JPH10317821A - 建 具 - Google Patents
建 具Info
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- JPH10317821A JPH10317821A JP15033697A JP15033697A JPH10317821A JP H10317821 A JPH10317821 A JP H10317821A JP 15033697 A JP15033697 A JP 15033697A JP 15033697 A JP15033697 A JP 15033697A JP H10317821 A JPH10317821 A JP H10317821A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing material
- groove
- frame
- sealing
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 密封材取付け溝への密封材の挿入性、密封材
取付け溝の溝壁面と密封材との間の密着性、密着材と建
物の躯体との間の密着性、建物の躯体への建具の取付性
等を向上させることのできる建具を提供する。 【解決手段】 建物の躯体の屋外側に取付けられるアル
ミニウム押出形材からなる建具の4周の枠の取付け部の
屋内側に当該屋内側に向かって開口する密封材取付け溝
20〜25を設け、この密封材取付け溝20〜25の溝
幅を溝底面20a〜25aに向けて幅狭に形成し、この
溝底面に向けて溝幅を幅狭に形成した密封材取付け溝2
0〜25に密封材27,28を設けたものである。
取付け溝の溝壁面と密封材との間の密着性、密着材と建
物の躯体との間の密着性、建物の躯体への建具の取付性
等を向上させることのできる建具を提供する。 【解決手段】 建物の躯体の屋外側に取付けられるアル
ミニウム押出形材からなる建具の4周の枠の取付け部の
屋内側に当該屋内側に向かって開口する密封材取付け溝
20〜25を設け、この密封材取付け溝20〜25の溝
幅を溝底面20a〜25aに向けて幅狭に形成し、この
溝底面に向けて溝幅を幅狭に形成した密封材取付け溝2
0〜25に密封材27,28を設けたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサッシ、ドア、引戸
等の建具に係り、特に建具の取付け部と建物の躯体との
間の止水構造を備える建具に関する。
等の建具に係り、特に建具の取付け部と建物の躯体との
間の止水構造を備える建具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の躯体の屋外側に取付けら
れるアルミニウム押出形材からなる建具の4周の枠の取
付け部の屋内側に当該屋内側に向かって開口する密封材
取付け溝を設け、この密封材取付け溝に例えばゴム材等
からなる密封材を設け、建具の4周の枠の取付け部を躯
体の屋外側に取付ける時、取付け部と躯体との間を前記
密封材によって止水する構造を備える建具は知られてい
る。
れるアルミニウム押出形材からなる建具の4周の枠の取
付け部の屋内側に当該屋内側に向かって開口する密封材
取付け溝を設け、この密封材取付け溝に例えばゴム材等
からなる密封材を設け、建具の4周の枠の取付け部を躯
体の屋外側に取付ける時、取付け部と躯体との間を前記
密封材によって止水する構造を備える建具は知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来のもので
は密封材取付け溝への密封材の挿入性が悪い、密封材取
付け溝の溝壁面と密封材との間の密着性が悪い、密着材
と建物の躯体との間の密着性が悪い、建物の躯体への建
具の取付性が悪い等の問題がある。
は密封材取付け溝への密封材の挿入性が悪い、密封材取
付け溝の溝壁面と密封材との間の密着性が悪い、密着材
と建物の躯体との間の密着性が悪い、建物の躯体への建
具の取付性が悪い等の問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する課題を解消し、密封材取付け溝への密封材
の挿入性、密封材取付け溝の溝壁面と密封材との間の密
着性、密着材と建物の躯体との間の密着性、建物の躯体
への建具の取付性等を向上させることのできる建具を提
供することにある。
技術が有する課題を解消し、密封材取付け溝への密封材
の挿入性、密封材取付け溝の溝壁面と密封材との間の密
着性、密着材と建物の躯体との間の密着性、建物の躯体
への建具の取付性等を向上させることのできる建具を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
建物の躯体の屋外側に取付けられるアルミニウム押出形
材からなる建具の4周の枠の取付け部の屋内側に当該屋
