JPH1031631A - 入出力装置操作故障を誤って示すことを防止する入出力制御ユニット及び方法 - Google Patents

入出力装置操作故障を誤って示すことを防止する入出力制御ユニット及び方法

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JPH1031631A
JPH1031631A JP9073902A JP7390297A JPH1031631A JP H1031631 A JPH1031631 A JP H1031631A JP 9073902 A JP9073902 A JP 9073902A JP 7390297 A JP7390297 A JP 7390297A JP H1031631 A JPH1031631 A JP H1031631A
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ルイス・リカルド・ウーバンジョー
Maurice Udenfriend Harry
ハリー・モーリス・ユーデンフレンド
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    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0751Error or fault detection not based on redundancy
    • G06F11/0754Error or fault detection not based on redundancy by exceeding limits
    • G06F11/0757Error or fault detection not based on redundancy by exceeding limits by exceeding a time limit, i.e. time-out, e.g. watchdogs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 I/O装置操作の潜在故障の誤検出を防止す
るI/O制御ユニット(CU)機構を提供する。 【解決手段】 CUはそのI/O装置の各々に対してそ
れぞれのロック・ビットを有する。同一装置に対して同
時に受信される要求は装置ロックを競合するが、同時要
求の1つだけがその時ロックを提供される。CUはまた
複数のホスト・インタフェース・アダプタを有し、これ
らはそれぞれ異なるホストOSから要求を受信する。各
アダプタはビジー・ビット及びしきい値タイマを有す
る。ビジー・ビットは要求が拒絶されるときにセットさ
れる。拒絶要求はしきい値タイムアウトが発生するまで
要求装置が使用可能になるのを待機する。CUしきい値
は、1次MIHタイムアウトがOS内で発生する以前に
タイムアウトするようにセットされ、ビジー装置は通
常、しきい値タイムアウトが発生する以前に使用可能に
なると期待されるのでしきい値タイムアウトの発生が阻
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ構成
内の複数のオペレーティング・システム(OS)のいず
れかにより要求される、I/O装置操作の潜在故障を検
出する未着割込みハンドラ(MIH)・タイムアウト機
能をサポートするI/O制御ユニット(CU)に関す
る。本発明は、待機中のI/O要求が同一装置を使用す
る現I/O要求により不当に遅延されるときに生じ得
る、特定タイプの誤った指示を防止する。MIHは要求
がOSにより発行されるとき開始するMIHタイムアウ
ト期間のタイムアウトにより潜在I/O装置操作故障を
検出する。MIH期間が操作に対してタイムアウトする
以前に操作完了割込みがI/O装置から受信されない場
合、潜在I/O装置故障指示がOS内で生成される。
【0002】
【従来の技術】全てのコンピュータ環境では、様々なI
/O装置からのその装置による操作を要求する割込みが
OSにより認識されずに終り得る。なぜなら、I/O装
置からOSに至る経路内に存在する構成要素が割込みを
転送し損ない、結果的にI/O装置が割込みを提供し損
なうか、或いはOSが割込みが提供されるとき、それを
認識し損なうからである。
【0003】未着割込みの検出の失敗は、データ処理シ
ステムにおける操作をスロー・ダウンさせ、割込みが発
生するまで重要な資源が解放されなかったり、或いは未
着割込みに関連付けられる処理が中止される場合、究極
的にはシステムを停止させ得る。こうした検出の失敗は
資源を再度使用可能にするために、不定期のシステム再
始動(IPL)を要求し得る。特定のキュー上の資源要
求を突き止めるための手動による試みは、通常、要求元
の利用者が待つことのできない長い時間を費やす。
【0004】未着割込みがシステムに及ぼす致命的な影
響を軽減するために、失われた割込みを検出し、失敗操
作を終了させ、配備された回復機構により失敗操作を再
開するか、或いはその操作を開始したジョブをエラーに
より終了する方法が開発された。この機構は未着割込み
ハンドラ(MIH)と呼ばれ、進行中のI/O操作を'
時間設定(time)'する能力を有する。実際、これは時
間測定ではなくI/O装置に対して可能性のある最長の
I/O操作に対して、'正常'と見なされる時間長の制限
である。これは全ての操作が長時間を費やすべきことを
意味するのではなく、この時間を超過する全ての操作が
異常と見なされるべきことを意味する。従って未着割込
みハンドラは、ホストを失われた割込みの影響から保護
するための、システム下の'安全網(safety net)'であ
る。
【0005】初期には、低速装置(ユニット・レコー
ド)と高速装置(DASD)とを区別するために、2つ
のタイマ値が確立され、異なるマシンに対してタイマ値
を個別に適合化するといった限られた能力を提供した。
しかしながら、2つのタイマ値では十分ではなく、従っ
て様々な装置のニーズ及び応答要求に適合するように調
整され得る、追加の個々のMIHタイマ値が実現され
た。
【0006】時を経て、MIH構成要素の機能が、MI
Hタイムアウトの動的な変更を可能にするように拡張さ
れ、最初に実施された単なる活動時間の代わりに全ての
I/O要求処理にわたり、制限時間を定める能力を備え
るようになった。これらには、キューイング時間及びエ
ラー回復プロシジャ(ERP)が含まれる。しかしなが
ら、コンピュータ・オペレーティング・システムの今日
の未着割込みハンドラ構成要素は欠点を有する。
【0007】今日のオペレーティング・システムでは、
装置クラス(すなわちDASD、テープなど)にもとづ
く様々なデフォルト指定のMIHインタバルが存在す
る。しかしながら、各装置クラス内では異なる装置タイ
プに対する推奨MIH時間の間に多大な不均衡が存在す
る。例えばテープ装置では、異なるモデルのテープ装置
に対する推奨MIH検出インタバルはS/390 34
20テープ装置の場合の3分から、S/390 349
0Eテープ装置の場合の20分まで変化する。MIH時
間のこの変化はテープが含める異なる容量、及び媒体が
移動できる最大物理スピードによる。
【0008】MIH検出インタバルは、装置の最長のコ
マンド(例えばスペース・ファイル先送り、巻き戻し/
アンロードなど)を実行する時間よりも大きくなければ
ならない。別の例はDASD装置の場合である。MVS
(多重仮想記憶装置、S/390マシンにおけるIBM
の最初のオペレーティング・システム)オペレーティン
グ・システムはDASD装置に対して、15秒のデフォ
ルト指定のMIH時間を有する。これは通常、作業負荷
または特定の装置を使用するアプリケーションの特殊な
特性により、システム操作者による調整を必要とするだ
けである。例えばJES2(ジョブ・エントリ・システ
ム2)チェックポイント・データ・セットは初期化の間
に長い時間を確保され得るが、高い可用性のアプリケー
ションはそれらのI/Oが完了したか否かを、数秒の後
に通知される必要がある。なぜなら、アプリケーション
が別の装置を試行し、その上トランザクション時間要求
を生成するからである。しかしながら、新たなDASD
特性はMIH検出インタバルを選択する問題を一層複雑
にする。IBM3990 DASDは、その完了に30
秒を費やし得る内部エラー回復機能を有する。この回復
の間にMIH条件が検出される場合、ホスト回復動作が
制御ユニットにおいて重大な問題を生じ得る。従って、
3990 DASDでは、システム操作者が30秒のM
IHインタバルを設定することが推奨される。更に他の
装置がシステムに対して、あたかもそれらがDASD装
置であるかのように定義され得る。これに相当する例は
IBM3995光装置であり、これらの装置上の幾つか
の操作は光媒体の取り外し及び装着を要求し、これには
数分を費やし得る。事態を一層複雑にするのは新たな装
置がコンピュータ・システムに追加されるとき、こうし
た装置の適正な操作を保証するために既存のMIH個別
化情報が更新される必要があり得ることである。
【0009】オペレーティング・システムMIHハンド
ラに関する別の問題は、MIHが余りに長いことであ
る。上述のように、MIH時間は各装置タイプに対して
その装置の特性にもとづき利用者により設定される必要
がある。実行され得る最長のコマンド(すなわち巻き戻
し/アンロード)が20分を費やすと思われる場合、た
とえほとんどの単純なデータ転送コマンドが数秒で実行
されると期待されても、20分のインタバルの後に全て
のハング条件が検出される。エラー検出時間の延長はシ
ステムの信頼性及び可用性を低下させる点で、利用者に
悪影響を及ぼす。改善された技術を備える新たな装置が
旧装置を置換する場合、MIH時間が新たな要求に合致
するように手動式に調整されなければならない。
【0010】更に、今日の装置及びMIH機能では、全
てのコマンドが同一のMIHインタバルに設定される。
これはオペレーティング・システムにより、回復及び再
構成動作の間に使用される特殊な制御及び回復コマンド
(すなわち、パス・グループIDのセット、パス・グル
ープIDのセンス、忠誠(allegiance)のリセット、割
当て/割当て解除、アクセス制御など)にも当てはま
る。これらのコマンドがオペレーティング・システムに
より発行されるとき、重要なシステム資源が保持され、
他の利用者の通常の作業の実行を遅延させ得る。これら
のコマンドの回復のための特殊タイマ・コードの追加
は、システムの開発にとって極めて高価であり、製品コ
ストを押し上げる。
【0011】上述のように、コンピュータ・システム
は、利用者が装置の物理特性にもとづき、手動式にMI
H時間をセットすることを要求する。例えば利用者はS
/390 3995光ライブラリ装置が実際はS/39
0 DASD3380装置として定義されること、及び
光媒体の通常のステージング/デステージングに対して
MIH条件が検出されないように、MIHインタバルが
十分に高くセットされなければならないことを知らなけ
ればならない。更に、テープ・ドライブのセットが追加
または更新される場合、テープ・ドライブのスピード及
び容量にもとづきMIH時間が調整される必要がある。
この手動プロセスはエラーにつながり易い。たまたま省
略された誤ったMIH条件が検出されるとジョブは失敗
し得る。
【0012】また、MIH仕様は物理I/O構成定義と
同期され、更に動的に及びシステム再始動により実行さ
れるシステム構成変更に伴い、更新される必要がある。
MIH時間が正しく更新されないと、システムRAS
(信頼性/可用性/保守性)が低下する。利用者が異な
る装置に対してMIH検出を承知しなければならない事
実はシステム管理のコスト及び計算の全体コストを増加
させる。
【0013】システム環境:図10は複数のホスト(5
10)を示す。各ホストは汎用コンピュータ・システム
であり、中央プロセッサ命令を含むプログラムを実行す
る1つ以上の中央処理ユニット(CPU(511))
と、I/Oチャネル・サブシステム(512)とを含
み、後者はチャネル・プログラムを実行し、1つ以上の
チャネル・パス(513)を通じてホスト(510)と
1つ以上のI/Oサブシステム(520)との間の情報
の転送を管理する。好適な実施例では、ホスト・コンピ
ュータはIBM S/370またはIBM S/390
コンピュータ・システムであり、I/O装置にESCO
NまたはOEMI I/Oチャネル・インタフェースを
介して接続される。しかしながら、ホスト・コンピュー
タは任意のタイプであってよく、実際には複数のタイプ
であり得る。同様にインタフェースが接続ホスト及びI
/Oサブシステムによりサポートされるならば、チャネ
ル・パスも複数のタイプであってよい。チャネル・パス
のトポロジは、潜在的にI/Oインタフェースのタイプ
に固有である。
【0014】各I/Oサブシステム(520)は制御ユ
ニット(521)を含み、これは1つ以上のホスト(5
10)に接続される1つ以上のI/O装置(530)を
管理する。I/O装置は1つ以上の装置パス(531)
を介して、制御ユニットに接続され、これらの装置パス
はI/O装置及び制御ユニットにより情報の通信のため
にサポートされる。一般に制御ユニットは、I/O装置
によりサポートされるI/Oインタフェース(すなわち
装置パス(531))を、ホストによりサポートされる
I/Oインタフェース(すなわちチャネル・パス(51
3))に適応させる。
【0015】各制御ユニット(521)の内部には、複
数のホストと複数のI/O装置との間の対話を管理する
ための機構が存在する。各チャネル・パスは制御ユニッ
ト内のチャネル・アダプタ(524)に接続され、これ
は関連チャネル・パスを通じて通信するために必要な機
構を含む。共用メモリ(522)が各I/Oサブシステ
ム(520)内に存在し、I/Oサブシステム内にあっ
てチャネル・アダプタ(524)を制御するI/O処理
要素によりアクセスされる。この共用メモリは各装置に
関連付けられる情報のブロックを含み、これは"装置n
ロック・データ"(523)として参照される。
【0016】各ホスト(510)内では、OSプログラ
ムがその任意のCPU(511)により実行され、CP
Uはチャネル・サブシステム(512)に対して選択チ
ャネル・パスまたはチャネル・パスのセットに接続され
る選択装置(530)に、I/O信号を発行するように
指示する。OSプログラムは要求がチャネル・サブシス
テム(512)に提供されてから、I/O操作が完了し
たことを示す応答がチャネル・サブシステムから受信さ
れるまでのI/O操作の期間をモニタするように設計さ
れる。I/O操作の経過時間が特定のしきい値を越える
