JPH10307026A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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Publication number
JPH10307026A
JPH10307026A JP9132984A JP13298497A JPH10307026A JP H10307026 A JPH10307026 A JP H10307026A JP 9132984 A JP9132984 A JP 9132984A JP 13298497 A JP13298497 A JP 13298497A JP H10307026 A JPH10307026 A JP H10307026A
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Pending
Application number
JP9132984A
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English (en)
Inventor
Makoto Sato
佐藤  誠
Akira Takamatsu
亮 高松
Michio Miwa
道雄 三輪
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次のモーメントまでを利用する画像処理を
施して装着されたマーカーの位置と方向を求めることを
可能にした位置検出装置を提供する。 【解決手段】 スクリーン41の周辺に設置したビデオカ
メラ42によって、ユーザ44の体、例えば頭部に装着した
マーカー43を認識する。マーカー43の認識を行なうこと
により、ユーザ44の体、例えば頭部の向いている方向お
よび位置を検出することが可能である。マーカーの形と
しては、楕円を用いる。楕円の場合には、楕円の長軸と
単軸を求めることによってマーカー43の方向を容易に知
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置検出装置に関
し、特に特徴的な形や色を持ったマーカーを、人の頭や
書類、道路などに設置し、頭の向いている方向を検出し
たり、書類の方向を検出したり、道路の曲がり具合を検
出したりすることにより、頭の向いている方向の情報を
選択したり、書類の方向を修正したり、道路を走行する
車の制御を行なったりすることができる位置検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図24は、従来の位置検出装置の主要な
構成を示すものである。図24において、従来の位置検
出装置には、形が円形である3個のマーカー241が用意
されており、この3個のマーカーの位置は既知であるも
のである。そして、このマーカー241をレンズ242を介し
てカメラ243の投影面244に投影するようにしている。
【0003】カメラ243の位置を知るためには、6個の
自由度(移動方向3、回転方向3)を知る必要があり、数
学的には連立方程式を6個作れば良いことが知られてい
る。
【0004】マーカー241はカメラのレンズ242を通し
て、カメラ243の投影面244に像を結ぶ。この時、投影面
244に投影された1つのマーカーの位置を求めるために
2つの関係式を作ることができる。マーカーが3つあれ
ば、6個の関係式を作ることができ、これらの関係式を
解くことによりカメラ243の位置を求めることができ
る。
【0005】図25は、マーカー241が投影面244に投影
された様子を示すものである。マーカー241と投影面244
は普通平行ではないので、投影された円形のマーカーは
楕円になる。楕円の中心を求めるためには、横方向と縦
方向に等分すればよい。マーカーとして円を用いると、
このように中心251を容易に求めることができる。
【0006】図24において、カメラの位置を求めるに
あたり利用したものは、図25に示したように、マーカ
ーの中心251である。
【0007】この様子を数学的に説明する。画像のモー
メントを以下の式(1)のように表すことができる。
【数1】
【0008】モーメントには次数があり、上記式(1)に
おいては、i+jで定義する。したがって、0次モーメン
トは、 μ00=∬f(x,y)dxdy であり、画像全体の濃さを表しており、黒いあるいは色
が濃い方が画素の値が大きいものとすれば、画像全体が
黒い、あるいは暗い方が0次モーメントの大きさは大き
くなる。
【0009】1次モーメントは、 μ10=∬f(x,y)dxdy、あるいは、μ01=∬f(x,y)dxdy である。これは、次のような計算をすることによって、
画像の重心(xc,yc)を求めることができる。
【0010】xc1000 yc0100 投影面244に投影された楕円の中心251を求めることは、
数学的には、1次モーメントを求めることになり、した
がって、従来の位置検出装置では、1次のモーメントま
でを利用していることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位置検出装置では、3個のマーカーを決められた位置に
配置しなければならず、カメラの位置を求めるために
は、同時に3個のマーカーが撮影されなければならない
といった煩わしさがあった。
【0012】本発明は、2次のモーメントまでを利用す
る画像処理を施して装着されたマーカーの位置と方向を
求めることを可能にした位置検出装置を提供することを
目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の位置検出装置は、第1に、画像を入力する
画像入力手段と、画像の特徴を記憶する画像特徴記憶手
