JPH10315221A - 骨材貯蔵設備 - Google Patents

骨材貯蔵設備

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JPH10315221A
JPH10315221A JP12424697A JP12424697A JPH10315221A JP H10315221 A JPH10315221 A JP H10315221A JP 12424697 A JP12424697 A JP 12424697A JP 12424697 A JP12424697 A JP 12424697A JP H10315221 A JPH10315221 A JP H10315221A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨材貯蔵瓶内の骨材の温度変動を緩和させ、
温度を安定させると共に、横雨、落葉の侵入、転落事故
を防止する骨材貯蔵設備の提供を目的とする。 【解決手段】 骨材を貯蔵する骨材貯蔵容器を備えた骨
材貯蔵設備において、前記骨材貯蔵容器の骨材投入口を
開閉させる投入口開閉部材を備え、骨材貯蔵容器の外面
を盛土で覆い、また、上記骨材貯蔵設備における前記投
入口開閉部材の開閉方向を案内する開閉方向案内部材
と、前記開閉方向案内部材と対になって前記投入口開閉
部材の開閉方向を規制する開閉方向規制部材とを備え、
さらに、前記開閉方向規制部材が駆動される駆動装置を
備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート、モ
ルタル等の製造システムに係わり、特に、コンクリート
等の製造に用いられる骨材を貯蔵する骨材貯蔵設備の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】建造物の構造材に用いられるコンクリー
トは、貯蔵されたセメント、水、細骨材及び粗骨材を所
定の配合に計量した後、これを混練して製造する。この
細骨材、粗骨材(以下、骨材という。)は、コンクリー
トの体積の65〜80パーセントを占め、コンクリート
の強度、耐久性に影響を与える。ここで、骨材の貯蔵設
備は、図10に示すように、骨材を貯蔵する骨材貯蔵瓶
11と、骨材貯蔵瓶11の下部で連通し、骨材が搬送さ
れる骨材引出暗渠12と、骨材貯蔵瓶11への雨の侵入
を防止する固定上屋21から構成され、道路と骨材貯蔵
瓶11の間は、棧橋23で結ばれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記骨
材貯蔵設備では、骨材投入口22は常時開放されてお
り、骨材貯蔵瓶11も外気にさらされているので、骨材
貯蔵瓶11内の骨材の温度は、直射日光、外気温度の影
響により大きく変動する。特に、夏のように外気温が高
いとき、高温に温められた骨材をセメント、水等と混
練、養生させると、以下のような技術的な課題が生じ
る。即ち、セメントが発熱を伴う水和反応により硬化す
る際、コンクリート内部の温度はコンクリート表面に対
して高くなり、コンクリートの内部と表面との温度差に
起因する熱応力は、コンクリートにひび割れを発生させ
る。このとき、高温に温められた骨材は、コンクリート
内部の温度をより高くし、上記温度ひび割れを助長す
る。一方、コンクリートの温度を1℃下げるには、一般
に、セメントで8℃、水で4℃、骨材で2℃下げればよ
いことが知られており、故に、コンクリート全体の温度
を下げるには、骨材の温度を下げることが最も有効的で
ある。また、冬のように外気温が低いとき、低温に冷え
た骨材をセメント、水等と混練させると、養生に長時間
を要し、施工管理の上からも問題となる。さらに、骨材
投入口22を常時開放させると、横雨、落葉が骨材貯蔵
瓶11内に侵入する他、転落事故の危険性も存在する。
【0004】そこで、本発明は、以上の技術的課題を解
決するためなされたものであって、骨材貯蔵瓶内の骨材
の温度変動を緩和させ、温度を安定させると共に、横
