JPH10318314A - 車体緩衝装置 - Google Patents

車体緩衝装置

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JPH10318314A
JPH10318314A JP14302397A JP14302397A JPH10318314A JP H10318314 A JPH10318314 A JP H10318314A JP 14302397 A JP14302397 A JP 14302397A JP 14302397 A JP14302397 A JP 14302397A JP H10318314 A JPH10318314 A JP H10318314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body frame
rod
rod member
housing
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP14302397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Takei
雅美 武居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に自転車の車体フレームの緩衝用に好適で
あり、路面から受ける車体フレームの衝撃力を円滑に緩
衝する車体緩衝装置を提供する。 【解決手段】 走行路面から車体フレームに受ける衝撃
力を緩衝するもので、車体フレームに装着されて同軸C
−C上を相対に移動するハウジング11とロッド部材1
2を有し、ロッド部材12の一端部がハウジング11の
内部に挿入されて摺動による往復動可能に支持され、ロ
ッド部材12の一端部に設けたピストン状のロッド受圧
部13によって、ハウジング11の内部が容積可変の2
つの室に仕切られ、一方の室に弾性材の第1緩衝部材1
6が収容され、他方の室にも弾性材の第2緩衝部材17
が収容されている。定常時、第1および第2の緩衝部材
16、17はいずれも圧縮された状態でロッド受圧部1
3を挟み込んで平衡している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車等の走行中
の衝撃や振動を緩和して吸収する車体緩衝装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、自転車の車体フレームに装着さ
れた従来例の車体緩衝装置1を示している。この場合、
後輪を支持する側の車体フレームに装着されたハウジン
グ2を有し、このハウジング2にロッド部材3が上下方
向へのピストン作動が可能なように収容されている。
【0003】円筒形などに形成されたハウジング2の一
端部側からロッド部材3が挿入され、両部材は軸線C−
C上を相対に移動する。ハウジング2の一端部側は、ロ
ッド部材3が挿通してその摺動を支持するフランジ部2
aとなっており、他端部は閉塞された有底部2bとなっ
ている。ハウジング2に挿入した部分のロッド部材3の
先端には大径で円板状のロッド受圧部3aが設けられて
いる。このロッド受圧部3aによってハウジング2の内
部は2つの室に仕切られ、1つの室に装着された第1の
コイルスプリング4は、ロッド部材3によって圧縮され
たときに、このロッド部材3をハウジング2外部に押出
す方向へ付勢する。ハウジング2の他の1つの室には第
2のコイルスプリング5が装着されている。この第2の
コイルスプリング5は、ロッド部材3のロッド受圧部3
aがハウジング2の内側からフランジ部2aに衝突する
衝撃を緩衝する。
【0004】かかる車体緩衝装置1において、車体重量
や乗員重量による荷重、更には地上から後輪を通して車
体フレームに伝わる衝撃や振動がロッド部材3に作用す
る。ロッド部材3は、それらの重量荷重や衝撃力によっ
てハウジング2内に入り込む方向へ、即ち図の下方向へ
移動する。このロッド部材3の下降動によって第1のス
プリング4を弾性力に抗して圧縮する。第1のスプリン
グ4が弾性圧縮することにより、ロッド部材3を介して
伝達される重力荷重や衝撃力を吸収し、車体フレームを
緩衝する。
【0005】ところで、このような車体緩衝装置1の場
合、ロッド部材3としては、外力を受けない静止の定常
状態にあって、下降方向と上昇方向のいずれの方向から
も弾性力を受けてバランスしていることが望ましい。即
ち、上下方向から弾性力を受けてバランスしている静止
状態のロッド部材3に重量荷重や衝撃力が作用した際、
ロッド移動と緩衝力との相関において直線的に比例する
緩衝特性が得られ、ロッド部材3の動作にガタツキを感
じさせない円滑な緩衝機能を得ることが可能となる。
【0006】このような特性を考慮した場合、図3で示
された従来例の車体緩衝装置1においては、ロッド部材
3の上下に装着された第1のコイルスプリング4と第2
のコイルスプリング5は、定常状態でコイル長さが最大
となっている。つまり、ロッド受圧部3aを介してロッ
ド部材3に上下方向のいずれからも弾性力を作用させて
いないので、この無圧状態のロッド部材3に重量荷重や
衝撃力が一気に作用した場合、円滑な緩衝を得難いとい
った不具合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特に
自転車の車体フレームの緩衝用に好適であり、路面から
受ける車体フレームの衝撃力を円滑に緩衝する車体緩衝
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車体緩衝装
置は、車体フレームの要所に装着され、走行路面から車
体フレームに受ける衝撃力を緩衝するものであって、車
体フレームに装着されて同軸上を相対に移動するハウジ
ングとロッド部材を有し、ロッド部材の一端部がハウジ
ングの内部に挿入されて摺動による往復動可能に支持さ
れ、挿入したロッド部材の一端部にピストン状のロッド
受圧部が設けられている。このロッド受圧部によってハ
ウジングの内部が容積可変の2つの室に仕切られてお
り、ロッド受圧部を前後から挟み込むようにしてそれぞ
れの室に弾性材よりなる第1緩衝部材および第2緩衝部
材が収容されていて、定常時に第1および第2緩衝部材
はいずれも圧縮された状態でロッド受圧部を挟み込んで
平衡している。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による車体緩衝装置の実施
の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1および図2に示されるように、本実施
の形態の車体緩衝装置10は、円筒形などに形成された
