JPH10325409A - ナットの緩み止め構造 - Google Patents

ナットの緩み止め構造

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JPH10325409A
JPH10325409A JP9260598A JP9260598A JPH10325409A JP H10325409 A JPH10325409 A JP H10325409A JP 9260598 A JP9260598 A JP 9260598A JP 9260598 A JP9260598 A JP 9260598A JP H10325409 A JPH10325409 A JP H10325409A
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JP
Japan
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nut
screw
incomplete
female screw
thin portion
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Application number
JP9260598A
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English (en)
Inventor
Takashi Furuta
孝 古田
Tadaaki Koto
忠明 小藤
Tomoharu Murakami
知治 村上
Tomohiro Suzuki
智宏 鈴木
Yoshio Ariura
義夫 有浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナットを締め付ける際のカジリの発生を防止
し、締め付けトルク及び緩みトルクを安定させること。 【解決手段】 ナット111又は211下部の内側雌ネ
ジの一定区間bを不完全ネジ部とし、当該ナットと螺合
する相手部材1の雄ネジ1cに対して締めしろを与える
か、あるいはナット311下部に肉薄部311Aを形成
し、当該肉薄部の一定区間を絞り加工することにより肉
薄部の内側雌ネジの一部を縮径し、当該ナットと螺合す
る相手部材1の雄ネジ1Cに対して締めしろを与えるこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ナットの緩み止め構
造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のナットの緩み止め技術を
例えば自動車の懸架装置など車体の振動を抑制する油圧
緩衝器のピストン部の締結用ナットに適用した場合の主
要部の構成を示す。一般に、車輪側に結合部材を介して
取付けられる油圧緩衝器は、ピストンロッドアッセンブ
リー1とベースバルブBVを装着したシリンダ13を外
筒17に収容し、外気を遮断するシール15と共にロッ
ドガイド14を嵌挿したパッキンケース16を外筒17
の上部から圧入した後、外筒17の上端部を溶接等によ
り密封して形成されている。そして、シリンダ13と外
筒17間には半分程度の作動油が満たされたタンク室C
が形成される。
【0003】この構成を部品を組立てる順序に従って以
下に説明する。油圧緩衝器の液圧室の外殻をなすシリン
ダ13の下端部には、ベースバルブBVが装着されてい
る。このベースバルブBVの主たる機能は、ピストンロ
ッドアッセンブリー1の下降時に、ベースバルブケース
20の内周ポート20Bを通り、内周側が固定された円
板状のリーフバルブ21を押し開いて、ピストンロッド
アッセンブリー1の進入体積分の作動油をピストン下部
室Bからタンク室Cに排出する際に、その通路抵抗によ
り圧縮側減衰力を発生させることである。
【0004】また従たる機能は、ピストンロッドアッセ
ンブリー1の上昇時に、ベースバルブケース20の外周
ポート20Aを通り、ノンリタンスプリング19に付勢
され且つバルブストッパ18の円筒部18Aに上下動自
在に案内されるノンリタンバルブ22を押し開いて、ピ
ストンロッドアッセンブリー1の退出体積分の作動油を
タンク室Cから吸入することである。
【0005】ピストンロッドアッセンブリー1には、シ
リンダ13内を上下室に画成するピストン5が組付けら
れており、このピストンロッドアッセンブリー1の上端
は、結合部材を介して車体に取付られ(図示省略)、図
3に示す状態で作動する。このピストンロッドアッセン
ブリー1を組立てる際には、部品を順番に積重ねるため
に図3とは上下方向に逆に、ピストンロッド本体部1B
を下にして、ターンテーブルに固定する。
【0006】こうすることによりピストンロッドインロ
一部1Aは必然的に上を向くので、ここにバルブストッ
パ2,つる巻き状のノンリタンスプリング3,前記バル
ブストッパ2の円筒部2Aに内周側に形成された支持脚
が案内されるノンリタンバルブ4,ピストンリング6及
びガイドメタル7を装着したピストン5,リーフバルブ
8,カンザ9,スペーサ10の順に嵌挿する。最後にナ
ット11を螺着し、締付け工具により規定トルクで締め
付けてピストンロッドアッセンブリー1とし、作動油を
充満したシリンダ13の上方から図3に示す状態に挿入
