JPH10318296A - ブレーキ構造 - Google Patents

ブレーキ構造

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JPH10318296A
JPH10318296A JP12881097A JP12881097A JPH10318296A JP H10318296 A JPH10318296 A JP H10318296A JP 12881097 A JP12881097 A JP 12881097A JP 12881097 A JP12881097 A JP 12881097A JP H10318296 A JPH10318296 A JP H10318296A
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JP
Japan
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brake
electromagnets
pieces
output shaft
spring
Prior art date
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Application number
JP12881097A
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English (en)
Inventor
Yosuke Takaba
要輔 高場
Yoshihiro Kawajiri
喜広 川尻
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のブレーキ構造は、1入力軸2出力軸型
減速機構の各出力軸に各々電磁ブレーキを設けて、各出
力軸の制動及び回転を制御していたため、電磁ブレーキ
が2個必要となり、小型化への大きい障害となってい
た。 【解決手段】 本発明によるブレーキ構造は、各出力軸
(3,4)に設けた各ブレーキ体(14,15)が各ばね(21A,21)の
作用により常開及び常閉となるように構成されており、
1個の電磁駆動体(20)を作動させると、各ブレーキ体(1
4,15)の状態が閉及び開となり、電磁駆動体(20)を作動
させない時と作動させた時とでブレーキのオン・オフを
行う構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ構造に関
し、特に、1入力軸2出力軸型の減速機構の各出力軸を
1個のアクチュエータによって交互に制動するための新
規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のブレーキ
構造としては、図9に示すように、減速機構1に1個の
入力軸2と第1、第2出力軸3,4が設けられ、この減
速機構1は周知のように4個の傘歯車5a〜5dを組合
わせた差動歯車型よりなり、各出力軸3,4には第1、
第2ブレーキ体6,7が配設されている。従って、各ブ
レーキ体6,7を各々独立して作動させることにより、
各出力軸3,4の制動を選択的に行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のブレーキ構造
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、各出力軸に対して各々独立
した大型のアクチュエータが必要となり、装置の小型化
が困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、1入力軸2出力軸型の減速
機構の各出力軸を1個のアクチュエータによって交互に
制動するようにしたブレーキ構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるブレーキ構
造は、1個の入力軸に対し第1、第2出力軸を有する減
速機構を用い、前記第1出力軸は前記入力軸と同軸配置
され、前記出力軸を制動するようにしたブレーキ構造に
おいて、前記各出力軸を挾持して制動するための第1、
第2ブレーキ体と、前記各ブレーキ体を作動させるため
の1対の可動子板を有する電磁駆動体と、前記第1ブレ
ーキ体を構成し前記各可動子板の押圧により閉状態とな
る1対の第1ブレーキ片と、前記第2ブレーキ体を構成
し前記各可動子板の押圧により開状態となる1対の第2
ブレーキ片と、前記各第1ブレーキ片を常開する方向に
作用する第1ばねと、前記各第2ブレーキ片を常閉する
方向に作用する第2ばねとを有し、前記各ブレーキ体に
より各出力軸を選択的に制動するようにした構成であ
る。
【0006】さらに詳細には、前記各第2ブレーキ片の
基部はほぼコ字型よりなるコ字部を有し、前記各コ字部
の各凹部内には各コ字部の突出部が挿入された状態に配
設されている構成である。
【0007】さらに詳細には、前記電磁駆動体は第1、
第2、第3、第4電磁石よりなり、第1と第2及び第3
と第4電磁石はバックヨーク部を共用する構成である。
【0008】さらに詳細には、前記第1、第2と第3、
第4電磁石は並列に配設され、各電磁石の外ヨークは一