場合、プログラムは本願の出願人に権利譲渡された米国
特許第5388254号で述べられるように未着割込み
タイムアウトを検出する。このMIHプログラム機能は
特定の報告されない条件により完了し損なったI/O操
作を検出するように意図され、それによりI/O操作の
完了に依存するプロセスの無期限の延期を回避する。
【0017】チャネル・サブシステム内ではI/O要求
が選択装置に対してキューに待機され得る。要求装置が
I/O要求を実行するのを待機する間、I/O要求をキ
ューに待機する結果、I/O要求はチャネル・サブシス
テムと選択制御ユニットとの間のチャネル・パスを通じ
て通信を開始する。I/O要求がチャネル・サブシステ
ムにより処理されている間、OSプログラムは他の作業
の実行の継続を許可される。I/O操作の完了時、チャ
ネル・サブシステムがOSプログラムに割込みを発生
し、完了したI/O操作のステータスを提供する。
【0018】制御ユニットは、自身が制御する各装置へ
の同時要求を管理する。制御ユニットがホストにより生
成されたI/O要求を許可すると決定する場合、コマン
ドがチャネルから受諾され、チャネルにより選択された
装置に対して処理される。制御ユニットが同時活動のた
めにホストにより生成されたI/O要求を許可しないと
決定する場合には、コマンドが"ビジー"指示により拒絶
され、I/O要求がチャネル・サブシステムにキュー待
機される。制御ユニットが以前にビジー指示を提供した
後、コマンドを実行できると判断するとき、制御ユニッ
トは"ビジー解除(no-longer busy)"指示を提供し、チ
ャネル・サブシステムにキュー待機されたI/O要求を
再発行するように指示する。要求元のOSプログラムは
そのI/O要求が完了したようには知らされていない程
度にしか、この対話を認識しない。ビジー指示を提供す
るために、制御ユニットにより通常、使用されるアルゴ
リズムについて、次に述べることにする。本発明は、1
つ以上のOSが同一の制御ユニットに対して同時I/O
要求をマークしているとき、未着割込み信号を確実に検
出するために、OSプログラムにより使用される制限時
間の低減を可能にすることによりシステム効率を向上す
るものである。
【0019】同時I/O要求の管理:制御ユニットは所
与の装置に対して、その制御ユニットにおいて進行中の
同時I/O要求の数を判断する。しばしば、装置はその
装置により処理される媒体上での予測可能な結果を保証
するために、I/O要求が直列化されることを要求す
る。制御ユニット内の他の設計制約もまた、装置に対し
て同時に実行され得るI/O要求の数に対して制限を課
し得る。
【0020】図11は、受諾される同時I/O要求の数
を1に制限するために使用され得るプロセスを示し、こ
れは装置における同時要求の直列実行を指示する。この
処理は、チャネル・アダプタにより使用される装置ロッ
ク・プロトコルにより実施され、そこではアダプタが要
求装置に対応するロック・データ・ブロック523内に
おいて、その装置に関連付けられるロックに対してアト
ミック・"テスト及びセット操作"を実行する。このロッ
ク・テスト及びセット・プロトコルは装置がI/O操作
を開始する以前に実行される。テスト及びセット操作が
成功の場合(装置が使用可能であることが判明する)、
I/O操作が受諾され、装置により処理される。テスト
及びセット操作が不成功の場合(装置が使用不能)、チ
ャネル・アダプタのI/O要求はビジー指示を提供され
る。チャネル・アダプタは必要な装置に対するロックを
獲得したとき、(装置に関連付けられるロック・ビット
をセットすることにより)成功する。装置操作の完了
時、ビジー指示を告げられた各チャネル・アダプタは今
度"ビジー解除"指示を告げられ、チャネル・サブシステ
ムにキュー待機されたI/O要求が、再びその装置に対
して再発行される。このクロス・チャネル・アダプタ通
信は、図11で点線により示される。"ビジー解除"指示
の提供の実現は、特定のホストが他のホストによる装置
のアクセスを頻繁に阻止することの無いように、"公正
(fairness)"機構の考慮を要求し得る。この方法の変
形が異なるインタフェース・アーキテクチャ(例えばS
CSIタグ無し及びタグ付きキューイング)に対して提
供され得り、そこでは、チャネル・サブシステム・キュ
ーイング機能を使用する代わりに、直列キューが制御ユ
ニット内に構成される。
【0021】キューイング期間の制限:同時I/O要求
の直列化のための上述のビジー/ビジー解除方法により
生じる問題はホストから見て、I/O操作を実行するた
めに要求される時間が制御ユニット(CU)で要求I/
O操作の実行に必要とされる時間の関数でないことであ
る。すなわち、ホストのOSから見た実行時間は実際の
CU/装置実行時間に、待機時間(この間、CUは他の
ホストに対する他のインタリーブ式I/O操作を実行し
ている)を加えたものである。実際、OSが装置に対す
るキュー内の全てのI/O操作を知らなければ、適切な
未着割込みタイムアウト値を決定するために要求I/O
操作の期間を判断することはできない。同時アクセスの
解決におけるある程度の公正さ、及び同時要求の数に対
する特定の制限を前提とすると、統計分析によりI/O
操作の完了の検出の失敗が、特定の失敗条件に起因する
ものであって、同時アクセス要求の結果ではないことを
保証する高い確率を有する期間を拾い出すことが可能で
ある。
【0022】例えば、所与のディスク装置が通常、任意
のコマンドを10ミリ秒以下で実行すると仮定する。ほ
とんどのI/O要求が10個程度のコマンド(10個程
度のI/Oチャネル命令)を有し、比較的等価なサービ
スを獲得する10個程度のホストが一般に存在すると仮
定すると、10ミリ秒×10個のコマンド×10個のホ
ストの乗算により、I/O要求が約1秒を費やすと期待
される。この数字は、例外条件を特定の高度な確率内で
処理する特定の要因により、例えば15秒に増加され
る。
【0023】所与の装置に対するI/O操作の期待実行
時間が広い範囲で変化する場合、問題は複雑化する。な
ぜなら、同時要求の解決を予測する統計分析が、最悪の
場合のI/O操作実行時間を考慮しなければならず、"
短い"I/O要求の期間と、未着割込みタイムアウトと
の間の相違を一層増大するからである。
【0024】例えば所与のディスク装置に対して、典型
的なコマンドが通常100ミリ秒以下で実行されるのに
対して、アウトボード・コピー・コマンド(このディス
クの内容を別のディスクにコピーする)は5分以下で実
行されると仮定する。統計的に、I/O要求が8つの同
時要求よりも長くキュー待機されることがないと判断す
ると(すなわち、このホストは8つのI/O要求が処理
される毎に、少なくとも1度返却を獲得する)、最悪の
場合としてキューイング時間を7×5分=35分と予測
することができる。このホストが典型的なコマンドを実
行している場合、キューイング時間とコマンド実行時間
との和として予測される未着割込みタイムアウトは、3
5分と0.0001秒、すなわち約35分である。7つ
の異なるホストが7つの同時アウトボード・コピーを発
行し、35分未満(例えばn(<35)分)のタイムア
ウト制限が可能になる確率は全ての共用システムが同時
にフル・コピーを開始する確率にもとづくと見なすこと
もできる。
【0025】未着割込みが検出されるとき、しばしばプ
ログラムは追加のI/Oを実行しなければならない。こ
れらのI/O要求はキューイング問題に遭遇しがちで、
結局同一の未着割込みタイムアウトを適用されなければ
ならない。装置が実際に壊れていて、もはやホストに応
答することができない状況ではジョブが失敗し、それ故
再実行されなければならないとプログラムが結論するま
でに、数10分を費やすことは容易に理解される。
【0026】特定の環境では、プログラムはこうした統
計方法により規定された時間を待機できなくてもよく、
その上、リアルタイム処理の要求を満足できなくてもよ
い。他の場合では、未着割込みタイムアウト及び結果の
回復が操作的な難題を生じる期間となる(例えば処理が
要求ウィンドウ内に完了しない)。
【0027】特定の状況が発生するときに、MIHプロ
セスがエラー指示の出所となり得る単一OSのデータ処
理システムでは、従来のMIH検出システムは良好に機
能しなかった。例えばロングI/Oコマンド(長い期間
のI/O操作を要求するコマンド)が、I/Oプログラ
ムの最後のコマンドとしてI/O制御ユニットに発行さ
れ、最後のI/Oコマンドが完了する以前に、同一装置
に対するショート・コマンドを有する別のI/Oプログ
ラムがOSにより開始されようとする状況において、誤
った指示が発生し得る。従来システムでは、ロング・コ
マンドはそれが制御ユニットにおいて受諾されるとき、
部分的な完了を信号で知らせる。それにより、I/O装
置が第1の要求に対する操作を完了するまで、そのI/
O装置に対する次の要求が待機させられた(従来のS/
390 I/Oアーキテクチャに精通する当業者には、
これはジョブの迅速な終了、並びにテープ巻き戻し/ア
ンロード・コマンドに続く新たなジョブの開始を可能に
する、1次ステータスの再駆動として既知である)。第
1の要求が終了する以前に、第2のI/O要求の開始が
許可され、オペレーティング・システムが活動状態と想
定されるショート・コマンドに対して、MIHタイムア
ウトを調整しようとするとき、誤った指示が検出され得
る。なぜなら、OSが以前のロング・コマンドに対する
実行時間を知らないからである。この短いタイムアウト
が誤って未着割込みを示し得る。しかしながら、実際に
はどの割込みも未着ではない。なぜなら、装置がまだ以
前のロング・コマンドを実行しているために、ショート
・コマンドがまだ装置により開始されていないからであ
る(そして、これらのいずれのコマンドも完了割込みを
提供できていない)。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ロン
グI/OコマンドがI/O装置により実行されており、
その装置が要求装置を共用する1つ以上の他のOSから
別のI/O要求を受信するとき、要求I/O装置が複数
のホストOSに信号で知らせることを可能にする信号送
信プロセスを提供することである。
【0029】本発明の別の目的は、ほとんどの未着割込
みを処理するための、細分的なMIH検出タイムアウト
を提供することである。
【0030】本発明の更に別の目的は、同一のI/O装
置を共用する1つ以上のOSにより使用される、細分的
なMIHタイムアウトを提供することである。
【0031】本発明の更に別の目的は、新たな装置の追
加、装置のリネーム、装置の移動、または既存の装置に
対する新たなサービスの追加により、I/O構成が変更
されるとき、以前に手動によりカストマイズされたOS
内のMIHタイムアウト値を排除することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明は、要求I/O装
置操作の故障を検出するタイムアウト機能を使用する複
数のホスト・オペレーティング・システム(OS)をサ
ポートするI/O制御ユニット(CU)機構に関する。
これらのCU機構はホストOSが誤ってI/O装置故障
を検出することを防止することにより、これらのOSを
サポートする。こうしたことは、I/O装置が複数のホ
ストOSにより共用される場合に問題となる。I/O装
置の使用を共用する全てのホストOSからの各I/O要
求は、所定のMIHタイムアウト期間内に完了すると期
待される。I/O装置がMIHタイムアウト期間の終了
以前にOSに成功完了割込みを送信しない場合、MIH
は要求I/O装置操作の潜在故障の指示を生成する(そ
の時、実際には装置は故障しておらず、単に他のホスト
OSの要求を処理しているかも知れない。従ってMIH
潜在故障指示は誤りとなり得る)。
【0033】こうしたホストOS MIH検出機能は、
一般にOS MIHソフトウェアにより実行され、これ
は各発行されるI/O要求に対してMIHタイムアウト
を開始し、そのI/O装置から所定MIHタイムアウト
内に成功完了割込みを受信しない場合、そのI/O装置
の故障を示す。
【0034】本発明は、複数のホスト・インタフェース
・アダプタを含むI/O CU内に組み込まれ、アダプ
タはそれぞれI/O要求を異なるOSを有する異なるホ
スト・システムから受信する。CUはそのI/O装置の
各々に対応するそれぞれのロック・ビットを有する。同
一装置に対して同時に受信されるI/O要求は同一のロ
ックを競合するが、同時要求の1つだけがその時ロック
を提供される。
【0035】各ホスト・インタフェース・アダプタはま
た、ビジー・ビット及びしきい値タイマを有する。ビジ
ー・ビットは使用不能な装置(ロック済み)に対する要
求がアダプタにより受信されるときセットされ、その時
しきい値タイマが開始される。拒絶された要求はしきい
値タイムアウトが発生する以前に、要求装置が使用可能
になるのを待機する。CUに記憶されるしきい値タイム
アウト値は、しきい値タイムアウトを決定し、これはO
S 1次MIHタイムアウトが発生する以前に発生する
ようにセットされる。しきい値タイムアウトが発生する
以前に装置により現I/O要求が完了されると、待機中
の要求が装置ロックを競合し、こうした要求はロックを
獲得できたりできなかったりする。
【0036】しきい値タイムアウトの発生は、アダプタ
にロング・ビジー割込みを生成し、OS MIHに送信
するように指示する。こうした割込みはOS MIHに
その初期1次MIHタイムアウト期間を2次(ロング・
ビジー・タイムアウト値)に延長するように指示する。
後者はOS MIH内で非常に長いタイムアウトを生じ
る。このロング・ビジー・タイムアウトは、I/O装置
故障を誤って示す初期1次タイムアウト期間のタイムア
ウトを阻止する。
【0037】ホスト・インタフェース・アダプタがビジ
ーである(ロック済みの)装置に対する別のI/O要求
を受信する場合、その要求は装置により拒絶されるが、
任意のしきい値タイムアウトが発生するまで、I/Oサ
ブシステム内で待機することが許可される。任意のしき
い値タイムアウトの後、要求はOSに戻される。すなわ
ち、アダプタがOSに待機中の要求を取り戻すように信
号で知らせる。これはアダプタがロング・ビジー割込み
を生成し、OSに送信することにより達成され、OSは
その時、待機中の要求に対するそのMIHタイマを停止
する(待機中の要求に対する1次タイムアウトの発生を
阻止する)。そして、その要求はI/Oサブシステムの
代わりに今度はOS内で待機する。OSは後に待機中の
要求をI/O CUに再発行するとき、MIHタイマを
