JPH10316477A - 溶射被覆材料及び溶射被覆部材 - Google Patents

溶射被覆材料及び溶射被覆部材

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JPH10316477A
JPH10316477A JP9137762A JP13776297A JPH10316477A JP H10316477 A JPH10316477 A JP H10316477A JP 9137762 A JP9137762 A JP 9137762A JP 13776297 A JP13776297 A JP 13776297A JP H10316477 A JPH10316477 A JP H10316477A
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JP
Japan
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thermal spray
thermal
spray coating
weight
coating material
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JP9137762A
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Chiharu Wada
千春 和田
Norihiko Misaki
紀彦 三崎
Takayuki Yogoro
孝之 余頃
Hiroshi Saito
斎藤  弘
Makoto Sakamaki
誠 酒巻
Makoto Katagiri
誠 片桐
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Chichibu Onoda Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、耐熱衝撃性に優れた安価な溶射被覆
材料、さらに、プラズマ溶射のような電気式は勿論のこ
と、溶射温度の低いガス式でも使用できる経済的な溶射
被覆材料を提供する。 【解決手段】 Li2Oが0.2から10.0重量%、
SiO2が51.5から62.0重量%、CaOが2.
0から46.0重量%、Al23が1.0から32.0
重量%の組成を有する溶射被覆材料。カルシウムシリケ
ート結晶とリチウムアルミノシリケート結晶を主要成分
とし、リチウムアルミノシリケート結晶の複合割合が5
〜95重量%である溶射被覆材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミックスや金属
などの耐熱性、耐熱衝撃性、断熱性、高温耐久性、耐摩
耗性、耐食性、電気絶縁性などの改善のために用いられ
る溶射被覆用材料及び、この溶射被覆用材料を溶射法な
どによりセラミックス部品や金属部品に被覆したガスタ
ービン、燃焼器(ジェットエンジン燃焼室など)、ボイ
ラーチューブ管、デイーゼルエンジンピストンヘッド、
製鉄用鋳型やロール(溶融亜鉛メッキ浴中ロール、熱間
圧延のハースロールなど)、高融点金属押し出しダイス
などの溶射被覆部材に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスは、耐熱性、断熱性、耐摩
耗性、耐食性、電気絶縁性など金属にない優れた特徴を
有する材料であり、種々の構造材への適用が進められて
きている。しかしながら、一方で、金属に比べ靱性や耐
衝撃性が劣ったり、耐熱材であるにもかかわらず耐熱衝
撃性に欠けるなどの欠点のため、部材を全てセラミック
ス製にするまでには至っていない場合が多い。このた
め、溶射などの方法により表面層のみをセラミックス化
する手法が用いられる。
【0003】たとえば、Al23のように耐熱性はある
が耐熱衝撃性に欠けるセラミックス部材の表面に、熱膨
張係数が小さくかつ断熱性の高いセラミックスを溶射し
て被覆することで、Al23部材に耐熱衝撃性を付与す
ることが可能となる。あるいは、金属部材の場合、ボイ
ラーのチューブ管や鋼板製造における耐熱ロールなどに
