JPH10321952A - 表面放射半導体レーザ - Google Patents

表面放射半導体レーザ

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JPH10321952A
JPH10321952A JP10092114A JP9211498A JPH10321952A JP H10321952 A JPH10321952 A JP H10321952A JP 10092114 A JP10092114 A JP 10092114A JP 9211498 A JP9211498 A JP 9211498A JP H10321952 A JPH10321952 A JP H10321952A
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layer
laser
tunnel junction
layers
chip
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JP10092114A
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Francois Brillouet
フランソワ・ブリユエ
Joel Jacquet
ジヨエル・ジヤケ
Paul Salet
ポール・サレ
Leon Goldstein
レオン・ゴールドスタイン
Patrick Garabedian
パトリツク・ガラベデイアン
Christophe Starck
クリストフ・スタルク
Julien Boucart
ジユリアン・ブカール
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Alcatel Lucent SAS
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Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望される特性を有し、光ファイバ通信網内
で使用することができ、経済的に製造できる表面放射半
導体レーザを提供する。 【解決手段】 このレーザの二つの半導体層は、このレ
ーザのポンピングを行う電流を、N型ドーピング半導体
ブラッグミラー(20)から、光増幅構造(12、1
4、16)に属するP型ドーピング注入層(16)に流
すことができるトンネル接合を形成する。このブラッグ
ミラーは、同じドーピングを有する同じ型の別のミラー
(18)と協働して、この構造をこのレーザのオプティ
カルキャビティ内に含む。変形形態では、前記ポンピン
グ電流用の閉じ込め手段が構成されるように、トンネル
接合を埋め込み、位置を決めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面放射型半導体
レーザ、すなわち英語の「Vertical Cavity Surface Em
itting Laser」によりVCSELと呼ばれる型の半導体
レーザに関する。本発明により、このようなレーザのオ
プティカルキャビティを構成する上で所望される複数の
特性を同時に有するミラーの作成が可能である。本発明
は、これらのレーザにより放射されるべき光が、光ファ
イバ通信システムにおいて通常使われるスペクトル帯の
うちの一つに位置するように850nm、980nm、
1300nm、または1550nmに近い波長をもたな
ければならない場合にとくに適用される。
【0002】
【従来の技術】知られているように、この光は、ポンピ
ング電流が通過する光増幅構造の活性層により発生し、
この構造は、III−V族二元組成半導体材料、すなわ
ちヒ化ガリウムAsGa、またはリン化インジウムIn
Pから成る単結晶チップ内に含まれる。このようなチッ
プはエピタキシャル付着すなわち堆積により、基板から
層を重ねていくことにより製造される。以下の説明では
慣習に従い、この基板がチップの下部を構成するものと
みなす。この基板は通常、N型ドーピングを有すること
が有利であり、増幅構造の層のドーピングは必然的にN
IPの順序を形成することから、チップの上層は通常、
P型ドーピングを有する。
【0003】レーザのオプティカルキャビティは、チッ
プの下面上に形成される下側ミラーおよび上面上に形成
される上側ミラーで構成される。本発明の種々の実施形
態の範囲内で採用される既知の構成によれば、上側ミラ
ーを通して増幅構造にポンピング電流を供給する。する
と、放射すべき光はこのキャビティから出て下側ミラー
を通過する。上側ミラーがチップの水平表面の一部分し
か占有せず、上側ミラーと増幅構造との間にわずかな距
離しかない典型的な場合、この既知の構成は、この構造
の表面の二つのゾーン、たとえば、ポンピング電流が通
過するゾーンと、オプティカルキャビティ内に含まれる
ゾーンとの間に必要な一致を確保することができるとい
う長所を有する。しかしながら、この電流が上側ミラー
を通過する場合、上側ミラーの作製に関して問題が生じ
る。この問題は、このミラーが、キャビティ内で光振動
の増加が行えるようにするために、好ましくは少なくと
も99.5%に等しいきわめて高い反射率と、単位表面
積あたりの抵抗を勘案して好ましくは10-4Ω/cm2
未満、いずれにせよ、ジュール効果による不都合な損失
および加熱を引き起こすことなくたとえば10kAcm
-2のポンピング電流を流すことができるように十分に低
い電気抵抗とを同時に有さなければならないことによ
る。
【0004】既知の第一表面放射半導体レーザでは、金
属ミラーを使用することにより十分に低い電気抵抗を得
る。しかし、その場合の反射率は最大でもおよそ97%
であり、これは一般的には不十分である。
【0005】その理由から、既知の第二表面放射半導体
レーザではドープされた半導体ブラッグミラーが使用さ
れる。このようなミラーは、互い違いになった屈折率を
有する層の積み重ねにより形成される。チップの格子と
結晶格子とを一致させるために、リン化インジウムチッ
プの場合、これらの層は通常、一方はヒ化およびリン化
インジウム・ガリウム、他方はリン化インジウムで構成
される。同じ理由から、ヒ化ガリウムチップの場合、こ
れらの層は通常、一方はヒ化アルミニウムおよびガリウ
ム、他方はヒ化ガリウムで構成される。これらの層は、
所望の低い電気抵抗を得ることができるドープを受ける
ことができる。
【0006】この既知の第二レーザは、D.Babic
らの論文「Transverse mode and polarisation charact
eristics of double-fused 1.52μm vertical-cavity l
aser」、IPRM95、773−776ページに記述されてい
る。このレーザの二つのミラーは半導体ブラッグミラー
である。ポンピング電流が通過できるようにするため
に、増幅構造のN側に位置する下側ミラーがN型ドーピ
ングされ、増幅構造のP側に位置する上側ミラーがP型
ドーピングされる。このレーザでは、チップは、152
0μmの波長の光を供給することができるように、リン
化インジウムを主成分とする。ミラーは、その制限され
た厚さによる光の吸収を制限するために、ヒ化ガリウム
を主成分とする。このようなレーザの製造時には、この
ようなミラーはそれぞれ、面、たとえば比較的厚いリン
化インジウムを主成分とする基板の上面に配設しなけれ
ばならない。そのために、このミラーはまず、比較的厚
いヒ化ガリウム基板上へのエピタキシャル付着により製
造される。次にミラーは、熱融解により、リン化インジ
ウムのベースプレートに組み付けられる。基板はベース
プレートを力学的に補強するので、このベースプレート
の反対面、たとえば下面は、ベースプレートを薄くする
ためにエッチングすることができる。次に、同じ種類の
第二の作業を行うことにより、第二ミラーを付着し適当
な長さのオプティカルキャビティを形成することができ
る。この長さは垂直方向、すなわちベースプレートの厚
さ方向に測定する。またこの件については、「Photon.