雨、落葉の侵入、転落事故を防止する骨材貯蔵設備の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、以上の技術的課題
を解決する手段は、請求項1に記載するように、骨材を
貯蔵する骨材貯蔵容器を備えた骨材貯蔵設備において、
前記骨材貯蔵容器の骨材投入口を開閉させる投入口開閉
部材を備えたことを特徴とする。
【0006】上記解決手段にあって、投入口開閉部材
は、骨材投入口に対して平行若しくは斜め方向にスライ
ドして開閉する方式、骨材貯蔵容器の骨材投入口縁に固
定された支持軸を中心に揺動自在開閉する方式、変形自
在なシート状材料を巻き取って骨材投入口を開閉状態と
する方式の他いずれの方式も含まれる。
【0007】また、上記解決手段の作用としては、骨材
貯蔵容器に骨材を搬入するとき、投入口開閉部材を可動
させ、骨材投入口を開状態とする、一方、骨材を搬入し
ないとき、投入口開閉部材を可動させ、骨材投入口を閉
状態とする。このとき、骨材貯蔵容器の内部は、骨材搬
入時を除いて直射日光に照らされることなく、また、外
気も骨材貯蔵容器内に流入することもない。従って、容
器内に貯蔵された骨材の温度は、大きく変動しないと共
に、非搬入時に、骨材貯蔵容器外の異物の容器内への侵
入は遮断される。
【0008】また、上記投入口開閉部材の開閉動作をス
ムーズにさせる観点から、請求項2に記載するように、
請求項1記載の骨材貯蔵設備には、前記投入口開閉部材
の開閉方向を案内する開閉方向案内部材と、前記開閉方
向案内部材と対になって前記投入口開閉部材の開閉方向
を規制する開閉方向規制部材と、を備えた方が好まし
い。
【0009】また、投入口開閉部材の開閉動作を自動化
する観点から、請求項3に記載するように、請求項2記
載の骨材貯蔵設備には、前記開閉方向規制部材が駆動さ
れる駆動装置を備えた方が好ましい。
【0010】また、骨材貯蔵容器内部の温度を保持する
観点から、請求項4に記載するように、請求項1記載の
骨材貯蔵設備には、前記骨材貯蔵容器の外面を覆う盛土
を備えた方が好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を参照して本発
明に係る実施の形態を詳細に説明する。 {実施の形態1}図1は、請求項1記載の発明を骨材貯
蔵設備に適用した実施の形態1を示すものである。本実
施の形態は、図1に示すように、骨材を貯蔵する本発明
の骨材貯蔵容器としての骨材貯蔵瓶11と、骨材貯蔵瓶
11の下側にあって骨材引出口13を通じて骨材貯蔵瓶
11と連通する骨材引出暗渠12と、骨材貯蔵瓶11の
骨材投入口22の縁部の固定される固定上屋21と、固
定上屋21に対向し、骨材投入口22の投入面の半分を
覆う本発明の投入口開閉部材としての開閉上屋31から
構成され、骨材貯蔵瓶11の周囲は骨材投入口22まで
本発明の盛土としての盛土14で覆われている。
【0012】骨材貯蔵瓶11及び骨材引出暗渠12は、
上方を開放した断面コの字のカップ形状であり、例え
ば、鉄筋コンクリート製である。また、骨材貯蔵瓶11
の下部には骨材を骨材引出暗渠12に導く骨材引出口1
3が設けられている。盛土14には、各種土砂を用いて
もよいが、本実施の形態では、空気断熱層を保持し、水
はけを良くする観点から砂質系の土砂を用いる。
【0013】開閉上屋31は、開閉上屋本体31aと、
開閉上屋本体31aの縁部に固定される弾性シート31
bからなる。この開閉上屋本体31aは、骨材貯蔵瓶1
1の骨材投入口22のほぼ半分の面積を有する板状体で
あり、例えば、鋼を用いて成形されている。また、弾性
シート31bは、シート状であり、開閉上屋本体31a
で骨材投入口22を閉状態としたとき、開閉上屋本体3
1aの縁部と骨材投入口22の縁部との隙間を覆うよう
に成形され、例えば、弾性ゴムを用いる。
【0014】次に、本実施の形態に係わる骨材貯蔵設備
の使用方法について説明する。トラックにより運搬され
た骨材を骨材貯蔵瓶11内に搬入するときは、開閉上屋
31を固定上屋21側へ開位置までスライドさせて骨材