段と、前記画像入力手段によって入力された画像を前記
画像特徴記憶手段に記憶された画像の特徴にしたがって
処理し位置情報を算出する画像処理手段と、前記画像処
理手段によって算出された位置情報を保持する位置情報
保持手段とから構成されている。
【0014】これにより、マーカーを体の一部やテレビ
を操作するリモコンにつけることによって、体の向いて
いる方向やリモコンの指している方向を検出することが
できる。
【0015】第2に、上記した第1に記載の位置検出装
置において、画像処理手段は、上記第1に記載の画像入
力手段によって入力された画像を保持する画像保持手段
と、前記画像保持手段によって保持されている画像から
マーク領域を切り出すマーク領域切りだし手段と、前記
マーク領域切りだし手段によって切り出されたマーク領
域を保持するマーク領域保持手段と、前記マーク領域保
持手段に保持されたマーク画像の0次モーメントを求め
る0次モーメント計算手段と、前記0次モーメント計算
手段によって求められたマーク画像の0次モーメントを
保持する0次モーメント保持手段と、前記0次モーメン
ト保持手段に保持された0次モーメントの情報を使用し
つつ、前記マーク領域保持手段に保持されたマーク画像
の1次モーメントを求める1次モーメント計算手段と、
前記1次モーメント計算手段によって求められたマーク
画像の1次モーメントを保持する1次モーメント保持手
段と、前記0次モーメント保持手段に保持された0次モ
ーメントの情報及び前記1次モーメント保持手段に保持
された1次モーメントの情報を必要に応じて使用しつ
つ、前記マーク領域保持手段に保持されたマーク画像の
2次モーメントを求める2次モーメント計算手段と、前
記2次モーメント計算手段によって求められたマーク画
像の2次モーメントを保持する2次モーメント保持手段
とを有し、また、画像特徴記憶手段は、マーク画像の位
置と方向を計算によって求めるために必要な計算式を保
持する計算式保持手段と、前記計算式保持手段に保持さ
れた特定の計算式を使用して、前記した画像処理手段に
よって得られた0次乃至2次の各モーメントからマーク
画像の特徴量を計算する特徴量計算手段と、前記特徴量
計算手段によって得られた計算結果を保持する計算結果
保持手段と、前記計算式保持手段に保持された特定の計
算式を使用して、前記計算結果保持手段に保持された計
算されたマーク画像の特徴量からマーク画像の位置を計
算する位置情報計算手段とを有していることを特徴とす
るものである。
【0016】これにより、マーカーとなる画像の2次モ
ーメントまでを利用することにより、マーカーの位置や
方向を検出することができる。
【0017】第3に、上記した第1に記載の位置検出装
置において、上記第1に記載の画像処理手段によって算
出された位置情報を修正するため、後記する学習情報作
成手段によって作成された学習情報を保持する学習情報
保持手段と、上記第1に記載の位置情報保持手段に保持
された位置情報を、前記学習情報保持手段に保持された
情報に基づいて修正する位置情報修正手段と、前記位置
情報修正手段によって修正された位置情報を保持する第
2の位置情報保持手段と、上記第1に記載の画像入力手
段によって入力する特徴を持った画像の真の位置を入力
する真の位置入力手段と、特徴のある画像を前記画像入
力手段から読み込み、前記画像処理手段によって算出さ
れ前記位置情報記憶手段に保持された位置情報と、前記
特徴のある画像の真の位置を比較し、前記画像処理手段
によって処理された位置の誤差がどのような傾向にある
かを算出する学習情報作成手段とさらに具備することに
より構成されている。
【0018】これにより、あらかじめマーカーを決めら
れた方向に向け、そのとき読み込まれる画像の特徴を学
習しておくことにより、マーカーの方向や位置を測定す
る精度を向上させることができる。
【0019】第4に、上記した第1、第2および第3に
記載の位置検出装置に加えて、上記第1に記載の画像処
理手段に保持された画像データを、上記第3に記載の第
2の位置情報保持手段に保持された位置データに基づい
て修正する画像修正手段と、前記画像修正手段によって
修正された画像を表示する表示手段とをさらに具備する
ことにより構成されている。
【0020】これにより、説明原稿にマーカーをつけて
おけば、画像入力手段によって斜め方向からこの原稿を
撮影しても、画像を修正することにより、原稿の真上に
画像入力手段を置いたように、原稿を正しい方向で表示
することが可能となる。
【0021】第5に、上記した第1、第2および第3に
記載の位置検出装置の構成において、画像入力手段によ
って連続的に入力された位置情報を示す複数の画像情報
を含む入力画像を、位置情報を示す個別の画像情報に分
割してその一つ一つを上記第3に記載の画像処理手段に
渡し、その結果上記第1に記載の第2の位置情報保持手
段に得られた位置情報を管理する画像分割処理手段と、
前記画像分割処理手段で管理されている複数の画像情報
から位置関係を計算する進行方向計算手段とをさらに具
備することにより構成されている。
【0022】これにより、道路標識に複数のマーカーを
つけて、道路のカーブなどに配置することにより、道路
のカーブの曲がり具合を判別することが可能となる。
【0023】第6に、上記した第5に記載の位置検出装
置において、画像分割処理手段は、上記第1に記載の画
像入力手段によって入力された位置情報を示す複数の画
像情報を含む画像を、位置情報を含む個別の画像に分離
し、上記第1に記載の画像処理手段に前記個別の画像を
渡すと同時に、前記個別の画像の入力画像全体における
相対位置を後記する制御手段に渡す画像分離手段と、相
対位置を保持する相対位置保持手段と個別位置情報を保
