JPH1032058A - 電源プラグ - Google Patents

電源プラグ

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Publication number
JPH1032058A
JPH1032058A JP18575496A JP18575496A JPH1032058A JP H1032058 A JPH1032058 A JP H1032058A JP 18575496 A JP18575496 A JP 18575496A JP 18575496 A JP18575496 A JP 18575496A JP H1032058 A JPH1032058 A JP H1032058A
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JP
Japan
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thermostat element
thermostat
power plug
return
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Pending
Application number
JP18575496A
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English (en)
Inventor
Yukio Morikawa
行男 森川
Kunihiko Ueda
邦彦 上田
Asaaki Yasuda
浅明 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP18575496A priority Critical patent/JPH1032058A/ja
Publication of JPH1032058A publication Critical patent/JPH1032058A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で安価な過電流遮断機能付き電源プラグ
を提供する。 【解決手段】 サーモスタット素子4と固定電気接点6
とを介して集電端子2とコード9とを接続するように構
成するとともに、サーモスタット素子4が過電流で動作
したのちサーモスタット素子4が冷却されて自然に復帰
するのを防止するトグル7を設けたことにより、過電流
が流れると、サーモスタット素子4が動作して過電流を
遮断し、またトグル7の働きで、サーモスタット素子4
の復帰を妨げ、過電流遮断状態を維持することができ、
構造が簡単で小型の過電流遮断機能付き電源プラグを安
価で供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭などで用い
られる電気製品の電源プラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年一般家庭などで使用される電気製品
は、安全志向の高まりの中様々な安全装置を取り付けた
製品がある。電源プラグはその中でもあらゆる電気機器
に必要不可欠なものであり、とりわけ安全面が問われる
部分である。電気機器の異常時には一般に通常時以上の
電流が供給されることが多く、これら異常時電流を感知
し機器を保護するため様々な工夫が電源プラグになされ
ている。
【0003】図7は、実開昭54−72692号公報に
開示されたヒューズを内蔵した電源プラグの断面図であ
る。ヒューズ等の可溶部材を内蔵した電源プラグは、そ
の他に、実開昭51−132590号公報、実開昭57
−29080号公報、実開昭50−62680号公報等
数多く出願されているが基本的に同一の機能を有する。
【0004】図8は、実開昭52−118991号公報
に開示された電磁開閉機構を有する電源プラグの断面図
である。
【0005】図9は、実開昭56−165378号公報
に開示された漏電遮断機付きの電源プラグの斜視図であ
る。同様のものが特開昭58−186180号公報にも
示されている。
【0006】図7の電源プラグは、絶縁ケース12の内
部に、集電端子13,14及び中継端子15が配置さ
れ、集電端子13にガラス管ヒューズ16の一端が接続
される。他端は中継端子15に接続され、中継端子15
及び集電端子14からネジ7及び18を介してコードが
接続される。
【0007】図8の電源プラグは、絶縁ケース19の内
部に集電端子20より延びる巻き線22、巻き線22を
巻かれた鉄芯23、巻き線22に流れる電流により鉄芯
23に引き寄せられる可動鉄片24、可動鉄片24によ
り移動する可動接点25、可動接点25に対向する位置
に固定された固定接点26、手動復帰用のボタン27等
が配置されている。
【0008】図9の電源プラグは、一般的に使用されて