Techn. lett.」、第7巻、1225ページ、1995の
D.I.Babic、K.Streubel、R.P.
Mirin、N.M.Margalit、E.L.H
u、D.E.Mars、L.Yang、およびK.Ca
reyの論文を参照することができる。
【0007】文献EP0709939A(ヒューレット
パッカード社)は、既知の第三表面放射半導体レーザに
ついて記述している。このレーザは、同じ種類のレーザ
マトリックス内に含まれる。このレーザに関して本文献
がねらいとする目的は、N型基板(基板にP型伝導性を
付与するためにこの基板に含まれるであろう亜鉛の有害
な拡散を防ぐ目的から、マトリックスの基板)上に形成
されつつ、光増幅半導体構造のN型ドーピング側でレー
ザが制御される(制御を簡単にするための「Nドライ
ブ」)ことである。この増幅構造はNIP構造、すなわ
ちこの構造の両側のドーピングは反対の種類のものであ
るが、チップ内に形成され、この構造とこの基板との間
に電気的に直列に配置されたトンネル接合により、目的
は達成される。この接合は逆方向にバイアスされている
が、この接合を構成する二つの層は十分なドーピング濃
度を受けることから、トンネル効果によりポンピング電
流を送出することができる。増幅構造のNドープ側およ
びPドープ側に位置するミラーはそれぞれ、ドープ型N
およびPを有するブラッグミラーである。トンネル接合
は、P型ドーピングミラーと基板との間に形成される。
【0008】これら既知の第二および第三レーザはとく
に、このミラーの反射率が所望する値よりも低く上側ミ
ラーを構成する半導体材料がこのレーザからの光を吸収
する、という欠点を有する。
【0009】この欠点は、この光に対し、Pドープ二元
半導体材料がNドープ材料の吸収率よりも高い吸収率を
有することによるものである。この吸収率は、光の波長
の増加と共に増加する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の全体的な目的
は、このようなレーザについて所望される特性を有する
表面放射半導体レーザを経済的に製造できるようにする
ことである。本発明はとくに、これらのレーザの上側ミ
ラーに高い反射率と低い電気抵抗の双方を付与し、とく
にリン化インジウムに関わる波長で光放射を行うことを
より詳細な目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
は、オプティカルキャビティと、このキャビティ内に位
置し、レーザのポンピング電流の方向を規定する光増幅
構造とを含む表面放射半導体レーザであって、前記オプ
ティカルキャビティが、このレーザに属し同じ伝導性を
有する二つの両端の半導体層の間に電気的に直列に設置
され、トンネル接合を構成するこのレーザの二つの半導
体層が、このキャビティ内に光学的に直列に設置され、
前記ポンピング電流が前記増幅構造内およびこの接合内
をこの接合とは逆方向に直列に通過できるようにするこ
とを特徴とする表面放射半導体レーザを対象とする。
【0012】現在知られている技術の状況として、光の
吸収に関して上述した指摘は、これらのミラーの双方
が、半導体層で構成されるブラッグミラーである時に
は、表面放射レーザのミラーのドープはN型であること
が好ましいことを示している。この場合、本発明の対象
となる構成を用いて、二つのN型ドーピングミラーによ
りこのようなレーザのオプティカルキャビティを構成す
ることができるようにすることにより、前記に示したよ
り詳細な目的を達成することができる。ただし、技術発
展により二つのP型ドーピングミラーによりこのような
レーザのオプティカルキャビティを構成する方が有利と
なる場合にも、同じ構成により、このようなレーザの作
製時にこの長所を得ることができることに留意された
い。以下に記述する表面放射レーザの半導体層のドープ
の種類は、このレーザのミラーのドープがN型である場
合に適合するものである。
【0013】また、N型ドーピング半導体基板が誘電層
ミラーを支承して、この基板上に形成された表面放射レ
ーザの下側ミラーを形成する場合には、本発明により、
N型ドーピング半導体層ミラーの形態のこのレーザの上
側ミラーを作製し、その結果、この種のドープに関する
電気特性および光学特性から生じる長所を得ることがで
きる。
【0014】この場合も、このようなレーザのオプティ
カルキャビティの二つのミラーが半導体層で構成される
場合と同様、本発明により設けられるトンネル接合は、
このレーザの光増幅構造のどちら側にあってもよいこと
ことに留意されたい。
【0015】以下、単に例として示す添付の略図を用い
て、本発明の五つの実施形態について記述する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示す第一レーザのチップ
は、例として示した他のレーザのチップと同様、基本的
に単結晶半導体アセンブリで構成される。このアセンブ
リは、基板上に連続的に付着を行うことにより作製され
たものである。基板は、軸Aとこの軸に対し直角な面内
に延びる領域とを有する。この軸およびこの領域は同時
にこのチップの軸および領域を構成する。この領域は、
軸Aの近傍の中央ゾーンZCと、この中央ゾーンの周囲
の周辺ゾーンZPとを含む。このチップはその厚さに沿
って、軸Aに平行な垂直方向DVを規定する。
【0017】より詳細には、この第一レーザのチップ2
は下面4および上面6を有し、相互に重なった層を含
む。別に指示がない限りこれらの層はリン化インジウム
で構成される。これらの層は下面から上面に向かって以
下のようになっている。
【0018】− 基板8。この基板は、このチップを単
体で、あるいは、通常は複数のチップを含むプレートと
して取り扱うことができるような機械的強度を基板に付
与する厚さを有する。
【0019】− 下側ミラー18。このミラーは、N型
ドーピングを有する半導体ブラッグミラーである。この