持する個別位置情報保持手段によって構成される複数の
個別情報管理手段と、前記画像分離手段から渡された前
記個別の相対位置情報と、上記第3に記載の第2の位置
情報保持手段によって保持された前記個別の画像に関す
る位置情報を組みにして個別位置情報管理手段に記憶す
る制御手段とを有するものであることを特徴とするもの
である。
【0024】これにより、標識に示された複数のマーカ
ーを分離してその傾きを調べ、あとで相互の位置関係を
知ることが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
における位置検出装置の構成を示すブロック図である。
図1において、位置検出装置は、画像を入力する画像入
力手段1と、画像を処理する画像処理手段2と、画像の
特徴を記憶している画像特徴記憶手段3と、第1の位置
情報保持手段4とから構成されている。
【0026】本発明の第1の実施の形態における位置検
出装置の詳細説明に先立ち、本発明の位置検出装置の概
要を説明する。本発明の位置検出装置の概要は、図4に
示すように、スクリーン41の周辺に設置したビデオカメ
ラ42によって、ユーザ44の体、例えば頭部に装着したマ
ーカー43を認識するものである。マーカー43の認識を行
なうことにより、ユーザ44の体、例えば頭部の向いてい
る方向および位置を検出することが可能である。
【0027】以下、マーカー43が楕円の場合について、
その方向と位置の求め方、および精度向上の方法につい
て述べる。
【0028】(画像のモーメントと楕円形状)2次元濃
淡画像を f(x,y)で表わす。f(x,y)の(i,j)次(i,j≧0)の
モーメントは上記した式(1)のように表わされる。
【0029】重心 (xc,yc)=(μ10000100) の
回りのモーメントを中心モーメントと呼び、以下の式
(2)で表わす。
【数2】
【0030】楕円内部の濃淡値が一様だとすると、楕円
の中心 (x0,y0 )は、重心 (μ10000100)
に等しい。また、行列Mを以下の式(3)で定義し、行
列Mの固有値をλ1212) とおくと、楕円の長
軸および単軸の長さ、A, B は以下の式(4)のように
表わされる。
【数3】
【数4】 また、楕円の長軸の方向は最大固有値を与える固有ベク
トルの方向に等しい。
【0031】次に図22は、カメラとマーカーの幾何学
的配置を示したものである。マーカーの中心をワールド
座標系(x,y,z)の原点に置く。カメラは、(0, Y0, -
Z0)の位置から光軸を原点に向けて設置するものとす
る。カメラが原点を見下ろす角度をθ0とすると、以下
の式(5)、式(6)及び式(7)が成り立つ。
【数5】
【数6】
【数7】
【0032】カメラ座標系 (x', y', z') を光軸が z'
軸に一致する右手系にとる。カメラ座標系とワールド座
標系との間には以下の式(8)のような関係が成立す
る。
【数8】
【0033】(楕円形状の観測モデル)ユーザが図4の
ようにマーカーを体、例えば頭部に装着した場合を考え
る。この時ワールド座標系での楕円の輪郭(x0,y0,z0)
は媒介変数αを用いて以下の式(9)のように表わされ
る。 x0 = bsinα y0 = 0 (9) z0 = acosα
【0034】ユーザが頭部を移動・回転させたとし、移
動ベクトルを(x1,y1,z1)、回転角をθ=(θx,θy,θ
z)で表わすものとする。
【0035】また、回転を各軸周りの回転の変換を表わ
す関数、 R(θ)=Rx(θx),Ry(θy),Rz(θz) を用いて表わすと、マーカーの楕円は以下の式(10)
のように表わすことができる。
【数10】
【0036】ここで、移動および回転と、マーカーの大
きさはカメラとの距離D0に比較して十分に小さいと仮
定すると、上記式(10)は下記のような式(11)の
ように近似できる。
【数11】
【0037】カメラの焦点距離をfとすると、カメラ座
標系内の点(x',y',z')は投影面上の点 (X,Y)に以下の
式(12)で表わされるように射影される。
【数12】
【0038】カメラとマーカーとの距離D0はマーカー
の大きさに比べて十分に大きいので、マーカーの像はカ
メラの撮像面上に平行投影されたものとする。すなわ
ち、楕円の z' 座標を近似的に、次の式(13)で表
わす。
【数13】 ただし、d1は次の式(14)で表されるものである。
【数14】 ここで、d1は (y1,z1) のマーカーの移動の光軸方向の
成分である。
【0039】いま、k を次の式(15)のようにおく
と、式(16)および式(17)が成り立つ。
【数15】
【数16】
【数17】
【0040】楕円の式(9)を代入し、かつ、w1,W0
次の式(18)のようにおく。
【数18】 ここで、w1は (x1, z1) の光軸と直交する方向の成分で
ある。
【0041】このとき、上記式(16)および式(1
7)は、次式(19)となる。
【数19】
【0042】一方、(X, Y)投影面上で長軸A、短軸B、
中心(X0,Y0)、X軸となす回転角βの楕円形状が観測され
たものとする(図23参照)。この時、次の式(20)
が成り立つ。
【数20】
【0043】上記式(19)および式(20)を比較す
ることにより、次の式(21)ないし式(26)が成り
立つ。
【数21】
【数22】
【数23】
【数24】
【数25】
【数26】
【0044】上式より頭部位置(x1,y1,z1)および頭部方
向(θx,θy,θz) の推定式を次の式(27)ないし式
(33)のように求めることができる。
【数27】
【数28】
【数29】
【数30】
【数31】
【数32】
【数33】
【0045】(補償関数) (マーカーの位置の補償)マーカーの位置(x1,z1)を補
償関数gx(x1,z1)およびgz(x1, z1) を用いて次の式
