JPH10318526A - バーナ用送風機及びそれを用いた燃焼装置 - Google Patents

バーナ用送風機及びそれを用いた燃焼装置

Info

Publication number
JPH10318526A
JPH10318526A JP14312897A JP14312897A JPH10318526A JP H10318526 A JPH10318526 A JP H10318526A JP 14312897 A JP14312897 A JP 14312897A JP 14312897 A JP14312897 A JP 14312897A JP H10318526 A JPH10318526 A JP H10318526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blower
burner
impeller
compression
fuel gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14312897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideomi Harada
英臣 原田
Yoshiro Takemura
與四郎 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Nippon Thermoener Co Ltd
Original Assignee
Ebara Corp
Ebara Boiler Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp, Ebara Boiler Co Ltd filed Critical Ebara Corp
Priority to JP14312897A priority Critical patent/JPH10318526A/ja
Publication of JPH10318526A publication Critical patent/JPH10318526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Gas Burners (AREA)
  • Air Supply (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常用いられているモータを利用して、且
つ、安全で制御性に優れたファンミキシングを行なうこ
とができるようなバーナ用送風機を提供することを目的
とする。 【解決手段】 ケーシング10の内部に、主板20とそ
の両側の2つの側板22,24の間に2つの圧縮流路2
6,28を有する羽根車12が回転自在に設けられ、羽
根車の外周側に共通の排気流路38が設けられたバーナ
用送風機Aにおいて、第1の圧縮流路26には燃焼用空
気が、第2の圧縮流路28には燃料ガスがそれぞれ供給
されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予混合式のガス
バーナに燃料ガス及び燃焼用空気の混合ガスを送るため
のバーナ用送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラ用の燃焼器として、近年、燃料ガ
スと燃焼用空気を事前に混合してからバーナに供給する
予混合式のガスバーナが普及している。このような予混
合式のバーナでは、燃焼室内で混合する形式に比較して
低NOx化が期待できるからである。
【0003】図4に示すのは、水管式ボイラ100の燃
焼器として平板型の予混合式のバーナ102を用いた例
であり、燃焼用空気を送る送風機104とバーナ102
を繋ぐ空気経路106の途中に燃料ガス供給用の配管1
08を挿入した構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな予混合方法では、燃料ガスの供給圧を送風機104
の吐出圧よりも高くする必要があり、低圧のガス源の場
合はそのまま使用することができず、燃料ガス用の送風
機が必要となる。
【0005】この点を解決するために、送風機の吸い込
み側の空気ダクトに燃料ガスを噴射して、送風機内の羽
根車による乱流効果を利用して混合するファンミキシン
グ法がある。しかしながら、この方法では混合の効果は
高いが、羽根車を取り付けたモータの軸シール部からの
予混合気の漏れが懸念されるため、モータの軸シール部
には特殊なシール装置を用いた高価なものになってい
た。
【0006】従って、本発明は、通常用いられているモ
ータを利用して、且つ、安全で制御性に優れたファンミ
キシングを行なうことができるようなバーナ用送風機を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケーシングの内部に、主板とその両側の2つの側板
の間に2つの圧縮流路を有する羽根車が回転自在に設け
られ、羽根車の外周側に共通の排気流路が設けられたバ
ーナ送風機において、第1の圧縮流路には燃焼用空気
が、第2の圧縮流路には燃料ガスがそれぞれ供給される
ようになっていることを特徴とするバーナ用送風機であ
る。これにより、羽根車の回転によって2つの圧縮流路
に燃焼用空気と燃料ガスとが別々に吸引され、外周に向
けて圧送されて排気流路で合流し、さらに下流に向けて
圧送される。2つの気体は完全に混合された状態で、か
つ一定の比率で混合されてバーナ等の必要な装置に供給
される。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記第1の圧縮
流路と第2の圧縮流路の流路断面が異なるように設定さ
れていることを特徴とする請求項1に記載のバーナ用送
風機である。これにより、適用されるバーナの特性やガ
ス源の圧力等に応じた所定の比率の燃焼用空気と燃料ガ
スの混合気を供給することができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記主板の前記
第1の圧縮流路の側に前記羽根車を回転駆動する駆動モ
ータが配置されていることを特徴とする請求項1に記載
のバーナ用送風機である。これにより、回転軸は空気の
供給経路側に配置されるので、回転軸に沿って気体がモ
ータ側に漏れても問題が生じない。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記第1の圧縮
流路に通じる燃焼用空気流路が、前記駆動モータを取り
囲むように形成されていることを特徴とする請求項3に
記載のバーナ用送風機である。これにより、燃焼用空気
が駆動モータの冷却を促進して安定な稼動を行わせる。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載のバーナ用送風機と、予混合式のバー
ナとを有することを特徴とする燃焼装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2はこの発明の第1の
実施の形態を示すもので、図1は送風機Aを、図2はこ
の送風機Aを水管式ボイラBに取り付けた状態を示す。
送風機Aは、扁平な筒状のケーシング10の内部に羽根
車12が回転自在に設けられ、この羽根車12はケーシ
ング10の一方の側壁14の外側に取り付けられた駆動
用のモータ16の回転軸18に取り付けられている。回
転軸18の挿通孔には図示しないシール機構が設けられ
ている。
【0013】羽根車12は、主板20の両側に2つの側
板22,24を有するいわゆる両吸込型に構成されてい
る。羽根車12の主板20と側板22,24の間に構成
される圧縮流路26,28は、駆動モータ16側の第1
の圧縮流路26の方が反対側の第2の圧縮流路28より
も断面積が大きくなっており、従って、通気量は第1の
圧縮流路26の方が大きい。
【0014】ケーシング10には、羽根車12の吸込口
30に臨む位置から外側に延びる隔壁32によって、羽
根車12の左右の第1及び第2の導入空間34,36
と、羽根車12の外側の渦巻き室(排気流路)38とが
形成され、第1の導入空間34には燃焼空気の供給口4
0が大気中に開口しており、第2の導入空間36には燃
