JPH10309809A - 液体保存供給部材並びに液体保存供給方法 - Google Patents

液体保存供給部材並びに液体保存供給方法

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JPH10309809A
JPH10309809A JP12056397A JP12056397A JPH10309809A JP H10309809 A JPH10309809 A JP H10309809A JP 12056397 A JP12056397 A JP 12056397A JP 12056397 A JP12056397 A JP 12056397A JP H10309809 A JPH10309809 A JP H10309809A
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JP
Japan
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liquid
tank
ink
liquid tank
liquid storage
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Application number
JP12056397A
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English (en)
Inventor
Masaki Takatsugi
正樹 高次
Makoto Suzuki
鈴木  誠
Kenjiro Nishiwaki
健次郎 西脇
Kazuyuki Miyaki
和行 宮木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境温度の急激な変化が起きても、インク吐
出不良等の装置側の作動不良や、インク等の液体の漏れ
を引き起こさず、安定して他の装置に液体を供給でき
る、高信頼性の液体保存供給部材、並びにこれを用いた
液体保存供給方法を提供すること。 【解決手段】 液体保存供給部材10は、形状の変化に
より内部の容積を変化できるように変形可能に構成した
液体タンク20を備え、その液体タンク20の一部分に
形成された固定部24を、前記液体タンク20と熱膨張
係数が異なる支持部材22に固定することにより構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、インクジ
ェット出力機構の出力動作のために供される液体インク
を保存すると共に、インクジェット出力機構に対して液
体インクを供給するためのインクカートリッジ等をのよ
うに、内部に液体を保存すると共に他の装置等に前記液
体を供給するための液体保存供給部材、並びにこれを用
いた液体保存供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット出力機構に対する
インクの供給は、例えば、合成樹脂製のタンクや、合成
樹脂フィルムから成形した袋状部材等にインクを充填し
たカートリッジを用い、このカートリッジに対して、イ
ンクジェット出力機構に備えた針状部材を貫通すること
により行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような、合成樹脂製のカートリッジを針状部材で貫通
してインクジェット出力機構に接続してインクを供給す
る方法を用いた場合、カートリッジの材質である合成樹
脂とインクとは熱膨張係数が異なる(一般にインクの熱
膨張係数は水に近く、合成樹脂の方が熱膨張係数が大き
い)ため、環境温度が急激に変化すると、インク体積に
対してカートリッジ容積が急激に変化することにより、
カートリッジ内に空気を引き込んでインクジェット出力
機構の吐出不良を起こしたり、逆にインクの漏洩を生ず
る等の不具合が生じた。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、環境温度の急激な変化が起きて
も、インク吐出不良等の装置側の作動不良や、インク等
の液体の漏れを引き起こさず、安定して他の装置に液体
を供給できる、高信頼性の液体保存供給部材、並びにこ
れを用いた液体保存供給方法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の液体保存供給部材は、形
状の変形により内部の容積が変化するように構成され、
かつ前記液体を保存する液体タンクを備えたことを特徴
としている。すなわち、液体タンクは、内部にインク等
の液体を保存すると共に、その内部の容積は、形状の変
形により変化する。
【0006】請求項2に記載の液体保存供給部材は、前
記液体タンクを、その中心軸のまわりのねじれにより変
形して内部の容積が変化するように構成したことを特徴
としている。すなわち、液体タンクは、内部にインク等
の液体を保存すると共に、その内部の容積は、液体タン
クの中心軸のまわりのねじれによる形状の変形により変
化する。
【0007】請求項3に記載の液体保存供給部材は、前
記液体タンクを、その中心軸方向に伸縮自在なベローズ
状に構成したことを特徴としている。すなわち、ベロー
ズ状に構成された液体タンクは、内部にインク等の液体
を保存すると共に、その内部の容積は、その中心軸方向
の伸縮変形により変化する。
【0008】請求項4に記載の液体保存供給部材は、前
記液体タンクの材質と熱膨張係数が異なる材質により構
成され、かつ前記液体タンクの変形方向における少なく
とも一部に固定された支持部材を備えたことを特徴とし
ている。したがって、環境温度の変化による前記液体タ
ンクの形状の変化は、前記支持部材の膨張・収縮量に規
制される。
【0009】請求項5に記載の液体保存供給部材は、前
記支持部材が前記液体タンクの変形可能部分における少