いる2極漏電ブレーカのコード接続部を集電端子28,
29に変えたもので、通常使用時はスイッチ30をON
側にしておく。内部には電流と、2極間の電流流量差と
を検知する電子回路等が内蔵しており複雑な構造をして
いる。
【0009】以下これら従来の電源プラグについてその
動作原理を説明する。図7に示された電源プラグは、集
電端子13に過電流が流れると内蔵するガラス管ヒュー
ズ16が溶断して電流を遮断する。
【0010】図8に示された電源プラグは、集電端子2
0に過電流が流れると巻き線22にも通電され、鉄芯2
3が磁化され可動鉄片24を引き寄せる。可動鉄片24
は更に可動接点25を固定接点26から押し上げ電流を
遮断する。再度通電を必要とする場合はボタン27を押
すことにより可能である。
【0011】図9に示された電源プラグは、内蔵する電
子回路が過電流や漏電を検知しスイッチ30をOFFに
する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示された電源プラグは、ヒューズが溶断すると再度電源
プラグを使用する場合ヒューズを取り替える必要があ
り、不経済であるという欠点を有していた。
【0013】また、図8に示された電源プラグは、構造
が複雑でプラグそのものが非常に大きくなりコスト高で
あった。
【0014】また、図9に示された電源プラグは、更に
構造が複雑でコストも通常の電源プラグの数十倍となり
実用的ではなかった。
【0015】本発明は、上記従来の解題を解決するもの
で、小型で安価である過電流遮断機能の付いた電源プラ
グを供給することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電源プラグは、サーモスタット素子と固定電
気接点とを介して集電端子とコードとを接続するように
構成するとともに、前記サーモスタット素子が動作した
のち前記サーモスタット素子が冷却されて自然に復帰す
るのを防止するサーモスタット復帰防止手段を設けたの
である。これにより、過電流遮断機能の付いた電源プラ
グを、小型で安価に提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、集電端子と、可動電気接点を有するサーモスタット
素子と、前記サーモスタット素子が過電流により動作し
たときに前記可動電気接点と接触せず前記サーモスタッ
ト素子が動作していないときに前記可動電気接点と接触
する位置に配置される固定電気接点と、前記サーモスタ
ット素子が過電流で動作したのち前記サーモスタット素
子が冷却されて自然に復帰するのを防止するサーモスタ
ット復帰防止手段とを有し、前記サーモスタット素子と
前記固定電気接点とを介して前記集電端子とコードとを
接続するように構成したものであり、サーモスタット素
子と固定電気接点とを介して集電端子とコードとを接続
するように構成するとともに、前記サーモスタット素子
が過電流で動作したのち前記サーモスタット素子が冷却
されて自然に復帰するのを防止するサーモスタット復帰
防止手段を設けたことにより、過電流が流れると、サー
モスタット素子の自己発熱により、サーモスタット素子
の可動電気接点が固定電気接点から離れる方向に、サー
モスタット素子が動作し、過電流を遮断する。また、サ
ーモスタット素子が動作した後は、サーモスタット素子
には過電流が流れないため、サーモスタット素子の自己
発熱は停止しサーモスタット素子が冷却されて自然に復
帰しようとするが、サーモスタット復帰防止手段がサー
モスタット素子の復帰を妨げ、過電流遮断状態を維持す
るという作用を有する。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明におけるサーモスタット復帰防止手段を、トグル
で構成したものであり、サーモスタット素子の可動電気
接点が固定電気接点に接触している状態と可動電気接点
が固定電気接点から完全に離れた状態の2つの状態で安
定し、その一方の状態から他方の状態に変化するときは
素早く変化するという作用を有する。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明におけるサーモスタット復帰防止手段を、サーモ
スタット素子に形成した皿状に且つ前記サーモスタット
素子の動作方向に湾曲した湾曲部で構成したものであ
り、サーモスタット復帰防止手段としての部品を加える
必要がないため、部品点数の削減により生産性の向上、
小型化、コスト低減が可能になるという作用を有する。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2または3に記載の発明に加えて、サーモスタット素子
が動作状態で保持されているときに手動操作で前記サー
モスタット素子が動作状態で保持されているときに手動
操作で前記サーモスタット素子を強制復帰させる復帰手
段を設けたものであり、復帰手段を操作することにより