料ガス供給口42が設けられ、これには燃料ガス供給配
管が接続されている。そして、渦巻き室38の吐出口4
4は、図2に示すように予混合式バーナ46に接続され
ている。
【0015】このように構成された送風機において、駆
動モータ16を作動すると、圧送されるガス、すなわ
ち、空気と燃料ガスは、各供給口40,42から吸引さ
れ、羽根車12の各圧縮流路26,28において遠心方
向に運動エネルギーを与えられ、さらに渦巻き室38で
昇圧させられ、吐出口44から排気されてバーナ46に
供給される。
【0016】ここにおいて、第1及び第2の圧縮流路2
6,28を流れるガス量は、各圧縮流路の形状及び断面
積の関係によって決められる。各圧縮流路26,28か
らのガスは羽根車12の出口の部分で合流し、羽根車1
2によって形成される強い乱流によって渦巻き室38で
混合される。従って、2種類のガスは均一に混合された
状態で下流に供給される。
【0017】羽根車12内では、2つの圧縮流路26,
28は主板20に隔離され、燃料ガスと空気は羽根車1
2を出た渦巻き室38で初めて混合する。従って、予混
合気は渦巻き室38内にしかなく、運転中に予混合気が
羽根車12を逆流して吸い込み側に戻ることはない。ま
た、羽根車12の吸込口30と隔壁32との間の隙間か
ら吸い込み側に漏れる量は僅かであり、モータ16を取
り付けた第1の導入空間34側では大量の空気に希釈さ
れて燃料ガスの可燃限界以下となる。さらに、漏れた混
合気は吸い込み空気と共に直ぐに羽根車12内に導かれ
る。従って、ケーシング10の回転軸18回りのシール
部を介して予混合気がモータ16側に漏れて発火するよ
うな事態が防止される。
【0018】また、この送風機Aでは、上記のように送
風機Aの吐出口44で完全な予混合気が得られるので、
図4に示すような混合を促進するためのダクト部分が不
要となる。すなわち、図2に示すように、バーナ46の
近傍に送風機Aを設けることができ、送風機の設置場所
に対する制約が少なくなるので、送風機Aを最適な位置
に設けることができ、全体としてコンパクトな燃焼機器
を構成することができる。
【0019】また、燃料ガスを羽根車12で昇圧してい
るので、送風機Aの吐出圧以下のガス圧の燃料ガス源で
あっても、送風機Aの吸い込み側から吸引して、空気と
混合させることができる。従って、供給ガス圧が低いガ
スでも予混合燃焼に利用することができる。
【0020】燃料ガスの量と空気の量の比率は、各々の
羽根車12の圧縮流路26,28の形状、断面積で決定
される。つまり、圧縮流路26,28の形状、寸法を燃
焼に最適な空気比が得られるように設計しておけば、燃
料ガス量と空気量の比率は常に略一定のままで、回転数
を調整することにより、全体の燃焼量だけを変えること
ができる。従って、高負荷燃焼−低負荷燃焼−停止の3
位置制御あるいは比例制御等を行なう場合でも、略一定
の空気比のもとに燃焼量の広い範囲にわたって安定な燃
焼状態を得ることができる。特に、インバータにより羽
根車12を高速回転すれば羽根車12は小径となって送
風機Aは一層コンパクトになり、且つ、混合効果も高く
なる。
【0021】図3は、この発明の第2の実施の形態の送
風機を示すもので、この実施の形態では、送風機Aの羽
根車12部分の構成は先の実施の形態と同じであるが、
気体の導入経路が異なっている。すなわち、ケーシング
10の駆動モータ16側の隔壁32には、外端が開口す
る筒状体48が、吸込口30及び駆動モータ16を取り
囲むように取り付けられている。駆動モータ16は隔壁
30及び筒状体48との間に架設した梁部材50によっ
てケーシング10に取り付けられている。これにより、
駆動モータ16と筒状体48及び隔壁30の間に、空気
導入流路52が構成されている。また、燃料供給流路5
4も回転軸18の軸線上に設けられている。
【0022】このような構成の送風機Aにおいては、燃
焼用空気が駆動モータ16の周囲を流れるので、駆動モ
ータ16の外被からモータ内部の発熱を奪い、モータの
冷却を促進する。従って、モータの過熱を防止して安定
な稼動を行わせる、あるいは、冷却機構を不要にしたり
軽減することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、羽根車の回転によって2つの圧縮流路に燃焼用空気
と燃料ガスとが別々に吸引され、外周に向けて圧送され
て排気流路で合流し、さらに下流に向けて圧送されるの
で、2つの気体は完全に混合された状態で、かつ一定の
比率で混合されてバーナ等の必要な装置に供給される。
その結果、通常用いられているモータを利用して、且
つ、安全で制御性に優れたファンミキシングを行なうこ
とができるようなバーナ用送風機を提供することができ
る。また、混合が完全に行われるので、混合のためのダ
クト等が不要になり、全体としてコンパクトな燃焼器を
構成することができ、また、燃料ガスを直接圧送するの
で、供給ガス圧が低いガスでも予混合燃料に利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の送風機の断面図
である。
【図2】第1の実施の形態の送風機を用いたボイラの
(a)断面図、(b)平面図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態の送風機の断面図
である。
【図4】従来の送風機を用いたボイラの(a)断面図、
(b)平面図である。
【符号の説明】
A バーナ用送風機 10 ケーシング 12 羽根車 16 駆動モータ 20 主板 22,24 側板 26,28 圧縮流路 38 排気流路 52 燃焼用空気流路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部に、主板とその両側の
    2つの側板の間に2つの圧縮流路を有する羽根車が回転
    自在に設けられ、羽根車の外周側に共通の排気流路が設
    けられたバーナ用送風機において、 第1の圧縮流路には燃焼用空気が、第2の圧縮流路には
    燃料ガスがそれぞれ供給されるようになっていることを
    特徴とするバーナ用送風機。
  2. 【請求項2】 前記第1の圧縮流路と第2の圧縮流路の
    流路断面が異なるように設定されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のバーナ用送風機。
  3. 【請求項3】 前記主板の前記第1の圧縮流路の側に前
    記羽根車を回転駆動する駆動モータが配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のバーナ用送風機。
  4. 【請求項4】 前記第1の圧縮流路に通じる燃焼用空気
    流路は、前記駆動モータを取り囲むように形成されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載のバーナ用送風機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のバー
    ナ用送風機と、予混合式のバーナとを有することを特徴
    とする燃焼装置。
JP14312897A 1997-05-16 1997-05-16 バーナ用送風機及びそれを用いた燃焼装置 Pending JPH10318526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14312897A JPH10318526A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 バーナ用送風機及びそれを用いた燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14312897A JPH10318526A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 バーナ用送風機及びそれを用いた燃焼装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10318526A true JPH10318526A (ja) 1998-12-04

