JPH10323507A - アルカリ液回収装置 - Google Patents

アルカリ液回収装置

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JPH10323507A
JPH10323507A JP13511697A JP13511697A JPH10323507A JP H10323507 A JPH10323507 A JP H10323507A JP 13511697 A JP13511697 A JP 13511697A JP 13511697 A JP13511697 A JP 13511697A JP H10323507 A JPH10323507 A JP H10323507A
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JP
Japan
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pump
sensor
sludge
scum
tank
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Pending
Application number
JP13511697A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuo Hotani
節男 穂谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hotani Co Ltd
Original Assignee
Hotani Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スカム、スラッジを含むアルカリ排液からアル
カリ液分のみを旨く抽出できるようにする。 【解決手段】被処理アルカリ排液を収容する槽1に吸上
げポンプ2を装備する。ポンプ2の吸込口6は、槽1の
深さに対応するエリアを上下動するようになっている。
吸込口6先端よりやや下方に感知部10が位置するスラ
ッジ層センサS1、及び吸込口6先端よりやや上方に感
知部20が位置するスカム層センサS2をポンプ2に装
着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストリップ乃至は
鋼板の洗浄に充てたスカム、スラッジを含むアルカリ排
液からアルカリ液分を回収する装置に関する。
【0002】この種のアルカリ排液からアルカリ液分を
回収するには、スカム及びスラッジが混ざらないよう、
アルカリ液分を抽出することを肝要とする。
【0003】
【従来の技術】従来、スカム及びスラッジを含むアルカ
リ排液からアルカリ液分をスカム、スラッジの混在なし
に旨く抽出することについては、達成されていない。因
みに従来、スカムやスラッジを濾過で液分と分離除去す
ることが試みられたが、短期間で濾層乃至は濾床が目詰
まりして濾過不能となる、即ちアルカリ液分の抽出の実
効性が喪失されてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、スカ
ム及びスラッジを含むアルカリ排液からアルカリ液分の
みを旨く抽出できるようにするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題達成のため本発
明は、(1)ストリップ乃至は鋼板(以下鋼板と略記す
る)を洗浄したスカム、スラッジを含むアルカリ排液を
収容する槽に取り付けられる吸上げポンプを具有し、該
ポンプは吸込口が前記槽の深さに対応するエリアを上下
動するようになっており、該吸込口の先端よりやや下方
に感知部が位置するスラッジ層センサ、及び当該先端よ
りやや上方に感知部が位置するスカム層センサを前記ポ
ンプに装着したことを特徴とする、(2)上記(1)記
載のものにおいて、吸上げポンプをモータで上下動する
ようにし、スラッジ層センサの出力側を、ポンプを上下
動させるモータの制御信号入力側及びポンプを駆動する
モータの制御信号入力側または前者モータの制御信号入
力側に接続し、スカム層センサの出力側を、ポンプを駆
動するモータの制御信号入力側に接続したことを特徴と
する。
【0006】ここに、スラッジ層センサとは、スラッ
ジ、スカムを含むアルカリ排液を収容した槽の底に沈殿
したスラッジの層に触れて反応し、これを検知するセン
サ、スカム層センサとは、該槽のアルカリ液面に浮くス
カム層に触れて反応し、これを検知するセンサのことで
あり、これらのことは特許請求の範囲の項及び以下の記
載についても同じである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態につき、添付図