再始動する。
【0038】現I/O要求がロング・ビジー期間の間に
成功裡に完了するとき、そのCU装置ロックがその使用
可能な状態にセットされ、装置終了割込みがOSに送信
される。OSは待機中の要求を再発行し、(1次タイム
アウト値を用いて、)その要求に対してOS MIHタ
イマを再始動する。装置操作が1次MIHまたは2次M
IHロング・ビジー・タイムアウト期間内に成功裡に完
了しない場合、ロング・ビジー・タイムアウトが装置故
障を指摘する。
【0039】本発明はMIH最大タイムアウトの延長を
任意の回数可能にする。好適な実施例では、MIHタイ
ムアウト期間が最小1次MIHタイムアウト期間から、
最大(且つ非常に長い)2次MIHタイムアウト期間に
1度延長可能である。短い1次MIHタイムアウト期間
は、その終了以前にほとんどのI/O装置操作が完了す
るように選択される。
【0040】本発明は、(従来システムにおいて、所与
のタイプの各I/O装置に対して使用された固定MIH
タイムアウト期間と比較して、)MIHタイムアウト期
間を短縮し、従来のMIHソフトウェアと比較してほと
んどのI/O装置故障の素早い検出を提供する。本発明
による潜在I/O装置操作故障の素早い判断は、ほとん
どのI/O装置操作に対するMIHタイムアウト期間の
短縮による。本発明に従う、MIHタイムアウト期間の
その最小MIHタイムアウト期間からの延長は、その完
了に長時間を要求する数少ないI/O操作に対してのみ
必要とされる。従って、システム効率の全体的な改善が
本発明の使用により獲得される。
【0041】本発明では理論的には、MIH最大タイム
アウト期間は任意の有限な数の延長を有する。例えば好
適な実施例では、MIH最大タイムアウト期間はCUの
ホスト・インタフェース・アダプタの各々において、1
つのCUしきい値タイムアウトを用いて2度延長され
る。3度の延長を有するMIHタイムアウトをサポート
するためには、2つのCUしきい値タイムアウトがCU
のホスト・インタフェース・アダプタの各々において使
用され得る。好適な実施例では、第1のCUしきい値
は、短い1次MIH期間に類似の短い1次MIHタイム
アウト期間をサポートする。第1のCUしきい値の終了
に達すると、MIHが第2のMIH延長(例えばロング
・ビジー延長)を呼び出す。2番目の例では、第2のC
Uしきい値が、第2のMIH延長期間の終了よりも僅か
に先にタイムアウトし、第3の(最後の)MIH延長を
トリガする。
【0042】第2の延長が長い2次MIHタイムアウト
期間を終了する場合、第3の延長は超長いMIH延長期
間を終了するように指示され得る。後者の例では、第3
の超長いMIH延長期間は、過度に長いI/O装置操作
に対してのみ必要とされ得る。こうした操作には、人の
介入を含むテープ実装コマンドなどがあり、第3の延長
期間の終了時には、MIHタイムアウト故障指示が提供
される。ほとんどのI/O装置操作は1次MIH延長だ
けを使用し、数少ない長いI/O装置操作が2次MIH
延長を使用する。しかしながら、第1のしきい値割込み
の後、待機中の要求の位置が変更されてもよく、その
後、要求はI/Oサブシステムの代わりに、OS内で待
機し、そこで装置ロックを即時競合することができる。
これはコンピュータ・システムのI/Oアーキテクチャ
により影響される。
【0043】前記の例から、本発明が任意の数のOS
MIHタイムアウト延長を有し得ること、各OS MI
H延長がそのOSに対するCUインタフェース・アダプ
タにおいて、対応するCUしきい値タイムアウトを有す
ることが明らかである。各CUしきい値タイムアウト
は、対応するMIH延長タイムアウトよりも僅かに先に
タイムアウトするようにセットされる。任意のしきい値
タイムアウトとその対応するMIHタイムアウトとの間
の時間は、アダプタが割込み通信をOS(待機中のI/
O要求に関連付けられる)に送信し、現期間のMIHタ
イムアウトの発生以前に、OSがそのMIHタイムアウ
トを次の時間延長により延長することを可能にしなけれ
ばならない。潜在I/O操作故障を宣言するMIHタイ
ムアウトは、常に最後に使用される延長の終了時のタイ
ムアウトに相当する。
【0044】本発明は、ある所定の1次MIHタイムア
ウト期間を超過するチャネル・プログラム実行時間を要
求するコマンドに対してI/O装置またはそのI/O制
御ユニットにおいて、ロング・ビジー状態を使用し得
る。
【0045】複数のOSがI/O装置を共用する環境で
は、要求OSプログラムが同一装置の使用を要求する別
のOSに対するチャネル・サブシステムにより実行され
る処理を認識しない。その結果、あるOSは別のOSの
チャネル・サブシステム内または制御ユニット内で発生
しているかもしれない任意のI/O要求のキューイング
(待機)に気を止めない。
【0046】類似のコマンド実行時間を有するコマンド
(すなわち多大に異なるコマンド実行時間を有するコマ
ンドが存在しない)を使用する装置を考える場合、理想
的な状況は、任意の適切なI/O要求の最悪の場合の実
行時間を超過しようとしている任意のキューイングを報
告することである。この場合、MIHタイムアウトは、
OSから見て最長の期待実行時間よりも多少大きくセッ
トされる。OSがI/O操作が完了した、または過度な
キューイングが発生しているとの知らせを受信しなかっ
た場合、OSは割込みが失われたものと見なす。実際の
MIHタイムアウトは、通常のコマンドを実行するため
の最悪の場合の時間の数倍のオーダである。
【0047】本発明は、I/O要求内のロング・コマン
ドを処理するためのロング・ビジー・プロトコルを含
む。例えば過度なキューイング持続期間など、要求OS
から見て、多大に長い処理時間を生じ得る(たとえコマ
ンドがまだ要求装置内で実行されていなくても)非エラ
ー条件が存在する。本発明はOSから見て、任意の持続
期間のI/Oコマンドを処理するために使用され得る。
より詳細には、本発明は要求OSに要求に対して過度な
キューイングが存在する時を知らせ、それによりOS
は、MIHタイムアウトを発行されたI/O要求の期待
持続期間と時間しきい値との和に調整する。I/Oサブ
システムはこの時間しきい値にもとづき過度なキューイ
ングを報告する。過度なキューイングが稀であれば、過
度なキューイング条件を報告するオーバヘッドはシステ
ム性能にほとんど影響しない。本発明は、OSが通常の
ショート・コマンド処理のために比較的短いMIHタイ
ムアウトを使用することを可能にする一方、発生し得る
長期間のコマンド処理に対しては、より長いMIHタイ
ムアウトの使用を可能にする。
【0048】本発明の好適な実施例では、装置操作に対
する各I/Oコマンドがコマンドの期待実行時間に従
い、ショートとロングの2つのクラスのいずれかに分類
される。期待実行時間は、コマンドに対するビジー条件
により生じる内部インタバル回復処理時間と、キューイ
ング時間とを含み、ビジー条件が共用I/O装置に対し
てバックアップされる要求の待機(キューイング)時間
を延長する。ディスク・シーク・コマンドなどのショー
ト・コマンドは、通常、数ミリ秒で実行されるのに対し
てテープ巻き戻しコマンドなどのロング・コマンドは、
その実行に数秒乃至数10分を費やす。
【0049】好適な実施例では、I/O要求(すなわち
チャネル・プログラム)の実行に関連して、1次MIH
タイムアウト及び2次MIHタイムアウトの2つのMI
Hタイムアウトが割当てられる。各タイムアウトは、例
えばプロセッサが"I/O開始"または"サブチャネル開
始"命令を実行するときなど、I/O要求がOSにより
チャネル・サブシステムに発行されるとき、開始する。
短期間コマンドだけを含む各I/O要求は割当てられた
1次MIHタイムアウト期間の間に実行されるものと期
待されるのに対して、少なくとも1つの長期間コマンド
を有する各I/O要求は割当てられた2次MIHタイム
アウト期間の間に実行されるものと期待される。これら
のMIHタイムアウト期間が、各I/O装置タイプに対
して定義され、従って、これらは装置タイプごとに異な
り得る。
【0050】1次MIHタイムアウト期間は、ほとんど
のI/O要求の最長期待実行時間の完了後に終了し、こ
のMIHタイムアウト期間は、任意のこうしたコマンド
に対するビジー条件により生じる任意の内部回復処理時
間と、キューイング時間とを含む。2次MIH時限(イ
ンタバル)は、1つ以上のロング・コマンドを含むI/
O要求の実行時間の完了後に終了する。ロング・コマン
ドは1次MIHタイムアウト期間よりも長く、2次MI
Hタイムアウト期間よりも短い装置実行時間を有する。
【0051】本発明はI/O装置に対して新たなI/O
信号を提供する。この信号は本明細書では"ロング・ビ
ジー"信号と呼ばれる。本明細書では、装置がI/O要
求に対してロング・コマンドを実行しているとき、常に
装置はロング・ビジー状態であると定義される。I/O
要求に対してロング・コマンドが存在しないとき、装置
はロング・ビジー状態と見なされない。別のI/O要求
がロング・ビジー状態のI/O装置に提供されるとき、
常に装置は"ロング・ビジー"・ステータス情報を有する
割込みによりI/O要求を拒絶する。好適な実施例であ
るS/390 I/Oアーキテクチャでは、これはデバ
イス制御装置がプロセッサI/Oサブシステムに、"セ
ンス・データ"情報と一緒に"ユニット・チェック割込
み"信号を送信することにより、通知される。
【0052】I/Oプログラム内の各I/Oコマンド
(任意のI/Oコンピュータ・アーキテクチャにおい
て、その使用可能な装置タイプに対して定義される)
が、本発明により、"短期間I/Oコマンド"または"長
期間I/Oコマンド"のいずれかとして分類され、前者
は割当てられた1次MIHタイムアウトの限度内で完了
し、後者は1次MIHタイムアウトの満了後、且つ2次
MIHタイムアウトの満了以前に完了する。そして、こ
れらの両方のタイムアウト期間はOSがI/Oコマンド
を有するI/O要求に対して開始命令を発行するとき、
開始する。
【0053】好適な実施例はS/390アーキテクチャ
を使用し、そこではI/Oコマンドがチャネル・コマン
ド・ワード(CCW)により定義される。CCWは、1
つ以上のCPUを有する中央プロセッサ・コンプレック
スのI/Oサブシステム内のI/Oプロセッサにより解
釈され、任意のCPUがI/O要求を開始する。
【0054】各I/O装置は、その装置が接続されるI
/O制御ユニット内に"自己記述データ・ブロック"を記
憶される。各装置の自己記述データ・ブロックは、本発
明により関連装置に対するコマンドに対して、1次MI
H値及び2次MIH値の両方を含むように変更される。
更に自己記述データ・ブロックはコマンドの2つのリス
トを含み、第1のリストは短期間コマンド用であり、第
2のリストは長期間コマンド用である。任意の装置の自
己記述データ・ブロックは、例えばCPUがコマンド・
リストまたは2つのMIHインタバルを獲得するため
に"構成データ読出し"CCWを実行することにより、任
意に獲得され得る。
【0055】OSがそのオンライン装置(OSがI/O
要求を送信可能な装置)を初期化するとき、その装置が
実際に存在し、OSに正しく定義されているか否かを判
断する確認操作が実行される。この初期化プロセスの一
部は各装置に対する自己記述データ・ブロックを獲得
し、OSにとって使用可能な物理I/O構成を表すソフ
トウェア・テーブルの生成を可能にする。装置の自己記
述データは任意に1次MIHタイムアウト値及び2次M
IHタイムアウト値を含み得る。装置の自己記述データ
・ブロックが利用者が明示的に優先MIHタイムアウト
値を指定しなかった1次MIHタイムアウト値を含む場
合、デフォルト指定の1次MIHタイムアウト値が装置
に割当てられる。類似の構成処理がシステム初期化後に
オンラインに変更される任意のI/O装置に対しても実
行される。
【0056】より詳細には、各I/O要求はCCWから
成る関連チャネル・プログラムを有する。チャネル・プ
ログラムは、それがロング・コマンドを含まない場合、
1次MIH時限(インタバル)内に実行を完了すべきで
ある。チャネル・プログラムがロング・コマンドを含む
場合、それは2次MIH時限(インタバル)内に完了す
べきである。I/O要求が1次MIHタイムアウト期間
活動状態であると、OSは装置依存のMIHエグジット
(exit)を呼び出し、サブプロセスを実行する。そし
て、このサブプロセスがチャネル・プログラムを走査
し、チャネル・プログラムがロング・コマンドを含むか
否かを判断する(装置に関連付けられるロング・コマン
ド・リスト内に表される)。
【0057】チャネル・プログラムがロング・コマンド
を含まない場合、1次MIHインタバルがI/O要求に
対して使用される。チャネル・プログラムが少なくとも
1つの実行中のロング・コマンドを含む場合には、2次
MIHインタバルがI/O要求に対して使用される。
【0058】I/O要求がOSにより生成されるとき、
MIH時限プロセスが開始される。このプロセスはカウ
ンタを増分して、OSがI/O要求をそのI/Oサブシ
ステムに生成して以来、そのI/O要求に対して経過し
た総時間を測定する。時限プロセスは、周期的に(例え
ば指定タイマ割込み信号により)、その現在測定された
経過時間と、選択MIHインタバル値(1次または2次
MIHタイムアウト期間)とを比較し、選択MIHタイ
ムアウト期間の満了を検出する。タイムアウトとが検出
されると、MIH時限プロセスはOSがI/O要求のチ
ャネル・プログラムを終了し、通常の回復プロセスを呼
び出すように要求する。
【0059】従来技術では、ある装置がロング・コマン
ドを含むI/O要求を実行しているときに第2のOSが
同一の装置にI/O要求を生成する場合(これはI/O
キュー上で保留となる)、第2のOSの要求は、未着装
置操作完了割込みにより、1次MIHタイムアウト期間
の満了が誤って潜在MIHエラー条件を示すまで、待機
するように要求される。しかしながら、実際には割込み
はまだ提供されていないので未着ではない。
【0060】しかしながら、本発明によれば、全ての関
連OSに送信される"ロング・ビジー"信号により誤った
エラー条件は検出されない。"ロング・ビジー"信号は各
OSに、そのOSが装置における適切な操作により停止
させられており、I/O割込みが実際には未着でないこ
とを知らせる。従って、OSはハングアップすることな
くそのI/O要求の完了を待機する。S/390では、
装置が次のコマンドをユニット・チェック割込み及びセ
ンス・データにより拒絶し、"ロング・ビジー"条件が装
置において存在することを知らせる。ロング・ビジー条