ミラーは、この基板と連続した基板8の上面4の上側に
形成される。このミラーは、中央ゾーンZCおよび周辺
ゾーンZPの二つのゾーンのアセンブリ上に展開する。
このミラーは、それぞれがリン化インジウム層とリン化
およびヒ化インジウム・ガリウム層とから成る40から
50対の層で構成される。これらの層はnH=3.4お
よびnL=3.17の屈折率を交互に有し、また、たと
えば1520nmであるレーザ光の波長の四分の一に等
しい光学厚さを有する。このミラーの全厚は10μm程
度である。ドーピングの濃度はたとえば2×1018cm
-3である。このミラー18を誘電層で構成することも可
能であろう。
【0020】− N型ドーピング第一注入層12。この
層は1μmの厚さと5×1017cm-3から2×1018
-3のドーピング濃度を有する。
【0021】− 反対の種類の電荷キャリアの再結合に
より光を増幅することができる複合活性層14。この層
は通常、圧縮応力を受けた5個から8個の量子井戸を含
む。これらの井戸およびそれらを分離する障壁は通常、
ヒ化およびリン化されたインジウムおよびガリウムで構
成され、組成の比率が異なる。むくの材料でこの層を構
成することもできる。この層の厚さは通常、約100か
ら400nmの間である。
【0022】− P型ドーピング第二注入層16。この
層は1μmの厚さと5×1017cm-3から2×1018
-3のドーピング濃度を有する。この第一注入層と第二
注入層との間をレーザのポンピング電流が通過すること
により、前記の反対の種類の電荷キャリアが活性層内に
注入される。これらの注入層およびこの活性層は光増幅
構造を構成する。
【0023】− 上側ミラー20。このミラーもN型ド
ーピングを有する半導体ブラッグミラーで構成され、た
とえばミラー18と同一である。このミラーは、チップ
2と連続するチップの上面6上に形成される。このミラ
ーは中央ゾーンZC内にのみに展開する。このミラーは
下側ミラーとともに、レーザのオプティカルキャビティ
を構成する。このキャビティは軸Aに沿って延びる。そ
の長さ、すなわち上下二つのミラー間の距離は4μmな
ど適当な値を有する。
【0024】上側ミラー20の下部は、第二注入層16
からこの層に連続して、垂直方向DVに重なった − P型ドーピングを有する層24と、 − N型ドーピングを有する層26とを含む。
【0025】これら二つの層は、レーザのポンピング電
流によりこの電流の通過に対抗しようとする反対方向の
電気的バイアスを受ける半導体接合を構成する。しかし
ながらこれらの層は高いドーピング濃度、とくに第二注
入層16および上側ミラー20のそれよりも高いドーピ
ング濃度を有する。より正確には、これらの濃度は十分
に高いため、トンネル効果により、この接合は問題とな
るような電圧低下を引き起こすことなく上側ミラーから
第二注入層にポンピング電流を流すことができる。この
ような接合が「トンネル接合」と呼ばれるのはこのため
であり、以後、層24および26をそれぞれ「第一トン
ネル接合層」、「第二トンネル接合層」と呼ぶことにす
る。
【0026】トンネル接合を構成するために、ドーピン
グ濃度がかなり高い場合、ドープされた材料内に光が強
く吸収されることが知られている。本発明の範囲内で
は、このようにしてドープされた半導体材料を通過する
光について、出力が大きく低下することはありえたが、
電流の導通を損なわずに、トンネル接合層の厚さをかな
り小さな値に制限することが可能であったことから、光
の実質吸収は十分に低く、従って、レーザのオプティカ
ルキャビティ内に適当な光発振が発生する際の妨害はほ
とんどなかった。
【0027】より正確には、各トンネル接合層24およ
び26は、10から300nmの間、とくにおよそ15
から50nmの間の厚さを有することが好ましい。ま
た、トンネル接合層24は、リン化およびヒ化インジウ
ム・ガリウムで構成され、少なくとも3×1019cm-3
に等しくたとえば8×1019cm-3のドーピング濃度を
有することが好ましい。同じく、上側接合層26は、1
18cm-3より高いN型ドーピング濃度、たとえばおよ
そ3×1018cm-3を有することが好ましい。
【0028】例として示した第一レーザはさらに、 − 基板8上に形成された下側電極22と、 − 上側ミラー20上に形成され、下側電極22と協働
してレーザのポンピング電流がチップ2を通過できるよ
うにする上側電極23とを含む。
【0029】下側電極22は、中央ゾーンZCを除く周
辺ゾーンZP内の基板8上に形成され、その結果、この
レーザの光Lはチップ2から、下面4を通過し、この中
央ゾーン内に出ることができる。前記の層のうちで、こ
の下面と活性層14との間にある層は、前記の層のうち
で、この活性層と上面6の間にある層の厚さおよび電導
率による水平方向伝導率よりも大きい伝導率をこれら層
に付与する厚さおよび電導率を有する。これら二つの水
平方向伝導率の比は十分に大きな値であることから、活
性層14を通過するポンピング電流は、光増幅構造用の
活性ゾーンを構成する中央ゾーンZC内に集中される。
さらにこの配置により、この電流が活性層を通過する際
の電流の水平方向の分布が良好に均一に保たれる。この
分布は、下側ミラーが誘電層型であって中央ゾーン内に
のみ形成され、従って、下側電極が周辺ゾーン内のチッ
プの下面上に直接形成されると仮定した場合でもほぼ同
じである。
【0030】実際の、多数の半導体チップを含む基板の
実施では、ZCなどの中央ゾーンは5〜20μmの直径
を有し、ZPなどの周辺ゾーンはおよそ0.25mmの
直径を有していた。レーザの動作を可能にするためレー
ザの端子において必要な電圧はおよそ3Vである。
【0031】前に記述したレーザでは、N型の上側ミラ
ーは、リン化インジウムチップと同じ結晶格子を有する
材料で構成されていた。ただし、このミラーを、ヒ化ガ
リウムGaAsとヒ化ガリウム・アルミニウムGaAl
Asとを交互に配した層で構成することが可能であり、