(34)のように補償する。
【数34】
【0046】補償関数としては、次の式(35)および
式(36)に表わされるような双1次の多項式を用い
る。
【数35】
【数36】
【0047】係数pij,qij(i,j=0,1)は、あらかじめ決
められた方向にマーカーを向け、画像を読み込んで計算
した結果と比較し、最小2乗法などで求める。
【0048】(マーカーの回転角の補償)マーカーの回
転角(θx、θy)の補償関数を以下の式(37)で表わ
す。
【数37】
【0049】具体体的な補償関数として、次の式(3
8)および式(39)に示されるような双2次の多項式
を用いる。
【数38】
【数39】
【0050】係数pij,qij(i,j=0,1,2)の求め方は、上
記したマーカーの位置の補償関数の場合と同じく最小2
乗法などを用いる。
【0051】図2は画像処理手段2の内部構造を示した
ブロック図である。図2において、画像処理手段2は、
画像保持手段21と、マーク領域切りだし手段22と、マー
ク領域保持手段23と、0次モーメント計算手段24と、1
次モーメント計算手段25と、2次モーメント計算手段26
と、0次モーメント保持手段27と、1次モーメント保持
手段28と、2次モーメント保持手段29とから構成されて
いる。
【0052】画像保持手段21は、画像入力手段1によっ
て入力された画像を保持する。マーク領域切りだし手段
22は、画像保持手段21によって保持されている画像の中
からマーカーの部分を切り出す。マーク領域保持手段23
は、マーク領域切りだし手段22によって切り出されたマ
ークの領域を保持する。
【0053】マーク領域保持手段23に保持されたマーク
の画像は、0次モーメント計算手段24、1次モーメント
計算手段25、2次モーメント計算手段26にそれぞれ渡さ
れる。
【0054】それぞれのモーメントは、原則的には、上
記式(1)を用いて求めることができる。例えば、0次
モーメントは、 μ00=∬f(x,y)dxdy であり、画像全体の濃さを表しており、黒いあるいは色
が濃い方が画素の値が大きいものとすれば、画像全体が
黒い、あるいは暗い方が0次モーメントの大きさは大き
くなる。この処理は、0次モーメント計算手段24によっ
て行なわれる。
【0055】また、1次モーメントは、 μ10=∬f(x,y)dxdy、あるいは、μ01=∬f(x,y)dxdy である。これは、次のような計算をすることによって、
画像の重心(xc,yc)を求めることができる。 xc1000 yc0100 この計算は、1次モーメント計算手段25によって行なわ
れる。この際、0次モーメント保持手段27に保持され
た、μ00の情報が使われている。
【0056】また、2次モーメントは、画像の方向成分
を表している。画像の重心(xc,yc)に関しての2次モー
メントm00,m10,m01を求める。
【0057】2次モーメントの計算は、2次モーメント
計算手段26によって行なわれる。この時、0次モーメン
ト保持手段27に保持された0次モーメント及び1次モー
メント保持手段28に格納されている1次モーメントを使
用することができる。この結果は、2次モーメント保持
手段29に保持される。
【0058】図3は、画像特徴記憶手段3の内部構造を
示すブロック図である。図3において、画像特徴記憶手
段3は、計算式保持手段31と、特徴量計算手段32と、計
算結果保持手段33と、位置情報計算手段34とから構成さ
れている。
【0059】画像処理手段2からは、画像の特徴量であ
る、0次、1次、2次の各モーメントが送られてくる。
【0060】これらのモーメントは読み取った画像によ
って意味が異なっている。そのため、計算式保持手段31
には、マーカーの種類毎に各々のモーメントをどのよう
に解釈すべきかが記述されている。
【0061】例えば、マーカーが楕円の場合は、上記式
(3)で定義されたマトリックスMを作成し、マトリッ
クスMの固有ベクトルλ1212) を求める。マ
ークが楕円であるので、Aが長軸、Bが単軸の長さを表わ
すことになる。
【0062】計算式保持手段31はこのように、画像のモ
ーメントをどのように解釈するのか、といった情報を持
っている。そして、その情報に基づいて、特徴量計算手
段32によって、特徴量の計算が行なわれ、計算結果保持
手段33に保持される。
【0063】計算式保持手段31にはその他、上記式
(5)ないし式(33)に示された数式も保持されてい
る。
【0064】これにより、上記式(5)ないし式(2
6)を用いて、上記式(27)ないし式(33)に示さ
れるようにしてマーカーの位置を求めることができる。
【0065】この結果は、位置情報保持手段4に保持さ
れる。
【0066】以上の説明では、ユーザの頭部などにマー
カーを装着することを前提としていたが、図5に示すよ
うに、テレビをコントロールするリモコンに装着すれ
ば、画面上を移動するカーソルを制御することができ
る。
【0067】本発明では、マーカーを画像処理して、画
像の2次モーメントを求める。この時、2次モーメント
の大きさは、マーカーを見る方向によってさまざまに変
化する。
【0068】一方、マーカーを特定の角度から見た場合
に、その2次モーメントがどのようになるかは、計算に
よって求めることができる。
【0069】そこで、実際に読み取られた画像の2次モ
ーメントを、計算による2次モーメントと比較し、マー
カーをどのような方向から見ているのかを類推する。
【0070】この方法によれば、複数のマーカーを使用
することなく、1つのマーカーで、画像を見ている位置
を求めることができる。
【0071】また、マーカーとして楕円を用いる場合、
1次モーメントとして、2個の値、2次モーメントとし
て、3個の値(長軸、短軸の長さ、長軸の向き)がわか