なくとも一部に作用するように、前記支持部材を前記液
体タンクに対して固定したことを特徴としている。すな
わち、前記支持部材による前記液体タンクの形状変化の
規制は、液体タンクの変形可能部分の内の少なくとも一
部に作用する。
【0010】請求項6に記載の液体保存供給方法は、請
求項1乃至5のいずれかに記載の前記液体保存供給部材
の一部に針状部材を貫通することにより、前記液体タン
クの内部に保存したインク等の液体を前記針状部材を介
して他の装置等に供給することを特徴としている。すな
わち、前記構成の液体保存供給部材の一部に、他の装置
側に備えられた針状部材を貫通することにより、その針
状部材を介して他の装置側にインク等の液体を供給す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一つの
実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0012】図1に示すように、本実施の形態の液体保
存供給部材10は、インクジェット出力機構12に供給
するためのインクを保存しており、かつ前記インクジェ
ット出力機構12に接続されることにより、そのインク
ジェット出力機構12にインクを供給する。
【0013】インクジェット出力機構12は、制御回路
14から出力パターンに対応した信号を受け取ると、そ
の信号に応じて液体保存供給部材10から供給されたイ
ンクを図示しない被出力媒体に出力する。
【0014】また、図2に示すように、液体保存供給部
材10は、中心軸方向に伸縮自在なベローズ状に構成さ
れた液体タンク20と、その液体タンク20の環境温度
変化に対する容積補正部材として機能する支持部材22
から構成され、前記支持部材22は、前記液体タンク2
0の一端部に一体に形成された固定部24において前記
液体タンク20と機械的に接続される。
【0015】さらに、図3に示すように、前記液体タン
ク20の内部に保存されたインク28は、インクジェッ
ト出力機構12に備えられた針状部材26を前記液体タ
ンク20の底面に貫通することによって、前記針状部材
26を介してインクジェット出力機構12に供給され
る。
【0016】ここで、インク28の主成分をなす水の、
室温における熱膨張係数は約2.1×10-4(単位:1
/K、以下同じ)であり、前記液体タンク20の主成分
である合成樹脂フィルム、例えば、ポリエチレンの熱膨
張係数は約6×10-4であるため、温度の上昇に伴う液
体タンク20の膨張の方がインク28の膨張よりも大き
いが、支持部材22として熱膨張係数が約1×10-4
セルロイド等を用いることによって、液体タンク20の
膨張を抑制し、液体タンク20内への空気吸入を防止す
る。逆に、温度が下降した場合も、支持部材22により
液体タンク20の収縮を抑制することにより、インク2
8の漏洩を防止することができる。
【0017】尚、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、その要旨を変更しない範囲内におい
て種々の変更が可能である。
【0018】例えば、前記実施の形態においては、図3
に示したように、固定部24を液体タンク20の一端部
に設け、支持部材22を液体タンク20の一端部に固定
することにより、液体タンク20の変形可能部分の全て
に支持部材22が作用するように構成したが、支持部材
22を図3における液体タンク20のベローズ形状に倣
うように構成し、液体タンク20のベローズ形状全体を
支持部材22が支持するように構成してもよい。この場
合、支持部材22を、インク28の熱膨張係数と近い熱
膨張係数を示す材質で構成すれば、上述の効果が達成さ
れ、液体タンク20の材質の選択の自由度が高まる。
【0019】また、本発明の他の実施の形態を図4から
図6に示す。
【0020】この実施の形態における液体保存供給部材
50は、液体タンク52として、可動部52aと定容部
52bと、前記可動部52aの両端部に形成された固定
部56a及び56bとを備えたものを用い、前記固定部
56a及び56bに支持部材54を固定して構成され
る。
【0021】前記可動部52aは、図4から図6に示す
ように、軸方向にねじれながら容積を変えるように構成
される。また、前記液体タンク52及び支持部材54の
材質は、上記実施の形態と同様のものを用いることがで
きる。
【0022】本実施の形態では、液体保存供給部材50
の一部に、温度変化に対する容量補正のための支持部材
54を備えるため、液体保存供給部材50に対する支持
部材54の体積的割合を変えることによって、温度変化
に対する容量変化を抑制できるため、液体保存供給部材
50、インク、容積補正部材54の材質を選択する自由
度が増す。
【0023】また、上述した2つの実施の形態のいずれ
についても、インクジェット出力機構に用いられる液体
保存供給部材並びに液体保存供給方法について説明した
が、これに限定されるものではなく、同様の構造であれ
はいかなる方式にも適用できることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したことから明かなように、
本発明の請求項1に記載の液体保存供給部材は、形状の
変形により内部の容積が変化するように構成され、かつ
前記液体を保存する液体タンクを備えている。したがっ
て、環境温度の急激な変化が起きても、インク吐出不良
等の装置側の作動不良や、インク等の液体の漏れを引き
起こさず、安定して他の装置に液体を供給できる、高信
頼性の液体保存供給部材、並びにこれを用いた液体保存
供給方法を提供することができる。特に、インクジェッ
ト出力機構における、空気の吸入による印字不良やイン
ク漏洩等の問題を効果的に解消することができる。
【0025】請求項2に記載の液体保存供給部材は、前
記液体タンクを、その中心軸のまわりのねじれにより変
形して内部の容積が変化するように構成したことによ