内側に向かって開口する密封材取付け溝を設け、この密
封材取付け溝の溝幅を溝底面に向けて幅狭に形成し、こ
の溝底面に向けて溝幅を幅狭に形成した密封材取付け溝
に密封材を設けたことを特徴とするものである。
建物の躯体の屋外側に取付けられるアルミニウム押出形
材からなる建具の4周の枠の取付け部の屋内側に当該屋
内側に向かって開口する密封材取付け溝を設け、この密
封材取付け溝の溝幅を溝底面に向けて幅狭に形成し、こ
の溝底面に向けて溝幅を幅狭に形成した密封材取付け溝
に密封材を設けたことを特徴とするものである。
【0006】この発明によれば、密封材取付け溝の溝幅
が溝底面に向けて幅狭に形成されているので、建具の4
周の枠の取付け部を躯体の屋外側に取付けるに当たっ
て、密封材を変形させることによって、この密封材の側
面が溝の側壁に容易に密着するので、ほぼ確実な止水が
行われる。
が溝底面に向けて幅狭に形成されているので、建具の4
周の枠の取付け部を躯体の屋外側に取付けるに当たっ
て、密封材を変形させることによって、この密封材の側
面が溝の側壁に容易に密着するので、ほぼ確実な止水が
行われる。
【0007】請求項2記載の発明は、建物の躯体の屋外
側に取付けられるアルミニウム押出形材からなる建具の
4周の枠の取付け部の屋内側に当該屋内側に向かって開
口する密封材取付け溝を設け、この密封材取付け溝に密
封材を設け、この密封材の前記密封材取付け溝の溝底面
に対向する部分に当該密封材の材質よりも剛性の強いゴ
ム材または樹脂材を一体に設けたことを特徴とするもの
である。
側に取付けられるアルミニウム押出形材からなる建具の
4周の枠の取付け部の屋内側に当該屋内側に向かって開
口する密封材取付け溝を設け、この密封材取付け溝に密
封材を設け、この密封材の前記密封材取付け溝の溝底面
に対向する部分に当該密封材の材質よりも剛性の強いゴ
ム材または樹脂材を一体に設けたことを特徴とするもの
である。
【0008】この発明によれば、密封材の密封材取付け
溝の溝底面に対向する部分に当該密封材の材質よりも剛
性の強いゴム材または樹脂材が一体に設けられているの
で、建具の4周の枠の取付け部を躯体の屋外側に取付け
るに当たっては、剛性の強いゴム材または樹脂材が反る
ので、この反発力によって密封材の側面が溝の側壁に容
易に密着するので、ほぼ確実な止水が行われる。
溝の溝底面に対向する部分に当該密封材の材質よりも剛
性の強いゴム材または樹脂材が一体に設けられているの
で、建具の4周の枠の取付け部を躯体の屋外側に取付け
るに当たっては、剛性の強いゴム材または樹脂材が反る
ので、この反発力によって密封材の側面が溝の側壁に容
易に密着するので、ほぼ確実な止水が行われる。
【0009】請求項3記載の発明は、建物の躯体の屋外
側に取付けられるアルミニウム押出形材からなる建具の
4周の枠の取付け部の屋内側に当該屋内側に向かって開
口する密封材取付け溝を設け、この密封材取付け溝に密
封材を設け、前記4周の枠の取付け部を前記躯体の屋外
側に取付ける時、取付け部と躯体との間に位置する前記
密封材の部分に水で膨張するゴム材または樹脂材を一体
に設けたことを特徴とするものである。
側に取付けられるアルミニウム押出形材からなる建具の
4周の枠の取付け部の屋内側に当該屋内側に向かって開
口する密封材取付け溝を設け、この密封材取付け溝に密
封材を設け、前記4周の枠の取付け部を前記躯体の屋外
側に取付ける時、取付け部と躯体との間に位置する前記
密封材の部分に水で膨張するゴム材または樹脂材を一体
に設けたことを特徴とするものである。
【0010】この発明によれば、建具の4周の枠の取付
け部を躯体の屋外側に取付ける時、取付け部と躯体との
間に位置する密封材の部分に水で膨張するゴム材または
樹脂材を一体に設けているので、取付け部と躯体との間
に雨水等の水が浸入した場合、この水によりゴム材また
は樹脂材が膨張するので、この材料の膨張によってほぼ
確実な止水が行われる。
け部を躯体の屋外側に取付ける時、取付け部と躯体との
間に位置する密封材の部分に水で膨張するゴム材または
樹脂材を一体に設けているので、取付け部と躯体との間
に雨水等の水が浸入した場合、この水によりゴム材また
は樹脂材が膨張するので、この材料の膨張によってほぼ
確実な止水が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0012】図1は引違い窓の縦断面図、図2は同横断
面図を示す。図1において1,2は建物の窓の上下側の
躯体をそれぞれ示し、図2において3,4は建物の窓の
両側の躯体をそれぞれ示している。各躯体1〜4の屋外
側の面1a〜4aにはそれぞれねじ5を介してアルミニ
ウム押出形材からなる建具の4周の枠6,7,8,9が
固定され、これら4周の枠6〜9は屋内側でそれぞれね
じ10を介して部材11,12,13,14に固定され
ている。4周の枠6〜9には引違い窓15,16が嵌め