対し、セラミックスを溶射して被覆することで表面のみ
に耐食性や耐熱性を付与したりする。このように、セラ
ミックス材料の溶射被覆は、極めて機能的でかつ効果的
な方法ではあるが、現状ではまだ多くの問題を残してい
る。
【0004】最も大きな期待を寄せられているガスター
ビンのセラミックス溶射被覆を例として見てみる。ガス
タービン部材に要求される高温特性は年々苛酷さを増し
ており、高効率化のため稼働温度の上昇が絶えず要求さ
れてきている。このため耐熱性と耐熱衝撃性を兼ね備え
た材料として、SiC、Si34などのファインセラミ
ックスが検討されているが、既述のように衝撃強度など
に問題があるため実用には至っておらず、現状では耐熱
金属が用いられている。しかし、Ni基、Co基などの
耐熱金属材料は、その使用を1000℃以下に限定され
るため、ガスタービン部品への適用にあたっては、種々
の熱遮蔽法が検討されてきた。
【0005】すなわち高温耐熱部品の表面に、熱伝導率
が低く耐熱衝撃性及び輻射率の高いセラミック層を形成
することで、金属部材の温度を下げるセラミックス溶射
被覆が以前から成されてきている。上記用途に使用され
ているセラミックス材料として、たとえばY23などの
希土類酸化物を安定化剤として添加したZrO2などが
あげられる。しかしながら、現在最良とされているこの
溶射被覆材料を使用して得られる溶射被膜でも、急熱、
急冷の激しい熱サイクル下においては、被覆層は母材か
ら剥離を生じ、その機能を失う。
【0006】また、これらの材料は高価な希土類酸化物
を使用しているため、製造された溶射被覆材料も非常に
高価なものとなり、工業用構造材料部材に多量に使用す
るにはコスト的にかなり問題がある。さらに、ZrO2
だけでなくAl23、TiO2などのセラミックス溶射
材料は、一般に融点が2000℃前後と非常に高い。溶
射法は大別すると、ガス式(フレーム溶射、高速フレー
ム溶射など)、爆発式、電気式(プラズマ溶射、アーク
溶射など)などがあるが、溶射被覆材料がセラミックス
の場合、フレーム溶射などのガス式では溶射皮膜を形成
することが難しく、プラズマ溶射のような電気式の極め
て高価な装置が必要とされる。このため、付加価値の高
い用途でないと溶射被覆が適用出来ないといった問題が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、急熱、急冷の
激しい熱サイクル下で溶射被覆部材を使用すると、母材
と被膜の間に熱的歪が生じ、部材の熱膨張に追随できず
被膜の亀裂や剥離が生じ、十分な耐用性を得ることがで
きない。これ故に、単に熱伝導率が低いだけでなく、熱
膨張係数も母材のそれに近い値を有する溶射材料の開発
が種々行われている。
【0008】また、剥離の主因である金属とセラミック
層との中間に両者を混合ないしは複合してなる層を設け
た部品(たとえば特開昭55−113880など)、あ
るいはセラミック層に高温、長時間の熱処理によって微
細な割れを形成させた部品(たとえば特開昭56−54
905など)や、セラミック層の形成後に急冷すること
で層内に微細な割れを形成させた部品(たとえば特開昭
58−87273など)など、種々の提案もなされてい
る。しかしながら、上記の従来の手段でそれぞれ改善は
されてはいるものの、熱サイクル試験などの成績からそ
の効果は限定されていた。
【0009】本発明は、こうした現況を考慮し、ZrO
2−Y23などの従来のセラミックス溶射被覆に比べ耐
熱性、耐熱衝撃性に優れ、また非常に安価で製品収率の
良い溶射被覆材料、さらに、プラズマ溶射のような電気
式は勿論のこと、溶射温度の低いガス式でも被覆を可能
とする経済的な溶射被覆材料を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者らは、耐熱性及び
耐熱衝撃性を具備するような材料を見出すべく、鋭意研
究を重ねてきた結果、希土類を全く使用しない安価な原
料で、プラズマ溶射は勿論のことフレーム溶射のような
一般的な装置でも溶射を可能とする原料として、Li2
Oが0.2から10.0重量%、SiO2が51.5か
ら62.0重量、CaOが2.0から46.0重量%、