これらの層は同じくN型であるが、リン化インジウムチ
ップとは結晶格子が異なる。このようなミラーとこのよ
うなチップとの間の結合は、世界的に「ウェハ・ヒュー
ジョン」と呼ばれている方法による融解結合により行う
ことができる。この結合は、エピタキシャル付着を行う
のに知られている方法と同様の方法により、構成層を付
着させてこのミラーを形成することにより行うこともで
きる。この付着方法により、「変成」と呼ぶことができ
る層が形成される。
【0032】すると、上側ミラーを構成する二つのヒ化
ガリウム層の間、またはリン化インジウムの結晶格子を
有する四元組成層と上側ミラーの第1のヒ化ガリウム層
との間の界面に、トンネル接合を作製することができ
る。
【0033】しかしながら、変成層の場合の好ましい解
決方法は、リン化インジウムの結晶格子を有する二つの
四元組成層間にこの接合を作製することであろう。
【0034】次に図2を参照して、本発明により作製さ
れる第二レーザについて記述する。まず、一般にこの第
二レーザは、この発明による記載された第一レーザと同
様、チップ102を構成し、このチップの領域ZP、Z
C内に相互に重ねられた一連の半導体層を含む。この一
連の半導体層の第一部分は、ポンピング電流を構成し前
記領域の活性ゾーン内のこの一連の層を横断する単方向
電流に応答してこのレーザの内部光を増幅することがで
きる光増幅構造112、114、116を構成する。こ
の一連の層の第二部分は、トンネル接合の逆方向にこの
ポンピング電流を通すことができるトンネル接合を構成
することができる十分なドーピング濃度を有する層を含
む。この第一レーザと比較した場合のこの第二レーザの
特徴は、トンネル接合を構成することができる十分なド
ーピング濃度を有する前記層が、このポンピング電流が
一連の層の前記第二部分を通過する時、電流閉じ込めゾ
ーンZC内に前記ポンピング電流を閉じ込めるように、
チップの前記領域の一部分で構成されるこのゾーンのみ
を占有する埋込層124、126であり、この電流閉じ
込めゾーンは、ポンピング電流が前記光増幅構造を通過
する時、前記活性ゾーン内に集中されるようになってい
ることである。
【0035】従ってこの第二レーザでは、トンネル接合
により、必要であれば、ポンピング電流の上側ミラー1
20の通過を容易にすることができるばかりでなく、増
幅構造112、114、116の近傍にこの電流の閉じ
込め手段を構成することもでき、このために上側ミラー
をエッチングする必要がない。従ってこれにより、チッ
プを平面形状で作製することができる。同時に、これに
よりチップの電気抵抗を軽減させることができる。なぜ
なら、エッチングされていない上側ミラーがもたらす接
続抵抗は、エッチングされているミラーがもたらすであ
ろう接続抵抗よりも小さいからである。
【0036】閉じ込め手段は、既知の第四表面放射半導
体レーザでポンピング電流用としてすでに使われた。こ
の既知の第四レーザでは、ポンピング電流は、上側ミラ
ーの周囲の周辺ゾーン内に位置する上側電極からチップ
内に投入され、次に、この電流が中央の活性ゾーン側に
向けられる。電流は、このチップ内に含まれ軸の近傍に
窓を穿口された阻止層により、このゾーン内に閉じ込め
ることができ、従ってこの窓は電流閉じ込めゾーンを構
成する。
【0037】この既知の第四レーザと比較して、本発明
による第二レーザはとくに、トンネル接合を使用して構
成される電流閉じ込め手段の特定の利点により同時に、
同種の電導性を有する前記の両端の半導体層間にポンピ
ング電流を流すことができる。次に、本発明によるこの
第二レーザについてより詳細に記述することにする。
【0038】図2によれば、このレーザのチップ102
は、このチップの前記領域を占有する下面104および
上面106を有する。チップは、この下面から上面に向
かう上昇方向DVと、この上昇方向に対向する下降方向
DWとを構成する二つの垂直方向を規定する。このチッ
プの前記半導体層は、前記二つの垂直方向のうちの第一
方向で以下の順序に従い、複合構造内において相互に連
続する複合構造を構成し、 − 第一のN型ドーピングを有し、チップの前記領域を
占有する第一注入層112、 − 反対の種類の電荷キャリアの再結合により光を増幅
することができ、チップの前記領域を占有する活性層1
14、 − 前記第一の型とは反対の第二のP型ドーピングを有
し、チップの前記領域を占有する第二注入層116、 この第一注入層と、活性層と、この第二注入層は前記光
増幅構造を構成する。
【0039】後述する第二、第三、および第四レーザで
は、前記第一垂直方向は上昇方向である。
【0040】本発明によれば、次に複合構造は、 − 前記第二のP型ドーピングおよび高いドーピング濃
度を有し、前記電流閉じ込め層ゾーンのみを占有する第
一トンネル接合層124と、 − 前記第一型ドーピングおよび高いドーピング濃度を
有し、前記電流閉じ込め層ゾーンのみを占有する第二ト
ンネル接合層126と、 − 前記第一型ドーピングを有し、チップの前記領域を
占有する接続層128とを含む。この接続層は、前記電
流閉じ込めゾーン内の前記第二トンネル接合層を覆うも
のである。一方、前記電流閉じ込めゾーンの外側のチッ
プの前記領域の部分内では、この接続層は前記第二注入
層を覆う。前記の高いドーピング濃度は、第一および第
二注入層および接続層のドーピング濃度よりも高い。前
記の高いドーピング濃度は、前記二つのトンネル接合層
のアセンブリが前記トンネル接合を構成することができ
るに足る前記ドーピング濃度を構成する。第二注入層お
よび接続層のドーピング濃度は、前記電流閉じ込めゾー
ンの外側でこれら二つの層がポンピング電流を阻止する
接合となるような濃度である。
【0041】例として示したレーザはさらに、 − 前記複合構造の下側に形成された下側電極122
と、 − 前記複合構造の下側に形成された下側ミラー118
と、 − 前記複合構造の上側に形成され、前記下側ミラーと
協働してこのレーザのオプティカルキャビティを形成す