込まれている。17は網戸である。図3は窓の4周の枠
6〜9を示す。なお同図では説明の便宜上各枠6,7,
9の中程に各枠6,7,9の断面を示している。枠8の
断面は枠9の断面と対称であるので図示を省略する。
面図を示す。図1において1,2は建物の窓の上下側の
躯体をそれぞれ示し、図2において3,4は建物の窓の
両側の躯体をそれぞれ示している。各躯体1〜4の屋外
側の面1a〜4aにはそれぞれねじ5を介してアルミニ
ウム押出形材からなる建具の4周の枠6,7,8,9が
固定され、これら4周の枠6〜9は屋内側でそれぞれね
じ10を介して部材11,12,13,14に固定され
ている。4周の枠6〜9には引違い窓15,16が嵌め
込まれている。17は網戸である。図3は窓の4周の枠
6〜9を示す。なお同図では説明の便宜上各枠6,7,
9の中程に各枠6,7,9の断面を示している。枠8の
断面は枠9の断面と対称であるので図示を省略する。
【0013】図3に示すように4周の枠6〜9には、屋
外側の前記面1a〜4aに固定される取付け部6a,7
a,8a,9aが形成され、この取付け部6a〜9aに
はそれぞれ屋内側に向かって開口する密封材取付け溝2
0,21,22,23が設けられている。なお左右の枠
8,9の取付け部8a,9aには密封材取付け溝22,
23の内側にさらに密封材取付け溝24,25が設けら
れている。
外側の前記面1a〜4aに固定される取付け部6a,7
a,8a,9aが形成され、この取付け部6a〜9aに
はそれぞれ屋内側に向かって開口する密封材取付け溝2
0,21,22,23が設けられている。なお左右の枠
8,9の取付け部8a,9aには密封材取付け溝22,
23の内側にさらに密封材取付け溝24,25が設けら
れている。
【0014】この密封材取付け溝20〜23には密封材
27,28が挿入される。具体的には、図3中の右側の
枠8の外側の密封材取付け溝23の点Aから始まる一方
の密封材27は、各枠6,9,7の密封材取付け溝2
0,22,21を通って、枠8の内側の密封材取付け溝
25の点Bに終わるように挿入され、他方の密封材28
は、右側の枠8の外側の密封材取付け溝23の点Cに始
まって、枠8の内側の密封材取付け溝25の点Dに終わ
るように挿入される。
27,28が挿入される。具体的には、図3中の右側の
枠8の外側の密封材取付け溝23の点Aから始まる一方
の密封材27は、各枠6,9,7の密封材取付け溝2
0,22,21を通って、枠8の内側の密封材取付け溝
25の点Bに終わるように挿入され、他方の密封材28
は、右側の枠8の外側の密封材取付け溝23の点Cに始
まって、枠8の内側の密封材取付け溝25の点Dに終わ
るように挿入される。
【0015】密封材27,28は、4周の枠の取付け部
6a〜9aをねじ5,10によって躯体1〜4の屋外側
の面1a〜4aに取付ける時、図1、図2に示すように
圧縮変形し、この変形によって4周の枠6〜9と躯体1
〜4との間が完全に止水される。2本の密封材27,2
8は、例えばエチレンプロプレンゴム等のポリマーに添
加剤を配合することにより製造される。
6a〜9aをねじ5,10によって躯体1〜4の屋外側
の面1a〜4aに取付ける時、図1、図2に示すように
圧縮変形し、この変形によって4周の枠6〜9と躯体1
〜4との間が完全に止水される。2本の密封材27,2
8は、例えばエチレンプロプレンゴム等のポリマーに添
加剤を配合することにより製造される。
【0016】ポリマーには、例えば、天然ゴム、スチレ
ンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレ
ンゴム、ウレタンゴム、ポリブタジエンゴム、或いはポ
リエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、アクリル樹脂、ポリアミド等の熱可塑性樹
脂が選択される。なお必要に応じて配合される添加剤に
は、ゴム及びプラスチック用各種添加剤、例えば可塑
剤、安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、充填
剤、補強剤、着色剤、発泡剤、架橋剤、老化防止剤等が
選択される。
ンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレ
ンゴム、ウレタンゴム、ポリブタジエンゴム、或いはポ
リエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、アクリル樹脂、ポリアミド等の熱可塑性樹
脂が選択される。なお必要に応じて配合される添加剤に
は、ゴム及びプラスチック用各種添加剤、例えば可塑
剤、安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、充填
剤、補強剤、着色剤、発泡剤、架橋剤、老化防止剤等が
選択される。
