JPH10326135A - 電磁波低減構造を有する電子機器 - Google Patents
電磁波低減構造を有する電子機器Info
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- JPH10326135A JPH10326135A JP9136396A JP13639697A JPH10326135A JP H10326135 A JPH10326135 A JP H10326135A JP 9136396 A JP9136396 A JP 9136396A JP 13639697 A JP13639697 A JP 13639697A JP H10326135 A JPH10326135 A JP H10326135A
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Abstract
続となり、表示部から放射される電磁波を低減すること
のできる構造を有する電子機器を提供することを目的と
する。 【解決手段】 ヒンジ部3により回動可能に本体部1に
取付けられている表示部2は、表示位置を適正にするた
めの角度に回動したときにその円弧面2aが本体部1に
取付けられている電気的導電材料5と常に接触する。電
気的導電材料5は綿布5aとスポンジのような海綿状の
弾性材料5bとから構成されており、表示部の開閉を妨
げることなく滑らかに、かつ、幅広い範囲で、本体部1
と表示部2のフレームグランドである筐体間で安定して
接触する。
Description
取付けられた表示部から放射される電磁波を低減する構
造を有する電子機器に関する。
ピューター等の液晶表示装置等が収容された表示部を有
する電子機器では、表示部の駆動回路基板から電磁波が
放射され、これが不要輻射として電子機器本体の半導体
部品が実装された主回路基板に影響を与えることを防止
するため、電磁波のレベルを低減する種々の対策がとら
れている。
子機器である携帯型コンピューターを示す外観斜視図で
あり、11は主回路基板(図示せず)が収納される本体
部、12はヒンジ部13で本体部11に回動可能に取付
けられ、液晶表示装置14とその駆動回路基板(図示せ
ず)が収納される表示部である。本体部11と表示部1
2の筐体は金属メッキを施したプラスチックで形成され
ている。駆動回路基板は主回路基板と信号線15により
接続されており、信号線15を覆うようにシールド部材
16が巻かれている。このシールド部材16の片端は、
本体部11のフレームグランドにネジなどの締結部材
(図示せず)で接続されており、もう一方は、表示部1
2のフレームグランドに接続されている。18はデータ
ーを入力するためのキーボードである。
部材16を通じ本体部11の筐体に接地されるため、表
示部12より外部に放射される電磁波は表示部12の筐
体によりシールドされ、不要輻射のレベルは低減され
る。
低減構造を有する携帯型コンピューターでは、本体部と
表示部のフレームグランドの接続が線材で行われるた
め、本体部と表示部が接続されるポイントが少なく、電
磁的には不安定であり、表示部からの電磁波の放射を防
ぐことは充分ではなかった。
に安定した接続となり、表示部から放射される電磁波を
低減することのできる構造を有する電子機器を提供する
ことを目的とする。
に本発明は、本体部のフレームグランドである筐体に柔
軟性のある電気的導電材料を電気的に導通があるように
配置して、さらに、表示部が任意の回転位置の状態で
も、柔軟性のある電気的導電材料が表示部のフレームグ
ランドである筐体に幅広い範囲で接触するように構成し
たものである。
電磁的に安定になり、表示部から放射される電磁波のレ
ベルを低減する効果が得られる。
は、半導体部品が実装された主回路基板等を収容する本
体部と、液晶表示装置等を収容する表示部と、前記本体
部に前記表示部を回動可能に取付けるためのヒンジ部
と、前記ヒンジ部の回動中心と同心で軸方向に幅広の円
弧面を前記表示部に有し、前記円弧面又は前記円弧面に
対向する本体部上面のいずれか一方に柔軟性のある電気
的導電材料を設け、前記本体部上面又は前記円弧面が前
記電気的導電材料と接触しつつ相対的に回動することを
特徴とする電磁波低減構造を有する電子機器であり、表
示部の開閉を妨げることなく滑らかで、かつ、幅広い範
囲での本体部と表示部のフレームグランドである筐体間
を安定して接触させられるという作用を有する。
中心と同心で軸方向に幅広の円弧面を本体部に有し、前
記円弧面又は前記円弧面に対向する表示部下部のいずれ
か一方に柔軟性のある電気的導電材料を設けたことを特
徴とするもので、請求項1と同様に、表示部の開閉を妨
げることなく滑らかで、かつ、幅広い範囲での本体部と
表示部のフレームグランドである筐体間を安定して接触
させられるという作用を有する。
気的導電材料を、電気的な導通を有する綿布と弾力性の
ある海綿状の合成樹脂とで構成したもので、表示部の開
閉を妨げることなく滑らかで、かつ、本体部と表示部を
安定して接触させることができるという作用を有する。
円弧面が電気的導電材料と電気的に非導通であることを
特徴とするもので、電気的に非接触であるため、接触に
よる雑音の発生がないという作用を有する。
部の筐体は、金属や導電性プラスチック、金属メッキを
施した合成樹脂などの電気的導通がある材料で形成さ
れ、外観である表面に塗装を施しており、接触する電気
的導電材料と、高周波レベルでは電磁的な導通が可能で
あることを特徴としており、金属部材が露出しないた
め、錆などの発生がなく、外観上の見栄えもよいという
作用を有する。
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)は本発明の電磁波低減の構
造を有する電子機器である携帯型コンピューターを示す
外観斜視図であり、1は主回路基板(図示せず)が収納
される本体部、2はヒンジ部3で本体部1に回動可能に
取付けられ、液晶表示装置4とその駆動回路基板(図示
せず)が収納される表示部である。本体部1と表示部2
の筐体は金属メッキを施したプラスチックで形成され、
表面に化粧のための塗装が施されている。また、表示部
2の下部は図1(b)で示すようにヒンジ部3の回動中
心3aと同心状の幅広い円弧面2aとなっており、円弧
面2aに対向する本体部1の上面には金属メッキを施し
電気的な導通を有する綿布5aと弾力性のあるスポンジ
5bとで構成された電気的導電材料5が円弧面2aの幅
に合わせて取付けられている。駆動回路基板は主回路基
板と信号線(図示せず)により接続されている。6はデ
ータを入力するためのキーボードである。
て、以下その動作について説明する。ヒンジ部3により
回動可能に本体部1に取付けられている表示部2は、表
示位置を適正にするための角度に回動したときにその円