投入口22を開状態とし、骨材を骨材貯蔵瓶11内に投
入すればよい。また、骨材を搬入しないときは、開閉上
屋31を固定上屋21から離反する方向へ骨材投入口2
2の閉位置までスライドさせ、骨材投入口22を閉状態
にすればよい。このとき、骨材貯蔵瓶11の内部は、夏
期において、直射日光に照らされることもなく、高温に
温められた外気は、骨材貯蔵瓶11内に流入することも
ない。また、冬期において、低温に冷やされた外気も骨
材貯蔵瓶11内に流入することもない。即ち、骨材貯蔵
瓶11内に貯蔵された骨材の温度は、外気の温度変化に
対して大きな変動させないようにしたので、夏期におい
て、製造時、水和時のコンクリート温度を過度に上昇さ
せない一方、冬期において、養生時のコンクリート温度
を過度に低下させない。さらに、骨材貯蔵瓶11内への
異物の侵入は遮断される。また、盛土14は、外気から
骨材貯蔵瓶11を断熱し、骨材貯蔵瓶11の温度を一定
に保つ。
【0015】以上より、本実施の形態によれば、開閉上
屋31により、骨材非搬入時に、骨材貯蔵瓶11内への
外気の流入、直射日光を遮断するようにしたので、骨材
貯蔵瓶11内の骨材の温度変動が緩和され、ひいては、
コンクリート、モルタル施工時のひび割れを防止して品
質を向上させると共に、冬期のコンクリート等の養生時
間を短縮させて施工管理を容易にし、さらには、異物の
侵入を防止する。さらに、外気から骨材貯蔵瓶11を断
熱するようにしたので、骨材貯蔵瓶11内の骨材の温度
は、さらに安定される。
【0016】{実施の形態2}図2は、請求項2、3記
載の発明をコンクリート製造システム100に適用した
実施の形態2を示す。本実施の形態は、図2に示すよう
に、骨材を貯蔵する骨材貯蔵設備10と、骨材貯蔵設備
10から骨材を運搬する骨材運搬ベルトコンベアー設備
40と、骨材運搬ベルトコンベアー設備40により運搬
された骨材、並びに、セメント、及び水を計量、混練す
るコンクリート製造設備50から構成されている。
【0017】図3は実施の形態2に係わる骨材貯蔵設備
10の側面構造を示すものである。骨材貯蔵設備10
は、図3に示すように、コンクリート製造設備10側か
ら順に粒度40〜60mmからなる粗骨材を貯蔵する骨
材貯蔵瓶11aと、粒度20〜40mmからなる粗骨材
を貯蔵する骨材貯蔵瓶11bと、粒度5〜20mmから
なる粗骨材を貯蔵する骨材貯蔵瓶11cと、砂からなる
細骨材を貯蔵する骨材貯蔵瓶11d、11eが連続して
配置され、それぞれの骨材貯蔵瓶11a…の上部には、
固定上屋21a…と、固定上屋21a…の上側に自動開
閉上屋30a…が設けられ、骨材貯蔵瓶11a…の下側
には骨材引出口13を通じて連通する骨材引出暗渠12
が設けられ、骨材貯蔵瓶11は上部まで盛土14で覆わ
れている。
【0018】図4は、骨材貯蔵瓶11及び骨材引出暗渠
12の平面構造を示すものである。骨材貯蔵瓶11は、
平面長方形状であり、粗骨材の貯蔵瓶11a、11b、
11cは、細骨材の貯蔵瓶11d、11eの平面面積よ
り広く造られている。また、骨材引出暗渠12は、平面
横長の長方形状であり、骨材貯蔵瓶11より縦幅が狭く
造られており、また、骨材引出口13の配置される部位
に相当する位置を結んで、ベルトコンベアー41が設置
されている。
【0019】図5(a)は、図3に係わるB方向の構造
を示し、同図(b)は、図3に係わるA方向の断面構造
を示すものである。これによれば、本実施の形態に係わ
る骨材貯蔵設備10は、実施の形態1とほぼ同様の構成
であるが、自動で開閉する自動開閉上屋30a、30d
を用いた点に特徴を有する。以下、自動開閉上屋30に
ついて詳細に説明する。
【0020】図6は、実施の形態2に係わる自動開閉上
屋30の構造を示すものである。本実施の形態に係わる
自動開閉上屋30は、骨材貯蔵瓶11の骨材投入口22
を覆う本発明の投入口開閉部材としての開閉上屋31
と、開閉上屋31の下部の4隅に配置された本発明の開
閉方向規制部材としての規制車輪32と、固定上屋21
上に固定された本発明の開閉方向案内部材としての案内