再度通電が可能になるという作用を有する。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項1または
2または3に記載の発明に加えて、集電端子の一部を一
側面から突出させるとともにサーモスタット素子と固定
電気接点とを収納する絶縁性のハウジングと、前記サー
モスタット素子が動作状態で保持されているときに前記
ハウジングにおける前記集電端子が突出した同一面から
の手動操作で前記サーモスタット素子を強制復帰させる
復帰手段とを設けたものであり、電源プラグをコンセン
トから抜いた状態でないと復帰手段を操作することがで
きないため、電力供給中に復帰手段を操作されることが
なく、復帰操作が安全に行われるという作用を有する。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明における復帰手段を、ハウジングにおける集電端
子が突出した同一面に形成された穴内に操作部を露出さ
せ前記操作部の操作により変位してサーモスタット素子
の復帰方向に前記サーモスタット素子を押圧するリセッ
トスイッチで構成したものであり、電源プラグをコンセ
ントから抜いた後、リセットスイッチの操作部を操作す
ることにより、リセットスイッチがサーモスタット素子
を押し戻して、サーモスタット素子を強制復帰させるこ
とができるという作用を有する。
【0023】請求項7に記載の発明は、集電端子の突出
方向にサーモスタット素子が動作するように前記サーモ
スタット素子を配置し、ハウジングにおける前記集電端
子が突出した同一面に前記サーモスタット素子と対向す
る穴を形成することにより、請求項5に記載の発明にお
ける復帰手段を構成したものであり、電源プラグをコン
セントから抜いた後、穴に入る太さの棒を穴に挿入する
ことにより、棒がサーモスタット素子を押し戻して、サ
ーモスタット素子を強制復帰させることができ、さらに
復帰手段としての部品を加える必要がないため、部品点
数の削減により生産性の向上、小型化、コスト低減が可
能になるという作用を有する。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参考
にしながら説明する。
【0025】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例による電源プラグの分解斜視図、図2、図3は同実
施例の電源プラグのカバーを外した状態の平面図であ
り、図2は通常使用時の内部状態を示し、図3は過電流
遮断時の内部状態を示す。図4は同実施例の電源プラグ
の断面図である。
【0026】図1から図4において、1はハウジング
で、電気絶縁性樹脂により成形されており底面に穴1a
を有する。2,3は集電端子で、一部をハウジング1の
底面より突出しており家庭用電気コンセントに差し込ま
れる。
【0027】4は、過電流により自己発熱したときハウ
ジング1の底面に平行な方向に変位するサーモスタット
素子で、バイメタル、トリメタル等で構成され、一端が
集電端子2に固定されており、自由端となる他端には可
動電気接点5が固着されている。
【0028】6は固定電気接点で、サーモスタット素子
4が過電流により動作したときに可動電気接点5と接触
せずサーモスタット素子4が動作していないときに可動
電気接点5と接触する位置に配置される。
【0029】7は、サーモスタット素子4の可動電気接
点5が固定電気接点6に接触している状態と可動電気接
点5が固定電気接点6から完全に離れた状態の2つの状
態で安定させるトグルで、可動電気接点5を固定電気接
点6に接圧を与えて電気接触させている。
【0030】8はリセットスイッチで、凸部8aがハウ
ジング1の底面の穴1aに底面に沿ってサーモスタット
素子4の動作方向にスライド自在に嵌合しており、凸部
8aをスライドさせることにより、リセットスイッチ8
がサーモスタット素子4に当接してサーモスタット素子
4を押し戻す。
【0031】9は2芯コードで、一方が集電端子3に、
もう一方は固定電気接点6に接続されハウジング1外部
に延びている。10はカバーで、電気絶縁性樹脂により
成形されネジ11によってハウジング1とともに内部を
密閉して固定されている。
【0032】以上のように構成された電源プラグについ
て、以下その動作原理を説明する。通常使用時は図2に
示すように固定電気接点6と可動電気接点5は接触して
おり、集電端子2,3の電力を2芯コード9に供給して
いる。
【0033】今、機器等の異常により集電端子2に過電
流が通電されると、サーモスタット素子4は自己発熱に
より加熱され、可動電気接点5の固定電気接点6から離
れる側に湾曲し始める。このときの可動電気接点5は固
定電気接点6からの開離力がトグル7による押さえ力を
下回っているうちは両接点は接触の位置にあるが、加熱
が進むとやがては開離力が勝り、図3に示すように非接