弧面2aが本体部1に取付けられている電気的導電材料
5と常に接触する。電気的導電材料5は、綿布5aとス
ポンジのような海綿状の弾性材料5bとから構成されて
いるため、表示部2の開閉を妨げることなく滑らかに、
かつ、幅広い範囲で、本体部1と表示部2のフレームグ
ランドである筐体間で安定して接触する。
的導電材料5を介した接触となり、本体部1と表示部2
は表面に塗装が施されているため、電気的にはこの部分
では導通しないが、電磁的に高周波レベルでは導通す
る。このため、結果的に表示部からの電磁波を防ぎ不要
輻射を低減することができる。しかも幅広い範囲で接触
しているため、従来の電磁波低減構造に比べ非常に効果
が大きい。図2に従来の携帯型コンピューターとの不要
輻射レベルの比較データを示す。図2(a)は従来例、
図2(b)は本実施の形態のものである。不要輻射のレ
ベルは特に高周波での差が大きく効果が大きいことがわ
かる。
2の円弧面2aは塗装したままで金属面を露出させるこ
とがないため、雑音や錆などの発生がなく、外観上の見
栄えも悪くならない。
的導電材料をスポンジと電気的な導通を施した織布で構
成した例で説明したが、柔軟性のある導電材料であれば
何でもよく、例えば中空の導電ゴムのようなものでもよ
い。
に設け、電気的導電材料を本体部側に設けたが、逆に円
弧部を本体部側に設け、電気的導電材料を表示部側に設
けてもよいことはいうまでもない。
触する相手側が円弧部を有していないものでもよい。
開閉を妨げることなく滑らかで、かつ、幅広い範囲での
本体部と表示部とのフレームグランドである筐体間を、
高周波レベルでは電磁的に安定して接続できる。さら
に、金属部材を露出させる必要がないため外観上の見栄
えもよくできるという有利な効果が得られる。
ターの外観斜視図
ターと従来の携帯型コンピューターとの不要輻射レベル
の比較データを示す図
Claims (5)
- 【請求項1】半導体部品が実装された主回路基板等を収
容する本体部と、液晶表示装置等を収容する表示部と、
前記本体部に前記表示部を回動可能に取付けるためのヒ
ンジ部と、前記ヒンジ部の回動中心と同心で軸方向に幅
広の円弧面を前記表示部に有し、前記円弧面又は前記円
弧面に対向する本体部上面のいずれか一方に柔軟性のあ
る電気的導電材料を設け、前記本体部上面又は前記円弧
面が前記電気的導電材料と接触しつつ相対的に回動する
ことを特徴とする電磁波低減構造を有する電子機器。 - 【請求項2】ヒンジ部の回動中心と同心で軸方向に幅広
の円弧面を本体部に有し、前記円弧面又は前記円弧面に
対向する表示部下部のいずれか一方に柔軟性のある電気
的導電材料を設けたことを特徴とする請求項1記載の電
磁波低減構造を有する電子機器。 - 【請求項3】柔軟性のある電気的導電材料は、電気的な
導通を有する綿布と弾力性のある海綿状の合成樹脂とで
構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
の電磁波低減構造を有する電子機器。 - 【請求項4】本体部又は表示部が電気的導電材料と電気
的に非導通であることを特徴とする請求項1又は請求項
2記載の電磁波低減構造を有する電子機器。 - 【請求項5】表示部又は本体部の筐体は、金属や導電性
プラスチック、金属メッキを施した合成樹脂などの電気
的導通がある材料で形成され、外観である表面に塗装を
施しており、接触する電気的導電材料と、高周波レベル
では電磁的な導通が可能であることを特徴とする請求項
4記載の電磁波低減構造を有する電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13639697A JP3837831B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 電磁波低減構造を有する電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13639697A JP3837831B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 電磁波低減構造を有する電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10326135A true JPH10326135A (ja) | 1998-12-08 |
JP3837831B2 JP3837831B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=15174190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13639697A Expired - Fee Related JP3837831B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 電磁波低減構造を有する電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3837831B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110493A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Fujitsu Ltd | 折りたたみ型携帯端末機 |
JP2009244918A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Fujitsu Ltd | 電子機器およびパネル |
-
1997
- 1997-05-27 JP JP13639697A patent/JP3837831B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007110493A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Fujitsu Ltd | 折りたたみ型携帯端末機 |
JP4571901B2 (ja) * | 2005-10-14 | 2010-10-27 | 富士通株式会社 | 折りたたみ型携帯端末機 |
JP2009244918A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Fujitsu Ltd | 電子機器およびパネル |
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---|---|
JP3837831B2 (ja) | 2006-10-25 |
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