体に形成されている構成である。
【0009】さらに詳細には、前記各電磁石の各コイル
は、各電磁石の磁束が打ち消し合わないように結線され
ている構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるブ
レーキ構造の好適な実施の形態について説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用
いて説明する。図1において符号1で示されるものは図
5で示す差動歯車機構(図示していないが周知の遊星歯
車機構を用いることもできる)よりなる減速機構であ
り、この減速機構1は図9で示す構造と同一であるた
め、同一部分には同一符号を付しその説明は省略する。
【0011】前記第1、第2出力軸3,4は図示しない
軸受を有する基台により支持して用いるものであり、各
出力軸3,4に設けられた第1、第2ブレーキドラム1
0,11には、図3及び図4で示すように1対のブレー
キ片12,13及び12a,13aからなる第1、第2
ブレーキ体14,15が設けられ、各ブレーキ片12,
13と12a,13aが各ブレーキドラム10,11を
挾持して制動作用を発生することができるように構成さ
れている。前記各ブレーキ片12,13と12a,13
aは前記基台に軸支部16を介して回動自在に設けら
れ、一方の各ブレーキ片12,13には常開状態となる
ように圧縮ばねからなる第1ばね21Aが設けられ、他
方の各ブレーキ片12a,13aには常閉状態となるよ
うに引張りばねからなる第2ばね21が設けられてい
る。
【0012】前記第2ブレーキ体15の各ブレーキ片1
2a,13aの各基部は、図2で示すように、ほぼコ字
型よりなるコ字部に12A,13Aよりなり、各コ字部
12A,13Aの突出部30は各コ字部12A,13A
の凹部31内に互いに挿入された状態で組合わされてい
る。前記各突出部30,30間には前記第2ばね21が
張架して設けられており、各突出部30,30をこの第
2ばね21のばね力に抗して移動させることにより各ブ
レーキ片12a,13aは閉るように構成されている。
【0013】前記減速機構1に隣接して設けられた電磁
型駆動体20の両側に設けられた第1、第2可動子板2
2,23は、各ブレーキ体14,15の各ブレーキ片1
2,13と12a,13aに各々接続され、各可動子板
22,23が矢印Aの方向に電磁吸引作用によって移動
することにより各ブレーキ片12,13と12a,13
aの押入動作を行うことができるように構成されてい
る。
【0014】前記電磁型駆動体20は、図6から図8で
示されるように構成されており、第1、第2、第3、第
4電磁石20A,20Bと20C,20Dが並列に一体
状に設けられて構成されており、各電磁石20A,20
B,20C,20Dは、各ガイド軸40,41に設けら
れた各内ヨーク22a,22b,22c,22dと、各
内ヨーク22a〜22dに共通に設けられたバックヨー
ク42と、各内ヨーク22a〜22dに設けられたボビ
ン43〜46に巻装されたコイル47〜50と、各コイ
ル47〜50の外側に位置し各電磁石20A,20B,
20C,20Dに共通に設けられた外ヨーク60と、各
ガイド軸40,41を固定するための押ねじ51,52
とから構成され、各内ヨーク22a〜22d及びバック
ヨークと2を流れる磁束の方向(図6の矢印で示す)は
磁束が互いに打ち消し合わないように各コイル47〜5
0が図8で示すように結線されている。従って、各コイ
ル47〜50に通電することにより、前記各ガイド軸4
0,41に作動自在に設けられた各可動子板22,23
は矢印A方向に移動するように構成されている。
【0015】次に動作について説明する。まず、図2の
状態では、電磁型駆動体20の各電磁石20A,20
B,20C,20Dが非作動状態であるため、第1ブレ
ーキ体14は第1ばねの作用により各第1ブレーキ片1
2,13が開状態となり、第1ブレーキドラム10すな
わち第2出力軸4は非制動状態で自由回転状態で維持さ
れる。また、第2ブレーキ体15は第2ばね21の引張
り作用によって各第2ブレーキ片12a,13aが閉状
態に保持されるため、第2ブレーキドラム11すなわち
第2出力軸3が制動状態で停止状態が維持される。
【0016】次に、電磁型駆動体20の各電磁石20
A,20B,20C,20Dに通電して各可動子板2
2,23を矢印Aの方向に互いに吸引して移動させるこ
とにより、第1ブレーキ体14の各第1ブレーキ片1
2,13は互いに接合するため、第1ブレーキドラム1
0が挾持されて制動状態となり、第2出力軸4が停止状
態に維持される。また、同時に、第2ブレーキ体15の
各第2ブレーキ片12a,13aが第2ばね21のばね
力に抗して開くため、第2ブレーキドラム11の制動が
解除され、第1出力軸3が自由回転状態となる。
【0017】
【発明の効果】本発明によるブレーキ構造は、以上のよ
うに構成されているため、次のような効果を得ることが
できる。すなわち、各ブレーキの各ブレーキ片が同一押
圧動作によりブレーキドラムを制動と解除とになるよう
に構成されているため、1個の電磁型駆動体の吸引力が