る上側ミラー120と、 − 前記複合構造の上側に形成され、前記下側電極12
2と協働して前記ポンピング電流が前記チップ102を
通過できるようにする上側電極123とを含む。
【0042】前記第一および第二トンネル接合層124
および126は、それぞれ、前記第二注入層116およ
び前記接続層128の屈折率よりもそれぞれ高い屈折率
を有する材料で構成されることが好ましい。そうするこ
とにより、このレーザの光発振により前記増幅構造11
2、114、116内にもたらされる出力が、光学モー
ド局在化手段すなわちローカライザ(フランス語で、Lo
caliseur)の支援により前記活性ゾーンZCの縁部にお
いて大きく制限されるように、これらのトンネル接合層
は光学モード局在化手段を少なくとも部分的に構成す
る。この光発振は、このレーザのオプティカルキャビテ
ィ内に増幅構造の利得が発生するようになるような発振
である。このモード局在化手段により、この振動の出力
のかなりの部分が、所望の活性ゾーンからオーバーフロ
ーするのが防止されると同時に、活性ゾーンの縁部に近
づくに連れてこのゾーン内で、この出力が顕著に低下す
るのが防止される。換言すれば、モード局在化手段によ
り、活性ゾーンの内側および外側の光出力密度間でより
急激な遷移を得ることができる。
【0043】後述するレーザでは、第二注入層116お
よび前記接続層128はリン化インジウムで構成され、
トンネル接合層124および126は、三元または四元
組成のIII−V族半導体材料で構成される。このよう
な材料は、少なくとも一つの元素がIII族およびV族
のそれぞれに属する少なくとも三つの元素から成ること
が知られている。
【0044】レーザチップの基本材料が、リン化インジ
ウム、ヒ化ガリウム、あるいはより複雑な化合物である
かどうかにかかわらず、トンネル接合層の高い屈折率
は、これらの層の組成と、周囲の半導体材料の組成とに
差がないと有効には得られない。その場合、組成が異な
る二つの半導体材料間を通過する時、当該材料に依存す
るエネルギーレベル変化をともなうことに留意すべきで
ある。より詳細には、この材料内の電子に占有され得る
エネルギーレベルを示す線図であって、上に行くほどエ
ネルギーが増加する線図を想定すると、このようなエネ
ルギーレベルの変化は、この材料の価電子帯の上境界の
変化である。注入層と活性層との間の通過は別として、
このようなエネルギーレベルの変化が大きくかつ急激で
ある限り、この変化により、レーザのポンピング電流の
通過に対する障壁となる電位差が生じる。また、きわめ
て高いドーピング濃度のトンネル接合層がきわめて薄
く、低ドーピング濃度の層と接触することによっても、
このポンピング電流の通過に対する別の障壁が構成され
ることがあろう。その場合、低ドーピング濃度の層は、
トンネル接合層の電荷キャリアを捕捉し、従ってこの電
流を通過させることができるトンネル効果に対抗する。
上記に記載したような障壁が存在することにより、レー
ザが消費する電力が増加し、その結果、排出すべき熱的
出力も増加する。例として示したレーザでは、このよう
な障壁の重大性は、前記半導体層のうちのいくつかが、 − 前記第二注入層116と前記第一トンネル接合層1
24との間に配置された第一傾斜界面群132、130
と、 − 前記第二トンネル接合層126と前記接続層128
との間に配置された第二傾斜界面群134とを構成する
ことにより制限される。これらの各傾斜界面群は、二つ
の前記半導体層116、132間に配置された少なくと
も一つの傾斜界面層130で構成され、各傾斜界面層
は、これら二つの半導体層の組成および/またはドーピ
ング濃度の中間の組成および/またはドーピング濃度を
それぞれ有する。
【0045】前記に記載のモード局在化手段は、周囲の
材料よりも高い屈折率をトンネル接合層および傾斜界面
層に付与するような組成を有するこれらの層のアセンブ
リで構成される。
【0046】より詳細には、本発明の例として示した第
二レーザは、1550nmの波長を有する光の放射に適
する。
【0047】次に、図2を使用してこの第二レーザの電
極および半導体層について詳細に記述する。別に指示が
ない限り半導体層はリン化インジウムInPで構成さ
れ、チップ102の全領域、すなわちゾーンZPおよび
ZC全体を占有している。これらの層のドーピング濃度
は、ドープによりこれらの層に与えられる伝導性の種類
NまたはPと共に示してある。これらの電極および層
は、方向DVに従って、以下を含む。
【0048】− チップ102の下面104上に形成さ
れ、周辺ゾーンZPを占有する下側電極122、 − 80μmの厚さおよび2×1018cm-3のN型ドー
ピング濃度を有する基板108、 − 下側ミラー118。このミラーは、二元組成層In
Pと四元組成層In0.66Ga0.34As0.740.26とを周
期的に交互に重ねることにより構成される。二元組成層
は、122.2nmの厚さと1018cm-3のN型ドーピ
ング濃度を有する。四元組成層は、112.7nmの厚
さと1018cm-3のN型ドーピング濃度を有する。周期
数は45に等しい。
【0049】− 第一注入層112。この層は、39
5.4nmの厚さと1018cm-3のN型ドーピング濃度
を有する。
【0050】− 活性層114。これは複合層であり、
以下の基本層で構成される。
【0051】・ In0.79Ga0.21As0.450.55の組
成と10nmの厚さを有し、故意にドープしていない第
一障壁 ・ In0.79Ga0.21As0.750.25の組成と、8nm
の厚さを有し、故意にドープしていない量子井戸と、I
0.79Ga0.21As0.450.55の組成と10nmの厚さ
を有し、故意にドープしていない障壁とを交互に配した
もので構成される周期的積み重ね。周期数は9に等し
い。
【0052】− 第二注入層116。この層は、600
nmの厚さと1018cm-3のP型ドーピング濃度を有す
る。
