JPH10311265A - 超磁歪式燃料噴射弁 - Google Patents

超磁歪式燃料噴射弁

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JPH10311265A
JPH10311265A JP12118297A JP12118297A JPH10311265A JP H10311265 A JPH10311265 A JP H10311265A JP 12118297 A JP12118297 A JP 12118297A JP 12118297 A JP12118297 A JP 12118297A JP H10311265 A JPH10311265 A JP H10311265A
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JP
Japan
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giant magnetostrictive
fuel injection
solenoid coil
magnetostrictive material
magnetic field
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Application number
JP12118297A
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English (en)
Inventor
Yasushi Ito
泰志 伊藤
Hisashi Oki
久 大木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射量が正規の燃料噴射量からずれるの
を阻止する。 【解決手段】 ハウジング内に、互いに隣接しつつ同軸
配置されたソレノイドコイルおよび永久磁石10とを配
置し、ソレノイドコイルの内部空間内に、印加される磁
界の大きさに応じて軸線方向に伸長する超磁歪ロッドを
配置する。ソレノイドコイルを制御してソレノイドコイ
ルおよび永久磁石により超磁歪ロッドに印加される磁界
の大きさを制御することにより超磁歪ロッドの軸線方向
長さを制御し、それによって超磁歪ロッドの一端に連結
された弁体による開閉弁動作を制御する。永久磁石10
を周方向に互いに離間して配置された複数の磁石片10
aから形成し、互いに隣接する一対の磁石片10a間
に、軸線方向に永久磁石10の頂端から底端まで延びる
スリット17を形成する。これらスリット17はソレノ
イドコイルの外周面およびハウジングの内周面と共に燃
料通路を画定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超磁歪式燃料噴射弁
に関する。
【0002】
【従来の技術】互いに隣接しつつ同軸配置されたソレノ
イドコイルおよび環状の永久磁石を具備し、印加される
磁界の大きさに応じて軸線方向に伸長または収縮する超
磁歪材をソレノイドコイルの内部空間内に配置し、ソレ
ノイドコイルを制御してソレノイドコイルおよび永久磁
石により超磁歪材に印加される磁界の大きさを制御する
ことにより超磁歪材の軸線方向長さを制御し、それによ
って超磁歪材の一端に連結された弁体による開閉弁動作
を制御するようにした超磁歪式燃料噴射弁が公知である
(特開平4−81565号公報参照)。この超磁歪式燃
料噴射弁では、燃料噴射弁を閉弁すべきときにはソレノ
イドコイルが消勢される。その結果、永久磁石により形
成される磁界により超磁歪材が伸長されて弁体がケーシ
ング内に形成されたノズル孔を閉鎖し、斯くして燃料噴
射弁が閉弁される。これに対し、燃料噴射弁を開弁すべ
きときにはソレノイドコイルが付勢されて永久磁石によ
る磁界と逆向きの磁界が形成される。その結果、超磁歪
材に印加される磁界が弱められ、それにより超磁歪材が
収縮して弁体がノズル孔を開放し、斯くして燃料噴射弁
が開弁される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作動時にソ
レノイドコイル内に発生するジュール熱により超磁歪材
が加熱され、或いは超磁歪材内に発生する渦電流による
熱により超磁歪材が加熱されると超磁歪材がケーシング
に対し大きく熱膨張することになる。その結果、弁体の
変位量が正規の変位量からずれることになり、すなわち
実際の燃料噴射量が正規の燃料噴射量からずれるという
