JPH10316545A - 染毛剤組成物 - Google Patents

染毛剤組成物

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JPH10316545A
JPH10316545A JP13795097A JP13795097A JPH10316545A JP H10316545 A JPH10316545 A JP H10316545A JP 13795097 A JP13795097 A JP 13795097A JP 13795097 A JP13795097 A JP 13795097A JP H10316545 A JPH10316545 A JP H10316545A
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JP
Japan
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amino
hair dye
color
dye composition
methylphenol
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JP13795097A
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English (en)
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Laurents Helbert
ローレンツ ヘリベルト
Gollinski Frank
ゴリンスキ フランク
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−5−
アミノ−トルエンまたはその水溶性の塩を顕色剤として
含む染毛剤組成物の性状を改善し、皮膚感作を生じな
い、赤紫の色調を有する染毛剤組成物を提供する。 【解決手段】過酸化物と反応させる顕色/カップリング
系に基づく染毛剤組成物に、(a)2−(2’−ヒドロ
キシエチルアミノ)−5−アミノトルエン又はその水溶
性塩、(b)5−アミノ−2−メチルフェノール、及び
(c)4−アミノ−3−メチルフェノールを組み合わせ
て含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、過酸化物と反応さ
せる顕色/カップリング系に基づく染毛剤組成物に関す
る。本発明の染毛剤組成物は、光沢がありかつ褪せない
赤紫色の基礎的な着色を提供するもので、そのままでも
用いることができ、あるいは他の顕色剤及び/又はカッ
プリング剤と組み合わせて用いることにより、更に深い
色合いを達成することができるものである。
【0002】
【従来の技術】染毛剤組成物に最も頻繁に用いられる顕
色剤は、今なお1,4−ジアミノベンゼン(p−フェニ
レンジアミン)及び1−メチル−2,5−ジアミノベン
ゼン(p−トルイレンジアミン)である。しかしなが
ら、これらの物質を使用した場合には、非常に過敏な人
(いわゆる「アレルギー過敏者」)を皮膚感作に至らし
めることがあるので、必ずしもに最適のものではない。
この問題を解決するために、他の種々の顕色剤が提案さ
れている。この皮膚感作は、テトラアミノピリミジン或
いは2−(2,5−ジアミノフェニル)エタノールを用
いてある程度は解消することができる。(ヨーロッパ特
許出願第7,537号及びヨーロッパ特許第400,3
30号参照) しかしながら、この場合、色の強さ及び
他の色合いへ多様化させることをかなり犠牲にしなけれ
ばならない。また、一方では皮膚感作が無く、他方では
可能な色調のバリエーションの幅の広い染毛剤組成物を
得るために、2−(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−
5−アミノ−トルエンまたはその水溶性の塩を顕色剤と
して使用することも提案されいてる。(ヨーロッパ特許
第615,743号) しかしながら、それでもなお、
染毛剤の色調に関する問題は解決されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は2−
(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−5−アミノ−トル
エンまたはその水溶性の塩を顕色剤として含む染毛剤組
成物の性状を改善し、赤紫の色調を有する染毛剤組成物