レール33と、開閉上屋31に内蔵される本発明の駆動
装置としての駆動装置34と、駆動装置34と分離して
配置され、結線されたセンサボックス(図示外)から構
成されている。
【0021】ここで、上記開閉上屋31は、鋼製の板状
体であり、内部が空洞に成形されている。駆動装置34
は、規制車輪32を回転支持する回転支持軸と、回転支
持軸を受ける軸受けと、回転支持軸を回転させるモータ
ーと、モーターの駆動力を回転支持軸に伝達する駆動力
伝達機構からなる。また、規制車輪32は、円盤状であ
り、円盤状本体の周面には、案内レール33に嵌合する
よう凹形の溝が成形されている。また、案内レール33
は、断面H形状であり、例えば、鋼を用いる。また、H
形状の対向する平面部の一方は、固定上屋21に固定さ
れ、他方は規制車輪32に当接されている。また、セン
サボックスには、トラックの接近を感知するセンサが内
蔵されている。
【0022】次に、図2〜図6に基づいて本実施の形態
に係わるコンクリート製造システム100の使用方法に
ついて説明する。骨材を積載したトラックが骨材貯蔵瓶
11から所定の位置まで近づくと、センサボックスから
駆動装置34に駆動開始の信号が送信される。このと
き、駆動装置34のモーターは、回転支持軸及び規制車
輪32を回転させ、規制レール33は規制車輪32を所
定の方向に案内する。この結果、開閉上屋31は、固定
上屋21側へ開位置まで移動され、骨材投入口22は、
骨材の搬入の可能な開状態となる。骨材を骨材貯蔵瓶1
1内に搬入した後、骨材貯蔵瓶11内に貯蔵された骨材
の一部は、骨材引出口13を通過して骨材引出暗渠12
に落下し、骨材引出暗渠12の底面に設置されたベルト
コンベアー41上に積載され、コンクリート製造設備5
0に搬送される。以下、コンクリート製造設備50に搬
送された骨材は、所定の配合でセメント、及び水と混練
され、コンクリートが製造される。
【0023】以上より、本実施の形態によれば、実施の
形態1と同様の効果が得られ、さらに、開閉上屋31の
開閉動作がスムーズかつ迅速となり、人的労力も削減さ
れる。
【0024】〈実施例〉次に、図7〜図9に基づいて、
実施の形態2に係わるコンクリート製造システム100
の性能評価試験の結果を示す。図7は、実施の形態2に
係わる骨材貯蔵設備10の外気温、骨材貯蔵瓶11内の
骨材温度、水温、及び、製造時のコンクリート温度に対
する変化を示す。外気温と骨材の温度は、7月、8月の
夏期において、最高気温が30℃を超える日が1/3を
占めるにもかかわらず、骨材貯蔵瓶11b内の粗骨材の
平均温度は、17.4℃であり、骨材貯蔵瓶11c内の
粗骨材の平均温度は、18.8℃であり、骨材貯蔵瓶1
1d内の細骨材の平均温度は、平均21.1℃である。
また、夏場の水温は、地下湧水を使用したので、15℃
附近とほぼ一定であり、外気温の影響は少ない。
【0025】また、図8は外気温と骨材温度の関係を示
すものである。これによれば、外気温の変化に対して骨
材の温度の傾きは小さく、外気温が変動しても、骨材の
温度は、急激に変化せずに少しづつ変化する。これは、
開閉上屋31を設けた効果によるものの他、骨材貯蔵瓶
11の周囲を盛土14で覆っているためと推察される。
即ち、盛土14は、土壌間に保持される空気が断熱層と
しての働きを有し、盛土14の内部は、夏に涼しく、冬
に暖かい状態になっているからである。また、骨材貯蔵
瓶11dに貯蔵された細骨材としての砂の温度は、外気
温に対して傾きが最も大きく、外気温の影響を受けやす
い。これは、この時期に製造されたコンクリートは、細
骨材の割合の多い配合となっており、細骨材の引出しが
頻繁に行われたためと考えられる。
【0026】図9は、骨材の温度、及び水温に対する調
製時のコンクリートの温度の関係を示すものである。こ
れによれば、本実施の形態2に係わる骨材貯蔵設備10
に貯蔵された粗骨材、細骨材、及び水を所定の配合で混
練して、コンクリートを製造したとしても、コンクリー
ト打設の上限温度としての25℃を超えない。仮に25
℃のコンクリート温度を得ようとすると、水温で23.
