JPH10315119A - 研磨布 - Google Patents

研磨布

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Publication number
JPH10315119A
JPH10315119A JP12870397A JP12870397A JPH10315119A JP H10315119 A JPH10315119 A JP H10315119A JP 12870397 A JP12870397 A JP 12870397A JP 12870397 A JP12870397 A JP 12870397A JP H10315119 A JPH10315119 A JP H10315119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
polishing
polishing cloth
grooves
turntable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12870397A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikiyoshi Miyauchi
幹由 宮内
Fumitaka Itou
史隆 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP12870397A priority Critical patent/JPH10315119A/ja
Publication of JPH10315119A publication Critical patent/JPH10315119A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/11Lapping tools
    • B24B37/20Lapping pads for working plane surfaces
    • B24B37/26Lapping pads for working plane surfaces characterised by the shape of the lapping pad surface, e.g. grooved

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハを研磨布に押し付けた際にウエハの周
縁部で生ずる変形が小さく、従って、所定の平坦度を備
えた有効領域の部分の面積が広いウエハを得ることが可
能な研磨布を提供することにある。 【解決手段】 本発明の研磨布21は、ターンテーブル
の表面に装着されて、平板状の被研磨材の平坦化加工に
使用される研磨布であって、その表面の少なくとも被研
磨材と接触する範囲の全面及びその隣接部分に、溝23
が格子状に形成されていることを特徴とする。好ましく
は、格子状の溝23を、互いに隣接する溝の間隔が2m
m以上、15mm以下となる様に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウエハな
どの平板状の被研磨材の表面を平坦化する研磨装置にお
いて使用される研磨布に係り、特に、表面の平坦性を向
上させるための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のシリコンウエハ用の平面
研磨装置の概要を示す。平面研磨装置は、ターンテーブ
ル3、ターンテーブル3の上方にターンテーブルと対向
して配置され回転駆動される研磨ヘッド5、ターンテー
ブル3上に研磨剤を供給する研磨剤供給ノズル11など
から構成される。
【0003】ターンテーブル3は、その下側に設けられ
た回転駆動機構4によって駆動され、その上面に研磨布
2が貼り付けられる。研磨ヘッド5は、回転兼加圧機構
6、回転兼加圧機構6から下方に延びるシャフト7、シ
ャフト7の下端に取付けられた保持プレート8、保持プ
レート8の下面周縁部に取付けられたリテーナリング9
などから構成される。被研磨材であるウエハ1は、保持
プレート8の下面に弾塑性体であるバッキング・パッド
10を介して吸着されて保持される。
【0004】ウエハ1の研磨加工は以下の様に行われ
る。ターンテーブル3上に研磨布2を貼り付け、保持プ
レート8にバッキング・パッド10を介してウエハ1を
吸着する。次に、ターンテーブル3を回転するととも
に、研磨布2の表面に、研磨剤供給ノズル11から研磨
剤を供給する。最後に、回転兼加圧機構6を起動して、
保持プレート8を回転するとともに、ウエハ1を研磨布
2の表面に押し付ける。
【0005】上記の様な平面研磨装置を用いてウエハ1
の研磨を行うと、ウエハ1の縁に沿って加工量が少ない
領域が発生する。この加工量の少ない領域からはICチ
ップの良品を得ることは困難なので、周縁部の一定幅を
除いた部分にICチップのパターンが配置されることに
なる。この様に、ウエハ1の表面の内、ICチップを採
ることができる有効面積が、周縁部の一定幅を除いた部
分に狭められることは、ICチップの生産性を低下させ
る要因の一つとなっている。
【0006】図4に、バッキング・パッド10を使用し
てウエハ1を研磨布2の表面に押し付けたときに、ウエ
ハ1の断面に生ずるウエハ1の板厚方向の変形状態を、
有限要素法を用いて静的に解析した結果を示す。図4に
示す様に、ウエハ1は、その周縁部がバッキング・パッ
ド10側に反る様に大きく変形する。
【0007】これは、次の様な理由によるものと考えら
れる。即ち、バッキング・パッド10の弾性率が研磨布
2の弾性率と比較して相当小さいので、バッキング・パ
ッド10側がより多く圧縮変形する。ウエハ1の周縁部
では、ウエハ1の縁に沿ってウエハ1の外側に位置する
研磨布2及びバッキング・パッド10の弾性変形の影響
を受けるので、上記の傾向が拡大して現れる、このた
め、ウエハ1の周縁部がバッキング・パッド10側に大
きく変形する。この様なウエハ1の変形のために、ウエ
ハ1の縁に沿って加工量が少ない領域が発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の様な
従来の研磨布を用いた平面研磨の際の問題点に鑑みなさ
れたものであり、本発明の目的は、ウエハをバッキング
・パッドを用いて吸着して研磨布に押し付けた際に、ウ
エハの周縁部の変形が小さく、従って、所定の平坦度を
備えた有効領域の部分の面積が広いウエハを得ることが
可能な研磨布を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の研磨布は、ター
ンテーブルの表面に装着されて平板状の被研磨材の平坦
化加工に使用される研磨布であって、その表面の少なく
とも被研磨材と接触する範囲の全面及びその隣接部分
に、溝が格子状に形成されていることを特徴とする。
【0010】好ましくは、前記格子状の溝を、互いに隣
接する溝の間隔を2mm以上、15mm以下に形成す
る。研磨の際のウエハ(被研磨材)の周縁部の変形は、
研磨布と比較して弾性率が低いバッキング・パッドが、
ウエハの周縁部において中央部よりも大きく変形するこ
とに起因している。図2に、ウエハの周縁部の近傍にお
けるウエハと研磨布との接触面圧の分布の状況を示す。