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、過酸化物と反応させる顕色/カップリ
ング系に基づく染毛剤組成物に、(a)2−(2’−ヒ
ドロキシエチルアミノ)−5−アミノトルエン又はその
水溶性塩、(b)5−アミノ−2−メチルフェノール、
及び(c)4−アミノ−3−メチルフェノールを組み合
わせて含有させるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】この組成物を、通常の担体をベー
スとして人の毛髪に適用すると、過酸化物での酸化の後
に非常に印象的で強烈な赤紫の基本的な色合いが達成さ
れるが、その際に適切なカップリング剤を更に添加する
ことによって色調を変化させて異なる色調を達成するこ
とができる。このような追加の望ましいカップリング剤
としては、例えば特にレゾルシン、2−メチルレゾルシ
ン、4−クロロレゾルシン、3−アミノフェノール、2
−アミノフェノール、2−アミノ−4−β−ヒドロキシ
エチル アミノアニソール又はそれらの水溶性塩、及び
α−ナフトール等が挙げられる。もちろん、これらは決
してその他のカップリング剤の追加的使用を排除するも
のではない。
【0006】他の公知の顕色剤を追加的に使用すること
も、また可能である。例えば、上記化合物ののほかに、
ヨーロッパ特許第467,026号に記載された4−ア
ミノフェノール、5−アミノサリチル酸及び(又は)ヒ
ドロキシトリアミノピリミジンが特に挙げられる。同様
に、上記ヨーロッパ特許第467,026号に記載され
ている2,4,5−トリアミノ−6−ヒドロキシピリミ
ジン及び4,5,6−トリアミノ−2−ヒドロキシピリ
ミジンは好んで用いられるものであり、これらは硫酸塩
として用いることが好ましい。
【0007】顕色剤の濃度は、酸化剤を除いた全染毛剤
組成物の遊離の塩基を基準とした重量の約0.05%〜
5%、好ましくは約0.1%〜4%、特に好ましくは約
0.25%〜0.5%及び約2.5%〜3%である。本
発明の染毛剤組成物では、顕色剤と反応させるカップリ
ング剤の割合は、顕色剤とほぼ同じ、すなわち、酸化剤
を除いた全染毛剤組成物の遊離の塩基を基準とした重量
の約0.05%〜5%、好ましくは約0.1%〜4%、
特に好ましくは約0.5%〜3%である。
【0008】既に述べたように、もし所望であれば或い
はある色彩効果を達成する必要があれば、追加的にその
他の公知のカップリング剤を用いることが可能であり、
また有用である。本発明の組成物は、目的とする色調を
得る微調整のために、いわゆる色直し剤(shadin
g agents)、特に直接染料を含んでも良い。こ
の様な色直し剤としては、例えば、2−アミノー4,6
−ジニトロフェノール、2−アミノ−4−ニトロフェノ
ール、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール
等のニトロ染料が挙げられ、好ましくは酸化剤を除いた
染毛剤組成物の重量の約0.05%〜2.5%、特に好
ましくは約0.1%〜1%の割合で用いられる。
【0009】本発明の染毛剤組成物は、この様な組成物
に通常用いられる全ての公知の担体物質、添加剤、コン
ディショニング剤等を含んでよい。このような物質は、
例えば、ケー・シュレイダー(K.Schrader)
著の学術論文「化粧品の基礎と処方(Grudlage
n und Rezepturen der Kosm
etika)」第2版(ヒュティク・ブッフ・フェルラ
ーク、ハイデルベルク、1989年)の782頁〜81
5頁に記載されている。それらは、液体、クリーム、ゲ
ルあるいはエアロゾルとして調合処方することができ
る。適切な担体組成物は、当業者にはよく知られたもの
である。
【0010】使用に際して、本発明の酸化染料前駆体を
酸化剤と混合する。好ましい酸化剤は過酸化水素であ
り、例えば、2〜6%の濃度で用いられる。しかしなが
ら、過酸化尿素や過酸化メラミンのような他の過酸化物
もまた用いることができる。既時使用可能な、すなわ
ち、過酸化物と混合した後の染毛剤組成物のpH値は、
弱酸性の範囲内、すなわち5.5〜6.9、で調整する
ことができ、また中性ないしアルカリ性の範囲内、すな
わち、7.1〜9.5としてもよい。
【0011】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
るが、これらの実施例は本発明を限定するものではな
い。以下の実施例では、下記表1に記載された組成を有
する基本組成物を使用し、この基本組成物中の水分の一