触の位置に移動し電力供給を遮断する。
【0034】電力供給が遮断されるとサーモスタット素
子4は自然冷却され接触の位置に戻ろうとする力が働く
が、常温ではトグル7の力の方が勝り自然に復帰すると
いったことはない。
【0035】機器の異常が回避され再度電力供給を必要
とする場合は、凸部8aをスライドさせリセットスイッ
チ8によってサーモスタット素子4を強制的に接触の位
置に押し戻す。
【0036】本実施例の電源プラグは、サーモスタット
素子4の復帰に対して、集電端子2,3の延在する面か
らの操作を必要とし、集電端子2,3を家庭用電気コン
セント等に差し込んだ状態では操作できない。これは必
ず電力が供給されていない時でないと復帰操作ができな
い構造となっている。
【0037】以上のように本実施例では、サーモスタッ
ト素子4と固定電気接点6とを介して集電端子2とコー
ド9とを接続するように構成するとともに、サーモスタ
ット素子4が過電流で動作したのちサーモスタット素子
4が冷却されて自然に復帰するのを防止するトグル7を
設けたことにより、過電流が流れると、サーモスタット
素子4が動作して過電流を遮断し、またトグル7の働き
で、サーモスタット素子4の復帰を妨げ、過電流遮断状
態を維持することができ、構造が簡単で小型の過電流遮
断機能付き電源プラグを安価で供給することができる。
【0038】また、トグル7をサーモスタット復帰防止
手段として用いたことにより、サーモスタット素子4の
可動電気接点5が固定電気接点6に接触している状態と
可動電気接点5が固定電気接点6から完全に離れた状態
の2つの状態で安定し、そ一方の状態から他方の状態に
変化するときは素早く変化する。
【0039】また、サーモスタット素子4が動作状態で
保持されているときに手動操作でサーモスタット素子4
を強制復帰させるリセットスイッチ8を設けたことによ
り、リセットスイッチ8の凸部8aをスライド操作する
ことにより再度通電が可能になる。
【0040】また、ハウジング1における集電端子2,
3が突出した同一面に形成された穴1a内にリセットス
イッチ8の凸部8aを露出させ、サーモスタット素子4
が動作状態で保持されているときに、凸部8aのスライ
ド操作により離セットスイッチ8が変位してサーモスタ
ット素子4の復帰方向にサーモスタット素子4を押圧し
サーモスタット素子4を強制復帰させるようにしたの
で、電源プラグをコンセントから抜いた状態で、凸部8
aをスライドさせないと復帰手段を操作することができ
ないため、電力供給中に復帰手段を操作されることがな
く、復帰操作が安全に行われる。
【0041】(第2の実施例)図2は本発明の第2の実
施例による電源プラグのカバーを外した状態の平面図、
図6は同実施例の電源プラグの断面図である。
【0042】図5,図6において、11はハウジング
で、電気絶縁性樹脂により成形されており底面に穴11
aを有する。12,13は集電端子で一部をハウジング
11の底面より突出しており家庭用電気コンセントに差
し込まれる。
【0043】14は過電流により自己発熱したときハウ
ジング11の底面方向に変位するサーモスタット素子
で、設定された温度で反転、復帰のスナップアクション
動作をするように皿状に且つサーモスタット素子14の
動作方向に湾曲した湾曲部14aが形成されており、バ
イメタル、トリメタル等で構成され、一端が集電端子1
2に固定されており、自由端となる他端には可動電気接
点15が固着されている。
【0044】16は固定電気接点で、サーモスタット素
子14が過電流により動作したときに可動電気接点15
と接触せずサーモスタット素子14が動作していないと
きに可動電気接点15と接触する位置に配置される。
【0045】9は2芯コードで一方が集電端子13に、
もう一方は固定電気接点16に接続されハウジング11
外部に延びている。20はカバーで電気絶縁性樹脂によ
り成形されネジ(図示せず)によってハウジング11と
ともに内部を密閉して固定されている。
【0046】以上のように構成された電源プラグについ
て、以下その動作原理を説明する。集電端子12に過電
流が流れた場合、サーモスタット素子14は第1の実施
例の電源プラグと同様自己発熱により加熱される。やが
てサーモスタット素子14が設定された反転温度以上に
なるとスナップアクション動作し可動電気接点15を非
接触の位置に移動させ電力供給を遮断する。その後サー
モスタット素子14は自然冷却されるがその設定された
復帰温度はマイナス数十℃であるので通常使用状態で復
帰することはなく、復帰を必要とする場合はハウジング
11の中央の穴11aから細い針状の棒などを使用して
サーモスタット素子14を強制的に接触の位置に移動さ
せる。
【0047】本実施例の電源プラグは、サーモスタット
素子14の復帰に対して、集電端子12,13の延在す
る面からの操作を必要とし、集電端子12,13を家庭
用電気コンセント等に差し込んだ状態では操作できな