5℃、骨材貯蔵瓶11b内の粗骨材の温度で18.7
℃、骨材貯蔵瓶11c内の粗骨材の温度で20.7℃、
骨材貯蔵瓶11d内の温度で20.7℃程度が目安にな
る。
【0027】以上より、夏期のコンクリート打設におい
て外気温が27、28℃になったとしても、上記骨材貯
蔵瓶の性能を考慮すると、コンクリート温度は25℃を
超えないと考えられる。例えば、夕方6時〜朝8時まで
外気温が25℃以下であると、この時間帯の打設は問題
ない。また、午後3時〜6時、午前8時〜10時には外
気温が27、28℃になる日もあるが、骨材温度は、上
記結果の様に急激に高くならないので、骨材温度が上記
温度附近であれば、コンクリート温度は25℃程度とな
り、この時間帯でもコンクリートの打設可能である。な
お、ポンプで圧送して打設する場合、配管が太陽の熱で
温められてしまい、幾分コンクリート温度も高くなるの
で、コンクリート温度は2、3℃下げる必要があると考
えられる。
【0028】
【発明の効果】以上より、請求項1記載の発明によれ
ば、投入口開閉部材により、骨材非搬入時に、骨材貯蔵
容器内への外気の流入、直射日光を遮断するようにした
ので、骨材貯蔵容器内の骨材の温度変動が緩和され、ひ
いては、コンクリート、モルタルのひび割れを防止し
て、コンクリート等の品質を向上させると共に、冬期の
施工管理を容易し、さらには、異物の侵入を防止する。
また、請求項2記載の発明によれば、投入口開閉部材の
開閉方向を所定の方向に案内するようにしたので、開閉
動作はスムーズに行われ、開閉動作に伴う労力が軽減さ
れるまた、、請求項3記載の発明によれば、投入口開閉
部材の動作が自動化されるようにしたので、人的労力が
軽減されると共に、開閉動作の所要時間も短縮される。
また、請求項4記載の発明によれば、骨材貯蔵容器を外
気から断熱するようにしたので、骨材貯蔵容器内の骨材
の温度は、さらに安定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明を骨材貯蔵設備に適用した
実施の形態1を示す説明図である。
【図2】請求項2、3記載の発明をコンクリート製造シ
ステムに適用した実施の形態2を示す説明図である。
【図3】図2に係わる骨材貯蔵設備の側面構造を示す説
明図である。
【図4】図2に係わる骨材貯蔵瓶及び骨材引出暗渠の平
面構造を示す説明図である。
【図5】(a)は、図3に係わるB方向の構造を示す説
明図であり、(b)は、図3に係わるA方向の断面構造
を示す説明図である。
【図6】図5に係わる骨材貯蔵瓶の骨材投入口に設けた
自動開閉上屋の構造を示す説明図である。
【図7】図2に係わる骨材貯蔵設備の外気温、骨材温
度、水温、及び、調製時のコンクリート温度に対する経
時変化を示す説明図である。
【図8】図2に係わる骨材貯蔵設備の外気温と骨材温度
の関係を示す説明図である。
【図9】図2に係わる骨材貯蔵瓶内の骨材温度と製造時
のコンクリート温度の関係を示す説明図である。
【図10】従来技術に係わる骨材貯蔵設備の構造を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 骨材貯蔵設備 11 骨材貯蔵瓶(骨材貯蔵容器) 12 骨材引出暗梁 13 骨材引出口 14 盛土(盛土) 21 固定上屋 22 骨材投入口 30 自動開閉上屋 31 開閉上屋(投入口開閉部材) 32 規制車輪(開閉方向規制部材) 33 案内レール(開閉方向案内部材) 34 駆動装置(駆動装置) 40 ベルトコンベアー設備 41 ベルトコンベアー 50 コンクリート製造設備 100 コンクリート製造システム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨材を貯蔵する骨材貯蔵容器を備えた骨
    材貯蔵設備において、 前記骨材貯蔵容器の骨材投入口を開閉させる投入口開閉
    部材を備えたことを特徴とする骨材貯蔵設備。
  2. 【請求項2】 前記投入口開閉部材の開閉方向を案内す
    る開閉方向案内部材と、前記開閉方向案内部材と対にな
    って前記投入口開閉部材の開閉方向を規制する開閉方向
    規制部材と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の骨材貯蔵設
    備。
  3. 【請求項3】 前記開閉方向規制部材が駆動される駆動
    装置を備えたことを特徴とする請求項2記載の骨材貯蔵
    設備。
  4. 【請求項4】 前記骨材貯蔵容器の外面を覆う盛土を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の骨材貯蔵設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005799A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Takenaka Doboku Co Ltd 粗骨材の冷却管理方法および冷却管理装置
JP2016145471A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 清水建設株式会社 高性能遮熱シートおよびこの高性能遮熱シートを備える構造物

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