Al23が1.0から32.0重量%の組成を有するも
のが溶射原料として好適であることを見出した。(請求
項1)
【0011】また、天然資源としても存在するカルシウ
ムシリケート結晶とリチウムアルミノシリケート結晶を
主要成分とし、リチウムアルミノシリケート結晶の複合
割合が5〜95重量%のものが、耐熱性、耐熱衝撃性、
並びに高温耐腐食性に優れた全く新しい溶射材料として
使用できることを見出した。(請求項2)さらに、これ
らの溶射被覆を施したセラミックス部材、あるいは金属
部材は、優れた耐熱性、耐熱衝撃性、高温耐腐食性を示
すことを見出したものである。(請求項3)
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明を具体的に説明す
る。第一の発明において、Li2O、SiO2、CaO、
Al23が上記の組成であれば、結晶性粉末及び非晶質
粉末のいずれも用いることができる。ここで、結晶性粉
末とは、Li2O、Al23、SiO2、CaOをそれぞ
れL、A、S、Cで略して説明すると、L、A、S、C
のそれぞれの単一組成や複数組成を含む結晶性試薬や天
然結晶原料である。単一組成や複数組成を含む結晶性試
薬や天然結晶原料が入手できない場合は、単一化合物や
複数化合物を含む試薬や天然原料を一部もしくは全部に
用いても有効である。また、単一組成や複数組成を含む
試薬と単一化合物や複数化合物となっている試薬や天然
原料を組み合わせて使用しても構わない。
【0013】たとえば、C源、S源として、CS、C2
S、C3S、C32などの天然または合成のカルシウム
シリケート結晶、L源、A源、S源として、LAS2
LAS4、LAS6、LAS8などの天然または合成のリ
チウムアルミノシリケート結晶、C源、A源、S源とし
て、CAS2、C2ASなどの天然または合成のカルシ
ウムアルミノシリケート結晶を使用しても構わない。
【0014】非晶質粉末を用いる場合も、L、S、C、
Aのそれぞれの単一組成や複数組成を含む非晶質試薬、
単一化合物や複数化合物を含む非晶質試薬も用いられ
る。なお、上述したL、A、S、Cの組成であれば、結
晶性の材料と非晶質の材料の併用、L、A、S、Cの単
一組成と複数組成の併用、試薬と天然原料と合成原料の
併用のいずれも可能である。またFe23、TiO2
MgO、MnO、Na2O、K2O、P25などの不可避
の不純物成分が5重量%程度含まれていても構わない。
Li2O、Al23、CaOの各含有量が本発明の下限
に満たない場合、溶融温度が上昇するためプラズマ溶射
では問題無いが、フレーム溶射では良好な溶射被覆が得
にくくなる。SiO2が下限に満たない場合、断熱性は
向上するが耐熱衝撃性が低下し好ましくない。
【0015】また、Li2O、Al23、CaOの各含
有量が本発明の上限を越えると、上記と同様に、溶融温
度が上昇するため、フレーム溶射では良好な溶射被覆が
得難くなる。SiO2が上限を超える場合、耐熱衝撃性
は向上するが断熱性は低下するため好ましくない。
【0016】第二の発明は、天然資源としても存在する
カルシウムシリケート結晶とリチウムアルミノシリケー
ト結晶を主要成分とするものであり、リチウムアルミノ
シリケート結晶の複合割合が5〜95重量%において、
耐熱性、耐熱衝撃性、並びに高温耐腐食性に優れた全く
新しい溶射材料となることを見出したものである。カル
シウムシリケート結晶としては、天然または合成のC
S、C2S、C3S、C32などが用いられる。このうち
もっとも好ましく用いられるのはCSであり、CSには
α型とβ型の二種があるがいずれも同様に使用できる。
【0017】リチウムアルミノシリケート結晶として
は、天然または合成のLAS2、LAS4、LAS6、L
AS8などが用いられる。また、このほかの組成のもの
も合成によって得られる。このうちもっとも好ましく用
いられるのはLAS4であり、LAS4にはα型とβ型の
二種があるがいずれも同様に使用できる。またカルシウ
ムシリケート結晶、リチウムアルミノシリケート結晶と
して天然原料を用いる場合、Fe23、TiO2、Mg
O、MnO、Na2O、K2O、P25などの不可避の不