【0017】第一の実施形態 第一の実施形態では4周の枠6〜9と躯体1〜4との間
の密封材27,28による止水性を向上させるため、図
4に示すように密封材取付け溝20〜25の溝幅Wは溝
底面20a〜25aに向けて徐々に幅狭になるように形
成され、溝底面20a〜25aに連なる隅部には小さな
湾曲部Rが形成される。また密封材取付け溝20〜25
に挿入される密封材27,28には中空部27a,28
aが形成されると共に、この中空部27a,28aには
突起29が突出し、密封材27,28の先端27b,2
8bは密封材取付け溝20〜25への挿入性を考慮して
溝幅Wよりも若干小さい幅wに形成され、先端27b,
28bの隅部は前記湾曲部Rとほぼ同等の大きさに形成
される。
の密封材27,28による止水性を向上させるため、図
4に示すように密封材取付け溝20〜25の溝幅Wは溝
底面20a〜25aに向けて徐々に幅狭になるように形
成され、溝底面20a〜25aに連なる隅部には小さな
湾曲部Rが形成される。また密封材取付け溝20〜25
に挿入される密封材27,28には中空部27a,28
aが形成されると共に、この中空部27a,28aには
突起29が突出し、密封材27,28の先端27b,2
8bは密封材取付け溝20〜25への挿入性を考慮して
溝幅Wよりも若干小さい幅wに形成され、先端27b,
28bの隅部は前記湾曲部Rとほぼ同等の大きさに形成
される。
【0018】密封材27,28を密封材取付け溝20〜
25に挿入すると、図5に示すように密封材取付け溝2
0〜25の溝壁に密封材27,28の側面がほとんど隙
間なく密着し、図1、図2に示すように4周の枠の取付
け部6a〜9aをねじ5によって躯体1〜4の屋外側の
面1a〜4aに取付ける場合、密封材27,28は、図
6に示すように、中空部27a,28aが完全に潰れる
ように圧縮変形し、この圧縮変形時には突起29が先端
27b,28bをX方向に押し広げ、これによって密封
材取付け溝20〜25の溝壁と密封材27,28の側面
との密着度合いはより一層高められる。
25に挿入すると、図5に示すように密封材取付け溝2
0〜25の溝壁に密封材27,28の側面がほとんど隙
間なく密着し、図1、図2に示すように4周の枠の取付
け部6a〜9aをねじ5によって躯体1〜4の屋外側の
面1a〜4aに取付ける場合、密封材27,28は、図
6に示すように、中空部27a,28aが完全に潰れる
ように圧縮変形し、この圧縮変形時には突起29が先端
27b,28bをX方向に押し広げ、これによって密封
材取付け溝20〜25の溝壁と密封材27,28の側面
との密着度合いはより一層高められる。
【0019】この実施形態によれば4周の枠6〜9と躯
体1〜4との間は密封材27,28によって完全に止水
されると共に、密封材27,28の先端27b,28b
は溝幅Wよりも若干小さい幅wで先細り状に形成される
ので、密封材27,28の密封材取付け溝20〜25へ
の挿入性が向上する。
体1〜4との間は密封材27,28によって完全に止水
されると共に、密封材27,28の先端27b,28b
は溝幅Wよりも若干小さい幅wで先細り状に形成される
ので、密封材27,28の密封材取付け溝20〜25へ
の挿入性が向上する。
【0020】第二の実施形態 図7〜図9に示すように、密封材27,28の、密封材
取付け溝20〜25の溝底面20a〜25aに対向する
部分には当該密封材27,28の材質よりも剛性の強い
湾曲材31を一体に設けてもよい。
取付け溝20〜25の溝底面20a〜25aに対向する
部分には当該密封材27,28の材質よりも剛性の強い
湾曲材31を一体に設けてもよい。
【0021】この実施形態によれば、密封材27,28
を密封材取付け溝20〜25に挿入すると、図8に示す
ように密封材取付け溝20〜25の溝壁に密封材27,
28の側面がほとんど隙間なく密着し、図1、図2に示
すように4周の枠の取付け部6a〜9aをねじ5によっ
て躯体1〜4の屋外側の面1a〜4aに取付ける場合、
密封材27,28は、図9に示すように、中空部27
a,28aが完全に潰れるように圧縮変形すると共に、
湾曲材31がX方向に延びるので、この変形によって密
封材取付け溝20〜25の溝壁と密封材27,28の側
面との密着度合いはより一層高められる。
を密封材取付け溝20〜25に挿入すると、図8に示す
ように密封材取付け溝20〜25の溝壁に密封材27,
28の側面がほとんど隙間なく密着し、図1、図2に示
すように4周の枠の取付け部6a〜9aをねじ5によっ
て躯体1〜4の屋外側の面1a〜4aに取付ける場合、
密封材27,28は、図9に示すように、中空部27
a,28aが完全に潰れるように圧縮変形すると共に、
湾曲材31がX方向に延びるので、この変形によって密
封材取付け溝20〜25の溝壁と密封材27,28の側
面との密着度合いはより一層高められる。
【0022】4周の枠の取付け部6a〜9aをねじ5に