り、比較的簡単な構成で前記の目的が達成できる。
【0026】請求項3に記載の液体保存供給部材は、前
記液体タンクを、その中心軸方向に伸縮自在なベローズ
状に構成したことにより、比較的簡単な構成で前記の目
的が達成できる。
【0027】請求項4に記載の液体保存供給部材は、前
記液体タンクの材質と熱膨張係数が異なる材質により構
成され、かつ前記液体タンクの変形方向における少なく
とも一部に固定された支持部材を備えている。すなわ
ち、例えば、前記支持部材の一部分が前記液体タンクの
一部に固定され、前記支持部材の他の一部分が液体保存
供給部材のうちの変形が生じない固定部に固定されるこ
とにより、前記液体タンクの一部と前記固定部とが、前
記液体タンクと熱膨張係数が異なる支持部材により支持
されることとなり、前記液体タンクと液体とが互いに熱
膨張係数が異なる場合であっても、環境温度変化による
インクジェット出力機構等への空気吸入やインク漏洩等
の問題を解決することができる。
【0028】請求項5に記載の液体保存供給部材は、前
記支持部材が前記液体タンクの変形可能部分における少
なくとも一部に作用するように、前記支持部材を前記液
体タンクに対して固定したことにより、環境温度変化に
よる前記支持部材の変形が、前記液体タンクの全容積の
一部に作用する。これによって、液体タンクや、インク
等の液体、並びに支持部材について、材質を自由に選ぶ
ことができる。
【0029】請求項6に記載の液体保存供給方法は、請
求項1乃至5のいずれかに記載の前記液体保存供給部材
の一部に針状部材を貫通することにより、前記液体タン
クの内部に保存したインク等の液体を前記針状部材を介
して他の装置等に供給する。したがって、比較的簡単な
装置構成を用いて、空気混入や液体の漏洩が発生せず良
好に液体を他の装置等に供給できる液体保存供給方法を
提供することができ、特にインク漏れや印字不良がない
良好なインクジェット出力機構を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体保存供給部材を用いたインクジェ
ット機構の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一つの実施の形態である液体保存供給
部材の概略構成を示す図である。
【図3】前記液体保存供給部材の詳細を示すために部分
的に断面形状を示した図である。
【図4】本発明の他の実施の形態である液体保存供給部
材の概略構成を示す図である。
【図5】前記他の実施の形態の液体保存供給部材の使用
状態を示す図である。
【図6】前記他の実施の形態の液体保存供給部材の使用
状態を示す図である。
【符号の説明】
10 液体保存供給部材 12 インクジェット出力機構 20 液体タンク 22 支持部材 26 針状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮木 和行 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にインク等の液体を保存すると共
    に、他の装置等に対して前記液体を供給するための液体
    保存供給部材において、 形状の変形により内部の容積が変化するように構成さ
    れ、かつ前記液体を保存する液体タンクを備えたことを
    特徴とする液体保存供給部材。
  2. 【請求項2】 前記液体タンクは、その中心軸のまわり
    のねじれにより変形して内部の容積が変化するように構
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の液体保存供
    給部材。
  3. 【請求項3】 前記液体タンクは、その中心軸方向に伸
    縮自在なベローズ状に構成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の液体保存供給部材。
  4. 【請求項4】 前記液体タンクの材質と熱膨張係数が異
    なる材質により構成され、前記液体タンクの変形方向に
    おける少なくとも一部に固定された支持部材を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液体
    保存供給部材。
  5. 【請求項5】 前記支持部材は、前記液体タンクの変形
    可能部分における少なくとも一部に作用するように、前
    記液体タンクに対して固定されることを特徴とする請求
    項4に記載の液体保存供給部材。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の前記
    液体保存供給部材の一部に針状部材を貫通することによ
    り、前記液体タンクの内部に保存したインク等の液体を
    前記針状部材を介して他の装置等に供給することを特徴
    とする液体保存供給方法。
JP12056397A 1997-05-12 1997-05-12 液体保存供給部材並びに液体保存供給方法 Pending JPH10309809A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007902A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Fujifilm Holdings Corp インクタンク及びインクジェット記録装置

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Effective date: 20040622

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Effective date: 20041130

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