【0053】− 電流閉じ込めゾーンZCのみを占有す
るトンネル接合アセンブリ125。このアセンブリは五
つの層、すなわち ・ In0.79Ga0.21As0.450.55の組成と、20n
mの厚さと、1018cm-3のP型ドーピング濃度とを有
する傾斜界面層130、 ・ In0.66Ga0.34As0.740.26の組成と、20n
mの厚さと、1018cm-3のP型ドーピング濃度とを有
する傾斜界面層132、 これらの層130および132は第一傾斜界面層群を形
成する。
【0054】・ In0.66Ga0.34As0.740.26の組
成と、20nmの厚さと、3×1019cm-3のP型ドー
ピング濃度とを有する第一トンネル接合層124、 ・ In0.66Ga0.34As0.740.26の組成と、40n
mの厚さと、3×1018cm-3のN型ドーピング濃度と
を有する第二トンネル接合層126、 ・ In0.66Ga0.34As0.740.26の組成と、20n
mの厚さと、1018cm-3のN型ドーピング濃度とを有
し、第二傾斜界面層群を構成する傾斜界面層134、 から成る。
【0055】− 接続層128。この層は、500nm
の厚さと1018cm-3のN型ドーピング濃度を有する。
【0056】− 二元組成層GaAsと三元組成層Al
0.9Ga0.1Asとを周期的に交互に重ねることにより構
成される上側ミラー120。二元組成層は、115nm
の厚さと1018cm-3のN型ドーピング濃度を有する。
三元組成層は、132nmの厚さと1018cm-3のN型
ドーピング濃度を有する。周期数は30に等しい。二つ
の材料間の界面は、電流の通過を容易にするために傾斜
組成を有する。
【0057】− GaAsの組成と、207.7nmの
厚さと、1018cm-3のN型ドーピング濃度とを有する
位相整合層136半導体層は、ミラーのブラッグ波長
(当該例の場合1550nm)において共振器キャビテ
ィを形成するように調節された厚さを有する。
【0058】− 最後に、上側電極123。
【0059】上に記述したレーザの製造には以下の段階
が含まれていた。なお、従来のエピタキシーチャンバで
エピタキシャル付着が行われていた。
【0060】段階1:層118、112、114、11
6、125のエピタキシャル付着をおこなう。すなわ
ち、以後の取り扱いを行うのに十分な厚さを有する当初
の基板、および、後のエッチングがトンネル接合アセン
ブリ125を構成する当初の層の上面全体にわたる付着
を行う。
【0061】段階2:エッチングされていない部分で構
成されるアセンブリ125の前記当初の層をエッチング
することにより電流通過ゾーンを規定する。このゾーン
の形は正方形である(一辺の長さは10ミクロン)。こ
れらの辺がチップの結晶格子の軸[110]に沿って配
向され、次段階でのエピタキシーの再開を容易にする。
【0062】段階3:基板の表面全体に層128をエピ
タキシャル付着する。
【0063】段階4:エピタキシーチャンバ内で、上側
ミラー120の連続する層を付着する。
【0064】段階5:同じチャンバ内で、層136を付
着する。
【0065】段階6:エピタキシーチャンバから取り出
して、ミラーの反射率を高くし上側電極123を形成す
ることができる250nmの厚さの金層を、上側ミラー
上に付着する。
【0066】段階7:研磨により基板を薄くし、厚さを
80ミクロンとすることにより最終基板108を形成す
る。
【0067】段階8:基板の下面に金属層を付着する。
基板を通過してレーザ放射ができるように、この層に直
径100ミクロンの中央開口部をエッチングする。この
層の残りの部分が電極122を構成する。
【0068】図3、図4、および図5は、図2の第二レ
ーザの要素と同様の要素で構成されるレーザを示す図で
ある。これらの三つのレーザのうちの一つのレーザのあ
る要素が、この第二レーザの要素と同様の機能を果たす
時には、その要素は、百の位が数字1でなく2、3、ま
たは4であることを除き、おなじ符号番号で示してあ
る。またこれらの要素は、別の指示がない限り、同じ方
法で構成することができる。
【0069】図3を参照すると、本発明による第三レー
ザは、以下の連続する要素、すなわち、下側電極22
2、基板208、下側ミラー218、第一注入層21
2、活性層214、第二注入層216、接続層228、
トンネル接合層225、上側ミラー220、および上側
電極223を含む。
【0070】この第三レーザは全体として、前記に記述
した第二レーザと同様である。第二レーザと異なる点
は、上側ミラー220が誘電層で構成され、その結果、
このミラーを通してポンピング電流を注入することがで
きないことである。この電流の注入を行えるようにする
ために、このミラーはエッチングされる、すなわち、こ
のミラーを構成する誘電層をチップの全領域に付着する
第一段階と、たとえば電流閉じ込めゾーンを越えて出る
ことがある中央ゾーンにのみこれらの層を残しておくよ
うにこれらの層をエッチングする第二段階の二つの段階
でミラーを形成する。次に、上側ミラーの外側のチップ
の領域の一部分から接続層228内にポンピング電流を
注入することができるように、チップの全領域上に上側
電極223を付着する。次にこの電流は、電流をトンネ
ル接合アセンブリ225に到達させることができる、2
38などの矢印で示す曲がった経路をとる。この構成は
横方向注入と呼ばれることがある。場合によっては、本
発明による第二レーザで使用される上側ミラーを通して
行う注入よりも、横方向注入の方が好適であることがあ
る。そのような場合、本発明により基板208および接
続層228の双方がN型の伝導性を有すことができ、そ
のことは、この接続層内の電流の通過に関し、この層が
P型の伝導性を有すと仮定した場合と比べ、接続抵抗が
少ないという長所と、活性ゾーン内にこの電流がより均
一に分布するという長所とを同時に提供する。
【0071】図4を参照すると、本発明による第四レー
ザは、以下の連続する要素、すなわち、下側電極32