部を、各実施例に記載された顕色剤及びカップリング剤
の組み合わせによって置き換えたものを染色剤組成物と
して使用した。
【0012】
【表1】
【0013】染色は、ウールの切れ端と漂白した人の毛
髪を編んだ房の上に染料前駆体と6%過酸化水素溶液と
の1:1の混合物を適用し、室温で20分間処理した後
に試料を洗浄し、乾燥することにより行った。各実施例
で使用した顕色剤及びカップリング剤の組成(全組成物
を基準とした重量%)と得られた染色結果を以下に示
す。以下の例において、HATは2−(2’−ヒドロキ
シエチルアミノ)−5−アミノトルエンスルフェートを
表す。
【0014】(実施例1) HAT 0.36 4−アミノ−3−メチルフェノール 0.14 5−アミノ−2−メチルフェノール 0.28 発色: 濃赤紫色(grey magenta)
【0015】(比較例1)上記実施例から4−アミノ−
3−メチルフェノールを除いた組成物を使用して染色す
ると青紫色になったが、実用に適する発色ではなかっ
た。
【0016】(実施例2) HAT 0.36 4−アミノ−3−メチルフェノール 0.14 5−アミノ−2−メチルフェノール 0.10 3−アミノフェノール 0.10 レゾルシン 0.10 発色: 灰ルビー色
【0017】(実施例3) HAT 0.36 4−アミノ−3−メチルフェノール 0.14 5−アミノ−2−メチルフェノール 0.14 2−アミノ−4−(2’−ヒドロキシ 0.31 エチルアミノ)アニソール硫酸塩 発色: 濃灰紫色
【0018】(実施例4) HAT 0.36 4−アミノ−3−メチルフェノール 0.14 5−アミノ−2−メチルフェノール 0.14 3−アミノ−2−メチルアミノ−6− 0.25 メトキシピリジン硫酸塩 発色: 灰紫色
【0019】(実施例5) HAT 0.36 4−アミノ−3−メチルフェノール 0.14 5−アミノ−2−メチルフェノール 0.14 α−ナフトール 0.16 発色: 濃赤紫色(grey magenta)
【0020】上記の実施例における色名は、「染料ポケ
ット辞典(Taschenlexikon der F
arben)」第3版〔1981年、ムスター−シュミ
ットフェルラーク(Muster−Schmidt V
erlag)発行、チューリッヒ及びゲッティンゲン〕
において用いられた分類に従ったものである。
【0021】
【発明の効果】本発明は、過酸化物と反応させる顕色/
カップリング系に基づく染毛剤組成物に、(a)2−
(2’−ヒドロキシエチルアミノ)−5−アミノトルエ
ン又はその水溶性塩、(b)5−アミノ−2−メチルフ
ェノール、及び(c)4−アミノ−3−メチルフェノー
ルを組み合わせて含有させることによって、染毛剤組成
物の性状を改善するものである。本発明の染毛剤組成物
は、皮膚感作の問題を生じず、光沢がありかつ褪せない
赤紫色の基礎的な着色を提供するもので、そのままでも
用いることができ、あるいは他の顕色剤及び/又はカッ
プリング剤と組み合わせて用いることにより、更に深い
色合いを達成することができるものであり、実用的価値
の高い発明である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過酸化物と反応させる顕色/カップリン
    グ系に基づく染毛剤組成物において、(a)2−(2’
    −ヒドロキシエチルアミノ)−5−アミノトルエン又は
    その水溶性塩、(b)5−アミノ−2−メチルフェノー
    ル、及び(c)4−アミノ−3−メチルフェノールを含
    有することを特徴とする、染毛剤組成物。
  2. 【請求項2】 レゾルシン、2−メチルレゾルシン、4
    −クロロレゾルシン、3−アミノフェノール、α−ナフ
    トール、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシ
    ピリジン及び2−アミノ−4−(β−ヒドロキシエチル
    アミノ)アニソールならびにそれらの水溶性塩からな
    る群から選択された少なくとも一種の追加のカップリン
    グ剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の染毛剤組
    成物。
JP13795097A 1997-05-14 1997-05-14 染毛剤組成物 Withdrawn JPH10316545A (ja)

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