ハウジング11を有し、この一端部側からロッド部材1
2が挿入され、両部材は軸線C−C上を相対に移動す
る。ハウジング11の一端部側は、ロッド部材12が挿
通してその摺動を支持するフランジ部14となってお
り、他端部は閉塞された有底部15となっている。ハウ
ジング11に挿入した部分のロッド部材12の先端には
大径で円板状のロッド受圧部13が設けられている。こ
のロッド受圧部13によって、ハウジング11の内部は
2つの室に仕切られている。
【0011】ハウジング11の2つに室に仕切られた一
方には、円筒形に成形された発泡ウレタンゴム等による
第1緩衝部材16が装着され、他方にも円筒形に成形さ
れた発泡ウレタンゴム等による第2緩衝部材17が装着
されている。この第1緩衝部材16と第2緩衝部材17
は、ロッド部材12のロッド受圧部13の表側と裏側に
密着して挟み込んでおり、両方とも多少圧縮されて圧縮
応力、即ち弾性反力が生じている状態でハウジング11
内に装着されている。ロッド部材12は、図2に示すそ
の定常の静止状態にあって、ロッド受圧部13に第1緩
衝部材16の弾性反力P1と第2緩衝部材17の弾性反
力P2が相対方向に作用して平衡している。
【0012】このような構成のところに、乗員重量によ
る荷重、走行中の地上から受ける衝撃力および振動など
が車体フレームに作用すると、こうした外力がロッド部
材12に伝わって車体緩衝装置10に働く。
【0013】図1に示すように、外力Wが第1緩衝部材
16の弾性反力P1よりも大きく働いたとき、ロッド部
材12は図の下方への押し下げられ、ロッド部材12は
第1緩衝部材16の弾性反力P1に抗してこれを圧縮す
る。この第1緩衝部材16を圧縮することにより、ロッ
ド部材12を介して車体フレームが緩衝される。このと
き、第2緩衝部材17は弾性反力P2が解除されるた
め、元の形状に弾性復元する方向へ伸長する。
【0014】図1の緩衝状態から、外力Wが解消もしく
は軽減されると、第1緩衝部材16は弾性反力P1が生
じる図2の元の形状に弾性復元する方向へ伸長する。こ
の第1緩衝部材16の伸長によってロッド部材12は図
の上方へ押し上げられる。ロッド部材12の押上げ動作
によって、第2緩衝部材17は再び弾性反力P2が生じ
る元の形状となるまで圧縮される。このようにして、第
1および第2の緩衝部材16、17は、外力Wの増減に
よる挙動に対応して弾性伸縮を繰り返し、それによって
ロッド部材12を介して車体フレームを緩衝する。
【0015】ロッド部材12に対して、定常時でも第1
緩衝部材16と第2緩衝部材17の弾性反力が相対的に
働いて平衡しており、この平衡状態に対して外力Wが作
用するため、ロッド部材12の上下移動と緩衝力(弾性
反力)との相関は円滑に移行する。従って、車体フレー
ムの緩衝作用にぎくしゃくしたガタツキ感覚がなく、円
滑なクッション感覚を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明による車体緩衝装置によれば、発
泡ウレタンゴム等の弾性材を用いた第1、第2の2つの
緩衝部材を圧縮した状態で、その圧縮応力による弾性反
力を定常時のピストン部材であるロッド部材に作用させ
ているので、路面から車体フレームを通して伝わる衝撃
力をガタツキなく円滑に緩衝でき、特に軽量車体の自転
車用として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態の車体緩衝装置におけ
る衝撃力作用時の状態を示す断面図である。
【図2】本実施形態の車体緩衝装置における衝撃力解除
時の状態を示す断面図である。
【図3】コイルスプリングを使用した従来例の車体緩衝
装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 車体緩衝装置 11 ハウジング 12 ロッド部材 13 ロッド受圧部 16 弾性材の第1緩衝部材 17 弾性材の第2緩衝部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの要所に装着され、走行路
    面から車体フレームに受ける衝撃力を緩衝する車体緩衝
    装置において、 車体フレームに装着されて同軸上を相対に移動するハウ
    ジングとロッド部材を有し、ロッド部材の一端部がハウ
    ジングの内部に挿入されて摺動による往復動可能に支持
    され、挿入したロッド部材の一端部にピストン状のロッ
    ド受圧部が設けられ、このロッド受圧部によってハウジ
    ングの内部が容積可変の2つの室に仕切られており、ロ
    ッド受圧部を前後から挟み込むようにしてそれぞれの室
    に弾性材よりなる第1緩衝部材および第2緩衝部材が収
    容されていて、定常時に第1および第2緩衝部材はいず
    れも圧縮された状態でロッド受圧部を挟み込んで平衡し
    ている車体緩衝装置。
JP14302397A 1997-05-16 1997-05-16 車体緩衝装置 Pending JPH10318314A (ja)

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JP14302397A JPH10318314A (ja) 1997-05-16 1997-05-16 車体緩衝装置

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JPH10318314A true JPH10318314A (ja) 1998-12-04

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128697A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Ckd Corp ガスレギュレータ
CN106989131A (zh) * 2017-04-10 2017-07-28 北京航空航天大学 一种sma丝分瓣套筒大行程主动调节阻尼器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128697A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Ckd Corp ガスレギュレータ
CN106989131A (zh) * 2017-04-10 2017-07-28 北京航空航天大学 一种sma丝分瓣套筒大行程主动调节阻尼器
CN106989131B (zh) * 2017-04-10 2021-02-05 北京航空航天大学 一种sma丝分瓣套筒大行程主动调节阻尼器

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