直接ブレーキ体の可動力となり、リンク機構等を用いる
ことなく効率的で小型化されたブレーキ構造を得ること
ができる。また、電磁型駆動体の構造は、製造が容易な
コイルのボビン巻き品を並列に並べて用いることができ
るため、装置全体の小型化を達成することができる。ま
た、電磁型駆動体の構造の外ヨークを一体の共用構造と
していることにより、各可動子板と各電磁石間のギャッ
プ管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレーキ構造を示す概略平面図で
ある。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1の第1ブレーキ体を示す構成図である。
【図4】図1の第1ブレーキ体を示す構成図である。
【図5】図1の減速機構を示す断面図である。
【図6】図1の電磁型駆動体を示す断面構成図である。
【図7】図6のA−A矢視図である。
【図8】図6の電磁型駆動体のコイル結線図である。
【図9】従来のブレーキ装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 減速機構 2 入力軸 3,4 第1、第2出力軸 12,13 第1ブレーキ片 12a,13a 第2ブレーキ片 14 第1ブレーキ体 15 第2ブレーキ体 12A,13A コ字部 20 電磁駆動体 20A,20B,20C,20D 電磁石 21A 第1ばね 21 第2ばね 22,23 可動子板 30 突出部 31 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の入力軸(2)に対し第1、第2出力
    軸(3,4)を有する減速機構(1)を用い、前記第1出力軸
    (3)は前記入力軸(2)と同軸配置され、前記出力軸(3,4)
    を制動するようにしたブレーキ構造において、前記各出
    力軸(3,4)を挾持して制動するための第1、第2ブレー
    キ体(14,15)と、前記各ブレーキ体(14,15)を作動させる
    ための1対の可動子板(22,23)を有する電磁駆動体(20)
    と、前記第1ブレーキ体(14)を構成し前記各可動子板(2
    2,23)の押圧により閉状態となる1対の第1ブレーキ片
    (12,13)と、前記第2ブレーキ体(15)を構成し前記各可
    動子板(22,23)の押圧により開状態となる1対の第2ブ
    レーキ片(12a,13a)と、前記各第1ブレーキ片(12,13)を
    常開する方向に作用する第1ばね(21A)と、前記各第2
    ブレーキ片(12a,13a)を常閉する方向に作用する第2ば
    ね(21)とを有し、前記各ブレーキ体(14,15)により各出
    力軸(3,4)を選択的に制動するように構成したことを特
    徴とするブレーキ構造。
  2. 【請求項2】 前記各第2ブレーキ片(12a,13a)の基部
    はほぼコ字型よりなるコ字部(12A,13A)を有し、前記各
    コ字部(12A,13A)の各凹部(31)内には各コ字部(12A,13A)
    の突出部(30)が挿入された状態に配設されていることを
    特徴とする請求項1記載のブレーキ構造。
  3. 【請求項3】 前記電磁駆動体(20)は第1、第2、第
    3、第4電磁石(20A,20B,20C,20D)よりなり、各電磁石
    (20A,20B)及び(20C,20D)はバックヨーク部(42)を共用す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のブレーキ構
    造。
  4. 【請求項4】 前記各電磁石(20A,20Bと20C,20D)は並列
    に配設され、各電磁石(20A,20B,20C,20D)の外ヨーク(6
    0)は一体に形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし3の何れかに記載のブレーキ構造。
  5. 【請求項5】 前記各電磁石(20A,20B,20C,20D)の各コ
    イル(47〜50)は、各電磁石(20A,20B,20C,20D)の磁束が
    打ち消し合わないように結線されていることを特徴とす
    る請求項1ないし4の何れかに記載のブレーキ構造。
JP12881097A 1997-05-19 1997-05-19 ブレーキ構造 Pending JPH10318296A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104718384A (zh) * 2012-10-18 2015-06-17 藤仓橡胶工业株式会社 具备防止坠落机构的气缸装置及气缸装置的防止坠落机构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104718384A (zh) * 2012-10-18 2015-06-17 藤仓橡胶工业株式会社 具备防止坠落机构的气缸装置及气缸装置的防止坠落机构

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