件を確認すると、OSソフトウェアはその内部MIHイ
ンタバルを再調整する制御を有し、それにより試行され
たI/O要求は別のI/O要求が装置に対して実行可能
であることを示すビジー解除ステータスが確認されるま
で、OS内にキュー待機される。従って、I/O要求が
2次MIH時間よりも長くキューに待機され続け、MI
Hインタバルが満了する場合、時限制御プロセスがMI
Hインタバルを再度開始し得る。これは例えば割込みを
シミュレートして、I/O要求に対する現MIHタイム
アウト測定を終了し、I/O要求の再試行を信号で知ら
せることにより、そのI/O要求に対してタイムアウト
測定を最初から開始することによる。これらの再試行
は、システム内における装置エラー回復プロシジャから
のカウント制御による。
【0061】従って、装置はI/O要求に対してチャネ
ル・プログラムの実行を開始するとき、ビジー状態に置
かれ、ロング・コマンドに対しては、ロング・ビジー状
態に置かれる。ロング・ビジー状態は要求が完了するま
で継続する。装置におけるビジー/ロング・ビジー状態
は関連するI/O要求が成功裡に完了するとき、終了す
る。
【0062】1次及び2次MIHインタバルは、I/O
要求が装置おいて実行されるとき、要求元OSにより使
用される。ロング・ビジー信号はMIHタイムアウト期
間(インタバル)の延長(以前に使用されていない)を
可能にする。
【0063】本発明の別の目的は、システムを単一のO
Sの下で操作することであり、このOSは、まだ完了し
ていない現要求と次の要求とのオーバラップを可能に
し、未着割込み信号の誤ったMIHエラー指示を回避す
る。
【0064】ロング・コマンドは続く連鎖コマンドを有
さず、時に"非同期即時コマンド"として参照される。そ
のビジー状態は、要求装置が要求操作を完了するまで、
要求装置またはその制御ユニットにおいて、非常に長い
時間維持される。
【0065】本発明は、たとえコマンドが関連装置にお
いて実際に操作を完了していない場合でも(また、その
完了割込みが要求元OSに送信されるとき、装置操作で
さえ開始していないかもしれない)、ロング・ビジー信
号がI/O制御ユニットにより提供されるとき、即時完
了割込みを提供することにより、I/O制御ユニット内
における要求オーバラップ問題を解決する。これはI/
O要求を処理する責任をそのOSにシフトし、I/Oサ
ブシステムをその要求の処理から解放する。これはI/
O制御ユニット(CU)が"非同期即時コマンド"のCU
受諾に応答して、"即時"割込み信号をOSの中央プロセ
ッサ・コンプレックスに送信することにより達成され得
る。ここで"即時"とは、コマンドが制御ユニットにおい
て受諾されるときに、"完了割込み"が中央プロセッサ・
コンプレックスに送信されることを意味する。その時、
装置がそのコマンドの実行を開始している必要はない。
後に装置が実際にコマンドを完了するときには割込み信
号は提供されない。"ロング・ビジー"状態は、ロング・
コマンドに対する全ての操作が要求装置により完了され
るまでCUにおいて継続する。OSは即時割込みを受信
すると、即時ロング・コマンドに対する責任を請け負
う。
【0066】装置のロング・ビジー状態は、OSが任意
の時点にテスト命令をCUに発行することによりテスト
され、OSは装置に対してロング・ビジー状態が存在す
る場合、その装置への別の要求の発行を遅延したいか否
かなどを判断する。従って、本発明に従う、装置に対す
る"ロング・ビジー"信号と、OSへの"即時"割込み信号
との組み合わせは、装置完了割込みがCUからOSに送
信されるのを待機する間に、MIHタイムアウトを有し
た従来のMIHシステムで遭遇したような、ロング・ビ
ジー・コマンドに対する誤ったMIH指示の発生を防止
する。従って、制御ユニットが任意の既存のOSにより
テストされ、関連装置を操作するための別のI/O要求
を発行する以前にその装置の可用性が判断される。
【0067】
【発明の実施の形態】好適な実施例の環境は、IBMの
MVS/ESA(エンタプライズ・システム・アーキテ
クチャ)及びIBM3590テープ記憶装置を含むもの
として述べられる。当業者には、好適な実施例としてこ
こで述べられる方法が、本発明の範囲から逸脱すること
無しに、他のオペレーティング・システム及びコンピュ
ータ・アーキテクチャ・プラットフォームにも適用され
得ることが理解されよう。
【0068】装置自己記述拡張:好適な実施例をサポー
トする装置は、前述の構成データ読出しコマンドを使用
するとき、次のように自己記述データに含まれる2つの
新たなフィールドを返却する。
【0069】未着割込みハンドラ1次タイムアウト(M
IHPTO):ワード1のバイト2(603)は、制御
ユニットの推奨"1次MIHタイムアウト・インタバル"
を指定する値を含み、この値は装置に対して未着割込み
ハンドラ・タイムアウトをセットするために使用され
る。このタイムアウトは未着割込みハンドラ2次タイム
アウトに対する値がセットされない場合、ビジーまたは
チャネル・コマンド再試行ステータスの提示の結果とし
て、チャネル・プログラムが継続すると期待される最長
時間であり、任意の装置回復プロセス及び任意のキュー
イング時間を考慮する。2次MIHタイムアウトが指定
される場合には、この時間はビジーまたはチャネル・コ
マンド再試行ステータスの提示の結果として、チャネル
・プログラム(モデル依存型のロング・コマンドを含ま
ない)が費やすと期待される最長時間であり、任意の装
置回復プロセス及び任意のキューイング時間を考慮す
る。
【0070】1次MIHタイムアウト・インタバル値
は、1次MIHタイムアウト・インタバル・フィールド
内で指定される仮数及び指数から獲得される、底10の
値である。この値を含む1次MIHタイムアウト・フィ
ールドは、図16に示される形式(604)を有する。
【0071】仮数が0よりも大きい場合、ワード1のバ
イト2のビット0乃至1(指数)は、符号無し2進整数
を含み、これは0よりも大きい1次MIHタイムアウト
値の指数に相当する。仮数が0の場合、1次MIHタイ
ムアウト値として何も値が指定されず、ワード1のバイ
ト2のビット0乃至1(指数)は意味を有さない。
【0072】ワード1のバイト2のビット2乃至7は符
号無し2進整数を含み、これは1次MIHタイムアウト
値の仮数に相当する。このフィールドが0を含む場合、
1次MIHタイムアウト・インタバルとして何も値が指
定されない。
【0073】指数フィールドは、図17に示されるよう
に復号される。
【0074】2次MIHタイムアウト(MIHST
O):ワード1のバイト3(602)は、装置に対する
プログラムの2次MIHタイムアウト・インタバルに対
する、制御ユニットの推奨値を指定する値を含む。MI
HSTO値は、装置依存のロング・コマンドに対して形
成される、任意の長い暗黙の忠誠の最大期待持続期間、
または装置依存のロング・ビジー条件の最大期待持続期
間の大きい方に相当する。
【0075】MIHSTO値は、ロング・ビジー条件の
最大期待持続期間、またはモデル依存のロング・コマン
ドを含むチャネル・プログラムの最長期待実行時間であ
り、、ビジーまたはチャネル・コマンド再試行ステータ
スの結果生じる、あらゆる装置回復機構及び任意のキュ
ーイング時間を考慮する。
【0076】2次MIHタイムアウト値は、2次MIH
タイムアウト・フィールド内で指定される仮数及び指数
にもとづく、底10の値である。
【0077】2次MIHタイムアウト・フィールドは、
図16に示される形式を有する。
【0078】仮数が0より大きい場合、ワード1のバイ
ト3のビット0乃至1(指数)は、符号無し2進整数を
含み、これは0よりも大きい2次MIHタイムアウト値
の指数に相当する。仮数が0の場合、2次MIHタイム
アウト・インタバルとして何も値が指定されず、ワード
1のバイト3のビット0乃至1(指数)は意味を有さな
い。
【0079】ワード1のバイト3のビット2乃至7は符
号無し2進整数を含み、これは2次MIHタイムアウト
値の仮数に相当する。このフィールドが0を含む場合、
2次MIHタイムアウト・インタバルとして何も値が指
定されない。
【0080】指数フィールドは、図17に示されるよう
に復号される。
【0081】ロング・ビジー・プロトコル:"キューイ
ング期間の制限"の項目で述べたプロセスは、次のよう
である。
【0082】ここで使用される方法が図12乃至図13
に示され、その変形が図11に示される。本方法は各チ
ャネル・アダプタに対してCU内に組み込まれるCUタ
イマを使用する。各CUタイマはそれぞれのチャネル・
アダプタにより受信されるI/O要求のキューイング時
間、すなわちI/O要求が最初にチャネル・アダプタに
より受信されてから、要求装置が要求の処理を開始する
までの時間を測定する。CUタイマは初期には0にセッ
トされ、始動されると経過時間を測定し始める。制御ユ
ニット・タイマの経過時間が"しきい値"を超過する場
合、CUタイムアウトが制御ユニットにより検出され
る。このしきい値はI/O要求をモニタしているOSソ
フトウェアにより現在使用されているMIHタイムアウ
ト値よりも、幾分小さく定義される。ここでの概念は、
制御ユニットが活動状態からロング・ビジー(LB)状
態に遷移できるように時間設定することである。
【0083】各チャネル・アダプタは、要求装置が要求
に対するI/O操作の開始を許可される以前に要求装置
に関連付けられるロックに対して、アトミック・"テス
ト及びセット"操作を実行する。テスト及びセット操作
が成功の場合(すなわち要求が装置のロックを獲得す
る)、I/O要求が装置により受諾され処理される。こ
の要求は装置に対する1つ以上のI/Oコマンドを含み
得る。テスト及びセット操作が不成功の場合にはI/O
要求はビジー指示を提供され、CUタイマが始動され
る。
【0084】CUタイマは、要求チャネル・アダプタが
成功裡に要求装置に対してロックを獲得するときリセッ
トされる。なぜなら、I/O要求の受諾は要求のキュー
イング時間の終了を示すからである。装置によるI/O
要求の完了時、他のチャネル・アダプタは、ロックがリ
セットされ、装置が再度使用可能であることを信号で知
らされる。ビジー指示を提供され、タイムアウトを経験
していない他のチャネル・アダプタにとって、この信号
は"ビジー解除"指示を提供し、これがチャネル・サブシ
ステムに、再度I/O要求をこれらのチャネル・アダプ
タの各々に発行するように指示する。CUタイマは各チ
ャネル・アダプタに対して走行し続ける。なぜなら、I
/O要求の再発行が再度装置ロックを獲得し損ね、別の
ビジー指示及びキューイング時間の継続を生じ得るから
である。
【0085】万一CUアダプタしきい値タイムアウトが
発生する場合、チャネル・アダプタはI/O要求が次に
受信されるとき、ユニット・チェック指示をチャネルに
知らせるように条件付けられる。タイムアウトが"ビジ
ー"指示と"ビジー解除"指示との間に発生する場合に
は、"ビジー解除"指示がチャネル・サブシステムに信号
で知らされ、チャネル・サブシステムは自身のキューに
待機されているI/O要求を再発行する。"ユニット・
チェック"指示はOSソフトウェアに提供され、"セン
ス"・データを伴う。センス・データはOSソフトウェ
アに制御ユニットがまだ機能状態であるが、装置が"ロ
ング・ビジー状態"である(すなわち、装置が他のホス
トからのI/O操作を処理するのに多忙であるため、こ
のI/O要求に応答せず、これらの操作がこのI/O要
求に対する最大キューイング時間を超過した)ことを通
知する。この指示に対する通常のOSソフトウェア応答
は、次に装置ロックが解除されるときにチャネル・パス
により提供される"ロング・ビジー解除(no longer lon
g busy)"指示を待機することである。
【0086】議論を正当化する幾つかの実施の複雑性が
存在する。サブ項目"システム環境"で述べたマルチパス
・システムはビジー指示が受信されるとき、使用可能な
チャネル・パスのセットを通じてI/O要求を再試行す
る傾向がある(少なくとも所与のホストに関連付けられ
るチャネル・パスのセットが、グループとして調整され
ない特定の操作モードにおいて)。2つ以上のチャネル
・アダプタがビジー指示を送信して終了し、ビジー解除
指示を提供するように準備され得る。結果のビジー解除
指示が提供されるとき、チャネル・サブシステムは使用
可能なパスの1つを選択し、I/O要求を再駆動する。
I/Oがチャネル・サブシステムにおいて終了され、再
発行されない場合も存在する。
【0087】ソフトウェア・タイムアウト値:前述した
ように、本発明では受信ビジー指示により、ロング・ビ
ジー・タイムアウトの期間キューに待機される所与のI
/O要求が再駆動され、続いてソフトウェアにとって認
識可能な"ユニット・チェック"指示を提供される。ソフ
トウェアは次に、所与のI/O要求がその実行時間とロ
ング・ビジー・タイムアウトとの和により提供される時
限内に、またはロング・ビジー指示が受信されるまでに
完了することを期待する。
【0088】更に、装置のロング・ビジー・タイムアウ
トがその制限時間に達せずに解放されるとき、"ロング
・ビジー解除"指示が信号で知らされるので、"ロング・
ビジー"指示の受信と"ロング・ビジー解除"指示の受信
の間の時限が、任意の所与のI/O要求の最悪の場合の
実行時間により制限される。所与の装置に対して決定さ
れるように、このタイムアウト値は"ロング・ビジー解
除"指示が喪失されないことを保証するために使用され
る。I/O要求をキュー待機したチャネル・パスと、ロ
ング・コマンドを実行しているチャネル・パスとの関係
が図14に示される。
【0089】MIHタイムアウトに対するコマンド実行
時間の影響を考慮するために、I/O要求に対したチャ
ネル・プログラムを構成するコマンドがロングとショー
トの2つのクラスに分けられる(理論的には、コマンド
分類は、3つ以上の実行時間クラス(例えばショート、
中間及びロングなど)を提供することにより、実行され
得るが、好適な実施例では2つのクラスが使用され
る)。OSソフトウェアは現I/O要求におけるコマン
ドを分析し、そのチャネル・プログラムがロング・コマ
ンドを含むか否かを判断し、I/O要求に対してロング
・コマンドが見い出されない場合には、短いMIHタイ
ムアウト値である1次MIHタイムアウト(MIHPT
O)値を使用する。I/O要求に対して1つ以上のロン
グ・コマンドがチャネル・プログラム内に見い出される
場合には、長いMIHタイムアウト値である2次MIH
タイムアウト(MIHSTO)が使用される。
【0090】このように、I/O要求がショート要求