する。その後、シリンダ13の上端をピストンロッド1
を案内するロッドガイド14によって閉塞することによ
り、密閉された液圧室を形成する。
【0007】ここで前記ナット11は、本体部11Aの
下側に肉薄部11Bが形成され、当該肉薄部11Bに円
周上6等分して狭い巾のすり割11Cを加工した後に、
当該肉薄部11Bを内径側に押し倒し雌ネジの有効径を
一定の区間のみ部分的に縮径したものである。そしてピ
ストンロッドインロ一部1A下端の雄ネジに前記ナット
の肉薄部11Bが螺合する区間で、ネジ面の摩擦トルク
が増大する結果、緩みトルクが増加する(当然締め付け
トルクも増加)ことを利用して、ナットの緩み及び脱落
を防止する。
【0008】次に、ピストンロッドアッセンブリー1の
作動について簡単に説明する。作動油の充満したシリン
ダ13内をピストンロッドアッセンブリー1が上昇する
際には、密閉されたピストン上部室Aの作動油は、ノン
リタンバルブ4の支持脚間の開口部4A及びピストン5
の内周ポート5Bを通り、スプリング11によりメイン
バルブ10を介して付勢され内周側が固定された円板状
のリーフバルブ8を押し開いて、ピストン下部室Bに流
出する。この際の通路抵抗が伸長側減衰力となる。ピス
トンロッドアッセンブリー1の上昇によって不足する退
出体積分の作動油は、前記シリンダ13の下端部に配設
されたベースバルブBVを介してタンク室Cより吸入さ
れる。
【0009】ここでノンリタンバルブ4は、バルブスト
ッパ2の円筒部2Aに上下動自在に案内されるととも
に、ノンリタンスプリング3により付勢されてピストン
5の背面シート面5Cに着座し、ピストンの外周ポート
5Aを閉塞して、ピストンロッドアッセンブリー1が上
昇する際に、作動油が内周ポート5Bのみを通過する様
に作用するものである。逆にピストンロッドアッセンブ
リー1が下降する際には、下部室Bの作動油は外周ポー
ト5Aを通り前記ノンリタンバルブ4を押し開いて容積
の拡大するピストン上部室Aに補充される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の様にナット11
は、ピストンロッドインロ一部1A下端の雄ネジに肉薄
部11Bが螺合する区間で、ネジ面の摩擦トルクが増大
する結果、緩みトルクが増加する(当然締め付けトルク
も増加)ことを利用して、ピストンナットの緩み及び脱
落を防止するのであるが、すり割11Cの加工コストが
高い一方、すり割11Cを加工する際にネジ部に発生す
るバリを除去するのが難しく、締め付ける際にカジリを
生じやすいために、締め付けトルクが安定しないという
問題があった。また、締結後の雄ネジ及び雌ネジのネジ
山の接触は片面のみであり、緩み止め効果が必ずしも十
分ではない。
【0011】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ナットを締
め付ける際のカジリの発生を防止し、締め付けトルク及
び緩みトルクを安定させることである。
【0012】
【問題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の採った第1の手段は、「ナット下部の内側
雌ネジの一定区間を不完全ネジ部とし、当該ナットと螺
合する相手部材ピストンロッドの雄ネジに対して締めし
ろを与えるか、あるいはナット下部に肉薄部を形成し、
当該肉薄部の一定区間を絞り加工することにより肉薄部
の内側雌ネジの一部を縮径し、当該ナットと螺合する相
手部材の雄ネジに対して締めしろを与えること」であ
る。また、第2の手段は、「ナット下部の内側雌ネジの
一定区間を所要の緩みトルクに応じて設定した不完全ネ
ジ部及びネジ下径部とし、当該不完全ネジ部及びネジ下
径部が相手部材の雄ネジにより押し拡げられネジ山の両
面に接触すること」である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のナットを油圧緩衝器のピ
ストン部に適用した場合について、まず、図1に示す第
1〜第3実施形態に基づいて説明する。従来技術で説明
したナットとの最大の相違点は、ナット下端部の肉薄部
にある。即ち従来技術のナットは図3に示す如く、すり
割11Cがあるのに対し、本実施形態の第1実施形態の
ナット111の場合には、肉薄部のすり割を廃止すると
ともに、当該肉薄部の一定区間を不完全ネジ部とし、不
完全ネジ部が相手部材の雄ネジに対して締めしろを有す
るようにしたものである。
【0014】ナット111の内側雌ネジの不完全ネジ部
以外は図1(E)に示すように先端をH/4ほど削除し
たJISB0205の基準山形になっているが、肉薄部
の一定区間b(例えば2山)については、図1(B)の
第1実施形態に示すように、不完全ネジ部とすることに
より、雄ネジの谷径に対して締めしろを与えている。不
完全ネジ部の長さはナットの緩みトルクが所要値になる
ように設定する。締めしろを与える部分を肉薄にしたの
は、ナットの出来栄えによって締めしろがばらつくた
め、締めしろが大きい場合に肉薄部が膨らんで締め付け
トルクが過大になるのを防止するようにしたものであ
る。
【0015】肉薄部は上記の目的のために形成したもの
であるため、相手部材であるピストンロッドインロ一部