よって躯体1〜4の屋外側の面1a〜4aに取付ける場
合、この実施形態では図8に示すように、ねじ5が密封
材27,28を貫通するので、この密封材27,28の
一部がねじ5のねじ山に巻き付くおそれがある。しか
し、この実施形態では、密封材27,28の材質よりも
剛性の強い湾曲材31が設られるので、この湾曲材31
によって密封材27,28のねじ5への巻き付きは抑制
される。
よって躯体1〜4の屋外側の面1a〜4aに取付ける場
合、この実施形態では図8に示すように、ねじ5が密封
材27,28を貫通するので、この密封材27,28の
一部がねじ5のねじ山に巻き付くおそれがある。しか
し、この実施形態では、密封材27,28の材質よりも
剛性の強い湾曲材31が設られるので、この湾曲材31
によって密封材27,28のねじ5への巻き付きは抑制
される。
【0023】湾曲材31は、密封材27,28と同様
に、例えばエチレンプロプレンゴム等のポリマーに添加
剤を配合することにより製造されるが、密封材27,2
8の材質よりも剛性の強いものが選択される。
に、例えばエチレンプロプレンゴム等のポリマーに添加
剤を配合することにより製造されるが、密封材27,2
8の材質よりも剛性の強いものが選択される。
【0024】ポリマーには、例えば、天然ゴム、スチレ
ンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレ
ンゴム、ウレタンゴム、ポリブタジエンゴム、或いはポ
リエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、アクリル樹脂、ポリアミド等の熱可塑性樹
脂が選択される。なお必要に応じて配合される添加剤に
は、ゴム及びプラスチック用各種添加剤、例えば可塑
剤、安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、充填
剤、補強剤、着色剤、発泡剤、架橋剤、老化防止剤等が
選択される。ただし剛性を高めるため、発泡はさせない
か或いは微発泡とする。
ンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレ
ンゴム、ウレタンゴム、ポリブタジエンゴム、或いはポ
リエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、アクリル樹脂、ポリアミド等の熱可塑性樹
脂が選択される。なお必要に応じて配合される添加剤に
は、ゴム及びプラスチック用各種添加剤、例えば可塑
剤、安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、充填
剤、補強剤、着色剤、発泡剤、架橋剤、老化防止剤等が
選択される。ただし剛性を高めるため、発泡はさせない
か或いは微発泡とする。
【0025】第三の実施形態 図10〜図12に示すように、密封材27,28の一部
分に水で膨張するゴム材または樹脂材41を一体に設け
てもよい。ゴム材または樹脂材41を一体に設ける位置
は、図12に示すように4周の枠の取付け部6a〜9a
を躯体1〜4の屋外側の面1a〜4aに取付ける場合
に、取付け部6a〜9aと躯体1〜4との間を完全に止
水できる位置である。
分に水で膨張するゴム材または樹脂材41を一体に設け
てもよい。ゴム材または樹脂材41を一体に設ける位置
は、図12に示すように4周の枠の取付け部6a〜9a
を躯体1〜4の屋外側の面1a〜4aに取付ける場合
に、取付け部6a〜9aと躯体1〜4との間を完全に止
水できる位置である。
【0026】ゴム材または樹脂材41は、例えば、ポリ
マーと高吸水性樹脂と添加剤とを配合することによって
製造される。
マーと高吸水性樹脂と添加剤とを配合することによって
製造される。
【0027】ポリマーには、例えば、天然ゴム、スチレ
ンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレ
ンゴム、ウレタンゴム、ポリブタジエンゴム、或いはポ
リエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、アクリル樹脂、ポリアミド等の熱可塑性樹
脂が選択される。
ンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレ
ンゴム、ウレタンゴム、ポリブタジエンゴム、或いはポ
リエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリビニル
ブチラール樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、アクリル樹脂、ポリアミド等の熱可塑性樹
脂が選択される。
【0028】高吸水性樹脂には、ポリアクリル酸塩系高
分子、ポリビニルアルコール−環状酸無水物グラフト共