純物成分が5重量%程度含まれていても構わない。
【0018】以上のカルシウムシリケート結晶とリチウ
ムアルミノシリケート結晶を同時に用いることで、従来
の断熱材料と比較してより優れた耐熱、断熱性を発現
し、信頼性の高い被覆層が形成される。ここで、リチウ
ムアルミノシリケート結晶の複合割合が5重量%未満の
場合、あるいは95重量%を超える場合のいずれも、溶
射原料として溶融温度が上昇するため、フレーム溶射で
は良好な皮膜が得にくくなる。第一の発明、第二の発明
のいずれにおいても、各原料の平均粒径は1〜5μmと
するのが好ましい。
【0019】また、粉末混合物を造粒して本発明の溶射
材料とすることも有効である。この造粒物を得るには、
たとえばカルシウムシリケート結晶とリチウムアルミノ
シリケート結晶を用いる場合、ボールミルで平均粒径1
〜5μmに粉砕し、これにバインダーとしてポリビニル
アルコールを2〜5重量%加え、スプレードライヤー
で、平均粒径10〜100μmに造粒する。また、たと
えばカルシウムシリケート結晶とリチウムアルミノシリ
ケート結晶の混合物を電気炉で1400〜1600℃で
溶融しその後これを冷却し、この冷却物を平均粒径10
0μm程度に粉砕して本発明の溶射材料とすることも有
効である。なお、平均粒径が小さすぎる場合、溶射ガン
へ供給される粉の流れが悪く、強固な被膜となりえず、
溶射時の分留りも低下する。また、大きすぎる場合、溶
射被膜中に未溶融粒子が形成され被膜の密着性及び物性
の低下を招く。
【0020】
【実施例】以下に本発明の種々の実施例について説明す
る。なお、全ての実施例、比較例において、溶射はフレ
ーム溶射にて行った。 (実施例1〜3)炭酸リチウム(試薬1級)、無水珪酸
(同前)、炭酸カルシウム(同前)、アルミナ(住友ア
ルミニウム精練A−HPS30)を用い、酸化物に換算
して表1に示す組成となるような調合原料を作製し、こ
れを白金坩堝に入れて1550℃で1時間溶融した。次
いで溶融液を水中に入れて急冷し、水を溶媒にしたボー
ルミルで粉砕した。得られた粉末は、粉末X線回折装置
(リント:リガク〓)により、非晶質であることが確認
された。この非晶質粉末スラリーに結合剤として2重量
%のポリビニルアルコールを加え、スプレードライヤー
にて顆粒径約50μmに造粒した。
【0021】以上のようにして選た粉末を溶射被覆材料
として、アルミナ粉末でブラスト処理しNiCrAlY
合金を100μm減圧プラズマ溶射した50×50×5
mmのNi基合金(IN939:Ni−Co−Cr−W
系合金)から成る試験片上にフレーム溶射を施した。溶
射被覆を形成した試験片を、電気炉で1100℃で15
分間加熱し、その後取り出し、室温で15分間冷却する
という繰り返しの熱衝撃試験に供し、皮膜が剥離するま
での回数を調査した。結果を第1表に示す。
【0022】(実施例4〜6)炭酸リチウム(試薬1
級)、無水珪酸(同前)、炭酸カルシウム(同前)、ア
ルミナ(住友アルミニウム精練A−HPS30)を用
い、酸化物に換算して表1に示す組成となるような調合
原料を作製し、水を溶媒にしたボールミルで混合粉砕し
た。このスラリーに結合剤として2重量%のポリビニル
アルコールを加え、スプレードライヤーにて顆粒径約5
0μmに造粒し、これを溶射被覆材料として、実施例1
〜3と同様にフレーム溶射し評価した。結果を表1に示
す。
【0023】(実施例7〜9)天然鉱物であるリシア輝
石(Li2O:7.5重量%、Al23:25.0重量
%、SiO2:62.5重量%、その他:5重量%)、
珪灰石(SiO2:51.0重量%、CaO:44.6
重量%、その他:4.4重量%)を出発原料にして、表
1に示す組成割り合いで、水を溶媒にしたボールミルに
て平均粒度2.5μmに湿式粉砕した。このスラリーに
結合剤として2重量%のポリビニルアルコールを加え、
スプレードライヤーにて顆粒径約50μm造粒し、これ
を溶射被覆材料として、上記と同様にフレーム溶射し評
価した。結果を表1に示す。
【0024】(実施例10)発電用ガスタービンの1
段、2段静翼にNiCrAlYを100μm減圧溶射
し、さらにその上に実施例9の溶射被覆用材料を200