り、マーカーを見ている位置を求めるために必要な、6
個のパラメータは得られないが、マーカーを付けている
人の頭の高さは常に一定である、といった条件を利用す
ることによって、正しい位置を求めることができる。
【0072】(第2の実施の形態)図6は、本発明の第
2の実施の形態における位置検出装置の構成を示すブロ
ック図である。図6に示される第2の実施の形態の位置
検出装置は、図1及び図2に示した第1の実施の形態の
位置検出装置に、位置データ修正手段61と、学習データ
保持手段62と、学習データ作成手段63と、真の位置入力
手段64と、第2の位置情報保持手段65とを付加したもの
である。
【0073】上記した第1の実施の形態では、読み込ん
だ画像を処理して楕円の向きを推定しているのである
が、第2の実施の形態では、マーカーの方向の認識精度
を良くしている。
【0074】図7は、室内のいくつかの位置からスクリ
ーン上の点にマーカーを向け、カメラで撮影した画像デ
ータを用いてマーカーの方向の推定を行なうための図で
ある。図7では、カメラ71と、スクリーン72が用意され
ており、マーカーは、最初は第1の位置73にあり、次い
で第1の位置73から第2の位置74に移動するようにして
推定が行なわれる。スクリーン72の上の方にカメラ71が
設置され、マーカーをカメラの正面(第1の位置73)、
および斜め前(第2の位置74)に配置する。
【0075】図8はマーカーをスクリーンの様々な方向
に向けて、カメラで撮影した様子を示している。マーカ
ーの下の数字は、スクリーン72上において、マーカーが
どの方向を向いているかを示している。
【0076】マーカーを決められた位置の決められた方
向にセットして、図6に示す画像入力手段1によって読
み込む。この結果、位置情報保持手段4には、第1の実
施の形態で説明したように位置情報が得られる。一方、
真の位置入力手段64によって、現在のマーカーの位置を
入力する。
【0077】学習データ作成手段63は、位置情報保持手
段4に保持された位置情報と、真の位置入力手段64から
入力された位置情報を比較する。このプロセスは、第1
の実施の形態のマーカー位置の補償関数を求める式で示
したように、上記式(35)、式(36)の係数p00
らp11、q00からq11や、上記式(38)、式(39)
の係数r00からr22、s00からs22を求めることと等し
い。そしてこれらの係数を保持しておくのであるが、こ
れは、図6の学習データ保持手段62に係数を保持してお
くことと等しい。
【0078】この結果、位置情報保持手段4に保持され
た位置データは再度、位置データ修正手段61により、上
記式(34)および式(37)によって再計算され、第
2の位置情報保持手段65に格納される。
【0079】図8ないし図12はこの効果を示したもの
である。図8は、スクリーン上の位置と入力したマーカ
ーの見え方を示している。図8(1)は、スクリーン上
の位置を特定するための番号付けを説明したものであ
る。図8(1)のように、スクリーンを縦に5等分、横
に6等分し、その格子点に(0、1)といった番号をつ
ける。図9から図12では、マーカーをこの方向に向け
て、位置を求めた時の精度について述べている。図8
(2)は、マーカーをこの位置に向けたときの画像の見
え方の例である。
【0080】図9および図10は図7の第1の位置73に
マーカーを設定して様々な方向を見た結果である。図9
は位置情報保持手段4、図10は第2の位置情報保持手
段65の内容をマーカーを実際に設定した方向と比較した
ものである。図10の方が正しい位置に近い。
【0081】また、図11および図12は第2の位置74
にマーカーをセットした場合である。この場合もより正
確な値が図12から得られている。
【0082】(第3の実施の形態)図13は本発明の第
3の実施の形態における位置検出装置の構成を示すブロ
ックである。図13において、第3の実施の形態の位置
検出装置は、図6に示した第2の実施の形態の位置検出
装置に、マーカー分割手段131と、マーカー保持手段132
と、表示原画像保持手段133と、画像修正手段134と、表
示手段135とを追加することにより構成される。
【0083】また、図14は第3の実施の形態における
画像修正手段134の内部構造を示したブロック図であ
り、図14において、画像修正手段134は、座標変換手
段141と、変換結果保持手段142と、画像切りだし手段14
3と、マーカー位置保持手段144とから構成されている。
【0084】図15は本発明の第3の実施の形態の位置
検出装置の動作を説明するための図である。図15に
は、説明するための文字や図と共にマーカー156が添付
されている原稿151が示されている。また、カメラ152が
示され、図13では画像入力手段1に対応している。さ
らに、パーソナルコンピュータ154が示され、図13で
は画像入力手段1および表示手段135以外のすべての機
能実現手段が入っている。また、モニタ155が示され、
図13では、表示手段135に対応している。さらにま
た、カメラ152を支える台153が示されている。
【0085】図15のように原稿151の脇に、台153に支
えられたカメラ152を設置する。すると、パーソナルコ
ンピュータ154に格納された様々な機能実現手段によっ
て、モニタ155上で画像は正しい位置に配置されて表示
される。
【0086】図16は原稿151の上のマーカー156を示し
ている。マーカー156と原稿151の間には次のような関係
がある。
【0087】(マーカーと原稿の関係) ・マーカー(楕円)の長軸と原稿の上下方向は一致する。 ・マーカーの中心から原稿の右端までの長さはxr ・マーカーの中心から原稿の左端までの長さはxl ・マーカーの中心から原稿の上端までの長さはzu ・マーカーの中心から原稿の下端までの長さはzd 図13において、画像処理手段2によって原稿が読み取