(ロング・コマンドを含まないチャネル・プログラムを
有するI/O要求)、またはロング要求(少なくとも1
つのロング・コマンドを含むチャネル・プログラムを有
するI/O要求)のいずれかに分類され得る。
【0091】1次MIHタイムアウト(MIHPTO)
値は、ロング・コマンドを含まない通常のI/O要求に
対して期待される実行時間として決定され得る。2次M
IHタイムアウト(MIHSTO)値は、最長のコマン
ドの実行時間と、ロング・コマンドを含むI/O要求の
名目チャネル・プログラムにおける最悪の場合の実行時
間との和として決定され得る。
【0092】OSソフトウェアは、1)ショートI/O
要求の完了指示、または2)装置が別の要求のロング・
コマンドを実行するのに多忙になったことを示すロング
・ビジー指示のいずれかを示す割込みを受信する以前に
MIHPTOが経過する場合、ショートI/O要求に対
する未着割込みを検出する。ロング・ビジー指示が受信
される場合、OSソフトウェアはI/O要求をキューに
待機し、装置から"ロング・ビジー解除"指示を知らせる
割込みの受信を待機する。その後、OSソフトウェアは
その装置にI/O要求を再発行する。
【0093】ロングI/O要求に対してOSソフトウェ
アは、MIHSTOがそのロングI/O要求の完了を示
す任意の割込みが受信される以前に経過する場合、装置
からの未着割込みを検出する。
【0094】OSソフトウェアによるロング・ビジー指
示の受信の後、OSソフトウェアは、MIHSTOが任
意の"ロング・ビジー解除"指示を受信する以前に経過す
る場合、未着割込みを検出する。
【0095】システム装置初期化:図1のステップ10
4は、装置初期化プロセスを表し、これは図2に詳細に
示される。このプロセスはオペレーティング・システム
にオンライン接続されるように定義される各装置に対し
てシステム初期化プロセスを実行する。装置初期化プロ
セスが図2のステップ201で呼び出され、ステップ2
11で、無害なI/Oコマンドにより、装置への各使用
可能なパスをテストすることにより装置(図1に示され
る)が動作状態であることを確認する(ステップ20
2)。テープ・ドライブの場合には、ノーオペレーショ
ン(NOP)・チャネル・コマンドが発行される。作動
可能なパスがステップ203で見い出されない場合、装
置はオフラインとマークされ(ステップ208)、処理
は次の装置へと継続する(ステップ104)。装置に対
して少なくとも1つの作動状態のパスが見い出される場
合(ステップ203)、(現ESA/390コンピュー
タ・アーキテクチャでは、)センスidI/Oコマンド
が発行され(ステップ212)、装置に対するコマンド
情報ワード(CIW)が検索される(ステップ20
4)。コマンド情報ワードはプログラムが装置の自己記
述データを検索することを可能にするチャネル・コマン
ドを識別する。装置への各作動状態のパスに対して(ス
テップ205)、構成データ読出しコマンド(RCD)
が発行され(ステップ213)、それにより装置構成デ
ータ記録(CDR)が検索されて、OS構成データ・テ
ーブル(CDT)に追加される(ステップ215)。
【0096】図15は、CDRに含まれる装置1次MI
Hタイムアウト値(603)及び装置2次MIHタイム
アウト値(602)を示す。
【0097】図2において、装置の自己記述データがO
S内のCDTに配置されると、装置依存の初期化プロシ
ジャがステップ206で呼び出され、システム制御ブロ
ックを装置が使用され得る方法に関する情報により初期
化する。装置初期化プロセスの間にステップ207によ
りエラーが見い出されない場合、装置はステップ209
でオンライン且つ使用可能とマークされる。ステップ2
07でエラーが見い出される場合には、装置初期化プロ
セスはステップ208で装置をオフラインとマークし、
装置はエラーが修理されるまでアプリケーションにより
使用され得ない。
【0098】図1において、ステップ104で全ての装
置が確認され、装置初期化プロセスが完了すると、ステ
ップ105でMIH初期化が開始する。MIH初期化は
最初、システム・プログラマによりSYS1.PARMLIBデー
タセット内に指定されるカストマイズ・データ(メンバ
IECIOSxx)の読出しを含む(102)。このカ
ストマイズ・データは、利用者が特定のI/O装置に課
せられるように望むMIHタイムアウト値を含む。しか
しながら、このカストマイズ・データは任意選択であ
る。なぜなら、システムによりサポートされる全ての装
置タイプに対して固定のMIHPTO及びMIHSTO
タイムアウト・デフォルト指定値が存在するからであ
る。ステップ106で、IECIOSxxメンバからの
テキスト・レコードが、DEVブロックと呼ばれる内部
テキスト・レコードに変換される。このステップはIE
CIOSxx内に作成された各装置MIH値に対して1
DEVブロックを生成し、これらが連鎖されて、MIH
処理作業領域からアンカ(anchored)される(ステップ
113)。システム初期化が進み、全てのシステム・サ
ービスが使用可能になるとき、MIH初期化はステップ
107において継続し、ステップ114で各DEVブロ
ックを処理して、利用者により指定されるMIHタイム
アウトを推奨するために必要な内部データ構造を生成す
る。
【0099】利用者の全ての指定時間インタバルが、シ
ステム初期化ステップ107において処理された後、M
IHタイムアウト値が利用者により変更されなかった装
置は、ステップ108で、デフォルト指定の1次MIH
タイムアウト値により処理される。この処理は、装置を
表すDEVブロックを生成するステップ115、及びそ
れらをステップ114に入力するステップを含み、ステ
ップ114がDEVブロックを利用者入力により処理す
る。
【0100】MIHタイムアウト値を有するこれらのD
EVブロックを生成するプロセスの詳細が図3乃至図4
に示される。システム初期化の間、または後述の装置変
更プロセスからステップ301で装置のMIHインタバ
ル処理に入力する。ステップ302は装置ブロックをキ
ューに待機し、そのアクセスを装置に対するMIH処理
を変更する他のMVSコマンドから生じる他のMIH処
理に対して直列化する。こうしたコマンドには、例えば
SET IOS=xx及びSETIOS MIHなどが
含まれる。システム・エンキューが獲得されると、シス
テム内の各装置が調査され(ステップ303)、既に導
入がIECIOSxx102内にMIHインタバルを指
定したか否かを判断する。利用者が既にインタバルを指
定している場合(ステップ311)、処理は次の装置に
移行する(ステップ304)。しかしながら、利用者が
MIHインタバルを指定していない場合には、その装置
に対して、構成データ・テーブル(112)からMIH
1次タイムアウト値が検索される(ステップ313)。
MIH1次タイムアウト値が0でない場合、装置を表す
DEVブロックが生成される(ステップ315)。次に
DEVブロックがDEVブロックの大域キュー上にアン
カされ(ステップ316)、処理はシステム内の次の装
置に移行する(ステップ304)。システム内の全ての
装置が処理されると、DEVブロックが生成されたか否
かがチェックされる(ステップ305)。DEVブロッ
クが生成されていない場合、処理はMIHエンキューを
デキューすることにより解放し(ステップ309)、制
御を呼び出し元に戻して終了する。
【0101】しかしながら、ステップ302でDEVブ
ロックがキュー待機されるとき、それらは最初に全ての
メッセージ処理をスキップするためのフラグをセットす
ることにより処理される(ステップ306)。メッセー
ジ処理は、これらのMIH変更が明示的な利用者コマン
ドに由来しないのでスキップされる。次に、MIH初期
化プロセス(IOSRMIHI)がステップ312で呼
び出され、利用者が指定したMIHインタバルが処理さ
れるのと同様にキュー待機されるDEVブロックを処理
する(ステップ318)。IOSRMIHIが処理を完
了すると、メッセージ処理が再度イネーブルされ(ステ
ップ308)、MIHエンキューが解放され(ステップ
309)、制御が呼び出し側に戻される(ステップ31
0)。
【0102】本発明によれば、MIHタイムアウト値
(MIHPTO及びMIHSTO)が一意的に各装置に
割当てられる。OSのデフォルト値以外の値が一般に使
用されるものと期待される。OSがサポートできるより
多い固有MIHタイムアウト値が、装置に対して使用さ
れる場合(MVSは256の固有MIHタイムアウト値
をサポートできる)、装置を処理するための特殊処理が
必要となる。MVSでは、もはやこれ以上の固有MIH
走査インタバルが使用可能でない場合(ステップ32
1)、MVSは装置により要求される値よりも大きな最
小の有効インタバルを割当てる(ステップ322)。こ
のことは、ほとんどの応答時間を装置故障の検出に当て
る一方でI/O操作が早まって終了されないように保証
する。DEVブロックに含まれる1次MIHタイムアウ
ト値よりも大きなインタバルが使用可能でない場合、装
置クラスに対するデフォルト指定のMIH時間が使用さ
れる。
【0103】システム初期化が完了すると(ステップ1
09)、新たな装置を追加することにより、または単に
オフライン装置をオンラインにするMVS装置変更コマ
ンドを発行することにより(ステップ117)、システ
ムは構成テーブルを変更する。オフライン装置がオンラ
インにされるとき、常にそれらはシステム初期化の間に
実行された図2と同一の装置初期化プロセス(図1の2
01及び図2の全て)を実行する。装置初期化プロセス
の実行の後、DEVブロックが生成され、それらがシス
テム初期化の間に処理されたのと同様に処理される(図
1)。
【0104】オペレーティング・システムが初期化さ
れ、ジョブがシステム上で実行を開始すると、I/O要
求がその実行のために、OSによりそのI/Oスーパバ
イザに発行され、前記米国特許第5388254号で述
べられるタイプの未着割込みハンドラ・サブコンポーネ
ントにより時間設定される。
【0105】本発明を実現する各装置に対して3つの新
たなフィールドが、オペレーティング・システムの内部
表現に追加される。
【0106】ロング・ビジー標識:これは装置に対する
最後のI/O要求が、ロング・ビジー指示(センス・デ
ータを伴うユニット・チェック)に遭遇したことを示す
ビットである。ロング・ビジーは装置からの信号であ
り、装置がロング・コマンドを含むコマンド連鎖を実行
しているとき、またはサブシステムが長い時間を費やす
処理状態に入り、その状態がサブシステムがビジーの
間、あらゆるコマンドを受諾するのを阻害するとき、発
行される。
【0107】LBREDRIVE標識:これはロング・
ビジー状態において、経過時間がMIHSTO値を超過
した後、I/O要求がOSにより装置に再発行されたこ
とを示すビットである。
【0108】累積MIH時間:これは装置がロング・ビ
ジー状態にある総時間を表す32ビット・フィールドで
ある(この経過時間は、ロング・ビジー標識が装置に対
してセットされるとき、開始する)。
【0109】OS内では、1次MIHインタバルが活動
状態のまたはキュー待機中のI/O要求に対して満了す
るとき(累積時間>MIHPTO)、OSは装置がMI
H回復の資格があると見なし、図5に示される装置依存
のMIHエグジット処理にエグジットする。このMIH
エグジットには1次インタバルが満了した後、ステップ
401で入る。ステップ402は、I/O要求が装置に
おいて保留になる総経過時間を累算する。ステップ40
3は、装置がロング・ビジー状態(I/O要求がキュー
待機状態であり、活動状態でない)で示されているか否
かをテストし、次に総累積時間が装置のMIHSTO時
間と比較される(ステップ409)。MIHSTO時間
を超過すると、ステップ410はLBREDRIVEビ
ットをオンし、MIHが要求を再駆動する処理に入った
ことを示す。ステップ410はMIHに復帰し、MIH
はステップ411で要求に対する総時間を、エラー記録
としてシステム・エラー・ログに記録した後、キューに
待機中の要求を再始動する。
【0110】総累積時間がMIHSTOタイムアウト・
インタバルを超過しなかった場合、ステップ415が実
行され、エラー回復動作をリセットし、I/O要求を再
発行のために再度キューに待機し、MIHプロセスに復
帰する。
【0111】ステップ403が、装置がロング・ビジー
状態でないことを見い出し、ステップ404が、活動状
態のチャネル・プログラムを見い出す場合、ステップ4
05がチャネル・プログラムを走査し、それが任意のロ
ング・コマンドを含むか否かを判断する。次にIBM3
590テープ装置を制御するロング・コマンドの例を示
す。REWIND(巻き戻し)、FORWARD SPACE FILE(スペー
ス・ファイル先送り)、BACKWARD SPACE FILE(スペー
ス・ファイル逆送り)、LOCATE BLOCK(ブロック捜
索)、FORMAT(フォーマット)、ERASE(消去)、DATA
SECURITY ERASE(データ・セキュリティ消去)、UNLOAD
(アンロード)、LOAD(ロード)、MOVE(転送)
【0112】ロング・コマンドがI/O要求のプログラ
ム内で見い出されない場合、ステップ412は通常のM
IH回復を要求する。しかしながら、ロング・コマンド
がステップ406で見い出される場合には、総累積時間
がMIHSTO値と比較される。ステップ407は、累
積時間がMIHSTO値を超過するか否かを判断する。
超過しない場合、ステップ413は、MIHプロセッサ
がMIH装置依存エグジットに復帰する以前に、別のM
IHインタバル(MIHPTO)を待機すべきことを示
す。MIHプロセッサが別のMIHインタバルの経過を
待機している間にチャネル・プログラムが完了する場
合、このI/Oのために、MIH装置依存エグジットに
再入力することはない。しかしながら、ステップ407
が総累積時間がMIHSTOを超過しないことを見い出
すと、ステップ414は総累積時間を0にリセットし、
ロング・ビジー・フラグをリセットし、総累積時間をエ
ラー回復記録に保管する。そして、MIHプロセスに再
入力する。
【0113】活動状態のI/O要求が完了するとき、図
6または図7に示されるプロセスが、総累積時間を0に
リセットし、装置に対する任意のロング・ビジー指示を
リセットし、更にLBREDRIVEフラグをリセット
するために使用される。図6は装置依存のセンス終了
(EOS:End-of-Sence)エグジットを表し、これはI
/O要求を完了する装置に対してユニット・チェックも
存在するとき、装置終了信号を処理する。このプロセス