問題点がある。上述の燃料噴射弁では超磁歪材に付与す
る予圧を調節するための予圧調節機構が設けられてお
り、したがってこの予圧調節機構により上述した超磁歪
材の大きな熱膨張を吸収することができるが、燃料噴射
弁の構造が複雑になると共にコストが増大する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に1番目の発明によれば、互いに隣接しつつ同軸配置さ
れたソレノイドコイルおよび環状の永久磁石を具備し、
印加される磁界の大きさに応じて軸線方向に伸長または
収縮する超磁歪材をソレノイドコイルの内部空間内に配
置し、ソレノイドコイルを制御してソレノイドコイルお
よび永久磁石により超磁歪材に印加される磁界の大きさ
を制御することにより超磁歪材の軸線方向長さを制御
し、それによって超磁歪材の一端に連結された弁体によ
る開閉弁動作を制御するようにした超磁歪式燃料噴射弁
において、永久磁石内に軸線方向に延びるスリットを形
成してこのスリット内に燃料通路を形成している。すな
わち1番目の発明では、ソレノイドコイルに隣接して燃
料流路が形成されるのでこの燃料通路内を流通する燃料
によりソレノイドコイルが冷却され、したがって超磁歪
材の熱膨張が抑制される。
【0005】また、上記課題を解決するために2番目の
発明によれば、環状の電磁コイルを具備し、印加される
磁界の大きさに応じて軸線方向に伸長または収縮する超
磁歪材を電磁コイルの内部空間内に配置し、電磁コイル
を制御して電磁コイルにより超磁歪材に印加される磁界
の大きさを制御することにより超磁歪材の軸線方向長さ
を制御し、それによって超磁歪材の一端に連結された弁
体による開閉弁動作を制御するようにした超磁歪式燃料
噴射弁において、電磁コイルが軸線方向に延びる一対の
集電部と、これら集電部の一方から他方まで周方向に延
びる導電部とを具備し、これら一対の集電部を周方向に
間隙を隔てて配置してこの間隙内に燃料通路を形成して
いる。すなわち2番目の発明でも、電磁コイルに隣接し
て燃料流路が形成されるのでこの燃料通路内を流通する
燃料により電磁コイルが冷却され、したがって超磁歪材
の熱膨張が抑制される。
【0006】また、上記課題を解決するために3番目の
発明によれば、印加される磁界の大きさに応じて軸線方
向に伸長または収縮する超磁歪材を具備し、超磁歪材に
印加される磁界の大きさを制御することにより超磁歪材
の軸線方向長さを制御し、それによって超磁歪材の一端
に連結された弁体による開閉弁動作を制御するようにし
た超磁歪式燃料噴射弁において、超磁歪材を軸線方向に
延びる内部空間を備えた筒状体から形成し、この筒状体
の内部空間内に燃料通路を形成している。すなわち3番
目の発明では、超磁歪材の内部に燃料通路が形成される
のでこの燃料通路内を流通する燃料により超磁歪材が直
接的に冷却され、したがって超磁歪材の熱膨張が抑制さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、超磁歪式燃料
噴射弁1はハウジング2を具備する。このハウジング2
の頂端にはスペーサ3を介して燃料供給口4を備えた燃
料供給口ホルダ5が固定され、ハウジング2の底端には
スペーサ6を介して先端にノズル孔7を備えたノズル孔
ホルダ8が固定される。これらスペーサ3,6間のハウ
ジング2内には互いに隣接しつつ同軸配置されたソレノ
イドコイル9および環状の永久磁石10がこれらスペー
サ3,6により保持される。これらソレノイドコイル9
および永久磁石10は軸線方向の、しかしながら互いに
逆向きの磁界を形成する。ソレノイドコイル9の内部空
間内には超磁歪ロッド11が摺動可能に配置される。こ
の超磁歪ロッド11は例えばTb(テルビウム)−Dy
(ジスプロシウム)−Fe(鉄)系超磁歪材のような正
超磁歪材から形成され、すなわち超磁歪ロッド11に軸
線方向の磁界が印加されると超磁歪ロッド11は軸線方
向に伸長し、印加される磁界が大きくなると伸長量が大
きくなる。この超磁歪ロッド11の頂端はスペーサ3の
中央開口内に挿入されたフランジ12に固定され、超磁
歪ロッド11の底端はニードル13の頂端に固定され
る。このニードル13はノズル孔ホルダ8内に形成され
たニードル挿入孔8a内に変位可能に挿入される。な
お、本実施態様では超磁歪ロッド11およびニードル1
3もソレノイドコイル9および永久磁石10と同軸配置
される。
【0008】また、スペーサ3の頂面と燃料供給口4間
には中央開口を備えたスプリングシート14が配置さ