1A下端の雄ネジ1Cの寸法,ネジ山の形状及びナット
の雌ネジの不完全ネジ部の長さ,ネジ山の形状のばらつ
きが小さく管理できれば、肉薄部を特に設けなくてもよ
い。図1(C)の第2実施形態に示すナット211はこ
の場合を示している。雌ネジ以外の形状はJISの規格
品と同一であるので、ナットの高さHcを低くすること
ができるとともに、生産性が向上する。
【0016】上記のナットを製作するには、ネジ下径ま
で加工したナットに対し、締めしろを与える不完全ネジ
部を除いて、通常のネジ切り加工或いはタップによるJ
IS規格の基準山形どおりのネジ加工をすればよい。こ
の場合、相手部材であるピストンロッドインロ一部1A
下端の雄ネジ1Cについては、JIS規格の基準山形ど
おりでよい。
【0017】前記の第1実施形態では、ナットの肉薄部
111Aの内側雌ネジの不完全ネジ部が雄ネジに対して
締めしろを有する場合を説明したが、図1(D)の第3
実施形態に示すナット311のように、雌ネジ全体をJ
ISB0205の基準山形どおりに加工し、肉薄部31
1Aの雌ネジの一定区間(例えば2山)を絞り加工する
ことにより、有効径を相手部材であるピストンロッドイ
ンロ一部の下端の雄ネジ1Cの有効径よりも小さくして
締めしろを与えてもよい。この場合は、絞り加工等によ
り締めしろを与えることができるため、生産性が著しく
向上する。
【0018】絞り加工における絞りしろは、ナットの緩
みトルクが所要値になるように設定する。絞りしろを与
える部分を肉薄にしたのは、ナットの出来栄えによって
締めしろがばらつくため、締めしろが大きい場合に肉薄
部が膨らんで締め付けトルクが過大になるのを防止する
ようにしたものである。
【0019】つぎに本発明の第4〜第6実施形態のナッ
トを、図2に基づいて説明する。上記第1実施形態で説
明したナットとの最大の相違点は、ナットの一定区間を
不完全ネジ部及びネジ下径部とし、不完全ネジ部及びネ
ジ下径部が相手部材の雄ネジに対して締めしろを有する
ようにしたものである。
【0020】ナットの内側雌ネジの不完全ネジ部a及び
ネジ下径部b以外は図1(E)に示すように先端をH/
4ほど削除したJISB0205の基準山形になってい
る。肉薄部の一定区間a+bについては、図2(A)の
第4実施形態に示すように、ナットの緩みトルクが所要
値になるように設定した不完全ネジ部a(例えば2山)
及びネジ下径部bとすることにより、雄ネジに対して締
めしろを与えている。締めしろを与える部分を肉薄にし
たのは、ナットの出来栄えによって締めしろがばらつく
ため、締めしろが大きい場合に肉薄部が膨らんで締め付
けトルクが過大になるのを防止するようにしたものであ
る。
【0021】肉薄部は上記の目的のために形成したもの
であるため、相手部材であるピストンロッドインロ一部
1A下端の雄ネジ1Cの寸法,ネジ山の形状及びナット
の雌ネジの不完全ネジ部及びネジ下径部の長さa,bと
ネジ山の形状のばらつきが小さく管理できれば、肉薄部
を特に設けなくてもよい。図2(B)の第5実施形態に
示すナット511はこの場合を示している。雌ネジ以外
の形状はJISの規格品と同一であるので、ナットの高
さを低くすることができるとともに、生産性が向上す
る。
【0022】図2(C)の第6実施形態に示すナット6
11は、完全ネジ部側に座面611Aを形成することに
よって、上下が逆になる所謂誤組み付けを防止できるよ
うにしたもので、上下の判別が容易であるため自動組み
付けが可能となる。
【0023】上記第4〜第6実施形態のナットを製作す
るには、ネジ下径まで加工したナットに対し、通常のネ
ジ切り加工或いはタップによるJIS規格の基準山形ど
おりのネジ加工をすることにより、緩みトルクが所要値
になるように設定した不完全ネジ部a及びネジ下径部b
を残せばよい。本発明の第4〜第6実施形態において
は、相手部材の雄ネジによって不完全ネジ部aとネジ下
径部bが押し拡げられて塑性変形し、ネジ山の両面に密
接するので、ネジの軸線に直角方向の荷重に対しても緩
み止め効果が得られる。また、不完全ネジ部及びネジ下
径部は相手部材のネジ山の両面に密接するので、緩みト
ルクを大きくすることとができる。不完全ネジ部及びネ
ジ下径部の長さa,bとネジ下径を調整することによ
り、緩みトルクを管理することができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の第1,第2
実施形態においては、ナットの内側雌ネジの一定区間を
緩みトルクが所要値になるように設定した不完全ネジ部
とすることにより、雄ネジに対して締めしろを与え、低
コストかつ確実にナットの緩みを防止することができ
る。第1実施形態の場合は、ナットの出来栄えによって
締めしろが大きくなっても肉薄部が膨らんで締め付けト
ルクが過大になるのを防止できるので、緩みトルクの変
動を小さくすることができる。また、本発明の第3実施
形態においては、絞り加工により内側雌ネジの一定区間
の有効径を相手部材であるピストンロッドインロ一部下
端の雄ネジの有効径よりも小さくして締めしろを与え、
低コストかつ確実にナットの緩みを防止することができ
る。このナットを製作するには、旋盤等によるネジ切り
加工あるいはタップ等による通常のネジ加工をした後
で、緩みトルクが所要値になるように肉薄部の一定区間