2、基板308、下側ミラー318、第一注入層31
2、活性層314、第二注入層316、トンネル接合ア
センブリ325、接続層328、上側ミラー320、お
よび上側電極323を含む。
【0072】この第四レーザは全体として、前記に記述
した本発明による第三レーザと同様である。第三レーザ
と異なる点は、下側電極322がチップの下面全体を占
有していること、および、上側ミラー320を通して上
面よりレーザの光を放射することができるように、上側
電極323に窓340が穿口されていることである。こ
のミラーと下側ミラー318の反射率はそれぞれこの構
成に適合させてある。この構成はとくに、光が基板30
8を通過しなくてもよいという長所を有する。この構成
は、散逸熱出力が大きい適用例において場合によっては
決定的となる欠点を有する。その欠点とは、この出力は
基板を通して収集しなければならないことから、チップ
の下面から排出することが比較的むずかしいということ
である。
【0073】図5を参照すると、本発明による第五レー
ザは、(下から上に向かって)以下の連続する要素、す
なわち、下側電極422、基板408、下側ミラー41
8、接続層428、第二注入層416、活性層414、
第一注入層412、トンネル接合アセンブリ425、上
側ミラー420、および上側電極423を含む。
【0074】この第五レーザは全体として、前記に記述
した本発明による第二レーザと同様である。第二レーザ
と異なる点は、トンネル接合アセンブリ425が、活性
層414と基板408との間に設置されていること、す
なわち、一連のエピタキシャル付着の段階の順が変更さ
れていること、および、前記複合構造の一連の層を記述
するための本発明の全体的説明において記載した前記第
一垂直方向が、ここでは上昇方向ではなくて下降方向で
あることである。その結果、活性層が湾曲し、活性層は
活性ゾーン内への突起を有し、この層と、このゾーン内
の上側ミラーとの間の距離がその分減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一レーザの軸方向垂直断面図で
ある。
【図2】本発明の好ましい実施形態を構成する、本発明
による第二レーザの軸方向垂直断面図である。
【図3】本発明による第三レーザの軸方向垂直断面図で
ある。
【図4】本発明による第四レーザの軸方向垂直断面図で
ある。
【図5】本発明による第五レーザの軸方向垂直断面図で
ある。
【符号の説明】 2、102 チップ 4、104 下面 6、106 上面 8、108、208、308、408 基板 12、112、212、312、412 第一注入層 14、114、214、314、414 複合活性層 16、116、216、316、416 第二注入層 18、118、218、318、418 下側ミラー 20、120、220、320、420 上側ミラー 22、122、222、322、422 下側電極 23、123、223、323、423 上側電極 24、124 第一トンネル接合層 26、126 第二トンネル接合層 125 トンネル接合アセンブリ 130 第二傾斜界面群 132、134 第一傾斜界面群 136 位相整合層 225、325、425 トンネル接合層 228、328 接続層 238 電流の経路 340 窓 A 軸 DV 垂直方向 L 光 ZC 中央ゾーン ZP 周辺ゾーン
フロントページの続き (72)発明者 ジヨエル・ジヤケ フランス国、91470・リムール、リユ・ド ユ・ユルポワ・33 (72)発明者 ポール・サレ フランス国、92140・クラマール、アブニ ユ・ジヤン・ジヨール・93 (72)発明者 レオン・ゴールドスタイン フランス国、92370・シエルビル、アレ・ ドユ・コロンビエ・1 (72)発明者 パトリツク・ガラベデイアン フランス国、91290・アルパジヨン、アブ ニユ・ドウ・ラ・レピユブリツク・29、バ テイマン・アー・4、レジダンス・ドウ・ ラ・プレーリー (72)発明者 クリストフ・スタルク フランス国、91700・サント−ジユヌビエ ーブ−デ−ボワ、アレ・ジエ・ブラツサン ス・3 (72)発明者 ジユリアン・ブカール フランス国、75014・パリ、ブルバール・ サン・ジヤツク・41

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オプティカルキャビティ(18および2
    0)と、このキャビティ内に位置し、レーザのポンピン
    グ電流の方向を規定する光増幅構造(12、14、1
    6)とを含む表面放射半導体レーザであって、 前記オプティカルキャビティが、このレーザに属し同じ
    種類の伝導性を有する二つの両端の半導体層(8、2
    0)の間に電気的に直列に設置され、トンネル接合を構
    成するレーザの二つの半導体層が、このキャビティ内に
    光学的に直列に設置され、前記ポンピング電流が前記光
    増幅構造内およびトンネル接合内をこの接合とは逆方向
    に直列に通過できるようにすることを特徴とする表面放
    射半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 下面(4)および上面(6)を有するチ
    ップ(2)を構成する半導体層を含むレーザーであっ
    て、このチップが、この下面から上面に向かう上昇方向
    (DV)と、この上昇方向に対向する下降方向(DW)
    とを構成する二つの垂直方向を規定し、前記半導体層
    が、 第一型(N)ドーピングとドーピング濃度とを有する第
    一注入層(12)、 反対の種類の電荷キャリアの再結合により光を増幅する
    ことができる活性層(14)、 前記第一の型とは反対の第二型(P)ドーピングとドー
    ピング濃度とを有する第二注入層(16)、この第一注
    入層、活性層、第二注入層が光増幅構造を構成し、 前記第二型(P)ドーピングとドーピング濃度とを有す