れ、このスプリングシート14の底面とフランジ12の
頂面間には圧縮バネ15が挿入される。この圧縮バネ1
5はフランジ12、超磁歪ロッド11、およびニードル
13をノズル孔7に向けて付勢する。なお、燃料噴射弁
1の閉弁時において、フランジ12の底面とフランジ3
の頂面間にはわずかばかりの間隙16が形成されてい
る。このようにするとニードル13またはノズル孔7の
シール面が磨耗した場合でもこれらニードル13および
ノズル孔7間の良好なシール性を維持することができ
る。
【0009】図2に示されるように、永久磁石10は周
方向に互いに離間して配置された複数、例えば4つの磁
石片10aからなり、これら磁石片10aは全体として
環状をなしている。互いに隣接する一対の磁石片10a
間には、軸線方向に永久磁石10の頂端から底端まで延
びるスリット17がそれぞれ形成されており、これらス
リット17はソレノイドコイル9の外周面およびハウジ
ング2の内周面と共に燃料通路を画定する。また、図2
に示されるように、スペーサ3のスリット17と対応す
る位置には切欠き18が形成されており、スペーサ6に
も同様の切欠きが形成されている。スペーサ3の切欠き
18は各スリット17と燃料供給口4とを互いに連通
し、スペーサ6の切欠きは各スリット17とニードル挿
入孔8a内とを互いに連通する。
【0010】次に図1の超磁歪式燃料噴射弁1の作動に
ついて説明する。燃料噴射を停止すべきときにはソレノ
イドコイル9が消勢される。このとき、超磁歪ロッド1
1に印加される磁界は永久磁石10により形成される磁
界のみである。図1の燃料噴射弁において、永久磁石1
0により形成される磁界の大きさは超磁歪ロッド11の
伸長量が概ね飽和するように予め定められている。した
がって、ソレノイドコイル9が消勢されると超磁歪ロッ
ド11が軸線方向に大きく伸長し、それによりニードル
13が下降せしめられてノズル孔7を閉鎖し、斯くして
燃料噴射が停止される。
【0011】一方、燃料噴射を行うべきときにはソレノ
イドコイル9が付勢される。このとき、超磁歪ロッド1
1に印加される磁界は永久磁石10により形成される磁
界と、ソレノイドコイル9により形成される磁界との合
成磁界である。図1の燃料噴射弁において、ソレノイド
コイル9により形成される磁界の向きは永久磁石10の
磁界の向きと逆向きであり、その大きさは超磁歪ロッド
11に印加される合成磁界が概ね零となるように、すな
わち超磁歪ロッド11の伸長量が概ね零となるように予
め定められている。したがって、ソレノイドコイル9が
付勢されると超磁歪ロッド11が軸線方向に収縮する。
この場合、まずフランジ12が下降せしめられ、それに
よりフランジ12の底面がスペーサ3の頂面に当接する
と、すなわち隙間16がなくなると次いでフランジ12
がスペーサ3に当接しつつニードル13が上昇せしめら
れてノズル孔7を開放し、斯くして燃料噴射が行われ
る。
【0012】この場合、ガソリンのような燃料は図示し
ない燃料分配管から燃料供給口4内に流入し、次いでス
プリングシート14の中央開口、スペーサ3の切欠き1
8、永久磁石10のスロット17、スペーサ6の切欠き
を順次流通した後にニードル挿入孔8a内に流入し、斯
くしてノズル孔7から噴射される。このようにスロット
17内を燃料が流通し、スロット17は上述したように
ソレノイドコイル9の外周面により画定されているので
スロット17内を流通する燃料によりソレノイドコイル
9を良好に冷却することができる。その結果、超磁歪材
ロッド11がソレノイドコイル9により加熱されてハウ
ジング2またはノズルホルダ8に対し大きく熱膨張する
のが阻止される。したがって、燃料噴射弁1の構造を複
雑にすることなくニードル13のリフト量が正規のリフ
ト量からずれるのを阻止することができ、斯くして実際
の燃料噴射量が正規の燃料噴射量からずれるのを阻止す
ることができる。
【0013】図3(A)および(B)に図1の永久磁石
10の別の実施態様を示す。図3(A)に示す態様にお
いて永久磁石10は単一の部材から形成されており、こ
の永久磁石10には軸線方向に延びる単一のスリット1
7が形成されている。このようにすると部品点数を低減
することができ、燃料噴射弁1の組み立てが容易にな
る。一方、図3(B)に示す態様において永久磁石10
は筒状をなす単一の部材から形成されており、永久磁石
10の内周面には軸線方向に延びる複数、例えば4つの
溝19が形成されている。これら溝19はソレノイドコ
イル9の外周面と共に燃料通路を画定する。