重合体、イソブチレン−マイレン酸共重合体、デンプン
−ポリアクリル酸グラフト共重合体、塩ビ−アクリル酸
エステル共重合体、ポリエチレンオキサイド系高分子、
カルボキシメチルセルローズ系高分子、デンプン−ポリ
アクリロニトルグラフト共重合体等が選択される。
分子、ポリビニルアルコール−環状酸無水物グラフト共
重合体、イソブチレン−マイレン酸共重合体、デンプン
−ポリアクリル酸グラフト共重合体、塩ビ−アクリル酸
エステル共重合体、ポリエチレンオキサイド系高分子、
カルボキシメチルセルローズ系高分子、デンプン−ポリ
アクリロニトルグラフト共重合体等が選択される。
【0029】なお必要に応じて配合される添加剤には、
ゴム及びプラスチック用各種添加剤、例えば可塑剤、安
定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤、補
強剤、着色剤、発泡剤、架橋剤、老化防止剤等が選択さ
れる。
ゴム及びプラスチック用各種添加剤、例えば可塑剤、安
定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤、補
強剤、着色剤、発泡剤、架橋剤、老化防止剤等が選択さ
れる。
【0030】第三の実施形態では、4周の枠の取付け部
を躯体の屋外側に取付ける時、取付け部と躯体との間に
位置する密封材の部分に水で膨張するゴム材または樹脂
材41を一体に設けているので、取付け部と躯体との間
に雨水等の水が浸入した場合、図12に示すようにこの
水によりゴム材または樹脂材41が膨張するので、この
材料の膨張によってほぼ確実な止水が行われる。
を躯体の屋外側に取付ける時、取付け部と躯体との間に
位置する密封材の部分に水で膨張するゴム材または樹脂
材41を一体に設けているので、取付け部と躯体との間
に雨水等の水が浸入した場合、図12に示すようにこの
水によりゴム材または樹脂材41が膨張するので、この
材料の膨張によってほぼ確実な止水が行われる。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、密封材
取付け溝の溝幅が溝底面に向けて幅狭に形成されている
ので、建具の4周の枠の取付け部を躯体の屋外側に取付
けるに当たって、密封材を変形させることによって、こ
の密封材の側面が溝の側壁に容易に密着するので、ほぼ
確実な止水が行われる。
取付け溝の溝幅が溝底面に向けて幅狭に形成されている
ので、建具の4周の枠の取付け部を躯体の屋外側に取付
けるに当たって、密封材を変形させることによって、こ
の密封材の側面が溝の側壁に容易に密着するので、ほぼ
確実な止水が行われる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、密封材の密
封材取付け溝の溝底面に対向する部分に当該密封材の材
質よりも剛性の強いゴム材または樹脂材が一体に設けら
れているので、建具の4周の枠の取付け部を躯体の屋外
側に取付けるに当たっては、剛性の強いゴム材または樹
脂材が反るので、この反発力によって密封材の側面が溝
の側壁に容易に密着するので、ほぼ確実な止水が行われ
る。
封材取付け溝の溝底面に対向する部分に当該密封材の材
質よりも剛性の強いゴム材または樹脂材が一体に設けら
れているので、建具の4周の枠の取付け部を躯体の屋外
側に取付けるに当たっては、剛性の強いゴム材または樹
脂材が反るので、この反発力によって密封材の側面が溝
の側壁に容易に密着するので、ほぼ確実な止水が行われ
る。
【0033】請求項3記載の発明によれば、建具の4周
の枠の取付け部を躯体の屋外側に取付ける時、取付け部
と躯体との間に位置する密封材の部分に水で膨張するゴ
ム材または樹脂材を一体に設けているので、取付け部と
躯体との間に雨水等の水が浸入した場合、この水により
ゴム材または樹脂材が膨張するので、この材料の膨張に
よってほぼ確実な止水が行われる。
の枠の取付け部を躯体の屋外側に取付ける時、取付け部
と躯体との間に位置する密封材の部分に水で膨張するゴ
ム材または樹脂材を一体に設けているので、取付け部と
躯体との間に雨水等の水が浸入した場合、この水により
ゴム材または樹脂材が膨張するので、この材料の膨張に
よってほぼ確実な止水が行われる。
【図1】引違い窓の縦断面図である。
【図2】引違い窓の横断面図である。
【図3】4周の枠及び密封材の配置を示す図である。
【図4】第一の実施形態を示す断面図である。
【図5】同断面図である。
【図6】同断面図である。
【図7】第二の実施形態を示す断面図である。
【図8】同断面図である。
【図9】同断面図である。
【図10】第三の実施形態を示す断面図である。
【図11】同断面図である。
【図12】同断面図である。
1〜4 躯体 1a〜4a 屋外側の面 5 ねじ 6〜9 4周の枠 6a〜9a 取付け部 20〜25 密封材取付け溝 20a〜25a 溝底面 27,28 密封材 27a,28a 中空部 27b,28b 先端 31 密封材の材質よりも剛性の強いゴム材または樹脂