    る第一トンネル接合層(24)、 前記第一型ドーピングとドーピング濃度とを有する第二
    トンネル接合層(26)の順に従い二つの前記垂直方向
    の第一方向に従い相互に連続する複合構造(12、1
    4、16、24、26)をチップ内に構成し、第一およ
    び第二トンネル接合層のドーピング濃度が、第一および
    第二注入層の前記ドーピング濃度よりも高く、これらの
    二つのトンネル接合層のアセンブリが前記トンネル接合
    を構成するのに十分であり、 レーザがさらに、 前記複合構造の下側に形成された下側電極(22)と、 前記複合構造の下側に形成された下側ミラー(18)
    と、 前記複合構造の上側に形成され、前記下側ミラーと協働
    してこのレーザのオプティカルキャビティを構成する上
    側ミラー(20)と、 前記複合構造の上側に形成され、前記下側電極(22)
    と協働して前記チップ(2)を通して前記ポンピング電
    流を通過させることができるようにする上側電極(2
    3)とを含む請求項1に記載のレーザ。
  3. 【請求項3】 前記第一および第二注入層(12、1
    6)が、III−V族の二元化合物で構成され、垂直な
    前記第一方向が前記上昇方向(DV)であり、前記第一
    および第二伝導性がそれぞれNおよびP型であり、前記
    複合構造が、伝導性N型のドーピングを有する半導体基
    板(8)の上側に形成される請求項2に記載のレーザ。
  4. 【請求項4】 二つの前記トンネル接合層(24、2
    6)がそれぞれ、10から300nmの間の厚さを有す
    ることを特徴とする請求項2に記載のレーザ。
  5. 【請求項5】 各トンネル接合層(24、26)の前記
    厚さが約15から50nmの間である請求項4に記載の
    レーザ。
  6. 【請求項6】 前記光増幅構造(112、114、11
    6)が前記チップ(102)の領域(ZP、ZC)を占
    有し、前記オプティカルキャビティが、この領域の一部
    分で構成される活性ゾーン(ZC)のみを占有するレー
    ザであって、前記第一および第二トンネル接合層(12
    4、126)が、チップ(102)の前記領域の一部分
    で構成され前記活性ゾーンにほぼ一致する電流閉じ込め
    ゾーン(ZC)のみを占有する埋込層であり、前記複合
    構造(112、114、116、124、126、12
    8)がさらに、前記第一型のドーピングを有しチップの
    前記領域を占有する接続層(128)を含み、この接続
    層が、前記電流閉じ込めゾーン(ZC)内の前記第二ト
    ンネル接合層を覆い、この接続層が、前記電流閉じ込め
    ゾーンの外側のチップの前記領域の部分(ZP)内で前
    記第二注入層を覆い、第二注入層および接続層のドーピ
    ング濃度が、前記電流閉じ込めゾーンの外側でこれらの
    層のアセンブリがポンピング電流を阻止する接合となる
    ような濃度であることを特徴とする請求項2に記載のレ
    ーザ。
  7. 【請求項7】 前記第一および第二トンネル接合層(1
    24、126)がそれぞれ、前記第二注入層(116)
    および前記接続層(128)の屈折率よりもそれぞれ高
    い屈折率を有する材料で構成され、このレーザの光発振
    により前記増幅構造(112、114、116)内にも
    たらされる出力が、モード局在化手段の支援により前記
    活性ゾーン(ZC)の縁部において大きく制限されるよ
    うに、これらのトンネル接合層が光学モード局在化手段
    を構成することを特徴とする請求項6に記載のレーザ。
  8. 【請求項8】 前記第二注入層(116)および前記接
    続層(128)がリン化インジウムで構成され、前記ト
    ンネル接合層(124、126)が、少なくとも一つの
    元素がIII族およびV族のそれぞれに属する少なくと
    も三つの元素から成るIII−V族の半導体材料で構成
    される請求項7に記載のレーザ。
  9. 【請求項9】 前記半導体層のうちのいくつかが、 前記第二注入層(116)と前記第一トンネル接合層
    (124)との間に配置された第一傾斜界面群(13
    2、134)と、 前記第二トンネル接合層(126)と前記接続層(12
    8)との間に配置された第二傾斜界面群(130)とを
    構成し、各前記傾斜界面群が、二つの前記半導体層(1
    16、132)間に配置されこれら二つの半導体層の組
    成および/またはドーピング濃度の中間の組成および/
    またはドーピング濃度をそれぞれ有する少なくとも一つ
    の傾斜界面層(130)で構成されることを特徴とする
    請求項7に記載のレーザ。
  10. 【請求項10】 前記オプティカルキャビティが、前記
    垂直方向(DV)に延びる軸(A)を有し、前記チップ
    (2)が、この軸の近傍の中央ゾーン(ZC)と、この
    中央ゾーンの周囲の周辺ゾーン(ZP)と含み、前記活
    性層(14)の活性ゾーンがこの中央ゾーンにほぼ一致
    し、前記上側電極(23)および前記上側ミラー(2
    0)が、チップ(2)の前記上面(6)上のこの中央ゾ
    ーン内にのみ形成され、下側電極(22)が、中央ゾー
    ンを除く前記周辺ゾーン内に形成され、その結果、この
    レーザから放射される光(L)は前記チップから、前記
    下面(4)を通過し、この中央ゾーン内に出ることがで
    き、前記ポンピング電流が前記活性ゾーン内の活性層を
    通過できるように、前記半導体層のうちでこの下面と活
    性層(14)との間にある層が十分な厚さと高い電導性
    を有する請求項2に記載のレーザ。
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