Family

ID=15331577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14312897A Pending JPH10318526A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 バーナ用送風機及びそれを用いた燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10318526A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012026715A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Hovalwerk Ag 予備混合式の燃焼装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012026715A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Hovalwerk Ag 予備混合式の燃焼装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100529548C (zh) 燃气涡轮燃烧室的多文丘利管燃料喷射器
US5515680A (en) Apparatus and method for mixing gaseous fuel and air for combustion including injection at a reverse flow bend
US3905751A (en) Gas burner
CN102313299A (zh) 用于涡轮机的喷嘴
FI68898C (fi) Braennare foer montering i vaermnings- och aongpanna
JP2004507700A (ja) エネルギーシステムと併用する環状燃焼器
JPH08128609A (ja) 燃料ガス混合機構を備えた送風機
JP2003074856A (ja) ガスタービン・エンジンの燃焼器
JP3953957B2 (ja) タービン用の予混合燃焼器
US20240019119A1 (en) Fuel-fired burner with internal exhaust gas recycle
JPH0355725B2 (ja)
JPH10318526A (ja) バーナ用送風機及びそれを用いた燃焼装置
JP2019215138A (ja) マルチノズルバーナ及び燃焼器
JP4121998B2 (ja) 低NOx排出燃焼器のための燃焼室/ベンチュリの冷却装置と方法
JPH0674423A (ja) 燃料ガスと空気の混合装置
JP2002021581A (ja) 熱交換器を備えたガスタービン装置
US6223740B1 (en) Fuel-fired furnace with self-cooling draft inducer fan
KR100795595B1 (ko) 가스 연소장치
JP2014503781A (ja) 温水器具のための混合物供給システム、そのような混合物供給システムを含む温水器具、および燃料と酸化剤とを混合するための方法
JPS5824695B2 (ja) ガスタ−ビンエンジンの燃焼器構造
CN108119261B (zh) 混合器及燃气发动机
CN216953051U (zh) 全预混燃烧装置及燃气热水设备
JP3013250B1 (ja) 反動式ガスタ―ビン
US3918258A (en) Exhaust gas reactor for a combustion engine
CN110296401B (zh) 浓淡燃烧器及燃气装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040520

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A02 Decision of refusal

Effective date: 20041102

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02