ではセンス・データが読出された後、要求に対する総累
積時間を0にリセットするためにステップ421が呼び
出される。ステップ422は、センス信号に関連付けら
れる"ロング・ビジー"指示の存在をテストする。ステッ
プ422がロング・ビジー・センス・データを見い出さ
ない場合、ステップ423が装置に対するロング・ビジ
ー指示をリセットし、LBREDRIVEフラグをリセ
ットする。ステップ422がロング・ビジー・センス・
データを見い出した場合、またはステップ423の後、
OS内のMIH操作を制御するMIHルーチンを含むO
S内のIOS(I/Oシステム)ソフトウェアへの復帰
が実行される。
【0114】MIHプロセス内の装置依存トラップ・エ
グジット・ルーチン(430)が、図7に示される。こ
のトラップ制御プロセスは装置が完了し、ユニット・チ
ェック無しに装置終了信号を提供するとき(ステップ4
34)、制御を獲得する。次にステップ431が、要求
に対する総累積時間を0にリセットし、ステップ423
が装置に対する任意のロング・ビジー指示をリセット
し、LBREDRIVEフラグをリセットし、ステップ
433でIOSに復帰する。
【0115】装置に対して非送信請求割込み(その送信
が要求されたものでないことをいう)が発生するとき、
図8に示されるステップ440で、装置依存非送信請求
割込みエグジット・コードに入る。次にステップ441
で、割込みのステータスが装置状態の変化が発生したこ
とを示す場合、ステップ422がロング・ビジー標識を
リセットする。
【0116】I/O要求がエラーに遭遇するとき、図9
に示される装置依存エラー回復プロシジャ(装置ER
P)450が呼び出される。ステップ451は、I/O
エラーがロング・ビジー条件により生じたか否かを判断
し、そうでない場合、ステップ452がI/O操作の再
試行を含み得る従来のエラー回復プロセスを実行し、ス
テップ470でIOSに復帰する。しかしながら、ステ
ップ451がエラーがロング・ビジー条件によることを
見い出すと、ステップ453でたとえ装置が準備完了状
態でなくても、I/O要求が実行される必要があるか否
かがチェックされる(IOSIONRD)。ERPを満
足するために、I/O要求が実行される必要がない場
合、ステップ454がI/O要求が永久エラーとマーク
し、ジョブがステップ470で通知される。装置が準備
完了状態でないときにI/O要求が実行を要求しない場
合、ステップ455でLBREDRIVEビットがチェ
ックされ、要求がMIHから再駆動されたか否かを確認
する。要求がMIHから再駆動され、まだロング・ビジ
ー状態の場合、装置は永久エラーと見なされる。ステッ
プ458及び459で、ロング・ビジー標識及びLBR
EDRIVEフラグ、更に総累積時間がリセットされ
る。次にステップ460で、装置が強制的にオフライン
にされ、全ての新たなI/O要求が永久I/Oエラーに
より拒絶されることを示すようにマークされる。最後に
ステップ461で、現I/O要求に永久エラーがマーク
され、ジョブがステップ470で通知される。ステップ
455でLBREDRIVEフラグがオンでなかった場
合、ステップ456が装置をロング・ビジー状態である
ものとしてマークする。従って、ステップ457による
失敗チャネル・プログラムの再試行がIOSの内部にキ
ュー待機されて、ロング・ビジーが取り下げられるのを
待機し(図8)、上述のように、総ロング・ビジー時間
がMIHによりモニタされる。
【0117】以上から、本発明の趣旨から逸脱すること
無しに、様々な変更が可能であることが理解されよう。
従って、本明細書の記述は本発明の一実施例として取り
上げられただけであり、本発明の範囲を制限するもので
はない。
【0118】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0119】(1)ホスト・システムとの接続のために
内部に配置される複数のホスト・システム・インタフェ
ース・アダプタと協動する入出力制御ユニット(CU)
内のサポート制御であって、前記ホスト・システムが入
出力要求を前記制御ユニットに送信し、タイムアウトの
検出により、前記制御ユニットに接続される要求入出力
装置が要求入出力操作の実行に失敗したことを判断する
ものにおいて、前記制御ユニットが、それぞれが前記制
御ユニットに接続される入出力装置に関連付けられ、入
出力操作のために、任意の前記入出力装置の任意の前記
インタフェース・アダプタへの接続を制御する複数の装
置ロック・ビットと、前記インタフェース・アダプタの
各々に関連付けられるビジー・ビット、しきい値タイマ
及び前記タイマと協動して、しきい値タイムアウトの発
生を判断するために記憶するしきい値タイムアウト値
と、前記インタフェース・アダプタの各々に対して前記
インタフェース・アダプタにより受信される現入出力要
求により要求される前記入出力装置に関連付けられる使
用可能な前記ロック・ビットをロック状態にセットしよ
うとするビット・テスト制御であって、前記現入出力要
求が同時に前記関連入出力装置の使用を獲得しようとし
て、他の前記インタフェース・アダプタにより受信され
る現入出力要求と前記ロック状態を競合し得る、前記ビ
ット・テスト制御と、前記関連入出力装置を使用する前
記現入出力要求に対して前記関連ロック・ビットが前記
ロック状態にセットされている間に、待機中の前記入出
力要求が前記インタフェース・アダプタにより受信され
るとき、前記関連ビジー・ビットをビジー状態にセット
する、前記インタフェース・アダプタに関連付けられる
ビジー・ビット制御と、前記関連ロック・ビットが前記
ロック状態にセットされるとき、前記インタフェース・
アダプタに関連付けられる前記タイマをリセットし、開
始するタイマ開始制御と、前記ロック状態が前記ロック
・ビットに対して存在する間に、前記関連タイマが前記
しきい値タイムアウトを超過するとき、各前記インタフ
ェース・アダプタに関連付けられる前記制御ユニット内
において、ロング・ビジー信号を前記インタフェース・
アダプタに生成するロング・ビジー制御であって、前記
ロング・ビジー制御が前記ロング・ビジー信号を前記イ
ンタフェース・アダプタから前記制御ユニットの外部に
転送する、前記ロング・ビジー制御と、各前記ロック・
ビットに関連付けられ、前記しきい値タイムアウトの超
過後に、前記装置ロックがアンロック状態にセットされ
るとき、ロング・ビジー解除信号を生成する操作完了制
御であって、前記操作完了制御が、前記ロング・ビジー
解除信号を前記インタフェース・アダプタから前記制御
ユニットの外部に転送する、前記操作完了制御と、を含
む、入出力制御ユニット。 (2)前記ロック状態が前記ロック・ビットに対して存
在し、前記関連タイマが前記しきい値タイムアウトを超
過しない間に、前記関連入出力装置に対する別の前記入
出力要求が前記インタフェース・アダプタにより受信さ
れるとき、正規ビジー信号を前記インタフェース・アダ
プタに生成する、各前記インタフェース・アダプタに関
連付けられる前記制御ユニット内の正規ビジー制御と、
前記しきい値タイムアウトの超過以前の前記現入出力要
求の完了時に、前記装置ロックがアンロック状態にリセ
ットされるとき、正規ビジー解除信号を生成する、各前
記ロック・ビットに関連付けられる操作完了制御であっ
て、前記操作完了制御が、前記ビジー解除信号を前記イ
ンタフェース・アダプタから前記制御ユニットの外部に
転送し、前記入出力装置が別の前記入出力要求に対して
使用可能であることを示す、前記操作完了制御と、を含
む、前記(1)記載の入出力制御ユニット。 (3)前記しきい値タイムアウトを超過するとき、前記
インタフェース・アダプタ制御が前記ロング・ビジー信
号を表す信号及びステータス情報を前記インタフェース
・アダプタに生成し、前記ロング・ビジー信号に応答し
て前記インタフェース・アダプタが、前記入出力装置が
使用不能であることを外部ソフトウェアに伝達し、前記
外部ソフトウェアに未着割込みハンドラ・タイムアウト
を延長するように助言し、前記関連入出力装置が故障し
ていないときに、前記入出力装置による前記現入出力要
求の処理における操作故障を示し得る誤ったタイムアウ
ト検出を防止するようにし、前記しきい値タイムアウト
の超過後、前記ロック・ビットが前記ロック状態に維持
され、前記入出力装置が前記現入出力要求に対する操作
を継続する、前記(1)記載の入出力制御ユニット。 (4)前記しきい値タイムアウトを超過するとき、前記
インタフェース・アダプタ制御が前記ロング・ビジー信
号を表す割込み信号及びステータス情報を前記インタフ
ェース・アダプタに生成し、前記インタフェース・アダ
プタが前記待機中の入出力要求を前記インタフェース・
アダプタに送信した外部ソフトウェアに、ロング・ビジ
ー割込み信号を伝達することを可能にし、前記外部ソフ
トウェアに前記制御ユニットがもはや前記待機中の入出
力要求を処理する責任を負わないことを知らせ、前記外
部ソフトウェアが前記待機中の入出力要求に対して任意
の未着割込みハンドラ・タイムアウト操作を停止するこ
とを可能にし、前記要求入出力装置が将来使用可能にな
るとき、前記入出力要求が再度前記制御ユニットに提供
されるようにし、前記ロック・ビット及び前記関連入出
力装置が前記インタフェース・アダプタにおいて、前記
現入出力要求に対して操作を継続する、前記(1)記載の
入出力制御ユニット。 (5)前記関連入出力装置が前記しきい値タイムアウト
の後、前記現入出力要求に対する操作を成功裡に完了
し、前記制御ユニットに前記関連ロック・ビットを使用
可能状態にリセットするように信号で知らせ、前記制御
ユニットが装置終了割込み信号及びステータス情報を生
成し、前記インタフェース・アダプタが前記関連入出力
装置の使用可能性を外部ソフトウェアに伝達することを
可能にし、次の前記入出力要求が前記制御ユニットに提
供されて、前記関連ロック・ビットの前記ロック状態を
競合し得ることを助言する、前記(2)記載の入出力制御
ユニット。 (6)前記関連入出力装置が前記しきい値タイムアウト
の後、前記現入出力要求に対する操作を不成功裡に完了
し、外部ソフトウェアに完了割込みを送信することに失
敗し、前記外部ソフトウェアが前記未着割込みハンドラ
内で前記延長されたタイムアウトを超過し、前記関連入
出力装置による前記現入出力要求に対する操作の失敗を
示す、前記(2)記載の入出力制御ユニット。 (7)前記割込み信号及びステータス情報が前記インタ
フェース・アダプタ制御から伝達された後、前記関連タ
イマにより操作を終了する、前記(4)記載の入出力制御
ユニット。 (8)前記インタフェース・アダプタ制御の各々が、前
記しきい値タイムアウトの超過後、前記しきい値タイム
アウト値を第2のしきい値タイムアウト値により置換す
ることにより、前記制御ユニット内で前記関連タイマに
よる時限操作を継続し、前記第2のしきい値タイムアウ
トが外部ソフトウェアに、該ソフトウェア内の前記未着
割込みハンドラ・タイムアウトを前記ロング・ビジー・
タイムアウトに延長するように伝達し、前記タイムアウ
ト延長の細分性の増加により、前記現入出力要求に対す
る入出力装置故障の誤った検出を回避し、前記関連ロッ
ク・ビットがそのロック状態を継続し、前記関連入出力
装置が前記現入出力要求に対して操作を継続する間に、
前記第2のしきい値タイムアウトを超過する時、前記イ
ンタフェース・アダプタ制御が割込み信号及びステータ
ス情報を生成し、前記外部ソフトウェアに前記ロング・
ビジー信号を延長する必要性を伝達する、前記(1)記載
の入出力制御ユニット。 (9)複数のホスト・システムによる入出力装置故障検
出をサポートする入出力制御ユニット(CU)内の方法
であって、前記複数のホスト・システムが前記制御ユニ
ット内の入出力インタフェース・アダプタに接続され、
前記制御ユニットが前記ホスト・システムから入出力要
求を受信するものにおいて、前記方法が前記制御ユニッ
トから前記ホスト・システムに前記ホスト・システム内
で未着割込みタイムアウト検出をサポートする情報を伝
達し、前記ホスト・システムが前記制御ユニットに接続
される要求入出力装置による操作故障を誤って示すこと
を防止するものにおいて、複数のロック・ビットを前記
制御ユニットに接続されるそれぞれの前記入出力装置に
関連付けるステップであって、前記ロック・ビットが入
出力操作に対応して、前記入出力装置の前記インタフェ
ース・アダプタへの接続を制御する、前記関連付けステ
ップと、各前記インタフェース・アダプタにビジー・ビ
ット、しきい値タイマ及び前記タイマと協動して、しき
い値タイムアウトの発生を判断するために記憶されるし
きい値タイムアウト値を構成するステップと、前記複数
のインタフェース・アダプタが、前記入出力装置の使用
を同時に獲得しようとする現入出力要求に対して前記ロ
ック・ビットの状態をロック状態にセットしようとする
競合状態において、前記インタフェース・アダプタによ
り受信される前記現入出力要求により要求される前記入
出力装置に関連付けられる前記ロック・ビットの状態を
条件付きでテストするステップと、前記関連入出力装置
を使用する前記現入出力要求に対して前記関連ロック・
ビットが前記ロック状態にセットされている間に、待機
中の前記入出力要求が前記インタフェース・アダプタに
より受信されるとき、前記関連ビジー・ビットをビジー
状態にセットするステップと、前記テストされたロック
・ビットが前記ロック状態にセットされているとき、前
記インタフェース・アダプタに関連付けられる前記タイ
マをリセットし、開始するステップと、前記ロック状態
が前記ロック・ビットに対して存在する間に、前記タイ
マが前記しきい値タイムアウトを超過するとき、各前記
インタフェース・アダプタに対してロング・ビジー信号
を生成し、前記ロング・ビジー信号を前記インタフェー
ス・アダプタから前記制御ユニットの外部に転送し、前
記入出力装置が前記ロック状態を獲得している現入出力
要求に対してビジー状態であることを伝達するステップ
と、前記しきい値タイムアウトの超過後に、前記装置ロ
ックがアンロック状態にセットされるとき、ロング・ビ
ジー解除信号を前記インタフェース・アダプタから出力
し、前記入出力装置が要求入出力操作を完了したことを
示すステップと、を含む、方法。 (10)前記ロック状態が前記ロック・ビットに対して
存在し、前記関連タイマが前記しきい値タイムアウトを
超過しない間に、前記関連入出力装置に対する別の前記
入出力要求が前記インタフェース・アダプタにより受信
されるとき、正規ビジー信号を前記インタフェース・ア
ダプタに提供するステップと、前記しきい値タイムアウ
トの超過以前の前記現入出力要求の完了時に、正規ビジ