面を参照して、次に説明する。
【0008】図で参照符号1を付したのが鋼板を洗浄し
たスカム、スラッジを含むアルカリ排液つまり被処理液
を収容する槽であり、該槽1には吸上げポンプ2が取り
付けられる。該ポンプ2の吸込口6は、槽1の深さに対
応するエリアを上下動するようにする。ポンプ吸込口6
を上下動させる手段は、所要範囲に亘って上下動可能な
昇降部材3を槽1に装着し、該昇降部材3にポンプ2を
取り付ける構成を例として挙げることができる。昇降部
材3は、槽1に固定した昇降案内4上をねじ型送り棒5
により上下動される。送り棒5はモータM2で駆動され
る。送り棒5に昇降部材3が螺合されている。
【0009】前記ポンプ2は、吸込口6の先端よりやや
下方に感知部が位置するスラッジ層センサS1、及び当
該先端よりやや上方に感知部が位置するスカム層センサ
S2を備えている。センサS1は吸込口6を構成する部
材に取り付けられ、センサS2はポンプ2の吸液管7に
取り付けられている。センサS1の感知部10は下向き
になっており、センサS2の感知部20は上向きになっ
ている。
【0010】センサS1、S2には、定電流装置(図示
せず)から定電流が印加される、或いは定電圧装置(図
示せず)から定電圧が印加される。槽1には、鋼板(図
示せず)を洗浄したスカム、スラッジを含むアルカリ排
液が収容される。収容後、アルカリ排液をしばらく放置
すると、槽1の液面にスカム40が浮上し、底にスラッ
ジが沈殿する。
【0011】この状態下で、該槽1内のアルカリ排液か
らのアルカリ液分の抽出が、次のようにして行われる。
【0012】モータM2により送り棒5を作動させ、昇
降部材3を下降させると、それにつれポンプ2の吸込口
6並びに下側センサS1,上側センサS2が槽1内のア
ルカリ排液中を下降して行く。
【0013】槽1底のスラッジ層30に感知部10が達
するまで下側センサS1が下降するや、それまでのアル
カリ液相100中の移動と異なり、センサS1からの出
力が可成り大きく変化する。例えば、センサS1が1ア
ンペアの定電流印加の場合、アルカリ液相100中では
センサS1の電圧値は約7V、スラッジ層30の箇所で
は15.3V位であり、センサS1が10Vの定電圧印
加の場合、アルカリ液相100中ではセンサS1の電流
値は1.5アンペア、スラッジ層30の箇所では1.3
アンペア以下である。従って、このセンサS1の出力変
化を以て、吸込口6が槽1底のスラッジ層30の近くに
位置することを知得できる。槽1底のスラッジ層30に
下側センサS1の感知部10が接触した時点で、モータ
M2を停止する。すると、吸込口6はスラッジ層30よ
り上方に位置することになるので、モータM1を運転し
て、ポンプ2を稼働させても、吸込口6にスラッジを吸
い込むことがない。この場合、モータM2の停止は、例
えばセンサS1の上記出力変化を停止指令信号に充てる
仕様で行うことができる。これは、センサS1の出力側
をモータM2の制御信号入力側に接続すれば達成され
る。モータM1の運転は、例えばセンサS1の上記出力
変化を運転指令信号に充てる仕様で行うことができる。
これは、センサS1の出力側をモータM1の制御信号入
力側に接続すると達成される。
【0014】ポンプ2の運転で槽1内のアルカリ排液中
のアルカリ液分が抽出され、その抽出の進行で槽1内の
液面が下がり、スカム層40が上側センサS2の感知部
20に接触するや、それまでのアルカリ液相100中に
あった場合と異なり、センサS2の出力は相当大きく変
化する。例えば、センサS2が前示値の定電流印加の場
合、スカム層40の箇所ではセンサS2の電圧値は1
5.3V(アルカリ液相100での電圧値は前記の通
り)、前示値の定電圧印加の場合、スカム層40の箇所
ではセンサS2の電流値は0.3アンペア以下(アルカ
リ液相100での電流値は前記の通り)である。従っ
て、このセンサS2の出力変化を以て、スカム層40が
吸込口6近くにあることを知得できる。
【0015】上側センサS2の感知部20にスカム層4
0が接触した時点で、モータM1を止め、ポンプ2の運
転を停止する。すると、吸込口6はスカム層40より下
方に位置するため、スカムを吸引することがない。この
場合、モータM1の停止は、例えばセンサS2の上記出
力変化をモータM1の停止指令信号に充てる仕様で行う
ことができる。これは、センサS2の出力側をモータM
1の制御信号入力側に接続すると達成される。
【0016】こうして、槽1内のスカム、スラジを含む
アルカリ排液からスカム、スラッジの混在なしに、アル
カリ液分を抽出することができる。抽出したアルカリ液
分は、鋼板洗浄ラインに戻す、または適当な槽或いは箇