【0014】図4に別の実施態様を示す。本実施態様で
は図1に示す燃料噴射弁1においてソレノイドコイル9
の代わりに電磁コイルが用いられる。この電磁コイルは
互いに積層された複数の導電体20を具備する。各導電
体20は図4(A)に示されるように、軸線方向に延び
る一対の集電部21と、軸線方向に互いに離間しつつ集
電部21の一方から他方まで延びる複数の導電部22と
を具備する。導電体20はまず、例えばエッチングや精
密打ち抜きにより成形され、次いで集電部21の底端に
設けられた電極23を除いて電気絶縁材により被覆され
る。次いで、導電体20は軸線周りに湾曲せしめられ、
斯くして図4(B)に示されるように全体として環状を
なす。このとき、一対の集電部21は周方向に互いに離
間されており、すなわちこれら集電部21間には導電体
20の頂端から底端まで軸線方向に延びる間隙24が形
成される。次いで、間隙24を互いに整列させつつ導電
体20を積層し、斯くして電磁コイルが形成される。こ
のようにして形成された電磁コイルの間隙24は超磁歪
ロッド11の外周面および永久磁石10の内周面と共に
燃料通路を画定する。なお、間隙24の頂端はスペーサ
3の切欠きを介して燃料供給口4に連通されており、間
隙24の底端はスペーサ6の切欠きを介してニードル挿
入孔8a内に連通されている。
【0015】本実施態様では、間隙24内を流通する燃
料により電磁コイルが冷却され、しかも超磁歪ロッド1
1が直接的に冷却される。その結果、超磁歪ロッド11
の熱膨張を抑制することができ、したがって実際の燃料
噴射量が正規の燃料噴射量からずれるのを阻止すること
ができる。なお、これまで述べてきた実施態様ではソレ
ノイドコイル9または電磁コイルを永久磁石10の内側
に配置しているが、コイルを永久磁石10の外側に配置
することもできる。しかしながら、コイルを永久磁石1
0の内側に配置してコイルが超磁歪ロッド11と隣接す
るようにするとコイルにより形成される磁界のほとんど
全てを超磁歪ロッド11に印加することができる。
【0016】図5にさらに別の実施態様を示す。この実
施態様において図1に示す実施態様と同様の構成要素は
同一の番号で示している。図5を参照すると、ハウジン
グ2内にはソレノイドコイル9が配置され、ソレノイド
コイル9の内部空間内には超磁歪ロッド11が摺動可能
に配置される。この超磁歪ロッド11は軸線方向に延び
る内部空間25を備えた筒状体から形成されており、こ
の内部空間25の底端はハウジング2内に形成された連
通孔26を介してニードル挿入孔8aに連通される。な
お、本実施態様においてノズルホルダ8はハウジング2
と一体的に形成されており、また永久磁石は設けられな
い。
【0017】超磁歪ロッド11の底端はハウジング2内
壁面に支持されており、一方超磁歪ロッド11の頂端に
は係止部材27が取り付けられる。この係止部材27に
は半径方向に延びる複数の切欠き28が設けられてお
り、これら切欠き28により燃料供給口4と超磁歪ロッ
ド11の内部空間25とが互いに連通される。また、ニ
ードル13の頂面には金属線29が接続されており、こ
の金属線29は連通孔26および内部空間25内を延び
て係止部材27に係止せしめられた抜け止め30に接続
される。その結果、超磁歪ロッド11とニードル13と
が互いに連結される。さらに、ニードル13の頂面と連
通孔26周りのニードル挿入孔8a間には圧縮バネ31
が配置される。この圧縮バネ31はニードル13をノズ
ル孔7に向けて付勢する。
【0018】次に図5の超磁歪式燃料噴射弁1の作動に
ついて説明する。燃料噴射を停止すべきときにはソレノ
イドコイル9が消勢される。したがって、超磁歪ロッド
11は伸長しない。このとき、ニードル13は圧縮バネ
31によりノズル孔7に向けて付勢されており、その結
果、ニードル13が下降せしめられてノズル孔7を閉鎖
し、斯くして燃料噴射が停止される。なお、このとき金
属線29はわずかにたるんでいる。
【0019】一方、燃料噴射を行うべきときにはソレノ
イドコイル9が付勢される。その結果、ソレノイドコイ
ル9により形成される磁界が超磁歪ロッド11に印加さ
れて超磁歪ロッド11が軸線方向に伸長する。この場
合、まず金属線29が緊張し、次いで金属線29を介し
てニードル13に作用する開弁力が圧縮バネ31による
閉弁力よりも大きくなるとニードル13が上昇せしめら
れてノズル孔7を開放し、斯くして燃料噴射が行われ
る。
【0020】この場合、燃料は図示しない燃料分配管か
ら燃料供給口4内に流入し、次いで係合部材27の切欠