ー解除信号を生成し、前記ロック・ビットをアンロック
状態にリセットし、前記ビジー解除信号を前記インタフ
ェース・アダプタから外部システムに転送し、前記入出
力装置が別の前記入出力要求に対して使用可能であるこ
とを示すステップと、を含む、前記(9)記載の方法。 (11)前記ロック状態が存在する間に前記しきい値タ
イムアウトを超過するとき、前記インタフェース・アダ
プタにより、前記ロング・ビジー信号を表すロング・ビ
ジー信号及びステータス情報を生成するステップであっ
て、前記ロング・ビジー信号に応答して、前記インタフ
ェース・アダプタが前記入出力装置が使用不能であるこ
とを前記ホスト・システムに伝達し、前記ホスト・シス
テムに未着割込みハンドラにおけるタイムアウトを延長
するように助言し、前記関連入出力装置が故障していな
いときに前記入出力装置による前記現入出力要求の処理
における操作故障を誤って示し得る、前記ホスト・シス
テムによる誤ったタイムアウト検出を防止するステップ
と、前記しきい値タイムアウトの超過後、前記ロック状
態及び前記現入出力要求に対する前記入出力装置操作を
継続するステップと、を含む、前記(9)記載の方法。 (12)前記しきい値タイムアウトを超過するとき、前
記インタフェース・アダプタに対して前記ロング・ビジ
ー割込み信号及びステータス情報を生成するステップで
あって、前記インタフェース・アダプタが前記ロング・
ビジー割込み信号を前記待機中の入出力要求を前記イン
タフェース・アダプタに送信した前記制御ユニットの外
部の前記ホスト・システムに伝達することを可能にし、
前記ホスト・システムに前記制御ユニットがもはや前記
待機中の入出力要求を処理せず、前記ホスト・システム
が前記待機中の入出力要求に対して未着割込みハンドラ
・タイムアウト操作を停止すべきであり、前記要求入出
力装置が将来使用可能になるとき、前記入出力要求を再
度前記制御ユニットに提供すべきことを助言する、前記
生成ステップと、前記ロック・ビットに対する前記ロッ
ク状態、及び前記インタフェース・アダプタに関連付け
られる前記現入出力要求に対する前記関連入出力装置の
操作を継続するステップと、を含む、前記(9)記載の方
法。 (13)前記しきい値タイムアウトの後、前記関連入出
力装置により前記現入出力要求に対する操作を成功裡に
完了し、前記制御ユニットに前記関連ロック・ビットを
使用可能状態にリセットするように信号で知らせるステ
ップと、装置終了割込み信号及びステータス情報を提供
するステップであって、前記インタフェース・アダプタ
が前記関連入出力装置の使用可能性を前記ホスト・シス
テムに伝達することを可能にし、前記入出力装置に対す
る次の前記入出力要求が再度前記制御ユニットに提供さ
れ、前記関連ロック・ビットの前記ロック状態を競合し
得ることを助言する、前記提供ステップと、を含む、前
記(10)記載の方法。 (14)前記しきい値タイムアウトの後、前記関連入出
力装置により前記現入出力要求に対する操作を不成功裡
に完了するステップであって、2次タイムアウト操作が
2次タイムアウト値を超過し、前記未着割込みハンドラ
内において、前記関連入出力装置による前記現入出力要
求に対する操作の失敗を示すまで、前記ホスト・システ
ムが前記2次タイムアウト操作を継続する、前記不成功
の完了ステップを含む、前記(10)記載の方法。 (15)前記割込み信号及びステータス情報が前記イン
タフェース・アダプタ制御から伝達された後、前記関連
タイマにより操作を終了する、前記(12)記載の方法。 (16)前記しきい値タイムアウトの超過後、前記しき
い値タイムアウト値を第2のしきい値タイムアウト値に
より置換することにより、前記関連タイマにより前記イ
ンタフェース・アダプタに対して時限操作を継続するス
テップであって、前記第2のしきい値タイムアウトによ
り前記インタフェース・アダプタが前記ホスト・システ
ムに、前記ホスト・システム内の前記未着割込みハンド
ラ・タイムアウトを前記ロング・ビジー・タイムアウト
に延長するように伝達し、前記タイムアウト延長の細分
性の増加により、前記現入出力要求に対する入出力装置
故障の誤った検出を回避する、前記継続ステップと、前
記関連ロック・ビットがそのロック状態を継続し、前記
関連入出力装置が前記現入出力要求に対して操作を継続
する間に、前記第2のしきい値タイムアウトを超過する
時、割込み信号及びステータス情報を生成し、前記イン
タフェース・アダプタから前記ホスト・システムに前記
ロング・ビジー信号の延長の必要性を伝達する、前記生
成ステップと、を含む、前記(9)記載の方法。 (17)1つ以上のホスト・オペレーティング・システ
ム(OS)と協動する入出力制御ユニット(CU)内の
サポート制御であって、前記オペレーション・システム
が前記制御ユニットに接続される入出力装置による操作
を要求する入出力要求を前記制御ユニットに送信するも
のにおいて、前記制御ユニットが、前記オペレーション
・システムからの前記入出力要求に関連付けられる入出
力プログラムに対して現在前記入出力装置により実行さ
れている入出力コマンドを示す命令コード信号と、前記
命令コード信号をテストし、前記コマンドがロング・コ
マンドか否かを判断するコマンド検出器と、前記コマン
ド検出器が前記コマンドが前記ロング・コマンドと判断
するとき、ロング・ビジー割込み信号を生成する割込み
発生器と、を含み、前記ロング・ビジー割込み信号をプ
ロセッサに送信して、前記ロング・ビジー割込み信号を
前記入出力要求を発行した前記オペレーション・システ
ムに伝達し、前記オペレーション・システムが1次MI
Hタイムアウト期間の終了以前に、前記1次MIHタイ
ムアウト期間を2次MIHタイムアウト期間に延長する
ことを可能にし、前記1次MIHタイムアウト期間がタ
イムアウトにより終了し、潜在入出力装置操作故障を誤
って示すことを防止する、入出力制御ユニット。
【図面の簡単な説明】
【図1】各装置に対する初期未着割込みインタバルを確
立する、システム初期化及び可変コマンド装置処理の制
御フローを示す流れ図である。
【図2】装置依存MIHインタバルの検索を含む、装置
確認及び初期化の制御フローを示す流れ図である。
【図3】MIH初期化処理の制御フローを示す流れ図で
ある。
【図4】MIH初期化処理の制御フローを示す流れ図で
ある。
【図5】MIHタイムアウト条件の検出を含む、ロング
・ビジー条件に対する装置依存MIH処理のためのソフ
トウェア処理における制御フローを示す流れ図である。
【図6】MIHタイムアウト条件の検出を含む、ロング
・ビジー条件に対する装置依存MIH処理のためのソフ
トウェア処理における制御フローを示す流れ図である。
【図7】MIHタイムアウト条件の検出を含む、ロング
・ビジー条件に対する装置依存MIH処理のためのソフ
トウェア処理における制御フローを示す流れ図である。
【図8】MIHタイムアウト条件の検出を含む、ロング
・ビジー条件に対する装置依存MIH処理のためのソフ
トウェア処理における制御フローを示す流れ図である。
【図9】MIHタイムアウト条件の検出を含む、ロング
・ビジー条件に対する装置依存MIH処理のためのソフ
トウェア処理における制御フローを示す流れ図である。
【図10】ロング・ビジー条件をサポートする制御ユニ
ット及びそれらの装置の制御フローを示す流れ図であ
る。
【図11】ロング・ビジー条件をサポートする制御ユニ
ット及びそれらの装置の制御フローを示す流れ図であ
る。
【図12】ロング・ビジー条件をサポートする制御ユニ
ット及びそれらの装置の制御フローを示す流れ図であ
る。
【図13】ロング・ビジー条件をサポートする制御ユニ
ット及びそれらの装置の制御フローを示す流れ図であ
る。
【図14】ロング・ビジー条件をサポートする制御ユニ
ット及びそれらの装置の制御フローを示す流れ図であ
る。
【図15】オペレーティング・システムが、装置の1次
MIHタイムアウト・インタバル及び2次MIHタイム
アウト・インタバルを含む自己記述データを獲得する様
子を示す流れ図である。
【図16】オペレーティング・システムが、装置の1次
MIHタイムアウト・インタバル及び2次MIHタイム
アウト・インタバルを含む自己記述データを獲得する様
子を示す流れ図である。
【図17】オペレーティング・システムが、装置の1次
MIHタイムアウト・インタバル及び2次MIHタイム
アウト・インタバルを含む自己記述データを獲得する様
子を示す流れ図である。
【符号の説明】
112 構成データ・テーブル 430 装置依存トラップ・エグジット・ルーチン51
0 ホスト 450 装置依存エラー回復プロシジャ(装置ERP)
511 中央処理ユニット(CPU) 512 チャネル・サブシステム 513 チャネル・パス 520 I/Oサブシステム 521 制御ユニット 522 共用メモリ 523 "装置nロック・データ" 524 チャネル・アダプタ 530 I/O装置 531 装置パス 530 選択装置 602 装置2次MIHタイムアウト値 603 装置1次MIHタイムアウト値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・アンソニー・リップバーガー アメリカ合衆国85718、アリゾナ州ツーソ ン、ノース・プラチカ・アリズッペ 5620 (72)発明者 ルイス・リカルド・ウーバンジョー アメリカ合衆国95037、カリフォルニア州 モーガン・ヒル、ヴィア・ソレント 488 (72)発明者 ハリー・モーリス・ユーデンフレンド アメリカ合衆国12603−5545、ニューヨー ク州ポキプシ、ノッブ・ヒル・ロード 1

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト・システムとの接続のために内部に
    配置される複数のホスト・システム・インタフェース・
    アダプタと協動する入出力制御ユニット(CU)内のサ
    ポート制御であって、前記ホスト・システムが入出力要
    求を前記制御ユニットに送信し、タイムアウトの検出に
    より、前記制御ユニットに接続される要求入出力装置が
    要求入出力操作の実行に失敗したことを判断するものに
    おいて、前記制御ユニットが、 それぞれが前記制御ユニットに接続される入出力装置に
    関連付けられ、入出力操作のために、任意の前記入出力
    装置の任意の前記インタフェース・アダプタへの接続を
    制御する複数の装置ロック・ビットと、 前記インタフェース・アダプタの各々に関連付けられる
    ビジー・ビット、しきい値タイマ及び前記タイマと協動
    して、しきい値タイムアウトの発生を判断するために記
    憶するしきい値タイムアウト値と、 前記インタフェース・アダプタの各々に対して前記イン
    タフェース・アダプタにより受信される現入出力要求に
    より要求される前記入出力装置に関連付けられる使用可
    能な前記ロック・ビットをロック状態にセットしようと
    するビット・テスト制御であって、前記現入出力要求が
    同時に前記関連入出力装置の使用を獲得しようとして、
    他の前記インタフェース・アダプタにより受信される現
    入出力要求と前記ロック状態を競合し得る、前記ビット
    ・テスト制御と、 前記関連入出力装置を使用する前記現入出力要求に対し
    て前記関連ロック・ビットが前記ロック状態にセットさ
    れている間に、待機中の前記入出力要求が前記インタフ
    ェース・アダプタにより受信されるとき、前記関連ビジ
    ー・ビットをビジー状態にセットする、前記インタフェ
    ース・アダプタに関連付けられるビジー・ビット制御
    と、 前記関連ロック・ビットが前記ロック状態にセットされ
    るとき、前記インタフェース・アダプタに関連付けられ
    る前記タイマをリセットし、開始するタイマ開始制御
    と、 前記ロック状態が前記ロック・ビットに対して存在する
    間に、前記関連タイマが前記しきい値タイムアウトを超
    過するとき、各前記インタフェース・アダプタに関連付
    けられる前記制御ユニット内において、ロング・ビジー
    信号を前記インタフェース・アダプタに生成するロング
    ・ビジー制御であって、前記ロング・ビジー制御が前記
    ロング・ビジー信号を前記インタフェース・アダプタか
    ら前記制御ユニットの外部に転送する、前記ロング・ビ
    ジー制御と、 各前記ロック・ビットに関連付けられ、前記しきい値タ
    イムアウトの超過後に、前記装置ロックがアンロック状
    態にセットされるとき、ロング・ビジー解除信号を生成
    する操作完了制御であって、前記操作完了制御が、前記
    ロング・ビジー解除信号を前記インタフェース・アダプ
    タから前記制御ユニットの外部に転送する、前記操作完
    了制御と、 を含む、入出力制御ユニット。
  2. 【請求項2】前記ロック状態が前記ロック・ビットに対
    して存在し、前記関連タイマが前記しきい値タイムアウ
    トを超過しない間に、前記関連入出力装置に対する別の
    前記入出力要求が前記インタフェース・アダプタにより
    受信されるとき、正規ビジー信号を前記インタフェース
    ・アダプタに生成する、各前記インタフェース・アダプ
    タに関連付けられる前記制御ユニット内の正規ビジー制
    御と、 前記しきい値タイムアウトの超過以前の前記現入出力要
    求の完了時に、前記装置ロックがアンロック状態にリセ
    ットされるとき、正規ビジー解除信号を生成する、各前
    記ロック・ビットに関連付けられる操作完了制御であっ
    て、前記操作完了制御が、前記ビジー解除信号を前記イ
    ンタフェース・アダプタから前記制御ユニットの外部に
    転送し、前記入出力装置が別の前記入出力要求に対して
    使用可能であることを示す、前記操作完了制御と、 を含む、請求項1記載の入出力制御ユニット。
  3. 【請求項3】前記しきい値タイムアウトを超過すると
    き、前記インタフェース・アダプタ制御が前記ロング・
    ビジー信号を表す信号及びステータス情報を前記インタ
    フェース・アダプタに生成し、前記ロング・ビジー信号
    に応答して前記インタフェース・アダプタが、前記入出
    力装置が使用不能であることを外部ソフトウェアに伝達
    し、前記外部ソフトウェアに未着割込みハンドラ・タイ
    ムアウトを延長するように助言し、前記関連入出力装置
    が故障していないときに、前記入出力装置による前記現
    入出力要求の処理における操作故障を示し得る誤ったタ