い。これは必ず電力が供給されていない時でないと復帰
操作ができない構造となっている。
【0048】以上のように実施例では、サーモスタット
素子14と固定電気接点16とを介して集電端子12,
13とコード9とを接続するように構成するとともに、
設定された温度で反転、復帰のスナップアクション動作
をするように皿状に且つサーモスタット素子14の動作
方向に湾曲した湾曲部14aをサーモスタット素子14
に形成したことにより、過電流が流れると、サーモスタ
ット素子14が動作して過電流を遮断し、また湾曲部1
4aの働きで、サーモスタット素子14の復帰を妨げ、
過電流遮断状態を維持することができ、構造が簡単で小
型の過電流遮断機能付き電源プラグを安価で供給するこ
とができる。
【0049】また、サーモスタット復帰防止手段として
の部品を加える必要がないため、部品点数の削減により
生産性の向上、小型化、コスト低減が可能になる。
【0050】また、集電端子12,13の突出方向にサ
ーモスタット素子14が動作するようにサーモスタット
素子14を配置し、ハウジング11における集電端子1
2,13が突出した同一面にサーモスタット素子14と
対向する穴11aを形成することにより、電源プラグを
コンセントから抜いた後、穴に入る太さの棒を穴に挿入
することにより、棒がサーモスタット素子14を押し戻
して、サーモスタット素子14を強制復帰させることが
でき、復帰操作が安全に行われる。さらに復帰手段とし
ての部品を加える必要がないため、部品点数の削減によ
り生産性の向上、小型化、コスト低減が可能になる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明では、サーモスタッ
ト素子と固定電気接点とを介して集電端子とコードとを
接続するように構成するとともに、前記サーモスタット
素子が過電流で動作したのち前記サーモスタット素子が
冷却されて自然に復帰するのを防止するサーモスタット
復帰防止手段を設けたことにより、過電流が流れると、
サーモスタット素子が動作して過電流を遮断し、また、
サーモスタット復帰防止手段がサーモスタット素子の復
帰を妨げ、過電流遮断状態を維持することができ、構造
が簡単で小型の過電流遮断機能付き電源プラグを安価で
供給することができる。
【0052】なお、サーモスタット復帰防止手段を、ト
グルで構成すれば、サーモスタット素子の可動電気接点
が固定電気接点に接触している状態と可動電気接点が固
定電気接点から完全に離れた状態の2つの状態で安定
し、その一方の状態から他方の状態に変化するときは素
早く変化するという効果がある。
【0053】また、サーモスタット復帰防止手段を、サ
ーモスタット素子に形成した皿状に且つ前記サーモスタ
ット素子の動作方向に湾曲した湾曲部で構成すれば、サ
ーモスタット復帰防止手段としての部品を加える必要が
ないため、部品点数の削減により生産性の向上、小型
化、コスト低減が可能になるという効果がある。
【0054】また、サーモスタット素子が動作状態で保
持されているときに手動操作で前記サーモスタット素子
を強制復帰させる復帰手段を設けることにより、復帰手
段を操作することにより再度通電が可能になるという効
果がある。
【0055】なお、復帰手段の操作を、ハウジングにお
ける集電端子が突出した同一面から行うように構成すれ
ば、電源プラグをコンセントから抜いた状態でないと復
帰手段を操作することができないため、電力供給中に復
帰手段を操作されることがなく、復帰操作が安全に行わ
れるという効果がある。
【0056】なお、復帰手段を、ハウジングにおける集
電端子が突出した同一面に形成された穴内に操作部を露
出させ前記操作部の操作により変位してサーモスタット
素子の復帰方向に前記サーモスタット素子を押圧するリ
セットスイッチで構成すれば、電源プラグをコンセント
から抜いた後、リセットスイッチの操作部を操作するこ
とにより、リセットスイッチがサーモスタット素子を押
し戻して、サーモスタット素子を強制復帰させることが
できる。
【0057】また、集電端子の突出方向にサーモスタッ
ト素子が動作するように前記サーモスタット素子を配置
し、ハウジングにおける前記集電端子が突出した同一面
に前記サーモスタット素子と対向する穴を形成すること
により復帰手段を構成すれば、電源プラグをコンセント
から抜いた後、穴に入る太さの棒を穴に挿入することに
より、棒がサーモスタット素子を押し戻して、サーモス
タット素子を強制復帰させることができ、さらに復帰手
段としての部品を加える必要がないため、部品点数の削
減により生産性の向上、小型化、コスト低減が可能にな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電源プラグの分
解斜視図
【図2】同実施例における電源プラグの通常使用時の内
部状態を示す平面図
【図3】同実施例における電源プラグの過電流遮断時の