き18、超磁歪ロッド11の内部空間25、連通孔26
を順次流通した後にニードル挿入孔8a内に流入し、斯
くしてノズル孔7から噴射される。このように本実施態
様では、内部空間25内を流通する燃料により超磁歪ロ
ッド11が直接的に冷却されるので超磁歪材ロッド11
が大きく熱膨張するのが良好に阻止される。したがっ
て、燃料噴射弁1の構造を複雑にすることなくニードル
13のリフト量が正規のリフト量からずれるのを良好に
阻止することができ、斯くして実際の燃料噴射量が正規
の燃料噴射量からずれるのを良好に阻止することができ
る。
【0021】なお、これまで述べてきた実施態様では、
スロット17、間隙24、または内部空間25を燃料噴
射弁1の軸線に対し平行となるようにしている。しかし
ながら、これらスロット17、間隙24、または内部空
間25を燃料噴射弁1の軸線に対し平行とならないよう
に、すなわち例えば螺旋状に形成することもできる。
【0022】
【発明の効果】燃料通路内を流通する燃料によりコイル
または超磁歪材を冷却することができ、したがって燃料
噴射弁の構造を複雑にすることなく超磁歪材の熱膨張を
抑制することができるので燃料噴射量が正規の燃料噴射
量からずれるのを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】超磁歪式燃料噴射弁の断面図である。
【図2】永久磁石およびスペーサの拡大斜視図である。
【図3】別の実施態様による永久磁石の拡大斜視図であ
る。
【図4】さらに別の実施態様による電磁コイルを示す図
である。
【図5】さらに別の実施態様による超磁歪式燃料噴射弁
の断面図である。
【符号の説明】
1…超磁歪式燃料噴射弁 7…ノズル孔 9…ソレノイドコイル 10…永久磁石 11…超磁歪ロッド 17…スリット 21…集電部 22…導電部 24…間隙 25…内部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 53/04 F02M 53/04 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隣接しつつ同軸配置されたソレノ
    イドコイルおよび環状の永久磁石を具備し、印加される
    磁界の大きさに応じて軸線方向に伸長または収縮する超
    磁歪材をソレノイドコイルの内部空間内に配置し、ソレ
    ノイドコイルを制御してソレノイドコイルおよび永久磁
    石により超磁歪材に印加される磁界の大きさを制御する
    ことにより超磁歪材の軸線方向長さを制御し、それによ
    って超磁歪材の一端に連結された弁体による開閉弁動作
    を制御するようにした超磁歪式燃料噴射弁において、永
    久磁石内に軸線方向に延びるスリットを形成して該スリ
    ット内に燃料通路を形成した超磁歪式燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 環状の電磁コイルを具備し、印加される
    磁界の大きさに応じて軸線方向に伸長または収縮する超
    磁歪材を電磁コイルの内部空間内に配置し、電磁コイル
    を制御して電磁コイルにより超磁歪材に印加される磁界
    の大きさを制御することにより超磁歪材の軸線方向長さ
    を制御し、それによって超磁歪材の一端に連結された弁
    体による開閉弁動作を制御するようにした超磁歪式燃料
    噴射弁において、電磁コイルが軸線方向に延びる一対の
    集電部と、これら集電部の一方から他方まで周方向に延
    びる導電部とを具備し、これら一対の集電部を周方向に
    間隙を隔てて配置して該間隙内に燃料通路を形成した超
    磁歪式燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 印加される磁界の大きさに応じて軸線方
    向に伸長または収縮する超磁歪材を具備し、該超磁歪材
    に印加される磁界の大きさを制御することにより超磁歪
    材の軸線方向長さを制御し、それによって超磁歪材の一
    端に連結された弁体による開閉弁動作を制御するように
    した超磁歪式燃料噴射弁において、超磁歪材を軸線方向
    に延びる内部空間を備えた筒状体から形成し、該筒状体
    の内部空間内に燃料通路を形成した超磁歪式燃料噴射
    弁。
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