    イムアウト検出を防止するようにし、 前記しきい値タイムアウトの超過後、前記ロック・ビッ
    トが前記ロック状態に維持され、前記入出力装置が前記
    現入出力要求に対する操作を継続する、 請求項1記載の入出力制御ユニット。
  4. 【請求項4】前記しきい値タイムアウトを超過すると
    き、前記インタフェース・アダプタ制御が前記ロング・
    ビジー信号を表す割込み信号及びステータス情報を前記
    インタフェース・アダプタに生成し、前記インタフェー
    ス・アダプタが前記待機中の入出力要求を前記インタフ
    ェース・アダプタに送信した外部ソフトウェアに、ロン
    グ・ビジー割込み信号を伝達することを可能にし、前記
    外部ソフトウェアに前記制御ユニットがもはや前記待機
    中の入出力要求を処理する責任を負わないことを知ら
    せ、前記外部ソフトウェアが前記待機中の入出力要求に
    対して任意の未着割込みハンドラ・タイムアウト操作を
    停止することを可能にし、前記要求入出力装置が将来使
    用可能になるとき、前記入出力要求が再度前記制御ユニ
    ットに提供されるようにし、 前記ロック・ビット及び前記関連入出力装置が前記イン
    タフェース・アダプタにおいて、前記現入出力要求に対
    して操作を継続する、 請求項1記載の入出力制御ユニット。
  5. 【請求項5】前記関連入出力装置が前記しきい値タイム
    アウトの後、前記現入出力要求に対する操作を成功裡に
    完了し、前記制御ユニットに前記関連ロック・ビットを
    使用可能状態にリセットするように信号で知らせ、 前記制御ユニットが装置終了割込み信号及びステータス
    情報を生成し、前記インタフェース・アダプタが前記関
    連入出力装置の使用可能性を外部ソフトウェアに伝達す
    ることを可能にし、次の前記入出力要求が前記制御ユニ
    ットに提供されて、前記関連ロック・ビットの前記ロッ
    ク状態を競合し得ることを助言する、 請求項2記載の入出力制御ユニット。
  6. 【請求項6】前記関連入出力装置が前記しきい値タイム
    アウトの後、前記現入出力要求に対する操作を不成功裡
    に完了し、外部ソフトウェアに完了割込みを送信するこ
    とに失敗し、前記外部ソフトウェアが前記未着割込みハ
    ンドラ内で前記延長されたタイムアウトを超過し、前記
    関連入出力装置による前記現入出力要求に対する操作の
    失敗を示す、 請求項2記載の入出力制御ユニット。
  7. 【請求項7】前記割込み信号及びステータス情報が前記
    インタフェース・アダプタ制御から伝達された後、前記
    関連タイマにより操作を終了する、 請求項4記載の入出力制御ユニット。
  8. 【請求項8】前記インタフェース・アダプタ制御の各々
    が、前記しきい値タイムアウトの超過後、前記しきい値
    タイムアウト値を第2のしきい値タイムアウト値により
    置換することにより、前記制御ユニット内で前記関連タ
    イマによる時限操作を継続し、前記第2のしきい値タイ
    ムアウトが外部ソフトウェアに、該ソフトウェア内の前
    記未着割込みハンドラ・タイムアウトを前記ロング・ビ
    ジー・タイムアウトに延長するように伝達し、前記タイ
    ムアウト延長の細分性の増加により、前記現入出力要求
    に対する入出力装置故障の誤った検出を回避し、 前記関連ロック・ビットがそのロック状態を継続し、前
    記関連入出力装置が前記現入出力要求に対して操作を継
    続する間に、前記第2のしきい値タイムアウトを超過す
    る時、前記インタフェース・アダプタ制御が割込み信号
    及びステータス情報を生成し、前記外部ソフトウェアに
    前記ロング・ビジー信号を延長する必要性を伝達する、 請求項1記載の入出力制御ユニット。
  9. 【請求項9】複数のホスト・システムによる入出力装置
    故障検出をサポートする入出力制御ユニット(CU)内
    の方法であって、前記複数のホスト・システムが前記制
    御ユニット内の入出力インタフェース・アダプタに接続
    され、前記制御ユニットが前記ホスト・システムから入
    出力要求を受信するものにおいて、前記方法が前記制御
    ユニットから前記ホスト・システムに前記ホスト・シス
    テム内で未着割込みタイムアウト検出をサポートする情
    報を伝達し、前記ホスト・システムが前記制御ユニット
    に接続される要求入出力装置による操作故障を誤って示
    すことを防止するものにおいて、 複数のロック・ビットを前記制御ユニットに接続される
    それぞれの前記入出力装置に関連付けるステップであっ
    て、前記ロック・ビットが入出力操作に対応して、前記
    入出力装置の前記インタフェース・アダプタへの接続を
    制御する、前記関連付けステップと、 各前記インタフェース・アダプタにビジー・ビット、し
    きい値タイマ及び前記タイマと協動して、しきい値タイ
    ムアウトの発生を判断するために記憶されるしきい値タ
    イムアウト値を構成するステップと、 前記複数のインタフェース・アダプタが、前記入出力装
    置の使用を同時に獲得しようとする現入出力要求に対し
    て前記ロック・ビットの状態をロック状態にセットしよ
    うとする競合状態において、前記インタフェース・アダ
    プタにより受信される前記現入出力要求により要求され
    る前記入出力装置に関連付けられる前記ロック・ビット
    の状態を条件付きでテストするステップと、 前記関連入出力装置を使用する前記現入出力要求に対し
    て前記関連ロック・ビットが前記ロック状態にセットさ
    れている間に、待機中の前記入出力要求が前記インタフ
    ェース・アダプタにより受信されるとき、前記関連ビジ
    ー・ビットをビジー状態にセットするステップと、 前記テストされたロック・ビットが前記ロック状態にセ
    ットされているとき、前記インタフェース・アダプタに
    関連付けられる前記タイマをリセットし、開始するステ
    ップと、 前記ロック状態が前記ロック・ビットに対して存在する
    間に、前記タイマが前記しきい値タイムアウトを超過す
    るとき、各前記インタフェース・アダプタに対してロン
    グ・ビジー信号を生成し、前記ロング・ビジー信号を前
    記インタフェース・アダプタから前記制御ユニットの外
    部に転送し、前記入出力装置が前記ロック状態を獲得し
    ている現入出力要求に対してビジー状態であることを伝
    達するステップと、 前記しきい値タイムアウトの超過後に、前記装置ロック
    がアンロック状態にセットされるとき、ロング・ビジー
    解除信号を前記インタフェース・アダプタから出力し、
    前記入出力装置が要求入出力操作を完了したことを示す
    ステップと、 を含む、方法。
  10. 【請求項10】前記ロック状態が前記ロック・ビットに
    対して存在し、前記関連タイマが前記しきい値タイムア
    ウトを超過しない間に、前記関連入出力装置に対する別
    の前記入出力要求が前記インタフェース・アダプタによ
    り受信されるとき、正規ビジー信号を前記インタフェー
    ス・アダプタに提供するステップと、 前記しきい値タイムアウトの超過以前の前記現入出力要
    求の完了時に、正規ビジー解除信号を生成し、前記ロッ
    ク・ビットをアンロック状態にリセットし、前記ビジー
    解除信号を前記インタフェース・アダプタから外部シス
    テムに転送し、前記入出力装置が別の前記入出力要求に
    対して使用可能であることを示すステップと、 を含む、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】前記ロック状態が存在する間に前記しき
    い値タイムアウトを超過するとき、前記インタフェース
    ・アダプタにより、前記ロング・ビジー信号を表すロン
    グ・ビジー信号及びステータス情報を生成するステップ
    であって、前記ロング・ビジー信号に応答して、前記イ
    ンタフェース・アダプタが前記入出力装置が使用不能で
    あることを前記ホスト・システムに伝達し、前記ホスト
    ・システムに未着割込みハンドラにおけるタイムアウト
    を延長するように助言し、前記関連入出力装置が故障し
    ていないときに前記入出力装置による前記現入出力要求
    の処理における操作故障を誤って示し得る、前記ホスト
    ・システムによる誤ったタイムアウト検出を防止するス
    テップと、 前記しきい値タイムアウトの超過後、前記ロック状態及
    び前記現入出力要求に対する前記入出力装置操作を継続
    するステップと、 を含む、請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】前記しきい値タイムアウトを超過すると
    き、前記インタフェース・アダプタに対して前記ロング
    ・ビジー割込み信号及びステータス情報を生成するステ
    ップであって、前記インタフェース・アダプタが前記ロ
    ング・ビジー割込み信号を前記待機中の入出力要求を前
    記インタフェース・アダプタに送信した前記制御ユニッ
    トの外部の前記ホスト・システムに伝達することを可能
    にし、前記ホスト・システムに前記制御ユニットがもは
    や前記待機中の入出力要求を処理せず、前記ホスト・シ
    ステムが前記待機中の入出力要求に対して未着割込みハ
    ンドラ・タイムアウト操作を停止すべきであり、前記要
    求入出力装置が将来使用可能になるとき、前記入出力要
    求を再度前記制御ユニットに提供すべきことを助言す
    る、前記生成ステップと、 前記ロック・ビットに対する前記ロック状態、及び前記
    インタフェース・アダプタに関連付けられる前記現入出
    力要求に対する前記関連入出力装置の操作を継続するス
    テップと、 を含む、請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】前記しきい値タイムアウトの後、前記関
    連入出力装置により前記現入出力要求に対する操作を成
    功裡に完了し、前記制御ユニットに前記関連ロック・ビ
    ットを使用可能状態にリセットするように信号で知らせ
    るステップと、 装置終了割込み信号及びステータス情報を提供するステ
    ップであって、前記インタフェース・アダプタが前記関
    連入出力装置の使用可能性を前記ホスト・システムに伝
    達することを可能にし、前記入出力装置に対する次の前
    記入出力要求が再度前記制御ユニットに提供され、前記
    関連ロック・ビットの前記ロック状態を競合し得ること
    を助言する、前記提供ステップと、 を含む、請求項10記載の方法。
  14. 【請求項14】前記しきい値タイムアウトの後、前記関
    連入出力装置により前記現入出力要求に対する操作を不
    成功裡に完了するステップであって、 2次タイムアウト操作が2次タイムアウト値を超過し、
    前記未着割込みハンドラ内において、前記関連入出力装
    置による前記現入出力要求に対する操作の失敗を示すま
    で、前記ホスト・システムが前記2次タイムアウト操作
    を継続する、前記不成功の完了ステップを含む、 請求項10記載の方法。
  15. 【請求項15】前記割込み信号及びステータス情報が前
    記インタフェース・アダプタ制御から伝達された後、前
    記関連タイマにより操作を終了する、請求項12記載の
    方法。
  16. 【請求項16】前記しきい値タイムアウトの超過後、前
    記しきい値タイムアウト値を第2のしきい値タイムアウ
    ト値により置換することにより、前記関連タイマにより
    前記インタフェース・アダプタに対して時限操作を継続
    するステップであって、 前記第2のしきい値タイムアウトにより前記インタフェ
    ース・アダプタが前記ホスト・システムに、前記ホスト
    ・システム内の前記未着割込みハンドラ・タイムアウト
    を前記ロング・ビジー・タイムアウトに延長するように
    伝達し、前記タイムアウト延長の細分性の増加により、
    前記現入出力要求に対する入出力装置故障の誤った検出
    を回避する、前記継続ステップと、 前記関連ロック・ビットがそのロック状態を継続し、前
    記関連入出力装置が前記現入出力要求に対して操作を継
    続する間に、前記第2のしきい値タイムアウトを超過す
    る時、割込み信号及びステータス情報を生成し、前記イ
    ンタフェース・アダプタから前記ホスト・システムに前
    記ロング・ビジー信号の延長の必要性を伝達する、前記
    生成ステップと、 を含む、請求項9記載の方法。
  17. 【請求項17】1つ以上のホスト・オペレーティング・
    システム(OS)と協動する入出力制御ユニット(C
    U)内のサポート制御であって、前記オペレーション・
    システムが前記制御ユニットに接続される入出力装置に
    よる操作を要求する入出力要求を前記制御ユニットに送
    信するものにおいて、前記制御ユニットが、 前記オペレーション・システムからの前記入出力要求に
    関連付けられる入出力プログラムに対して現在前記入出
    力装置により実行されている入出力コマンドを示す命令
    コード信号と、 前記命令コード信号をテストし、前記コマンドがロング
    ・コマンドか否かを判断するコマンド検出器と、 前記コマンド検出器が前記コマンドが前記ロング・コマ
    ンドと判断するとき、ロング・ビジー割込み信号を生成
    する割込み発生器と、 を含み、 前記ロング・ビジー割込み信号をプロセッサに送信し
    て、前記ロング・ビジー割込み信号を前記入出力要求を
    発行した前記オペレーション・システムに伝達し、前記
    オペレーション・システムが1次MIHタイムアウト期
    間の終了以前に、前記1次MIHタイムアウト期間を2
    次MIHタイムアウト期間に延長することを可能にし、
    前記1次MIHタイムアウト期間がタイムアウトにより
    終了し、潜在入出力装置操作故障を誤って示すことを防
    止する、入出力制御ユニット。
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