μmフレーム溶射し、タービン入口ガス温度約1100
℃で1年間使用した。本実施例による被膜は剥離などな
く良好であった。
【0025】(実施例11)実施例10の発電用ガスタ
ービンの燃焼器内面に下盛層としてNiCrAlYを1
50μm減圧溶射し、その上に実施例7の溶射被覆材料
を大気中で300μmフレーム溶射し、この燃焼器内筒
を燃焼室温度1150〜1300℃で1年間使用した
が、被膜はいずれも剥離を起こさず健全であり良好であ
った。
【0026】(実施例12)50×50×10mmのア
ルミナ焼結体に対し、実施例7と同様の溶射被覆材料を
全面にフレーム溶射した。このものを加熱した状態から
水中に落下し急速冷却することで、亀裂が生じる限界温
度を調べる水中急冷試験を実施したところ、400℃で
アルミナそのものが破壊したが、溶射被覆層には亀裂は
認められず、また、アルミナとの界面にも剥離が認めら
れなかった。
【0027】(比較例1〜2)表1の配合で実施例1〜
3と同様の原料について、同様の試験を実施した。結果
を表1に示す。 (比較例3〜4)表1の配合で実施例7〜9と同様の原
料について、同様の試験を実施した。結果を表1に示
す。 (比較例5)溶射を施していない実施例12のアルミナ
焼結体を水中急冷したところ200℃で破壊した。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】上記の結果から明らかなように、本発明
の溶射被覆材料は、耐熱性、耐熱衝撃性が極めて大きく
機械的強度も優れている。そして、本発明の溶射被覆材
料を用いれば、優れた熱遮蔽効果と耐熱性を有すること
となり、また、希土類酸化物を使用しないことから、コ
スト低減に大きな効果を有する。また、プラズマの様な
電気式溶射は勿論のこと、フレーム溶射の如き低温ガス
式溶射でも十分な溶射被覆が得られ、工業的に極めて有
益な溶射材料である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 弘 山口県小野田市大字小野田6276番地 秩父 小野田株式会社セラミックス事業本部内 (72)発明者 酒巻 誠 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 秩父小 野田株式会社中央研究所内 (72)発明者 片桐 誠 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 秩父小 野田株式会社中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Li2Oが0.2から10.0重量%、
    SiO2が51.5から62.0重量%、CaOが2.
    0から46.0重量%、Al23が1.0から32.0
    重量%の組成を有することを特徴とする溶射被覆用材
    料。
  2. 【請求項2】 カルシウムシリケート結晶とリチウムア
    ルミノシリケート結晶を主要成分とし、リチウムアルミ
    ノシリケート結晶の複合割合が5〜95重量%であるこ
    とを特徴とする溶射被覆用材料。
  3. 【請求項3】 セラミックス部材あるいは金属部材の上
    に請求項1または2に記載の溶射被覆材料を溶射したこ
    とを特徴とする溶射被覆部材。
JP9137762A 1997-05-13 1997-05-13 溶射被覆材料及び溶射被覆部材 Withdrawn JPH10316477A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009001903A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Maerkisches Werk Gmbh 金属製基礎材のための溶射された気密な保護層
JP2017127806A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 トヨタ自動車株式会社 遮熱膜形成方法および遮熱膜形成装置

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