られると、マーカー分割手段131によって、マーカー156
の部分と原稿151の部分が分けられる。この処理は例え
ば、マーカー156を赤色にしておき、原稿151部分に赤色
を使わないようにすれば、色のフィルターをかけること
によって容易に分離することができる。
【0088】マーカー分割手段131によって分離された
マーカー156の部分はマーカー保持手段132に保持され
る。この画像は画像処理手段2によって処理されるが、
処理の内容は、上記した第2の実施の形態と同じであ
る。そして、その結果は第2の位置保持手段7に保持さ
れる。
【0089】一方、原稿の画像は表示原画像保持手段13
3に保持される。第2の位置保持手段7には、マーカー1
56の位置と方向が保持されている。画像修正手段134は
この情報に基いて、表示原画像保持手段133に保持され
た原画像の傾きを修正し表示手段135に表示する。
【0090】図17は画像修正手段134の動作を説明す
るための図である。図17には、画像修正手段134に関
係する、カメラ171と、原稿172と、マーカー173と、レ
ンズ174と、そのレンズの焦点距離175と、投影面176
と、ワールド座標179と、カメラの座標180と、投影面の
座標181が示されている。また、レンズの中心177はワー
ルド座標179では (x1,y1,z1) で表わされ、原稿上の点1
78はワールド座標179では(x0,y0,z0) で表わされてい
る。
【0091】カメラ171のレンズ174から入った光は、レ
ンズの焦点距離175にある投影面176に像を結ぶ。この際
の座標系は、図22で示したものと同じである。上記し
た第1の実施の形態で説明したように、ワールド座標系
にある (x0,y0,z0) の点は、カメラの投影面では、(X,
Y)の位置に像を結ぶ。この関係を示したものが、以下
に示す式(16)および式(17)である。
【数16】
【数17】
【0092】原稿172はワールド座標系179ではzx平面
に置かれるので、常に、 y0=0 である。
【0093】この条件を上記式(16)および式(1
7)に入れると、以下の式(40)および式(41)が
得られる。
【数40】
【数41】 この関係は、以下の式(42)として表わすことができ
る。
【数42】
【0094】行列式Tを以下の式(43)のように定義
すれば、
【数43】 投影面上に(X,Y)で投影された点のワールド座標系で
の座標を以下の式(44)で求めることができる。
【数44】
【0095】図18は投影面176に投影された画像と、
原稿の画像の関係を示したものである。投影面176に投
影された画像は、投影面の画像176aのようになってい
る。
【0096】上記式(44)は投影面176aの(X,Y)にあ
るワールド座標形すなわち原稿172上の点(x0,z0)への変
換を表している。
【0097】さらに、図22の示した定義から、この変
換は投影面176に写った楕円の中心をワールド座標形の
原点に変換し、楕円の長軸をワールド座標系の長軸の方
向に一致させるものである。
【0098】この変換を行なえば、楕円以外の原稿の情
報も、楕円にともなって変換される。この変換は、図1
4に示す座標変換手段141によって行ない、結果は変換
結果保持手段142に格納される。
【0099】マーカーと原稿の関係は、図16で示した
ように決まっているので、この情報にあわせて原稿の部
分だけを切りだし、表示手段135に表示する。マーカー
と原稿の関係は図14に示すマーカー位置保持手段144
に保持されており、原稿部分の切り出しは、画像切りだ
し手段143によって行なう。
【0100】このようにして変換した映像を表示手段13
5に表示すれば、傾きのない映像が得られる。
【0101】(第4の実施の形態)図19は本発明の第
4の実施の形態における位置検出装置の構成を示すブロ
ックである。図19において、第4の実施の形態の位置
検出装置は、図6に示した第2の実施の形態の位置検出
装置に、画像分割処理手段192と、進行方向計算手段193
を付加したものである。
【0102】また図21は第4の実施の形態の動作を説
明するための図である。図21のように道路211に沿っ
て、標識212が配置されている。標識は213に示されるよ
うに楕円が2つ並べられたものから構成されている。
【0103】楕円の長軸の方向は、本発明の第1及び第
2の実施の形態のようにして知ることができるので、そ
の傾きの差も容易に算出することができる。このような
標識を道路211に沿って配置する。楕円の傾きの差を、
現在標識の立てられている場所から一定距離進んだ場所
の道路の向きに関係ずければ、道路の曲がり具合を知る
ことができる。
【0104】図20は画像分割処理手段192の内部構造
を示したブロック図である。図20において、画像入力
手段1から画像が入力されると、画像分離手段201はマ
ーカーを個別のものに分離して各々を画像処理手段2に
送る。この結果は第2の位置情報保持手段7によって得
られる。そこで、制御手段202が個別情報管理手段203に
現在処理したマーカーの相対的な位置(マーカーが2つ
ある場合は上か下か)を相対位置保持手段204に保持す
ると共に、個別位置情報保持手段205にマーカーの角度
を記憶する。
【0105】図20では、一つの標識にマーカーが複数
あっても処理できるように、個別情報管理手段205は複
数存在している。進行方向計算手段193はこの結果を元
にマーカーの傾きの差を計算する。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、第1にマーカーを体の