内部状態を示す平面図
【図4】同実施例における電源プラグの内部構造を表す
断面図
【図5】本発明の第2の実施例における電源プラグの内
部構造を示す平面図
【図6】同実施例における電源プラグの内部構造を表す
断面図
【図7】従来の電源プラグの断面図
【図8】従来の他の電源プラグの断面図
【図9】従来のさらに別の電源プラグの斜視図
【符号の説明】
1,11 ハウジング 1a,11a 穴 2,3,12,13 集電端子 4,14 サーモスタット素子 5,15 可動電気接点 6,16 固定電気接点 7 トグル 8 リセットスイッチ 9 コード 14a 湾曲部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集電端子と、可動電気接点を有するサー
    モスタット素子と、前記サーモスタット素子が過電流に
    より動作したときに前記可動電気接点と接触せず前記サ
    ーモスタット素子が動作していないときに前記可動電気
    接点と接触する位置に配置される固定電気接点と、前記
    サーモスタット素子が過電流で動作したのち前記サーモ
    スタット素子が冷却されて自然に復帰するのを防止する
    サーモスタット復帰防止手段とを有し、前記サーモスタ
    ット素子と前記固定電気接点とを介して前記集電端子と
    コードとを接続するように構成された電源プラグ。
  2. 【請求項2】 サーモスタット復帰防止手段をトグルで
    構成したことを特徴とする請求項1記載の電源プラグ。
  3. 【請求項3】 サーモスタット復帰防止手段を、サーモ
    スタット素子に形成した皿状に且つ前記サーモスタット
    素子の動作方向に湾曲した湾曲部で構成したことを特徴
    とする請求項1記載の電源プラグ。
  4. 【請求項4】 サーモスタット素子が動作状態で保持さ
    れているときに手動操作で前記サーモスタット素子を強
    制復帰させる復帰手段を有する請求項1または2または
    3記載の電源プラグ。
  5. 【請求項5】 集電端子の一部を一側面から突出させる
    とともにサーモスタット素子と固定電気接点とを収納す
    る絶縁性のハウジングと、前記サーモスタット素子が動
    作状態で保持されているときに前記ハウジングにおける
    前記集電端子が突出した同一面からの手動操作で前記サ
    ーモスタット素子を強制復帰させる復帰手段とを有する
    請求項1または2または3記載の電源プラグ。
  6. 【請求項6】 復帰手段を、ハウジングにおける集電端
    子が突出した同一面に形成された穴内に操作部を露出さ
    せ前記操作部の操作により変位してサーモスタット素子
    の復帰方向に前記サーモスタット素子を押圧するリセッ
    トスイッチで構成したことを特徴とする請求項5記載の
    電源プラグ。
  7. 【請求項7】 集電端子の突出方向にサーモスタット素
    子が動作するように前記サーモスタット素子を配置し、
    ハウジングにおける前記集電端子が突出した同一面に前
    記サーモスタット素子と対向する穴を形成することによ
    り、復帰手段を構成したことを特徴とする請求項5記載
    の電源プラグ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012015733A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Fujitsu Ltd 通信端末、経路選択方法及び通信方式
JP2015038850A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 重井 晴雄 漏電等によるコード内の芯線の熱伝導を、サーモスタット等のセンサーで感知し通電を遮断する事で、漏電等による火災を防止するプラグやコンセント、又、コンセントに差し込まれたプラグの隙間にほこりが入っての漏電火災を防ぐ庇の付いたプラグケース

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JP2012015733A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Fujitsu Ltd 通信端末、経路選択方法及び通信方式
JP2015038850A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 重井 晴雄 漏電等によるコード内の芯線の熱伝導を、サーモスタット等のセンサーで感知し通電を遮断する事で、漏電等による火災を防止するプラグやコンセント、又、コンセントに差し込まれたプラグの隙間にほこりが入っての漏電火災を防ぐ庇の付いたプラグケース

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