。図中のX(i,j)は、i行j列目の1画素
を表している。この図から分かるように、データ変換部
1はまず、各画素の画像R、画像Gおよび画像Bの輝度
を上下2ラインずつ読み込む。次に、下記〜の変換
式の「R」、「G」、「B」に各画素の輝度値を代入し
て、1画素ごとの新たな1つの輝度情報Yと、上下2ラ
イン内で左右に隣接する4画素ごとの2つの色差情報
(4画素の平均値)U,Vとを得る。これにより、色差
情報U,Vの色差分布の密度が輝度情報Yの密度の1/
4になる。
【0015】 輝度情報 Y= 0.299R+0.587G+0.114B … 色差情報(緑−マゼンダ) U= 0.701R−0.587G−0.114B+227 … 色差情報(青−イエロー) V=−0.299R−0.587G+0.886B+227 … なお、、式の末尾項にて227を加算しているの
は、演算処理の高速化のため、色差情報の値が常に正と
なるようにするためである。また、からの変換式は
一例にすぎず、これと異なる変換式を用いてもよい。
【0016】以上のようなLabカラーモデルへの色空
間変換により、圧縮する情報量を、3つの輝度情報をそ
のまま圧縮する従来の方法(1つの輝度情報量を1とす
ると、1+1+1=3)に比べて、半分(1+1/4+
1/4=3/2)にすることができる。
【0017】次に、こうして得られたLabカラーモデ
ルの各情報Y,U,Vを、データ圧縮部2において、三
次元ベクトル量子化により圧縮処理する。
【0018】ここで、三次元ベクトル量子化について図
3を用いて簡単に説明する。図3(A)は、XY画像平
面の各画素の輝度分布を示しており、Z軸方向が輝度の
大きさを表している。三次元ベクトル量子化ではまず、
図3(B)に示すように、XZ平面上において、一定の
許容誤差の範囲内で輝度が連続して変化しているとみな
せる1群の画素(水平方向画素群)を1単位のベクトル
で表現する。これにより、上記許容誤差の範囲内にある
画素を同一視することができ、その分輝度情報量の圧縮
を行うことができる。
【0019】さらに、三次元ベクトル量子化では、図3
(C)に示すように、YZ平面上においても、同様にし
て、一定の許容誤差の範囲内で輝度が連続して変化して
いるとみなせる1群の画素(垂直方向画素群)を1単位
のベクトルで表現する。
【0020】このように三次元ベクトル量子化によれ
ば、上記許容誤差の範囲内にある水平方向画素群および
垂直方向画素群をそれぞれ1つの画素として扱うことが
できるので、輝度情報量の圧縮を行うことができる。そ
して、本実施形態では、このようなベクトル量子化を、
輝度情報Yのみならず色差情報U,Vについても行い、
Labカラーモデルデータ全体を圧縮する。
【0021】以上のように、カラー画像データをLab
カラーモデルデータに変換した上で三次元ベクトル量子
化を行うことにより、三次元ベクトル量子化のみでデー
タ圧縮を行う場合に比べて圧縮率を格段に向上させるこ
とができる。しかも、三次元ベクトル量子化は、再現さ
れた画像の品位が高いという特徴を有するため、本実施
形態の画像圧縮装置によっても、高品位の再現画像を得
ることができる。
【0022】なお、上記実施形態では、加色三原色(R
GB)の輝度情報を圧縮処理する場合について説明した
が、本発明は、減色三原色(CMY)の輝度情報を圧縮
処理する場合にも適用することができる。
【0023】また、上記実施形態では、カラーモデルデ
ータの圧縮方法として三次元ベクトル量子化を用いる場
合について説明したが、本発明は、これ以外の高品位の
再現画像が得られる圧縮方法を用いる場合にも適用する
ことができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、三原
色の輝度情報からなるカラー画像データを、1つの輝度
情報と、複数画素の平均値で表される2つの色差情報と
からなるカラーモデルデータに変換した上で三次元ベク
トル量子化等の画像の高品位再現が可能な方法により圧
縮処理する。このため、本発明によれば、カラー画像デ
ータをそのまま圧縮する従来の方法に比べて、格段に圧
縮率を向上させることができるとともに、画像の品位を
高く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である画像圧縮装置の構成図
である。
【図2】上記画像圧縮装置におけるカラー画像データの
Labカラーモデルデータへの変換方法を示す概念図で
ある。
【図3】上記画像圧縮装置における三次元ベクトル量子
化の説明図である。
【符号の説明】
1 データ変換部 2 データ圧縮部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三原色の輝度情報からなるカラー画像デ
    ータを、1つの輝度情報と2つの色差情報とからなるカ
    ラーモデルデータに変換する第1のステップと、 前記カラーモデルデータを圧縮処理する第2のステップ
    とを有することを特徴とする画像圧縮方法。
  2. 【請求項2】 前記2つの色差情報はそれぞれ、緑から
    マゼンダまでの色領域および青からイエローまでの色領
    域での色差を表すことを特徴とする請求項1に記載の画
    像圧縮方法。
  3. 【請求項3】 前記各色差情報として、互いに隣接する
    4画素の平均値を用いることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の画像圧縮方法。
  4. 【請求項4】 前記第2のステップにおいて、前記カラ
    ーモデルデータの各情報を、水平方向画素群ごとおよび
    垂直方向画素群ごとにベクトル量子化することを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の画像圧縮方法。
  5. 【請求項5】 三原色の輝度情報からなるカラー画像デ
    ータを、1つの輝度情報と2つの色差情報とからなるカ
    ラーモデルデータに変換するデータ変換手段と、 前記カラーモデルデータを圧縮処理するデータ圧縮手段
    とを有することを特徴とする画像圧縮装置。
  6. 【請求項6】 前記2つの色差情報はそれぞれ、緑から
    マゼンダまでの色領域および青からイエローまでの色領
    域での色差を表すことを特徴とする請求項5に記載の画
    像圧縮装置。
  7. 【請求項7】 前記各色差情報として、互いに隣接する
    4画素の平均値を用いることを特徴とする請求項5又は
    6に記載の画像圧縮装置。
  8. 【請求項8】 前記データ圧縮手段は、、前記カラーモ
    デルデータの各情報を、水平方向画素群ごとおよび垂直
    方向画素群ごとにベクトル量子化することを特徴とする
    請求項5から7のいずれかに記載の画像圧縮装置。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001017229A1 (fr) * 1999-08-27 2001-03-08 Celartem Technology Inc. Procede de compression d'image
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