従来の研磨布の場合、図2(b)に示す様に、ウエハ1
の中央部では、接触面圧は研磨布2の一次元的な圧縮に
対する反力F1に相当する値となるが、ウエハ1の周縁
部では、ウエハ1の縁に沿ってウエハ1の外側に位置す
る研磨布2及びバッキング・パッド(図示せず)の二次
元的な変形の影響を受けて、より大きな反力F2が発生
するので、接触面圧が増大する。反力F2は、前記反力
F1とウエハ1の外側に位置する研磨布2を引きずり込
む力F3の合力である。
【0011】従って、ウエハ1の周縁部における接触面
圧の増大を緩和するためには、ウエハ1の周縁部の近傍
で、研磨布2を引きずり込む力F3を緩和させる。つま
り、研磨布2の剛性を減らせばよい。即ち、本発明の研
磨布の場合、図2(a)に示す様に、研磨布2の表面に
格子状に溝を加工して、ウエハ1の周縁部の外側に位置
する研磨布2の面積を実質的に小さくすれば、ウエハ1
の周縁部の外側において二次元的な変形が引き起こされ
る範囲が減少し、その結果、F3の力が減少し、この部
分の接触面圧が緩和されることになる。
【0012】有限要素法を用いて、互いに隣接する溝の
間隔の最適値を求めたところ、溝の間隔を14mmとし
た場合に、ウエハ1は端部から3mmの幅の部分までが
変形する。平面研磨装置によってウエハ1を研磨する場
合、ウエハ1の縁から内側3mm程度の領域は、研磨剤
の濃度が高いために加工速度が速く、また、表面粗さも
不十分なのでICチップのパターンを配置することがで
きない。従って、溝の最長間隔は14mm〜15mmと
なる。一方、最小間隔については、研磨布の種類、溝の
深さなどにもよるが、研磨布2への溝加工の制約から2
mm程度が最小となる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に基づく研磨布2
1の一例を示す。研磨布21は、その表面に全面に渡っ
て溝23を格子状に加工したもので。溝の幅は2mm、
溝のピッチは12mm、溝の深さは2mmである。
【0014】この研磨布21を、先に図3に示した平面
研磨装置のターンテーブル3に装着し、被研磨材として
表面に厚さ1μmで熱酸化膜が形成された8インチのシ
リコンウエハ1を用い、これをウエハ保持プレート8に
バッキング・パッド10を介して吸着し、研磨剤として
コロイダルシリカ粒子を混濁させたスラリを供給し、加
圧力500g/cm2 、研磨ヘッド5の回転数100r
pm、ターンテーブル3の回転数100rpmの条件の
下で、3分間、研磨加工を行った。なお、この際に使用
したバッキング・パッド10のヤング率は、0.4Mp
a(0.04kg/mm2 )、研磨布21のヤング率
は、290Mpa(29kg/mm2 )であった。
【0015】その結果、ウエハ1の縁から幅3mmの部
分では熱酸化膜が消失して下地のウエハ1が露出した
が、ウエハ1の縁に沿って加工量の少ない領域は発生し
なかった。なお、比較のため、上記と同一の条件で、従
来の形状による研磨布2を用いて研磨加工を行ったとこ
ろ、ウエハ1の縁から幅8mmの部分に加工量の少ない
領域が認められた。
【0016】
【発明の効果】本発明に基づく研磨布を平面研磨装置に
おいて使用することにより、ウエハの周縁部の加工残り
領域の幅を減少させることができる。これによって、1
枚のウエハ1から採れるICチップの数が増加し、生産
性の向上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨布の概要を示す図、(a)は平面
図、(b)は側面図。
【図2】ウエハの周縁部の近傍における研磨布の変形状
態を示す図、(a)は本発明に基づく研磨布の場合、
(b)は従来の研磨布の場合の変形状態を表す。
【図3】平面研磨装置の概要を示す図。
【図4】有限要素法を用いてウエハの断面の変位を解析
した結果を示す図。
【符号の説明】
1・・・ウエハ、 2・・・研磨布、 3・・・ターンテーブル、 4・・・回転駆動機構、 5・・・研磨ヘッド、 6・・・回転兼加圧機構、 7・・・シャフト、 8・・・ウエハ保持プレート、 9・・・リテーナリング、 10・・・バッキング・パッド、 11・・・研磨剤供給ノズル、 21・・・研磨布、 23・・・溝。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターンテーブルの表面に装着されて平板
    状の被研磨材の平坦化加工に使用される研磨布であっ
    て、その表面の少なくとも被研磨材と接触する範囲の全
    面及びその隣接部分に、溝が格子状に形成されているこ
    とを特徴とする研磨布。
  2. 【請求項2】 格子状に形成された前記溝は、互いに隣
    接する溝の間隔が2mm以上、15mm以下であること
    を特徴とする請求項1に記載の研磨布。
JP12870397A 1997-05-19 1997-05-19 研磨布 Pending JPH10315119A (ja)

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JP12870397A JPH10315119A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 研磨布

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6099390A (en) * 1997-10-06 2000-08-08 Matsushita Electronics Corporation Polishing pad for semiconductor wafer and method for polishing semiconductor wafer
US6428405B1 (en) 1999-11-22 2002-08-06 Nec Corporation Abrasive pad and polishing method
JP2006513573A (ja) * 2003-01-10 2006-04-20 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 化学的機械的平坦化用途向けのパッド構成体

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US6099390A (en) * 1997-10-06 2000-08-08 Matsushita Electronics Corporation Polishing pad for semiconductor wafer and method for polishing semiconductor wafer
US6428405B1 (en) 1999-11-22 2002-08-06 Nec Corporation Abrasive pad and polishing method
JP2006513573A (ja) * 2003-01-10 2006-04-20 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 化学的機械的平坦化用途向けのパッド構成体

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