一部やリモコンに装着することにより、体の向きや方向
を知ることができる。
【0107】第2に、あらかじめ、決められた位置にお
けるマーカーの見え方を記憶しておくことにより、正確
にマーカーの位置や方向を知ることができる。
【0108】第3にマーカーの2次モーメントまでを利
用することにより、マーカーの位置や方向を知ることが
できる。
【0109】第4に、原稿などにマーカーを添付してお
くことにより、斜め方向から撮影しても、正しい方向に
原稿などを表示することができる。
【0110】第5に、交通標識などとして複数のマーカ
ーを使用することにより、道路の曲がり具合などを知る
ことができる。
【0111】第6に、交通標識として複数のマーカーが
利用されている場合、マーカーを分離してその傾きを調
べ、あとで相互の位置関係を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における位置検出装
置の構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1の実施の形態における位置検出装
置の画像処理手段の内部構造を示すブロック図、
【図3】本発明の第1の実施の形態における位置検出装
置の画像特徴記憶手段の内部構造を示すブロック図、
【図4】本発明の第1の実施の形態における位置検出装
置の概要を説明するための図、
【図5】本発明の第1の実施の形態における位置検出装
置の概要を説明するための他の図、
【図6】本発明の第2の実施の形態における位置検出装
置の構成を示すブロック図、
【図7】本発明の第2の実施の形態における位置検出装
置を説明するための図、
【図8】本発明の第2の実施の形態における位置検出装
置を説明するための図、
【図9】本発明の第2の実施の形態における位置検出装
置を説明するための図、
【図10】本発明の第2の実施の形態における位置検出
装置を説明するための図、
【図11】本発明の第2の実施の形態における位置検出
装置を説明するための図、
【図12】本発明の第2の実施の形態における位置検出
装置を説明するための図、
【図13】本発明の第3の実施の形態における位置検出
装置の構成を示すブロック図、
【図14】本発明の第3の実施の形態における位置検出
装置の画像修正手段の内部構造を示すブロック図、
【図15】本発明の第3の実施の形態における位置検出
装置を説明するための図、
【図16】本発明の第3の実施の形態における位置検出
装置を説明するための図、
【図17】本発明の第3の実施の形態における位置検出
装置を説明するための図、
【図18】本発明の第3の実施の形態における位置検出
装置を説明するための図、
【図19】本発明の第4の実施の形態における位置検出
装置の構成を示すブロック図、
【図20】本発明の第4の実施の形態における位置検出
装置の画像分割処理手段の内部構造を示すブロック図、
【図21】本発明の第4の実施の形態における位置検出
装置を説明するための図、
【図22】本発明の位置検出装置の原理を説明するため
の図、
【図23】本発明の位置検出装置の原理を説明するため
の他の図、
【図24】従来の位置検出装置の主要な構成を示すブロ
ック図、
【図25】従来の位置検出装置におけるマーカーが投影
面に投影されたときの様子を示す図である。
【符号の説明】
1 画像入力手段 2 画像処理手段 3 画像特徴記憶手段 4 位置情報保持手段 5、61 位置データ修正手段 6、62 学習データ保持手段 7、65 第2の位置情報保持手段 8、63 学習データ作成手段 9、64 真の位置入力手段 21 画像保持手段 22 マーク領域切りだし手段 23 マーク領域保持手段 24 0次モーメント計算手段手段 25 1次モーメント計算手段 26 2次モーメント計算手段 27 0次モーメント保持手段 28 1次モーメント保持手段 29 2次モーメント保持手段 31 計算式保持手段 32 特徴量計算手段 33 計算結果保持手段 34 位置情報計算手段 41、72 スクリーン 42、71、152、171、243 カメラ 43、156、173、241 マーカー 131 マーカー分割手段 132 マーカー保持手段 133 表示原画像保持手段 134 画像修正手段 135 表示手段 141 座標変換手段 142 変換結果保持手段 143 画像切りだし手段 144 マーカー位置保持手段 151、172 原稿 153 カメラ支持台 154 パーソナルコンピュータ 176、244 投影面 177 レンズの中心 192 画像分割処理手段 193 進行方向計算手段 201 画像分離手段 202 制御手段 203 個別情報管理手段 204 相対位置保持手段 205 個別位置情報保持手段 211 道路 212 標識 213 複数マーカー 174、242 レンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を入力する画像入力手段と、画像の
    特徴を記憶する画像特徴記憶手段と、前記画像入力手段
    によって入力された画像を前記画像特徴記憶手段に記憶
    された画像の特徴にしたがって処理し位置情報を算出す
    る画像処理手段と、前記画像処理手段によって算出され
    た位置情報を保持する位置情報保持手段によって構成さ
    れる位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、前記画像入力手段
    によって入力された画像を保持する画像保持手段と、前
    記画像保持手段によって保持されている画像からマーク
    領域を切り出すマーク領域切りだし手段と、前記マーク
    領域切りだし手段によって切り出されたマーク領域を保
    持するマーク領域保持手段と、前記マーク領域保持手段