を絞って縮径すればよいので、生産性が大巾に向上す
る。更に、本発明の第4実施形態においては、ナットの
雌ネジの一定区間を緩みトルクが所要値になるように設
定した不完全ネジ部とネジ下径部とすることにより、相
手部材の雄ネジによって不完全ネジ部とネジ下径部が押
し拡げられて塑性変形し、ネジ山の両面に密接するの
で、ネジの軸線に直角方向の荷重に対しても緩み止め効
果が得られる。また、第1実施形態示すナットと同様ナ
ットの出来栄えによって締めしろが大きくなっても肉薄
部が膨らんで締め付けトルクが過大になるのを防止でき
るので、緩みトルクの変動を小さくすることができる。
第5実施形態に示すナット511は、雌ネジ以外の形状
はJISの規格品と同一であるので、ナットの高さを低
くすることができるとともに、生産性が向上する。第
2、第6実施形態示すナットは、完全ネジ部側に座面6
11Aを形成することによって、上下が逆になる所謂誤
組み付けを防止できるようにしたもので、自動組み付け
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明を適用した油圧緩衝器の要部断面
図である。 (B)本発明の第1実施形態に係るナットの断面図であ
る。 (C)本発明の第2実施形態に係るナットの断面図であ
る。 (D)本発明の第3実施形態に係るナットの断面図であ
る。 (E)JISB規格の基準山形の説明図である。
【図2】(A)本発明の第4実施形態に係るナットの断
面図である。 (B)本発明の第5実施形態に係るナットの断面図であ
る。 (C)本発明の第6実施形態に係るナットの断面図であ
る。
【図3】従来技術を適用した油圧緩衝器の要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 相手部材(ピストンロッド) 1C 相手部材(ピストンロッド)の雄ネジ 111,211,311,411,511,611 ナ
ット 111A,311A,411A ナットの肉薄部
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 智宏 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 有浦 義夫 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナット下部の内側雌ネジの一定区間を不
    完全ネジ部とし、当該ナットと螺合する相手部材の雄ネ
    ジに対して締めしろを与えることを特徴とするナットの
    緩み止め構造。
  2. 【請求項2】 ナット下部に肉薄部を形成し、当該肉薄
    部の内側雌ネジの一定区間を不完全ネジ部としたことを
    特徴とする請求項1に記載のナットの緩み止め構造。
  3. 【請求項3】 ナット下部に肉薄部を形成し、当該肉薄
    部の一定区間を絞り加工することにより肉薄部の内側雌
    ネジの一部を縮径し、当該ナットと螺合する相手部材の
    雄ネジに対して締めしろを与えることを特徴とするナッ
    トの緩み止め構造。
  4. 【請求項4】 ナット下部の内側雌ネジの一定区間を所
    要の緩みトルクに応じて設定した不完全ネジ部及びネジ
    下径部とし、当該不完全ネジ部及びネジ下径部が相手部
    材の雄ネジにより押し拡げられネジ山の両面に接触する
    ことを特徴とするナットの緩み止め構造。
  5. 【請求項5】 ナット下部に肉薄部を形成し、当該肉薄
    部の内側雌ネジの一定区間を不完全ネジ部及びネジ下径
    部としたことを特徴とする請求項4に記載の油圧緩衝器
    におけるナットの緩み止め構造。
  6. 【請求項6】 上記緩み止め構造は、油圧緩衝器のピス
    トンロッドとピストンの締結に用いることを特徴とする
    請求項1〜5に記載のナットの緩み止め構造。
JP9260598A 1997-03-28 1998-03-19 ナットの緩み止め構造 Pending JPH10325409A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9260598A JPH10325409A (ja) 1997-03-28 1998-03-19 ナットの緩み止め構造

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JP9518497 1997-03-28
JP9-95184 1997-03-28
JP9260598A JPH10325409A (ja) 1997-03-28 1998-03-19 ナットの緩み止め構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103089896A (zh) * 2011-10-31 2013-05-08 日立汽车系统株式会社 联结方法及缸体装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103089896A (zh) * 2011-10-31 2013-05-08 日立汽车系统株式会社 联结方法及缸体装置

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