所に回収するとよい。
【0017】ポンプ2の停止即ちアルカリ液分の抽出終
了後、ポンプ2は然るべき高さ、例えば下側センサS1
が槽1のスラッジ堆積層より上方に位置するのに相当す
る高さまで上昇させる。
【0018】ポンプ2が然るべき高さへ上昇すれば、槽
1に被処理液を収容し、前示のアルカリ液分抽出処理を
再開するとよい。その抽出処理の再開は、タイマーを用
いてのシーケンス制御で行えばよい。このタイマーは、
ポンプ2が定位置まで上昇すると作動し、設定時間後に
モータM2に作動指令を出す。
【0019】槽1内のアルカリ排液は、液面上のスカム
層と槽1底のスラッジ層との間に存在する。このため、
該排液からアルカリ液分のみを旨く抽出するには、該排
液中のアルカリ液相100の深さ及び位相を検出するこ
とが達成されなければならない。これを可能にするの
が、ポンプ吸込口6に対するセンサS1及びS2の配
置、即ちセンサS1の感知部10がポンプ吸込口6の先
端よりやや下方に位置する、センサS2の感知部20が
ポンプ吸込口6先端よりやや上方に位置するという配置
である。
【0020】このセンサS1,S2の配置によると、感
知部10が槽1底のスラッジ層30に達した時のセンサ
S1の出力変化でアルカリ液相100の実質上の下限を
検出でき、感知部20の箇所に液面上のスカム層が下が
った時のセンサS2の出力変化でアルカリ液相100の
実質上の上限を検出できる、即ちアルカリ液相100の
深さ及び位相を検出できる。しかもセンサ感知部は、前
記から明らかなようにアルカリ液分抽出操作の都度、ア
ルカリ液相100に浸るため、そのアルカリ液で洗浄さ
れ、活性の高い状態でアルカリ液相100についての前
示下限、上限の検出をする。
【0021】鋼板を洗浄したスカム、スラッジを含むア
ルカリ排液は、一般的な濾過手段によりスカム、スラッ
ジを分離した場合で、アルカリ液分含有率が約63%と
可成り高い。本発明は、これをスカム、スラッジの混在
なしに抽出できるので、その意義は高い。
【0022】
【発明の効果】上記から明らかなように本発明は、スカ
ム及びスラッジを含むアルカリ排液からスカム、スラッ
ジの混在なしに、アルカリ液分のみを旨く抽出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアルカリ液回収装置の一例を、被
処理液収容槽の一部を省略して示す正面図である。
【符号の説明】
1 槽 2 ポンプ 3 昇降部材 5 ねじ型送り棒 6 吸込口 7 吸液管 M1 ポンプのモータ M2 昇降部材のモータ S1 スラッジ層センサ S2 スカム層センサ 30 スラッジ層 40 スカム層 100アルカリ液相

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストリップ乃至は鋼板を洗浄したスカム、
    スラッジを含むアルカリ排液を収容する槽に取り付けら
    れる吸上げポンプを具有し、該ポンプは吸込口が前記槽
    の深さに対応するエリアを上下動するようになってお
    り、該吸込口の先端よりやや下方に感知部が位置するス
    ラッジ層センサ、及び当該先端よりやや上方に感知部が
    位置するスカム層センサを前記ポンプに装着したことを
    特徴とするアルカリ液回収装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のアルカリ液回収装置におい
    て、吸上げポンプをモータで上下動するようにし、スラ
    ッジ層センサの出力側を、ポンプを上下動させるモータ
    の制御信号入力側及びポンプを駆動するモータの制御信
    号入力側または前者モータの制御信号入力側に接続し、
    スカム層センサの出力側をポンプを駆動するモータの制
    御信号入力側に接続したことを特徴とするアルカリ液回
    収装置。
JP13511697A 1997-05-26 1997-05-26 アルカリ液回収装置 Pending JPH10323507A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3070975A1 (fr) * 2017-09-14 2019-03-15 Suez Groupe Reacteur et procede de traitement biologique des eaux residuaires
CN114455219A (zh) * 2022-03-22 2022-05-10 普瑞特机械制造股份有限公司 一种针对白酒罐的减少酒损的装置

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