    に保持されたマーク画像の0次モーメントを求める0次
    モーメント計算手段と、前記0次モーメント計算手段に
    よって求められたマーク画像の0次モーメントを保持す
    る0次モーメント保持手段と、前記0次モーメント保持
    手段に保持された0次モーメントの情報を使用しつつ、
    前記マーク領域保持手段に保持されたマーク画像の1次
    モーメントを求める1次モーメント計算手段と、前記1
    次モーメント計算手段によって求められたマーク画像の
    1次モーメントを保持する1次モーメント保持手段と、
    前記0次モーメント保持手段に保持された0次モーメン
    トの情報及び前記1次モーメント保持手段に保持された
    1次モーメントの情報を必要に応じて使用しつつ、前記
    マーク領域保持手段に保持されたマーク画像の2次モー
    メントを求める2次モーメント計算手段と、前記2次モ
    ーメント計算手段によって求められたマーク画像の2次
    モーメントを保持する2次モーメント保持手段とを有
    し、また、前記画像特徴記憶手段は、マーク画像の位置
    と方向を計算によって求めるために必要な計算式を保持
    する計算式保持手段と、前記計算式保持手段に保持され
    た特定の計算式を使用して、前記した画像処理手段によ
    って得られた0次乃至2次の各モーメントからマーク画
    像の特徴量を計算する特徴量計算手段と、前記特徴量計
    算手段によって得られた計算結果を保持する計算結果保
    持手段と、前記計算式保持手段に保持された特定の計算
    式を使用して、前記計算結果保持手段に保持された計算
    されたマーク画像の特徴量からマーク画像の位置を計算
    する位置情報計算手段とを有することを特徴とする請求
    項1に記載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段によって算出された位
    置情報を修正するため、後記する学習情報作成手段によ
    って作成された学習情報を保持する学習情報保持手段
    と、前記位置情報保持手段に保持された位置情報を、前
    記学習情報保持手段に保持された情報に基づいて修正す
    る位置情報修正手段と、前記位置情報修正手段によって
    修正された位置情報を保持する第2の位置情報保持手段
    と、前記画像入力手段によって入力する特徴を持った画
    像の真の位置を入力する真の位置入力手段と、特徴のあ
    る画像を前記画像入力手段から読み込み、前記画像処理
    手段によって算出され前記位置情報記憶手段に保持され
    た位置情報と、前記特徴のある画像の真の位置を比較
    し、前記画像処理手段によって処理された位置の誤差が
    どのような傾向にあるかを算出する学習情報作成手段と
    によって構成される請求項1に記載の位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段に保持された画像デー
    タを、前記第2の位置情報保持手段に保持された位置デ
    ータに基づいて修正する画像修正手段と、前記画像修正
    手段によって修正された画像を表示する表示手段をさら
    に有することを特徴する請求項3に記載の位置検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画像入力手段によって連続的に入力
    された位置情報を示す複数の画像情報を含む入力画像
    を、位置情報を示す個別の画像情報に分割してその一つ
    一つを前記画像処理手段に渡し、その結果前記第2の位
    置情報保持手段に得られた位置情報を管理する画像分割
    処理手段と、前記画像分割処理手段で管理されている複
    数の画像情報から進行方向を計算する進行方向計算手段
    によって構成される請求項3に記載の位置検出装置。
  6. 【請求項6】 前記画像分割処理手段は、前記画像入力
    手段によって入力された位置情報を示す複数の画像情報
    を含む画像を、位置情報を含む個別の画像に分離し、前
    記画像処理手段に前記個別の画像を渡すと同時に、前記
    個別の画像の入力画像全体における相対位置を後記する
    制御手段に渡す画像分離手段と、相対位置を保持する相
    対位置保持手段と個別位置情報を保持する個別位置情報
    保持手段によって構成される複数の個別情報管理手段
    と、前記画像分離手段から渡された前記個別の相対位置
    情報と、前記第2の位置情報保持手段によって保持され
    た前記個別の画像に関する位置情報を組みにして個別位
    置情報管理手段に記憶する制御手段を有することを特徴
    とする請求項5に記載の位置検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006013803A1 (ja) * 2004-08-03 2006-02-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 撮像装置および撮像方法
JP2017188017A (ja) * 2016-04-08 2017-10-12 いすゞ自動車株式会社 顔向き特定装置及び顔向き特定方法
JP2018159740A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 日本電気株式会社 表示制御装置、表示制御方法およびプログラム

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