材 41 水で膨張するゴム材または樹脂材
材 41 水で膨張するゴム材または樹脂材
Claims (3)
- 【請求項1】 建物の躯体の屋外側に取付けられるアル
ミニウム押出形材からなる建具の4周の枠の取付け部の
屋内側に当該屋内側に向かって開口する密封材取付け溝
を設け、 この密封材取付け溝の溝幅を溝底面に向けて幅狭に形成
し、 この溝底面に向けて溝幅を幅狭に形成した密封材取付け
溝に密封材を設けたことを特徴とする建具。 - 【請求項2】 建物の躯体の屋外側に取付けられるアル
ミニウム押出形材からなる建具の4周の枠の取付け部の
屋内側に当該屋内側に向かって開口する密封材取付け溝
を設け、 この密封材取付け溝に密封材を設け、 この密封材の前記密封材取付け溝の溝底面に対向する部
分に当該密封材の材質よりも剛性の強いゴム材または樹
脂材を一体に設けたことを特徴とする建具。 - 【請求項3】 建物の躯体の屋外側に取付けられるアル
ミニウム押出形材からなる建具の4周の枠の取付け部の
屋内側に当該屋内側に向かって開口する密封材取付け溝
を設け、 この密封材取付け溝に密封材を設け、 前記4周の枠の取付け部を前記躯体の屋外側に取付ける
時、取付け部と躯体との間に位置する前記密封材の部分
に水で膨張するゴム材または樹脂材を一体に設けたこと
を特徴とする建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15033697A JPH10317821A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 建 具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15033697A JPH10317821A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 建 具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10317821A true JPH10317821A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15494785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15033697A Pending JPH10317821A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 建 具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10317821A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014173342A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Lixil Corp | 開口部装置の止水構造 |
JP2017031627A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | ミサワホーム株式会社 | 止水構造 |
JP2018071257A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-10 | 株式会社エクセルシャノン | 建造物の矩形固定枠とこれに固着された窓枠との組み合わせ |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP15033697A patent/JPH10317821A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014173342A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Lixil Corp | 開口部装置の止水構造 |
JP2017031627A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | ミサワホーム株式会社 | 止水構造 |
JP2018071257A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-10 | 株式会社エクセルシャノン | 建造物の矩形固定枠とこれに固着された窓枠との組み合わせ |
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A977 | Report on retrieval |
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